JP5208735B2 - ピロロキノリン誘導体およびタンパク質キナーゼ阻害剤としてのその使用 - Google Patents

ピロロキノリン誘導体およびタンパク質キナーゼ阻害剤としてのその使用 Download PDF

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Description

発明の背景
本発明は、タンパク質キナーゼの酵素活性を阻害または調整し、かつ、種々の疾病、すなわち、癌、炎症または中枢神経系障害の治療に使用可能な新規な化合物に関する。本発明はまた、本発明の化合物を含有する医薬組成物および療法(治療)におけるそれらの使用に関する。
タンパク質キナーゼは、アデノシン三リン酸(ATP)の末端のリン酸の、それらの基質タンパク質のチロシン、セリンまたはトレオニンへの転位を触媒することが知られている酵素である。タンパク質キナーゼには、リン酸基をチロシン残渣へ転位する、膜または細胞質酵素であるチロシンキナーゼ(受容体および非受容体)と、リン酸基をセリンまたは トレオニンへ転位する、本質的に細胞質酵素であるセリン/トレオニンキナーゼという2つの大きな種がある。
チロシンキナーゼは、トランスメンブラン型であり、リガンドを認識し得る細胞外部分を有する「受容体」チロシンキナーゼと、細胞質にある「非受容体」チロシンキナーゼの2つのカテゴリーに分けられる。これらの酵素は細胞のシグナル変換に重要な役割を果たすことから、細胞増殖、有糸分裂、分化、浸潤および細胞移動、アポトーシスなどといった生理プロセスに重要なものと考えられている。これらの酵素は、種々の段階の腫瘍発達に重要な枠割りを果たしていると考えられることから、特に癌治療の重要な医薬標的とみなされている。
受容体チロシンキナーゼ(RTK)の中でも、ALK、EGFR、VEGFR、IGFR、FGFR、Trk、METおよびRETが挙げられる。このファミリーの中で、RETは、ある特定の細胞の生存および増殖に関与する癌原遺伝子として記載されている。特に、RETのリン酸化は、JAK−STAT、PKC、ERK5、p38MAPK、PI3K−AKT、RAS−ERKまたはJNKなどの他のキナーゼの活性化を誘導することが示されている。これらの代謝経路は全て過剰に活性化された場合に細胞の悪性転換に寄与し、一方、正常条件では細胞の生存に関与している。RETは遺伝子の突然変異または再配列によって活性化され、II A(MEN 2A)型およびII B(MEN 2B)型の多発性内分泌腺腫症、Hirschsprung病(HSCR)または甲状腺髄様癌(MTC)に至らせることが示されている。いくつかの癌遺伝子突然変異がRETのキナーゼ機能の自己活性化を起こしている可能性がある(Salvatore et al. 2000, J. Clin. Endocr. Metab. 85: 3898-3907)。この活性化はチロシンの自己リン酸化とRET依存シグナルの誘導をもたらす。
細胞代謝に対するRET阻害の作用を記載している研究がいくつかある(総説:Putzer and Drosten, 2004, Trends in Mol Med. Vol. 10, No7: 351-357参照)。特に、TT細胞におけるRETのドミナントネガティブ突然変異体の使用は、これらの細胞の活性の強い阻害を誘導する作用を持ち、この作用は細胞増殖の阻害と同時におそらくはアポトーシスの誘発の双方をもたらす(Drosten et al. 2002, Surgery 132:991-7)。さらに、ある種のキナーゼ阻害剤はRETに対して作用を有することが示されており、例えば、STI571(Gleevec)、ゲニステインおよびアリルゲルダナマイシンはRET活性の用量依存的阻害をもたらす(Cohen et al. 2002, Surgery 132:960-7)。Srcファミリーのキナーゼ阻害剤PP1もRETを阻害することができる(Carlomagno et al. 2002, Cancer Research 62: 1077-1082)。これらの著者らは、PP1がヌードマウスにおいてRET/PTC3癌遺伝子を発現するNM3T3繊維芽細胞の腫瘍形成を強く阻害することを示している。
RETの機能は、この受容体が、特に腫瘍が存在する場合に強い発現を示す組織である甲状腺において特に十分な記載がある。より一般には、最も強くRETを発現する神経冠から生じた腫瘍(神経芽腫、クロム親和性細胞腫、または甲状腺髄様癌)である(Ikeda et al. 1990, Oncogene 5: 1291-1296; Santoro et al. 1990, Oncogene 5: 1595-1598)。非腫瘍組織では、RETは末梢神経系、交感神経系および感覚腸管神経系ならびに中枢神経系のニューロン(ドーパミンニューロンおよびノルエピネフリンニューロン)で発現する。さらに、胚発生中の腎臓でもRETの発現が記載されている(Avantaggiato et al. 1994, Cell Growth Differ. 5: 305-311; Attie-Bitach et al. 1998, Am. J. Med. Genet. 80: 481-486)。
これらの研究は癌(Takahashi et al. 1991 Oncogene 6:297-301)、特に、限定されるものではないが、固形腫瘍 (Jhiang SM, 2000 Oncogene 19(49):5590-5597)、およびRETを過剰発現する種々のタイプの組織(甲状腺、肺、前立腺、乳房、腎臓、結腸、膵臓)におけるRETタンパク質の阻害剤の使用を実証するものである。RET阻害剤はまた炎症性疾患 (Russell et al. 2004 J. Immunol 172(7):4059-4067)および糖尿病の治療(Harada et al. 2002 Diabetes Care 25(6): 1060-1065)に指示される場合もある。
発明の概要
本発明は、式Iの化合物およびその生理学上許容される塩に関する:
Figure 0005208735
[式中、
Rは、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、ヘテロアリール−O−R5もしくは−NR5−R6基から選択される基を表し、
R1およびR4は独立に、水素原子、ハロゲン、または必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシもしくはシクロアルキル基から選択される基を表し、
R2およびR3は、水素原子、ハロゲンまたは必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ基、およびヒドロキシ、シアノ、−Y−(NR7)n−R8、−SOm−R8、−NR7−(Y)n−R8、−NO、COOR9基から選択される基を表し、ここで、
n=0または1
m=0または1
Y=−CO−または−SO−であり
R2およびR3は、同じ化合物において同時に次の基:アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ、−Y−(NR7)n−R8、−SOm−R8、−NR7−(Y)n−R8、−NO、COOR9であることはなく、
R5は、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルケニル基、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アラルキル、へテロアラルキル、飽和非硝化アルキル複素環を表し、
R6は、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルケニル基、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、へテロアラルキル、飽和非硝化アルキル複素環を表し、
R7は、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルケニル基、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルを表し、
R8は、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、へテロアラルキル、飽和複素環もしくは飽和アルキル複素環から選択される基を表し、
R9は、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アラルキル、アリール、へテロアラルキル、飽和複素環もしくは飽和アルキル複素環から選択される基を表し、
R7およびR8は一緒になって、それらが結合している窒素とともに、1以上のヘテロ原子を含む単環または二環を形成することができ、この複素環は必要に応じて、1以上のアルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、NR10R11、ヒドロキシ、アルコキシ、アルコイル、カルバモイル、スルファモイル、スルホニル、スルフェニル、スルファニル、シアノ基またはオキソ基で置換されていてもよい、
R10は、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルケニル基、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルを表し、
R11は独立に、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、へテロアラルキル、飽和複素環もしくは飽和アルキル複素環、アルコイル、アルコキシカルボニル、カルバモイル、スルファモイルから選択される基を表し、
R11およびR11は一緒になって、それらが結合している窒素とともに、1以上のヘテロ原子を含む単環を形成することができ、この複素環は必要に応じて置換されていてもよい]。
発明の具体的説明
本発明はより詳しくは、一般式I’:
Figure 0005208735
(式中、R2、R3およびR5は以上および以下で定義される通りである)
の化合物に関する。
本発明の特定の実施形態によれば、R2はアリール、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール−SOm−R8、−SO−(NR7)n−R8または−NR7−(Y)n−R8基(必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい)から選択され、R7およびR8は以上および以下で定義される通りである。
有利には、
R3は、水素原子、ハロゲン、またはヒドロキシもしくはアルコキシ基であり、
R5は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アラルキル基、飽和非硝化アルキル複素環であり、かつ/または
R7は、水素、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルであり、かつ/または
R8は、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、へテロアラルキル、飽和複素環または飽和アルキル複素環から選択され;n=1の場合は、R8は水素原子であってもよく、
R7およびR8は一緒になって、それらが結合している窒素とともに、1以上のヘテロ原子を含む単環または二環を形成することができ、この複素環は必要に応じて、1以上のアルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、NR10R11、ヒドロキシ、アルコキシ、アルコイル、カルバモイル、スルファモイル、スルホニル、スルフェニル、スルファニル、シアノ、アルコキシカルボニル基またはオキソ基で置換されていてもよく、
R10およびR11は以上で定義した通りである。
より有利には、
R5は、メチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル、ブチル、イソ−ブチル、イソ−ペンチル、アリル、イソプレニル、プロパルギル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、テトラヒドロピラン−4−イル−メチルまたはテトラヒドロフラン−3−イル−メチルの群から選択され、かつ/または
R7は水素原子であるか、またはメチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル、ブチル、イソ−ブチル、アリル、イソプレニル、プロパルギルシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、テトラヒドロピラン−4−イル−メチル、テトラヒドロフラン−3−イルメチル、ヒドロキシ−2−エチルの群から選択され、かつ/または
R8は、メチル、ヒドロキシ−2−エチル、アミノ−2−エチル、メチルアミノ−2−エチル、ジメチルアミノ−2−エチル、シアノメチル、カルバモイルメチル、2−シアノエチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、ピペリジン−4−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−4−メチル、ピペリジン−3−メチル、ピペリジン−2−メチル、ピロリジン−3−イル−メチル、ピロリジン−2−イル−メチル、ピロリジン−3−イル、アゼチジン−3−イル−メチル、テトラヒドロ−チオピラン−4−イル、テトラヒドロピラン−4−イル、イミダゾール−4−イル−メチル、フェニル、o−トリル、m−トリル、p−トリル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−ヒドロキシ−フェニル、2−メトキシ−フェニル、3−メトキシ−フェニル、4−メトキシ−フェニル、4−アミノフェニル、4−ニトロフェニル、4−フルオロ−2−メチル−フェニル、3−フルオロ−2−メチル−フェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,6−ジクロロフェニル、ピリジル、チオフェン、5−クロロ−チオフェンまたはベンジルの群から選択され、
R7およびR8は、それらが結合している窒素とともに、2,3−ジヒドロ−インドリル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルまたはモルホリニル環を形成することができる。
本発明によれば、置換基はハロゲン、ヒドロキシル、アミノ(第一級、第二級または第三級アミン)、ニトロ、C1−C4アルキル基、C1−C4ペルフルオロアルキル基、アルコキシ、ペルフルオロアルコキシ、アルコキシカルボニル、シクロアルキル、カルバモイル、スルファモイル、スルホニル、スルフェニル、スルファニル、カルボニルアミノ、アリール、ヘテロアリール、シアノまたはオキソ基の群から選択するのが有利である。
ハロゲンは、本発明において特に次のハロゲン:F、Cl、BrおよびIを意味する。
アルキルは、本発明において特に直鎖もしくは分枝アルキル基、特にC1、C2、C3、C4、C5またはC6アルキル基、特にメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチルまたはt−ブチル基を意味する。この定義はまた、アルコキシ、アルコキシ−カルボニル、カルボニルアミノ、カルボニル、アラルキルまたはアルコキシカルボニル−アルキル基のアルキル部分にも当てはまる。
アルケニルは、本発明において好ましくは、一価、不飽和および2〜6個の炭素原子とともに少なくとも1つの二重結合、直鎖または分枝を含む炭化水素鎖を意味し、その代表的要素としては例えばビニル、1−プロペニル、2−プロペニル、イソプレニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル基が挙げられる。
アルキニルは、本発明において好ましくは、一価、不飽和および2〜6個の炭素原子とともに少なくとも1つの三重結合、直鎖または分枝を含む炭化水素鎖を意味し、その代表的要素としては特にエチニル基、プロパルギル基が挙げられる。
シクロアルキルは、本発明において有利には、C3−C7シクロアルキル、より詳しくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチル基を意味する。
アリールは、本発明において好ましくは、6〜10個の炭素原子を有する、連結していても縮合していてもよい1以上の芳香環、特に、フェニル基、ナフチル基を意味する。この定義はまた、アラルキル基およびアリールオキシ基のアリール部分にも当てはまる。
ヘテロアリールは、本発明において、窒素、酸素または硫黄から選択される少なくとも1つのヘテロ原子を環内に含む、連結していても縮合していてもよい、5〜10原子を有する1以上の芳香環、特に、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、クロメニル、イソクロメニル、クロマニル、イソクロマニル、シンノリニル、フラニル、イミダゾリル、インダゾリル、インドリル、イソキノリニル、イソキサゾリル、ベンズイソキサゾリル、イソチアゾリル、ベンズイソチアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、キノキサリニル、チアゾリル、チアジアゾリル、チエニル、トリアゾリル基を意味する。この定義はまた、アラルキル基のアリール部分にも当てはまる。
アリールまたはヘテロアリール基は、好ましくは下式:
Figure 0005208735
[式中、
X、YまたはZは互いに独立に、炭素原子、窒素原子、硫黄原子または酸素原子を表し、X、YまたはZが窒素、硫黄または酸素原子である場合、基R14、R15、R16またはR17の存在は、環の芳香性を保持するよう前記窒素原子または硫黄原子の価数の制約に依存し、
R12は水素原子、ハロゲンまたはアルキル基を表し、
R13〜R16は互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい直鎖もしくは分枝アルキル基、アルコキシ、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、カルバモイル、シクロアルキル、アリール基から選択される基、および基−NR7−(Y)n−R8(R7およびR8は以上で定義された通り)を表し、
R13とR14、R14とR15またはR15とR16は、酸素または窒素から選択される1以上のヘテロ原子を有し、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい脂肪族環または芳香環を形成することができ、
R17は、水素原子、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよいアルキル、シクロアルキルまたはアリール基、基−NR7−(Y)n−R8または−NR7−NH−R8(R7およびR8は以上で定義された通り)を表す]
の基に相当する。
飽和複素環は、本発明において有利には、窒素、酸素または硫黄から選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含むC3−C7環、特に、ピロリジニル、ピロリニル、ピペリジニル、テトラヒドロピリジニル、アゼピニル、アゼチジニル、インドリニル、イソインドリニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ペルヒドロピロロピロリル、キヌクリジニル基を意味する。
製薬上許容される塩は、本発明において好ましくは、製薬上許容される酸、すなわち、有機酸および無機酸を含めて無毒な酸との塩を意味する。このような酸としては、酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グルタミン酸、臭化水素酸、塩酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、粘液酸、硝酸、パモ酸、パントテン酸、リン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸およびパラトルエンスルホン酸が挙げられる。
有利には、本発明の化合物は下式II〜IXの化合物から選択される。
Figure 0005208735
R、R2、R3、R4、R5、R7、R8、R12、R13、R14、R15、R16、R17、X、YおよびZは以上で定義された通りである。
以下に示す化合物は文献(Jan Bergman and Stanley Rehn, tetrahedron 58 (2002) 9179-9185)に合成中間体として記載されているが、RET阻害特性については記載も示唆すらない。
Figure 0005208735
これらの化合物は本発明の化合物の一部をなさないと理解すべきである。しかし、これらを含む医薬組成物および療法におけるそれらの使用は本発明の一部をなす。
本発明はまた、療法に用いるため、特に、癌、炎症性疾患または中枢神経系障害の治療のための、以上および以下で定義される化合物に関する。
本発明はまた、癌、炎症性疾患または中枢神経系障害の治療を意図した医薬品の製造のための当該化合物の使用に関する。
本発明は、以上および以下で定義される化合物と好適な医薬ビヒクルとを含有する医薬組成物に関する。
これらの組成物は、ヒトを含む哺乳類に投与するために処方することができる。薬量は治療によって、また、特定の障害によって異なる。これらの組成物は経口または非経口経路によって投与することができるように調製される。
本発明の経口投与、舌下投与、皮下投与、筋肉内投与、静脈内投与、経皮投与、局所投与または直腸投与用医薬組成物では、通常の賦形剤と混合した単位投与形で動物またはヒトへ投与することができる。適当な単位投与形は、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤および経口溶液または懸濁液などの経口経路による形態、舌下および口内投与形、皮下、筋肉内、静脈内、鼻腔内または眼内投与形ならびに直腸投与形を含む。
固体組成物が錠剤の形態で製造される場合、主要な有効成分をゼラチン、デンプン、ラクトース、ステアリン酸マグネシウム、タルクまたはアラビアガムなどの医薬ビヒクルと混合する。これらの錠剤はスクロースまたはその他の好適な材料でコーティングすることもできるし、あるいは持続的または遅延型活性を有し、所定量の有効成分を継続的に放出するように処理することもできる。
カプセル剤形は、有効成分と希釈剤を混合し、得られた混合物を軟カプセルまたは硬カプセルに注入するにより得られる。
シロップまたはエリキシル剤形は、有効成分を甘味剤、抗菌剤、ならびに香味剤および好適な着色剤とともに含み得る。
水分散性の散剤または顆粒剤は、分散剤もしくは湿潤剤または沈殿防止剤、ならびに矯味剤または甘味剤と混合した有効成分を含み得る。
本発明の化合物はそれ自体で療法に用いることもできるし、少なくとも1種類の他の有効薬と組み合わせて用いることもできる。これらの他の有効薬は特に癌、炎症性疾患または中枢神経系障害の治療に好適な有効物質から選択される。他の有効薬は本発明の化合物の活性を向上させるアジュバントまたは該障害の治療の使用に関して公知の他の有効物質であってもよい。このような有効薬は当業者に公知であり、市販されているか、あるいは毎年更新刊行されているLe Dictionnaire Vidal(特に薬物療法群「抗炎症性」、「癌学血液学」および「神経学」の有効薬)などの参照文献に記載されている。
よって、本発明はまた、特に癌、炎症性疾患または中枢神経系障害の治療において、本発明の化合物と、同時、個別または経時的拡散型の治療的使用のための化合物製剤としての別の有効薬とを含有する製剤に関する。
本発明はまた、キナーゼ阻害剤としての以上および以下で定義される化合物の使用に関する。これはin vitro、in celluloまたはin vivoで使用することができる。また、種々の生物学的状況で本発明の化合物の特性を評価するためのスクリーニング法で使用することもできる。
本発明の化合物は下記および実施例で示される種々の製造法に従って製造することができる。反応スキームを付録に示す。
工程1は、R1基の性質に応じて、ジ−もしくはトリ−アルキルアミン型の塩基(一般に、ピペリジン)、またはリチウムジイソプロピルアミドもしくはブチルリチウムなどの陰イオン型の塩基、または水酸化ナトリウムもしくは炭酸カリウムなどの無機型の塩基の存在下で行う。この反応は、陰イオン塩基の場合には非プロトン性溶媒中、他の場合にはいずれの種類の溶媒でもよく、−78℃(陰イオン塩基の場合)〜溶媒の沸点(基本的に他の塩基の場合)の間の温度で行う。この反応混合物は、水を除去するため、そして目的の中間体を得るために多くの場合で酸性化される。
工程2は、テトラヒドロフラン、ジオキサンまたはエーテルなどの非プロトン性溶媒中、−78℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、トリアルキルアミン型の塩基(より一般には、DBU)、またはtert−酪酸カリウムもしくはブチルリチウム型の陰イオン塩基の存在下で、グリシンから得られたイソニトリルを用いて行う。
工程3は、いずれの種類でもよいが溶媒中、−30℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、例えば、酸または水素(またはギ酸アンモニウム、シクロヘキセン、シクロヘキサジエンなどの水素供与物質)のの存在下、水素化触媒(パラジウム、白金)の存在下で、亜鉛、鉄または錫などのニトロ官能基の還元剤を用いて行う。
工程5は、ジ−もしくはトリ−アルキルアミン型の塩基、または炭酸カリウムなどの無機型の塩基の存在下でグリオキサールを用いて行う。この反応はいずれの種類でもよいが溶媒中、0℃〜溶媒の沸点の間の温度で行う。この反応混合物は、水を除去するため、そして目的の中間体を得るために多くの場合で酸性化される。
これらの出発生成物は特に以下の特許(Peng Cho Tang et al. US2003/0069451、McNutt Robert Walton Jr et al. WO99/10325、Lanzi Chinzia et al. WO2004/009083)に記載の方法に従って製造することができる。
工程6は、−20℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、テトラヒドロフラン、ジオキサンまたはエーテルなどの不活性溶媒中、tert−酪酸カリウム型の陰イオン塩基、ナトリウムアミド型の無機塩基またはトリアルキルアミン型の塩基(一般に、DBU)の存在下、一般式の定義に相当するR基で必要に応じて置換されていてもよいスルホニルメチルイソニトリル誘導体(一般に、トシルメチルイソニトリル)を用いて行う。
工程7は、0℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、水と極性溶媒、より一般には、アルコールまたはケトン型溶媒(アセトン)を含む溶媒混合物中、水酸化ナトリウムまたは水酸化リチウムなどの無機塩基の存在下で行う。
工程8は、当業者に公知のペプチド型の全てのカップリング条件でアミンHNR5R6を用いて行う。より一般には、この反応は、−20℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、ジメチルホルムアミドまたは塩素化溶媒(例えば、塩化メチレン、クロロホルム)などの不活性溶媒中、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール/1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩、またはベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリスピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェートなどのカップリング剤の存在下で行うことができる。
工程9は、−20℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、ジメチルホルムアミドまたは塩素化溶媒(例えば、クロロホルムまたは四塩化炭素)などの不活性溶媒中、N−X−スクシンイミド型(ここで、Xは導入されるハロゲンである)のアルキル化剤を用いて行う。
工程9aもまた、−40℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、溶媒として用いられる、または不活性溶媒で希釈した酸(一般に、酢酸)の存在下、ジハロゲンHalを用いて行うことができる。
工程10は、当業者に公知の有機金属カップリング(一般に、Heck、Sonogashira、Stille and Suzuki型のカップリング)を含んでよく、当業者に用いられている通常の条件で行う。
一般に、工程10aでは、−20℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、トルエンまたはジメチルホルムアミドなどの不活性溶媒中、トリアルキルアミン型の塩基(一般に、トリエチルアミン)または無機塩基(一般に、炭酸カリウム)と0価のパラジウム化合物(パラジウムテトラキス)またはII価のパラジウム化合物(一般に、酢酸パラジウム)/トリアリールホスフィンの組合せの存在下、エチレン化合物RCR=CHR{ここで、Rは電子受容基(より一般には、エステルもしくはアミド)または芳香族基のいずれかであり、RおよびRはHで始まるいずれの基であってもよい}で行う。これはまた、−20℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、トルエン、エーテル系溶媒(ジオキサン、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン)またはジメチルホルムアミドなどの不活性溶媒中、0価のパラジウム化合物(パラジウムテトラキス)またはII価のパラジウム化合物(一般に、酢酸パラジウム)/トリアリールホスフィンの組合せと、有機塩基(一般に、トリエチルアミン)または無機塩基(一般に、炭酸カリウム)とヨウ化銅(I)の存在下、真のアルキン化合物を用いて行うこともできる。
工程10bは、−20℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、トルエン、エーテル系溶媒(ジオキサン、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン)またはジメチルホルムアミドなどの不活性溶媒中、無機塩基(例えば、炭酸カリウム)または有機塩基(一般に、トリエチルアミン)の存在下、0価のパラジウム化合物(パラジウム テトラキス)またはII価のパラジウム化合物(一般に、酢酸パラジウム)/トリアリールホスフィンの組合せの存在下で、ボロン酸(またはボロン酸エステル)、ボランまたはスタンナンを用いて行う。
工程10cは、−20℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、トルエン、エーテル系溶媒(ジオキサン、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン)またはジメチルホルムアミドなどの不活性溶媒中、パラジウムまたは銅触媒(一般に、ヨウ化銅(I))、無機塩基(例えば、炭酸カリウム)、または有機塩基(一般に、トリエチルアミン)、および一般には種々のコリガンドの存在下で、芳香族もしくは脂肪族チオールまたは対応するチオレート陰イオンを用いて行う。
工程11は、−40℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、穏和な酸(一般に、酢酸)中、硝化剤(一般に、硝酸または硝酸ナトリウム)を用いて行う。
工程12は、−30℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、いずれの種類でもよいが溶媒中、触媒(パラジウム、白金)の存在下、例えば、酸または水素(またはギ酸アンモニウム型の水素供与物質)の存在下で、亜鉛、鉄または錫などのニトロ官能基の還元剤を用いて行う。
工程13は、−20℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、ジメチルホルムアミド、アセトンまたは塩素化溶媒(例えば、塩化メチレン、クロロホルム)などの不活性溶媒中、トリアルキルアミン型の塩基(一般に、テトラヒドロフラン)、ピリジン、または炭酸カリウムなどの無機塩基の存在下、塩化スルホニルR8SOClか、または酸塩化物R8COClのいずれかの存在下で行う。
工程14は、−20℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、アルコールまたはエーテル(一般に、テトラヒドロフラン)中、水素化ホウ素ナトリウムまたはシアノ水素化ホウ素ナトリウム型の還元剤の存在下で、アルデヒドまたはケトンを用いて行う。
あるいは、工程14は、2つの部分工程で行うこともでき、第一段階は、−30℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、ジメチルホルムアミド、トルエンまたはハロゲン化溶媒などの溶媒中で、アシル化剤(一般に、酸塩化物、ギ酸エチル)を縮合させることを含み、第二段階は、−30℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、テトラヒドロフランまたはエーテルなどの不活性溶媒中、ボラン型の還元剤によりこのアミド中間体を還元することを含む。
工程15は、−20℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、溶媒を使用しないか、または塩素化溶媒(例えば、塩化メチレンまたはクロロホルム)中でクロロスルホニル化剤(一般に、クロロスルホン酸であるが、発煙硫酸であってもよく、その場合には次いで塩化チオニルまたはオキシ塩化リン型の塩素化剤を用いる)を用いて行う。
工程16は、−20℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、ジメチルホルムアミド、アセトンまたは塩素化溶媒(例えば、塩化メチレン、クロロホルム)などの不活性溶媒中、トリアルキルアミン型の塩基(一般に、トリエチルアミン)、ピリジン、または炭酸カリウム型の無機塩基の存在下で、アミンHNR7R8を用いて行う。
工程17は、0℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、テトラヒドロフランまたはエーテルなどの不活性溶媒中、水中無機型(一般に、亜硫酸ナトリウム、硫酸水素カリウムの組合せ)の還元系か、または亜鉛などの還元金属の存在下で行う。得られたスルフィン酸塩を次に、0℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、水と、エーテル、ケトンまたはジメチルホルムアミド型の不活性溶媒からなる混合物中で、ハロゲン化アルキルと縮合させる。
これらの工程のいくつかで用いられる条件では、エステルの加水分解が起こる。エステル化(工程18)は、0℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、アルコールR5OH(ここで、R5はアルキルである)中、塩化スルホニルまたは酸無水物(一般に、HCl)の存在下で行う。工程18(R5=Me)はまた、0℃〜50℃の間の温度にて、アルコール、ジメチルホルムアミド、エーテルなど、化合物が溶解する溶媒の混合物中、ジアゾメタン前駆体(一般に、トリメチルシリルジアゾメタン)の存在下で行うこともできる。工程18はまた、0℃〜100℃の間の温度にて、ケトン、エーテルまたはジメチルホルムアミドなどの極性溶媒中、第三級アミン型の有機塩基(一般に、トリエチルアミン)または無機塩基(一般に、炭酸カリウムまたはフッ化セシウム)の存在下で、ハロゲン化アルキルまたはアルキル化剤(例えば、硫酸メチル)上での縮合により行うこともできる。
工程19は、0℃〜溶媒の沸点の間の温度下、大気圧から数バールまで圧力を変えて、無機酸(塩酸)または有機酸の存在下または不在下、いずれの種類でもよいが溶媒中(一般に、アルコール類)、水素(またはギ酸アンモニウム、シクロヘキセン、シクロヘキサジエンなどの水素供与物質)と水素化触媒(パラジウム、白金)の存在下で行う。
工程20は、0℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、水、アルコール、アセトニトリルなどの溶媒中でオキソン型の酸化剤である過酸化水素を用いるか、あるいは塩素化溶媒(ジクロロメタン型のもの)またはテトラヒドロフランもしくはジオキサン型の不活性溶媒中でメタクロロ過安息香酸型の酸化剤を用いて行う。
工程21は、0℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドなどの溶媒中、または溶媒を用いずに、tert−ブトキシビス(ジメチルアミノ)メタンまたはN,N−ジメチルホルムアミドのジメチルアセタールなどの反応物を用いて行う。
工程22は、20℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、ジオキサン型の溶媒、またはエタノール、ジメチルホルムアミドもしくはジメチルアセトアミド中、グアニジンの存在下で行う。
工程23は、20℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、ジオキサン、エタノール、ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミドなどの溶媒中、ヒドロキシルアミンまたはヒドラジンの存在下で行う。
工程24は、0℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、ジオキサン、テトラヒドロフランまたは酢酸などの溶媒中、二臭素、三臭化テトラブチルアンモニウムまたはジクロロヨウ素酸ベンジルトリメチルアンモニウムなどのハロゲン化剤の存在下で行う。
工程25は、20℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、ジオキサン、エタノール、ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミドなどの溶媒中、チオアセトアミドまたはチオ尿素の存在下で行う。
工程26は、−20℃〜溶媒の沸点の間の温度にて、溶媒として求核試薬そのものか、またはジメチルホルムアミド、アセトン、アセトニトリルもしくは塩素化溶媒(例えば、塩化メチレン、クロロホルム)などの不活性溶媒のいずれかを用い、塩基、一般に、第三級アミンの存在下、第一級または第二級アミン、アルコール、またはチオール型の求核試薬の存在下で行う。
エステル化の方法
エステル化の工程は種々の化合物の合成中にしばしば必要である。これは経時的に、また化合物および目的のエステルの性質によって種々の方法で行われてきた。種々の実験条件を以下にまとめる。
方法A:
密閉試験管にて、対応する無水アルコール中、塩化チオニル(10当量)の溶液を0℃にて、対応する無水アルコール(0.3mol/1またはさらに希釈)に懸濁させたカルボン酸(1当量)に加える。この溶液を還流下で1〜5日間攪拌した後、室温まで冷却する。固体(主として未反応の酸からなる)を濾過し、濾液を蒸発させた後、カラムクロマトグラフィーにより精製し、目的のエステルを得る。
方法B:
カルボン酸(1当量)を好適な溶媒混合物(一般に、ジメチルホルムアミドとメタノールの混合物)に溶かしたものに、ジエチルエーテル中トリメチルシリルジアゾメタンの2M溶液(1当量)を加える。この反応混合物を、定期的にLC/MSによりモニタリングしながら室温で攪拌する。ジエチルエーテル中トリメチルシリルジアゾメタンの2M溶液(一般に、さらに0.5〜2当量)を出発酸が消失するまで加える。次に、酢酸(5当量)を加え、溶媒を蒸発させる。次に、残渣を水中で摩砕するか、またはシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、目的のメチルエステルを得る。
方法C:
カルボン酸(1当量)をジメチルホルムアミドに溶かしたものに、トリエチルアミン(5〜10当量)および適当な硫酸ジアルキル(2当量)を加える。この溶液を室温で12時間攪拌する。LC/MSで反応をモニタリングしながら硫酸ジアルキル(一般に、計3〜5当量)を加える。アンモニアを加え、さらに15分間攪拌を続ける。水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し、目的のエステルを得る。
これらの硫酸ジアルキルは市販されているか、またはSoon Y Ko et al, J Org. Chem., 1994, 59, 2570-6が用いた方法により製造される。
実施例1:化合物の合成
4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(1)
この化合物の合成はJ. Bergman (tetrahedron, 2002, 58, pp 9179-9185)に記載されている。
20.3g(93.6mmol)の(2−オキソ−1,2−ジヒドロインドール−3−イリデン)−エチルエタノエートを340mLの無水テトラヒドロフランに溶かした溶液に、18.3g(93.6mmol)のp−トルエンスルホニルメチルイソニトリル、次いで700mLの無水テトラヒドロフラン中、テトラヒドロフラン中カリウムterf−ブトキシドの20%溶液54mL(93.6mmol)を加える(添加時間90分)。この反応混合物を1時間還流させた後、固体を濾過する。濾液を氷と水の混合物(約1L)に注ぎ、この溶液を酢酸でpHが4となるまで酸性化する。溶媒を真空蒸発により濃縮した後、固体を濾過し、酢酸から再結晶させると、11.05g(37%)の、1当量の酢酸と共結晶した4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 256.89
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.97 (1H, bs, NH), 11.66 (1H, s, NH), 9.22 (1H, d, CHarom), 7.98 (1H, s, CHarom), 7.43-7.35 (2H, m, 2xCHarom), 7.26-7.17 (1H, m, CHarom), 4.30 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
24g(180mmol)の1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンを350mLのエタノールに溶かしたものに、トルエン中グリオキサール酸エチルの50%溶液73.5mL(360mmol)、次いで、3.6mL(36mmol)のピペリジンおよび4.2mL(72mmol)の酢酸を加える。この反応混合物を70℃で20時間攪拌した後、真空下で溶媒を蒸発させることにより4分の1まで濃縮する。固体を濾過すると、18.3g(47%)の(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデン)−エチルエタノエートが橙色固体の形態で得られる。濾液を蒸発させた後、エタノールから再結晶させると、さらに2.7g(7%)の(2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデン)−エチルエタノエートが橙色固体の形態で得られる。
4−オキソ−8−フェニルスルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(2)
27mg(0.07mmol)の4−オキソ−8−フェニルスルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸を0.5mLの無水エタノールに懸濁させたものに、20μL(0.28mmol)の塩化チオニルを0.5mLの無水エタノールに希釈した溶液を滴下する。この溶液を72時間還流下で攪拌した後、室温まで冷却する。固体を濾過すると、3.5mg(12%)の4−オキソ−8−フェニルスルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 411.91
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.18 (1H, bs, NH), 12.05 (1H, s, NH), 10.26 (1H, s, NH), 9.85 (1H, d, CHarom), 8.04 (1H, d, CHarom), 7.73 (1H, dd, CHarom), 7.47 (1H, d, CHarom), 7.22-7.10 (4H, m, 4xCHarom), 7.00-6.92 (1H, m, CHarom), 4.35 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
60mg(0.18mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸を4mLの無水ジクロロメタンと1mLの無水ジメチルホルムアミドに懸濁させたものに、30μL(0.37mmol)のピリジンと20μL(0.22mmol)のアニリンを加える。この反応混合物を室温で5時間攪拌した後、10%炭酸カリウム水溶液およびジクロロメタンで希釈する。相に分け、水相を酢酸でpH4まで酸性化する。この生成物をジクロロメタンで抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した後、蒸発させる。残渣を水(5mL)で希釈した後、固体を濾過し、真空乾燥させると、30mg(42%)の4−オキソ−8−フェニルスルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸がベージュ色の固体の形態で得られる。
氷浴上で0℃に冷却した106μL(1.65mmol)のクロロスルホン酸に、前記合成1で製造された85mg(0.33mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを90分かけて加える。添加が完了したところで、溶液を室温で1時間、その後70℃で3時間攪拌する。この反応混合物を室温まで冷却した後、氷水(20mL)に注ぐ。この混合物を15分間攪拌した後、固体を濾過し、メタノール/トルエン混合物に取る。溶媒を蒸発させると、64mg(60%)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸がベージュ色の固体の形態で得られる。
8−(メチル−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(3)
この化合物は合成1に従い、265mg(0.88mmol)の5−(メチルフェニルスルファモイル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから合成し、酢酸から再結晶させた後に15mg(二段階で2%)の8−(メチル−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが灰色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 426.28
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.21 (1H, bs, NH), 12.10 (1H, s, NH), 9.64 (1H, s, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.51-7.19 (5H, m, 5xCHarom), 7.18-7.06 (2H, m, 2xCHarom), 4.26 (2H, q, CH2), 3.17 (3H, s, CH3), 1.32 (3H, t, CH3).
500mg(2.16mmol)の2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドールスルホニルクロリドを7mLの無水ジクロロメタンに懸濁させたものに、350μL(4.32mmol)のピリジンと270μL(2.48mmol)のN−メチルアニリンを加える。この反応混合物を室温で4時間攪拌した後、水(20mL)で希釈する。この生成物をジクロロメタン(3×20mL)で抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した後、蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/酢酸エチル8/2)により精製すると、273mg(42%)の5−(メチル−フェニルスルファモイル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンがやや桃色の固体の形態で得られる。
2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドールスルホニルクロリドはPeng Cho(US2003/0069421)により合成した。この化合物をこの手順に従い、2.5g(18.8mmol)の1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから製造したところ、3.1g(71%)の2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドールスルホニルクロリドがベージュ色の固体の形態で得られた。
4−オキソ−8−o−トリルスルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(4)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および59μL(0.55mmol)の2−メチルアニリンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)、次いでメタノール中での摩砕により精製し後、17mg(9%)の4−オキソ−8−o−トリルスルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 425.82
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.17 (1H, bs, NH), 12.04 (1H, s, NH), 9.71 (1H, d, CHarom), 9.47 (1H, s, NH), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.61 (1H, dd, CHarom), 7.47 (1H, d, CHarom), 7.12-7.00 (4H, m, 4xCHarom), 4.30 (2H, q, CH2), 2.00 (3H, s, CH3), 1.33 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−m−トリルスルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(5)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および59μL(0.55mmol)の3−メチルアニリンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、45mg(23%)の4−オキソ−8−m−トリルスルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 425.83
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.17 (1H, bs, NH), 12.03 (1H, s, NH), 10.17 (1H, bs, NH), 9.87 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.75 (1H, dd, CHarom), 7.49 (1H, d, CHarom), 7.07-7.00 (2H, m, 2xCHarom), 6.92 (1H, dl, CHarom), 6.77 (1H, dl, CHarom), 4.36 (2H, q, CH2), 2.17 (3H, s, CH3), 1.37 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−p−トリルスルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(6)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および61μL(0.55mmol)の4−メチルアニリンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、40mg(20%)の4−オキソ−8−p−トリルスルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 425.78
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.13 (1H, bs, NH), 12.01 (1H, s, NH), 10.06 (1H, bs, NH), 9.79 (1H, d, CHarom), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.70 (1H, dd, CHarom), 7.46 (1H, d, CHarom), 7.02 (2H, d, 2xCHarom), 6.98 (2H, d, 2xCHarom), 4.35 (2H, q, CH2), 2.14 (3H, s, CH3), 1.36 (3H, t, CH3).
8−(2−メトキシ−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(7)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および62μL(0.55mmol)の2−メトキシアニリンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、22mg(11%)の8−(2−メトキシ−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 441.75
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.16 (1H, bs, NH), 12.01 (1H, s, NH), 9.72 (1H, d, CHarom), 9.24 (1H, bs, NH), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.70 (1H, dd, CHarom), 7.46 (1H, d, CHarom), 7.29 (1H, dd, CHarom), 7.06 (1H, dt, CHarom), 6.86-6.81 (2H, m, 2xCHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 3.44 (3H, s, CH3), 1.35 (3H, t, CH3).
8−(3−メトキシ−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(8)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および62μL(0.55mmol)の3−メトキシアニリンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、29mg(14%)の8−(3−メトキシ−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 441.77
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.17 (1H, bs, NH), 12.04 (1H, s, NH), 10.26 (1H, bs, NH), 9.87 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, d, CHarom), 7.76 (1H, dd, CHarom), 7.50 (1H, d, CHarom), 7.07 (1H, t, CHarom), 6.75 (1H, t, CHarom), 6.72-6.66 (1H, m, CHarom), 6.53 (1H, dd, CHarom), 4.35 (2H, q, CH2), 3.64 (3H, s, CH3), 1.37 (3H, t, CH3).
8−(4−メトキシ−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(9)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および64μL(0.55mmol)の4−メトキシアニリンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール/アセトニトリル95/3/2)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、21mg(1 0%)の8−(4−メトキシ−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 441.83
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.16 (1H, bs, NH), 12.02 (1H, s, NH), 9.85 (1H, bs, NH), 9.73 (1H, d, CHarom), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.66 (1H, dd, CHarom), 7.47 (1H, d, CHarom), 7.02 (2H, d, 2xCHarom), 6.76 (2H, d, 2xCHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.63 (3H, s, CH3), 1.36 (3H, t, CH3).
8−(3−クロロフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(10)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および59μL(0.55mmol)の3−クロロ−アニリンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、15mg(7%)の8−(3−クロロフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチル カルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 445.73-447.74
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.18 (1H, bs, NH), 12.05 (1H, s, NH), 10.52 (1H, bs, NH), 9.88 (1H, d, CHarom), 8.04 (1H, s, CHarom), 7.76 (1H, dd, CHarom), 7.51 (1H, d, CHarom), 7.23-7.18 (2H, m, 2xCHarom), 7.08 (1H, dl, CHarom), 7.01 (1H, dl, CHarom), 4.36 (2H, q, CH2), 1.37 (3H, t, CH3).
