JP5206534B2 - 電子キー - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車両のキーレスエントリーシステムに使用される電子キーに関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、遠隔指示信号を送信する送信部(アンテナ)と、該アンテナに、少なくとも1つのドアロック機構を開錠施錠する指示信号を出力する制御部と、該制御部に、開錠施錠及びドアロック機構を選択する指示信号を出力するスイッチと、を有する遠隔制御用携帯機(電子キー)が提案されている。該電子キーは、上記したスイッチとしてスライドスイッチを採用しており、外形寸法の増大が抑制された電子キーとなっている。
特開2007−239243号公報
ところで、特許文献1に示される電子キーでは、特許文献1の図5に示されるように、スライドスイッチを構成するスライド式の操作子が、筐体の操作面に設けられている。したがって、電子キーを衣服のポケットなどに入れて携帯する場合、衣服との摩擦によって操作子がスライドし、電子キーが誤動作する虞がある。また、操作子によってデザインが限定され、意匠性が低下する、という問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、電子キーの誤動作と、意匠性の低下が抑制された電子キーを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、電波を送信するアンテナ、及び該アンテナの電波の送信を制御する制御部が設けられた回路基板と、制御部に駆動電力を供給する電池と、回路基板の一部を収容する筐体と、電池、及び回路基板の一部を被覆し、筐体に対してスライド自在に固定された電池カバーと、を有する電子キーであって、回路基板における電池カバーとの対向面には、回路基板の配線と制御部とを介して互いに電気的に接続された対をなす少なくとも1組の第1端子が設けられ、電池カバーにおける回路基板との対向面には、互いに電気的に接続された対をなす第2端子が設けられ、電池カバーのスライドによって、第1端子と第2端子とが接続されることで、制御部からアンテナに、電波の送信を指示する指示信号が入力されることを特徴する。
このように本発明によれば、電池カバーのスライドによって、第1端子と第2端子とが接続されることで、制御部からアンテナに、電波の送信を指示する指示信号が入力されるようになっている。すなわち、電池カバーが、制御部に指示信号の送信を指示する操作子としての機能を果たす構成となっている。したがって、筐体の操作面に操作子が設けられた従来の構成とは異なり、操作子が筐体の外面から突出されない構成となっているので、摩擦などによって電池カバーがスライドし、電子キーに誤動作が生じることを抑制することができる。また、操作子によってデザインが限定されないので、意匠性の低下を抑制することができる。さらには、上記したように、電池カバーが操作子としての機能を果たす構成となっているので、電池カバーとは別に、操作子が設けられた構成と比べて、操作子の分、部品点数を低減することもできる。これによりコストを低減することもできる。
異なる指示信号を入力する構成としては、請求項2に記載のように、対をなす第1端子が2組あり、一方の対をなす第1端子と第2端子とが接続されると、キーを開錠する電波の送信を指示する開錠指示信号が、制御部からアンテナに入力され、他方の対をなす第1端子と第2端子とが接続されると、キーを施錠する電波の送信を指示する施錠指示信号が、制御部からアンテナに入力される構成を採用することができる。若しくは、請求項4に記載のように、対をなす第1端子が1組あり、第1端子と第2端子とを電気的に接続し、第1端子と第2端子とを非接続とした後に、再度、第1端子と第2端子とを電気的に接続することで、制御部からアンテナに入力される指示信号が、開錠指示信号から施錠指示信号へ、若しくは施錠指示信号から開錠指示信号へ切替わる構成を採用することもできる。
請求項4に記載の発明の場合、請求項2に記載の発明と比べて、第1端子の数を低減することができるので、電子キーの体格の増大を抑制することができる。しかしながら、請求項4に記載の発明の場合、第1端子と第2端子との接続を切替えることで、指示信号を切替えているので、電池カバーのスライド位置によって、電子キーから送信される指示信号を判別することができず、第1端子と第2端子とを接続した際に、電子キーから、開錠指示信号が送信されるのか、それとも施錠指示信号が送信されるのかを判別することができない。これに対して、請求項2に記載の発明の場合、電池カバーのスライド位置によって、電子キーから送信される指示信号を判別することができるので、請求項4に記載の発明と比べて、操作性を向上することができる。
