JP3549349B2 - 計時装置の制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、計時装置の制御方法に関し、特にサマータイムに対応する計時データの補正に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マイクロコンピュータを用いて制御処理を行う装置(以下、本体装置という)において、現在時刻及び暦日等の計時データを用いた処理を行う必要がある場合には、カレンダIC(リアルタイム・クロック、あるいはカレンダ/クロック等と呼ばれることもある)が用いられている。上記カレンダICは、上記本体装置側に対して年月日、曜日、現在時刻(時間、分、秒)等の計時データを供給するものであり、通常、バッテリバックアップされ、本体装置の非稼働時、すなわち電源供給が停止している期間も計時動作を継続するようになっている。
【0003】
ところで、夏期の一定期間において、時刻を1時間だけ繰り上げるサマータイム制度が実施されている国があるが、我が国においても、将来、サマータイム制度の導入が予想されている。
【0004】
上述したカレンダICには、サマータイムに対応して計時データを補正する機能を有したものがあるものの、サマータイム実施期間が諸外国に対応した期間に設定されている。このため、我が国におけるサマータイム実施期間が上記外国の実施期間と同じでない限り、上記外国向けのカレンダICをそのまま利用することは難しい。
したがって、我が国において、サマータイム補正機能がないカレンダICを用いる場合には、そのカレンダICから生成される計時データに基づいて、サマータイム開始時間及びサマータイム終了時間を判定し、カレンダICの計時データを書き替える補正動作を行うことが必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記カレンダICを組み込んだ本体装置がサマータイム開始時点で既に稼働していれば、その開始時点でサマータイムへの補正動作が問題なく行われる。しかしながら、上記本体装置がサマータイム開始時点でまだ稼働していない場合(以下、第1のケースという)、及び、停電等の障害によって稼働が停止している場合(以下、第2のケースという)において次のような問題が生じる。
すなわち、本体装置側は、装置の非稼働期間においては、電源供給が停止しているので、カレンダICがバッテリバックアップされていたとしても、サマータイム開始時点を認識することができない。このため、上記第1のケースでは、本体装置の稼働開始時点でカレンダICの計時データをサマータイムに対応したデータに設定しなおす必要がある。また、上記第2のケースでは、停電等の障害が復旧して装置の稼働が再開された時点で、上記第1のケースと同様の作業を行う必要がある。
【0006】
このような本体装置として、例えば、パーキングチケット発行機等のように、無人状態で稼働するものを想定すると、上記第1のケースでは、装置の稼働が開始された時点において、人為的にカレンダICの再設定を行わなくてはならないので、本体装置を設置する際の作業が面倒となる欠点がある。また、上記第2のケースでは、作業員が野外に設置されている多数の本体装置を巡回して同時にカレンダICの再設定を完了しなくてはならず、このような対応をとることは現実的に不可能である。
なお、上述の説明では、非サマータイム期間からサマータイム期間への移行時点についてのみ述べたが、サマータイム期間から非サマータイム期間への移行時点についても、同様のことがいえることはもちろんである。
【0007】
本発明は、上述の事情に基づいてなされたものであって、その目的は、本体装置に対する電源供給が開始された時点で、サマータイム期間及び非サマータイム期間に対応した計時データの補正操作を人為的に行う必要がない計時装置の制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、計時データを出力する計時装置の制御方法において、(a)前記計時装置には、計時動作を行って計時データを生成するバッテリバックアップされた計時手段と、不揮発性の記憶手段と、制御手段とを設け、(b)前記記憶手段は、サマータイムの開始日及び開始切替時刻と終了日及び終了切替時刻とを含み、サマータイム実施期間を示す実施期間データを格納するとともに、前記計時手段の計時データがサマータイムに対応して所定時間だけ繰り上げられた値に設定されているか否かに応じて第1の状態及び第2の状態にそれぞれ設定される補正状態識別手段を有するものであり、(c)前記制御手段は、(ア)前記計時装置に対する電源が投入された時点において