8−(4−クロロフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(11)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および70mg(0.55mmol)の4−クロロ−アニリンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、15mg(7%)の8−(4−クロロフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 445.72-447.61
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.18 (1H, bs, NH), 12.04 (1H, s, NH), 10.39 (1H, bs, NH), 9.82 (1H, d, CHarom), 8.04 (1H, s, CHarom), 7.73 (1H, dd, CHarom), 7.49 (1H, d, CHarom), 7.25 (2H, d, 2xCHarom), 7.14 (2H, d, 2xCHarom), 4.35 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
8−(4−フルオロフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(12)
この化合物は合成25に従い、300mg(0.92mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および112μL(1.1mmol)の4−フルオロ−アニリンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)、次いで水、次にジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、45mg(12%)の8−(4−フルオロフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 429.66
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.17 (1H, bs, NH), 12.04 (1H, s, NH), 10.16 (1H, bs, NH), 9.77 (1H, d, CHarom), 8.04 (1H, s, CHarom), 7.70 (1H, dd, CHarom), 7.48 (1H, d, CHarom), 7.16-7.08 (2H, m, 2xCHarom), 7.08-7.00 (2H, m, 2xCHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
8−[(4−フルオロフェニル)−N−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(13)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および62μL(0.55mmol)の(4−フルオロ)−N−メチル−アニリンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)、次いでメタノール中での摩砕により精製した後、25mg(12%)の8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 443.78
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.20 (1H, bs, NH), 12.10 (1H, s, NH), 9.59 (1H, d, CHarom), 8.04 (1H, s, CHarom), 7.51 (1H, d, CHarom), 7.46 (1H, dd, CHarom), 7.14 (4H, d, 4xCHarom), 4.28 (2H, q, CH2), 3.14 (3H, s, CH3), 1.32 (3H, t, CH3).
8−(4−エトキシカルボニル−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(14)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および91mg(0.55mmol)の4−アミノ−安息香酸エチルから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)、次いでメタノール中での摩砕により精製した後、4mg(2%)の8−(4−エトキシカルボニル−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 483.91
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.19 (1H, bs, NH), 12.06 (1H, s, NH), 10.82 (1H, bs, NH), 9.93 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, d, CHarom), 7.84-7.76 (3H, m, 3xCHarom), 7.51 (1H, d, CHarom), 7.28 (2H, d, 2xCHarom), 4.37 (2H, q, CH2), 4.22 (2H, q, CH2), 1.38 (3H, t, CH3), 1.25 (3H, t, CH3).
8−(3−ヒドロキシ−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(15)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および60mg(0.55mmol)の3−ヒドロキシ−アニリンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、22mg(12%)の8−(3−ヒドロキシ−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが黄色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 427.77
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.17 (1H, bs, NH), 12.03 (1H, s, NH), 10.12 (1H, bs, NH), 9.84 (1H, d, CHarom), 9.36 (1H, s, OH), 8.04 (1H, d, CHarom), 7.73 (1H, dd, CHarom), 7.48 (1H, d, CHarom), 6.94 (1H, t, CHarom), 6.61-6.55 (2H, m, 2xCHarom), 6.36 (1H, dd, CHarom), 4.36 (2H, q, CH2), 1.37 (3H, t, CH3).
8−(3−フルオロ−2−メチル−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(16)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および63μL(0.55mmol)の3−フルオロ−2−メチルアニリンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、3.5mg(2%)の8−(3−フルオロ−2−メチル−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 443.74
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.18 (1H, bs, NH), 12.06 (1H, s, NH), 9.70 (2H, m, CHarom and NH), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.64 (1H, dd, CHarom), 7.49 (1H, d, CHarom), 7.13-7.06 (1H, m, CHarom), 6.98 (1H, t, CHarom), 6.88 (1H, d, CHarom), 4.29 (2H, q, CH2), 1.93 (3H, d, CH3), 1.33 (3H, t, CH3).
8−(4−フルオロ−2−メチル−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(17)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および61μL(0.55mmol)の4−フルオロ−2−メチル−アニリンから製造する。シリカゲルでのクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール95/5)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、19mg(9%)の8−(4−フルオロ−2−メチル−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 443.72
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.17 (1H, bs, NH), 12.06 (1H, s, NH), 9.64 (1H, d, CHarom), 9.47 (1H, bs, NH), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.61 (1H, dd, CHarom), 7.49 (1H, d, CHarom), 7.04-6.87 (3H, m, 3xCHarom), 4.28 (2H, q, CH2), 1.96 (3H, s, CH3), 1.32 (3H, t, CH3).
8−(3,4−ジフルオロフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(18)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および55μL(0.55mmol)の3,4−ジフルオロ−アニリンから製造する。シリカゲルでのクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール95/5)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、24mg(12%)の8−(3,4−ジフルオロフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 447.72
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.19 (1H, bs, NH), 12.06 (1H, s, NH), 10.42 (1H, bs, NH), 9.80 (1H, d, CHarom), 8.04 (1H, s, CHarom), 7.76 (1H, dd, CHarom), 7.51 (1H, d, CHarom), 7.32-7.17 (2H, m, 2xCHarom), 6.91-6.85 (1H, m, CHarom), 4.34 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
8−(3,5−ジフルオロフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(19)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および55μL(0.55mmol)の3,5−ジフルオロ−アニリンから製造する。シリカゲルでのクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール95/5)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、3mg(2%)の8−(3,5−ジフルオロフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 447.72
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.19 (1H, s flattened, NH), 12.08 (1H, bs, NH), 10.80 (1H, s flattened, NH), 9.94 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.82 (1H, dd, CHarom), 7.54 (1H, d, CHarom), 6.86-6.77 (3H, m, 3xCHarom), 4.36 (2H, q, CH2), 1.37 (3H, t, CH3).
8−(4−アミノフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(20)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および115mg(0.55mmol)のN−tert−ブトキシカルボニル−パラ−フェニレンジアミンから製造する。シリカゲルでのクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール/アンモニア90/25/4)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、5mg(3%)の8−(4−アミノフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 426.77
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.14 (1H, bs, NH), 12.00 (1H, s, NH), 9.71 (1H, d, CHarom), 9.43 (1H, s, NH), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.60 (1H, dd, CHarom), 7.45 (1H, d, CHarom), 6.72 (2H, d, 2xCHarom), 6.36 (2H, d, 2xCHarom), 4.90 (2H, bs, NH2), 4.33 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
8−(2,3−ジヒドロ−インドール−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(21)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および62μL(0.55mmol)の2,3−ジヒドロ−1H−インドールから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)、次いでメタノール中での摩砕により精製した後、40mg(20%)の8−(2,3−ジヒドロ−インドール−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 437.77
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.18 (1H, bs, NH), 12.06 (1H, s, NH), 9.94 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.57 (1H, d, CHarom), 7.49 (1H, d, CHarom), 7.15-7.08 (2H, m, 2xCHarom), 6.91 (1H, td, CHarom), 4.39 (2H, q, CH2), 3.96 (2H, t, CH2), 2.93 (2H, t, CH2), 1.39 (3H, t, CH3).
8−(4−モルホリン−4−イル−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(22)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および98mg(0.55mmol)の4−モルホリン−4−イル−アニリンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)、次いでメタノール中での摩砕により精製した後、57mg(25%)の8−(4−モルホリン−4−イル−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが灰色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 496.93
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.16 (1H, bs, NH), 12.02 (1H, s, NH), 9.78 (1H, bs, NH), 9.73 (1H, d, CHarom), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.67 (1H, dd, CHarom), 7.47 (1H, d, CHarom), 6.96 (2H, d, 2xCHarom), 6.76 (2H, d, 2xCHarom), 4.34 (2H, q, CH2), 3.68-3.64 (4H, m, 4xCHmorp), 2.98-2.94 (4H, m, 4xCHmorp), 1.36 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−(ピリジン−3−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(23)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および52mg(0.55mmol)の3−アミノピリジンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール9/1、次いでクロロホルム/メタノール/アンモニア90/25/4)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、5mg(3%)の4−オキソ−8−(ピリジン−3−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが黄色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 412.80
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.18 (1H, bs, NH), 12.06 (1H, s, NH), 10.58 (1H, bs, NH), 9.83 (1H, d, CHarom), 8.32 (1H, d, CHarom), 8.22 (1H, d, CHarom), 8.03 (1H, d, CHarom), 7.76 (1H, dd, CHarom), 7.64-7.58 (1H, m, CHarom), 7.51 (1H, d, CHarom), 7.32-7.26 (1H, m, CHarom), 4.34 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
8−(ベンジル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(24)
この化合物は合成25に従い、150mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および71μL(0.55mmol)のベンジル−メチルアミンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)、次いでメタノール中での摩砕により精製した後、35mg(17%)の8−(ベンジル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 439.71
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.22 (1H, bs, NH), 12.10 (1H, s, NH), 9.86 (1H, d, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.85 (1H, dd, CHarom), 7.61 (1H, d, CHarom), 7.39-7.27 (5H, m, 5xCHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 4.15 (2H, s, CH2), 2.58 (3H, s, CH3), 1.33 (3H, t, CH3).
8−(メチル−フェネチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(25)
115mg(0.35mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)を2mLの無水 ジクロロメタンおよび0.5mLの無水ジメチルホルムアミドに懸濁させたものに、97μL(0.70mmol)のトリエチルアミンおよび61μL(0.42mmol)のN−メチルフェネチルアミンを加える。この反応混合物を室温で5時間攪拌する。溶媒を蒸発させた後、残渣を2mLの無水エタノールに取る。その後、1mLの無水エタノール中、255μL(3.5mmol)の塩化チオニルの溶液をゆっくり加える。この反応混合物を70℃で5日間攪拌した後、室温まで冷却する。固体を濾過した後、濾液を蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)により精製すると、63mg(40%)の8−(メチル−フェネチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 453.94
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.20 (1H, bs, NH), 12.07 (1H, s, NH), 9.80 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, d, CHarom), 7.76 (1H, dd, CHarom), 7.56 (1H, d, CHarom), 7.28-7.16 (5H, m, 5xCHarom), 4.29 (2H, q, CH2), 3.24 (2H, t, CH2), 2.78 (2H, t, CH2), 2.74 (3H, s, CH3), 1.32 (3H, t, CH3).
8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(26)
この化合物は合成25に従い、115mg(0.35mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)、147μL(1.05mmol)のトリエチルアミンおよび35mg(0.42mmol)の塩酸ジメチルアミンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)、次いでメタノール中での摩砕により精製した後、30mg(24%)の8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 363.95
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.25 (1H, bs, NH), 12.10 (1H, s, NH), 9.76 (1H, d, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.75 (1H, dd, CHarom), 7.60 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 2.64 (6H, s, 2xCH3), 1.35 (3H, t, CH3).
8−メチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(27)
この化合物は合成25に従い、115mg(0.35mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)、147μL(1.05mmol)のトリエチルアミンおよび28mg(0.42mmol)の塩酸メチルアミンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール9/1)により精製した後、13mg(11%)の8−メチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 349.93
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.18 (1H, bs, NH), 12.05 (1H, s, NH), 9.79 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, d, CHarom), 7.77 (1H, dd, CHarom), 7.56 (1H, d, CHarom), 7.32 (1H, q, NH), 4.33 (2H, q, CH2), 2.45 (3H, d, CH3), 1.35 (3H, t, CH3).
8−(モルホリン−4−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(28)
この化合物は合成25に従い、115mg(0.35mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および32μL(0.36mmol)のモルホリンから製造する。温メタノール中で摩砕した後、5mg(4%)の8−(モルホリン−4−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが灰色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 405.99
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.22 (1H, bs, NH), 12.11 (1H, s, NH), 9.77 (1H, d, CHarom), 8.07 (1H, d, CHarom), 7.74 (1H, dd, CHarom), 7.60 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.65-3.62 (4H, m, 4xCHmorp), 2.91-2.88 (4H, m, 4xCHmorp), 1.35 (3H, t, CH3).
8−(2−エトキシカルボニル−エチルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(29)
この化合物は合成25に従い、115mg(0.35mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)、147μL(1.05mmol)のトリエチルアミンおよび59mg(0.42mmol)の3−アミノプロパン酸メチル塩酸塩から製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)により精製した後、25mg(18%)の8−(2−エトキシカルボニル−エチルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが灰色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 435.91
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.19 (1H, bs, NH), 12.05 (1H, s, NH), 9.79 (1H, d, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.78 (1H, dd, CHarom), 7.60 (1H, t, NH), 7.55 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.99 (2H, q, CH2), 3.06-3.00 (2H, m, CH2), 2.44 (2H, t, CH2), 1.35 (3H, t, CH3), 1.12 (3H, t, CH3).
8−シクロヘキシルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(30)
この化合物は合成25に従い、115mg(0.35mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および48μL(0.42mmol)のシクロヘキシルアミンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)により精製した後、20mg(14%)の8−シクロヘキシルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 418.00
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.17 (1H, bs, NH), 12.03 (1H, s, NH), 9.80 (1H, s, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, d, CHarom), 7.55-7.49 (2H, m, CHarom and NH), 4.33 (2H, q, CH2), 3.08-2.98 (1H, m, CHcyclo) 1.64-1.54 (4H, m, 4xCHcyclo), 1.45-0.96 (9H, m, 6xCHcyclo and CH3).
8−シクロヘプチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(31)
この化合物は合成25に従い、115mg(0.46mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および70μL(0.55mmol)のシクロヘプチルアミンから製造する。シリカゲルでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、15mg(8%)の8−シクロヘプチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 431.80
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.16 (1H, bs, NH), 12.02 (1H, s, NH), 9.81 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.53 (1H, d, CHarom), 7.50 (1H, d, NH), 4.34 (2H, q, CH2), 3.30-3.18 (1H, m, CH), 1.68-1.59 (2H, m, 2xCHcyclohep), 1.52-1.32 (11H, m, CH3 and 8xCHcyclohep), 1.29-1.18 (2H, m, 2xCHcyclohep).
8−(3−ジメチルアミノ−プロプルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(32)
この化合物は合成25に従い、115mg(0.35mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および53μL(0.42mmol)の3−ジメチルアミノプロピルアミンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア160/25/4)により精製した後、15mg(10%)の8−(3−ジメチルアミノ−プロプルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 420.92
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.17 (1H, bs, NH), 12.04 (1H, s, NH), 9.79 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.79 (1H, dd, CHarom), 7.55 (1H, d, CHarom), 7.50 (1H, bs, NH), 4.33 (2H, q, CH2), 2.81 (2H, t, CH2), 2.24-2.15 (2H, m, CH2), 2.06 (6H, s, 2xCH3), 1.50 (2H, quint, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
8−(4−アミノ−ブチルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(33)
この化合物は合成25に従い、115mg(0.35mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および71mg(0.42mmol)のN−(tert−ブトキシカルボニル)−ジアミノブタンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア90/25/4、次いで65/25/4)により精製した後、26mg(18%)の8−(4−アミノ−ブチルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 406.99
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.22 (1H, bs, NH), 12.05 (1H, bs, NH), 9.80 (1H, d, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.79 (1H, dd, CHarom), 7.56 (1H, d, CHarom), 7.50 (3H, bs, NH and NH2), 4.34 (2H, q, CH2), 2.81 (2H, t, CH2), 2.75 (2H, t, CH2), 1.59-1.33 (4H, m, 2xCH2), 1.36 (3H, t, CH3).
8−[(3−クロロフェニル)−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(34)
この化合物は合成3に従い、88mg(0.21mmol)の5−(3−クロロフェニル−メチル−スルファモイル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから製造し、分取LC/MSにより精製した後、13mg(二段階で6%)の8−[(3−クロロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 459.07
1H-NMR: δH ppm 200 MHz, DMSO/CDCl3
13.0 (1H, bs, NH), 11.96 (1H, s, NH), 9.78 (1H, s, CHarom), 7.97 (1H, s, CHarom), 7.54 (1H, d, CHarom), 7.41 (1H, dd, CHarom), 7.27 (3H, m, 3xCHarom), 7.03 (1H, m, CHarom), 4.34 (2H, q, CH2), 3.22 (3H, s, CH3), 1.40 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−フェニルメタンスルホニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(35)
この化合物は合成1に従い、1.08g(3.76mmol)の5−フェニルメタンスルホニル−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから製造し、酢酸から再結晶させた後に、0.41g(二段階で27%)の4−オキソ−8−フェニルメタンスルホニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 410.75
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.21 (1H, bs, NH), 12.10 (1H, s, NH), 9.69 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.64 (1H, dd, CHarom), 7.50 (1H, d, CHarom), 7.31-7.24 (3H, m, 3xCHarom), 7.19-7.15 (2H, m, 2xCHarom), 4.61 (2H, s, CH2), 4.33 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
5−フェニルメタンスルホニル−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンは、Jiong Jack Chen et al. (Organic Process Research and Development, 2003, 7, 313-317)に記載されている方法に従い、1g(4.32mmol)の2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−スルホニルクロリドおよび0.51mL(4.32mmol)のブロモメチル−ベンゼンから製造した。濾過し、アセトンで洗浄した後、1.08g(87%)の5−フェニルメタンスルホニル−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンが白色固体の形態で得られる。
8−(2,6−ジクロロフェニルメタンスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(36)
この化合物は合成35に従い、0.75g(3.24mmol)の2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−スルホニルクロリド(合成35のように合成)および0.78g(3.24mmol)の2−ブロモメチル−1,3−ジクロロ−ベンゼンから製造し、酢酸から再結晶させた後、82mg(三段階で6%)の8−(2,6−ジクロロフェニルメタンスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが桃色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 478.72 - 482.73
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.13 (1H, s flattened, NH), 12.16 (1H, s, NH), 9.74 (1H, d, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.73 (1H, dd, CHarom), 7.56 (1H, d, CHarom), 7.49-7.43 (2H, m, 2xCHarom), 7.37 (1H, dd, CHarom), 4.88 (2H, s, CH2), 4.30 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−ベンゼンスルホニルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(37)
60mg(0.22mmol)の8−アミノ−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成64)を無水ジメチルホルムアミド(1mL)に懸濁させたものに、62μL(0.44mmol)のトリエチルアミン、次いで31μL(0.24mmol)の塩化ベンゼンスルホニルを加える。この溶液を40℃で1時間攪拌する。溶媒を蒸発させ、得られた粗生成物をメタノールから再結晶させることにより精製すると、51mg(57%)の8−ベンゼンスルホニルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 412.26
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.99 (1H, bs, NH), 11.62 (1H, s, NH), 10.15 (1H, s, NH), 8.96 (1H, d, CHarom), 7.94 (1H, d, CHarom), 7.76 (2H, d, 2xCHarom), 7.60-7.46 (3H, m, 3xCHarom), 7.24 (1H, d, CHarom), 7.06 (1H, dd, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−メタンスルホニルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(38)
この化合物は合成37に従い、50mg(0.18mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成64)および17μL(0.20mmol)の塩化メタンスルホニルから製造する。メタノールから再結晶させた後、29mg(45%)の8−メタンスルホニルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 350.22
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.02 (1H, bs, NH), 11.70 (1H, s, NH), 9.64 (1H, s, NH), 9.08 (1H, s, CHarom), 7.98 (1H, d, CHarom), 7.38 (1H, d, CHarom), 7.26 (1H, dd, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 3.01 (3H, s, CH3), 1.34 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−フェニルメタンスルホニルアミノ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(39)
この化合物は合成37に従い、50mg(0.18mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成64)および39mg(0.20mmol)の塩化フェニルメタンスルホニルから製造する。メタノールから再結晶させた後、9mg(11%)の8−フェニルメタンスルホニルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 426.46
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.03 (1H, bs, NH), 11.68 (1H, s, NH), 9.79 (1H, s, NH), 9.17 (1H, d, CHarom), 8.00 (1H, d, CHarom), 7.45-7.32 (6H, m, 6xCHarom), 7.21 (1H, dd, CHarom), 4.50 (2H, s, CH2), 4.34 (2H, q, CH2), 1.35 (3H, t, CH3).
8−(4−クロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(40)
この化合物は合成37に従い、60mg(0.22mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成64)および51mg(0.24mmol)の4−クロロ−ベンゼンスルホニルクロリドから製造する。メタノールから再結晶させた後、25mg(25%)の8−(4−クロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 446.24-448.23
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.00 (1H, bs, NH), 11.66 (1H, s, NH), 10.20 (1H, s, NH), 8.92 (1H, d, CHarom), 7.95 (1H, s, CHarom), 7.73 (2H, d, 2xCHarom), 7.59 (2H, d, 2xCHarom), 7.28 (1H, d, CHarom), 7.08 (1H, dd, CHarom), 4.31 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(3−クロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(41)
この化合物は合成37に従い、60mg(0.22mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成64)および34μL(0.24mmol)の3−クロロ−ベンゼンスルホニルクロリドから製造する。メタノールから再結晶させ、次いで熱メタノール中で摩砕した後、27mg(27%)の8−(3−クロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 445.86-447.88
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.99 (1H, bs, NH), 11.64 (1H, s, NH), 10.26 (1H, s, NH), 8.95 (1H, s, CHarom), 7.95 (1H, d, CHarom), 7.84 (1H, s, CHarom), 7.78-7.62 (2H, m, 2xCHarom), 7.57-7.48 (1H, m, CHarom), 7.29 (1H, d, CHarom), 7.09 (1H, dd, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3)。
8−(2−クロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(42)
この化合物は合成37に従い、60mg(0.22mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成64)および33μL(0.24mmol)の2−クロロ−ベンゼンスルホニルクロリドから製造する。メタノール中で摩砕した後、46mg(46%)の8−(2−クロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 446.24-448.23
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.98 (1H, bs, NH), 11.61 (1H, s, NH), 10.43 (1H, s, NH), 8.98 (1H, d, CHarom), 8.02 (1H, d, CHarom), 7.93 (1H, d, CHarom), 7.65-7.52 (2H, m, 2xCHarom), 7.47-7.38 (1H, m, CHarom), 7.25 (1H, d, CHarom), 7.12 (1H, dd, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
8−(4−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(43)
60mg(0.20mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)を無水ジメチルホルムアミド(1mL)に懸濁させたものに、82μL(0.59mmol)のトリエチルアミンを加える。この混合物を0℃まで冷却した後、42mg(0.21mmol)の4−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリドを加える。この溶液を0℃で1時間攪拌する。溶媒を蒸発させ、得られた粗生成物をメタノールから再結晶させることにより精製すると、32mg(38%)の8−(4−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが淡褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 429.88
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.98 (1H, bs, NH), 11.63 (1H, s, NH), 10.12 (1H, s, NH), 8.92 (1H, d, CHarom), 7.94 (1H, d, CHarom), 7.84-7.74 (2H, m, 2xCHarom), 7.40-7.30 (2H, m, 2xCHarom), 7.27 (1H, d, CHarom), 7.07 (1H, dd, CHarom), 4.31 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(3−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(44)
この化合物は合成43に従い、60mg(0.20mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)および29μL(0.21mmol)の3−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリドから製造する。メタノールから再結晶させ、次いで温メタノール中で摩砕した後、20mg(24%)の8−(3−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 429.92
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.98 (1H, bs, NH), 11.64 (1H, s, NH), 10.25 (1H, s, NH), 8.94 (1H, d, CHarom), 7.94 (1H, d, CHarom), 7.64-7.52 (3H, m, 3xCHarom), 7.45-7.42 (1H, m, CHarom), 7.28 (1H, d, CHarom), 7.09 (1H, dd, CHarom), 4.31 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(2−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(45)
この化合物は合成43に従い、60mg(0.20mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)および28μL(0.21mmol)の2−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリドから製造する。メタノールから再結晶させた後、38mg(45%)の8−(2−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが淡褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 429.88
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.97 (1H, bs, NH), 11.62 (1H, s, NH), 10.41 (1H, s, NH), 8.97 (1H, d, CHarom), 7.93 (1H, d, CHarom), 7.79 (1H, ddd, CHarom), 7.67-7.60 (1H, m, CHarom), 7.41-7.36 (1H, m, CHarom), 7.30-7.24 (2H, m, 2xCHarom), 7.12 (1H, dd, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 1.35 (3H, t, CH3).
8−(4−ブロモ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(46)
この化合物は合成43に従い、60mg(0.20mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)および52mg(0.21mmol)の4−ブロモ−ベンゼンスルホニルクロリドから製造する。メタノールから再結晶させた後、40mg(42%)の8−(4−ブロモ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが淡褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 489.85-491.84
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.98 (1H, bs, NH), 11.64 (1H, s, NH), 10.19 (1H, s, NH), 8.92 (1H, d, CHarom), 7.94 (1H, d, CHarom), 7.73 (2H, d, 2xCHarom), 7.65 (2H, d, 2xCHarom), 7.28 (1H, d, CHarom), 7.08 (1H, dd, CHarom), 4.31 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−(4−トルエンスルホニルアミノ)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(47)
この化合物は合成43に従い、60mg(0.20mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)および41mg(0.21mmol)の4−トルエンスルホニルクロリドから製造する。メタノールから再結晶させた後、23mg(28%)の4−オキソ−8−(4−トルエンスルホニルアミノ)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 425.88
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.97 (1H, bs, NH), 11.60 (1H, s, NH), 10.06 (1H, s, NH), 8.95 (1H, d, CHarom), 7.94 (1H, d, CHarom), 7.64 (2H, d, 2xCHarom), 7.29 (2H, d, 2xCHarom), 7.24 (1H, d, CHarom), 7.06 (1H, dd, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 2.30 (3H, s, CH3), 1.35 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−(3−トルエンスルホニルアミノ)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(48)
この化合物は合成43に従い、60mg(0.20mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)および31mg(0.21mmol)の3−トルエンスルホニルクロリドから製造する。メタノールから再結晶させた後、33mg(40%)の4−オキソ−8−(3−トルエンスルホニルアミノ)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 425.88
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.97 (1H, bs, NH), 11.60 (1H, s, NH), 10.10 (1H, s, NH), 8.95 (1H, d, CHarom), 7.94 (1H, d, CHarom), 7.65 (1H, s, CHarom), 7.55-7.50 (1H, m, CHarom), 7.39-7.34 (2H, m, 2xCHarom), 7.25 (1H, d, CHarom), 7.08 (1H, dd, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 2.32 (3H, s, CH3), 1.35 (3H, t, CH3).
8−(4−tert−ブチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(49)
この化合物は合成43に従い、60mg(0.20mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)および55mg(0.23mmol)の4−tert−ブチル−ベンゼンスルホニルクロリドから製造する。アセトニトリル/ジクロロメタン混合物から再結晶させた後、36mg(40%)の8−(4−tert−ブチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが淡褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 468.03
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.96 (1H, bs, NH), 11.60 (1H, s, NH), 10.01 (1H, s, NH), 8.94 (1H, d, CHarom), 7.94 (1H, d, CHarom), 7.69 (2H, d, 2xCHarom), 7.52 (2H, d, 2xCHarom), 7.25 (1H, d, CHarom), 7.11 (1H, dd, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3), 1.23 (9H, s, 3xCH3).
8−(4−メトキシ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(50)
この化合物は合成43に従い、60mg(0.20mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)および44mg(0.21mmol)の4−メトキシ−ベンゼンスルホニルクロリドから製造する。メタノールから再結晶させた後、45mg(53%)の8−(4−メトキシ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが淡褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 441.91
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.98 (1H, bs, NH), 11.60 (1H, s, NH), 9.98 (1H, s, NH), 8.94 (1H, d, CHarom), 7.94 (1H, d, CHarom), 7.68 (2H, d, 2xCHarom), 7.24 (1H, d, CHarom),7.06 (1H, dd, CHarom), 7.01 (2H, d, 2xCHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 3.76 (3H, s, CH3), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(3−メトキシ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(51)
この化合物は合成43に従い、60mg(0.20mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)および30μL(0.21mmol)の3−メトキシ−ベンゼンスルホニルクロリドから製造する。メタノールから再結晶させ、次いで温メタノール中で摩砕した後、21mg(25%)の8−(3−メトキシ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 441.91
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.98 (1H, bs, NH), 11.61 (1H, s, NH), 10.14 (1H, s, NH), 8.97 (1H, s, CHarom), 7.94 (1H, s, CHarom), 7.42-7.21 (4H, m, 4xCHarom), 7.16-7.06 (2H, m, 2xCHarom), 4.31 (2H, q, CH2), 3.75 (3H, s, CH3), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(4−アセチルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(52)
この化合物は合成43に従い、60mg(0.20mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)および50mg(0.21mmol)の4−アセチルアミノ−ベンゼンスルホニルクロリドから製造する。温メタノール中で摩砕した後、35mg(38%)の8−(4−アセチルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが橙〜褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 468.93
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.97 (1H, bs, NH), 11.60 (1H, s, NH), 10.24 (1H, s, NH), 10.00 (1H, s, NH), 8.93 (1H, d, CHarom), 7.94 (1H, d, CHarom), 7.70-7.63 (4H, m, 4xCHarom), 7.24 (1H, d, CHarom), 7.05 (1H, dd, CHarom), 4.31 (2H, q, CH2), 2.03 (3H, s, CH3), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(4−ニトロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(53)
この化合物は合成43に従い、60mg(0.20mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)および45mg(0.21mmol)の4−ニトロ−ベンゼンスルホニルクロリドから製造する。分取LCMSにより精製した後、5mg(6%)の8−(4−ニトロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが淡褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 456.85
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.99 (1H, bs, NH), 11.66 (1H, s, NH), 10.43 (1H, bs, NH), 8.88 (1H, d, CHarom), 8.35 (2H, d, 2xCHarom), 7.98 (2H, d, 2xCHarom), 7.94 (1H, s, CHarom),7.30 (1H, d, CHarom), 7.11 (1H, dd, CHarom), 4.26 (2H, q, CH2), 1.32 (3H, t, CH3).
8−(ナフタレン−2−スルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(54)
この化合物は合成43に従い、60mg(0.20mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)および46mg(0.21mmol)のナフタレン−2−スルホニルクロリドから製造する。メタノールから再結晶させた後、36mg(40%)の8−(ナフタレン−2−スルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 461.92
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.94 (1H, bs, NH), 11.58 (1H, s, NH), 10.26 (1H, s, NH), 8.98 (1H, d, CHarom), 8.45 (1H, s, CHarom), 8.05 (2H, d, 2xCHarom), 7.97 (1H, d, CHarom), 7.91 (1H, d, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.69-7.56 (2H, m, 2xCHarom), 7.23 (1H, d, CHarom), 7.10 (1H, dd, CHarom), 4.26 (2H, q, CH2), 1.31 (3H, t, CH3).
8−(4−アセチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(55)
この化合物は合成43に従い、60mg(0.20mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)および45mg(0.21mmol)の4−アセチル−ベンゼンスルホニルクロリドから製造する。メタノールから再結晶させ、温メタノール中で摩砕した後、44mg(49%)の8−(4−アセチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 453.89
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.97 (1H, bs, NH), 11.63 (1H, s, NH), 10.30 (1H, s, NH), 8.95 (1H, d, CHarom), 8.05 (2H, d, 2xCHarom), 7.94 (1H, d, CHarom), 7.88 (2H, d, 2xCHarom), 7.26 (1H, d, CHarom), 7.08 (1H, dd, CHarom), 4.29 (2H, q, CH2), 2.56 (3H, s, CH3), 1.33 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−(チオフェン−2−スルホニルアミノ)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(56)
この化合物は合成43に従い、60mg(0.20mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)および39mg(0.2 1mmol)のチオフェン−2−スルホニルクロリドから製造する。メタノールから再結晶させた後、17mg(21%)の4−オキソ−8−(チオフェン−2−スルホニルアミノ)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが淡褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 417.84
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.98 (1H, bs, NH), 11.64 (1H, s, NH), 10.27 (1H, s, NH), 9.01 (1H, bs, CHarom), 8.00-7.91 (1H, m, CHarom), 7.90-7.80 (1H, m, CHarom), 7.60-7.45 (1H, m, CHarom), 7.34-7.23 (1H, m, CHarom), 7.16-7.02 (2H, m, 2xCHarom), 4.40-4.23 (2H, m, CH2), 1.41-1.26 (3H, m, CH3).
8−(5−クロロ−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(57)
この化合物は合成45に従い、60mg(0.20mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)および29μL(0.21mmol)の5−クロロ−チオフェン−2−スルホニルクロリドから製造する。メタノールから再結晶させ、温メタノール中で摩砕した後、4mg(3%)の8−(5−クロロ−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 451.84-453.85
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.99 (1H, bs, NH), 11.66 (1H, s, NH), 10.40 (1H, bs, NH), 8.98 (1H, s, CHarom), 7.96 (1H, s, CHarom), 7.38-7.28 (2H, m, 2xCHarom), 7.17-7.12 (2H, m, 2xCHarom), 4.31 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(ベンゼンスルホニル−メチル−アミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(58)
30%の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが混入した135mgの8−メチルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成63)を無水ジメチルホルムアミド(2mL)に懸濁させたものに、177μL(1.27mmol)のトリエチルアミンを加え、この混合物を0℃まで冷却した後、56μL(0.44mmol)の塩化ベンゼンスルホニルを加える。この溶液を0℃で1時間攪拌する。溶媒を蒸発させ、得られた粗生成物をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール/アセトニトリル96/2/2)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、47mg(37%)の8−(ベンゼンスルホニル−メチル−アミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 425.88
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.04 (1H, bs, NH), 11.77 (1H, s, NH), 8.95 (1H, d, CHarom), 7.96 (1H, s, CHarom), 7.71-7.65 (1H, m, CHarom), 7.61-7.51 (4H, m, 4xCHarom), 7.35 (1H, d, CHarom), 7.15 (1H, dd, CHarom), 4.23 (2H, q, CH2), 3.19 (3H, s, CH3), 1.31 (3H, t, CH3).
8−(メタンスルホニル−メチル−アミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(59)
この化合物は合成58に従い、30%の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが混入し、33μL(0.42mmol)の塩化メタンスルホニルが加えられた130mgの8−メチルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成63)から製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール/アセトニトリル94/3/3)により精製した後、32mg(31%)の8−(メタンスルホニル−メチル−アミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 363.79
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.07 (1H, bs, NH), 11.77 (1H, bs, NH), 9.31 (1H, d, CHarom), 8.02 (1H, s, CHarom), 7.47 (1H, dd, CHarom), 7.42 (1H, d, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 3.28 (3H, s, CH3), 3.02 (3H, s, CH3), 1.35 (3H, t, CH3).
8−ベンゾイルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(60)
50mg(0.18mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成64)を無水ジメチルホルムアミド(1mL)に懸濁させたものに、52μL(0.37mmol)のトリエチルアミン、次いで24μL(0.20mmol)の塩化ベンゾイルを加える。この溶液を40℃で2.5時間攪拌する。溶媒を蒸発させ、得られた残渣をメタノールから再結晶させることにより精製すると、36mg(52%)の8−ベンゾイルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 376.29
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.02 (1H, bs, NH), 11.70 (1H, s, NH), 10.37 (1H, s, NH), 9.39 (1H, d, CHarom), 8.06-7.95 (3H, m, 3xCHarom), 7.73-7.49 (4H, m, 4xCHarom), 7.40 (1H, d, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−アセチルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(61)
72mg(0.24mmol)の8−ニトロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成66)を4mLの酢酸に溶かしたものに、134mg(2.4mmol)の鉄を加える。この混合物を1時間還流させる。この溶液を熱いうちに濾過し、固体を最少量の温酢酸ですすぐ。濾液を蒸発させた後、残渣(8−アセチルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートと8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの85/15混合物)を分取LCMSにより精製すると、4mg(5%)の8−アセチルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが灰色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 314.29
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.96 (1H, bs, NH), 11.62 (1H, s, NH), 9.98 (1H, s, NH), 9.15 (1H, d, CHarom), 7.96 (1H, s, CHarom), 7.71 (1H, dd, CHarom), 7.32 (1H, d, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 2.05 (3H, s, CH3), 1.34 (3H, t, CH3).
8−ジメチルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(62)
100mg(0.37mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成64)を1.2mLのエタノールに懸濁させたものに、33μL(0.41mmol)の37%ホルムアルデヒド水溶液、20μL(0.35mmol)の酢酸および26mg(0.41mmol)のシアノ水素化ホウ素ナトリウムを加える。この混合物を室温で6時間攪拌した後、33μL(0.41mmol)の37%ホルムアルデヒド水溶液、20μL(0.35mmol)の酢酸および7mg(0.11mmol)のシアノ水素化ホウ素ナトリウムを再び加える。この反応混合物を室温で一晩攪拌する。溶媒を蒸発させ、得られた残渣を分取LCMSにより精製すると、5mg(5%)の8−ジメチルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 299.95
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.85 (1H, bs, NH), 11.37 (1H, s, NH), 8.72 (1H, d, CHarom), 7.93 (1H, s, CHarom), 7.26 (1H, d, CHarom), 6.96 (1H, dd, CHarom), 4.29 (2H, q, CH2), 2.92 (6H, s, 2xCH3), 1.33 (3H, t, CH3).
8−メチルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(63)
0.5mLの無水テトラヒドロフラン中、45mg(0.15mmol)の8−ホルミルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ 3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの溶液に、テトラヒドロフラン中、ボラン−テトラヒドロフラン複合体の1M溶液0.41mL(0.41mmol)を加える。この反応混合物を室温で一晩、次いで還流下で8時間攪拌し、テトラヒドロフラン中、ボラン−テトラヒドロフラン複合体の1M溶液0.3mLをさらに添加する。次に、この反応混合物を還流下で3時間攪拌する。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣を1mLの無水エタノールおよびジエチルエーテル中2M塩酸0.76mL(1.52mmol)に取る。この溶液を70℃3時間攪拌する。沈殿を濾過し、エタノール、次いでジエチルエーテルで洗浄すると、24mg(50%)の8−メチルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 285.92
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.12 (1H, bs, NH), 11.82 (1H, s, NH), 10.53 (1H, bs, NH), 9.22 (1H, s, CHarom), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.56-7.36 (2H, m, 2xCHarom), 4.42-4.24 (2H, m, CH2), 2.93 (3H, s, CH3), 1.48-1.22 (3H, m, CH3).
氷浴上で冷却した153μL(1.63mmol)の無水酢酸に74μL(1.95mmol)のギ酸をゆっくり加えた後、この反応混合物を60℃で2時間攪拌する。この混合物を室温まで冷却した後、500mg(1.63mmol)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(合成64)を5mLの無水ジメチルホルムアミドおよび460μL(3.25mmol)のトリエチルアミンに溶かした溶液に加える。この反応混合物を60℃で2時間攪拌する。溶媒を蒸発させ、残渣を温メタノール中で摩砕すると、359mg(74%)の8−ホルミルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが薄桃色の固体の形態で得られる。
8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1 −エチルカルボキシレート(64)
500mg(1.66mmol)の8−ニトロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成66)を10mLの無水ジメチルホルムアミドに懸濁させたものに、30mgのパラジウム/炭素(10重量%)および530mg(8.30mmol)のギ酸アンモニウムを加える。この反応混合物を60℃で2時間攪拌する。次に、この混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過する。濾液を蒸発させ、残渣をジエチルエーテル中で摩砕し、濾過した後、360mg(80%)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 272.29
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.81 (1H, bs, NH), 11.30 (1H, s, NH), 8.37 (1H, d, CHarom), 7.90 (1H, s, CHarom), 7.12 (1H, d, CHarom), 6.72 (1H, dd, CHarom), 5.04 (2H, bs, NH2), 4.29 (2H, q, CH2), 1.33 (3H, t, CH3).
8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(64HCl)
3.57g(11.65mmol)の8−ニトロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成66)を80mLの無水ジメチルホルムアミドに懸濁させたものに、0.22gのパラジウム/炭素(10重量%)および3.74g(59.25mmol)のギ酸アンモニウムを加える。この反応混合物を60℃で一晩攪拌した後、0.50gのパラジウム/炭素(10重量%)および0.75g(11.89mmol)のギ酸アンモニウムを加える。4時間攪拌を続ける。次に、この混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過する。濾液を蒸発させ、エーテル中で摩砕し、濾過した後、8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートと8−ホルミルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチル カルボン酸塩の混合物3.16gが得られる。このベージュの残渣を40mLの無水エタノールに懸濁させた後、ジエチルエーテル中2M塩酸 11.7mL(23.29mmol)を加える。この溶液を90分間攪拌した後、濾過すると、3.34g(92%)の8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩が薄紫色の固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 272.29
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.17 (1H, bs, NH), 11.91 (1H, s, NH), 10.38 (3H, bs, 3xNH), 9.29 (1H, d, CHarom), 8.04 (1H, d, CHarom), 7.53 (1H, d, CHarom), 7.46 (1H, dd, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 1.35 (3H, t, CH3).
8−(2−エトキシカルボニル−ビニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(65)
この化合物は合成68に従い、114mg(0.3mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび36μL(0.33mmol)のアクリル酸エチルから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)、次いでエタノール中での摩砕により精製すると、23mg(22%)の8−(2−エトキシカルボニル−ビニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 355.25
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.09 (1H, bs, NH), 11.88 (1H, bs, NH), 9.56 (1H, s, CHarom), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, d, CHarom), 7.68 (1H, d, CH), 7.43 (1H, d, CHarom), 6.54 (1H, d, CH), 4.35 (2H, q, CH2), 4.22 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3), 1.29 (3H, t, CH3).