なお、請求項2に記載の発明においては、請求項3に記載のように、第1端子と第2端子とが所定時間接続されると、制御部からアンテナに、開錠指示信号、若しくは施錠指示信号が入力される構成が良い。例えば、他方の第1端子と第2端子とを接続することで、施錠指示信号を入力した後に、誤って一方の第1端子と第2端子とが接続された場合、制御部からアンテナに開錠指示信号が入力されてしまい、改めて施錠指示信号を入力し直さなくてはならない。これに対して、請求項3に記載の発明は、指示信号を送信するには、第1端子と第2端子との所定時間の接続が必要となるので、上記したような、施錠指示信号を送信した後に、誤って開錠指示信号が送信される、という不具合が生じることを抑制することができる。
請求項5に記載のように、電池カバーは、回路基板の厚さ方向の断面形状がコの字状とされ、弾性を有する材料によって形成された構成が良い。これによれば、電池カバーの復元力によって、電池カバーを筐体に固定し、且つ第1端子と第2端子との接続状態を保持することができる。
請求項6に記載のように、電池カバーは、金属によって形成され、電池カバーに、第2端子が一体的に形成され、電池カバーにおける第2端子を除く部位の表面が、絶縁部材によって被覆された構成が良い。
これによれば、電池カバーが第2端子間の電気的な接続を担うので、電池カバーに、第2端子間の電気的な接続を担う導電部材が設けられた構成と比べて、部品点数を少なくすることができる。また、電池カバーにおける第2端子を除く部位の表面が、絶縁部材によって被覆されているので、電池カバーと、回路基板の配線などが電気的に接続されることを抑制することができる。また、ユーザーが電池カバーを指などでスライドして第1端子と第2端子とを接続する際に、指と電池カバーとが電気的に接続されることを抑制することができる。
請求項7に記載のように、電池カバーは、樹脂によって形成され、電池カバーには、対をなす第2端子間を電気的に接続する導電部材が形成された構成を採用することもできる。
請求項8に記載のように、第1端子と第2端子とが接続された状態において、電池の少なくとも一部は、電池カバーによって被覆された構成が良い。これによれば、電池カバーを、第1端子と第2端子とが接続するようにスライドした状態においても、電池を、電池カバーによって保護することができる。
電池カバーと筐体との固定としては、例えば請求項9に記載のように、電池カバーにおける筐体との対向面に、該対向面から筐体に向けて突出する第1突出部が設けられ、筐体における電池カバーとの対向面に、第1突出部と嵌合される凹部が設けられた構成を採用することができる。
請求項10に記載のように、筐体における電池カバーとの対向面には、第1突出部のスライドをガイドする第1溝部が設けられた構成が良い。これによれば、第1突出部(電池カバー)のスライドを容易とすることができる。
請求項11に記載のように、電池カバーにおける回路基板との対向面に、該対向面から回路基板に向けて突出する第2突出部が設けられ、該第2突出部の先端に第2端子が設けられた構成を採用することができる。これによれば、電池カバーと回路基板との接触面積を小さくすることができるので、電池カバーに生じる抵抗を小さくすることができる。これにより、電池カバーのスライドを容易とすることができる。
請求項12に記載のように、回路基板における電池カバーとの対向面には、第2突出部のスライドをガイドする第2溝部が設けられた構成が良い。これによれば、第2突出部(電池カバー)のスライドを容易とすることができる。
第1実施形態に係る電子キーの概略構成を示す平面図である。 図1に示すII−II線に沿う断面図である。 図1に示すIII−III線に沿う断面図である。 第1突出部と凹部との嵌合状態を説明するための断面図であり、(a)は、第1突出部と第1凹部とが嵌合された状態、(b)は、第1突出部と第2凹部とが嵌合された状態、(c)は、第1突出部と第3凹部とが嵌合された状態を示す。 第1端子と第2端子との接続状態を説明するための断面図であり、(a)は、第1端子と第2端子とが非接続である状態、(b)は、取付け方向側の第1端子と第2端子とが接続された状態、(c)は、取出し方向側の第1端子と第2端子とが接続された状態を示す。 電池カバーのスライド状態を説明するための平面図であり、(a)は、第1突出部と第1凹部とが嵌合され、第1端子と第2端子とが非接続である状態、(b)は、第1突出部と第2凹部とが嵌合され、取付け方向側の第1端子と第2端子とが接続された状態、(c)は、第1突出部と第3凹部とが嵌合され、取出し方向側の第1端子と第2端子とが接続された状態を示す。