、前記計時手段の計時データ及び前記記憶手段の実施期間データに基づいて現時点が前記サマータイム実施期間に該当するか否かを判定する補正期間判定ステップと、前記補正期間判定ステップの判定結果が肯定であり、かつ、前記補正状態識別手段が第2の状態に設定されているときに、前記計時データが所定時間分だけ繰り上がるように前記計時手段を設定するとともに前記補正状態識別手段を第1の状態に設定する第1の補正ステップと、前記補正期間判定ステップの判定結果が否定であり、かつ、前記補正状態識別手段が第1の状態に設定されているときに、前記計時データが前記所定時間分だけ繰り下がるように前記計時手段を設定するとともに前記補正状態識別手段を第2の状態に設定する第2の補正ステップとを行う初期化処理を実行し、(イ)計時装置に対する電源が投入されている期間中、補正状態識別手段が第1の状態及び第2の状態のいずれに設定されているかを判定する補正状態判定ステップと、前記補正状態識別手段が第2の状態に設定されている場合には、前記計時手段の計時データ及び実施期間データに基づいて、現時点がサマータイム実施期間の開始日の開始切替時刻と一致するか否かを判定し、その判定結果が肯定であれば、計時データが前記所定時間だけ繰り上がるように前記計時手段を設定して前記補正状態識別手段を第1の状態に設定する第1の切替ステップと、前記補正状態識別手段が第1の状態に設定されている場合には、前記計時手段の計時データ及び実施期間データに基づいて、現時点がサマータイム実施期間の終了日の終了切替時刻と一致するか否か判定し、その判定結果が肯定であれば、計時データが所定時間だけ繰り下がるように前記計時手段を設定して前記補正状態識別手段を第2の状態に設定する第2の切替ステップとを行う通常切替処理を繰返して実行し、(ウ)計時装置に対する電源が投入された時点において、計時手段の計時データがサマータイム実施期間の開始日の開始切替時刻及び終了日の終了切替時刻を含む所定の時間帯に該当しているか否かを判定し、その判定結果が肯定である場合には、上記初期化処理を実行せずに上記通常切替処理のみを実行し、前記判定結果が否定である場合には、上記初期化処理及び上記通常切替処理の双方を実行することを特徴としている。
上記方法によれば、計時装置に対する電源供給が開始された時点で、計時手段の計時データ及びサマータイム実施期間データに基づいて、計時手段の計時データを1時間繰り上げて設定すべきか、1時間繰り下げて設定すべきかの判定がなされるとともに、その判定結果に対応して計時データが補正される初期化処理が実行される。また、計時装置に対する電源供給がなされている期間中には、計時手段の計時データがサマータイム実施期間の開始日の開始切替時刻又は終了日の終了切替時刻に一致したときに、計時手段の計時データがそれぞれ所定時間だけ繰り上げて又は繰り下げて設定される通常切替処理が繰り返して実行される。さらに、計時装置に対する電源が投入された時点において、計時手段の計時データがサマータイム実施期間の開始日時の開始切替時刻から終了日時の終了切替時刻までを含む所定の時間帯に該当している場合には、初期化処理がスキップされて通常切替処理が優先して実行される。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について図面を参照して説明する。
図1は、本発明方法を使用する計時装置の構成を示すブロック図であり、図2は、実施期間データの構成を示す説明図であり、図3は、フラグ初期化ルーチンを示すフローチャートであり、図4は、切替時刻設定ルーチンであり、図5は、メインルーチンを示すフローチャートである。
【0010】
図1を参照して計時装置の構成について説明する。
計時装置10は、以下の各部から構成されている。1は、各部の制御を行うCPUであり、2は、制御プログラムを格納しているROMであり、3は、EE−PROMであり、4は、後述するチェック要求フラグFLG1及び補正フラグFLG2が設けられるとともに、ワーキングエリアを提供するRAMである。5は、カレンダICからなる計時手段である。RAM4及び計時手段5は、電池6によってバッテリバックアップされている。したがって、この計時装置10に対する電源供給が停止した状態において、RAM4は、その記憶内容を保持しており、計時手段5は、計時動作を継続することができるようになっている。上記ROM2、EE−PROM3及びRAM4は、いずれも不揮発性の記憶手段を構成するものであって、後述するサマータイム実施期間データDstを分担して格納している。