8−ニトロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(66)
1g(3.90mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成1)を15mLの無水酢酸に懸濁させたものを氷浴上で攪拌する。2mLの酢酸中、0.27mL(5.85mmol)の硝酸の溶液を滴下し、この懸濁液を0℃で2時間攪拌する。次に、この混合物に270μLの硝酸を加え、0℃で1時間攪拌を続ける。この黄色がかった白色固体を濾過し、酢酸で洗浄すると、8−ニトロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートと6−ニトロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの混合物が得られる。この固体を110℃にて酢酸(20mL)中で攪拌した後、熱いうちに濾過すると、0.55g(47%)の8−ニトロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 302.24
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.29 (1H, bs, NH), 12.28 (1H, s, NH), 10.30 (1H, d, CHarom), 8.26 (1H, dd, CHarom), 8.08 (1H, d, CHarom), 7.54 (1H, d, CHarom), 4.35 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
6−ニトロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(67)
この化合物は、8−ニトロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成66)の合成中に生じる。温濾過中に回収された濾液を蒸発させる。このようにして得られた黄色固体をメタノールから再結晶させると、8mg(1%)の6−ニトロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが黄色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 302.26
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.41 (1H, bs, NH), 11.24 (1H, s, NH), 9.72 (1H, dd, CHarom), 8.34 (1H, dd, CHarom), 8.12 (1H, s, CHarom), 7.45 (1H, t, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 1.35 (3H, t, CH3).
8−(2−ベンジルカルバモイル−ビニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(68)
アルゴン雰囲気下、100mg(0.30mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成71)を0.6mlの無水ジメチルホルムアミドに溶かしたものに、53mg(0.33mmol)のN−ベンジル−アクリルアミド、29mg(0.10mmol)のトリ−O−トリル−ホスフィン、83μL(0.60mmol)のトリエチルアミンおよび6mg(0.02mmol)の酢酸パラジウムを加える。この反応混合物を80℃で一晩攪拌する。この混合物を酢酸エチル(20mL)および飽和塩化ナトリウム溶液(20mL)で希釈する。二相に分け、水相を酢酸エチルで抽出する。有機相を合わせ、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、蒸発させる。得られた残渣をジクロロメタン/メタノール混合物(1.8mL/0.2mL)中で摩砕すると、87mgの固体が得られる。分取LCMSにより精製した後、1mg(1%)の8−(2−ベンジルカルバモイル−ビニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 416.41
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, CD3OD
9.73 (1H, s, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.70 (1H, d, CHethyl), 7.68-7.60 (1H, m, CHarom), 7.41 (1H, d, CHarom), 7.38-7.18 (5H, m, 5xCHarom), 6.73 (1H, d, CHethyl), 4.51 (2H, s, CH2), 4.40 (2H, q, CH2), 1.42 (3H, t, CH3).
8−[2−(2−メトキシカルボニル−エチルカルバモイル)−ビニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(69)
この化合物は合成68の従い、70mg(0.21mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成71)および36mg(0.23mmol)の3−アクリロイルアミノ−プロピオン酸メチルから製造する。ジクロロメタン中で摩砕した後、10mg(12%)の8−[2−(2−メトキシカルボニル−エチルカルバモイル)−ビニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが淡褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 412.39
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.08 (1H, bs, NH), 11.85 (1H, s, NH), 9.45 (1H, s, CHarom), 8.37-8.23 (1H, m, NH), 8.02 (1H, s, CHarom), 7.62 (1H, d, CHarom), 7.53-7.36 (2H, m, CHarom and CHethyl), 6.56 (1H, d, CHethyl), 4.34 (2H, q, CH2), 3.62 (3H, s, CH3), 3.47-3.34 (2H, m, CH2), 2.55 (2H, t, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−スチリル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(70)
この化合物は合成68に従い、70mg(0.21mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成71)および26μL(0.23mmol)のスチレンから製造する。濾過し、ジエチルエーテル中で摩砕した後、10mg(14%)の4−オキソ−8−スチリル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが淡褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 359.35
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.04 (1H, bs, NH), 11.77 (1H, s, NH), 9.43 (1H, d, CHarom), 8.01 (1H, s, CHarom), 7.72 (1H, dd, CHarom), 7.60 (2H, d, 2xCHarom), 7.45-7.14 (6H, m, 4xCHarom and 2xCHethyl), 4.36 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(71)
500mg(1.95mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成1)を10mLの無水ジメチルホルムアミドに溶かしたものに、434mg(2.44mmol)のN−ブロモスクシンイミドを加え、この反応混合物を室温で1時間攪拌する。次に、この混合物を10mLの酢酸エチルで希釈し、固体を濾過し、ジエチルエーテルですすいだ後、酢酸から再結晶させると、1当量の酢酸と共結晶した360mg(55%)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 334.77-336.77
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.10 (1H, bs, NH), 11.80 (1H, s, NH), 9.49 (1H, d, CHarom), 8.01 (1H, s, CHarom), 7.56 (1H, dd, CHarom), 7.36 (1H, d, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 1.35 (3H, t, CH3).
7,8−ジメトキシ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(72)
この化合物は合成1に従い、0.8g(4.14mmol)の5,6−ジメトキシ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから合成し、酢酸から再結晶させた後、1当量の酢酸と共結晶した0.19g(二段階で14%)の7,8−ジメトキシ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを灰色固体の形態で得た。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 316.90
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.84 (1H, bs, NH), 11.43 (1H, s, NH), 8.94 (1H, s, CHarom), 7.94 (1H, s, CHarom), 7.00 (1H, s, CHarom), 4.30 (2H, q, CH2), 3.83 (3H, s, CH3), 3.80 (3H, s, CH3), 1.33 (3H, t, CH3).
5,6−ジメトキシ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの合成は、C. Lanzi(WO2004/009083A1)に記載されている。この化合物をこの手順に従い、4.34g(22.13mmol)の(3,4−ジメトキシ−フェニル)−酢酸から製造し、ジエチルエーテル中で摩砕した後、2.87g(二段階で67%)の5,6−ジメトキシ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンがベージュ色の固体の形態で得られる。
4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート(73)
68mg(0.3mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成75)を2mLの無水メタノールに懸濁させたものに、1.5mLの無水メタノール中、55μL(0.75mmol)の塩化チオニルの溶液を滴下する。この溶液を還流下で48時間攪拌した後、室温まで冷却する。固体を濾過すると、15mg(20%)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 243.30
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.98 (1H, bs, NH), 11.65 (1H, s, NH), 9.22 (1H, d, CHarom), 7.99 (1H, s, CHarom), 7.44-7.38 (2H, m, 2xCHarom), 7.27-7.17 (1H, m, CHarom), 3.83 (3H, s, CH3).
4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキシレートベンジル(74)
0.5mLの無水ジメチルホルムアミド中、50mg(0.22mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成75)に、124μL(0.88mmol)のトリエチルアミンおよび79μL(0.66mmol)の臭化ベンジルを、出発生成物が完全に消失するまで、少量ずつ加える(3日間にわたる)。残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール94/6)により精製すると、56mgの不純生成物が得られる。メタノールから再結晶させた後、4mg(6%)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキシレートベンジルが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 319.25
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.03 (1H, bs, NH), 11.66 (1H, s, NH), 9.21 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.55-7.47 (2H, m, 2xCHarom), 7.46-7.27 (5H, m, 5xCHarom), 7.24-7.14 (1H, m, CHarom), 5.36 (2H, s, CH2).
4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(75)
1g(3.9mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成1)を45mLのエタノールおよび45mLの水に懸濁させたものに、1.64g(39mmol)の水酸化リチウム一水和物を加え、この溶液を70℃で17時間、次いで100℃で5時間攪拌する。真空下でエタノールを蒸発させ、蒸留水を加える。この水溶液を酢酸エチルで洗浄した後、酢酸でpH4〜5まで酸性化する。生じた沈殿を濾過した後、55℃で真空乾燥させると、0.9g(100%)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸がベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 229.25
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.31-11.76 (2H, flattened signal, NH and COOH), 11.55 (1H, s, NH), 9.66 (1H, dd, CHarom), 7.78 (1H, s, CHarom), 7.38 (1H, dd, CHarom), 7.35-7.27 (1H, m, CHarom), 7.18-7.10 (1H, m, CHarom).
1−ベンゾイル−3,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−c]キノリン−4−オン(76)
この化合物の合成は、J. Bergman (Tetrahedron, 2002, 58, pp 9179-9185)に記載されている。この化合物をこの手順に従い、0.8g(6mmol)の1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから製造し、ジクロロメタン中で摩砕した後、190mg(二段階で11%)の1−ベンゾイル−3,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−c]キノリン−4−オンがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 289.32
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.04 (1H, bs, NH), 11.72 (1H, s, NH), 8.84 (1H, d, CHarom), 7.87-7.80 (2H, m, 2xCHarom), 7.70-7.51 (4H, m, 4xCHarom), 7.47-7.35 (2H, m, 2xCHarom), 7.23-7.14 (1H, m, CHarom).
1−アセチル−3,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−c]キノリン−4−オン(77)
この化合物は合成76に従い、930mg(7mmol)の1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンおよび1.9mL(約10.5mmol)の40%ピルビンアルデヒド水溶液から製造し、酢酸エチル中で摩砕した後、63mg(二段階で4%)の1−アセチル−3,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−c]キノリン−4−オンがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 227.27
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
13.02 (1H, bs, NH), 11.70 (1H, s, NH), 9.31 (1H, d, CHarom), 8.35 (1H, d, CHarom), 7.40-7.37 (2H, m, 2xCHarom), 7.24-7.16 (1H, m, CHarom), 2.58 (3H, s, CH3).
4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキシレートイソプロピル(78)
120mg(0.47mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸を2mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、58mg(0.42mmol)の臭化イソプロピルおよび66μL(0.7mmol)の炭酸カリウムを加える。この反応混合物を70℃で48時間攪拌する。出発生成物が完全に消失するよう、臭化イソプロピル(300mg、2.17mmol)および炭酸カリウム(132μL、1.4mmol)を定期的に追加しながら、7日間にわたって反応をLC/MSによりモニタリングする。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)により精製すると、20mg(15%)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキシレートイソプロピルが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 270.76
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.94 (1H, bs, NH), 11.65 (1H, s, NH), 9.22 (1H, d, CHarom), 7.94 (1H, s, CHarom), 7.43-7.37 (2H, m, 2xCHarom), 7.21 (1H, ddd, CHarom), 5.14 (1H, sept, CH), 1.34 (6H, d, 2xCH3).
N−(2−ジメチルアミノ−エチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド(79)
75mg(0.33mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成75)を0.7mLの無水ジメチルホルムアミドに懸濁させたものに、49mg(0.36mmol)の1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、69mg(0.36mmol)の1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、73μL(0.66mmol)のN−メチルモルホリンおよび40μL(0.36mmol)のN,N−ジメチルエチレンジアミンを加える。この反応混合物を室温で一晩攪拌する。この混合物を酢酸エチル(20mL)および飽和塩化ナトリウム溶液(20mL)で希釈する。二相に分け、水相を酢酸エチル(3×20mL)で抽出する。有機相を合わせ、炭酸カリウム水溶液(10%)(3×40mL)、水(40mL)および飽和塩化ナトリウム溶液(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させる。得られた残渣をジエチルエーテル中で摩砕すると、13mg(13%)のN−(2−ジメチルアミノ−エチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミドが淡褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 299.36
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, CD3OD
8.79 (1H, d, CHarom), 7.82 (1H, s, CHarom), 7.43-7.34 (2H, m, 2xCHarom), 7.30-7.18 (1H, m, CHarom), 3.58 (2H, t, CH2), 2.65 (2H, t, CH2), 2.36 (6H, s, 2xCH3).
N−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド(80)
この化合物は合成79に従い、75mg(0.33mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成75)および46μL(0.36mmol)の3−ジメチルアミノプロピルアミンから製造する。ジエチルエーテル中で摩砕した後、37mg(36%)のN−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミドが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 313.37
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, CD3OD
8.76 (1H, d, CHarom), 7.76 (1H, s, CHarom), 7.43-7.35 (2H, m, 2xCHarom), 7.28-7.19 (1H, m, CHarom), 3.46 (2H, t, CH2), 2.61-2.51 (2H, m, CH2), 2.35 (6H, s, 2xCH3), 1.97-1.81 (2H, m, CH2).
3−[(4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボニル)−アミノ]−メチルプロパノエート(81)
この化合物は合成79に従い、75mg(0.33mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成75)、108μL(0.99mmol)のN−メチルモルホリンおよび51mg(0.36mmol)の3−アミノプロパン酸メチル塩酸塩から製造する。メタノール中で摩砕した後、9mg(9%)の3−[(4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボニル)−アミノ]−メチルプロパノエートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 314.34
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.60 (1H, bs, NH), 11.54 (1H, s, NH), 8.99 (1H, d, CHarom), 8.37-8.27 (1H, m, NH), 7.79 (1H, s, CHarom), 7.42-7.28 (2H, m, 2xCHarom), 7.22-7.09 (1H, m, CHarom), 3.62 (3H, s, CH3), 3.58-3.44 (2H, m, CH2), 2.62 (2H, t, CH2).
N−(シクロヘキシルメチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド(82)
この化合物は合成79に従い、75mg(0.33mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成75)および47μL(0.36mmol)のC−シクロヘキシル−メチルアミンから製造する。メタノールから再結晶させた後、8mg(8%)のN−(シクロヘキシルメチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミドが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 324.41
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, CD3OD
8.71 (1H, d, CHarom), 7.73 (1H, s, CHarom), 7.42-7.37 (2H, m, 2xCHarom), 7.28-7.18 (1H, m, CHarom), 3.26 (2H, d, CH2), 1.94-1.57 (6H, m, 6xCHcyclo), 1.43-1.17 (3H, m, 3xCHcyclo), 1.15-0.96 (2H, m, 2xCHcyclo).
N−(ベンジル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド(83)
この化合物は合成79に従い、75mg(0.33mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成75)および40μL(0.36mmol)のベンジルアミンから製造する。メタノールから再結晶させた後、8mg(8%)のN−(ベンジル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミドが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 318.37
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, CD3OD
8.72 (1H, d, CHarom), 7.79 (1H, s, CHarom), 7.46-7.16 (8H, m, 8xCHarom), 4.62 (2H, s, CH2).
N−[2−(1H−インドール−3−イル)−エチル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド(84)
この化合物は合成79に従い、75mg(0.33mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成75)および58mg(0.36mmol)のトリプタミンから製造する。ジエチルエーテル中で摩砕した後、48mg(40%)のN−[2−(1H−インドール−3−イル)−エチル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミドが淡褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 371.37
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, CD3OD
8.68 (1H, d, CHarom), 7.64 (1H, d, CHarom), 7.59 (1H, s, CHarom), 7.42-7.30 (3H, m, 3xCHarom), 7.22-6.95 (4H, m, 4xCHarom), 3.73 (2H, t, CH2), 3.13 (2H, t, CH2).
N−(3−ヒドロキシ−プロピル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン4−カルボキサミド(85)
この化合物は合成79に従い、75mg(0.33mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成75)および28μL(0.36mmol)の3−ヒドロキシ−プロピルアミンから製造する。水相を蒸発させ、残渣をメタノールに取った後、濾過する。濾液を蒸発させ、残渣を分取LCMSにより精製すると、8mg(9%)のN−(3−ヒドロキシ−プロピル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン4−カルボキサミドが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 286.34
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.57 (1H, s, NH), 11.53 (1H, s, NH), 9.00 (1H, d, CHarom), 8.19 (1H, t, NH), 7.79 (1H, s, CHarom), 7.40-7.28 (2H, m, 2xCHarom), 7.18-7.10 (1H, m, CHarom), 4.49 (1H, t, OH), 3.54-3.45 (2H, m, CH2), 3.37-3.27 (2H, m, CH2), 1.70 (2H, quint., CH2).
N−(ピリジン−4−イルメチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド(86)
この化合物は合成79に従い、75mg(0.33mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成75)および37μL(0.36mmol)のピリジン−4−イルメチルアミンから製造する。反応中に生じた沈殿を濾過した後、ジメチルホルムアミドおよびジエチルエーテルで洗浄すると、46mg(44%)のN−(ピリジン−4−イルメチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミドが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 319.37
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.68 (1H, bs, NH), 11.57 (1H, bs, NH), 9.07-8.81 (2H, m, NH and CHarom), 8.67-8.35 (2H, m, 2xCHarom), 7.99 (1H, s, CHarom), 7.54-7.23 (4H, m, 4xCHarom), 7.17-7.02 (1H, m, CHarom), 4.50 (2H, s, CH2).
N−(フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド(87)
この化合物は合成79に従い、75mg(0.33mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成75)および33μL(0.36mmol)のアニリンから製造する。ジエチルエーテル中で摩砕した後、45mg(45%)のN−(フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミドが淡褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 304.33
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.78 (1H, bs, NH), 11.61 (1H, s, NH), 10.15 (1H, s, NH), 8.87 (1H, d, CHarom), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.79 (2H, d, 2xCHarom), 7.44-7.30 (4H, m, 4xCHarom), 7.21-7.03 (2H, m, 2xCHarom).
N−(メチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド(88)
この化合物は合成79に従い、37mg(0.17mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成75)、108μL(0.99mmol)のN−メチルモルホリンおよび17mg(0.25mmol)の塩酸メチルアミンから製造する。ジエチルエーテル中で摩砕した後、3mg(7%)のN−(メチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミドが褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 242.29
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, CD3OD
8.77 (1H, d, CHarom), 7.74 (1H, s, CHarom), 7.43-7.36 (2H, m, 2xCHarom), 7.29-7.19 (1H, m, CHarom), 2.96 (3H, s, CH3).
N,N−(ジメチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド(89)
この化合物は合成79に従い、41mg(0.18mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成75)、108μL(0,99mmol)のN−メチルモルホリンおよび22mg(0.25mmol)の塩酸ジメチルアミンから製造する。この反応混合物を濾過した後、10mg(22%)のN,N−(ジメチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミドが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 256.26
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.54 (1H, bs, NH), 11.48 (1H, s, NH), 7.84 (1H, d, CHarom), 7.51 (1H, s, CHarom), 7.42-7.29 (2H, m, 2xCHarom), 7.19-7.11 (1H, m, CHarom), 3.02 (6H, bs, 2xCH3).
4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド(90)
1mLのポリリン酸中、84mg(0.4mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボニトリルの懸濁液を、130℃で2時間加熱する。この反応混合物を室温まで冷却した後、氷に注ぐ。この混合物を30分間攪拌し、このようにして生じた固体を濾過した後、メタノール/トルエン混合物に取る。溶媒を蒸発させた後、残渣(4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミドと4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸の2/1混合物)を分取LCMSにより精製すると、4mg(4%)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミドが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 228.24
1H-NMR: δH ppm 250 MHz, DMSO
12.60 (1H, bs, NH), 11.53 (1H, s, NH), 9.57 (1H, d, CHarom), 7.90 (1H, s, CHarom), 7.69 (1H, bs, NH), 7.40-7.29 (2H, m, 2xCHarom), 7.19-7.02 (2H, m, NH and CHarom).
4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボニトリルの合成は、Bergman (Tetrahedron, 2002, 58, pp 9179-9185)に記載されている。この化合物をこの手順に従い、1.2g(7.96mmol)の2−ニトロベンズアルデヒドから製造し、酢酸から再結晶させた後、283mg(三段階で17%)の 4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボニトリルが白色固体の形態で得られる。
4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(91)
この化合物は合成25に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および236mg(1mmol)の4−アミノ−1−tert−ブトキシカルボニルピペリジン塩酸塩および700μL(5mmol)のトリエチルアミンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア65/25/4)、次いでメタノール中での摩砕により精製した後、すると、16mg(4%)の4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 419.10
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.08 (1H, s, NH), 9.84 (1H, d, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.87 (1H, dd, CHarom), 7.56 (1H, d, CHarom), 4.34 (2H, q, CH2), 3.40-3.30 (1H, m, CHpip) 3.20-3.11 (2H, m, 2xCHpip), 3.00-2.92 (1H, m, NH), 2.91-2.81 (2H, m, 2xCHpip), 1.84-1.75 (2H, m, 2xCHpip), 1.61-1.52 (2H, m, 2xCHpip), 1.36 (3H, t, CH3).
8−シクロペンチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート(92)
170mg(0.5mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)を2mLの無水ジクロロメタンおよび0.5mLの無水ジメチルホルムアミドに懸濁させたものに、146μL(1.04mmol)のトリエチルアミンおよび57μL(0.57mmol)のシクロペンチルアミンを加える。この反応混合物を室温で5時間攪拌する。溶媒を蒸発させた後、残渣を2mLの無水メタノールに取る。次に、2.5mLの無水メタノール中、380μL(5.2mmol)の塩化チオニルの溶液をゆっくり加える。この反応混合物を70℃で24時間攪拌した後、室温まで冷却する。固体を濾過した後、濾液を蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール/アセトニトリル94/3/3)により精製すると、10mg(5%)の8−シクロペンチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレートが、20%のそのエチルカルボキシレート類似体が混入した状態で、ベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 389.92
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.19 (1H, s, NH), 12.05 (1H, s, NH), 9.83 (1H, d, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.56-7.51 (2H, m, CHarom and NH), 7.54 (1H, d, CHarom), 3.86 (3H, s, CH3), 3.53-3.45 (1H, m, CHpen) 1.55-1.48 (4H, m, 4xCHpen), 1.40-1.22 (6H, m, 6xCHpen).
8−(オクタヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(93)
200mg(0.61mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)を3.5mLの無水ジクロロメタンおよび1mLの無水ジメチルホルムアミドに懸濁させたものに、250μL(1.83mmol)のトリエチルアミンおよび175μL(0.57mmol)の2−ベンジル−オクタヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール塩酸塩(A. Madin、米国特許第006107321号に記載されている手順に従って得られる化合物)を加える。この反応混合物を室温で5時間攪拌する。溶媒を蒸発させた後、残渣を2mLの無水エタノールに取る。次に、2.5mLの無水エタノール中、450μL(6.1mmol)の塩化チオニルの溶液をゆっくり加える。この反応混合物を70℃で24時間攪拌した後、室温まで冷却する。固体を濾過した後、濾液を蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア80/5/2)により精製すると、70mgの黄色固体が得られる。この固体を5mLのエタノールに溶かす。この反応混合物を水素雰囲気下、出発生成物が完全に消失するまで定期的にパラジウム10%/炭素および1M塩酸水溶液を添加しながら攪拌する。この反応混合物をセライトで濾過し、濾液を蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア65/25/4)により精製すると、18mg(三段階で7%)の8−(オクタヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 431.13
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.15 (1H, s, NH), 9.80 (1H, d, CHarom), 8.08 (1H, s, CHarom), 7.78 (1H, dd, CHarom), 7.62 (1H, d, CHarom), 4.34 (2H, q, CH2), 3.22-3.17 (2H, m, 2xCHpyr) 3.08-3.01 (2H, m, 2xCHpyr), 2.95-2.80 (6H, m, 6xCHpyr), 1.36 (3H, t, CH3).
8−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(94)
この化合物は合成25に従い、200mg(0.6mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)、100mg(0.8mmol)の3−アミノキヌクリジン(遊離型)および170μL(1.22mmol)のトリエチルアミンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア85/13/2)により精製した後、11mg(4%)の8−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 444.83
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.10 (1H, s, NH), 12.07 (1H, s, NH), 9.81 (1H, d, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.81 (1H, dd, CHarom), 7.75 (1H, d, NH), 7.53 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.27-3.22 (1H, m, CHqui), 2.91-2.82 (1H, m, CHqui), 2.80-2.65 (1H, m, CHqui), 2.60-2.36 (3H, m, 3xCHqui), 1.79-1.69 (1H, m, CHqui), 1.68-1.61 (1H, m, CHqui),1.49-1.32 (5H, m, 2xCHqui and CH3), 1.24-1.15 (1H, m, CHqui).
8−(4−メチル−ピペラジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート(95)
38mg(0.1mmol)の8−(4−メチル−ピペラジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸を1mLのジメチルホルムアミドおよび1mLのメタノールに溶かした懸濁液に、ジエチルエーテル中トリメチルシリルジアゾメタンの2M溶液60μL(0.12mmol)を加える。LC/MS分析によりモニタリングした後、ジエチルエーテル中トリメチルシリルジアゾメタンの2M溶液60μL(0.12mmol)を再び加え、その後、この反応混合物を1時間攪拌する。次に、沈殿を濾取し、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄した後、真空炉内で乾燥させると、10mg(17%)の8−(4−メチル−ピペラジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 404.87
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.25 (1H, bs, NH), 12.12 (1H, s, NH), 9.80 (1H, s, CHarom), 8.11 (1H, s, CHarom), 7.76 (1H, dd, CHarom), 7.61 (1H, d, CHarom), 3.86 (3H, s, CH3), 2.95 (4H, m, 2xCH2), 2.39 (4H, m, 2xCH2).
8−(4−メチル−ピペラジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレートは、合成25に従い、440mg(0.75mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および164μL(1.48mmol)の1−メチル−ピペラジンから製造し、水で洗浄した後、340mg(65%)の8−(4−メチル−ピペラジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
4−オキソ−8−スルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(96)
密閉試験管にて、490mg(1.5mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)を1.5mLの28%アンモニア水溶液に溶かす。この混合物を100℃で4時間攪拌する。この溶液を冷却した後、溶媒を蒸発させる。残渣を10mLの無水エタノールに取る。次に、4.5mLの無水エタノール中、1.1mL(15mmol)の塩化チオニルの溶液をゆっくり加える。この反応混合物を70℃で48時間攪拌した後、室温まで冷却する。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア85/13/2)により精製すると、18mg(3%)の4−オキソ−8−スルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 335.98
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.08 (1H, s, NH), 12.01 (1H, s, NH), 9.82 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.84 (1H, dd, CHarom), 7.53 (1H, d, CHarom), 7.26 (2H, s, NH2), 4.34 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
(S)−4−オキソ−8−[(ピロリジン−3−メチル)−スルファモイル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(97)
この化合物は合成25に従い、392mg(1.2mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c,]キノリン−1−カルボン酸(合成2)、252mg(1.26mmol)の(R)−2−(アミノメチル)−1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジンおよび200μL(1.44mmol)のトリエチルアミンから製造する。シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア80/16/4)により精製した後、25mg(4%)の(S)−4−オキソ−8−[(ピロリジン−3−メチル)−スルファモイル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 418.93
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.19 (1H, s, NH), 12.10 (1H, s, NH), 9.84 (1H, d, CHarom), 8.87 (1H, bs, NH), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.95 (1H, s, NH), 7.84 (1H, dd, CHarom), 7.59 (1H, d, CHarom), 4.34 (2H, q, CH2), 3.60-3.50 (1H, m, CH), 3.21-2.98 (4H, m, 4xCH), 2.21-1.95 (1H, m, CH), 1.94-1.78 (2H, m, 2xCH), 1.66-1.55 (1H, m, CH), 1.36 (3H, t, CH3).
8−(4−ヒドロキシ−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(98)
この化合物は合成25に従い、440mg(0.75mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(合成2)および161mg(1.48mmol)の4−ヒドロキシアニリンから製造する。エタノール/ジイソプロピルエーテル混合物中で摩砕し、次いで水で洗浄し、乾燥させた後、33mg(11%)の8−(4−ヒドロキシ−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 427.77
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.15 (1H, bs, NH), 12.01 (1H, s, NH), 9.71 (1H, s, CHarom), 9.67 (1H, s, OH), 9.20 (1H, s, NH), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.63 (1H, dd, CHarom), 7.47 (1H, d, CHarom), 6.88 (2H, d, 2xCHarom), 6.56 (2H, d, 2xCHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 1.35 (3H, t, CH3)
8−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(99)
この化合物は合成1に従い、5.8g(38mmol)の5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから合成し、酢酸から再結晶させた後、805mg(二段階で7%)の、1当量の酢酸と共結晶した8−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが灰色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 275.05
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.12 (1H, s, NH), 11.78 (1H, s, NH), 9.12-9.07 (1H, m, CHarom), 8.02 (1H, s, CHarom), 7.45-7.40 (1H, m, CHarom), 7.34-7.25 (1H, m, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
2−ジエチルアミノエチルの8−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキシレート(100)
123mg(0.5mmol)の8−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸を0.5mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、104mg(0.4mmol)の臭化水素酸2−ブロモエチル−ジエチルアミンおよび163mg(0.5mmol)の炭酸セシウムを加える。この反応混合物を室温で2時間攪拌した後、水を加え、固体を濾過する。これをシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール/トリエチルアミン95/5/0.1)、次いでメタノール中での摩砕により精製した後、13mg(7%)の8−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−2−ジエチルアミノエチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 345.97
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.12 (1H, bs, NH), 11.77 (1H, s, NH), 9.08 (1H, d, CHarom), 8.05-7.97 (1H, m, CHarom), 7.47-7.41 (1H, m, CHarom), 7.33-7.27 (1H, m, CHarom), 4.42-4.28 (2H, m, CH2), 2.87-2.70 (2H, m, CH2), 2.66-2.45 (4H, m, 2xCH2), 1.15-0.91 (6H, m, 2xCH3).
8−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸は、合成75に従い、403mg(1.47mmol)の8−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび616mg(14.7mmol)の水酸化リチウム一水和物から製造し、酸性−塩基性処理の後、365mg(定量的)の8−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸が薄桃色固体の形態で得られる。
8−アセチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(101)
この化合物は合成1に従い、5−アセチル−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから合成し、1N HClで沈殿させ、水、およびジイソプロピルエーテルで洗浄した後、1.8g(二段階で22%)の8−アセチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 298.94
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.13 (1H, bs, NH), 11.99 (1H, s, NH), 10.01 (1H, s, CHarom), 8.04 (1H, s, CHarom), 7.96 (1H, d, CHarom), 7.47 (1H, d, CHarom), 4.34 (2H, q, CH2), 2.62 (3H, s, CH3), 1.35 (3H, t, CH3).
5−アセチル−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの合成は、Peng Cho Tang(US2003/0069421A1)に記載されている。この化合物をこの手順に従い、6.65g(50mmol)の1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン、三塩化アルミニウム(150mmol)および塩化アセチル(100mmol)から製造し、水中で摩砕し、乾燥させた後、7.32g(83%)の5−アセチル−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンがベージュ色の固体の形態で得られる。
8−ベンゾイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(102)
この化合物は合成1に従い、5−ベンゾイル−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから合成し、1N HClで沈殿させ、水、およびジイソプロピルエーテルで洗浄した後、7mg(二段階で3%)の8−ベンゾイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS(IE, m/z): (M+1) 361.06
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.14 (1H, bs, NH), 12.04 (1H, s, NH), 9.76 (1H, s, CHarom), 8.02 (1H, s, CHarom), 7.83-7.38 (7H, m, 7xCHarom), 4.18 (2H, q, CH2), 1.24 (3H, t, CH3).
5−ベンゾイル−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの合成は、McNutt(WO99/10325)に記載されている。この化合物をこの手順に従い、665g(5mmol)の1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン、三塩化アルミニウム(15mmol)および塩化ベンゾイル(10mmol)から製造し、水中で摩砕し、乾燥させた後、880mg(74%)の5−ベンゾイル−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンがベージュ色の固体の形態で得られる。
8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(103)
この化合物は合成75に従い、412mg(0.93mmol)の8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび360mg(13.95mmol)の水酸化リチウム一水和物から製造し、酸性−塩基性処理を行い、酸性水相(pH5)中で沈殿させた後、200mg(52%)の8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸が薄桃色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 415.98
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CD3OD
10.03 (1H, s, CHarom), 8.08 (1H, s, CHarom), 7.44 (2H, s, 2xCHarom), 7.17-7.14 (2H, m, 2xCHarom), 7.03 (2H, t, 2xCHarom), 3.28 (3H, t, NCH3).
8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−2−ヒドロキシエチルカルボキシレート(104)
62mg(0.15mmol)の8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸を2mLのエチレングリコールに溶かした溶液に、ジエチルエーテル中塩酸の2M溶液5μLを加える。この反応混合物を80℃で20時間攪拌する。水を加え、化合物をジクロロメタン/メタノール混合物(95/5)で抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させ、残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)により精製すると、25mg(36%)の8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−2−ヒドロキシエチルカルボキシレートが褐色生成物の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 460.14
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CD3OD
9.87 (1H, s, CHarom), 8.23 (1H, s, CHarom), 7.52-7.48 (2H, m, 2xCHarom), 7.17-7.14 (2H, m, 2xCHarom), 7.05-7.01 (2H, m, 2xCHarom), 4.40 (2H, t, OCH2), 3.91 (2H, t, CH2), 3.26 (3H, t, NCH3).
8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−2−アミノエチルトリフルオロアセテートカルボキシレート(105)
5mg(0.01mmol)の8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−2−tert−ブトキシカルボニルアミノエチルカルボキシレートを1mLのジクロロエタンに溶かした溶液に、10μLのトリフルオロ酢酸を加える。この溶液を室温で18時間攪拌し、残渣をジクロロメタン/ジエチルエーテル混合物から再結晶させると、4mg(80%)の、2−アミノエチルトリフルオロアセテートの8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 459.26
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CD3OD
9.77 (1H, s, CHarom), 8.29 (1H, s, CHarom), 7.52-7.50 (2H, m, 2xCHarom), 7.15-7.13 (2H, m, 2xCHarom), 7.06-7.04 (2H, m, 2xCHarom), 4.56 (2H, t, OCH2), 3.61-3.59 (2H, m, NCH2), 3.24 (3H, t, NCH3).
8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルアミノエチル(106)
20mg(0.05mmol)の8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸を0.5mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、7mg(0.03mmol)の2−ブロモ−N−tert−ブトキシカルボニル−エチルアミンおよび19mg(0.06mmol)の炭酸セシウムを加える。この反応混合物を室温で18時間攪拌した後、溶媒を蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤シクロヘキサン/酢酸エチル2/8)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、5mg(18%)の8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸3−tert−ブトキシカルボニルアミノエチルが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 559.19
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CD3OD
9.84 (1H, s, CHarom), 8.16 (1H, s, CHarom), 7.46-7.44 (2H, m, 2xCHarom), 7.14-7.03 (2H, m, 2xCHarom), 7.00-6.98 (2H, m, 2xCHarom), 4.42 (2H, t, OCH2), 3.60-3.45 (2H, m, NCH2), 3.23 (3H, t, NCH3),1.41 (9H, s, t-Bu).
8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−3−アミノプロピルカルボキシレートのトリフルオロアセテート(107)
45mg(0.08mmol)の8−[(4 −フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸2−tertブトキシカルボニルアミノプロピルを1mLのジクロロエタンに溶かした溶液に、100μLのトリフルオロ酢酸を加える。この溶液を室温で18時間攪拌した後、残渣をジクロロメタン/ジエチルエーテル混合物中で再結晶させると、12mg(26%)の、トリフルオロ酢酸2−アミノプロピルの8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−3−アミノプロピルカルボン酸塩がベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 473.21
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CD3OD
9.71 (1H, s, CHarom), 8.08 (1H, s, CHarom), 7.45 (2H, dd, 2xCHarom), 7.09-7.06 (2H, m, 2xCHarom),6.99-6.97 (2H, m, 2xCHarom), 4.37 (2H, t, OCH2), 3.17 (3H, t, NCH3), 3.10-3.07 (2H, m, NCH2), 2.11-2.09 (2H, m, CH2).
8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピル(108)
21mg(0.05mmol)の8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸を0.5mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、9mg(0.04mmol)の3−ブロモ−N−tert−ブトキシカルボニル−プロピルアミンおよび8mg(0.06mmol)の炭酸カリウムを加える。この反応混合物を室温で18時間攪拌した後、溶媒を蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤シクロヘキサン/酢酸エチル2/8)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、6mg(21%)の8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピルが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 573.26
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CD3OD
9.72 (1H, s, CHarom), 8.04 (1H, s, CHarom), 7.39-7.36 (2H, m, 2xCHarom), 7.05-7.02 (2H, m, 2xCHarom),6.93-6.91 (2H, m, 2xCHarom), 4.25 (2H, t, OCH2), 3.25 (2H, m, NCH2), 3.14 (3H, t, NCH3), 1.86-1.83 (2H, m, CH2) 1.33 (9H, s, t-Bu).
N−プロピル−8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(109)
この化合物は合成79に従い、100mg(0.3mmol)の8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および27μL(0.33mmol)のプロピルアミンから製造し、カラムクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール/アセトニトリル90/5/5)により精製した後、45mg(40%)のN−プロピル−8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 377.16
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.79 (1H, bs, NH), 11.94 (1H, bs, NH), 9.62 (1H, d, CHarom), 8.25 (1H, t, NH), 7.92 (1H, s, CHarom), 7.69 (1H, dd, CHarom), 7.54 (1H, d, CHarom), 3.24 (2H, q, CH2), 2.63 (6H, s, 2x CH3), 1.56 (2H, sext, CH2), 0.92 (3H, t, CH3).
8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸は合成178に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および85mg(1.05mmol)の塩酸ジメチルアミンから製造し、沈殿させ、水中で摩砕することにより精製した後、210mg(62%)の8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸が灰色固体の形態で得られる。
N−メチル−N−プロピル−8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド(110)
この化合物は合成79に従い、100mg(0.3mmol)の8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および34μL(0.33mmol)のN−メチル−プロピルアミから製造し、カラムクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール/アセトニトリル90/5/5)により精製した後、46mg(40%)のN−メチル−N−プロピル−8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミドがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 391.35
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.77 (1H, bs, NH), 11.93 (1H, bs, NH), 8.37-8.19 (1H, m, CHarom), 7.69 (1H, dd, CHarom), 7.65-7.56 (1H, m, CHarom), 7.57 (1H, d, CHarom), 3.50-3.34 (2H, m, CH2), 3.01 (3H, tb, CH3), 2.60 (6H, s, 2xCH3), 1.75-1.37 (2H, m, CH2), 1.01-0.53 (3H, m, CH3).
8−シクロヘキシルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート(111)
この化合物はエステル化Bの一般法により、258mg(0.66mmol)の8−シクロヘキシルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸およびジエチルエーテル中トリメチルシリルジアゾメタンの2M溶液995μL(1.99mmol)から得られたものであり、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)により精製した後、57mg(21%)の8−シクロヘキシルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 404.05
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.19 (1H, bs, NH), 12.04 (1H, bs, NH), 9.83 (1H, s, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.54-7.51 (2H, m, CHarom, NH ), 3.86 (3H, s, CH3), 3.02 (1H, m, CH), 1.62-1.56 (4H, m, 2xCH2), 1.42 (2H, m, CH2), 1.14-0.99 (5H, m, CH2 and CH3).
490mg(1.5mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸を4mLの無水ジクロロメタンおよび1mLの無水ジメチルホルムアミドに懸濁させたものに、314μL(2.25mmol)のトリエチルアミンおよび189μL(1.65mmol)のシクロヘキシルアミンを加える。この反応混合物を室温で2日間攪拌する。溶媒を蒸発させ、残渣を水に取る。固体を濾過し、水、次いでジイソプロピルエーテルですすいだ後、真空乾燥させると、258mg(44%)の8−シクロヘキシルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸がクリーム色の固体の形態で得られる。
密閉試験管にて、1.42g(4.5mmol)の、1当量の酢酸と共結晶した4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成1)を6mL(90mmol)のクロロスルホン酸に溶かす。この反応混合物を85℃に予熱した油浴中に20分間置き、氷浴上で冷却した後、砕いた氷の中にゆっくり注ぐ。固体を濾過し、水、ジイソプロピルエーテルおよびペンタンですすいだ後、真空乾燥させると、1.47g(定量的)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸が褐色固体の形態で得られる。
4−オキソ−8−(ピペリジン−3−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート(112)
10mLのメタノール中、172mg(0.32mmol)の8−(1−ベンジルオキシカルボニル−ピペリジン−3−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレートの溶液に、メタノール中塩酸の1M溶液(510μL、0.64mmol)および17mgのパラジウム10%/炭素を加える。この溶液を室温で5日間攪拌した後、セライトで濾過する。濾液を蒸発させ、残渣をジクロロメタンに取り、トリエチルアミンを加えてアミンを遊離塩基の形で遊離させる。溶媒を蒸発させた後、残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア150/25/4)により精製すると、56mg(43%)の4−オキソ−8−(ピペリジン−3−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 405.05
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.05 (1H, bs, NH), 9.84 (1H, d, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.81 (1H, dd, CHarom), 7.63 (1H, bs, NH), 7.54 (1H, d, CHarom), 3.86 (3H, s, CH3), 3.09-3.00 (1H, m, CHpiper), 2.81 (1H, dd, CHpiper), 2.71 (1H, dd, CHpiper), 2.37-2.31 (1H, m, CHpiper), 2.28 (1H, dd, CHpiper), 1.68-1.60 (1H, m, CHpiper), 1.55-1.49 (1H, m, CHpiper), 1.28-1.21 (2H, m, 2xCHpiper).
