JP5209410B2 - 耐火区画壁の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄骨造の建物における居室内に耐火区画を形成するための耐火区画壁の取付構造に関するものである。
鉄骨造の建築物において、居室内に間仕切り壁を設置することによって耐火区画を形成する場合、従来、一般的には特許文献1にも示すように該当階の床上から立ち上がる間仕切り壁を、上階の床を支持する梁(大梁または小梁)の直下に直接接続する構造がある。
また、該当階の床上から立ち上げた間仕切り壁を上階床の下面に直接接続する構造や、該当階の床上から立ち上げた間仕切り壁を天井の下面に直接接続する構造もある。
特開2003−64804号公報
耐火区画のための間仕切り壁を設けるに際し、梁の直下に設置する場合や梁から離れた場所に設置する場合は、障害となる部材がないから基準通りの施工が可能であるが、図3に示すように実際に多くの間仕切り壁1は柱の芯ではなく端に合わせて設置されるため、上階梁2の直下ではなく上階梁2から少しだけ水平方向にずれた位置に設置されることになる。
このため、上階梁2と間仕切り壁1とが重なった部分の間に狭い隙間10が生じ、この部分の耐火処理が困難になる。
また、この箇所には設備用の配管3が存在するため、この配管3を貫通させて間仕切り壁1を設置する必要があり、貫通配管の両端処理も困難である。
特に実際の工事現場では、工期の都合によって間仕切り壁の設置位置を詳細に決定する前に、天井配管工事が行われることがあり、間仕切り壁の取付工事が配管工事の後になるため、施工が容易ではない。
さらに、竣工後においても、天井下の部屋の都合で間仕切り壁の設置位置を少しだけ変更したいような場合、天井裏部分の壁工事も行う必要があり、かかる場合、特に配管貫通処理の工事は大変である。
本発明は前記不都合を解消するものとして、耐火区画を形成するための間仕切り壁を梁の直下に設置する場合でなくても、配管貫通処理の工事が不要で施工性がよく、また、竣工後であっても多少であれば間仕切り壁の設置位置の変更も可能で居住者の要求に柔軟に対応できる耐火区画壁の取付構造を提供するものである。
請求項1記載の本発明は、鉄骨造でH形鋼などからなる上階梁に設置される耐火区画壁の取付構造において、上階梁の下フランジの下に、直接設置され、床上から立ち上がる間仕切り壁と一体となって梁下近傍では断面L字形の耐火区画壁を形成する面状部材を水平方向に設置し、この面状部材に床上から立ち上がる間仕切り壁を接続することを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明は、鉄骨造でH形鋼などからなる上階梁に設置される耐火区画壁の取付構造において、上階梁の下フランジの下に、階梁の下フランジの下面から下方垂直方向に突設した面状部材の下部に取り付けられて、床上から立ち上がる間仕切り壁と一体となって梁下近傍では断面逆T字形の耐火区画壁を形成する面状部材を水平方向に設置し、この面状部材に床上から立ち上がる間仕切り壁を接続することを要旨とするものである。
本発明によれば、間仕切り壁を上階梁の下フランジに直接接続せず、下フランジの下に取り付けた水平方向の面状部材を介してその下方に接続したから、梁と間仕切り壁との間に狭小な隙間が生じることがなく、また、配管が間仕切り壁を貫通することもなく、梁上方での処理を行わずにすみ、施工性が向上する。
請求項1記載の本発明によれば、水平方向の面状部材が上階梁の下フランジに直接設置されるから、上階梁からの水平の突出方向および突長を設定することにより、この面状部材に上端が接続する間仕切り壁の配設位置を梁の直下以外の任意の位置に設定でき、竣工後であっても現場での要求に柔軟に対処できる。
請求項2記載の本発明によれば、梁下に垂直方向の面状部材を設けたうえで、その下に水平方向の面状部材を設け、この水平方向の面状部材の下面に床面から立ち上がる間仕切り壁の上端が接合する。よって、水平方向の面状部材を天井位置に設置すれば、床面から立ち上がる間仕切り壁を床面から天井の間に位置させることができ、この場合に、水平方向の面状部材の幅の範囲内で間仕切り壁の取付位置を竣工後であっても自由に変更できる。