計時手段5は、年月日、曜日及び時分秒等からなる計時データを生成し、CPU1からバスBを介して与えられる指令に基づいてその計時動作が制御されるようになっている。CPU1は、計時手段5の計時データを読み取るとともに、計時手段5に対して指令を与えることにより、その計時データを所定時間繰り上げて設定したり、繰り下げて設定したりすることができる。
【0011】
予め、EE−PROM3には、サマータイム実施期間データの一部を構成する、サマータイム実施期間を定義するための定義データDs1、すなわちサマータイムを開始すべき月、週及び曜日と、終了すべき月、週及び曜日が設定されている。
CPU1は、上記定義情報に基づいて実際の月日を算出して決定するとともに、決定した月日を開始日d1及び終了日d2としてRAM4のワーキングエリアに格納する。この開始日d1及び終了日d2は、実施期間データの一部を構成する定義データDs2を構成している。
また、実際に計時手段5の計時データをサマータイム開始に対応して所定時間(1時間が普通である)だけ繰り上げる動作を実行すべき所定時刻(以下、開始切替時刻t1)と、計時手段5の計時データをサマータイム終了に対応して上記所定時間だけ繰り下げる動作を実行すべき所定時刻(以下、終了切替時刻t2)とは、固定値としてROM2の制御プログラム上に設定されている。この所定時刻t1,t2は、実施期間データの一部を構成する定義データDs3を構成しており、後述する動作説明で示されているように、処理過程において、ROM2からRAM4のワーキングエリアにセットされるようになっている。
【0012】
図2に示すように、サマータイム実施期間データDstは、定義データDs1,Ds2,Ds3から構成されるものである。上記各定義データは、前述したように、不揮発性の記憶手段を構成するROM2、EE−PROM3及びRAM4に格納されている。
【0013】
なお、本実施の形態では、開始切替時刻t1及び終了切替時刻t2がそれぞれ22時59分及び23時59分に設定されている場合について説明するが、この時刻は、上記時刻に限定されるものではないことはいうまでもない。
【0014】
なお、本実施の形態では、サマータイム機能を実施することを前提としているが、EE−PROM3にサマータイム機能を実施するか否かを示す情報を設定しておき、その情報に基づいて、サマータイムに対応して時刻の変更設定を実行するか、あるいは、そのような時刻の変更設定を非実行とするかを判定するようにすれば、サマータイム実施及び非実施を任意に切り替えることができる。
【0015】
次に、図2〜図4を参照して動作を説明する。
図3は、フラグ初期化ルーチンを示すフローチャートである。このフラグ初期化ルーチンは、計時装置10に対する電源が投入された都度、起動される。
CPU1は、起動されると、RAM4のチェック要求フラグFLG1をセットする(ステップST1)。このチェック要求フラグFLG1は、図4に示すメインルーチンを構成する初期化処理をスキップするか否かを決定するためのものである。
【0016】
図4は、切替時刻設定ルーチンを示すフローチャートである。この切替時刻設定ルーチンは、計時装置10に電源が投入されている期間中、24時間に1回、例えば0時0分になる都度起動される。
CPU1は、起動されると、計時手段5の計時データがRAM4に格納されている定義データDs2の開始日d1に一致するか否かを判定し(ステップST2)、この判定結果が“N”(否定)であれば、上記計時データが終了日d2に一致するか否かを判定し(ステップST)、この判定結果が“Y”(肯定)であれば、RAM4に終了切替時刻t2をセットして(ステップST)終了する。ステップSTの判定結果が“N”ならば、当日は、開始日及び終了日のいずれでもないので、そのまま終了する。ステップST2の判定結果が“Y”ならば、RAM4に開始切替時刻t1をセットして(ステップST)終了する。
すなわち、この切替時刻設定ルーチンでは、当日がサマータイム開始日であるときのみ、ROM2に格納されている定義データDs3の開始切替時刻t1をRAM4のワーキングエリアにセットし、当日が終了日であるときのみ、ROM2に格納されている定義データDs3の終了切替時刻t2をRAM4のワーキングエリアにセットする。したがって、当日が上記開始日及び終了日のいずれでもなければ、定義データDs3を構成する上記開始切替時刻t1及び終了切替時刻t2はRAM4にセットされない。
【0017】
図5は、メインルーチンを示すフローチャートである。
このメインルーチンは、計時装置10に対して電源が投入されている期間中、所定時間毎、例えば1秒ごとに起動される。