以下、本発明に係る電子キーを、スマートエントリーシステムに適用した場合の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る電子キーの概略構成を示す平面図である。図2は、図1に示すII−II線に沿う断面図である。図3は、図1に示すIII−III線に沿う断面図である。図4は、第1突出部と凹部との嵌合状態を説明するための断面図であり、(a)は、第1突出部と第1凹部とが嵌合された状態、(b)は、第1突出部と第2凹部とが嵌合された状態、(c)は、第1突出部と第3凹部とが嵌合された状態を示す。図5は、第1端子と第2端子との接続状態を説明するための断面図であり、(a)は、第1端子と第2端子とが非接続である状態、(b)は、取付け方向側の第1端子と第2端子とが接続された状態、(c)は、取出し方向側の第1端子と第2端子とが接続された状態を示す。図6は、電池カバーのスライド状態を説明するための平面図であり、(a)は、第1突出部と第1凹部とが嵌合され、第1端子と第2端子とが非接続である状態、(b)は、第1突出部と第2凹部とが嵌合され、取付け方向側の第1端子と第2端子とが接続された状態、(c)は、第1突出部と第3凹部とが嵌合され、取出し方向側の第1端子と第2端子とが接続された状態を示す。なお、本実施形態では、電池カバー60のスライド方向が回路基板10の長手方向と平行となっており、図1〜図6に白抜き矢印で示すように、スライド方向における、電池カバー60を筐体50に取り付ける方向を取付け方向と示し、電池カバー60を筐体50から取り出す方向を取出し方向と示す。
図1に示すように、電子キー100は、要部として、電波を送信するアンテナ20、及び該アンテナ20に電波の送信を指示する指示信号を出力する制御部30が設けられた回路基板10と、制御部30に駆動電力を供給する電池40と、回路基板10の一部を収容する筐体50と、電池40、及び回路基板10の一部を被覆し、筐体50に対して回路基板10の長手方向にスライド自在に固定された電池カバー60と、を有する。
回路基板10は、図1に示すように、平面形状がコの字状となっており、アンテナ20と制御部30とが設けられた平面矩形状の本体部11と、該本体部11における取出し方向側の端部から取出し方向に延設された2つの付属部12と、を有する。2つ付属部12それぞれには、後述する第2突出部63(電池カバー60)の取付け方向若しくは取出し方向へのスライドをガイドする溝部13が設けられており、該溝部13の底部に、配線14及び制御部30を介して互いに電気的に接続された対をなす第1端子15が2組実装されている。なお、溝部13が、特許請求の範囲に記載の第2溝部に相当する。
図1に示すように、2組の第1端子15は、回路基板10の長手方向に並んで設けられている。取付け方向側の第1端子15aと、後述する第2端子61とが所定時間接続されると、車両のドアを開錠する電波の送信を指示する開錠指示信号が、制御部30からアンテナ20に入力される。これに対し、第1端子15における、取出し方向側の第1端子15bと、第2端子61とが所定時間接続されると、車両のドアを施錠する電波の送信を指示する施錠指示信号が、制御部30からアンテナ20に入力される。
図1に示すように、本体部11に実装されたアンテナ20と制御部30とは、配線16を介して電気的に接続されており、上記した開錠指示信号、若しくは施錠指示信号などの指示信号が、配線16を介して、制御部30からアンテナ20に入力されるようになっている。本実施形態に係るアンテナ20は、電波の受信も兼ねており、該アンテナ20にて受信した電波が電気信号に変換され、変換された電気信号(以下、変換された電気信号を受信信号と示す)が、配線16を介して、制御部30に入力されるようになっている。本実施形態に係る制御部30は、受信信号を処理する機能も有しており、該制御部30にて受信信号に応じた返答信号が生成される。生成された返答信号が、配線16を介して、制御部30からアンテナ20に入力されることで、返答信号を含む電波が送信されるようになっている。スマートエントリーシステムでは、車両と電子キー100との間で複数回の信号の送受信を行うことで、自車両と電子キー100との認証を行っている。
電池40は、後述する筐体50に固定され、導電部材からなる対をなすホルダー55の復元力によって挟持されて、ホルダー55間に保持されている。そして、電池40の電力が、ホルダー55と、回路基板10の電源配線(図示略)とを介して、電池40から制御部30に供給されるようになっている。電池40は、対をなすホルダー55との間に構成された隙間に、取付け方向に沿って挿入することでホルダー55に保持され、対をなすホルダー55との間の隙間から、取出し方向に沿って引き抜くことでホルダー55から外れるようになっている。