8−(1−ベンジルオキシカルボニル−ピペリジン−3−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレートは合成11に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および246mg(1.05mmol)の3−アミノ−1−ベンジルオキシカルボニル−ピペリジンから製造し、一般法Bに従ってエステル化を行い、水中で摩砕することにより精製した後、172mg(二段階で32%)の8−(1−ベンジルオキシカルボニル−ピペリジン−3−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート(113)
この化合物は合成111に従い、294mg(0.9mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、276μL(1.99mmol)のトリエチルアミンおよび224mg(0.95mmol)の4−アミノ−1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン塩酸塩から製造し、一般法Aに従ってエステル化を行い(アルコールとしてメタノールを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア90/25/4)により精製した後、205mg(二段階で52%)の4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレートが淡黄色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 419.05
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.21 (1H, bs, NH), 12.10 (1H, bs, NH), 9.84 (1H, d, CHarom), 8.08 (1H, s, CHarom), 7.92 (1H, d, NH), 7.83 (1H, dd, CHarom), 7.57 (1H, d, CHarom), 3.86 (3H, s, CH3), 3.40-3.31 (1H, m, CHpiper), 3.19-3.10 (2H, m, 2xCHpiper), 2.91-2.80 (2H, m, 2xCHpiper), 1.84-1.74 (2H, m, 2xCHpiper), 1.65-1.54 (2H, m, 2xCHpiper).
4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(114)
150mg(0.3mmol)の8−(1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸を2mLの無水ジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、107μL(0.76mmol)のトリエチルアミンおよび100μL(0.61mmol)のジ−n−プロピルスルフェートを加える。この溶液を室温で20時間攪拌した後、43μL(0.3mmol)のトリエチルアミンおよび51μL(0.3mmol)のジ−n−プロピルスルフェートを再び加える。さらに24時間攪拌を続け、3mLのアンモニアを加える。さらに15分間攪拌した後、生成物をジクロロメタンで抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した後、蒸発させる。残渣を2mLのジクロロエタンおよび1mLのトリフルオロ酢酸に溶かす。この溶液を室温で1時間攪拌した後、溶媒を蒸発させる。固体をジクロロメタンに取った後、トリエチルアミンを加えてアミンを遊離させる。再び溶媒を蒸発させ、残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア160/25/4)により精製すると、44mg(二段階で33%)の4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 433.20
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
9.82 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.58 (1H, dl, NH), 7.52 (1H, d, CHarom), 4.25 (2H, t, CH2), 3.13-3.04 (1H, m, CHpiper), 2.82-2.75 (2H, m, 2xCHpiper), 2.35-2.26 (2H, m, 2xCHpiper), 1.81-1.72 (2H, m, CH2),1.56-1.48 (2H, m, 2xCHpiper), 1.27-1.14 (2H, m, 2xCHpiper), 0.99 (3H, t, CH3).
8−(1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸は合成178に従い、2.1g(6.45mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、1.8mL(12.9mmol)のトリエチルアミンおよび1.29g(6.45mmol)の4−アミノ−1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジンから製造し、沈殿させ、水中で摩砕することにより精製した後、1.86g(59%)の8−(1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸がベージュ色の固体の形態で得られる。
ブチルの4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキシレート(115)
この化合物は合成114に従い、100mg(0.2mmol)の8−(1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、85μL(0.61mmol)のトリエチルアミンおよび102μL(0.51mmol)のジ−n−ブチルスルフェートから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア160/25/4)により精製した後、31mg(二段階で34%)の4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−ブチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 447.01
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
9.82 (1H, d, CHarom), 8.04 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.58 (1H, dl, NH), 7.52 (1H, d, CHarom), 4.29 (2H, t, CH2), 3.15-3.04 (1H, m, CHpiper), 2.83-2.75 (2H, m, 2xCHpiper), 2.35-2.26 (2H, m, 2xCHpiper), 1.77-1.69 (2H, m, CH2),1.56-1.49 (2H, m,2xCHpiper), 1.48-1.40 (2H, m, CH2), 1.27-1.15 (2H, m, 2xCHpiper), 0.95 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレート(116)
この化合物は合成114に従い、150mg(0.3mmol)の8−(1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、322μL(2.31mmol)のトリエチルアミンおよび500mg(2.13mmol)のジシクロペンチルスルフェートから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア160/25/4)により精製した後、80mg(二段階で42%)の4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 459.19
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
9.83 (1H, d, CHarom), 8.02 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.58 (1H, bs, NH), 7.52 (1H, d, CHarom), 5.37-5.32 (1H, m, CH), 3.14-3.05 (1H, m, CH), 2.82-2.75 (2H, m, 2xCH), 2.35-2.26 (2H, m, 2xCH), 1.99-1.89 (2H, m, 2xCH),1.86-1.72 (4H, m, 4xCH), 1.67-1.49 (4H, m, 4xCH), 1.27-1.15 (2H, m, 2xCH).
4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルシクロヘキシルカルボキシレート(117)
この化合物は合成114に従い、150mg(0.3mmol)の8−(1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、496μL(3.56mmol)のトリエチルアミンおよび975mg(3.35mmol)のジシクロヘキシルメチルスルフェートから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア160/25/4)、次いでメタノールからの再結晶により精製した後、11mg(二段階で7%)の4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルシクロヘキシルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 487.19
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.01 (1H, bs, NH), 9.83 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.57 (1H, dl, NH), 7.52 (1H, d, CHarom), 4.11 (2H, d, CH2), 3.14-3.04 (1H, m, CH), 2.82-2.75 (2H, m, 2xCH), 2.35-2.26 (2H, m, 2xCH), 1.84-1.60 (6H, m, 6xCH),1.55-1.47 (2H, m, 2xCH), 1.33-0.98 (7H, m, 7xCH).
4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルテトラヒドロフラン−3−イルカルボキシレート(118)
この化合物は合成114に従い、152mg(0.31mmol)の8−(1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、216μL(1.55mmol)のトリエチルアミンおよび372mg(1.4mmol)のジ(テトラヒドロフラン−3 −イル)−メチルスルフェートから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア100/25/4)により精製した後、19mg(二段階で13%)の4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルテトラヒドロフラン−3−イルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 475.13
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.02 (1H, bs, NH), 9.82 (1H, d, CHarom), 8.08 (1H, s, CHarom), 7.81 (1H, dd, CHarom), 7.65 (1H, d, NH), 7.53 (1H, d, CHarom), 4.28 (1H, dd, CHali), 4.20 (1H, dd, CHali), 3.84-3.75 (2H, m, 2xCHali), 3.70-3.63 (1H, m, CHali), 3.61-3.55 (1H, m, CHali), 3.17-3.07 (1H, m, CHali), 2.88-2.80 (2H, m, 2xCHali), 2.73-2.63 (1H, m, CHali), 2.44-2.33 (2H, m, 2xCHali), 2.10-2.00 (1H, m, CHali), 1.74-1.65 (1H, m, CHali), 1.60-1.50 (2H, m, 2xCHali), 1.31-1.18 (2H, m, 2xCHali) .
8−(1−メチル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレート(119)
55mg(0.12mmol)の4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレートを5mLの無水ジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、83μL(0.6mmol)のトリエチルアミンおよび22μL(0.24mmol)のジメチルスルフェートを加える。この溶液を室温で3時間攪拌した後に2mLのアンモニアを加える。さらに10分間攪拌した後、水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア300/24/4)により精製すると、22mg(39%)の8−(1−メチル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 473.26
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CD3OD
10.04 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.90 (1H, dd, CHarom), 7.55 (1H, d, CHarom), 5.47-5.42 (1H, m, CHali), 3.55-3.47 (1H, m, CHali), 3.44-3.35 (2H, m, 2xCHali), 3.13-2.94 (2H, m, 2xCHali), 2.80 (3H, s, CH3), 2.15-1.97 (4H, m, 4xCHali), 1.96-1.65 (8H, m, 8xCHali).
8−(メチル−ピペリジン−4−イル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(120)
この化合物は合成114に従い、294mg(0.6mmol)の8−[(4−tert−ブトキシカルボニル−シクロヘキシル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4, 5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、418μL(3mmol)のトリエチルアミンおよび345μL(2.1mmol)のジ−n−プロピルスルフェートから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア220/25/4)により精製した後、80mg(二段階で30%)の8−(メチル−ピペリジン−4−イル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 447.08
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
9.83 (1H, d, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.78 (1H, dd, CHarom), 7.53 (1H, d, CHarom), 4.25 (2H, t, CH2), 3.86-3.75 (1H, m, CHpiper), 2.85 (2H, d, 2xCHpiperi), 2.69 (3H, s, CH3), 2.41 (2H, t, 2xCHpiper), 1.75 (2H, sex, CH2), 1.45-1.33 (2H, m, 2xCHpiper), 1.22 (2H, d, 2xCHpiper), 0.99 (3H, t, CH3).
8−[(4−tert−ブトキシカルボニル−シクロヘキシル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸は合成178に従い、653mg(2mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、34mL(2.4mmol)のトリエチルアミンおよび557mg(2.6mmol)の4−メチルアミノ−1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジンから製造し、沈殿させ、水中で摩砕することにより精製した後、770mg(76%)の8−[(4−tert−ブトキシカルボニル−シクロヘキシル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸がベージュ色の固体の形態で得られる。
エタノール中メチルアミンの33%溶液3.7mL(30mmol)に、3.8mL(13mmol)のチタンイソプロポキシドおよび2g(10mmol)の1−tert−ブトキシカルボニルピペリジン−4−オンを加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、378mg(10mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。さらに2時間攪拌を続けた後、2mLの水を加える。この反応混合物を濾過した後、溶媒を蒸発させると、1.18g(55%)の4−メチルアミノ−1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジンが油状物の形態で得られる。
4−オキソ−8−[(ピペリジン−4−イルメチル)−スルファモイル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(121)
この化合物は合成25に従い、433mg(1.32mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、276μL(1.99mmol)のトリエチルアミンおよび313mg(1.46mmol)の4−アミノメチル−1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジンから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア65/25/4)、次いで分取LCにより精製した後、13mg(二段階で2%)の4−オキソ−8−[(ピペリジン−4−イルメチル)−スルファモイル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 433.09
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.21 (1H, bs, NH), 12.06 (1H, bs, NH), 9.79 (1H, d, CHarom), 8.45 (1H, m, NH), 8.10 (1H, bs, NH), 8.06 (1H, d, CHarom), 7.79 (1H, dd, CHarom), 7.65 (1H, t, NH), 7.55 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.28-3.20 (2H, m, 2xCHpiper), 2.87-2.75 (2H, m, 2xCHpiper), 2.72 (2H, t, CH2), 1.83-1.75 (2H, m, 2xCHpiper), 1.73-1.63 (1H, m, CHpiper), 1.36 (3H, t, CH3), 1.28-1.16 (2H, m, 2xCHpiper).
8−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(122)
75mg(0.14mmol)の8−(8−ベンジル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルスルファモイル)4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを15mLのエタノールに溶かした溶液に、4mgの活性化Pd10%/炭素を加える。この溶液を水素雰囲気下、室温で18時間攪拌した後、セライトで濾過する。濾液を蒸発させ、残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール/アンモニア200/25/4)により精製すると、20mg(32%)の8−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 444.97
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
9.85 (1H, s, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.77 (1H, dd, CHarom), 7.52 (1H, d, CHarom),7.42 (1H, d, NH), 4.33 (2H, dd, OCH2), 2.41-2.51 (3H, m, 3xCH), 3.14 (3H, t, CH3), 1.52-1.24 (8H, m,8xCH) 0.92 (3H, t, CH3).
8−(8−ベンジル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートは合成111に従い、360mg(1.1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1 −カルボン酸および238mg(1.1mmol)の8−ベンジル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルアミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジエチルスルフェートを用いる)、水中で沈殿させた後、411mg(二段階で69%)の8−(8−ベンジル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
8−シクロプロピルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(123)
この化合物は合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および73μL(1.05mmol)のシクロプロピルアミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジエチルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)により精製した後、85mg(二段階で23%)の8−シクロプロピルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが淡黄色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 376.07
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.16 (1H, bs, NH), 12.06 (1H, bs, NH), 9.83 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.83-7.78 (2H, m, NH and CHarom), 7.56 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 2.20-2.12 (1H, m, CHcyclopro), 1.36 (3H, t, CH3), 0.51-0.44 (2H, m, 2xCHcyclopro), 0.41-0.36 (2H, m, 2xCHcyclopro).
8−シクロプロピルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(124)
この化合物は合成111に従い、1.47g(4.5mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および624μL(9mmol)のシクロプロピルアミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2、次いで90/10)により精製すると、99mg(二段階で6%)の8−シクロプロピルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 390.12
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.21 (1H, bs, NH), 12.07 (1H, bs, NH), 9.85 (1H, s, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.80 (2H, m, NH and CHarom), 7.56 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, q, CH2), 2.20-2.05 (1H, m, CHcycloprop), 1.87-1.67 (2H, m, CH2), 0.99 (3H, t, CH3), 0.58-0.28 (4H, m, 4xCHcycloprop).
8−(シクロプロピル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(125)
この化合物は合成111に従い、196mg(0.6mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、485μL(4.8mmol)のトリエチルアミンおよび62mg(0.9mmol)のN−メチル−シクロプロピルアミン塩酸塩から製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、すると、100mg(二段階で41%)の8−(シクロプロピル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 404.12
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.23 (1H, bs, NH), 12.31 (1H, bs, NH), 9.85 (1H, s, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.60 (1H, d, CHarom), 4.25 (2H, t, OCH2), 2.70 (3H, s, NCH3), 1.84-1.83 (1H, m, CHcycloprop), 1.83-1.78 (2H, m, CH2), 1.78-1.73(2H, m, CH2), 1.00 (3H, t, CH3), 0.80-0.77(4H, m, 4xCHcycloprop).
密閉試験管にて、5mLのエチルホルメート中、1.14g(20mmol)のシクロプロピルアミンの溶液を60℃で5時間加熱する。溶媒を蒸発させ、残渣を、100mLの無水テトラヒドロフラン中、1.07g(28mmol)の水素化リチウムアルミニウムの溶液に少量ずつ加える。この反応混合物を室温で18時間攪拌する。メタノールを加え、この反応混合物をセライトで濾過する。ジエチルエーテル中塩酸の2M溶液10mL(20mmol)をこの濾液に加える。溶媒を蒸発させると、1.5g(74%)のN−メチルシクロプロピルアミン塩酸塩が油状物の形態で得られる。
8−[(2−シアノ−エチル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(126)
この化合物は合成111に従い、163mg(0.5mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および29mg(0.5mmol)の3−メチルアミノ−プロピオニトリルから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、30mg(二段階で14%)の8−[(2−シアノ−エチル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 416.95
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.13 (1H, bs, NH), 9.82 (1H, s, CHarom), 8.08 (1H, s, CHarom), 7.82 (1H, dd, CHarom), 7.58 (1H, d, CHarom), 4.26 (2H, t, OCH2), 3.31-3.28 (2H, m, CH2), 2.83-2.81 (2H, m, NCH2), 2.75 (3H, s, NCH3), 1.77-1.75 (2H, dd,CH2), 1.00 (3H, t, CH3).
8−[(2−シアノ−エチル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(127)
この化合物は合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および118μL(1.05mmol)の3−シクロプロピルアミノ−プロピオニトリルから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジエチルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)により精製した後、60mg(二段階で14%)の8−[(2−シアノ−エチル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 429.13
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.23 (1H, bs, NH), 12.13 (1H, bs, NH), 9.88 (1H, d, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.85 (1H, dd, CHarom), 7.59 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.41 (2H, t, CH2), 2.84 (2H, t, CH2), 2.08-2.01 (1H, m, CHali), 1.35 (3H, t, CH3), 0.90-0.82 (2H, m, 2xCHali), 0.77-0.70 (2H, m, 2xCHali).
8−(シアノメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(128)
この化合物は合成111に従い、294mg(0.9mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、273μL(2.7mmol)のトリエチルアミンおよび143mg(1.35mmol)のメチルアミノアセトニトリルから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール99/1〜95/5)により精製した後、137mg(二段階で38%)の8−(シアノメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 403.10
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.24 (1H, bs, NH), 12.12 (1H, s, NH), 9.86 (1H, d, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.82 (1H, dd, CHarom), 7.59 (1H, d, CHarom), 4.40 (2H, s, CH2), 4.24 (2H, t, CH2), 2.84 (3H, s, CH3), 1.80-1.71 (2H, m, CH2), 0.99 (3H, t, CH3).
8−([1,3]ジオキソラン−2−イルメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(129)
この化合物は合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、117mg(1mmol)の[1,3]ジオキソラン−2−イルメチル−メチル−アミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)により精製した後、100mg(二段階で21%)の8−([1,3]ジオキソラン−2−イルメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 449.95
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.09 (1H, bs, NH), 9.81 (1H, s, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.87 (1H, d, CHarom), 4.99 (1H, t, CH), 4.45 (2H, t, OCH2), 3.89-3.78 (4H, m, OCH2CH2O),3.13 (2H, d, CH2), 2.80 (3H, s, NCH3), 1.78-1.73 (2H, m, CH2), 0.98 (3H, t,CH3).
8−[(1−ベンズヒドリル−アゼチジン−3−イル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(130)
この化合物は合成111に従い、196mg(0.6mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、334μL(2.4mmol)のトリエチルアミンおよび50mg(0.72mmol)の(1−ベンジヒドリル−アゼチジン−3−イル)−メチルアミン塩酸塩(Okada Tetsuo et al., Chem. Pharm. Bull. 1993, 41(1), 126-31に記載されている方法に従って製造)から製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)により精製した後、60mg(二段階で17%)の8−[(1−ベンズヒドリル−アゼチジン−3−イル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 627.53
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.24 (1H, bs, NH), 12.08 (1H, bs, NH), 9.76 (1H, s, CHarom), 8.08 (1H, s, CHarom), 7.73 (1H, dd, CHarom), 7.56 (1H, d, CHarom), 7.38 (4H, dd, CHarom), 7.26-7.22 (4H, m, CHarom), 7.18-7.16 (2H, m, 2xCHarom), 4.42 (1H, s, CH), 4.23 (2H, t, OCH2), 3.74 (1H, quin, CH), 3.35 (2H, t, NCH2), 2.90 (2H, t, NCH2), 2.59 (3H, s, NCH3), 1.80-1.75 (2H, m,CH2), 1.05-1.01 (3H, m,CH3).
8−[メチル−(テトラヒドロ−チオピラン−4−イル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(131)
この化合物は合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、558μL(4mmol)のトリエチルアミンおよび168mg(1mmol)のメチル−(テトラヒドロ−チオピラン−4−イル)−アミン塩酸塩から製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、140mg(二段階で30%)の8−[メチル−(テトラヒドロ−チオピラン−4−イル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 464.13
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.09 (1H, bs, NH), 9.86 (1H, s, CHarom), 8.26 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.52 (1H, d, CHarom), 4.26 (2H, t, OCH2), 3.80 (1H, quin, CH), 2.71 (3H, s, NCH3), 2.50-2.52 (4H, m, 2xCH2), 1.77 (2H, q, CH2), 1.68-1.62 (4H, m, 2xCH2), 1.00 (3H, t, CH3).
エタノール中メチルアミンの33%溶液3.7mL(30mmol)に、4mL(13.2mmol)のチタンイソプロポキシドおよび1.16g(10mmol)のテトラヒドロ−チオピラン−4−オンを加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、378mg(10mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。さらに2時間攪拌を続けた後、2mLの水を加える。この反応混合物を濾過した後、溶媒を蒸発させる。残渣をジエチルエーテルに取った後、ジエチルエーテル中塩酸の2M溶液を加える。固体を濾過し、ジエチルエーテルで洗浄すると、920mg(55%)のN−メチル−(テトラヒドロ−チオピラン−4−イル)−アミン塩酸塩が褐色固体の形態で得られる。
8−[(1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−116−チオピラン−4−イル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(132)
46mg(0.1mmol)の8−[メチル−(テトラヒドロ−チオピラン−4−イル) −スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートをメタノール(2mL)に溶かした溶液に、307mg(0.5mmol)のオキソンを加える。この溶液を室温で48時間攪拌する。溶媒を蒸発させた後、残渣を水に取る。固体を濾過した後、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)、次いでメタノール中での摩砕により精製すると、36mg(72%)の8−[(1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−116−チオピラン−4−イル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 496.03
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.23 (1H, bs, NH), 12.09 (1H, bs, NH), 9.82 (1H, s, CHarom), 8.08 (1H, s, CHarom), 7.84 (1H, d, CHarom), 7.55 (1H, d, CHarom), 4.29-4.18 (3H, m, CH2 and CH), 3.02 (2H, d, CH2), 2.73 (3H, s, NCH3), 2.05 (2H, d, CH2), 1.73-1.67 (4H, m, 2xCH2), 1.00 (3H, t, CH3).
8−[メチル−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(133)
この化合物は合成111に従い、163mg(6.5mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、278μL(2mmol)のトリエチルアミンおよび76mg(0.54mmol)のメチル−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミン塩酸塩から製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、40mg(二段階で18%)の8−[メチル−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 448.39
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.22 (1H, bs, NH), 12.07 (1H, bs, NH), 9.85 (1H, s, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.81 (1H, dd, CHarom), 7.54 (1H, d, CHarom), 4.26 (2H, t, CH2), 4.12-4.00 (1H, m, CH), 3.78 (2H, dd, CH2), 3.32-3.30 (2H, m, CH2), 2.71 (3H, s, NCH3), 1.82-1.76 (2H, m, CH2), 1.75-1.55 (2H, m, CH2), 1.59 (2H, dd, CH2), 1.01 (3H, t, CH3).
エタノール中メチルアミンの33%溶液3.7mL(30mmol)に、4mL(13.2mmol)のチタンイソプロポキシドおよび1g(10mmol)のテトラヒドロ−ピラン−4−オンを加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、378mg(10mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。さらに2時間攪拌を続けた後、2mLの水を加える。この反応混合物を濾過した後、溶媒を蒸発させる。残渣をジエチルエーテルに取った後、ジエチルエーテル中塩酸の2M溶液を加える。固体を濾過し、ジエチルエーテルで洗浄すると、400mg(26%)のN−メチル−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミン塩酸塩が褐色固体の形態で得られる。
8−(メチル−プロプ−2−イニル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(134)
この化合物は合成111に従い、196mg(0.6mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、242μL(2.4mmol)のトリエチルアミンおよび45mg(0.66mmol)のN−メチル−プロプ−2−イニル−アミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、80mg(二段階で33%)の8−(メチル−プロプ−2−イニル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート8−(メチル−プロプ−2−イニル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 401.96
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.22 (1H, bs, NH), 12.08 (1H, bs, NH), 9.82 (1H, s, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.79 (1H, dd, CHarom), 7.56 (1H, d, CHarom), 4.25 (2H, t, OCH2,), 4.01 (2H, s, NCH2), 3.07 (1H, s, CH), 2.77 (3H, s, NCH3), 1.80-1.75 (2H, m, CH2), 1.00 (3H, t, CH3).
8−[メチル−(2−メチルスルファニル−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(135)
この化合物は合成111に従い、196mg(0.6mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、242μL(2.4mmol)のトリエチルアミンおよび102mg(0.72mmol)のN−メチル−(2−メチルスルファニル−エチル)−アミン塩酸塩から製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、80mg(二段階で30%)の8−[メチル−(2−メチルスルファニル−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 438.10
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.22 (1H, bs, NH), 12.08 (1H, bs, NH), 9.81 (1H, s, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.79 (1H, dd, CHarom), 7.57 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, t, OCH2,), 3.20 (2H, t, CH2,), 2.74 (3H, s, NCH3), 2.63 (2H, t, CH2,), 2.08 (3H, s, SCH3), 1.77-1.72 (2H, m, CH2), 1.00 (3H, t, CH3).
密閉試験管にて、20mLのエチルホルメート中、1g(11mmol)の2−メチルスルファニル−エチルアミンの溶液を60℃で5時間加熱する。溶媒を蒸発させ、残渣を、100mLの無水テトラヒドロフラン中、478mg(12.6mmol)の水素化リチウムアルミニウムの溶液に少量ずつ加える。この反応混合物を室温で18時間攪拌する。メタノールを加え、この反応混合物をセライトで濾過する。ジエチルエーテル中塩酸の2M溶液10mL(20mmol)をこの濾液に加える。固体を蒸発させ、ジエチルエーテルで洗浄すると、600mg(50%)のN−メチル−(2−メチルスルファニル−エチル)−アミン塩酸塩が褐色固体の形態で得られる。
8−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(136)
456mg(1.4mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸を4mLの無水ジクロロメタンおよび1mLの無水ジメチルホルムアミドに懸濁させたものに、292μL(2.09mmol)のトリエチルアミンおよび213μL(1.68mmol)のN,N,N’−トリメチル−エタン−1,2−ジアミンを加える。この反応混合物を室温で20時間攪拌する。溶媒を蒸発させた後、残渣を無水ジメチルホルムアミド(6mL)に取った後、322μL(2.31mmol)のトリエチルアミンおよび215μL(1.31mmol)のジ−n−プロピルスルフェートを加える。中間体カルボン酸の全てが消耗されるまで107μL(0.77mmol)および63μL(0.39mmol)のジ−n−プロピルスルフェートを添加しながら、3日間にわたってLC/MSにより反応をモニタリングする。アンモニア(1mL)を加え、溶媒を蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール/アンモニア200/16/3)により精製すると、37%(二段階で6%)の8−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 435.29
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.21 (1H, bs, NH), 12.05 (1H, bs, NH), 9.80 (1H, s, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.77 (1H, dd, CHarom), 7.56 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, t, CH2), 3.08 (2H, t, CH2), 2.72 (3H, s, CH3), 2.38 (2H, t, CH2), 2.13 (6H, s, 2xCH3), 1.79-1.70 (2H, m, CH2), 0.99 (3H, t, CH3).
8−[メチル−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(137)
この化合物は合成136に従い、196mg(0.6mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、485μL(8mmol)のトリエチルアミンおよび128mg(0.78mmol)のN−メチル−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミン塩酸塩から製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール/トリエチルアミン97/3/1)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、50mg(二段階で18%)の8−[メチル−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが黄色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 461.30
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.23 (1H, bs, NH), 12.08 (1H, bs, NH), 9.80 (1H, s, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.78 (1H, dd, CHarom), 7.58 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, t, OCH2,), 3.40-3.32 (2H, m, CH2,),3.12 (2H, t, CH2,), 2.53-2.52 (2H, m, CH2), 2.73 (3H, s, NCH3), 2.44-2.43 (2H, m, CH2), 1.77-1.72 (2H, m, CH2), 1.23-1.20 (3H, m, CH3), 1.19-0.98 (4H, m, 2xCH2).
密閉試験管にて、5mLのエチルホルメート中、1.14g(10mmol)の2−ピロリジン−1−イル−エチルアミンの溶液を60℃で5時間加熱する。溶媒を蒸発させ、残渣を、100mLの無水テトラヒドロフラン中、520mg(13.7mmol)の水素化リチウムアルミニウムの溶液に少量ずつ加える。この反応混合物を室温で18時間攪拌する。メタノールを加え、この反応混合物をセライトで濾過した後、ジエチルエーテル中塩酸の2M溶液10mL(20mmol)を加える。固体を蒸発させ、およびジエチルエーテルで洗浄すると、980mg(65%)のN−メチル−2−ピロリジン−1−イル−エチルアミン塩酸塩が褐色固体の形態で得られる。
8−[(2−ジエチルアミノ−エチル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(138)
この化合物は合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および156mg(1.2mmol)のN,N−ジエチル−N’−メチル−エタン−1,2−ジアミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール/アンモニア200/20/0、次いで200/20/3)、次いでアセトニトリル中での摩砕により精製した後、29mg(二段階で6%)の8−[(2−ジエチルアミノ−エチル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 463.35
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.22 (1H, bs, NH), 12.06 (1H, s, NH), 9.80 (1H, s, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.77 (1H, dd, CHarom), 7.56 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, t, CH2), 3.06 (2H, dd, CH2), 2.73 (3H, s, CH3), 2.57-2.51 (2H, m, CH2), 2.44 (4H, q, 2xCH2), 1.80-1.71 (2H, m, CH2), 0.99 (3H, t, CH3), 0.90 (6H, t, 2xCH3).
8−[メチル−(2−メチルアミノ−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(139)
50mg(0.1mmol)の8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−エチル]−メチル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートを5mLの無水テトラヒドロフランに溶かした溶液に、ジエチルエーテル中塩酸の2M溶液2mL(4mmol)を加える。この溶液を室温で3日間攪拌した後、生じた固体を濾過し、ジイソプロピルエーテル中で摩砕すると、26mg(60%)の8−[メチル−(2−メチルアミノ−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 421.26
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.26 (1H, bs, NH), 12.15 (1H, s, NH), 9.82 (1H, s, CHarom), 8.78 (2H, bs, NH.HCl), 8.07 (1H, d, CHarom), 7.79 (1H, dd, CHarom), 7.62 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, t, CH2), 3.28-3.22 (2H, m, CH2), 3.17-3.09 (2H, m, CH2), 2.75 (3H, s, CH3), 2.59 (3H, t, CH3), 1.80-1.70 (2H, m, CH2), 0.99 (3H, t, CH3).
8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−エチル]−メチル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(140)
この化合物は合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および226mg(1.2mmol)のN−tert−ブトキシカルボニル−N,N’−ジメチル−エタン−1,2−ジアミン(Kleemann, Heinz-Werner et al, J. Med. Chem., 1992, 35(3), 559-67に記載されている方法に従って製造)から製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、1/1ジクロロメタン/酢酸エチル混合物中で摩砕することにより精製した後、264mg(二段階で50%)の8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−エチル]−メチル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 521.18
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.21 (1H, bs, NH), 12.07 (1H, s, NH), 9.79 (1H, s, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.75 (1H, dd, CHarom), 7.57 (1H, d, CHarom), 4.23 (2H, t, CH2), 3.37-3.31 (2H, m, CH2), 3.16-3.08 (2H, m, CH2), 2.80 (3H, s, CH3), 2.72 (3H, s, CH3), 1.79-1.70 (2H, m, CH2), 1.39 (9H, s, 3xCH3), 0.99 (3H, t, CH3).
8−[シクロプロピル−(2−メチル−2−メチルアミノ−プロピル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(141)
この化合物は合成139に従い、47mg(0.1mmol)の8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−2−メチル−プロピル]−シクロプロピル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートおよびジエチルエーテル中塩酸の2M溶液3mL(6mmol)から製造し、濾過した後、32mg(62%)の8−[シクロプロピル−(2−メチル−2−メチルアミノ−プロピル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 475.00
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.26 (1H, bs, NH), 12.14 (1H, bs, NH), 9.88 (1H, s, CHarom), 8.63 (2H, bs, NH.HCl), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.85 (1H, dd, CHarom), 7.60 (1H, d, CHarom), 4.23 (2H, t, CH2), 3.46 (2H, s, CH2), 2.58 (3H, s, CH3), 2.37-2.30 (1H, m, CH), 1.80-1.71 (2H, m, CH2), 1.34 (6H, s, 2xCH3), 1.0 (3H, t, CH3), 0.79-0.64 (4H, m, 4xCHcycloprop).
8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−2−メチル−プロピル]−シクロプロピル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートは合成111に従い、360mg(1.1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および290mg(1.2mmol)のN−tert−ブトキシカルボニル−N’−シクロプロピル−N−メチル−2−メチル−プロパン−1,2−ジアミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、およびシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤シクロヘキサン/酢酸エチル7/3、次いで1/1)により精製した後、50mg(二段階で8%)の8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−2−メチル−プロピル]−シクロプロピル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
10mLの無水メタノール中、1.57g(27.6mmol)のシクロプロピルアミンの溶液に、3,6mL(12mmol)のチタンイソプロポキシドおよび1.85g(9.2mmol)の2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−2−メチル−プロピオンアルデヒド(Kato, Shiro et al, J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1, 1997, 21, 3219-26に記載されているものと同様の方法に従って製造)を加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、454mg(12mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。さらに2時間攪拌を続けた後、2mLの水を加える。この反応混合物を濾過した後、溶媒を蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)により精製すると、1.18g(53%)のN−tert−ブトキシカルボニル−N’−シクロプロピル−N−メチル−2−メチル−プロパン−1,2−ジアミンが無色の油状物の形態で得られる。
8−[シクロプロピル−(2−イソプロピルアミノ−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(142)
この化合物は合成139に従い、195mg(0.34mmol)の8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−エチル]−シクロプロピル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートおよびジエチルエーテル中塩酸の2M溶液6.8mL(13.6mmol)から製造し、濾過した後、160mg(92%)の8−[シクロプロピル−(2−イソプロピルアミノ−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 475
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.26 (1H, bs, NH), 12.15 (1H, s, NH), 9.89 (1H, s, CHarom), 8.67 (2H, bs, NH.HCl), 8.07 (1H, ds, CHarom), 7.84 (1H, dd, CHarom), 7.62 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, t, CH2), 3.43-3.25 (3H, m, CH and CH2), 3.17-3.09 (2H, m, CH2), 2.14-2.09 (1H, m, CHcycloprop), 1.78-1.70 (2H, m, CH2), 1.23 (6H, d, 2xCH3), 0.99 (3H, t, CH3), 0.90-0.86 (2H, m, 2xCHcycloprop), 0.78-0.72 (2H, m, 2xCHcycloprop).
8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−エチル]−シクロプロピル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートは合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および288mg(1.2mmol)のN−tert−ブトキシカルボニル−N’−シクロプロピル−N−イソプロピル−エタン−1,2−ジアミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤シクロヘキサン/酢酸エチル1/1、次いで1/3)により精製した後、201mg(二段階で35%)の8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−エチル]−シクロプロピル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
15mLの無水メタノール中、1.71g(30mmol)のシクロプロピルアミンの溶液に、3.9mL(13mmol)のチタンイソプロポキシドおよび2g(10mmol)の(tert−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−アセトアルデヒド(Kato, Shiro et al, J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1, 1997, 21, 3219-26に記載されている方法に従って製造)を加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、454mg(12mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。さらに2時間攪拌を続けた後、2mLの水を加える。この反応混合物を濾過した後、溶媒を蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2、次いで95/5)により精製すると、852mg(35%)のN−tert−ブトキシカルボニル−N−シクロプロピル−N’−イソプロピル−エタン−1,2−ジアミンが無色の油状物の形態で得られる。
8−[シクロプロピル−(1H−イミダゾール−4−イルメチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(143)
この化合物は合成114に従い、353mg(0.67mmol)の8−[シクロプロピル−(1H−イミダゾール−4−イルメチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボン酸、934μL(6.7mmol)のトリエチルアミンおよび440μL(2.68mmol)のジ−n−プロピルスルフェートから製造する。この遊離塩基をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア220/25/4)により精製した後、この遊離化合物を無水テトラヒドロフランに溶かしたものにエーテル中塩酸の2M溶液を加えることによりその塩酸塩を形成させると、16mg(二段階で26%)の8−[シクロプロピル−(1H−イミダゾール−4−イルメチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 470.29
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
14.35 (2H, bs, NH and HCl), 13.25 (1H, bs, NH), 12.15 (1H, bs, NH), 9.87 (1H, d, CHarom), 8.99 (1H, s, CHarom), 8.08 (1H, d, CHarom), 7.82 (1H, dd, CHarom), 7.60 (1H, d, CHarom), 7.53 (1H, s, CHarom), 4.40 (2H, s, CH2), 4.24 (2H, t, CH2), 2.09-2.02 (1H, m, CHali), 1.75 (2H, sex, CH2), 0.99 (3H, t, CH3), 0.74-0.64 (4H, m, 4xCHali).
8−[シクロプロピル−(1H−イミダゾール−4−イルメチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸は合成178に従い、284mg(0.87mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、605μL(4.35mmol)のトリエチルアミンおよび309mg(1.3mmol)のシクロプロピル−(1−tert−ブトキシカルボニル−1H−イミダゾール−4−イルメチル)−アミンから製造し、沈殿させ、水中で摩砕することにより精製した後、350mg(76%)の8−[シクロプロピル−(1H−イミダゾール−4−イルメチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸がベージュ色の固体の形態で得られる。
20mLの無水メタノール中、824mg(4.2mmol)の1−tert−ブトキシカルボニル−1H−イミダゾール−4(5)−カルバルデヒドの溶液に、438μL(6.3mmol)のシクロプロピルアミン、527mg(8.4mmol)のシアノ水素化ホウ素ナトリウムおよび1.52mL(42mmol)の酢酸を加える。この溶液を室温で24時間攪拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてpHを7に調整する。この化合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した後、蒸発させ、残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)により精製すると、398mg(40%)のシクロプロピル−(1−tert−ブトキシカルボニル−1H−イミダゾール−4−イルメチル)−アミンが粘稠な油状物の形態で得られる。
961mg(10mmol)の1H−イミダゾール−4−カルボキシアルデヒドを40mLのアセトニトリルに溶かした溶液に、2.6g(11.9mmol)の重炭酸ジ−tert−ブチルおよび610mg(5mmol)の4−ジメチルアミノピリジンを加える。この溶液を室温で7時間攪拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えてpHを5に調整する。この生成物を酢酸エチルで抽出し、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール88/12)により精製すると、1.68g(85%)の1−tert−ブトキシカルボニル−1H−イミダゾール−4(5)−カルバルデヒドが得られる。
(S)−8−(シクロプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(144)
この化合物は合成139に従い、97mg(0.17mmol)の(S)−8−[(1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−2−イルメチル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートおよびジエチルエーテル中塩酸の2M溶液3.4mL(6.8mmol)から製造し、濾過した後、46mg(53%)の(S)−8−(シクロプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 473.2
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.26 (1H, bs, NH), 12.15 (1H, s, NH), 9.88 (1H, d, CHarom), 9.27 (1H, bs, NH.HCl), 8.51 (1H, bs, NH.HCl), 8.07 (1H, d, CHarom), 7.84 (1H, dd, CHarom), 7.62 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, t, CH2), 3.89-3.78 (1H, m, CH), 3.38-3.18 (4H, m, 4xCHali), 2.15-2.02 (2H, m, 2xCH), 1.99-1.86 (2H, m, 2xCH), 1.80-1.70 (2H, m, CH2), 1.68-1.58 (1H, m, CH), 0.99 (3H, t, CH3), 0.91-0.86 (2H, m, 2xCHcycloprop), 0.75-0.72 (2H, m, 2xCHcycloprop).
(S)−8−[(1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−2−イルメチル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートは合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および288mg(1.2mmol)の(S)−1−tert−ブトキシカルボニル−2−シクロプロピルアミノメチル−ピロリジンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール99/1、次いで95/5)により精製した後、99mg(二段階で17%)の(S)−8−[(1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−2−イルメチル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
10mLの無水メタノール中、1.7mL(30mmol)のシクロプロピルアミンの溶液に、3.78mL(13mmol)のチタンイソプロポキシドおよび2g(10mmol)の(S)−1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−2−カルバルデヒドを加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、378mg(10mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。さらに2時間攪拌を続けた後、2mLの水を加える。この反応混合物を濾過した後、溶媒を蒸発させる。水を加え、この化合物をジエチルエーテルで抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させると、2.34g(97%)の(S)−N−シクロプロピル−1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−2−イルメチル−アミンが無色の油状物の形態で得られる。
(S)−8−[シクロプロピル−(1−メチル−ピロリジン−2−イルメチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(145)
この化合物は合成119に従い、76mg(0.15mmol)の(S)−8−(シクロプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、104μL(0.75mmol)のトリエチルアミンおよび28μL(0.3mmol)のジメチルスルフェートから製造し、水で沈殿させ、ジイソプロピルエーテル中で摩砕した後、48mg(65%)の(S)−8−[シクロプロピル−(1−メチル−ピロリジン−2−イルメチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 487.35
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.00 (1H, bs, NH), 9.86 (1H, bs, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.79 (1H, bs, CHarom), 7.56 (1H, bs, CHarom), 4.31-4.15 (2H, m, CH2), 3.30-2.60 (4H, m, CH2 and 2xCH), 2.26 (3H, s, CH3), 2.10-1.60 (8H, m, 6xCH and CH2), 0.99 (3H, t, CH3), 1.00-0.64 (4H, m, 4xCHcycloprop).
(R)−8−[シクロプロピル−(1−メチル−ピロリジン−2−イルメチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(146)
この化合物は合成119に従い、51mg(0.1mmol)の(R)−8−(シクロプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、67μL(0.5mmol)のトリエチルアミンおよび14μL(0.15mmol)のジメチルスルフェートから製造し、水で沈殿させ、ジイソプロピルエーテル中で摩砕した後、29mg(60%)の(R)−8−[シクロプロピル−(1−メチル−ピロリジン−2−イルメチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 487.36
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
11.06 (1H, bs, NH), 9.86 (1H, s, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.81 (1H, d, CHarom), 7.58 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, t, CH2), 3.03-2.90 (2H, m, 2xCH), 2.27 (3H, s, NCH3), 2.12-2.02 (2H, m, 2xCH), 1.85-1.60 (7H, m, 7xCH), 0.99 (3H, t, CH3), 0.85 (2H, m, CH2), 0.73 (2H, m, CH2).