CPU1は、起動されると、RAM4のチェック要求フラグFLG1がセットされているか否かを判定する(ステップST10)。この判定結果が“Y”ならば、計時手段の計時データが所定時間帯、すなわち0時00分から22時50分までの時間帯に該当するか否かを判定する(ステップST11)。この判定結果が“N”ならば、ステップST20以降の通常切替処理を優先して実行するために、ステップST20に移行する。上記ステップST11の判定結果が“Y”ならば、計時手段の計時データが定義データDs2を構成する開始日d1から終了日d2までに該当するか否かを判定する(ステップST12)。この判定結果が“Y”ならば、すなわち当日がサマータイム実施期間であれば、補正フラグFLG2がセットされているか否か、すなわち既にサマータイムに対応して計時手段の計時データが1時間繰り上げられているか否かを判定する(ステップST13)。この判定結果が“N”ならば、計時手段の計時データを1時間繰り上げて設定し(ステップST14)、補正フラグFLG2をセットする(ステップST15)。ここで、計時手段に対する計時データの設定を実行したので、チェック要求フラグFLG1をリセットする(ステップST16)。また、ステップST13の判定結果が“Y”であれば、すなわち計時手段に対する計時データの設定が実行されていれば、ステップST16に移行して、同様にチェック要求フラグFLG1をリセットする。
【0018】
一方、ステップST12の判定結果が“N”であれば、すなわち当日がサマータイム実施期間に該当しない場合には、補正フラグFLG2がセットされているか否かを判定し(ステップST17)、その判定結果が“N”、すなわち計時手段の計時データに対する1時間の繰り上げ設定がなされていなければ、問題はないので、ステップST16に移行してチェック要求フラグFLG1をリセットする。一方、ステップST17の判定結果が“Y”であれば、当日がサマータイム実施期間に該当していないにも関わらず、計時データの1時間繰り上げ設定がなされているので、これを補正する必要があるから、計時手段の計時データを1時間繰り下げ設定し(ステップST18)、補正フラグFLG2をリセットし(ステップST19)、ステップST16に移行してチェック要求フラグFLG1をリセットする。
【0019】
上述したステップST11〜ST19の動作は、電源投入直後に1回だけ行われる初期化処理である。すなわち、この処理が1度行われると、ステップST16でチェック要求フラグFLG1がリセットされるので、それ以降、電源が切断されない限り、初期化処理はスキップされるようになっている。
【0020】
次に、ステップST20以降の通常切替処理について説明するが、この処理は、電源が投入されて、上述の初期化処理が1度なされた後に繰返して実行される。
まず、補正フラグFLG2がセットされているか否かを判定し(ステップST20)、この判定結果が“N”ならば、計時手段の計時データと前述した図においてROM2にセットされている定義データDs3の開始切替時刻t1とが一致するか否かを判定し(ステップST21)する。この判定結果が“Y”ならば、計時手段の計時データを1時間繰り上げ設定し(ステップST22)、補正フラグFLGをセットして(ステップST23)、動作を終了する。
なお、図3において説明したように、サマータイム実施期間の開始日以外の日には、ROM2に定義データDs3の開始切替時刻t1が設定されていないから、ステップST21の判定結果は“N”となって動作を終了する。
一方、ステップST20の判定結果が“Y”ならば、計時手段の計時データと前述した図においてセットされている終了切替時刻とが一致するか否かを判定する(ステップST24)。この判定結果が“Y”ならば、計時手段の計時データを1時間繰り下げて設定し(ステップST25)、補正フラグFLG2をリセットして(ステップST26)、動作を終了する。
なお、図において説明したように、サマータイム実施期間の終了日以外の日には、RAM4に終了切替時刻t2が設定されていないから、ステップST24の判定結果は“N”となって動作を終了する。
【0021】
すなわち、上記ステップST20〜ST26の動作は、装置に電源が投入されている期間中において、所定時間ごとに繰返して行われる通常切替処理である。
【0022】
また、ステップST11で“N”となった場合には、初期化処理をスキップして通常切替処理に移行するようになっている。この理由は、開始切替時刻又は終了切替時刻の直前で、電源が投入されて初期化処理による時刻計時手段の計時データの設定がなされた場合に、わずかな時間経過後に、通常切替処理によって再び計時手段の計時データが再設定されるというケースがあり得る。すなわち、このようなケースでは、短時間の内に、計時手段の計時データが変更されてしまうことになり好ましくない。このような不都合を防止するために、開始切替時刻と終了切替時刻とを含む時間帯では、初期化処理をスキップ(保留)して、通常切替処理を優先して実行するようにしている。