筐体50は、図1に示すように、平面形状がコの字状となっており、回路基板10の本体部11を収容する箱状の収容部51と、回路基板10の付属部12を固定し、且つ後述する電池カバー60が回路基板10の長手方向にスライド自在に固定される2つの固定部52と、を有する。該固定部52は、収容部51における取出し方向側の端部から取出し方向に延設されており、固定部52には、後述する第1突出部62(電池カバー60)の取付け方向若しくは取出し方向へのスライドをガイドする溝部53が設けられている。該溝部53の底面には、第1突出部62と嵌合される3つの凹部54が回路基板10の長手方向に並んで設けられており、これら3つの凹部54のいずれかと、第1突出部62とが嵌合されることで、固定部52(筐体50)に電池カバー60が固定されるようになっている。
図1に示すように、取付け方向側の第1凹部54aは、第1凹部54aと第1端子15aとを結んでなる方向が、回路基板10の短手方向に沿うように固定部52に設けられている。そして、第1凹部54aの取出し方向側に隣接する第2凹部54bは、第2凹部54bと第1端子15bとを結んでなる方向が、回路基板10の短手方向に沿うように固定部52に設けられている。また、第1凹部54aと第2凹部54bとの間の距離、及び第2凹部54bと該第2凹部54bの取出し方向側に隣接する第3凹部54cとの間の距離は互いに等しく、且つ第1端子15aと第1端子15bとの間の距離と等しくなっている。以下、第1凹部54aと第2凹部54bとの間の距離を、便宜上、距離Tと示す。なお、溝部53が、特許請求の範囲に記載の第1溝部に相当する。
固定部52には、電池40を挟持し、電池40の駆動電力を回路基板10の電源配線に供給する機能を果たす、対をなすホルダー55が設けられている。図1に示すように、ホルダー55は、2つの固定部52間を架橋するように、一方の端部が一方の固定部52に固定され、他方の端部が他方の固定部52に固定されている。取付け方向側のホルダー55aの中央部は、回路基板10の厚さ方向に沿う方向であり、回路基板10における第1端子15が形成された上面10aの方向に屈曲する凹形状となっている。これに対して、取出し方向側のホルダー55bの中央部は、回路基板10の厚さ方向に沿う方向であり、上面10aの裏面である下面10bの方向に屈曲する凹形状となっている。これにより、対をなすホルダー55の中央部との間に、電池40を挿入して保持するだけの隙間が構成されている。
電池カバー60は、電池40とホルダー55とを保護するとともに、スライドによって第1端子15と第2端子61とを接続することで、指示信号の送信を制御部30に指示するものである。本実施形態に係る電池カバー60は金属によって形成されており、図2及び図3に示すように、回路基板10の厚さ方向に沿う断面形状がコの字状とされている。電池カバー60における固定部52との対向面には、3つの凹部54のいずれかと嵌合される第1突出部62が形成され、電池カバー60における回路基板10との対向面に、第1端子15a,15bいずれかと接続される対をなす第2端子61が形成されている。本実施形態では、電池カバー60における回路基板10との対向面に、電池カバー60から回路基板10に向けて突出する第2突出部63が設けられ、該第2突出部63の先端部が第2端子61としての機能を果たすようになっている。そして、回路基板10の長手方向に沿う、第2突出部63(第2端子61)と第1突出部62との間の距離は、第1凹部54aと第2凹部54bとの間の距離Tと等しくなっている。したがって、第1突出部62と第1凹部54aとが嵌合されている場合、第2突出部63(第2端子61)と第1端子15aとは距離Tだけ離れており、第1突出部62と第2凹部54bとが嵌合されている場合、第2突出部63(第2端子61)と第1端子15aとが接続され、第1突出部62と第3凹部54cとが嵌合されている場合、第2突出部63(第2端子61)と第1端子15bとが接続されるように構成されている。
電池カバー60は、上記した第2端子61、第1突出部62、及び第2突出部63と一体的に形成されており、対をなす第2端子61間が、第2突出部63と電池カバー60における第2端子61間の部位とによって電気的に接続された構成となっている。第2端子61間の電流経路を、図1における第2端子61間を結ぶ破線によって示す。なお、電池カバー60における、第2端子61を除く部位の表面は、絶縁塗料(図示略)によって被覆されており、これによって、電池カバー60と、回路基板10の配線、ホルダー55、若しくはユーザーの指などが電気的に接続されることが抑制された構成となっている。上記した絶縁塗料が、特許請求の範囲に記載の絶縁部材に相当する。