(R)−8−[(1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−2−イルメチル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(147)
この化合物は合成111に従い、360mg(1.1mmol)8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および292mg(1.21mmol)の(R)−8−1−tert−ブトキシカルボニル−2−シクロプロピルアミノメチル−ピロリジンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤シクロヘキサン/酢酸エチル1/1、次いで1/4)により精製した後、226mg(二段階で36%)のR)−8−[(1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−2−イルメチル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 573.40
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CDCl3
11.43 (1H, bs, NH), 10.73 (1H, bs, NH), 10.05 (1H, d, CHarom), 8.00 (1H, d, CHarom), 7.90-7.84 (1H, m, CHarom), 7.49-7.43 (1H, m, CHarom), 4.25 (2H, t, CH2), 3.47-3.34 (4H, m, 2xCH2), 3.11 (1H, dd, CH), 2.28-2.24 (1H, m, CH), 2.13-2.05 (2H, m, 2xCH), 1.90-1.87 (2H, m, 2xCH), 1.77 (2H, q, CH2), 1.42 (9H, s, 3xCH3), 1.00 (3H, t, CH3), 0.83-0.70 (4H, m, 4xCHcycloprop)
5mLの無水メタノール中、1mL(30mmol)のシクロプロピルアミンの溶液に、1.9mL(6mmol)のチタンイソプロポキシドおよび1g(10mmol)の(R)−1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−2−カルバルデヒドを加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、246mg(605mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。さらに2時間攪拌を続けた後、2mLの水を加える。この反応混合物を濾過した後、溶媒を蒸発させる。水を加え、この化合物をジエチルエーテルで抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させると、1.17g(97%)の(R)−1−tert−ブトキシカルボニル−2−シクロプロピルアミノメチル−ピロリジンが無色の油状物の形態で得られる。
(R)−8−(シクロプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(148)
この化合物は合成139に従い、220mg(0.38mmol)の(R)−8−[(1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−2−イルメチル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートおよびジエチルエーテル中塩酸の2M溶液11.5mL(23mmol)から製造し、濾過した後、126mg(64%)の(R)−8−(シクロプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 473.34
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.26 (1H, bs, NH), 12.16 (1H, bs, NH), 9.90 (1H, s, CHarom), 9.34 (1H, bs, NH.HCl), 8.59 (1H, bs, NH.HCl), 8.08 (1H, d, CHarom), 7.86 (1H, d, CHarom), 7.63 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, t, CH2), 3.86-3.80 (1H, m, CHali), 3.50-3.31 (2H, m, 2xCHali), 3.31-3.13 (2H, m, 2xCHali), 2.13-2.03 (2H, m, 2xCHali), 1.99-1.87 (2H, m, 2xCHali), 1.82-1.67 (2H, m, CH2), 1.69-1.60 (1H, m, CHali), 0.99 (3H, t, CH3), 0.93-0.83 (2H, m, 2xCHcycloprop), 0.77-0.68 (2H, m, 2xCHcycloprop).
(S)−8−(イソプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(149)
この化合物は合成139に従い、103mg(0.18mmol)の(S)−8−[1−tert−ブトキシカルボニル−イソプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートおよびジエチルエーテル中塩酸の2M溶液4.5mL(9mmol)から製造し、濾過した後、60mg(65%)の(S)−8−(イソプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 475.2
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.26 (1H, bs, NH), 12.12 (1H, s, NH), 9.88 (1H, d, CHarom), 9.18 (1H, bs, NH.HCl), 8.53 (1H, bs, NH.HCl), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.87 (1H, dd, CHarom), 7.58 (1H, d, CHarom), 4.25 (2H, t, CH2), 4.09-4.00 (1H, m, CHali), 3.85-3.75 (1H, m, CHali), 3.48-3.17 (4H, m, 4xCHali), 2.19-2.09 (1H, m, CHali), 2.05-1.86 (2H, m, 2xCHali), 1.82-1.65 (3H, m, CH2 and CHali), 1.05-0.91 (9H, m, 3xCH3).
(S)−8−[1−tert−ブトキシカルボニル−イソプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートは合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および290mg(1.2mmol)の(S)−1−tert−ブトキシカルボニル−2−イソプロピルアミノメチル−ピロリジンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤シクロヘキサン/酢酸エチル1/1、次いで1/3)により精製した後、106mg(二段階で18%)の(S)−8−[1−tert−ブトキシカルボニル−イソプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
10mLの無水メタノール中、886mg(15mmol)のイソプロピルアミンの溶液に、1.9mL(6mmol)のチタンイソプロポキシドおよび1g(5mmol)の(S)−1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−2−カルバルデヒドを加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、227mg(6mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。さらに2時間攪拌を続けた後、2mLの水を加える。この反応混合物を濾過した後、溶媒を蒸発させる。水を加え、この化合物をジエチルエーテルで抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させると、1.05g(86%)の(S)−1−tert−ブトキシカルボニル−2−イソプロピルアミノメチル−ピロリジンが無色の油状物の形態で得られる。
(S)−4−オキソ−8−(プロプ−2−イニル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(150)
この化合物は合成139に従い、188mg(0.33mmol)の(S)−8−[1−tert−ブトキシカルボニル−プロプ−2−イニル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートおよびジエチルエーテル中塩酸の2M溶液8.3mL(16.6mmol)から製造し、濾過した後、110mg(65%)の(S)−4−オキソ−8−(プロプ−2−イニル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 471.3
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.26 (1H, bs, NH), 12.13 (1H, s, NH), 9.89 (1H, d, CHarom), 9.23 (1H, bs, NH.HCl), 8.54 (1H, bs, NH.HCl), 8.08 (1H, s, CHarom), 7.84 (1H, dd, CHarom), 7.57 (1H, d, CHarom), 4.30-4.20 (4H, m, 2xCH2), 3.91-3.80 (1H, m, CHali), 3.54-3.42 (1H, m, CHali), 3.41-3.33 (1H, m, CHali), 3.27-3.15 (1H, m, CHali), 3.00 (1H, t, CHalkyne), 2.12-1.88 (3H, m, 3xCHali), 1.81-1.66 (3H, m, CHali and CH2), 1.00 (3H, t, CH3).
(S)−8−[1−tert−ブトキシカルボニル−プロプ−2−イニル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートは合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および288mg(1.2mmol)の(S)−1−tert−ブトキシカルボニル−プロプ−2−イニルアミノメチル−ピロリジンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤シクロヘキサン/酢酸エチル1/1、次いで1/3)により精製した後、192mg(二段階で33%)の(S)−8−[1−tert−ブトキシカルボニル−プロプ−2−イニル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
10mLの無水メタノール中、826mg(15mmol)のプロパルギルアミンの溶液に、1.9mL(6mmol)のチタンイソプロポキシドおよび1g(5mmol)の(S)−1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−2−カルバルデヒドを加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、227mg(6mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。さらに2時間攪拌を続けた後、2mLの水を加える。この反応混合物を濾過した後、溶媒を蒸発させる。水を加え、この化合物をジエチルエーテルで抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ。濾過し、蒸発させると、1.2g(定量的)の(S)−1−tert−ブトキシカルボニル−プロプ−2−イニルアミノメチル−ピロリジンが無色の油状物の形態で得られる。
(S)−8−[(1−メチル−ピロリジン−2−イルメチル)−プロプ−2−イニル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(151)
この化合物は合成119に従い、51mg(0.1mmol)の(S)−4−オキソ−8−(プロプ−2−イニル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、67μL(0.5mmol)のトリエチルアミンおよび14μL(0.15mmol)のジメチルスルフェートから製造し、水で沈殿させ、ジイソプロピルエーテル中で摩砕した後、34mg(70%)の(S)−8−[(1−メチル−ピロリジン−2−イルメチル)−プロプ−2−イニル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 485.3
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.00 (1H, s, NH), 9.84 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.78 (1H, dd, CHarom), 7.53 (1H, d, CHarom), 4.29-4.11 (4H, m, 2xCH2), 3.20-288 (4H, m, 4xCHali), 2.75 (1H, t, CHalkyne), 2.25 (3H, s, NCH3), 2.15-2.05 (1H, m, CHali), 1.92-1.55 (6H, m, 6xCHali), 0.99 (3H, t, CH3).
(S)−8−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(152)
この化合物は合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、1.11mL(8mmol)のトリエチルアミンおよび321mg(1.5mmol)の(S)−N’−tert−ブトキシカルボニル−N−シクロプロピル−プロパン−1,2−ジアミン塩酸塩から製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、115mg(二段階で21%)の(S)−8−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 547.19
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CDCl3
11.57 (1H, bs, NH), 10.91 (1H, bs, NH), 10.01 (1H, s, CHarom), 8.01 (1H, s, CHarom), 7.87 (1H, d, CHarom), 7.46 (1H, d, CHarom), 4.97 (1H, bs, NH,), 4.26 (2H, t, OCH2,), 4.06 (1H, s, CH), 3.47 (1H, s, NCH2), 3.17 (1H, s, NCH2), 2.18 (1H, s, CH), 1.79 (2H, dd, CH2), 1.42 (9H, s, 3xCH3), 1.21 (3H, d, CH3), 1.03 (3H, t,CH3), 0.98 (2H, bs, 2xCHcycloprop) 0.74 (2H, bs, 2xCHcycloprop).
10mLの無水メタノール中、1.88g(33mmol)のシクロプロピルアミンの溶液に、4.3mL(14.3mmol)のチタンイソプロポキシドおよび1.9g(5mmol)の(S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−プロピオンアルデヒド(Taisuke et al., Tetrahedron Lett., 1986, 52(27), 6349-52に記載されている方法に従って製造)を加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、227mg(6mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。さらに2時間攪拌を続けた後、2mLの水を加える。この反応混合物を濾過した後、溶媒を蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)により精製すると、400mg(17%)の(S)−N’−tert−ブトキシカルボニル−N−シクロプロピル−プロパン−1,2−ジアミンが無色の油状物の形態で得られる。
(S)−8−[(2−アミノ−プロピル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(153)
この化合物は合成139に従い、44mg(0.08mmol)の(S)−8−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートおよびジエチルエーテル中塩酸の2M溶液2mL(4mmol)から製造し、濾過した後、35mg(78%)の(S)−8−[(2−アミノ−プロピル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 447.28
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.32 (1H, bs, NH), 12.22 (1H, bs, NH), 9.93 (1H, s, CHarom), 8.12 (1H, s, CHarom), 8.04 (2H, bs, NH2), 7.88 (1H, d, CHarom), 7.67 (1H, d, CHarom), 4.27 (2H, t, OCH2,), 3.32-3.12 (3H, m, 3xCHali), 2.01 (1H, bs, CH), 1.85-1.75 (2H, m, CH2), 1.23 (3H, d, CH3), 1.05-1.00 (3H, m, CH3), 0.93-0.74 (4H, m, 4xCHcycloprop).
(R)−8−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(154)
この化合物は合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、1.11mL(8mmol)のトリエチルアミンおよび321mg(1.5mmol)の(R)−N’−tert−ブトキシカルボニル−N−シクロプロピル−プロパン−1,2−ジアミン塩酸塩から製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、165mg(二段階で30%)の(R)−8−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 547.19
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CDCl3
11.57 (1H, bs, NH), 10.91 (1H, bs, NH), 10.01 (1H, s, CHarom), 8.01 (1H, s, CHarom), 7.87 (1H, d, CHarom), 7.46 (1H, d, CHarom), 4.97 (1H, bs, NH,), 4.26 (2H, t, OCH2,), 4.06 (1H, s, CH), 3.47 (1H, s, CH2), 3.17 (1H, s, CH2), 2.18 (1H, s, CH), 1.79 (2H, dd, CH2), 1.42 (9H, s, 3xCH3), 1.21 (3H, d, CH3), 1.03 (3H, t, CH3), 0.98 (2H, bs, 2xCHcycloprop) 0.74 (2H, bs, 2xCHcycloprop).
10mLの無水メタノール中、1.88g(33mmol)のシクロプロピルアミンの溶液に、4.3mL(14.3mmol)のチタンイソプロポキシドおよび1.9g(5mmol)の(R)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−プロピオンアルデヒド(Taisuke et al., Tetrahedron Lett., 1986, 52(27), 6349-52に記載されている方法に従って製造)を加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、227mg(6mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。さらに2時間攪拌を続けた後、2mLの水を加える。この反応混合物を濾過した後、溶媒を蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)により精製すると、350mg(14%)の(R)−N’−tert−ブトキシカルボニル,N−シクロプロピル−プロパン−1,2−ジアミンが無色の油状物の形態で得られる。
(R)−8−[(2−アミノ−プロピル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(155)
この化合物は合成139に従い、44mg(0.08mmol)の(R)−8−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートおよびジエチルエーテル中塩酸の2M溶液2mL(4mmol)から製造し、濾過した後、36mg(81%)の(R)−8−[(2−アミノ−プロピル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 447.23
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.32 (1H, bs, NH), 12.22 (1H, bs, NH), 9.93 (1H, s, CHarom), 8.12 (1H, s, CHarom), 8.04 (2H, bs, NH2), 7.88 (1H, d, CHarom), 7.67 (1H, d, CHarom), 4.27 (2H, t, OCH2,), 3.32-3.12 (3H, m, 3xCHali), 2.01 (1H, bs, CH), 1.85-1.75 (2H, m, CH2), 1.23 (3H, d, CH3), 1.05-1.00 (3H, m, CH3), 0.93-0.74 (4H, m, 4xCHcycloprop).
8−[(2−メチルアミノ−エチル)−プロプ−2−イニル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(156)
この化合物は合成139に従い、54mg(0.1mmol)の8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−エチル]−プロプ−2−イニル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートおよびジエチルエーテル中塩酸2M溶液2.5mL(5mmol)から製造し、濾過した後、42mg(87%)の8−[(2−メチルアミノ−エチル)−プロプ−2−イニル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 445.23
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.22 (1H, bs, NH), 12.13 (1H, bs, NH), 9.89 (1H, s, CHarom), 8.64 (2H, bs, NH2),8.07 (1H, s, CHarom), 7.83 (1H, dd, CHarom), 7.57 (1H, d, CHarom), 4.26-4.22 (4H, m, NCH2, OCH2,), 3.45 (2H, bs, CH2), 3.20-3.18 (2H, m, CH2), 3.03 (1H, s, CHalkyne), 2.62 (3H, s, NCH3), 1.79-1.73 (2H, m, CH2), 1.00 (3H, t, CH3).
8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−エチル]−プロプ−2−イニル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(157)
この化合物は合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、1.11mL(8mmol)のトリエチルアミンおよび318mg(1.5mmol)のN−tert−ブトキシカルボニル−N−メチル−N’−プロプ−2−イニル−エタン−1,2−ジアミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤シクロヘキサン/酢酸エチル1/1、次いで1/9)により精製した後、69mg(二段階で12%)の8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−エチル]−プロプ−2−イニル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1-Boc) 445.26
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CDCl3
11.18 (1H, bs, NH), 10.41 (1H, bs, NH), 10.11 (1H, s, CHarom),8.03 (1H, s, CHarom), 7.88 (1H, dd, CHarom), 7.45 (1H, bs, CHarom), 4.32-4.22 (4H, m, 2xCH2), 3.51 (2H, bs, CH2), 2.96 (3H, s, NCH3), 1.97-1.91 (1H, m, CHalkyne), 1.81 (2H, dd, CH2), 1.46 (9H, t, 3xCH3), 1.04 (3H, t, CH3).
50mLの無水テトラヒドロフラン中、1.16g(21mmol)のプロパルギルアミンの溶液に、2.7mL(9.1mmol)のチタンイソプロポキシドおよび1.2g(7mmol)の(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−アセトアルデヒド(Kato, Shiro et al., J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1, 1997, 21, 3219-26に記載されている方法に従って製造)を加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、5mLの無水メタノールおよび317mg(8.4mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。さらに2時間攪拌を続けた後、2mLの水を加える。この反応混合物を濾過した後、溶媒を蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)により精製すると、550mg(37%)のN−tert−ブトキシカルボニル−N−メチル−N’−プロプ−2−イニル−エタン−1,2−ジアミンが無色の油状物の形態で得られる。
8−[(2−イソプロピルアミノ−エチル)−プロプ−2−イニル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(158)
この化合物は合成139に従い、57mg(0.1mmol)の8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−エチル]−プロプ−2−イニル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートおよびジエチルエーテル塩酸の2M溶液2.5mL(5mmol)から製造し、濾過した後、42mg(82%)の8−[(2−イソプロピルアミノ−エチル)−プロプ−2−イニル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 473.25
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.27 (1H, bs, NH), 12.15 (1H, bs, NH), 9.91 (1H, s, CHarom), 8.49 (2H, bs, NH2),8.12 (1H, s, CHarom), 7.86 (1H, d, CHarom), 7.57 (1H, d, CHarom), 4.28-4.24 (4H, m, 2xCH2), 3.59-3.48 (2H, m, NCH2), 3.42-3.36 (1H, m, CH), 3.23-3.14 (2H, bs, CH2), 3.09 (1H, s, CHalkyne), 1.82-1.75 (2H, m, CH2), 1.27 (6H, d, 2xCH3), 1.00 (3H, t, CH3).
8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−エチル]−プロプ−2−イニル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(159)
この化合物は合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、1.11mL(8mmol)のトリエチルアミンおよび360mg(1.5mmol)のN−tert−ブトキシカルボニル−N−イソプロピル−N’−プロプ−2−イニル−エタン−1,2−ジアミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤シクロヘキサン/酢酸エチル1/1、次いで1/9)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、260mg(二段階で45%)の8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−エチル]−プロプ−2−イニル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 573.38
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CDCl3
11.36 (1H, bs, NH), 10.65 (1H, bs, NH), 10.10 (1H, s, CHarom), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.88 (1H, d, CHarom), 7.45 (1H, bs, CHarom), 4.29-4.22 (4H, m, 2xCH2), 3.45-3.36 (4H, m, 2xCH2), 1.97 (1H, s, CHalkyne), 1.82-1.75 (2H, m, CH2), 1.67-1.62 (1H, m, CHali), 1.46 (9H, s, 3xCH3) 1.20 (6H, d, 2xCH3), 1.00 (3H, t, CH3).
50mLの無水テトラヒドロフラン中、1.65g(30mmol)のプロパルギルアミンの溶液に、3.9mL(13mmol)のチタンイソプロポキシドおよび2g(10mmol)の(tert−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−アセトアルデヒド(Kato, Shiro et al., J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1, 1997, 21, 3219-26に記載されている方法に従って製造)を加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、5mLの無水メタノールおよび317mg(8.4mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。さらに2時間攪拌を続けた後、2mLの水を加える。この反応混合物を濾過した後、溶媒を蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)により精製すると、1.2g(50%)のN−tert−ブトキシカルボニル−N−イソプロピル−N’−プロプ−2−イニル−エタン−1,2−ジアミンが無色の油状物の形態で得られる。
(S)−8−(エチル−ピロリジン−3−イル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(160)
この化合物は合成139に従い、82mg(0.15mmol)の(S)−8−[(1−tert−ブトキシカルボニル−エチル−ピロリジン−3−イル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートおよびジエチルエーテル中塩酸の2M溶液7mL(14mmol)から製造し、濾過した後、15mg(20%)の(S)−8−(エチル−ピロリジン−3−イル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 447.30
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.29 (1H, bs, NH), 12.16 (1H, bs, NH), 9.86 (1H, d, CHarom), 9.00-8.85 (1H, m, NH.HCl), 8.78-8.64 (1H, m, NH.HCl), 8.09 (1H, d, CHarom), 7.85 (1H, dd, CHarom), 7.57 (1H, d, CHarom), 4.61-4.51 (1H, m, CHali), 4.25 (2H, t, CH2), 3.63-3.57 (1H, m, CHali), 3.29-3.16 (3H, m, 3xCHali), 3.06-2.95 (1H, m, CHali), 2.85-2.75 (1H, m, CHali), 2.05-1.96 (1H, m, CHali), 1.82-1.69 (3H, m, CHali and CH2), 1.20 (3H, t, CH3), 1.00 (3H, t, CH3).
(S)−8−[(1−tert−ブトキシカルボニル−エチル−ピロリジン−3−イル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートは合成111に従い、500mg(1.53mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、640μL(4.6mmol)のトリエチルアミンおよび655mg(3mmol)の(S)−1−tert−ブトキシカルボニル−3−エチルアミノ−ピロリジンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤シクロヘキサン/酢酸エチル1/1、次いで1/3)により精製した後、85mg(二段階で10%)の(S)−8−[(1−tert−ブトキシカルボニル−エチル−ピロリジン−3−イル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
30mLの無水メタノール中、1.47mL(8.4mmol)の(S)−3−アミノ−1−tert−ブトキシカルボニルピロリジンの溶液に、367μL(6.5mmol)のアセトアルデヒド、817mg(13mmol)のシアノ水素化ホウ素ナトリウムおよび3.75mL(65mmol)の酢酸を加える。この溶液を室温で24時間攪拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてpHを7に調整する。この化合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した後、蒸発させ、残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール94/6)により精製すると、970mg(70%)の(S)−1−tert−ブトキシカルボニル−3−エチルアミノ−ピロリジンが黄色油状物の形態で得られる。
(S)−8−[エチル−(1−メチル−ピロリジン−3−イル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(161)
この化合物は合成119に従い、77mg(0.16mmol)の(S)−8−(エチル−ピロリジン−3−イル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、134μL(0.96mmol)のトリエチルアミンおよび30μL(0.32mmol)のジメチルスルフェートから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール9/1)により精製した後、17mg(23%)の(S)−8−[エチル−(1−メチル−ピロリジン−3−イル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 461.34
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.22 (1H, bs, NH), 12.08 (1H, bs, NH), 9.82 (1H, d, CHarom), 8.07(1H, d, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.54 (1H, d, CHarom), 4.55-4.44 (1H, m, CHali), 4.25 (2H, t, CH2), 3.36-3.21 (2H, m, 2xCHali), 2.81-2.61 (1H, m, CHali), 2.52-2.38 (1H, m, CHali), 2.25 (3H, s, CH3), 2.09-1.95 (1H, m, CHali), 1.90-1.76 (2H, m, CH2), 1.63-1.50 (1H, m, CHali), 1.39-1.24 (4H, m, CHali and CH3), 1.06 (3H, t, CH3), 0.97-0.87 (1H, m, CHali).
4−オキソ−8−(ピロリジン−1−スルホニル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(162)
この化合物は合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および86μL(1.05mmol)のピロリジンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジエチルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)により精製した後、150mg(二段階で38%)の4−オキソ−8−(ピロリジン−1−スルホニル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 390.14
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.20 (1H, bs, NH), 12.08 (1H, bs, NH), 9.80 (1H, d, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.57 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.23-3.15 (4H, m, 4xCHali), 1.67-1.58 (4H, m, 4xCHali), 1.35 (3H, t, CH3).
(S)4−オキソ−8−(2−ピロリジン−1−イルメチル−ピロリジン−1−スルホニル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(163)
この化合物は合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および162mg(1.05mmol)の(S)−2−ピロリジン−1−イルメチルピロリジンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジエチルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア250/25/4)により精製した後、56mg(二段階で12%)の(S)4−オキソ−8−(2−ピロリジン−1−イルメチル−ピロリジン−1−スルホニル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 473.10
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.21 (1H, bs, NH), 12.08 (1H, bs, NH), 9.87 (1H, d, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.81 (1H, dd, CHarom), 7.56 (1H, d, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 3.85-3.78 (1H, m, CHali), 3.11-3.03 (1H, m, CHali), 2.65-2.39 (7H, m, 7xCHali), 1.78-1.58 (6H, m, 6xCHali), 1.45-1.33 (2H, m, 2xCHali), 1.34 (3H, t, CH3).
(S)−8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(164)
この化合物は一般エステル化法Cに従い、5.45g(11.44mmol)の(S)−8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、7.99mL(45mmol)のトリエチルアミンおよび2.07mL(12.58mmol)のジ−n−プロピルスルフェートから製造した。この溶液を60℃で4時間攪拌し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤酢酸エチル)、次いでプロパノール/エーテルジイソプロピル混合物からの再結晶により精製した後、2.94g(49%)の(S)−8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 519.35
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.24 (1H, bs, NH), 12.13 (1H, bs, NH), 9.82 (1H, s, CHarom), 8.08 (1H, s, CHarom), 7.78 (1H, d, CHarom), 7.58 (1H, d, CHarom), 6.94 (1H, d, BocNH), 4.25 (2H, t, CH2), 3.83-3.75 (1H, m, CHpyrrol), 3.38-3.30 (2H, m, 2x CHpyrrol), 3.24-3.17 (1H, m, CHpyrrol), 3.00-2.94 (1H, m, CHpyrrol), 1.91-1.82 (1H, m, CHpyrrol), 1.75 (2H, m, CH2), 1.65-1.57 (1H, m, CHpyrrol), 1.28 (9H, s, 3xCH3), 0.99 (3H, t, CH3).
(S)−8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(165)
この化合物は合成178に従い、5.88g(18mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、12.54mL(90mmol)のトリエチルアミンおよび3.69g(19.8mmol)の(S)−N−tert−ブトキシカルボニル−N’−ピロリジン−3−イル−アミンから製造し、沈殿させ、水中で摩砕することにより精製した後、6.18g(72%)の(S)−8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸がベージュ色の固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 477.31
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.64 (1H, bs, CO2H), 12.06 (1H, bs, NH), 9.97 (1H, s, CHarom), 7.99 (1H, s, CHarom), 7.76 (1H, d, CHarom), 7.55 (1H, d, CHarom), 6.94 (1H, bs, BocNH), 3.89-3.75 (1H, m, CHpyrrol), 3.30-3.18 (3H, m, 3xCHpyrrol), 3.03-2.93 (1H, m, CHpyrrol), 1.93-1.82 (1H, m, CHpyrrol), 1.68-1.57 (1H, m, CHpyrrol), 1.30 (9H, s, 3xCH3).
(S)−8−(3−アミノ−シクロペンタンスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(166)
この化合物は合成139に従い、93mg(0.18mmol)の(S)−8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸およびジエチルエーテル中塩酸の2M溶液4.5mL(9mmol)から製造し、濾過した後、58mg(7 1 %)の(S)−8−(3−アミノ−シクロペンタンスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 419.29
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.25 (1H, bs, NH), 12.15 (1H, bs, NH), 9.84 (1H, s, CHarom), 8.15 (2H, bs, NH.HCl), 8.09 (1H, s, CHarom), 7.82 (1H, d, CHarom), 7.62 (1H, d, CHarom), 4.26 (2H, t, CH2), 3.75-3.63 (1H, m, CHpyyrol), 3.49-3.39 (1H, m, CHpyyrol), 3.39-3.27 (1H, m, CHpyyrol), 3.27-3.12 (2H, m, 2xCHpyyrol), 2.10-2.00 (1H, m, CHpyyrol), 1.81-1.74 (3H, m, CHpyrrol and CH2), 1.05 (3H, t, CH3).
(R)−8−(3−アミノ−シクロペンタンスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(167)
この化合物は合成139に従い、72mg(0.14mmol)の(R)−8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸およびジエチルエーテル中塩酸の2M溶液3.5mL(7mmol)から製造し、濾過した後、34mg(53%)の(R)−8−(3−アミノ−シクロペンタンスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 419.29
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.25 (1H, bs, NH), 12.15 (1H, bs, NH), 9.84 (1H, s, CHarom), 8.15 (2H, bs, NH.HCl), 8.09 (1H, s, CHarom), 7.82 (1H, d, CHarom), 7.62 (1H, d, CHarom), 4.26 (2H, t, CH2), 3.75-3.63 (1H, m, CHpyyrol), 3.49-3.39 (1H, m, CHpyyrol), 3.39-3.27 (1H, m, CHpyyrol), 3.27-3.12 (2H, m, 2xCHpyyrol), 2.10-2.00 (1H, m, CHpyyrol), 1.81-1.74 (3H, m, CHpyrrol and CH2), 1.05 (3H, t, CH3).
(R)−8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートは合成136に従い、360mg(1.1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、767μL(5.5mmol)のトリエチルアミンおよび138mg(1.21mmol)の(R)−N−tert−ブトキシカルボニル−N’−ピロリジン−3−イルアミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤シクロヘキサン/酢酸エチル2/3、次いで酢酸エチル/メタノール98/2)により精製すると、80mg(二段階で14%)の(R)−8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
8−(3−メチルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(168)
この化合物は合成139に従い、129mg(0.25mmol)の8−[3−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−ピロリジン−1−スルホニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートおよびジエチルエーテル中塩酸の2M溶液6.3mL(12.6mmol)から製造し、濾過した後、92mg(78%)の8−(3−メチルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩がクリーム色の固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 433.27
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.25 (1H, bs, NH), 12.15 (1H, bs, NH), 9.82 (1H, s, CHarom), 9.13 (2H, bs, NH.HCl), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.82 (1H, d, CHarom), 7.62 (1H, d, CHarom), 4.29-4.18 (2H, m, CH2), 3.67-3.56 (1H, m, CHpyrrol), 3.45-3.25 (3H, m, 3xCHpyrrol), 3.19-3.10 (1H, m, CHpyrrol), 2.50 (3H, s, NCH3), 2.11-2.02 (1H, m, CHpyrrol), 1.97-1.87 (1H, m, CHpyrrol), 1.81-1.67 (2H, m, CH2), 1.04-0.95 (3H, t, CH3).
8−[3−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−ピロリジン−1−スルホニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(169)
この化合物は一般エステル化法Cに従い、294mg(0.6mmol)の8−[3−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−ピロリジン−1−スルホニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、836μL(6mmol)のトリエチルアミンおよび492μL(3mmol)のジ−n−プロピルスルフェートから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)により精製した後、155mg(50%)の8−[3−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−ピロリジン−1−スルホニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 533.41
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CDCl3
11.41 (1H, bs, NH), 10.71 (1H, bs, NH), 10.03 (1H, s, CHarom), 8.02 (1H, s, CHarom), 7.86 (1H, d, CHarom), 7.47 (1H, d, CHarom), 4.77-4.62 (1H, m, CH), 4.28 (2H, t, CH2), 3.71-3.58 (1H, m, CH), 3.53-3.43 (1H, m, CH), 3.35-3.321 (2H, m, 2xCH), 2.74 (3H, s, NCH3), 2.10-1.89 (2H, m, 2xCH), 1.85-1.74 (2H, m, CH2), 1.40 (9H, s, 3xCH3), 1.02 (3H, t, CH3).
8−[3−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−ピロリジン−1−スルホニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(170)
この化合物は合成178に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、697μL(5mmol)のトリエチルアミンおよび220mg(1.1mmol)のN−tert−ブトキシカルボニル−N−メチル−N’−ピロリジン−3−イル−アミンから製造し、沈殿させ、水中で摩砕することにより精製した後、389mg(79%)の8−[3−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−ピロリジン−1−スルホニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸が褐色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 491.27
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CD3OD
10.15 (1H, s, CHarom), 8.10 (1H, s, CHarom), 7.88 (1H, d, CHarom), 7.59 (1H, d, CHarom), 4.55-4.35 (1H, m, CH), 3.63-3.39 (2H, m, CH2), 2.70 (3H, s, NCH3), 2.05-1.86 (3H, m, 3xCH), 1.34 (9H, s, 3xCH3).
(S)−8−(3−ジメチルアミノ−シクロペンタスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(171)
この化合物は合成136に従い、360mg(1.1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、767μL(5.5mmol)のトリエチルアミンおよび138mg(1.21mmol)の(S)−N,N−ジメチル−N’−ピロリジン−3−イル−アミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール/アンモニア200/16/2)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、68mg(二段階で13%)の(S)−8−(3−ジメチルアミノ−シクロペンタスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 447.34
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.26 (1H, bs, NH), 12.12 (1H, bs, NH), 9.84 (1H, s, CHarom), 8.08 (1H, s, CHarom), 7.83 (1H, d, CHarom), 7.58 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, t, CH2), 3.54-3.45 (1H, m, CHpyrrol), 3.19-3.08 (1H, m, CHpyrrol), 2.98-2.86 (1H, m, CHpyrrol), 2.01 (6H, s, 2xCH3), 1.95-1.80 (1H, m, CHpyrrol), 1.79-1.70 (2H, m, CH2), 1.54-1.42 (1H, m, CHpyrrol), 0.99 (3H, t, CH3).
(R)−8−(3−ジメチルアミノ−シクロペンタスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(172)
この化合物は合成136に従い、360mg(1.1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、767μL(5.5mmol)のトリエチルアミンおよび138mg(1.21mmol)の(R)−N,N−ジメチル−N’−ピロリジン−3−イル−アミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール/アンモニア200/16/2)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、119mg(二段階で24%)の(R)−8−(3−ジメチルアミノ−シクロペンタスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 447.34
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.26 (1H, bs, NH), 12.12 (1H, bs, NH), 9.84 (1H, s, CHarom), 8.08 (1H, s, CHarom), 7.83 (1H, d, CHarom), 7.58 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, t, CH2), 3.54-3.45 (1H, m, CHpyrrol), 3.19-3.08 (1H, m, CHpyrrol), 2.98-2.86 (1H, m, CHpyrrol), 2.01 (6H, s, 2xCH3), 1.95-1.80 (1H, m, CHpyrrol), 1.79-1.70 (2H, m, CH2), 1.54-1.42 (1H, m, CHpyrrol), 0.99 (3H, t, CH3).
8−[(2−ヒドロキシ−エチル)−イソプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(173)
この化合物は合成136に従い、457mg(1.4mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、585μL(4.2mmol)のトリエチルアミンおよび193μL(1.68mmol)の2−イソプロピルアミノ−エタノールから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)により精製した後、25mg(二段階で4%)の8−[(2−ヒドロキシ−エチル)−イソプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 436.30
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.17 (1H, bs, NH), 12.06 (1H, bs, NH), 9.82 (1H, d, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.54 (1H, d, CHarom), 4.75 (1H, t, OH), 4.25 (2H, t, CH2), 4.00 (1H, sept, CH), 3.55 (2H, q, CH2), 3.13 (2H, t, CH2), 1.76 (2H, sex, CH2), 0.99 (3H, t, CH3), 0.95 (6H, m, 2xCH3).
8−[シクロプロピル−(2−ヒドロキシ−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(174)
この化合物は合成136に従い、490mg(1.5mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、627μL(3mmol)のトリエチルアミンおよび227mg(2.25mmol)の2−シクロプロピルアミノ−エタノール(Morrow, D. F. et al., J. Med Chem., 1973, 16(6), 736-9に記載されている方法に従って製造)から製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)により精製した後、116mg(二段階で17%)の8−[シクロプロピル−(2−ヒドロキシ−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 434.22
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.19 (1H, bs, NH), 12.08 (1H, bs, NH), 9.86 (1H, d, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.82 (1H, dd, CHarom), 7.58 (1H, d, CHarom), 4.71 (1H, t, OH), 4.25 (2H, t, CH2), 3.53 (2H, q, CH2), 3.18 (2H, t, CH2), 2.10-2.03 (1H, m, CHali), 1.80-1.68 (2H, m, CH2), 0.99 (3H, t, CH3), 0.86-0.77 (2H, m, 2xCHali,), 0.73-0.64 (2H, m, 2xCHali).
8−[(2−ヒドロキシ−エチル)−プロプ−2−イニル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(175)
この化合物は合成136に従い、490mg(1.5mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および223mg(2.25mmol)の2−プロプ−2−イニルアミノ−エタノール(Carretero, Juan Carlos; Adrio Javier, Synthesis, 2001, 12, 1888-96に記載されている方法に従って製造)から製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)により精製した後、80mg(二段階で10%)の8−[(2−ヒドロキシ−エチル)−プロプ−2−イニル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 432.20
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.20 (1H, bs, NH), 12.06 (1H, bs, NH), 9.84 (1H, d, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.53 (1H, d, CHarom), 4.82 (1H, t, OH), 4.25 (2H, t, CH2), 4.19-4.15 (2H, m, CH2), 3.56 (2H, q, CH2), 3.23 (2H, t, CH2), 3.00-2.96 (1H, m, CH), 1.76 (2H, m, CH2), 1.00 (3H, t, CH3).
8−[ビス−(2−ヒドロキシ−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(176)
この化合物は合成136に従い、490mg(1.5mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および236mg(2.25mmol)の2−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−エタノールから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、分取LC/MSにより精製した後、5mg(二段階で1%)の8−[ビス−(2−ヒドロキシ−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 438.25
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.24 (1H, bs, NH), 12.09 (1H, bs, NH), 9.82 (1H, d, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.55 (1H, d, CHarom), 4.83 (2H, t, 2xOH), 4.25 (2H, t, CH2), 3.53 (4H, q, 2xCH2), 3.19 (4H, t, CH2), 1.75 (2H, m, CH2), 0.99 (3H, t, CH3).
8−(カルバモイルメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(177)
この化合物は一般エステル化法Cに従い、265mg(0.7mmol)の8−(カルバモイルメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、1.4mL(1.93mmol)のトリエチルアミンおよび690μL(4.2mmol)のジ−n−プロピルスルフェートから製造し、分取LCにより精製した後、35mg(11%)の8−(カルバモイルメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 421.29
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.21 (1H, bs, NH), 12.08 (1H, bs, NH), 9.80 (1H, d, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.78 (1H, dd, CHarom), 7.57 (1H, d, CHarom), 7.38 (1H, s, NH), 7.17 (1H, s, NH), 4.25 (2H, t, CH2), 3.58 (2H, s, CH2), 2.76 (3H, s, CH3), 1.75 (2H, sext, CH2), 0.99 (3H, t, CH3).
8−(カルバモイルメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸(178)
456mg(1.4mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸を4mLの無水ジクロロメタンおよび1mLの無水ジメチルホルムアミドに懸濁させたものに、584μL(3mmol)のトリエチルアミンおよび208mg(1.68mmol)の2メチルアミノ−アセトアミドを加える。この反応混合物を室温で3日間攪拌する。溶媒を蒸発させた後、残渣をメタノールに取る。固体を濾過し、メタノール、次いでジイソプロピルエーテルですすぎ、真空乾燥させると、279mg(53%)の8−(カルバモイルメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸が白色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 379.01
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.10 (1H, bs, NH), 12.56 (1H, bs, CO2H), 12.04 (1H, s, NH), 9.92 (1H, s, CHarom), 8.01 (1H, d, CHarom), 7.77 (1H, dd, CHarom), 7.55 (1H, d, CHarom), 7.38 (1H, bs, NH), 7.18 (1H, bs, NH), 3.58 (2H, s, CH2), 2.77 (3H, s, CH3).
8−(3−カルバモイル−ピペリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(179)
この化合物は一般エステル化法Cに従い、251mg(0.6mmol)の8−(3−カルバモイル−ピペリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1カルボン酸、1.67mL(12mmol)のトリエチルアミンおよび394μL(2.4mmol)のジ−n−プロピルスルフェートから製造し、分取LCにより精製した後、13mg(5%)の8−(3−カルバモイル−ピペリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 461.23
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.20 (1H, bs, NH), 12.08 (1H, s, NH), 9.77 (1H, s, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.73 (1H, d, CHarom), 7.59 (1H, d, CHarom), 7.38 (1H, bs, NH2), 6.88 (1H, bs, NH2), 4.24 (2H, t, CH2), 3.69-3.58 (2H, m, 2xCHpiper), 2.42-2.32 (1H, m, CHpiper), 2.23 (2H, dd, 2xCHpiper), 1.80-1.68 (4H, m, 2xCHpiper and CH2), 1.53-1.40 (1H, m, CHpiper), 1.27-1.16 (1H, m, CHpiper), 0.99 (3H, t, CH3).
8−(3−カルバモイル−ピペリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボン酸(180)
この化合物は合成178に従い、360mg(1.1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および154mg(1.2mmol)のピペリジン−3−カルボキサミドから製造し、沈殿させ、メタノール中で摩砕することにより精製した後、275mg(66%)の8−(3−カルバモイル−ピペリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボン酸がクリーム色の固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 419.4
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.07 (1H, bs, NH), 12.48 (1H, bs, CO2H), 12.05 (1H, s, NH), 9.90 (1H, s, CHarom), 8.01 (1H, s, CHarom), 7.73 (1H, dd, CHarom), 7.57 (1H, d, CHarom), 7.39 (1H, bs, NH), 6.87 (1H, bs, NH), 3.69-3.58 (2H, m, 2xCHpiper), 2.42-2.32 (1H, m, CHpiper), 2.30-2.16 (2H, m, 2xCHpiper), 1.80-1.65 (2H, m, 2xCHpiper), 1.53-1.40 (1H, m, CHpiper), 1.29-1.16 (1H, m, CHpiper).