もし、上記理由を考慮する必要がなければ、ステップST11によるスキップ処理を省略してもよい。
【0023】
上述した実施の形態によれば、本体装置に対する電源が投入された時点で、当日がサマータイム実施期間に該当しているか否かにおうじて、計時手段の計時データを正しい値に設定するので、装置の停電や設置時に面倒な設定作業を人為的に行う必要がない。
【0024】
ここで、上述した実施の形態と、請求項の記載との対応を説明する。
補正フラグFLG2は、計時手段の計時データがサマータイムに対応して所定時間だけ繰り上げられた値に設定されているか否かに応じて第1の状態(セット)及び第2の状態(リセット)にそれぞれ設定される「補正状態識別手段」に相当している。
図5のステップST12が、計時手段の計時データ及び記憶手段の実施期間データに基づいて、現時点がサマータイム実施期間に該当するか否かを判定する「補正期間判定ステップ」に相当している。
ステップST13〜ステップST15が、補正期間判定ステップの判定結果が肯定であり、かつ、補正状態識別手段が第2の状態に設定されているときに、計時データが所定時間分だけ繰り上がるように計時手段を設定するとともに、補正状態識別手段を第1の状態に設定する「第1の補正ステップ」に相当している。 ステップST17〜ST19が、補正期間判定ステップの判定結果が否定であり、かつ、補正状態識別手段が第1の状態に設定されているときに、計時データが所定時間分だけ繰り下がるように計時手段を設定するとともに、補正状態識別手段を第2の状態に設定する「第2の補正ステップ」に相当している。
上記ステップST12〜ST19が、「初期化処理」に相当している。
【0025】
また、ステップST20が、補正状態識別手段が第1の状態及び第2の状態のいずれに設定されているかを判定する「補正状態判定ステップ」に相当している。
ステップST21〜ST23が、補正状態識別手段が第2の状態に設定されている場合に、計時手段の計時データ及び実施期間データに基づいて、現時点がサマータイム実施期間の開始日の開始切替時刻と一致するか否かを判定し、その判定結果が肯定であれば、計時データが前記所定時間だけ繰り上がるように計時手段を設定して補正状態識別手段を第1の状態に設定する「第1の切替ステップ」に相当している。
ステップST24〜ST26が、補正状態識別手段が第1の状態に設定されている場合に、計時手段の計時データ及び実施期間データに基づいて、現時点がサマータイム実施期間の終了日の終了切替時刻と一致するか否か判定し、その判定結果が肯定であれば、計時データが所定時間だけ繰り下がるように計時手段を設定して補正状態識別手段を第2の状態に設定する「第2の切替ステップ」に相当している。
また、上記ステップST20〜ステップST26が、「通常切替処理」に相当している。
【0026】
なお、上述の実施の形態では、実施期間データDstをそれぞれ分担して格納している、ROM2、EE−PROM3及びバッテリバックアップされているRAM4によって「不揮発性の記憶手段」が構成されている。
しかしながら、上記不揮発性の記憶手段は、このような構成に限定されるものではない。上記不揮発性の記憶手段は、計時装置10に対する電源供給が停止している期間中において、実施期間データDstと、補正状態識別手段の記憶内容とが失われない形態のものであればよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明方法よれば、本体装置に対する電源が投入された時点で、当日がサマータイム実施期間に該当しているか否かに応じて、計時手段の計時データが適切な値に設定されるので、装置の停電や設置時に面倒な設定作業を人為的に行う必要がない。
また、計時装置に対する電源供給がなされている期間中には、計時手段の計時データがサマータイム実施期間の開始日の開始切替時刻又は終了日の終了切替時刻に一致したときに、計時手段の計時データがそれぞれ所定時間だけ繰り上げて又は繰り下げて設定されるので、サマータイムへの変更及び非サマータイムへの変更が自動的に行われる。