次に、筐体50と電池カバー60との固定状態、第1端子15と第2端子61との接続状態、及び電池カバー60のスライド状態を、図4〜図6に基づいて説明する。なお、図4〜図6それぞれは、同じ状態を示しており、図4(a)が、図5(a)、及び図6(a)に対応し、図4(b)が、図5(b)、及び図6(b)に対応し、図4(c)が、図5(c)、及び図6(c)に対応している。
図4(a)〜図6(a)に示すように、第1突出部62と第1凹部54aとが嵌合された状態では、第1端子15と第2端子61とが非接続状態となっており、収容部51における取出し方向側の端部と電池カバー60における取付け方向側の端部とが接触された状態となっている。上記したように、第2突出部63(第2端子61)と第1突出部62とは距離Tだけ離れているので、この状態において、第2突出部63(第2端子61)と第1端子15aとは、距離Tだけ離れている。
電池カバー60を、第1突出部62と第1凹部54aとが嵌合された状態から、溝部13,53にしたがって、距離Tだけ取出し方向にスライドさせると、第1突出部62と第1凹部54aとの嵌合状態が解除され、図4(b)〜図6(b)に示すように、第1突出部62と第2凹部54bとが嵌合される。上記したように、第1突出部62と第1凹部54aとが嵌合された状態では、第2突出部63(第2端子61)と第1端子15aとは距離Tだけ離れていたので、この状態において、第1端子15aと第2端子61とが接続される。第1端子15aと第2端子61との接続状態が所定時間保たれると、開錠指示信号が制御部30からアンテナ20に入力される。なお、第1突出部62と第2凹部54bとが嵌合された状態では、電池カバー60と収容部51とが距離Tだけ取出し方向に離間するが、図6(b)に示すように、電池40とホルダー55とが電池カバー60によって保護され、外部に露出しないようになっている。これは、第1突出部62と第2凹部54bとが嵌合された状態において、第2凹部54bから取付け方向に沿う電池カバー60の長さが、第2凹部54bから取付け方向に沿う電池40の最大長さよりも長いためである。これにより、開錠指示信号を送信している状態においても、電池カバー60によって電池40とホルダー55とが保護された状態となっている。なお、第1突出部62と第1凹部54aとの嵌合が解除された状態における、筐体50に対する電池カバー60の固定状態は、電池カバー60の復元力によって確保されている。
電池カバー60を、第1突出部62と第2凹部54bとが嵌合された状態から、溝部13,53にしたがって、距離Tだけ取出し方向にスライドさせると、第1突出部62と第2凹部54bとの嵌合状態が解除され、図4(c)〜図6(c)に示すように、第1突出部62と第3凹部54cとが嵌合される。上記したように、第1端子15aと第2端子15bとは距離Tだけ離れているので、この状態において、第1端子15bと第2端子61とが接続される。第1端子15bと第2端子61との接続状態が所定時間保たれると、施錠指示信号が制御部30からアンテナ20に入力される。なお、第1突出部62と第3凹部54cとが嵌合された状態では、電池カバー60と収容部51とが距離2Tだけ取出し方向に離間するが、図6(c)に示すように、電池40とホルダー55とが電池カバー60によって保護され、外部に露出しないようになっている。これは、第1突出部62と第3凹部54cとが嵌合された状態において、第3凹部54cから取付け方向に沿う電池カバー60の長さが、第3凹部54cから取付け方向に沿う電池40の最大長さよりも長いためである。これにより、施錠指示信号を送信している状態においても、電池カバー60によって電池40とホルダー55とが保護された状態となっている。なお、第1突出部62と第2凹部54bとの嵌合が解除された状態における、筐体50に対する電池カバー60の固定状態は、電池カバー60の復元力によって確保されている。
電池カバー60を、第1突出部62と第3凹部54cとが嵌合された状態から、溝部13,53にしたがって、さらに取出し方向にスライドさせると、第1突出部62と第3凹部54cとの嵌合状態が解除され、電池カバー60が筐体50から外れる。これにより、電池40の交換が可能となる。