8−[(2−ベンジルオキシ−エチル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(181)
この化合物は合成111に従い、398mg(1.22mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および333mg(1.46mmol)の(2−ベンジルオキシ−エチル)−シクロプロピル−アミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール99/1)により精製した後、193mg(二段階で30%)の8−[(2−ベンジルオキシ−エチル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 524.45
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.21 (1H, bs, NH), 12.07 (1H, bs, NH), 9.87 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.81 (1H, dd, CHarom), 7.55 (1H, d, CHarom), 7.32-7.18 (5H, m, 5xCHarom), 4.40 (2H, s, CH2), 4.22 (2H, q, CH2), 3.59 (2H, t, CH2), 3.36 (2H, t, CH2), 2.15-2.07 (1H, m, CHcycloprop), 1.76-1.69 (2H, m, CH2), 1.03 (3H, t, CH3), 0.83-0.77 (2H, m, 2CHcycloprop), 0.72-0.67 (2H, m, 2xCHcycloprop).
10mLの無水メタノール中、2.1mL(30mmol)のシクロプロピルアミンの溶液に、3.8mL(13mmol)のチタンイソプロポキシドおよび1.5g(10mmol)のベンジルオキシ−アセトアルデヒドを加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、378mg(10mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。さらに2時間攪拌を続けた後、2mLの水を加える。この反応混合物を濾過した後、溶媒を蒸発させる。残渣をジエチルエーテルに取った後、ジエチルエーテル中塩酸の2M溶液を加える。固体を濾過し、ジエチルエーテルで洗浄すると、1.94g(85%)の(2−ベンジルオキシ−エチル)−シクロプロピル−アミン塩酸塩が褐色固体の形態で得られる。
8−(カルボキシメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(182)
95mg(0.2mmol)の8−(tert−ブトキシカルボニルメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートを9mLのジクロロエタンに溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)をゆっくり加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、溶媒を蒸発させる。残渣をアセトニトリル、その後ジイソプロピルエーテルに取って摩砕すると、76mg(90%)の8−(カルボキシメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 422
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.21 (1H, s, NH), 12.61 (1H, s, CO2H), 12.06 (1H, s, NH), 9.80 (1H, d, CHarom), 8.07 (1H, d, CHarom), 7.77 (1H, dd, CHarom), 7.55 (1H, d, CHarom), 4.25 (2H, t, CH2), 3.87 (2H, s, NCH2), 2.80 (3H, s, NCH3), 1.75 (2H, m, CH2), 0.99 (3H, t, CH3).
8−(tert−ブトキシカルボニルメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(183)
この化合物は合成111に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および272mg(1.46mmol)のtert−酪酸サルコシン塩酸塩から製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤酢酸エチル/メタノール98/2、次いで95/5)により精製した後、104mg(二段階で21%)の8−(tert−ブトキシカルボニルメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 478
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.21 (1H, s, NH), 12.06 (1H, s, NH), 9.79 (1H, d, CHarom), 8.06 (1H, d, CHarom), 7.77 (1H, dd, CHarom), 7.54 (1H, d, CHarom), 4.25 (2H, t, CH2), 3.90 (2H, s, NCH2), 2.83 (3H, s, NCH3), 1.80-1.71 (2H, m, CH2), 1.27 (9H, s, 3xCH3), 0.99 (3H, t, CH3).
8−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−スルファモイル]−7−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(184)
この化合物は合成136に従い、345mg(1mmol)の7−フルオロ−8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−カルボン酸、1mL(10mmol)のトリエチルアミンおよび153mg(1.5mmol)のN,N,N’−トリメチル−エタン−1,2−ジアミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール/アンモニア400/16/3、次いで200/16/13)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、30mg(二段階で7%)の8−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−スルファモイル]−7−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 453.17
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.30 (1H, bs, NH), 12.17 (1H, bs, NH), 9.88 (1H, s, CHarom), 8.09 (1H, s, CHarom), 7.35 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, t, OCH2,), 3.81-3.62 (2H, m, NCH2), 2.83 (3H, s, NCH3), 1.76 (2H, d, CH2), 1.00-0.86 (3H, m, CH3).
密閉試験管にて、1当量の酢酸と共結晶した601mg(1.8mmol)の7−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを2.4mL(36mmol)のクロロスルホン酸に溶かす。この反応混合物を85℃に予熱した油浴上に2時間置き、氷浴上で冷却した後、砕いた氷の中にゆっくり注ぐ。固体を濾過し、水、ジイソプロピルエーテルおよびペンタンですすいだ後、真空乾燥させると、580mg(93%)の8−クロロスルホニル−7−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸が褐色固体の形態で得られる。
7−フルオロ−8−[(2−ヒドロキシ−エチル)−イソプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(185)
この化合物は合成136に従い36、172mg(0.5mmol)の7−フルオロ−8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、0.5mL(10mmol)のトリエチルアミンおよび77mg(0.75mmol)の2−イソプロピルアミノ−エタノールから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、30mg(二段階で13%)の7−フルオロ−8−[(2−ヒドロキシ−エチル)−イソプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 454.26
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.22 (1H, bs, NH), 12.10 (1H, bs, NH), 9.89 (1H, d, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.32 (1H, d, CHarom), 4.78 (1H, bs, OH,), 4.26 (2H, t, OCH2,), 4.01-3.90 (1H, m, CH), 3.52 (2H, dd, CH2), 3.25 (2H, dd, NCH2), 1.82-1.74 (2H, m, CH2), 1.05-0.95 (9H, m, 3xCH3).
8−ジメチルスルファモイル−7−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(186)
この化合物は合成111に従い、172mg(0.5mmol)の7−フルオロ−8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、697μL(5mmol)のトリエチルアミンおよび61mg(0.75mmol)の塩酸ジメチルアミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)により精製した後、59mg(二段階で30%)の8−ジメチルスルファモイル−7−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 396.06
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.23 (1H, bs, NH), 12.11 (1H, bs, NH), 9.83 (1H, d, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.33 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, t, OCH2,), 2.75 (6H, s, 2xCH3), 1.74 (2H, dd, CH2), 0.9 (3H, t, CH3).
8−(シクロプロピル−メチル−スルファモイル)−7−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(187)
この化合物は合成111に従い、172mg(0.5mmol)の7−フルオロ−8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、697μL(5mmol)のトリエチルアミンおよび80mg(0.75mmol)の塩酸シクロプロピル−メチル−アミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)により精製した後、90mg(二段階で43%)の8−(シクロプロピル−メチル−スルファモイル)−7−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 422.18
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.22 (1H, bs, NH), 12.12 (1H, bs, NH), 9.88 (1H, d, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.32 (1H, d, CHarom), 4.25 (2H, t, OCH2,), 2.79 (3H, s, NCH3), 2.11-2.05 (1H, m, CHcycloprop), 1.76 (2H, dd, CH2), 0.90 (3H, t, CH3), 0.76-0.66 (4H, m, 4xCHcycloprop).
7−クロロ−8−(シクロプロピル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(188)
この化合物は合成111に従い、7−クロロ−8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸と7−クロロ−6−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸の2/1混合物86mgの、77μL(0.55mmol)のトリエチルアミンおよび30mg(0.28mmol)の塩酸シクロプロピル−メチル−アミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、分取LCにより精製した後、4mg(三段階で2%)の7−クロロ−8−(シクロプロピル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 434.28
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CDCl3
10.30 (1H, bs, NH), 10.04 (1H, s, CHarom), 9.35 (1H, bs, NH), 8.01 (1H, d, CHarom), 6.78 (1H, s, CHarom), 4.36 (2H, t, CH2), 4.01 (3H, s, CH3), 2.99 (3H, s, CH3), 2.35-2.27 (1H, m, CHali), 1.82 (2H, sext, CH2), 1.03 (3H, t, CH3), 0.93-0.81 (2H, m, 2xCHali), 0.71-0.63 (2H, m, 2xCHali).
密閉試験管にて、1当量の酢酸と共結晶した100mg(0.35mmol)の7−クロロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを465μL(7mmol)のクロロスルホン酸に溶かす。この反応混合物を50℃に予熱した油浴上に2時間置き、氷浴上で冷却した後、砕いた氷の中にゆっくり注ぐ。固体を濾過し、水、ジイソプロピルエーテルおよびペンタンですすいだ後、真空乾燥させると、86mgの、7−クロロ−8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸と7−クロロ−6−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸の2/1混合物が褐色固体の形態で得られる。
7−クロロ−8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(189)
この化合物は合成111に従い、542mg(1.5mmol)の7−クロロ−8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、627μL(4.5mmol)のトリエチルアミンおよび146mg(1.8mmol)の塩酸ジメチルアミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、水中で沈殿させ、次いでメタノールおよびジイソプロピルエーテル中で摩砕することにより精製した後、83mg(二段階で13%)の7−クロロ−8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 412.01
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.27 (1H, bs, NH), 12.10 (1H, bs, NH), 9.93 (1H, s, CHarom), 8.09 (1H, s, CHarom), 7.61 (1H, s, CHarom), 4.24 (2H, q, CH2), 2.87 (6H, s, 2xCH3), 1.85-1.64 (2H, m, CH2), 0.99 (3H, t, CH3).
密閉試験管にて、1.16g(4mmol)の7−クロロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを5.3mL(80mmol)のクロロスルホン酸に溶かす。この反応混合物を90℃に予熱した油浴上に6時間置き、氷浴上で冷却した後、砕いた氷の中にゆっくり注ぐ。固体を濾過し、水、ジイソプロピルエーテルおよびペンタンですすいだ後、真空乾燥させると、1.3g(90%)の7−クロロ−8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸が褐色固体の形態で得られる。
(S)−8−(3−アミノ−シクロペンタンスルホニル)−7−クロロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩(190)
この化合物は合成139に従い、136mg(0.24mmol)の(S)−8−(3 −tert−ブトキシカルボニルアミノ−シクロペンタンスルホニル)−7−クロロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートおよびジエチルエーテル中塩酸の2M溶液9.8mL(19.6mmol)から製造し、濾過した後、80mg(66%)の(S)−8−(3−アミノ−シクロペンタンスルホニル)−7−クロロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩が白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 453
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.34 (1H, bs, NH), 12.17 (1H, bs, NH),9.99 (1H, s, CHarom), 8.34-8.20 (3H, m, NH2.HCl), 8.10 (1H, d, CHarom), 7.65 (1H, s, CHarom), 4.24 (2H, t, CH2), 3.89-3.80 (1H, m, CHali), 3.68-3.53 (2H, m, 2xCHali), 3.44-3.33 (2H, m, 2xCHali), 2.32-2.20 (1H, m, CHali), 2.01-1.90 (1H, m, CHali), 1.75 (2H, sext, CH2), 0.99 (3H, t, CH3).
(S)−8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−シクロペンタンスルホニル)−7−クロロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートは合成111に従い、505mg(1.4mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、582μL(4.2mmol)のトリエチルアミンおよび391mg(2.1mmol)の(S)−N−tert−ブトキシカルボニル−N’−ピロリジン−3−イル−アミンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジ−n−プロピルスルフェートを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/酢酸エチル6/4)により精製した後、136mg(二段階で10%)の(S)−8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−シクロペンタンスルホニル)−7−クロロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
4−オキソ−8−(ピペリジン−1−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート(191)
この化合物は合成111に従い、490mg(1.5mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および178μL(1.65mmol)の1−アミノピペリジンから製造し、一般法Bに従ってエステル化を行い、水中で摩砕することにより精製した後、125mg(二段階で20%)の4−オキソ−8−(ピペリジン−1−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレートが淡褐色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 404.99
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.19 (1H, bs, NH), 12.06 (1H, bs, NH), 9.90 (1H, s, CHarom), 8.57 (1H, s, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.84 (1H, dd, CHarom), 7.53 (1H, d, CHarom), 3.87 (3H, s, CH3), 2.46-2.40 (4H, m, 4xCHpiper), 1.39-1.31 (4H, m, 2xCHpiper), 1.20-1.15 (2H, m, CHpiper).
8−(ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール−2−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート(192)
この化合物は合成111に従い、490mg(1.5mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、627μL(4.5mmol)のトリエチルアミンおよび269mg(1.65mmol)の2−アミノ−ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール塩酸塩から製造し、一般法Bに従ってエステル化を行い、水中で摩砕することにより精製した後、67mg(二段階で10%)の8−(ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール−2−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレートが淡褐色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 431.04
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.17 (1H, bs, NH), 12.06 (1H, bs, NH), 9.87 (1H, d, CHarom), 8.42 (1H, s, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.53 (1H, d, CHarom), 3.86 (3H, s, CH3), 2.63-2.53 (2H, m, 2xCHali), 2.28-2.17 (4H, m, 4xCHali), 1.53-1.42 (3H, m, 3xCHali), 1.28-1.19 (1H, m, CHali), 1.16-1.05 (2H, m, 2xCHali).
8−(4−メチル−ピペラジン−1−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート(193)
この化合物は合成111に従い、490mg(1.5mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および199μL(1.65mmol)の1−アミノ−4−メチルピペラジンから製造し、一般法Bに従ってエステル化を行い、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)により精製した後、33mg(二段階で5%)の8−(4−メチル−ピペラジン−1−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 419.97
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.16 (1H, bs, NH), 12.06 (1H, bs, NH), 9.90 (1H, s, CHarom), 8.66 (1H, s, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.83 (1H, dd, CHarom), 7.52 (1H, d, CHarom), 4.11-4.06 (1H, m, NH), 3.87 (3H, s, CH3), 3.31 (4H, s, 2xCH2), 3.16 (3H, bs, NCH3), 2.33-2.17 (2H, m, 2xCHpiper), 2.12-2.04 (2H, m, CHpiper).
8−(2,6−ジクロロフェニルメタンスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(194)
139mg(1.1mmol)の亜硫酸ナトリウムおよび78mg(0.55mmol)のリン酸水素二ナトリウムを2.5mLの水に溶かした溶液に、180mg(0.55mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸を加える。この溶液を60℃で20時間加熱した後、2.5mLのジメチルホルムアミド中、132mg(0.55)の2,6−ジクロロベンジルブロミドの溶液を加える。60℃で4時間攪拌を続けた後、溶液を濾過する。固体を温メタノール中で摩砕した後、再び濾過すると、88mg(35%)の8−(2,6−ジクロロフェニルメタンスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 450.87
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.20 (1H, bs, NH), 12.34 (1H, bs, CO2H), 12.09 (1H, s, NH), 9.94 (1H, d, CHarom), 7.99 (1H, s, CHarom), 7.73 (1H, dd, CHarom), 7.54 (1H, d, CHarom), 7.48-7.44 (2H, m, 2xCHarom), 7.37 (1H, dd, CHarom), 4.86 (2H, s, CH2).
4−オキソ−8−(ピリジン−4−イルメタンスルホニル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(195)
272mg(2mmol)の亜硫酸ナトリウムおよび142mg(1mmol)のリン酸水素二ナトリウムを3mLの水に溶かした溶液に、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸を加える。この溶液を60℃で20時間加熱した後、3mLのアセトン中、150mg(1.2mmol)の4−クロロメチルピリジンの溶液を加える。60℃で24時間攪拌を続けた後、この溶液を濾過する。残渣を、700μL(5mmol)の トリエチルアミンの存在下で520μL(4mmol)のジエチルスルフェートを用い、一般法Cによりエステル化し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)により精製した後、11mg(2%)の4−オキソ−8−(ピリジン−4−イルメタンスルホニル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 412.25
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.20 (1H, bs, NH), 12.09 (1H, s, NH), 9.68 (1H, d, CHarom), 8.46 (2H, d, 2xCHarom), 8.04 (1H, s, CHarom), 7.67 (1H, dd, CHarom), 7.51 (1H, d, CHarom), 7.16 (2H, d, 2xCHarom), 4.70 (2H, s, CH2), 4.31 (2H, q, CH2), 1.35 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−(ピリジン−2−イルメタンスルホニル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(196)
この化合物を合成195に従い、326mg(1mmol)の8−クロロスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸および130mg(1.1mmol)の2−クロロメチルピリジンから製造し、一般法Cに従ってエステル化を行い(ジアルキルスルフェートとしてジエチルスルフェートを用いる)、ジクロロメタン/メタノール1/1混合物中で摩砕することにより精製した後、40mg(二段階で18%)の4−オキソ−8−(ピリジン−2−イルメタンスルホニル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 412.18
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.18 (1H, bs, NH), 12.10 (1H, s, NH), 9.66 (1H, d, CHarom), 8.35 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.76 (1H, td, CHarom), 7.62 (1H, dd, CHarom), 7.49 (1H, d, CHarom), 7.39 (1H, d, CHarom), 7.32-7.27 (1H, m, CHarom), 4.74 (2H, s, CH2), 4.31 (2H, q, CH2), 1.35 (3H, t, CH3).
8−シクロヘキサンスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(197)
メタノール(5mL)およびアセトニトリル(1mL)中、49mg(0.13mmol)の8−シクロヘキシルスルファニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの溶液に、水2mL中、410mg(0.66mmol)のオキソンを加える。この溶液を室温で24時間攪拌する。溶媒を蒸発させた後、残渣を水に取る。生成物を酢酸エチルで抽出し、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。残渣をジエチルエーテル中で摩砕すると、40mg(74%)の8−シクロヘキサンスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 403.31
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.21 (1H, bs, NH), 12.12 (1H, bs, NH), 9.81 (1H, d, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.59 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.12-3.03 (1H, m, CH), 1.97-1.89 (2H, m, 2xCH), 1.77-1.69 (2H, m, 2xCH), 1.60-1.53 (1H, m, CH),1.35 (3H, t, CH3), 1.32-1.15 (4H, m, 4xCH), 1.12-0.99 (1H, m, CH).
4−オキソ−8−フェニルメタンスルフィニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(198)
0℃にて、90mg(0.24mmol)の8−ベンジルスルファニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートをジクロロメタン(8mL)およびジオキサン(8mL)に懸濁させた溶液に、41mg(0.24mmol)のメタクロロ過安息香酸を加える。この反応混合物を0〜5℃で6時間攪拌した後、炭酸カリウム水溶液を加え、生成物を酢酸エチルで抽出する。有機相を塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。残渣を分取LCMSにより精製すると、40mg(42%)の4−オキソ−8−フェニルメタンスルフィニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 395.31
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.12 (1H, bs, NH), 11.93 (1H, s, NH), 9.38 (1H, s, CHarom), 8.02 (1H, s, CHarom), 7.56 (1H, dd, CHarom), 7.51 (1H, d, CHarom), 7.26-7.24 (3H, m,3xCHarom), 7.14-7.09 (2H, m, 2xCHarom), 4.30 (2H, q, CH2), 4.20 (1H, d, CHali), 4.15 (1H, d, CHali), 1.35 (3H, t, CH3).
8−エチニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(199)
10mLのテトラヒドロフラン中、398mg(1.13mmol)の4−オキソ−8−トリメチルシラニルエチニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの溶液に、テトラヒドロフラン中フッ化テトラブチルアンモニウムの1M溶液1.2mL(1.2mmol)を加えた後、この混合物を室温で1時間攪拌する。溶媒を蒸発させ、生成物を酢酸エチルで抽出する。有機相を1M塩酸水溶液、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。生成物をメタノール/アセトン混合物(4/1)中で結晶化させると、160mg(50%)の8−エチニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 281.17
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.12 (1H, s, NH), 11.88 (1H, s, NH), 9.43 (1H, s, CHarom), 8.02 (1H, s, CHarom), 7.50 (1H, d, CHarom), 7.39 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 4.12 (1H, s, CH), 1.37 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−トリメチルシラニルエチニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(200)
30mLの無水ジオキサン中、898mg(2.35mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、224mg(1.2mmol)のヨウ化銅、309mg(3mmol)のトリエチルアミンおよび165mg(0.23mmol)のジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)を加えた後、この混合物をアルゴン下で脱気する。15分後、346mg(3.52mmol)のエチニル−トリメチル−シランを加え、この反応混合物を100℃で3時間加熱する。粗反応生成物をセライトで濾過した後、濾液を蒸発乾固し、残渣をシリカ(溶離剤酢酸エチル)で精製すると、400mg(48%)の4−オキソ−8−トリメチルシラニルエチニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが黄色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 353.20
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.13 (1H, s, NH), 11.91 (1H, s, NH), 9.37 (1H, s, CHarom), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.47 (1H, d, CHarom), 7.40 (1H, d, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3), 0.25 (9H, s, 3xCH3).
4−オキソ−8−フェニルエチニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(201)
2.4mLの無水ジオキサン中、80mg(0.21mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、20mg(0.11mmol)のヨウ化銅、28mg(0.27mmol)のトリエチルアミンおよび14mg(0.02mmol)のジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)を加えた後、この混合物をアルゴン下で脱気する。15分後、32mg(0.31mmol)のフェニルアセチレンを加えた後、この混合物を100℃で3時間加熱する。粗反応生成物をセライトで濾過し、濾液を蒸発乾固し、残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤シクロヘキサン/酢酸エチル)により精製すると、70mg(93%)の4−オキソ−8−フェニルエチニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが黄色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 357.26
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.14 (1H, s, NH), 11.92 (1H, s, NH), 9.48 (1H, s, CHarom), 8.04 (1H, s, CHarom), 7.57-7.59 (3H, m, CHarom), 7.43-7.45 (4H, m, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 1.37 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−ピリジン−2−イルエチニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(202)
2.4mLの無水ジオキサン中、80mg(0.21mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、20mg(0.11mmol)のヨウ化銅、28mg(0.27mmol)のトリエチルアミンおよび14mg(0.02mmol)のジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)を加えた後、この混合物をアルゴン下で脱気する。15分後、32mg(0.31mmol)の2−エチニル−ピリジンを加えた後、この混合物を100℃で3時間加熱する。次に、粗反応生成物をセライトで濾過し、濾液を蒸発乾固し、残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤酢酸エチル)により精製すると、34mg(46%)の4−オキソ−8−ピリジン−2−イルエチニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが黄色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 358.21
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.15 (1H, s, NH), 11.94 (1H, s, NH), 9.56 (1H, s, CHarom), 8.63 (1H, m, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.84-7.88 (1H, m, CHarom), 7.62-7.67 (2H, m, CHarom), 7.42-7.48 (2H, m, CHarom), 4.34 (2H, q, CH2), 1.37 (3H, t, CH3).
8−(3−ジメチルアミノ−プロプ−1−イニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(203)
5mLの無水ジオキサン中、200mg(0.52mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、50mg(0.26mmol)のヨウ化銅、69mg(0.68mmol)のトリエチルアミンおよび37mg(0.05mmol)のジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)を加えた後、この混合物をアルゴン下で脱気する。15分後、65mg(0.78mmol)のジメチル−プロプ−2−イニル−アミンを加えた後、この混合物を100℃で6時間加熱する。次に、粗反応生成物をセライトで濾過し、濾液を蒸発乾固し、残渣をシリカでのクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール/アンモニア)により精製すると、64mg(36%)の8−(3−ジメチルアミノ−プロプ−1−イニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 338.27
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.82 (1H, bs, NH), 11.58 (1H, s, NH), 9.14 (1H, s, CHarom), 7.77 (1H, s, CHarom), 7.21 (1H, d, CHarom), 7.16 (1H, d, CHarom), 4.09 (2H, q, CH2), 3.24 (2H, s, CH2), 2.04 (6H, s, 2xCH3), 1.13 (3H, t, CH3).
8−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブト−1−イニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(204)
5mLの無水ジオキサン中、200mg(0.52mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、50mg(0.26mmol)のヨウ化銅、69mg(0.68mmol)のトリエチルアミンおよび37mg(0.05mmol)のジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)を加えた後、この混合物をアルゴン下で脱気する。15分後、66mg(0.78mmol)の2−メチル−ブト−3−イル−2−オールを加えた後、この混合物を100℃で1時間加熱する。次に、粗反応生成物をセライトで濾過し、濾液を蒸発乾固し、残渣をシリカでのクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製した後、生成物をメタノール中で摩砕すると、135mg(76%)の8−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブト−1−イニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 339.26
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.07 (1H, s, NH), 11.82 (1H, s, NH), 9.32 (1H, s, CHarom), 8.01 (1H, s, CHarom), 7.36-7.48 (3H, m, 2xCHarom and OH), 4.32 (2H, q, CH2), 1.49 (6H, s, 2xCH3), 1.36 (3H, t, CH3).
8−(3−モルホリン−4−イル−プロプ−1−イニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(205)
5mLの無水ジオキサン中、47mg(0.17mmol)の8−エチニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、15mg(0.17mmol)のパラ−ホルムアルデヒド、15mg(0.17mmol)のモルホリンおよび3mg(0.02mmol)のヨウ化銅を加えた後、酢酸を滴下し、この混合物を85℃で48時間加熱する。次に、粗反応生成物を濾過し、濾液を蒸発させ、残渣を分取LCMSにより精製すると、4mg(6%)の8−(3−モルホリン−4−イル−プロプ−1−イニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 380.25
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CD3OD
9.55 (1H, bs, CHarom), 8.06 (1H, s, CHarom), 7.49 (1H, dd, CHarom), 7.38 (1H, d, CHarom), 4.41 (2H, q, CH2), 3.92-3.86 (2H, m, CH2), 3.83-3.76 (2H, m, CH2), 3.63 (2H, s, CH2), 3.27-3.21 (2H, m, CH2), 2.83-2.72 (2H, m, CH2), 1.45 (3H, t, CH3).
8−{3−[(2−シアノ−エチル)−メチル−アミノ]−プロプ−1−イニル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(206)
3mLの無水ジオキサン中、98mg(0.35mmol)の8−エチニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、31mg(0.35mmol)のパラ−ホルムアルデヒド、35mg(0.42mmol)の3−(メチル−プロプ−2−イニル−アミノ)−プロピオニトリルおよび7mg(0.04mmol)のヨウ化銅を加えた後、この混合物を110℃で6時間加熱する。次に、粗反応生成物を濾過し、濾液を蒸発させる。残渣をメタノールで摩砕した後、この新たな濾液を蒸発させる。生成物をメタノールから再結晶させると、10mg(8%)の8−{3−[(2−シアノ−エチル)−メチル−アミノ]−プロプ−1−イニル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 377.35
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.06 (1H, bs, NH),11.82 (1H, bs, NH), 9.37 (1H, s, CHarom), 8.01 (1H, s, CHarom), 7.51-7.35 (2H, m, 2xCHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.64 (2H, s, CH2), 3.30-3.26 (2H, m, CH2), 2.72 (3H, s, CH3), 2.38-2.31 (2H, m, CH2), 1.35 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−フェネチル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(207)
5mLのエタノール中、14mg(0.04mmol)の4−オキソ−8−フェニルエチニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、10mgのパラジウム/炭素を加え、この混合物を24時間水素雰囲気下に置く。次に、粗反応生成物をセライトで濾過し、濾液を蒸発させる。残渣をメタノールで摩砕すると、4mg(28%)の4−オキソ−8−フェネチル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 361.36
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.98 (1H, bs, NH), 11.62 (1H, bs, NH), 9.15 (1H, s, CHarom), 8.00 (1H, s, CHarom), 7.32-7.14 (7H, m, 7xCHarom), 4.36 (2H, q, CH2), 3.02-2.97 (4H, m, 2xCH2), 1.42-1.37 (3H, t, CH3).
8−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(208)
10mLのエタノール中、47mg(0.14mmol)の8−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブト−1−イニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、164mg(2.6mmol)のギ酸アンモニウムおよび5mgのパラジウム/炭素の懸濁液を8時間還流させる。この溶液をセライトで濾過した後、蒸発させる。水を加え、生成物を酢酸エチルで2回抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させると、5mg(10%)の8−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが無色の油状物の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 343.29
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CD3OD
9.15 (1H, s, CHarom), 7.93 (1H, s, CHarom), 7.18-7.25 (2H, m, 2xCHarom,), 4.30 (2H, q, CH2), 2.70-2.74 (2H, m, CH2), 1.73-1.78 (2H, m, CH2), 1.33 (3H, t, CH3) 1.19 (6H, s, 2xCH3) .
8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(209)
方法D
無水エタノール(100mL)中、1.61g(5.17mmol)の二ヨウ素および1.31g(5.17mmol)の硫酸銀の懸濁液に、1当量の酢酸と共結晶した、1.49g(4.7mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを加える。この反応混合物を室温で6時間攪拌した後、真空下で溶媒を蒸発させる。残渣を水に取り、生成物を酢酸エチル/メタノール95/5混合物で十分抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、セライトで濾過し、真空下で蒸発させると、1.4g(78%)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
方法E
あるいは、無水アセトニトリル(20mL)中、1当量の酢酸と共結晶した、316mg(1mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび652mg(1mmol)のインジウムトリフレートの溶液に、ジクロロメタン中一塩化ヨウ素の1M溶液1.5mL(1.5mmol)を加える。この溶液を45℃で3時間加熱した後、室温で20時間攪拌する。固体を濾過し、アセトニトリルおよびジイソプロピルエーテルで摩砕すると、368mg(96%)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 382.85
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.10 (1H, bs, NH), 11.79 (1H, bs, NH), 9.65 (1H, s, CHarom), 8.01 (1H, d, CHarom), 7.69 (1H, d, CHarom), 7.22 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, dd, OCH2,), 1.37 (3H, t, CH3).
8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(210)
この化合物は合成209(方法D)に従い、202mg(0.75mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、190mg(0.75mmol)の二ヨウ素および257mg(0.82mmol)の硫酸銀から製造し、ジクロロメタン/ペンタン混合物から再結晶させた後、190mg(64%)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 396.80
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.11 (1H, bs, NH), 11.78 (1H, bs, NH), 9.64 (1H, s, CHarom), 8.01 (1H, d, CHarom), 7.70 (1H, d, CHarom), 7.22 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, t, OCH2,), 1.79-1.74 (2H, m, CH2,), 1.01 (3H, t, CH3).
4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートはエステル化法Cに従い、194mg(0.85mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、1.29mL(12.75mmol)のトリエチルアミンおよび698μL(1.1mmol)のジ−n−プロピルスルフェートから製造し、水中で沈殿させた後、200mg(87%)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレート(211)
この化合物は合成209(方法D)に従い、251mg(0.85mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレート、237mg(0.93mmol)の二ヨウ素および291mg(0.93mmol)の硫酸銀から製造し、ジエチルエーテル中で摩砕した後、275mg(76%)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレートが淡黄色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 422.88
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.14 (1H, bs, NH), 11.82 (1H, bs, NH), 9.68 (1H, s, CHarom), 8.03 (1H, d, CHarom), 7.74 (1H, d, CHarom), 7.27 (1H, d, CHarom), 5.40 (1H, bs, OCH,), 1.99-1.67 (8H, m, CH2,).
4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレートはエステル化法Cに従い、194mg(0.85mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、1.29mL(12.75mmol)のトリエチルアミンおよび1.99g(8.5mmol)のジシクロペンチルスルフェートから製造し、水中で沈殿させた後、250mg(98%)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−イソブチルカルボキシレート(212)
この化合物は合成209(方法D)に従い、165mg(0.58mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−イソブチルカルボキシレート、465mg(1.83mmol)の二ヨウ素および570mg(1.83mmol)の硫酸銀から製造し、メタノール中で摩砕した後、160mg(67%)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−イソブチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 410.89
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.13 (1H, bs, NH), 11.79 (1H, bs, NH), 9.65 (1H, s, CHarom), 8.01 (1H, d, CHarom), 7.70 (1H, d, CHarom), 7.23 (1H, d, CHarom), 4.07 (2H, d, OCH2,), 2.03-2.10 (1H, m, CH), 1.01 (6H, t, 2xCH3).
4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−イソブチルカルボキシレートはエステル化法Cに従い、194mg(0.85mmol)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、1.29mL(12.75mmol)のトリエチルアミンおよび892mg(4.25mmol)のジイソブチルスルフェートから製造し、水中で沈殿させた後、164mg(68%)の4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−イソブチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
7−メトキシ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(213)
この化合物は合成1に従い、0.5g(3.06mmol)の6−メトキシ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(George J. Quallich and P.M. Morissey, Synthesis, 1993, 51-53に従って製造)から合成し、酢酸から再結晶させた後、140mg(二段階で13%)の、1当量の酢酸と共結晶した7−メトキシ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 287
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.86 (1H, bs, NH), 11.53 (1H, s, NH), 9.14 (1H, d, CHarom), 7.93 (1H, s, CHarom), 6.95 (1H, d, CHarom), 6.84 (1H, dd, CHarom), 4.29 (2H, q, CH2), 3.50 (3H, s, CH3), 1.33 (3H, t, CH3).
8−ヨード−7−メトキシ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(214)
この化合物は合成209(方法E)に従い、50mg(0.14mmol)の7−メトキシ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、81mg(0.14mg)のインジウムトリフレートおよびジクロロメタン中一塩化ヨウ素の1M溶液140μL(0.14mmol)から製造し、濾過し、アセトニトリル中で摩砕した後、25mg(43%)の8−ヨード−7−メトキシ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 413.19
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.97 (1H, bs, NH), 11.64 (1H, s, NH), 9.69 (1H, s, CHarom), 7.95 (1H, s, CHarom), 7.00 (1H, s, CHarom), 4.31 (2H, q, CH2), 3.86 (3H, s, CH3), 1.35 (3H, t, CH3).
7−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(215)
この化合物は合成1に従い、5g(33mmol)の6−フルオロ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから合成し、ジエチルエーテル中で摩砕した後、5.6g(二段階で50%)の、1当量の酢酸と共結晶した7−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 275.10
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.02 (1H, bs, NH), 11.77 (1H, bs, NH), 9.30 (1H, dd, CHarom), 7.99 (1H, s, CHarom), 7.17 (1H, d, CHarom), 7.09 (1H, t, CHarom), 4.30 (2H, dd, OCH2,), 1.34 (3H, t, CH3).
7−クロロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(216)
この化合物は合成1に従い、0.5g(3.06mmol)の6−クロロ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから合成し、エタノールから再結晶させた後、3.68g(二段階で21%)の7−クロロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがクリーム色の固体の形態で得られる。
LC/MS (IE, m/z): (M+1) 291.01
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.10 (1H, bs, NH), 11.79 (1H, bs, NH), 9.26 (1H, d, CHarom), 8.01 (1H, s, CHarom), 7.44 (1H, d, CHarom), 7.27 (1H, dd, CHarom), 4.30 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(217)
1.49g(5mmol)の8−アセチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを25mLの無水ジオキサンに溶かした溶液に、4.36g(25mmol)のC−tert−ブトキシ−N,N,N’,N’−テトラメチル−メタンジアミンを加える。この混合物を90℃で1時間攪拌した後、溶媒を蒸発させる。残渣を酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合物で摩砕すると固体が得られ、これを濾過し、ジイソプロピルエーテル、次いでペンタンで洗浄する。乾燥させた後、1.66g(94%)の8−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが暗緑色固体の形態で得られる。この生成物はこれ以上精製せずに使用することができる。この緑色固体をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール95/5)によりさらに精製すると、生成物がベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 354
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.04 (1H, s, NH), 11.83 (1H, s, NH), 9.87 (1H, d, CHarom), 8.00 (1H, s, CHarom), 7.92 (1H, dd, CHarom), 7.72 (1H, dd, CHarom), 7.41 (1H, d, CHarom), 5.94 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.16 (3H, sb , CH3), 2.94 (3H, s, CH3), 1.36 (3H, t, CH3).
8−(2−モルホリン−4−イル−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(218)
420μL(4.8mmol)のモルホリン中、80mg(0.24mmol)の8−(2−クロロ−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの溶液を60℃で4時間加熱する。水を加え、固体を濾過した後、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)により精製すると、24mg(26%)の8−(2−モルホリン−4−イル−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 384.074
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.04 (1H, s, NH), 11.99 (1H, s, NH), 10.02 (1H, d, CHarom), 8.04 (1H, s, CHarom), 8.00 (1H, dd, CHarom), 7.47 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.84 (2H, s, CH2), 3.62-3.55 (4H, m , 2xCH2), 2.60-2.53 (4H, m , 2xCH2), 1.36 (3H, t, CH3).
10mLの1,2−ジクロロエタン/メタノール3/1混合物中、596mg(2mmol)の8−アセチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、1.04g(3mmol)のジクロロヨウ素酸ベンジルトリメチルアンモニウムを加える。この混合物を80℃で48時間攪拌した後、この混合物を室温まで冷却する。過剰な試薬を亜硫酸二ナトリウム水溶液を加えることで分解した後、溶媒を蒸発させる。この残渣に水を加えた後、超音波槽を用いてこの混合物を攪拌し、微細懸濁液を得る。沈殿を濾取した後、メタノール、ジイソプロピルエーテル、次いでペンタン中で摩砕し、乾燥させた後、385mg(58%)の8−(2−クロロ−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
(S)−8−(シクロプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−カルバモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(219)
この化合物は合成139に従い、78mg(0.15mmol)の(S)−8−[(1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−2−イルメチル)−シクロプロピル−カルバモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよびジエチルエーテル中塩酸の2M溶液4mL(7.5mmol)から製造し、濾過した後、67mg(97%)の(S)−8−(シクロプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−カルバモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩がベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 423.34
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.10 (1H, bs, NH), 11.89 (1H, s, NH), 9.57 (1H, bs, NH.HCl), 9.48 (1H, s, CHarom), 8.69 (1H, bs, NH.HCl), 8.01 (1H, d, CHarom), 7.75 (1H, dd, CHarom), 7.42 (1H, d, CHarom), 4.24 (2H, q, CH2), 3.92-3.71 (3H, m, 3xCHali), 3.19-3.12 (3H, m, 3xCHali), 2.28-2.15 (1H, m, CHali), 2.03-1.87 (2H, m, 2xCHali), 1.79-1.64 (1H, m, CHali), 1.34 (3H, t, CH3), 0.58-0.43 (4H, m, 4xCHcycloprop).
5mLの無水ジオキサン中、169mg(0.35mmol)の(S)−2−{[シクロプロピル−(3−エトキシカルボニルメチレン−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−ピロリジン−1−tert−ブチルカルボキシレートおよび75mg(0.38mmol)の1−イソシアノメタンスルホニル−4−メチル−ベンゼンの溶液に、THF中カリウムtert−ブトキシドの20%溶液232μLを加えた後、この反応混合物を90℃で1時間攪拌する。溶媒を蒸発させた後、生成物を酢酸エチルで抽出する。有機相を水、次いで飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させる。生成物をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤酢酸エチル/メタノール9/1)により精製すると、82mg(45%)の(S)−8−[(1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−2−イルメチル)−シクロプロピル−カルバモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
10mLのエタノール中、231mg(0.58mmol)の(S)−2−{[シクロプロピル−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−ピロリジン−1−tert−ブチルカルボキシレート、65mg(0.64mmol)のグリオキサール酸エチルの溶液に、5mg(0.05mmol)のピペリジンを加えた後、この混合物を70℃で18時間加熱する。溶媒を蒸発させた後、生成物をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤シクロヘキサン/酢酸エチル25/75)により精製すると、173mg(62%)の(S)−2−{[シクロプロピル−(3−エトキシカルボニルメチレン−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−ピロリジン−1−tert−ブチルカルボキシレートが黄色固体の形態で得られる。
2mLのジメチルホルムアミド中、177mg(1mmol)の2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−カルボン酸(次の手順:Li Sun, Ngoc Tran, Congxin Liang, Flora Tang, Audie Rice, Randall Schreck, Kara Waltz, Laura K. Shawver, Gerald McMahon, and Cho Tang, Journal of Medicinal Chemistry, 1999, Vol. 42, 25, 5120に従って製造)、417mg(1.1mmol)のO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム、646mg(5mmol)のジイソプロピルエチルアミンおよび27mg(0.1mmol)の1−ヒドロキシベンゾトリアゾールの溶液に、264mg(1.1mmol)の(S)−2−シクロプロピルアミノメチル−ピロリジン−1−tert−ブチルカルボキシレートを加えた後、この反応混合物を室温で30分間攪拌する。溶媒を蒸発させた後、生成物を酢酸エチルで抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール95/5、次いで9/1)により精製すると、254mg(64%)の(S)−2−{[シクロプロピル−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}ピロリジン−1−tert−ブチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
4−オキソ−8−フェニルスルファニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(220)
密閉試験管にて、ジメトキシエタン(0.6mL)中、152mg(0.4mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(合成209)および110mg(0.8mmol)の炭酸カリウムの懸濁液をアルゴン流でパージした後、15mg(0.08mmol)のヨウ化銅および86mg(0.6mmol)のチオフェノールを加える。この反応混合物を90℃で5〜6日間加熱した後、セライトで濾過し、ジクロロメタン、次いでメタノールですすぐ。濾液を蒸発させ、得られた残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4、次いで9/1)により精製すると、42mg(29%)の4−オキソ−8−フェニルスルファニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 365.20
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.10 (1H, bs, NH), 11.85 (1H, s, NH), 9.48 (1H, s, CHarom), 8.01 (1H, s, CHarom), 7.46 (2H, s, 2xCHarom), 7.35-7.27 (2H, m, 2xCHarom), 7.24-7.15 (3H, m, 3xCHarom), 4.26 (2H, q, CH2), 1.30 (3H, t, CH3).