さらに、計時装置に対する電源が投入された時点において、計時手段の計時データがサマータイム実施期間の開始日時の開始切替時刻から終了日時の終了切替時刻までを含む所定の時間帯に該当している場合には、初期化処理がスキップされて通常切替処理が優先して実行されるので、開始切替時刻又は終了切替時刻の直前で、電源が投入されて初期化処理による計時手段の計時データの設定がなされた場合に、わずかな時間経過後に、通常切替処理によって再び計時手段の計時データが再設定されることにより、短時間の内に、計時手段の計時データの変更が繰り返してなされてしまうという不都合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施の形態を使用する計時装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施期間データの構成を示す説明図である。
【図3】同実施の形態におけるフラグ初期化ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】同実施の形態における切替時刻設定ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】同実施の形態におけるメインルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU(制御手段)
2 ROM(記憶手段)
3 EE−PROM(記憶手段)
4 RAM(記憶手段)
5 計時手段
6 電池
10 計時装置
Dst 実施期間データ
Ds1 定義データ
Ds2 定義データ
d1 開始日
d2 終了日
Ds3 定義データ
t1 開始切替時刻
t2 終了切替時刻
FLG1 チェック要求フラグ
FLG2 補正フラグ(補正状態識別手段)

Claims (1)

  1. 計時データを出力する計時装置の制御方法であって、
    (a)前記計時装置には、計時動作を行って計時データを生成するバッテリバックアップされた計時手段と、不揮発性の記憶手段と、制御手段とを設け、
    (b)前記記憶手段は、サマータイムの開始日及び開始切替時刻と終了日及び終了切替時刻とを含むサマータイム実施期間を示す実施期間データを格納するとともに、前記計時手段の計時データがサマータイムに対応して所定時間だけ繰り上げられた値に設定されているか否かに応じて第1の状態及び第2の状態にそれぞれ設定される補正状態識別手段を有するものであり、
    (c)前記制御手段は、
    (ア)前記計時装置に対する電源が投入された時点において、前記計時手段の計時データ及び前記記憶手段の実施期間データに基づいて、現時点が前記サマータイム実施期間に該当するか否かを判定する補正期間判定ステップと、前記補正期間判定ステップの判定結果が肯定であり、かつ、前記補正状態識別手段が第2の状態に設定されているときに、前記計時データが所定時間分だけ繰り上がるように前記計時手段を設定するとともに前記補正状態識別手段を第1の状態に設定する第1の補正ステップと、前記補正期間判定ステップの判定結果が否定であり、かつ、前記補正状態識別手段が第1の状態に設定されているときに、前記計時データが前記所定時間分だけ繰り下がるように前記計時手段を設定するとともに前記補正状態識別手段を第2の状態に設定する第2の補正ステップとを行う初期化処理を実行し、
    (イ)計時装置に対する電源が投入されている期間中、補正状態識別手段が第1の状態及び第2の状態のいずれに設定されているかを判定する補正状態判定ステップと、前記補正状態識別手段が第2の状態に設定されている場合には、前記計時手段の計時データ及び実施期間データに基づいて、現時点がサマータイム実施期間の開始日の開始切替時刻と一致するか否かを判定し、その判定結果が肯定であれば、計時データが前記所定時間だけ繰り上がるように前記計時手段を設定して前記補正状態識別手段を第1の状態に設定する第1の切替ステップと、前記補正状態識別手段が第1の状態に設定されている場合には、前記計時手段の計時データ及び実施期間データに基づいて、現時点がサマータイム実施期間の終了日の終了切替時刻と一致するか否か判定し、その判定結果が肯定であれば、計時データが所定時間だけ繰り下がるように前記計時手段を設定して前記補正状態識別手段を第2の状態に設定する第2の切替ステップとを行う通常切替処理を繰返して実行し、
    (ウ)前記計時装置に対する電源が投入された時点において、計時手段の計時データがサマータイム実施期間の開始日の開始切替時刻及び終了日の終了切替時刻を含む所定の時間帯に該当しているか否かを判定し、その判定結果が肯定である場合には、上記初期化処理を実行せずに上記通常切替処理のみを実行し、前記判定結果が否定である場合には、上記初期化処理及び上記通常切替処理の双方を実行すること、
    を特徴とする計時装置の制御方法。
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