次に、本実施形態に係る電子キー100の作用効果を説明する。上記したように、電池カバー60をスライドして、第1端子15と第2端子61とを接続することで、制御部30からアンテナ20に、電波の送信を指示する指示信号が入力されるようになっている。すなわち、電池カバー60が、制御部30に指示信号の送信を指示するスイッチの操作子としての機能を果たす構成となっている。したがって、筐体の操作面に操作子が設けられた従来の構成とは異なり、操作子が筐体の外面から突出されない構成となっているので、摩擦などによって、操作子としての機能を果たす電池カバー60がスライドし、電子キー100に誤動作が生じることを抑制することができる。また、操作子によってデザインが限定されないので、意匠性の低下を抑制することができる。さらには、上記したように、電池カバー60が操作子としての機能を果たす構成となっているので、電池カバー60とは別に、操作子が設けられた構成と比べて、操作子の分、部品点数を低減することもできる。これにより、コストを低減することもできる。
本実施形態では、第1端子15と第2端子61とが所定時間接続されると、指示信号が制御部30からアンテナ20に入力されるようになっている。本実施形態で示した電子キー100の場合、第1端子15bと第2端子61とを接続することで、制御部30からアンテナ20に施錠指示信号を入力した後に、電池カバー60を取付け方向にスライドさせることで、第1突出部62と第1凹部54aとを嵌合する場合、第1端子15aと第2端子61とが瞬間的に接続されることとなる。したがって、第1端子15と第2端子61とが接続されたら、直ちに指示信号が制御部30からアンテナ20に入力されるような構成となっている場合、施錠指示信号を入力した後に、施錠状態を確保するためには、電池カバー60を取付け方向にスライドすることができなくなる、という不具合が生じる。これに対して、本実施形態では、指示信号を送信するには、第1端子15と第2端子61との所定時間の接続が必要としているので、上記したような、施錠指示信号を送信した後に、開錠指示信号が送信される、という不具合が生じることを抑制することができる。また、第1端子15と第2端子61との所定時間の接続が必要となっているので、施錠指示信号を入力した後に、電池カバー60のスライド操作を誤って、開錠指示信号が入力されてしまう、という不具合が生じることも抑制することができる。
本実施形態では、電池カバー60の、取付け方向及び取出し方向へのスライドをガイドする溝部13,53が、回路基板10の付属部12、筐体50の固定部52に設けられている。これにより、電池カバー60の、スライドを容易とすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態では、対をなす第1端子15が2組あり、取付け方向側の第1端子15aと第2端子61とが所定時間接続されると、制御部30からアンテナ20に開錠指示信号が入力され、取出し方向側の第1端子15bと第2端子61とが所定時間接続されると、制御部30からアンテナ20に施錠指示信号が入力される例を示した。しかしながら、対をなす第1端子15は1組でもよく、第1端子15と第2端子61とを接続した後に、第1端子15と第2端子61とを非接続状態として、再度、第1端子15と第2端子61とを接続することで、制御部30からアンテナ20に入力される指示信号が、開錠指示信号から施錠指示信号へ、若しくは施錠指示信号から開錠指示信号へと切替わる構成を採用することもできる。この場合、本実施形態で示した構成と比べて、第1端子15の数が低減されるので、電子キー100の体格の増大を抑制することができる。しかしながら、上記した構成の場合、第1端子15と第2端子61とを接続した際に、電池カバー60のスライド位置によって、電子キー100から、開錠指示信号が送信されるのか、それとも施錠指示信号が送信されるのかを判別することができない。これに対して、本実施形態に係る電子キー100では、電池カバー60のスライド位置によって、電子キー100から送信される指示信号を判別することができるので、上記した構成と比べて、操作性を向上することができる。
本実施形態では、電池カバー60が金属によって形成され、対をなす第2端子61間の電気的な接続が、電池カバー60及び第2突出部63によって行われる例を示した。しかしながら、電池カバー60を樹脂によって形成し、電池カバー60における第2端子61間に配線パターンを形成し、該配線パターンによって第2端子61間が電気的に接続された構成を採用することもできる。なお、配線パターンが、特許請求の範囲に記載の導電部材に相当する。
本実施形態では、電子キー100がスマートエントリーシステムに適用された例を示した。しかしながら、電子キー100は、キーレスエントリーシステムに適用することもできる。この場合、アンテナ20は電波を送信する機能のみを有し、制御部30は、第1端子15と第2端子61との接続に応じて、指示信号をアンテナ20に入力する機能のみを有する。