8−シクロヘキシルスルファニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(221)
この化合物は合成220に従い、152mg(0.4mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび150μL(1.2mmol)のシクロヘキシルチオールから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)により精製した後、105mg(71%)の8−シクロヘキシルスルファニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 371.33
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.02 (1H, bs, NH), 11.72 (1H, bs, NH), 9.33 (1H, d, CHarom), 7.99 (1H, d, CHarom), 7.41 (1H, dd, CHarom), 7.36 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.20-3.12 (1H, m, CHcyclo), 1.98-1.88 (2H, m, 2xCHcyclo), 1.76-1.66 (2H, m, 2xCHcyclo), 1.60-1.53 (1H, m, CHcyclo), 1.35 (3H, t, CH3), 1.35-1.15 (5H, m, 5xCHcyclo).
8−ベンジルスルファニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(222)
この化合物は合成220に従い、152mg(0.4mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび34μL(0.29mmol)のフェニルメタンチオールから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)により精製した後、106mg(70%)の8−ベンジルスルファニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 379.11
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.04 (1H, bs, NH), 11.71 (1H, s, NH), 9.31 (1H, s, CHarom), 7.99 (1H, s, CHarom), 7.41-7.30 (4H, m, 4xCHarom), 7.26 (2H, t, 2xCHarom), 7.20 (1H, d, CHarom), 4.31 (2H, q, CH2), 4.23 (2H, s, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(4−アセチルアミノフェニルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(223)
この化合物は合成220に従い、152mg(0.4mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび100mg(0.6mmol)の4−アセチルアミノベンゼンチオールから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、67mg(40%)の8−(4−アセチルアミノフェニルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 422.25
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.06 (1H, bs, NH), 11.79 (1H, s, NH), 10.00 (1H, s, NH), 9.37 (1H, s, CHarom), 7.99 (1H, s, CHarom), 7.55 (2H, d, 2xCHarom), 7.41 (1H, d, CHarom), 7.34 (1H, dd, CHarom), 7.23 (2H, m, 2xCHarom), 4.26 (2H, q, CH2), 2.02 (3H, s, CH3), 1.31 (3H, t, CH3).
8−(3−アミノフェニルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(224)
この化合物は合成220に従い、305mg(0.8mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび127μL(1.2mmol)の3−アミノベンゼンチオールから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)、次いでメタノール中での摩砕により精製した後、150mg(49%)の8−(3−アミノフェニルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 380.15
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.07 (1H, bs, NH), 11.82 (1H, s, NH), 9.44 (1H, s, CHarom), 8.00 (1H, s, CHarom), 7.45-7.39 (2H, m, 2xCHarom), 6.92 (1H, t, CHarom), 6.39-6.31 (3H, m, 3xCHarom), 5.13 (2H, s, NH2), 4.28 (2H, q, CH2), 1.32 (3H, t, CH3).
8−(3−アセチルアミノフェニルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(225)
この化合物は合成60に従い、132mg(0.32mmol)の8−(3−アミノフェニルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、89μL(0.64mmol)のトリエチルアミンおよび25μL(0.35mmol)の塩化アセチルから製造し、水中で沈殿させ、メタノールから再結晶させた後、70mg(62%)の8−3−アセチルアミノフェニルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 422.21
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.09 (1H, bs, NH), 11.86 (1H, s, NH), 9.89 (1H, s, NH), 9.47 (1H, s, CHarom), 8.01 (1H, d, CHarom), 7.48-7.38 (4H, m, 4xCHarom), 7.21 (1H, t, CHarom), 6.86-6.82 (1H, m, CHarom), 4.27 (2H, q, CH2), 1.97 (3H, s, CH3), 1.31 (3H, t, CH3).
8−(2−アミノ−エチルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩(226)
この化合物は合成139に従い、331mg(0.8mmol)の8−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エチルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよびジエチルエーテル中塩酸の2M溶液20mL(40mmol)から製造し、濾過した後、194mg(65%)の8−(2−アミノ−エチルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩がクリーム色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 332.36
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.08 (1H, bs, NH), 11.79 (1H, s, NH), 9.37 (1H, d, CHarom), 8.05 (3H, bs, NH2.HCl), 8.01 (1H, d, CHarom), 7.52 (1H, dd, CHarom), 7.42 (1H, d, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 3.18 (2H, t, CH2), 3.03-2.94 (2H, m, CH2), 1.35 (3H, t, CH3).
8−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エチルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートは、合成220に従い、305mg(0.8mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび202μL(1.2mmol)の2−tert−ブトキシカルボニルアミン−エタンチオールから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)、次いでジエチルエーテル中での摩砕により精製した後、345mg(定量的)の8−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エチルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
4−オキソ−8−スルホ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(227)
この化合物は4−オキソ−8−[(ピペリジン−4−イルメチル)−スルファモイル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−−エチルカルボキシレートトリフルオロアセテートの分取LCによる精製中に単離され、4mg(1%)の4−オキソ−8−スルホ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 336.92
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.96 (1H, bs, NH), 11.70 (1H, bs, NH), 9.49 (1H, d, CHarom), 7.97 (1H, d, CHarom), 7.62 (1H, dd, CHarom), 7.31 (1H, d, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 1.37 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−フェニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(228)
100mg(0.25mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン4−エチルカルボキシレートを5mLの無水ジオキサンに溶かした脱気溶液に、17mg(0.025mmol)のジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)、45mg(0.37mmol)のフェニルボロン酸および0.6mL(1.2mL)の2M炭酸カリウム水溶液を加える。この反応混合物を110℃で20時間攪拌する。水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出する。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)、次いでメタノール中での摩砕により精製し、16mg(19%)の4−オキソ−8−フェニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 332.96
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CDCl3
12.07 (1H, bs, NH), 10.76 (1H, bs, NH), 9.72 (1H, d, CHarom), 8.07 (1H, d, CHarom), 7.74 (2H, d, 2xCHarom), 7.63 (1H, dd, CHarom),7.50-7.42 (3H, m, 3xCHarom), 7.35 (1H, d, CHarom), 4.36 (2H, q, CH2), 1.35 (3H, t, CH3).
8−(2−クロロフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(229)
200mg(0.49mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを10mLの無水ジオキサンに溶解させた脱気溶液に、68mg(0.01mmol)のジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)、92mg(0.59mmol)の2−クロロフェニルボロン酸および1mL(2mmol)の2M三リン酸三カリウム水溶液を加える。この反応混合物を110℃で20時間攪拌する。水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出する。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)により精製し、27mg(15%)の8−(2−クロロフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 366.86-368.80
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.04 (1H, bs, NH), 11.80 (1H, bs, NH), 9.35 (1H, d, CHarom), 8.00 (1H, d, CHarom), 7.61-7.58 (1H, m, CHarom), 7.49-7.39 (5H, m, 5xCHarom),4.25 (2H, q, CH2), 1.28 (3H, t, CH3).
8−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(230)
この化合物は合成229に従い、200mg(0.49mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび234mg(0.74mmol)の4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−tert−ブトキシアミノフェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)、次いでメタノール中での摩砕により精製した後、111mg(50%)の8−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがやや黄色がかった固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 448.06
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.02 (1H, bs, NH), 11.73 (1H, bs, NH), 9.29 (1H, s, CHarom), 8.13 (1H, s, NH), 8.00 (1H, d, CHarom), 7.52-7.47 (1H, m, CHarom), 7.46-7.40 (2H, m, 2xCHarom), 7.37-7.31 (2H, m, 2xCHarom),7.29-7.24 (1H, m, CHarom), 4.25 (2H, q, CH2), 1.28 (3H, t, CH3), 1.26 (9H, s, 3xCH3).
8−(2−アミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(231)
100mg(0.22mmol)の8−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを2mLのジクロロエタンに溶かした溶液に、0.5mLのトリフルオロ酢酸を加える。この溶液を室温で30分間攪拌した後、溶媒を蒸発させる。残渣をジイソプロピルエーテルで摩砕した後、固体を濾過し、ジクロロメタンで洗浄する。これを2mLのジクロロメタンに取った後、トリエチルアミンを加えてアミンを遊離させる。水を加え、化合物をジクロロメタンで抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。この固体を水で摩砕すると、35mg(45%)の8−(2−アミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 348.05
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.01 (1H, bs, NH), 11.76 (1H, bs, NH), 9.27 (1H, d, CHarom), 7.99 (1H, s, CHarom), 7.49 (1H, d, CHarom), 7.43 (1H, dd, CHarom), 7.08-7.02 (2H, m, 2xCHarom),6.77 (1H, dd, CHarom), 6.65(1H, ddd, CHarom), 4.78 (2H, bs, NH2), 4.26 (2H, q, CH2), 1.29 (3H, t, CH3).
8−(2−メタンスルホニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(232)
70mg(0.2mmol)の8−(2−アミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを0.3mLの無水ピリジンに溶かした溶液に、24μL(0.3mmol)の塩化メタンスルホニルを加える。この溶液を室温で4時間攪拌した後、水を加える。化合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を硫酸銅水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させると、22mg(25%)の8−(2−メタンスルホニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 426.01
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.01 (1H, bs, NH), 11.77 (1H, bs, NH), 9.27 (1H, d, CHarom), 8.81 (1H, bs, NH), 7.99 (1H, s, CHarom), 7.54 (1H, dd, CHarom), 7.49-7.44 (2H, m, 2xCHarom), 7.43-7.31 (3H, m, 3xCHarom), 4.25 (2H, q, CH2), 2.79 (3H, s, CH3), 1.28 (3H, t, CH3).
8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(233)
この化合物は合成229に従い、200mg(0.49mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5 −ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび174mg(0.74mmol)の3−tert−ブトキシアミノフェニルボロン酸から、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)により精製した後、135mg(61%)の8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがやや黄色がかった固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 447.95
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.04 (1H, bs, NH), 11.76 (1H, bs, NH), 9.55 (1H, d, CHarom), 9.44 (1H, bs, NH), 8.01 (1H, d, CHarom), 7.85 (1H, s, CHarom), 7.62 (1H, dd, CHarom), 7.49 (1H, d,CHarom), 7.45-7.35 (2H, m, 2xCHarom), 7.32-7.28 (1H, m, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 1.50 (9H, s, 3xCH3), 1.33 (3H, t, CH3).
8−(3−アミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートのトリフルオロ酢酸塩(234)
120mg(0.22mmol)の8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを2mLのジクロロエタンに溶かした溶液に0.5mLのトリフルオロ酢酸を加える。この溶液を室温で30分間攪拌した後、溶媒を蒸発させる。残渣をジイソプロピルエーテル中で摩砕した後、固体を濾過し、ジクロロメタンで洗浄すると、86mg(69%)の8−(3−アミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートトリフルオロ酢酸塩がベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 348.00
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.05 (1H, bs, NH), 11.79 (1H, bs, NH), 9.58 (1H, s, CHarom), 8.02 (1H, s, CHarom), 7.65 (1H, d, CHarom), 7.49 (1H, d,CHarom), 7.38 (1H, t, CHarom), 7.32-7.19 (2H, m, 2xCHarom), 6.98-6.90 (1H, m, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(3−メタンスルホニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(235)
この化合物は合成232に従い、70mg(0.15mmol)の8−(3−アミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートトリフルオロ酢酸塩および14μL(0.18mmol)の塩化メタンスルホニルから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤酢酸エチル/シクロヘキサン7/3)により精製した後、29mg(45%)の8−(3−メタンスルホニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 425.95
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.04 (1H, bs, NH), 11.77 (1H, bs, NH), 9.91 (1H, bs, NH), 9.61 (1H, s, CHarom), 8.02 (1H, s, CHarom), 7.67 (1H, dd, CHarom), 7.55 (1H, d, CHarom), 7.50 (1H, d, CHarom), 7.49-7.41 (2H, m, 2xCHarom), 7.22-7.17 (1H, m, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 3.09 (3H, s, CH3), 1.33 (3H, t, CH3).
8−(3−アセチルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(236)
この化合物は合成229に従い、150mg(0.36mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび98mg(0.55mmol)の3−アセチルアミノフェニルボロン酸から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)の後、23mg(16%)の8−(3−アセチルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 389.96
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.04 (1H, bs, NH), 11.77 (1H, bs, NH), 10.04 (1H, bs, NH), 9.56 (1H, s, CHarom), 8.02 (1H, s, CHarom), 7.88 (1H, s, CHarom), 7.61 (2H, t,2xCHarom), 7.50 (1H, d, CHarom), 7.42 (1H, t, CHarom), 7.35 (1H, d, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 2.08 (3H, s, CH3), 1.33 (3H, t, CH3).
8−(3−ヒドロキシ−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(237)
この化合物は合成229に従い、150mg(0.36mmol)の8-ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび76mg(0.55mmol)の3−ヒドロキシフェニルボロン酸から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)により精製した後、10mg(8%)の8−(3−ヒドロキシ−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートから黄色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 348.88
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.95 (1H, bs, NH), 11.75 (1H, bs, NH), 9.58 (1H, d, CHarom), 9.53 (1H, s, OH), 8.01 (1H, s, CHarom), 7.67 (1H, dd, CHarom), 7.47 (1H, d,CHarom), 7.28 (1H, t, CHarom), 7.16-7.09 (2H, m, 2xCHarom), 6.78-6.74 (1H, m, CHarom) 4.33 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(3−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(238)
この化合物は合成229に従い、140mg(0.36mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび105mg(0.55mmol)の3−メタンスルホニルフェニルボロン酸から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)、次いでメタノール中での摩砕により精製した後、30mg(20%)の8−(3−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 410.97
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.08 (1H, bs, NH), 11.83 (1H, bs, NH), 9.69 (1H, s, CHarom), 8.22 (1H, s, CHarom), 8.09-8.01 (2H, m, 2xCHarom), 7.92 (1H, d,CHarom), 7.87-7.77(2H, m, 2xCHarom), 7.54 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.31 (3H, s, CH3), 1.33 (3H, t, CH3).
8−(3−シアノ−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(239)
この化合物は合成229に従い、200mg(0.52mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび115mg(0.78mmol)の3−シアノフェニルボロン酸から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)により精製した後、19mg(10%)の8−(3−シアノ−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが黄色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 358.29
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.08 (1H, bs, NH), 11.82 (1H, bs, NH), 9.67 (1H, s, CHarom), 8.14 (1H, s, CHarom), 8.08-8.01 (2H, m, 2xCHarom), 7.83 (2H, d,2xCHarom), 7.73(1H, t, CHarom), 7.51 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 1.33 (3H, t, CH3).
8−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(240)
この化合物は合成229に従い、200mg(0.49mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび158mg(0.73mmol)の3−ブロモメチルフェニルボロン酸から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)により精製した後、29mg(14%)の8−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが淡黄色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 363.03
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.04 (1H, bs, NH), 11.76 (1H, bs, NH), 9.61 (1H, d, CHarom), 8.01 (1H, s, CHarom), 7.72 (1H, dd, CHarom), 7.67 (1H, s,CHarom), 7.59(1H, d, CHarom), 7.49 (1H, d, CHarom), 7.46 (1H, t, CHarom), 7.31 (1H, d, CHarom), 5.25 (1H, t, OH), 4.59 (2H, d, CH2), 4.33 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(3−メチルアミノメチル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(241)
200mg(0.52mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロール[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを10mLの無水ジオキサンに溶解させた脱気溶液に、68mg(0.1mmol)のジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)、117mg(0.78mmol)の3−ホルミルフェニルボロン酸および1mL(2mmol)の2M三リン酸三カリウム水溶液を加える。この反応混合物を110℃で20時間攪拌する。水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出する。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)により精製すると、8−(3−ホルミル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートと4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの8/2混合物107mgが得られる。この混合物を0.3mLの無水メタノールに取った後、220μLのメチルアミン33%エタノール溶液および300μL(1mmol)のチタンイソプロポキシドを加える。この溶液を室温で5時間攪拌した後、133mg(3.5mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。さらに24時間攪拌を続けた後、2mLの水を加える。この反応混合物を濾過した後、溶媒を蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール9/1、次いでクロロホルム/メタノール/アンモニア200/16/3)により精製した後、10mg(35%)の8−(3−メチルアミノメチル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 376.15
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
11.75 (1H, bs, NH), 9.61 (1H, d, CHarom), 8.01 (1H, s, CHarom), 7.73 (1H, dd, CHarom), 7.66 (1H, s,CHarom), 7.58(1H, d, CHarom), 7.49 (1H, d, CHarom), 7.44 (1H, t, CHarom), 7.30 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.72 (2H, s, CH2), 2.31 (3H, s, CH3), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(3−ジメチルアミノメチル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(242)
密閉試験管にて、30mg(0.14mmol)の3−ブロモメチルフェニルボロン酸を100μLの40%ジメチルアミン水溶液に溶かし、この溶液を100℃で20時間加熱する。溶媒を蒸発させ、残渣を1.5mLの無水ジオキサンに取る。溶液を脱気した後、38mg(0.14mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、13mg(0.028mmol)のジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)および200μL(0.4mmol)の2M三リン酸三カリウム水溶液を加える。この反応混合物を110℃で20時間攪拌する。水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出する。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤クロロホルム/メタノール/アンモニア90/25/4)により精製すると、5mg(10%)の8−(3−ジメチルアミノメチル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 390.16
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.04 (1H, bs, NH), 11.76 (1H, bs, NH), 9.62 (1H, d, CHarom), 8.02 (1H, s, CHarom), 7.73 (1H, dd, CHarom), 7.67 (1H, s,CHarom), 7.64 (1H, d, CHarom), 7.49 (2H, d, 2xCHarom), 7.32 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.65 (2H, s, CH2), 2.31 (6H, s, 2xCH3),1.34 (3H, t, CH3).
8−(4−tert/−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(243)
この化合物は合成229に従い、200mg(0.49mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3 −c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび174mg(0.74mmol)の4−tert−ブトキシアミノフェニルボロン酸から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)により精製した後、131mg(59%)の8−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがやや黄色がかった固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 447.92
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.01 (1H, bs, NH), 11.71 (1H, bs, NH), 9.58 (1H, d, CHarom), 9.43 (1H, bs, NH), 8.00 (1H, s, CHarom), 7.69 (1H, dd, CHarom), 7.62 (2H, d, 2xCHarom), 7.57 (2H, d, 2xCHarom), 7.46 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 1.50 (9H, s, 3xCH3), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(4−アミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(244)
この化合物は合成051816に従い、110mg(0.24mmol)の8−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートから製造し、ジエチルエーテル中で摩砕した後、35mg(41%)の8−(4−アミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 348.01
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.97 (1H, bs, NH), 11.64 (1H, bs, NH), 9.47 (1H, s, CHarom), 7.99 (1H, s, CHarom), 7.61 (1H, d, CHarom), 7.46-7.357 (3H, m, 3xCHarom), 6.67 (2H, d, 2xCHarom), 5.19 (2H, s, NH2), 4.33 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(4−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(245)
この化合物は合成229に従い、200mg(0.49mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび110mg(0.55mmol)の4−メタンスルホニルフェニルボロン酸から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5)により精製した後、49mg(32%)の8−(4−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 410.86
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.09 (1H, bs, NH), 11.84 (1H, bs, NH), 9.73 (1H, d, CHarom), 8.05 (2H, d, 2xCHarom), 8.04 (1H, s, CHarom), 7.97 (2H, d, 2xCHarom), 7.83 (1H, dd, CHarom), 7.54 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.27 (3H, s, CH3), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(4−メトキシ−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(246)
この化合物は合成229に従い、200mg(0.49mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび119mg(0.78mmol)の4−メトキシフェニルボロン酸から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール97/3)により精製した後、51mg(27%)の8−(4−メトキシ−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 363.21
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.01 (1H, bs, NH), 11.71 (1H, bs, NH), 9.58 (1H, d, CHarom), 8.01 (1H, s, CHarom), 7.69 (1H, dd, CHarom), 7.66 (2H, d, 2xCHarom), 7.46 (1H, d, CHarom), 7.08 (2H, d, 2xCHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 3.81 (3H, s, CH3), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(4−シアノ−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(247)
この化合物は合成229に従い、200mg(0.49mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび115mg(0.78mmol)の4−シアノフェニルボロン酸から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)、次いでメタノールからの再結晶により精製した後、11mg(6%)の8−(4−シアノ−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが淡黄色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 358.17
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.09 (1H, bs, NH), 11.85 (1H, bs, NH), 9.75 (1H, d, CHarom), 8.04 (1H, s, CHarom), 7.98 (2H, d, 2xCHarom), 7.93 (2H, d, 2xCHarom), 7.85 (1H, dd, CHarom), 7.53 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(248)
この化合物は合成229に従い、200mg(0.52mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび141mg(0.78mmol)の2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルボロン酸から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)、次いでメタノールからの再結晶により精製した後、70mg(34%)の8−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 391.22
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.01 (1H, bs, NH), 11.71 (1H, bs, NH), 9.56 (1H, d, CHarom), 8.00 (1H, s, CHarom), 7.64 (1H, dd, CHarom), 7.44 (1H, d, CHarom), 7.22-7.18 (2H, m, 2xCHarom), 6.98 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 4.29 (4H, s, 2xCH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−ナフタレン−1−イル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(249)
200mg(0.49mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを4mLの無水ジオキサンに溶かした脱気溶液に、68mg(0.1mmol)のジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)、149mg(0.59mmol)のビス(ピナコロ)ジボランおよび273μL(1.96mmol)のトリエチルアミンを加える。この反応混合物を110℃で4日間攪拌する。水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出する。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。残渣を5mLの無水ジオキサンに取る。この溶液を窒素流で脱気した後、81μL(0.59mmol)の1−ブロモナフタレン、69mg(0.1mmol)のジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)および1mL(2mmol)の2M三リン酸三カリウム水溶液を加える。この反応混合物を110℃で20時間攪拌する。水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出する。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。残渣をシリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)により精製すると、27mg(二段階で3%)の8−ナフタレン−1−イル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体として得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 383.18
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, CD3OD
9.57 (1H, s, CHarom), 8.07 (1H, s, CHarom), 7.96 (2H, d, 2xCHarom), 7.92 (1H, d, CHarom), 7.60-7.43 (6H, m, 6xCHarom), 4.26 (2H, q, CH2), 1.28 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−キノリン−8−イル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(250)
この化合物は合成229に従い、180mg(0.47mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび244mg(1.41mmol)の8−キノリニルボロン酸から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2)、次いでジクロロメタン、酢酸エチルおよびメタノールの1/1/1混合物中での摩砕により精製した後、2mg(3%)の4−オキソ−8−キノリン−8−イル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 384.27
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.00 (1H, bs, NH), 11.76 (1H, s, NH), 9.42 (1H, d, CHarom), 8.90-8.88 (1H, m, CHarom), 8.45 (1H, dd, CHarom), 8.02 (1H, dd, CHarom), 7.99 (1H, s, CHarom), 7.82 (1H, dd, CHarom), 7.75-7.70 (2H, m, 2xCHarom), 7.58 (1H, d, CHarom), 7.50 (1H, d, CHarom), 4.20 (2H, q, CH2), 1.22 (3H, t, CH3).
8−(2−アミノ−5−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(251)
この化合物は合成249に従い、200mg(0.49mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、149mg(0.59mmol)のビス(ピナコロ)ジボランおよび175mg(0.59mmol)の2−ヨード−4−メタンスルホニル−フェニルアミン(Lachance Nicolas, Chan Wing Yan, J. Heterocycl. Chem., 2003, 10(2), 289-96に記載されている方法に従って製造)から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール98/2、次いで96/4)により精製した後、26mg(12%)の8−(2−アミノ−5−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 426.05
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.02 (1H, bs, NH), 11.79 (1H, bs, NH), 9.31 (1H, d, CHarom), 8.00 (1H, s, CHarom), 7.56 (1H, dd, CHarom), 7.51 (1H, d, CHarom), 7.47 (1H, d, CHarom), 7.44 (1H, dd, CHarom), 6.88 (1H, d, CHarom), 5.81 (2H, bs, NH2), 4.26 (2H, q, CH2), 1.29 (3H, t, CH3).
8−(1H−インドール−5−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(252)
70mg(0.15mmol)の8−(1−tert−ブトキシカルボニル−1H−インドール−5−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを4mLのジクロロエタンに溶かした溶液に、1mLのトリフルオロ酢酸を加える。この溶液を室温で2時間攪拌した後、生じた沈殿を濾過し、ジエチルエーテルで洗浄すると、26mg(45%)の8−(1H−インドール−5−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 372.2
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.02 (1H, bs, NH), 11.73 (1H, s, NH), 11.16 (1H, s, NH), 9.61 (1H, s, CHarom), 8.01 (1H, d, CHarom), 7.86 (1H, s, CHarom), 7.74 (1H, dd, CHarom), 7.55-7.40 (3H, m, 3xCHarom), 7.38 (1H, d, CHarom), 6.50 (1H, s, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 1.33 (3H, t, CH3).
8−(1−tert−ブトキシカルボニル−1H−インドール−5−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−エチルカルボキシレート(253)
この化合物は合成229に従い、191mg(0.5mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび343mg(1mmol)の1−tert−ブトキシカルボニル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボラン−2−イル)−インドールから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤酢酸エチル/メタノール95/5)により精製した後、97mg(41%)の8−(1−tert−ブトキシカルボニル−1H−インドール−5−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−エチルカルボキシレートが淡黄色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 472.3
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.07 (1H, bs, NH), 11.79 (1H, s, NH), 9.65 (1H, s, CHarom), 8.14 (1H, d, CHarom), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.93 (1H, s, CHarom), 7.76-7.48 (4H, m, 4xCHarom), 6.80 (1H, d, CHarom), 4.32 (2H, q, CH2), 1.66 (9H, s, 3xCH3), 1.33 (3H, t, CH3).
8−(3−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート(254)
この化合物は合成229に従い、147mg(0.37mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートおよび148mg(0.74mmol)の3−メタンスルホニルフェニルボロン酸から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)、次いでメタノール中での摩砕により精製した後、70mg(45%)の8−(3−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレートがやや黄色がかった固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 425.15
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.10 (1H, bs, NH), 11.83 (1H, bs, NH), 9.69 (1H, s, CHarom), 8.21 (1H, s, CHarom), 8.07-8.03 (2H, m, 2xCHarom), 7.94-7.91 (1H, m, CHarom), 7.86-7.79 (2H, m, 2xCHarom), 7.54 (1H, d, CHarom), 4.26 (2H, t, OCH2,), 3.31 (3H, s, CH3), 1.78-1.72 (2H, m, CH2,), 0.98 (3H, t,CH3).
8−(3−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−イソブチルカルボキシレート(255)
この化合物は合成229に従い、152mg(0.37mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−イソブチルカルボキシレートおよび148mg(0.74mmol)の3−メタンスルホニルフェニルボロン酸から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)、次いでメタノール中での摩砕により精製した後、45mg(28%)の8−(3−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−イソブチルカルボキシレートがやや黄色がかった固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 439.18
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.12 (1H, bs, NH), 11.83 (1H, bs, NH), 9.70 (1H, s, CHarom), 8.22 (1H, s, CHarom), 8.05-8.03 (2H, m, 2xCHarom), 7.93-7.91 (1H, m, CHarom), 7.86-7.80 (2H, m, 2xCHarom), 7.55 (1H, d, CHarom), 4.09 (2H, t, OCH2,), 3.31 (3H, s, CH3), 2.12-2.00 (1H, m, CH,), 0.98 (6H, d, 2xCH3).
8−(3−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレート(256)
この化合物は合成229に従い、224mg(0.53mmol)の8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレートおよび212mg(1.06mmol)の3−メタンスルホニルフェニルボロン酸から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)、次いでメタノール中での摩砕により精製した後、95mg(40%)の8−(3−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレートがやや黄色がかった固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 451.17
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.06 (1H, bs, NH), 11.80 (1H, bs, NH), 9.68 (1H, s, CHarom), 8.20 (1H, s, CHarom), 8.05-7.83 (3H, m, 3xCHarom), 7.82-7.78 (2H, m, 2xCHarom), 7.53 (1H, d, CHarom), 5.35 (1H, bs, OCH,), 3.31 (3H, s, CH3), 1.92-1.59 (8H, m, 9xCHpyrrol and CH3).
7−クロロ−8−(3−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(257)
この化合物は合成229に従い、196mg(0.47mmol)の7−クロロ−8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール96/4)、次いでメタノール中での摩砕により精製した後、60mg(29%)の7−クロロ−8−(3−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 445.07-447.05
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.16 (1H, bs, NH), 11.89 (1H, s, NH), 9.40 (1H, s, CHarom), 8.05-7.98 (3H, m, 3xCHarom), 7.88-7.78 (2H, m, 2xCHarom), 7.61 (1H, s, CHarom), 4.24 (2H, q, CH2), 3.29 (3H, s, CH3), 1.26 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−ピリジン−3−イル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(258)
300mg(0.73mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートを15mLの無水ジオキサンに溶かした脱気溶液に、63mg(0.001mmol)のジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)、197mg(1.34mmol)の3−ジエチルボラニル−ピリジンおよび7mLの飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加える。この反応混合物を110℃で20時間攪拌する。生じた固体を濾過すると、4−オキソ−8−ピリジン−3−イル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートと4−オキソ−8−ピリジン−3−イル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸の混合物210mgが得られる。この混合物を一般エステル化法Aに従ってエステル化し(アルコールとしてエタノールを用いる)、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール85/15、次いでクロロホルム/メタノール/アンモニア65/25/4)により精製した後、37mg(15%)の4−オキソ−8−ピリジン−3−イル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 334.10
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.10 (1H, bs, NH), 11.84 (1H, bs, NH), 9.70 (1H, s, CHarom), 8.97 (1H, s, CHarom), 8.58 (1H, s, CHarom), 8.11 (1H, d, CHarom), 8.04 (1H, d, CHarom), 7.82 (1H, d, CHarom), 7.59-7.50 (2H, m, 2xCHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 1.33 (3H, t, CH3).
8−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(259)
この化合物は合成229に従い、200mg(0.49mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび117mg(0.49mmol)の2−クロロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボラン−2−イル)−ピリジンから製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤酢酸エチル)、次いでアセトニトリル中での摩砕により精製した後、14mg(8%)の8−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 368.00-369.96
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.09 (1H, bs, NH), 11.83 (1H, bs, NH), 9.68 (1H, d, CHarom), 8.77 (1H, d, CHarom), 8.17 (1H, dd, CHarom), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.82 (1H, dd, CHarom), 7.67 (1H, d, CHarom), 7.53 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(260)
この化合物は合成229に従い、200mg(0.49mmol)の8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートおよび112mg(0.73mmol)の6−メトキシ−ピリジン−3−イルボロン酸から製造し、シリカでのクロマトグラフィー(溶離剤ジクロロメタン/メタノール95/5、次いで90/10)により精製した後、86mg(48%)の8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが白色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 363.96
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.04 (1H, bs, NH), 11.75 (1H, bs, NH), 9.61 (1H, d, CHarom), 8.53 (1H, d, CHarom), 8.04 (1H, dd, CHarom), 8.02 (1H, s, CHarom), 7.73 (1H, dd, CHarom), 7.49 (1H, d, CHarom), 6.97 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.91 (3H, s, CH3), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(2−アミノ−ピリミジン−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(261)
2.3mLの無水ジメチルアセトアミド中、204mg(0.58mmol)の8−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、83mg(0.87mmol)の塩酸グアニジンを加える。この混合物を130℃で4日間攪拌し、溶媒を蒸発させる。残渣をメタノールで摩砕して固体を得、これを濾取した後、メタノール、次いでジイソプロピルエーテルで洗浄する。乾燥させた後、114mg(56%)の8−(2−アミノ−ピリミジン−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 350.23
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
11.64 (1H, s, NH), 9.96 (1H, s, CHarom), 8.32 (1H, d, CHarom), 8.11 (1H, dd, CHarom), 7.98 (1H, s, CHarom), 7.45 (1H, d, CHarom), 7.09 (1H, d, CHarom), 6.58 (2H, bs, NH2), 4.33 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(2−ジメチルアミノ−ピリミジン−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(262)
2.5mLの無水ジメチルアセトアミド中、102mg(0.29mmol)の8−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、80.5mg(0.44mmol)の硫酸N,N−ジメチルグアニジンを加える。この混合物を130℃で5日間攪拌した後、溶媒を蒸発させる。生成物を分取LCMSにより精製し、乾燥させた後、10mg(9%)の8−(2−ジメチルアミノ−ピリミジン−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 378.15
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.06 (1H, s, NH), 11.86 (1H, s, NH), 10.16 (1H, s, CHarom), 8.43 (1H, d, CHarom), 8.21 (1H, d, CHarom), 8.02 (1H, s, CHarom), 7.50 (1H, d, CHarom), 7.13 (1H, d, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 3.25 (6H, s, 2xCH3), 1.34 (3H, t, CH3).
8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートギ酸塩(263)
2.5mLの無水ジメチルアセトアミド中、102mg(0.29mmol)の8−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、48mg(0.44mmol)の塩酸N−メチルグアニジンを加える。この混合物を130℃で4日間攪拌した後、溶媒を蒸発させる。生成物を分取LCMSにより精製し、乾燥させた後、31mg(26%)の8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 364.1
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.07 (1H, s, NH), 11.88 (1H, s, NH), 10.06 (1H, s, CHarom), 8.38 (1H, bs, CHarom), 8.20 (1H, dl, CHarom), 8.16 (1H, s, HCO2H), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.50 (1H, d, CHarom), 7.11 (1H, d, CHarom), 7.04 (1H, q, NH), 4.34 (2H, qb, CH2), 2.94 (3H, bs, CH3), 1.35 (3H, t, CH3).
8−(2−エチルアミノ−ピリミジン−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(264)
2.5mLの無水ジメチルアセトアミド中、102mg(0.29mmol)の8−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、60mg(0.44mmol)のヘミ硫酸N−エチルグアニジンを加える。この混合物を130℃で5日間攪拌した後、121μL(0.44mmol)のエタノール中21%ナトリウムエチレート溶液を加えて反応速度を上げる。これを130℃で一晩放置した後、溶媒を蒸発させる。生成物を分取LCMSにより精製し、乾燥させた後、15mg(13%)の8−(2−エチルアミノ−ピリミジン−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 378.38
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.05 (1H, s, NH), 11.88 (1H, s, NH), 10.07 (1H, s, CHarom), 8.37 (1H, bs, CHarom), 8.18 (1H, d, CHarom), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.50 (1H, d, CHarom), 7.14-7.09 (2H, m, NH and CHarom), 4.35 (2H, qb, CH2), 3.45 (2H, m, CH2), 1.36 (3H, t, CH3), 1.19 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−[2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−ピリミジン−4−イル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(265)
2.5mLの無水ジメチルアセトアミド中、102mg(0.29mmol)の8−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、145mg(0.44mmol)の4−ピリジン−2−イルピペラジン−1−カルボキシイミドアミドを加える。この混合物を130℃で4日間攪拌した後、溶媒を蒸発させる。生成物を分取LCMSにより精製し、乾燥させた後、25mg(17%)の4−オキソ−8−[2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−ピリミジン−4−イル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 496.2
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.08 (1H, s, NH), 11.88 (1H, s, NH), 10.26 (1H, s, CHarom), 8.50 (1H, d, CHarom), 8.22 (1H, d, CHarom), 8.16 (1H, bs, CHarom), 8.04 (1H, s, CHarom), 7.61-7.55 (1H, m, CHarom), 7.52 (1H, d, CHarom), 7.22 (1H, d, CHarom), 6.90 (1H, d, CHarom), 6.68 (1H, d, CHarom), 4.39 (2H, q, CH2), 4.04 (4H, bs, 2xCH2), 3.65 (4H, bs, 2xCH2), 1.39 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−(2−フェニルアミノ−ピリミジン−4−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(266)
2mLの無水ジメチルアセトアミド中、88mg(0.25mmol)の8−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、51mg(0.38mmol)の炭酸フェニルグアニジンを加える。この混合物を130℃で2日間攪拌した後、溶媒を蒸発させる。残渣をアセトニトリルで摩砕して固体を得、これを濾取した後、アセトニトリル、次いでジイソプロピルエーテルで洗浄する。乾燥させた後、47mg(44%)の4−オキソ−8−(2−フェニルアミノ−ピリミジン−4−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 426.07
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.11 (1H, bs, NH), 11.94 (1H, s, NH), 10.05 (1H, s, NH), 9.63 (1H, s, CHarom), 8.59 (1H, d, CHarom), 8.23 (1H, dd, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.90 (2H, d, 2xCHarom), 7.55 (1H, d, CHarom), 7.37-7.29 (3H, m, 3xCHarom), 6.96 (1H, t, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 1.34 (3H, t, CH3).
8−[2−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(267)
2.5mLの無水ジメチルアセトアミド中、102mg(0.29mmol)の8−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、76mg(0.44mmol)の2−グアニジノベンズイミダゾールを加える。この混合物を130℃で4日間攪拌した後、溶媒を蒸発させる。固体をメタノール中で摩砕した後、濾取する。固体を温ジオキサン、次いで温メタノールで洗浄し、乾燥させた後、21mg(15%)の8−[2−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 466.17
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.16 (1H, s, NH), 12.15-11.85 (2H, m, 2xNH), 11.21 (1H, s, NH), 10.16 (1H, s, CHarom), 8.76 (1H, d, CHarom), 8.28 (1H, d, CHarom), 8.08 (1H, s, CHarom), 7.64-7.52 (2H, m, 2xCHarom), 7.44 (2H, bs, 2xCHarom), 7.07 (2H, bs, 2xCHarom), 4.26 (2H, q, CH2), 1.31 (3H, t, CH3).
8−[2−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−ピリミジン−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(268)
2.5mLの無水ジメチルアセトアミド中、102mg(0.29mmol)の8−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、130mg(0.44mmol)の4−アセチル−ピペラジン−1−カルボキシアミジン塩酸塩を加える。この混合物を130℃で4日間攪拌した後、溶媒を蒸発させる。生成物を分取LCMSにより精製し、乾燥させた後、32mg(24%)の8−[2−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−ピリミジン−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 461.2
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.08 (1H, s, NH), 11.88 (1H, s, NH), 10.26 (1H, s, CHarom), 8.48 (1H, d, CHarom), 8.20 (1H, d, CHarom), 8.04 (1H, s, CHarom), 7.51 (1H, d, CHarom), 7.23 (1H, d, CHarom), 4.35 (2H, q, CH2), 3.93 (4H, dl, 2xCH2), 3.59 (4H, bs, 2xCH2), 2.08 (3H, s, CH3), 1.37 (3H, t, CH3).
8−{2−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−ピリミジン−4−イル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートギ酸塩(269)
2.5mLの無水ジメチルアセトアミド中、102mg(0.29mmol)の8−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、119mg(0.44mmol)のN−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−N−メチルグアニジン塩酸塩を加える。この混合物を130℃で5日間攪拌した後、溶媒を蒸発させる。生成物を分取LCMSにより精製し、乾燥させた後、22mg(16%)の8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートが褐色固体ギ酸一塩の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 435.2
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.07 (1H, s, NH), 11.88 (1H, s, NH), 10.16 (1H, s, CHarom), 8.44 (1H, d, CHarom), 8.22-8.17 (2H, m, HCO2H and CHarom), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.50 (1H, d, CHarom), 7.14 (1H, d, CHarom), 4.34 (2H, q, CH2), 3.87 (2H, bs, CH2), 3.24 (2H, bs, CH2), 2.54 (3H, s, CH3), 2.25 (6H, s, 2xCH3), 1.36 (3H, t, CH3).
8−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(270)
3mLのエタノール中、57mg(0.15mmol)の8−(2−ブロモ−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、17mg(1.5mmol)のチオ尿素を加える。この混合物を90℃で3時間攪拌した後、混合物を室温まで冷却する。トリエチルアミン(2mmol)を加えた後、溶媒を蒸発させ、生成物をシリカでのクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール/トリエチルアミン8/2/1 )により精製する。乾燥させた後、9mg(17%)の8−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 355.1
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.99 (1H, bs, NH), 11.70 (1H, bs, NH), 9.62 (1H, d, CHarom), 7.98 (1H, d, CHarom), 7.80 (1H, dd, CHarom), 7.38 (1H, d, CHarom), 7.05 (2H, bs, NH2), 6.78 (1H, s, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 1.33 (3H, t, CH3).
10mLの無水ジオキサン中、596mg(2mmol)の8−アセチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの溶液に、383mg(2.4mmol)の臭素を加える。この混合物を70℃で2時間攪拌した後、この混合物を室温まで冷却する。沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテル、次いでペンタン中で摩砕し、乾燥させた後、610mg(81%)の8−(2−ブロモ−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1 エチルカルボキシレートが褐色固体の形態で得られる。
4−オキソ−8−(2−フェニルアミノ−チアゾール−4−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(271)
3mLのエタノール中、57mg(0.15mmol)の8−(2−ブロモ−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、34mg(1.5mmol)のN−フェニルチオ尿素を加える。この混合物を90℃で48時間攪拌した後、混合物を室温まで冷却する。トリエチルアミン(2mmol)を加えた後、溶媒を蒸発させ、生成物をシリカでのクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール/トリエチルアミン8/2/1)により精製する。乾燥させた後、11mg(17%)の4−オキソ−8−(2−フェニルアミノ−チアゾール−4−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 431.2
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.99 (1H, s, NH), 11.67 (1H, s, NH), 9.15 (1H, d, CHarom), 7.95 (1H, s, CHarom), 7.28 (2H, m, 2xCHarom), 7.23-7.15 (4H, m, 4xCHarom), 7.02 (1H, dd, CHarom), 6.27 (1H, s, CHarom), 4.33 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
8−[2−(2−クロロフェニルアミノ)−チアゾール−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(272)
3.5mLのエタノール中、124mg(0.33mmol)の8−(2−ブロモ−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、74mg(1.2mmol)の(2−クロロフェニル)−チオ尿素を加える。この混合物を90℃で6時間攪拌した後、混合物を室温まで冷却する。溶媒を蒸発させた後、生成物を分取LCMSにより精製する。乾燥させた後、4 1mg(27%)の8−[2−(2−クロロフェニルアミノ)−チアゾール−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 465.20
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.03 (1H, bs, NH), 11.75 (1H, s, NH), 9.78 (1H, s, CHarom), 9.61 (1H, s, CHarom), 7.98 (1H, bs, CHarom), 7.76 (1H, d, CHarom), 7.61 (2H, d, CHarom), 7.40 (2H, d, CHarom), 7.02 (1H, bs, CHarom), 4.26 (2H, q, CH2), 1.32 (3H, t, CH3).