以上述べたように本発明の耐火区画壁の取付構造は、耐火区画を形成するための間仕切り壁を梁の直下に設置するのではなく、梁の直下から水平方向に少しだけずれた位置に設置する場合、梁の下に水平方向の面状部材を設け、この面状部材に間仕切り壁を取り付けるようにしたから、梁を貫通している配管を間仕切り壁にさらに貫通させるなどの配管貫通処理の工事が不要で施工性がよく、また、竣工後であっても面状部材の幅の範囲内におさまる多少の幅であれば間仕切り壁の設置位置の変更も可能で居住者の要求に柔軟に対応できるものである。
以下、図面について本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の耐火区画壁の実施形態を示す第1実施形態の縦断側面図で、鉄骨造の建物において居室内に耐火区画を形成する場合で、上階梁2の下フランジ2aの下面に面状部材4を水平方向に設置する。
この水平方向の面状部材4の幅は例えば下フランジ2aの幅とほぼ等しいものとし、この面状部材4の下面に、該当階の床面から立ち上げた間仕切り壁1の上端を付き合わせて接合する。
この接合部は、該当階の天井6よりも上方位置とする。これにより上階梁2の下部近傍で天井裏に間仕切り壁1の上一部と、水平方向の面状部材4とによって断面L字形の耐火区画壁の一部が形成される。
そして、この断面L字形の耐火区画壁と、床面から立ち上がる間仕切り壁1とが一体となって居室内に例えば廊下と事務室とを区画する耐火区画壁が形成される。水平方向の面状部材4の材質は、間仕切り壁1と同様のものとする。
これにより、耐火区画壁はその全てが上階梁2の下方に設置されることになり、上階梁2の側方での処理もなく、配管3を貫通させる工事も行わずにすむ。
図2は第2実施形態を示し、前記第1実施形態では水平方向の面状部材4を上階梁2の下フランジ2aの下面に直接設置したが、第2実施形態では下フランジ2aの下面に垂直方向の面状部材7を設置し、さらに、この垂直方向の面状部材7の下端に水平方向の面状部材8を設置した。
水平方向の面状部材8は天井6と同一面に配置し、この水平方向の面状部材8と垂直方向の面状部材7とで梁下近傍の天井裏に逆T字形の耐火区画壁を形成し、この水平方向の面状部材8の下面に該当階の床面から立ち上がる間仕切り壁1の上端を接合する。
これにより、天井裏の逆T字形の耐火区画壁と、床上から立ち上がる間仕切り壁5とが一体となって居室内に例えば廊下と事務室とを区画する耐火区画壁が形成される。水平および垂直の面状部材8、7の材質は、間仕切り壁1と同等の耐火性能を有するものとする。
第2実施形態では、水平方向の面状部材8の幅は、例えば上階梁2の下フランジ2aの先端から300mm程度水平方向に突出する長さとして、構造上、床ではなく梁の耐火区画とする。
前記水平方向の面状部材8に接合する間仕切り壁1は、水平方向の面状部材8が前記のように幅広に形成してあるから、その取付位置を、水平方向の面状部材8の幅の範囲内で自由に移動変更できる。よって、詳細な位置決定の前であっても区画壁の施工が可能であり、また、竣工後であっても水平方向の面状部材8の幅の範囲内であれば移動可能である。
本発明の耐火区画壁の取付構造の第1実施形態を示す縦断側面図である。 本発明の耐火区画壁の第2実施形態を示す縦断側面図である。 従来の耐火区画壁を示す縦断側面図である。
1 間仕切り壁 2 上階梁
2a 下フランジ 3 配管
4 水平方向の面状部材 6 天井
7 垂直方向の面状部材 8 水平方向の面状部材
10 隙間

Claims (2)

  1. 鉄骨造でH形鋼などからなる上階梁に設置される耐火区画壁の取付構造において、上階梁の下フランジの下に、直接設置され、床上から立ち上がる間仕切り壁と一体となって梁下近傍では断面L字形の耐火区画壁を形成する面状部材を水平方向に設置し、この面状部材に床上から立ち上がる間仕切り壁を接続することを特徴とした耐火区画壁の取付構造。
  2. 鉄骨造でH形鋼などからなる上階梁に設置される耐火区画壁の取付構造において、上階梁の下フランジの下に、階梁の下フランジの下面から下方垂直方向に突設した面状部材の下部に取り付けられて、床上から立ち上がる間仕切り壁と一体となって梁下近傍では断面逆T字形の耐火区画壁を形成する面状部材を水平方向に設置し、この面状部材に床上から立ち上がる間仕切り壁を接続することを特徴とした耐火区画壁の取付構造。
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