10・・・回路基板
15a,15b・・・第1端子
20・・・アンテナ
30・・・制御部
40・・・電池
50・・・筐体
54a〜54c・・・凹部
60・・・電池カバー
61・・・第2端子
100・・・電子キー

Claims (12)

  1. 電波を送信するアンテナ、及び該アンテナの電波の送信を制御する制御部が設けられた回路基板と、前記制御部に駆動電力を供給する電池と、前記回路基板の一部を収容する筐体と、前記電池、及び前記回路基板の一部を被覆し、前記筐体に対してスライド自在に固定された電池カバーと、を有する電子キーであって、
    前記回路基板における前記電池カバーとの対向面には、前記回路基板の配線と前記制御部とを介して互いに電気的に接続された対をなす少なくとも1組の第1端子が設けられ、
    前記電池カバーにおける前記回路基板との対向面には、互いに電気的に接続された対をなす第2端子が設けられ、
    前記電池カバーのスライドによって、前記第1端子と前記第2端子とが接続されることで、前記制御部から前記アンテナに、電波の送信を指示する指示信号が入力されることを特徴とする電子キー。
  2. 対をなす前記第1端子は、2組あり、
    一方の対をなす前記第1端子と前記第2端子とが接続されると、キーを開錠する電波の送信を指示する開錠指示信号が、前記制御部から前記アンテナに入力され、
    他方の対をなす前記第1端子と前記第2端子とが接続されると、キーを施錠する電波の送信を指示する施錠指示信号が、前記制御部から前記アンテナに入力されることを特徴とする請求項1に記載の電子キー。
  3. 前記第1端子と前記第2端子とが所定時間接続されると、前記制御部から前記アンテナに、前記開錠指示信号、若しくは前記施錠指示信号が入力されることを特徴とする請求項2に記載の電子キー。
  4. 対をなす前記第1端子は、1組あり、
    前記第1端子と前記第2端子とを電気的に接続し、前記第1端子と前記第2端子とを非接続とした後に、再度、前記第1端子と前記第2端子とを電気的に接続することで、前記制御部から前記アンテナに入力される指示信号が、キーを開錠する電波の送信を指示する開錠指示信号から、キーを施錠する電波の送信を指示する施錠指示信号へ、若しくは前記施錠指示信号から前記開錠指示信号へ切替わることを特徴とする請求項1に記載の電子キー。
  5. 前記電池カバーは、前記回路基板の厚さ方向の断面形状が、コの字状とされ、弾性を有する材料によって形成されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の電子キー。
  6. 前記電池カバーは、金属によって形成され、
    前記電池カバーに、前記第2端子は一体的に形成されており、
    前記電池カバーにおける前記第2端子を除く部位の表面は、絶縁部材によって被覆されていることを特徴とする請求項5に記載の電子キー。
  7. 前記電池カバーは、樹脂によって形成され、
    前記電池カバーには、対をなす前記第2端子間を電気的に接続する導電部材が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の電子キー。
  8. 前記第1端子と前記第2端子とが接続された状態において、前記電池の少なくとも一部は、前記電池カバーによって被覆されていることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に記載の電子キー。
  9. 前記電池カバーにおける前記筐体との対向面には、該対向面から前記筐体に向けて突出する第1突出部が設けられ、
    前記筐体における前記電池カバーとの対向面には、前記第1突出部と嵌合される凹部が設けられていることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項に記載の電子キー。
  10. 前記筐体における前記電池カバーとの対向面には、前記第1突出部のスライドをガイドする第1溝部が設けられていることを特徴とする請求項9に記載の電子キー。
  11. 前記電池カバーにおける前記回路基板との対向面には、該対向面から前記回路基板に向けて突出する第2突出部が設けられ、
    該第2突出部の先端に前記第2端子が設けられていることを特徴とする請求項1〜10いずれか1項に記載の電子キー。
  12. 前記回路基板における前記電池カバーとの対向面には、前記第2突出部のスライドをガイドする第2溝部が設けられていることを特徴とする請求項11に記載の電子キー。
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