8−[2−(3,4−ジクロロフェニルアミノ)−チアゾール−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(273)
3.5mLのエタノール中、124mg(0.33mmol)の8−(2−ブロモ−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3F−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、87mg(1.2mmol)の(3,4−ジクロロフェニル)−チオ尿素を加える。この混合物を90℃で6時間攪拌した後、この混合物を室温まで冷却する。溶媒を蒸発させた後、生成物を分取LCMSにより精製する。乾燥させた後、23mg(14%)の8−[2−(3,4−ジクロロフェニルアミノ)−チアゾール−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 499.20
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.02 (1H, bs, NH), 11.76 (1H, s, NH), 10.78 (1H, s, NH), 9.91-9.87 (1H, m, CHarom), 8.18 (1H, dd, CHarom), 8.04-8.00 (1H, m, CHarom), 7.93-7.89 (2H, m, CHarom), 7.59 (1H, d, CHarom), 7.44 (1H, d, CHarom), 7.26 (1H, bs, CHarom), 4.38 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
8−[2−(2,6−ジクロロフェニルアミノ)−チアゾール−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(274)
3.5mLのエタノール中、124mg(0.33mmol)の8−(2−ブロモ−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、87mg(1.2mmol)の(2,6−ジクロロフェニル)−チオ尿素を加える。この混合物を90℃で6時間攪拌した後、この混合物を室温まで冷却する。溶媒を蒸発させた後、生成物を分取LCMSにより精製する。乾燥させた後、43mg(26%)の8−[2−(2,6−ジクロロフェニルアミノ)−チアゾール−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 499.22
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.03 (1H, bs, NH), 11.76 (1H, s, NH), 10.58 (1H, s, CHarom), 9.89 (1H, s, CHarom), 8.17 (1H, d, CHarom), 8.02 (1H, bs, CHarom), 7.91 (1H, bs, CHarom), 7.61 (2H, d, CHarom), 7.44 (1H, d, CHarom), 7.26 (1H, bs, CHarom), 4.36 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
8−[2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−チアゾール−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(275)
3.5mLのエタノール中、124mg(0.33mmol)の8−(2−ブロモ−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、57mg(1.2mmol)のシクロプロパンカルボニル−チオ尿素を加える。この混合物を90℃で6時間攪拌した後、この混合物を室温まで冷却する。溶媒を蒸発させた後、生成物を分取LCMSにより精製する。乾燥させた後、39mg(28%)の8−[2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−チアゾール−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 423.24
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
11.82 (1H,s, NH), 9.75 (1H, s, CHarom), 8.03 (1H, s, CHarom), 7.92 (1H, d, CHarom), 7.46 (1H, d, CHarom), 7.34 (1H, s, CHarom), 4.34 (2H, q, CH2), 2.02 (1H, m, CH), 1.35 (3H, t, CH3), 0.91 (4H, m, 4xCHcyclopr).
4−オキソ−8−(2−フェニルスルファニルメチル−チアゾール−4−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(276)
3mLのエタノール中、57mg(0.15mmol)の8−(2−ブロモ−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、38mg(1.5mmol)のフェニルスルファニルメチル−チオ尿素を加える。この混合物を90℃で3時間攪拌した後、この混合物を室温まで冷却する。トリエチルアミン(2mmol)を加えた後、溶媒を蒸発させ、生成物をシリカでのクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール98/2、次いで95/5)により精製する。乾燥させた後、26mg(38%)の4−オキソ−8−(2−フェニルスルファニルメチル−チアゾール−4−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 462
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.03 (1H, bs, NH), 11.77 (1H, bs, NH), 9.75 (1H, d, CHarom), 8.00 (1H, d, CHarom), 7.92 (1H, dd, CHarom), 7.76 (1H, s, CHarom), 7.54-7.47 (2H, m, 2xCHarom), 7.42-7.35 (3H, m, 3xCHarom), 7.22 (1H, t, CHarom), 4.69 (2H, s, SCH2), 4.33 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−(2−ピペリジン−4−イル−チアゾール−4−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(277)
3mLのエタノール中、57mg(0.15mmol)の8−(2−ブロモ−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、55mg(1.5mmol)の4−チオカルバモイル−ピペリジン−1−tert−ブチルカルボキシレートを加える。この混合物を90℃で3時間攪拌した後、この混合物を室温まで冷却する。トリエチルアミン(2mmol)を加えた後、溶媒を蒸発させ、生成物をシリカでのクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール/トリエチルアミン8/2/1)により精製する。乾燥させた後、11mg(17%)の4−オキソ−8−(2−ピペリジン−4−イル−チアゾール−4−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 423.24
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
11.76 (1H, bs, NH), 9.76 (1H, d, CHarom), 8.00 (1H, s, CHarom), 7.95 (1H, dd, CHarom), 7.74 (1H, s, CHarom), 7.44 (1H, d, CHarom), 4.35 (2H, q, CH2), 3.35-3.30 (1H, m, CHpiper), 3.16-3.10 (2H, m, 2xCHpiper), 2.80-2.72 (2H, m, 2xCHpiper), 2.13-2.06 (2H, m, 2xCHpiper), 1.77-1.68 (2H, m, 2xCHpiper), 1.36 (3H, t, CH3).
8−(2−メチル−チアゾール−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(278)
3mLのエタノール中、57mg(0.15mmol)の8−(2−ブロモ−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、17mg(1.5mmol)のチオアセトアミドを加える。この混合物を90℃で3時間攪拌した後、この混合物を室温まで冷却する。トリエチルアミン(2mmol)を加えた後、溶媒を蒸発させ、生成物をシリカでのクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール95/5)により精製する。乾燥させた後、18mg(34%)の8−(2−メチル−チアゾール−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 354.09
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.02 (1H, s, NH), 11.75 (1H, bs, NH), 9.76 (1H, d, CHarom), 8.00 (1H, d, CHarom), 7.95 (1H, dd, CHarom), 7.69 (1H, s, CHarom), 7.44 (1H, d, CHarom), 4.35 (2H, q, CH2), 2.74 (3H, s, CH3), 1.37 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−(2−フェニル−チアゾール−4−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(279)
3.5mLのエタノール中、124mg(0.33mmol)の8−(2−ブロモ−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、54mg(1.2mmol)のチオベンズアミドを加える。この混合物を90℃で6時間攪拌した後、混合物を室温まで冷却する。溶媒を蒸発させた後、生成物を分取LCMSにより精製する。乾燥させた後、29mg(21%)の4−オキソ−8−(2−フェニル−チアゾール−4−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 416.20
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.03 (1H, bs, NH), 11.79 (1H, s, NH), 9.92 (1H, s, CHarom), 8.92-7.95 (4H, m, 4xCHarom), 7.67-7.48 (5H, m, 5xCHarom), 4.38 (2H, q, CH2), 1.38 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−[2−(N’−フェニル−ヒドラジノ)−チアゾール−4−イル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(280)
3.5mLのエタノール中、124mg(0.33mmol)の8−(2−ブロモ−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、66mg(1.2mmol)の1−フェニルチオセミカルバジドを加える。この混合物を90℃で6時間攪拌した後、混合物を室温まで冷却する。溶媒を蒸発させた後、生成物を分取LCMSにより精製する。乾燥させた後、62mg(42%)の4−オキソ−8−[2−(N’−フェニル−ヒドラジノ)−チアゾール−4−イル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 446.24
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.70 (1H, bs, NH), 11.41 (1H, s, NH), 9.10 (1H, s, CHarom), 7.69 (1H, bs, CHarom), 7.04-6.95 (2H, m, 2xCHarom), 7.73-6.45 (4H, m, 4xCHarom), 7.20 (2H, d, 2xCHarom), 5.01 (1H, bs, NH), 4.0 (2H, t, CH2), 1.08 (3H, t, CH3).
8−イソキサゾール−5−イル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(281)
2mLの無水ジメチルホルムアミド中、64mg(0.18mmol)の8−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの溶液に、25mg(0.36mmol)の塩酸ヒドロキシルアミンを加える。この混合物を130℃で3時間攪拌した後、メタノールを加えることにより生成物を沈殿させる。固体をメタノール中で摩砕した後、濾取する。固体をジイソプロピルエーテル、次いでペンタンで洗浄し、乾燥させた後、22mg(38%)の8−イソキサゾール−5−イル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 324.04
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.13 (1H, s, NH), 11.93 (1H, bs, NH), 9.84 (1H, d, CHarom), 8.64 (1H, d, CHarom), 8.05 (1H, s, CHarom), 7.90 (1H, dd, CHarom), 7.53 (1H, d, CHarom), 6.87 (1H, d, CHarom), 4.36 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
4−オキソ−8−(1H−ピラゾール−3−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(282)
2mLのエタノール中、88mg(0.25mmol)の8−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル−3−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、63mg(1.25mmol)の塩酸ヒドラジンを加える。この混合物を80℃で3時間攪拌した後、この混合物を室温まで冷却する。沈殿を濾過した後、エタノール中で摩砕する。固体をジイソプロピルエーテル、次いでペンタンで洗浄し、乾燥させた後、46mg(57%)の4−オキソ−8−(1H−ピラゾール−3−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 323.05
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
12.82 (1H, s, NH), 11.70 (1H, bs, NH), 9.69 (1H, bs, CHarom), 7.99 (1H, s, CHarom), 7.85-7.40 (2H, m, 2xCHarom), 7.42 (1H, d, CHarom), 6.63 (1H, s, CHarom), 4.34 (2H, q, CH2), 1.36 (3H, t, CH3).
8−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート(283)
2mLのエタノール中、88mg(0.25mmol)の8−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル−3−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートの懸濁液に、58mg(1.25mmol)のメチルヒドラジンを加える。この混合物を80℃で3時間攪拌した後、この混合物を室温まで冷却する。沈殿を濾過した後、エタノール中で摩砕する。固体をジイソプロピルエーテル、次いでペンタンで洗浄し、乾燥させた後、27mg(32%)の8−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートがベージュ色の固体の形態で得られる。
LCMS (IE, m/z): (M+1) 337.05
1H-NMR: δH ppm 400 MHz, DMSO
13.07 (1H, s, NH), 11.83 (1H, s, NH), 9.45 (1H, d, CHarom), 8.02 (1H, s, CHarom), 7.58-7.48 (3H, m, 3xCHarom), 6.41 (1H, d, CHarom), 4.30 (2H, q, CH2), 3.92 (3H, s, CH3), 1.31 (3H, t, CH3).
実施例2:組換えRET法によりRETキナーゼ活性の阻害を測定する試験
本発明の化合物のキナーゼ活性の阻害は、RETに対するIC50を測定することにより評価する。このIC50はRETキナーゼ活性の50%を阻害するのに必要な化合物濃度を表し、下式:
Figure 0005208735
(式中、
Yは発光値であり、
Xは化合物の濃度の対数であり、
Bottomは最小Y値であり、
Topは最大Y値であり、
LogIC50は、YがTop-Bottomから50%であるときのXの値である)
の非線形回帰曲線から算出される。
RETタンパク質(Upstate #14−570MGバッチPP030)を、1.5mg/mlのポリ−EY4基質(Sigma #P〜0275)、30mMの酢酸マグネシウム(Sigma 229768)および20μMのATPの存在下、40mM MOPS/NaOH pH7.0(Sigma M−8899)、1mM EDTA(Amresco 0105−100G−APP)を含有するバッファー中でインキュベートする。必要なRET量は2μg/mlである。
次のバッファーをRETの希釈に用いる:20mM MOPS/NaOH pH7.0、1mM EDTA、5%グリセロール、0.01%Brij35(Sigma B4184)、0.1%2−メルカプトエタノール、1mg/ml BSA(Sigma A3059−10G)。
この酵素にまず試験化合物を加えて反応量50μlとする。本発明の化合物の希釈を、終濃度が10nM〜30μMの間になるように配分する。
反応混合物を30℃で2時間インキュベーションした後、残留するATPのレベルを、Kinase-Glo Luminescent Kinase Assay(Promega #V6712)を供給者が推奨する条件に従って用いてアッセイする。誘導された発光をプレートリーダー(Envision-Perkin Elmer)で読み取る。
以下に示す表は式II〜IX(置換基R、R2、R3、R4、R5、R7、R8、R12、R13、R14、R15、R16およびR17は上記で定義されている)の化合物のIC50値を示す。
IC50値を次の分類で示す。
Figure 0005208735
表I
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
表II
Figure 0005208735
Figure 0005208735
表III
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
表IV
Figure 0005208735
Figure 0005208735
表V
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
表VI
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
表VII
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
表VIII
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
実施例3:ALK、PIM−1、TrkAおよびTrkBのキナーゼ活性の阻害測定試験
本発明のいくつかの化合物のキナーゼ活性の阻害を、他のキナーゼに対するIC50を測定することによる阻害からも評価した。
キナーゼPIM−1の阻害を測定する試験:
タンパク質PIM−1(Upstate #14−573バッチ25864U)を、70μMのペプチド基質S6キナーゼ/Rsk2(Upstate #12−243)および10μMのATPの存在下、8mMのMOPS/NaOH pH7、0.2mM EDTA、5mM MgAc(Sigma #229768)、0.01%トリトンTx100を含有するバッファー中、0.625μg/ml濃度でインキュベートする。
PIM−1の希釈バッファーは次の通り:20mM MOPS/NaOH pH7、1mM EDTA、5%グリセロール、0.01%Brij35、0.1%2−メルカプト、1mg/ml BSA。
この酵素にまず試験化合物を加えて反応量50μlとする。本発明の化合物の希釈を、終濃度が10nM〜30μMの間になるように配分する。
反応混合物を30℃で40分間インキュベーションした後、残留するATPのレベルを、Kinase-Glo Luminescent Kinase Assay(Promega #V6712)を供給者が推奨する条件に従って用いてアッセイする。誘導された発光をプレートリーダー(Envision-Perkin Elmer)で読み取た。
キナーゼTrkAの阻害を測定する試験:
タンパク質TrkA(Upstate 14−571;バッチ#25634U)を、1mg/mlのペプチド基質ポリ−EY(Upstate #P0275)および30μMのATPの存在下、8mMのMOPS/NaOH pH7、0.2mM EDTA、40mM MgAc(Sigma #229768)、1mM DTT(Fluka #43816)、NaOV 1mM、0.01%トリトンTx100を含有するバッファー中、4μg/ml濃度でインキュベートする。
TrkAの希釈バッファーは次の通り:20mM MOPS/NaOH pH7、1mM EDTA、5%グリセロール、0.01%Brij35、0.1%2−メルカプト、1mg/ml BSA。
この酵素にまず試験化合物を加えて反応量50μlとする。本発明の化合物の希釈を、終濃度が10nM〜30μMの間になるように配分する。
反応混合物を30℃で40分間インキュベーションした後、残留するATPのレベルを、Kinase-Glo Luminescent Kinase Assay(Promega #V6712)を供給者が推奨する条件に従って用いてアッセイする。誘導された発光をプレートリーダー(Envision-Perkin Elmer)で読み取た。
キナーゼTrkBの阻害を測定する試験:
タンパク質TrkB(Upstate 14−507;バッチ#25578U)を、2.5mg/mlのペプチド基質ポリ−EY(Upstate #P0275)および40μMのATPの存在下、8mMのMOPS/NaOH pH7、0.2mM EDTA、40mM MgAc(Sigma #229768)、1mM DTT(Fluka #43816)、NaOV 1mM、25mM 2−グリセロールホスフェート(Sigma #G9891)を含有するバッファー中、4μg/ml濃度でインキュベートする。
TrkB希釈バッファーは次の通り:20mM MOPS/NaOH pH7、1mM EDTA、5%グリセロール、0.01%Brij35、0.1%2−メルカプト、1mg/ml BSA。
この酵素にまず試験化合物を加えて反応量50μlとする。本発明の化合物の希釈を、終濃度が10nM〜30μMの間になるように配分する。
反応混合物を30℃で2時間インキュベーションした後、残留するATPのレベルを、Kinase-Glo Luminescent Kinase Assay(Promega #V6712)を供給者が推奨する条件に従って用いてアッセイする。誘導された発光をプレートリーダー(Envision-Perkin Elmer)で読み取た。
キナーゼALKの阻害を測定する試験:
ViewPlateプレート(Packard #6005182)を、PBSバッファー中0.1mg/ml(100μl/穴)の基質PLCγ1−GST(精製組換え型)とともに攪拌しながら1時間インキュベートする。次に、このプレートを、PBSバッファー中、5%のBSA(Sigma #B−7906)を含有するブロッキング溶液で飽和させる。
目的濃度(通常30μM〜10nMの範囲)まで阻害剤を加えた後、反応バッファー(トリス 13mM pH7.5、MgCl2 6.5mM、DTT 0.65mM、β−グリセロホスフェート 39mM、NaOV 0.65mM)中180ng/mlのキナーゼALKと250μMのATPを加えることで反応させる。インキュベーションは振盪しながら30℃で30分間行う。
振盪しながらPBSバッファー/Tween−20 0.1%で3回洗浄した後、HRP(UBI #16105)と結合させた抗ホスホチロシン抗体を、BSA 5mg/mlを含有するPBSバッファーで1/1000希釈したものを、振盪しながら1時間インキュベーションする。次に、PBS/Tweenで3回洗浄した後、各ウェルを100μlのSuperSignal ELISA混合物(Pierce #37070)とともに2分間インキュベーションする。
このシグナルを、照度計を用いて発光モードで読み取た。
下表IXは、キナーゼALK、PIM−1、TrkAおよびTrkBに対するII型〜IX型化合物のいくつかのIC50値を示す。これらのIC50値は前記と同様の分類で示されている。
Figure 0005208735
Figure 0005208735
Figure 0005208735
実施例4:本発明に記載の化合物によるキナーゼパネルの活性の阻害測定試験:
これらのキナーゼはUpstateにより製造され、供給者により示されている個々のプロトコールに従ってスクリーニングされたものである(http://www.upstate.com/features/kp_protocols.asp)。例1、12、166および238を、それぞれ例1と12に関しては10μMのATPの存在下、20μM、10μM、1μMおよび1μMに濃度、また、例166と238に関しては括弧内に示したATP濃度で試験した。表VIIに示されている結果は、化合物無しで行った対照に対して、化合物の存在下で試験したキナーゼの阻害率%を示す。
結果を下表Xに示す。
表X
Figure 0005208735
実施例5:本発明に記載の化合物による細胞系統パネルの増殖の阻害を測定する試験:
本発明の特定の化合物による細胞系統の増殖の阻害を試験した。全般として、甲状腺細胞系統、特に甲状腺髄様癌(MTC)由来の細胞の増殖が、本発明のほとんどの化合物により著しく阻害される。本例では、使用系統は子宮、中枢神経系、結腸、胃、頭頸部、肺、乳房、膵臓、および腎臓の癌、ならびにリンパ腫、骨髄腫、胸膜癌、または黒色腫由来のものであった。
細胞の増殖および生存率を測定するためのWST試験(Roche Applied Science)は、生存細胞におけるミトコンドリアデヒドロゲナーゼによるテトラゾリウム塩の切断に基づくものである。
化合物を細胞系統とともに4日間インキュベーションした後、各ウェルに14μlのWST−1試薬を加え、これらのプレートを、5%COの加湿雰囲気下、37℃で4時間インキュベーションする。次に、生じたホルマザンのレベルを分光光度法により450nmにて測定し、参照は650nmで測定する。非処理細胞の対照は1プレート当たり6ウェルとし、処理細胞群は各測定濃度につき3反復とする。
化合物は10nM〜100μMの間の5種類の濃度で試験し、2種類の細胞傷害性剤:アドリアマイシンと5−フルオロウラシルを対照として用いる。
得られた結果(例238について表XI)は、特に肺細胞、中枢神経系由来の細胞、乳房由来の細胞で、また、それより程度は低いが、子宮、胸膜、黒色腫、膵臓、腎臓およびリンパ球由来の細胞において、化合物238による増殖阻害を示す。他の試験化合物166もこれらの系統において例238で得られたものと同様の結果を示すが、阻害レベルは若干低い。
表XI:細胞系統における化合物238のin vitro抗増殖活性
Figure 0005208735
三環式核の合成とVII型化合物の獲得に関するスキームを示す。 IV、VおよびVI型化合物の獲得に関するスキームを示す。 III型化合物ならびにある種のII型化合物の獲得に関するスキームを示す。 ある種のIIおよびVIおよびIII型化合物の獲得に関するスキームを示す。 IX型化合物ならびにある種のVIおよびVIII型化合物の獲得に関するスキームを示す。

Claims (30)

  1. 式Iの化合物、およびその生理学上許容される塩:
    Figure 0005208735
    [式中、
    Rは、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、−O−R5もしくは−NR5−R6基から選択される基を表し、
    R1およびR4は独立に、水素原子、ハロゲン、または必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシもしくはシクロアルキル基から選択される基を表し、
    R2およびR3は、水素原子、ハロゲン、または必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ基、およびヒドロキシ、シアノ、−Y−(NR7)n−R8、−SOm−R8、−NR7−(Y)n−R8、−NO、COOR9基から選択される基を表し、ここで、
    n=0または1
    m=0または1
    Y=−CO−または−SO−であり、
    R2およびR3は、同じ化合物において同時に次の基:アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ、−Y−(NR7)n−R8、−SOm−R8、−NR7−(Y)n−R8、−NO、COOR9であることはなく、
    R5は、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルケニル基、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アラルキル、へテロアラルキル、飽和非硝化アルキル複素環を表し、
    R6は、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルケニル基、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、へテロアラルキル、飽和非硝化アルキル複素環を表し、
    R7は、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルケニル基、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルを表し、
    R8は、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、へテロアラルキル、飽和複素環もしくは飽和アルキル複素環から選択される基を表し、
    R9は、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アラルキル、アリール、へテロアラルキル、飽和複素環もしくは飽和アルキル複素環から選択される基を表し、
    R7およびR8は一緒になって、それらが結合している窒素とともに、1以上のヘテロ原子を含む単環または二環を形成することができ、この複素環は必要に応じて、1以上のアルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、NR10R11、ヒドロキシ、アルコキシ、アルコイル、カルバモイル、スルファモイル、スルホニル、スルフェニル、スルファニル、シアノ基またはオキソ基で置換されていてもよい、
    R10は、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルケニル基、不飽和炭素上で直接結合しない少なくとも3個の炭素原子のアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルを表し、
    R11は独立に、水素原子、または、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、へテロアラルキル、飽和複素環もしくは飽和アルキル複素環、アルコイル、アルコキシカルボニル、カルバモイル、スルファモイルから選択される基を表し、
    R10およびR11は一緒になって、それらが結合している窒素とともに、1以上のヘテロ原子を含む単環を形成することができ、この複素環は必要に応じて置換されていてもよい]、ただし、下記の化合物を除く:
    Figure 0005208735
  2. 一般式I’である、請求項1に記載の化合物:
    Figure 0005208735
    (式中、R2、R3およびR5は請求項1で定義された通りである)。
  3. R2が基−SO−(NR7)n−R8、または−NR7−(Y)n−R8から選択され、ここで、n、R7およびR8が請求項1で定義された通りである、請求項1または2に記載の化合物。
  4. R5が、メチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル、ブチル、イソ−ブチル、イソ−ペンチル、アリル、イソプレニル、プロパルギル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、テトラヒドロピラン−4−イル−メチル、またはテトラヒドロフラン−3−イル−メチルの群から選択され、かつ/または、
    R7が、水素原子であるか、またはメチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル、ブチル、イソ−ブチル、アリル、イソプレニル、プロパルギル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、テトラヒドロピラン−4−イル−メチル、テトラヒドロフラン−3−イルメチル、ヒドロキシ−2−エチルの群から選択され、かつ/または、
    R8が、メチル、ヒドロキシ−2−エチル、アミノ−2−エチル、メチルアミノ−2−エチル、ジメチルアミノ−2−エチル、シアノメチル、カルバモイルメチル、2−シアノエチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、ピペリジン−4−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−4−メチル、ピペリジン−3−メチル、ピペリジン−2−メチル、ピロリジン−3−イル−メチル、ピロリジン−2−イル−メチル、ピロリジン−3−イル、アゼチジン−3−イル−メチル、テトラヒドロ−チオピラン−4−イル、テトラヒドロピラン−4−イル、イミダゾール−4−イル−メチル、フェニル、o−トリル、m−トリル、p−トリル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−ヒドロキシ−フェニル、2−メトキシ−フェニル、3−メトキシ−フェニル、4−メトキシ−フェニル、4−アミノフェニル、4−ニトロフェニル、4−フルオロ−2−メチル−フェニル、3−フルオロ−2−メチル−フェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,6−ジクロロフェニル、ピリジル、チオフェン、5−クロロ−チオフェン、またはベンジルの群から選択され、
    R7およびR8が、それらが結合している窒素とともに、2,3−ジヒドロ−インドリル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルまたはモルホリニル環を形成しうる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  5. 置換基が、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ(第一級、第二級または第三級アミン)、ニトロ、C1−C4アルキル基、C1−C4ペルフルオロアルキル基、アルコキシ、ペルフルオロアルコキシ、アルコキシカルボニル、カルバモイル、スルファモイル、スルホニル、スルフェニル、スルファニル、シアノ基、オキソ基、カルボニルアミノ、アリール、ヘテロアリール、および、シクロアルキル基の群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  6. 一般式(II)である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物:
    Figure 0005208735
    (式中、R5、R7およびR8は請求項1〜5で定義された通りである)。
  7. 以下の化合物、およびその生理学上許容される塩から選択される、請求項6に記載の化合物:
    4−オキソ−8−フェニルスルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(メチル−フェニル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−o−トリルスルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−m−トリルスルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−p−トリルスルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−メトキシ−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−メトキシ−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−メトキシ−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−クロロフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−クロロフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−フルオロフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、
    8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−2−ヒドロキシエチルカルボキシレート、
    8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−2−アミノエチルカルボキシレート塩酸塩、
    8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−2−tert−ブトキシカルボニルアミノエチルカルボキシレート、
    8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−3−アミノプロピルカルボキシレート塩酸塩、
    8−[(4−フルオロフェニル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピルカルボキシレート、
    8−(4−エトキシカルボニル−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−ヒドロキシ−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−フルオロ−2−メチル−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−フルオロ−2−メチル−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3,4−ジフルオロフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3,5−ジフルオロフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−アミノフェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2,3−ジヒドロ−インドール−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−モルホリン−4−イル−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(ピリジン−3−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(ベンジル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(メチル−フェネチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    N−プロピル−8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド、
    N−メチル−N−プロピル−8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド、
    8−メチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(モルホリン−4−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−エトキシカルボニル−エチルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−シクロヘキシルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート、
    8−シクロヘキシルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−シクロヘプチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−ジメチルアミノ−プロプルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−アミノ−ブチルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−[(3−クロロフェニル)−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(ピペリジン−3−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−ブチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−ペンチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルシクロヘキシルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルテトラヒドロフラン−3−イルカルボキシレート、
    8−(1−メチル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレート、 8−(メチル−ピペリジン−4−イル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−[(ピペリジン−4−イルメチル)−スルファモイル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−シクロペンチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート、
    8−(ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−メチル−ピペラジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−スルファモイル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−[(ピロリジン−3−メチル)−スルファモイル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(4−ヒドロキシ−フェニルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−シクロプロピルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−シクロプロピルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−(シクロプロピル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[(2−シアノ−エチル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[(2−シアノ−エチル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、 8−(シアノメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−([1,3]ジオキソラン−2−イルメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[(1−ベンズヒドリル−アゼチジン−3−イル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[メチル−(テトラヒドロ−チオピラン−4−イル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[(1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−116−チオピラン−4−イル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[メチル−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−(メチル−プロプ−2−イニル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[メチル−(2−メチルスルファニル−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[メチル−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[(2−ジエチルアミノ−エチル)−メチル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[メチル−(2−メチルアミノ−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−エチル]−メチル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[シクロプロピル−(2−メチル−2−メチルアミノ−プロピル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    8−[シクロプロピル−(2−イソプロピルアミノ−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    8−[シクロプロピル−(1H−イミダゾール−4−イルメチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    (S)−8−(シクロプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    (S)−8−[シクロプロピル−(1−メチル−ピロリジン−2−イルメチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    (R)−8−[シクロプロピル−(1−メチル−ピロリジン−2−イルメチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    (R)−8−[(1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−2−イルメチル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    (R)−8−(シクロプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    (S)−8−(イソプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    (S)−4−オキソ−8−(プロプ−2−イニル−ピロリジン−2−イルメチル−スルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    (S)−8−[(1−メチル−ピロリジン−2−イルメチル)−プロプ−2−イニル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    (S)−8−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    (S)−8−[(2−アミノ−プロピル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    (R)−8−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    (R)−8−[(2−アミノ−プロピル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    8−[(2−メチルアミノ−エチル)−プロプ−2−イニル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−エチル]−プロプ−2−イニル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[(2−イソプロピルアミノ−エチル)−プロプ−2−イニル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    8−{[2−(tert−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−エチル]−プロプ−2−イニル−スルファモイル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−(エチル−ピロリジン−3−イル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    8−[エチル−(1−メチル−ピロリジン−3−イル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(ピロリジン−1−スルホニル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(2−ピロリジン−1−イルメチル−ピロリジン−1−スルホニル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    (S)−8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    (S)−8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、
    (S)−8−(3−アミノ−シクロペンタンスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    (R)−8−(3−アミノ−シクロペンタンスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    8−(3−メチルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    8−[3−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−ピロリジン−1−スルホニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[3−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−ピロリジン−1−スルホニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、
    (S)−8−(3−ジメチルアミノ−シクロペンタスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    (R)−8−(3−ジメチルアミノ−シクロペンタスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[(2−ヒドロキシ−エチル)−イソプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[シクロプロピル−(2−ヒドロキシ−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[(2−ヒドロキシ−エチル)−プロプ−2−イニル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[ビス−(2−ヒドロキシ−エチル)−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−(カルバモイルメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−(カルバモイルメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボン酸、
    8−(3−カルバモイル−ピペリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−(3−カルバモイル−ピペリジン−1−スルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボン酸、
    8−[(2−ベンジルオキシ−エチル)−シクロプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−(カルボキシメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−(tert−ブトキシカルボニルメチル−メチル−スルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−スルファモイル]−7−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    7−フルオロ−8−[(2−ヒドロキシ−エチル)−イソプロピル−スルファモイル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−ジメチルスルファモイル−7−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−(シクロプロピル−メチル−スルファモイル)−7−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、 8−(シクロプロピル−メチル−スルファモイル)−7−メトキシ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、 7−クロロ−8−ジメチルスルファモイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    (S)−8−(3−アミノ−シクロペンタンスルホニル)−7−クロロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート塩酸塩、
    4−オキソ−8−(ピペリジン−1−イルスルファモイル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート、
    8−(ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール−2−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート、または
    8−(4−メチル−ピペラジン−1−イルスルファモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−メチルカルボキシレート。
  8. 一般式(III)である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物:
    Figure 0005208735
    (式中、R8は請求項1〜5で定義された通りである)。
  9. 以下の化合物およびその生理学上許容される塩から選択される、請求項8に記載の化合物:
    4−オキソ−8−フェニルメタンスルホニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2,6−ジクロロフェニルメタンスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2,6−ジクロロフェニルメタンスルホニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボン酸、
    4−オキソ−8−(ピリジン−4−イルメタンスルホニル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(ピリジン−2−イルメタンスルホニル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−シクロヘキサンスルホニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、または
    4−オキソ−8−フェニルメタンスルフィニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート。
  10. 一般式(IV)である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物:
    Figure 0005208735
    (式中、R7およびR8は請求項1〜5で定義された通りである)。
  11. 以下の化合物およびその生理学上許容される塩から選択される、請求項10に記載の化合物:
    8−ベンゼンスルホニルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−メタンスルホニルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−フェニルメタンスルホニルアミノ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−クロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−クロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−クロロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−ブロモ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(4−トルエンスルホニルアミノ)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(3−トルエンスルホニルアミノ)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−tert−ブチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、8−(4−メトキシ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−メトキシ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−アセチルアミノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−ニトロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(ナフタレン−2−スルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−アセチル−ベンゼンスルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(チオフェン−2−スルホニルアミノ)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(5−クロロ−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(ベンゼンスルホニル−メチル−アミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、または
    8−(メタンスルホニル−メチル−アミノ)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート。
  12. 一般式(V)である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物:
    Figure 0005208735
    (式中、R7およびR8は請求項1〜5で定義された通りである)。
  13. 以下の化合物およびその生理学上許容される塩から選択される、請求項12に記載の化合物:
    8−ベンジルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、または
    8−アセチルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート。
  14. 一般式(VI)である、請求項1に記載の化合物:
    Figure 0005208735
    (式中、R2,R3およびR4は請求項1で定義された通りである)。
  15. 以下の化合物およびその生理学上許容される塩から選択される、請求項14に記載の化合物:
    8−ジメチルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−メチルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−アミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−ニトロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    6−ニトロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−エトキシルカルバモイル−ビニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−ベンジルカルバモイル−ビニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−[2−(2−メトキシカルボニル−エチルカルバモイル)−ビニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−スチリル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−エチニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−トリメチルシラニルエチニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−フェニルエチニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−ピリジン−2−イルエチニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−ジメチルアミノ−プロプ−1−イニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブト−1−イニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−モルホリン−4−イル−プロプ−1−イニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−{3−[(2−シアノ−エチル)−メチル−アミノ]−プロプ−1−イニル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−フェネチル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−ブロモ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレート、
    8−ヨード−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−イソブチルカルボキシレート、
    7,8−ジメトキシ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    7−メトキシ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−ヨード−7−メトキシ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−2−ジエチルアミノエチルカルボキシレート、
    7−フルオロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    7−クロロ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−アセチル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−ベンゾイル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−モルホリン−4−イル−アセチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    (S)−8−(シクロプロピル−ピロリジン−2−イルメチル−カルバモイル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩、
    4−オキソ−8−フェニルスルファニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−シクロヘキシルスルファニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−ベンジルスルファニル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−アセチルアミノフェニルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−アミノフェニルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−3−アセチルアミノフェニルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−アミノ−エチルスルファニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート塩酸塩、または
    4−オキソ−8−スルホ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート。
  16. 一般式(VII)である、請求項1に記載の化合物:
    Figure 0005208735
    (式中、Rは請求項1で定義された通りである)。
  17. 以下の化合物:
    4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−ベンジルカルボキシレート、
    4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−イソプロピルカルボキシレート、
    1−アセチル−3,5−ジヒドロ−ピロロ[2,3−c]キノリン−4−オン、
    N−(2−ジメチルアミノ−エチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド、
    N−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド、
    3−[(4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボニル)−アミノ]−メチルプロパノエート、
    N−(シクロヘキシルメチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド、
    N−(ベンジル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド、N−[2−(1H−インドール−3−イル)−エチル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド、
    N−(3−ヒドロキシ−プロピル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン4−カルボキサミド、
    N−(ピリジン−4−イルメチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド、
    N−(フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド、
    N−(メチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド、
    N,N−(ジメチル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド、または
    4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−カルボキサミド。
  18. 一般式(VIII)、である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物:
    Figure 0005208735
    [式中、
    X、YまたはZは互いに独立に、炭素原子、窒素原子、硫黄原子または酸素原子を表し、X、YまたはZが窒素、硫黄または酸素原子である場合、基R14、R15またはR16の存在は、環の芳香性を保持するよう前記窒素原子または硫黄原子の価数に依存し、
    R12は、水素原子、ハロゲンまたはアルキル基を表し、
    R13〜R16は互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい直鎖もしくは分枝の、アルキル基、アルコキシ、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、カルバモイル、シクロアルキル、アリール基から選択される基、および基−NR7−(Y)n−R8を表し、
    R13とR14、R14とR15またはR15とR16は、酸素または窒素から選択される1以上のヘテロ原子を有し、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよい脂肪族環または芳香環を形成することができ、
    R5、R7およびR8は請求項1〜5のいずれか一項で定義された通りである]。
  19. 以下の化合物、およびその生理学上許容される塩から選択される、請求項18に記載の化合物:
    4−オキソ−8−フェニル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−クロロフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−アミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−メタンスルホニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−アミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−メタンスルホニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−アセチルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−ヒドロキシ−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−シアノ−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−メチルアミノメチル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(3−ジメチルアミノメチル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−アミノフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−メトキシ−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(4−シアノ−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、 8−ナフタレン−1−イル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−キノリン−8−イル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−アミノ−5−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(1H−インドール−5−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(1−tert−ブトキシカルボニル−1H−インドール−5−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−エチルカルボキシレート、
    8−(3−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−プロピルカルボキシレート、
    8−(3−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−イソブチルカルボキシレート、
    8−(3−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−シクロペンチルカルボキシレート、
    7−クロロ−8−(3−メタンスルホニル−フェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−ピリジン−3−イル−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−アミノ−ピリミジン−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−ジメチルアミノ−ピリミジン−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−メチルアミノ−ピリミジン−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートギ酸塩、
    8−(2−エチルアミノ−ピリミジン−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−[2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−ピリミジン−4−イル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(2−フェニルアミノ−ピリミジン−4−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−[2−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イルアミノ)−ピリミジン−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−[2−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−ピリミジン−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、または
    8−{2−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−ピリミジン−4−イル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレートギ酸塩。
  20. 一般式(IX)である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物:
    Figure 0005208735
    [式中、
    X、YまたはZは互いに独立に、炭素原子、窒素原子、硫黄原子または酸素原子を表し、X、YまたはZが窒素、硫黄または酸素原子である場合、基R17の存在は、環の芳香性を保持するよう前記窒素原子または硫黄原子の価数に依存し、
    R17は水素原子、必要に応じて1以上の置換基で置換されていてもよいアルキル、シクロアルキルもしくはアリール基、−NR7−(Y)n−R8または−NR7−NH−R8基を表し、
    R5、R7およびR8は請求項1〜5のいずれか一項で定義された通りである]。
  21. 以下の化合物、およびその生理学上許容される塩から選択される、請求項20に記載の化合物:
    8−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−フェニルアミノ−チアゾール−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−[2−(2−クロロフェニルアミノ)−チアゾール−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、 8−[2−(3,4−ジクロロフェニルアミノ)−チアゾール−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−[2−(2,6−ジクロロフェニルアミノ)−チアゾール−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−[2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−チアゾール−4−イル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(2−フェニルスルファニルメチル−チアゾール−4−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(2−ピペリジン−4−イル−チアゾール−4−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−(2−メチル−チアゾール−4−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(2−フェニル−チアゾール−4−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−[2−(N’−フェニル−ヒドラジノ)−チアゾール−4−イル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    8−イソキサゾール−5−イル−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、
    4−オキソ−8−(1H−ピラゾール−3−イル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート、または
    8−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]キノリン−1−エチルカルボキシレート。
  22. 請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物もしくは
    Figure 0005208735
    、またはその生理学上許容される塩を含有する、医薬組成物。
  23. 請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物もしくは
    Figure 0005208735
    、またはその生理学上許容される塩と、好適な医薬ビヒクルとを含んでなる、医薬組成物。
  24. 癌、炎症性疾患または中枢神経系障害の治療のための、請求項22または23に記載の医薬組成物。
  25. 少なくとも1種類の他の有効薬をさらに含有する、請求項22〜24のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  26. 癌、炎症性疾患または中枢神経系障害の治療のための医薬品の製造のための、請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物もしくは
    Figure 0005208735
    、またはその生理学上許容される塩の使用。
  27. 少なくとも1種類の他の有効薬と組み合わせた、請求項26に記載の使用。
  28. 請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物もしくは
    Figure 0005208735
    、またはその生理学上許容される塩を含有する、キナーゼ阻害剤。
  29. 同時または個別の治療的使用のための化合物製剤としての、請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物もしくは
    Figure 0005208735
    、またはその生理学上許容される塩と、別の有効薬とを含有する、製剤。
  30. 癌、炎症性疾患または中枢神経系障害の治療に用いるための、請求項29に記載の製剤。
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