JP5206260B2 - 平ダイス転造盤 - Google Patents
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Description
また、ボールねじ駆動の平ダイス転造盤では、特許文献1に開示されているように、1対の摺動台の同期を、油圧シリンダ駆動の転造盤と同様に、被転造物の転心と同軸状に同期用ピニオンを回転可能に設け、このピニオンを左右の1対の摺動台に設けた同期用ラックとかみ合うようにするとともに、各摺動台を、1対のボールねじの各々を駆動する1対のサーボモータをNC制御することにより、同期精度を高める方法があった。
前記1対のボールねじ軸の一方に固定された前記第1の歯車と噛み合い、駆動軸に固定した第3の歯車と、前記駆動軸に結合された第1のサーボモータと、
前記駆動軸に前記第3の歯車と直列に回転可能に設置されかつ前記第2の歯車と噛み合うようにされた第4の歯車と、
前記駆動軸を中心に前記駆動軸に回動可能に支持された一対の回転板に、前記駆動軸に回動可能に支持された中間軸と、
前記中間軸に回転可能に支持されかつ前記第4の歯車と噛み合う第5の歯車と、
前記中間軸に回転可能に支持され、前記第5の歯車に固定または一体化されかつ前記第3の歯車と噛み合う第6の歯車と、
前記一対の回転板の少なくとも一方の外周に設けられたラック歯と、
前記ギヤボックスに回転可能に支持され、前記ラック歯と噛み合う第7の歯車を駆動する第2のサーボモータと、を有し、
前記1対の平ダイスの位置をそれぞれ検出するセンサーと、該センサーの検出値から前記1対の平ダイスの、被転造物軸心に対する点対称位置関係からのずれ量を演算し補正量を決定するする補正量決定手段と、
前記補正量に基づき、前記第2のサーボモータを駆動し、前記第7の歯車を駆動させて、前記一対の回転板を回転させて前記第4の歯車と噛み合う前記第2の歯車の、前記第1の歯車に対する、相対的噛み合い位相を変更して、前記1対の平ダイスを被転造物軸心に対して点対称位置になるよう補正する制御手段と、を有することを特徴とする平ダイス転造盤を提供することにより上述した本発明の課題を解決した。
前記補正量に基づき、第2のサーボモータに適切な回転指令を与え、第2のサーボモータを駆動して、第7の歯車を駆動させ前記一対の回転板を回転させて前記第4の歯車と噛み合う前記第2の歯車の、前記第1の歯車に対する、相対的噛み合い位相を変更して、前記1対の平ダイスを被転造物軸心に対して点対称位置になるよう補正するようにしたので、第1のサーボモータの駆動軸に固定した第3の歯車と、一対のボールねじ軸の他方に固定された前記第2の歯車との相対的噛み合い位相を変更して相対的に進めたり、遅らせたりすることができ、1対の平ダイスを被転造物軸心に対して点対称位置になるよう補正することができ、被転造物の軸心に対して、左右平ダイスの位置を、点対称の関係を保って転造加工することができるので、ワークの累積ピッチ誤差が小さい転造加工が可能な平ダイス転造盤を提供するものとなった。
図2に示すように、転造盤本体1のギヤボックス2に、1対のボールねじ軸22、28にはそれぞれ第1の歯車21及び第2の歯車27が固定され、1対のボールねじ軸の一方22に固定された前記第1の歯車21と噛み合い、駆動軸31に固定した第3の歯車20と、前記駆動軸31に結合された第1のサーボモータ18と、前記駆動軸31に第3の歯車20と直列に回転可能に配置されかつ前記第2の歯車27と噛み合うようにされた第4の歯車26が設けられている。
このようにして得られた左右ダイスの位置ずれ量c−bに基づき、図4に示す、中間軸23を駆動軸31回りに所定量回動させることにより、左右ダイス8、11の位相差を補正する具体例について以下に説明する。
図3、図4に示す各歯車20、21、24、25、26、27の噛み合いの位置関係を図2ではピッチ線で示す。本実施例では、各歯車の歯数はすべて異なり、かつ、左右のボールねじ軸28、22の回転数が同一となるよう適宜選択した。このとき、第2のサーボモータ36に指令を与えて、第7の歯車35を回転させることにより、中間軸23、および歯車24、25を主軸31回りに反時計方向に20°回動させた状態を図6に示す。このとき、右ボールねじ軸22に対して、左ボールねじ軸28は、反時計方向に7.8°相対的に回転するようギヤ比を選定した。ボールねじ軸28、22のリードピッチは20mmであり、このとき、右摺動台9に対して左摺動台8は0.43mm位相がずれることになる。また、第2のサーボモータ36を逆方向に回転させ、図7の状態とすれば、右摺動台9に対して左摺動台8を逆方向にずらすこともできる。適切な指令値で前記サーボモータ36を駆動し、中間軸23を駆動軸31を中心に所定量だけ回動することにより、左右のボールねじ軸22、28の回転位相をずらし、左右ダイス10、11の位置ずれを補正し、被転造物6軸心7に対して点対称に位置決めすることができる。すなわち、右摺動台9に対する左摺動台8の位相を、第2のサーボモータ36に任意の指令を与えることにより制御できることにより、第6の歯車24と一対のボールねじ軸の他方28に固定された第2の歯車27との相対的噛み合い位相ををずらし、1対の平ダイス10、11を被転造物6軸心7に対して点対称位置に位置決めすることができる。
図5の別の実施例で示すように、ボールねじの軸間ピッチが広い場合は、ギヤ連結にアイドルギヤ46を適宜挿入すればよい。
また、本実施例では、駆動軸まわりの中間軸の回動は、ラック歯34と噛み合う第7の歯車35を介して第2のサーボモータにより駆動位置決めするようにしたが、リンク機構を介して油圧シリンダにより駆動、位置決めしてもよい。
さらに、本実施例では平ダイスの位置検出センサーは各摺動台に位置検出用スケールを設置したが、各摺動台の加工端位置を図1の16、17で示すセンサーに、渦電流変位計、またはレーザー式変位計、差動トランスなどの変位センサーに替えて、検出するようにしてもよい。
このような構造の転造盤では、左右のボールねじ軸が歯車で連結されているので、同期運転は機械的に保証されており、低速で食いつき、途中から高速に切り替える場合でも常に安定した同期が得られ、かつ、左右摺動台は自重で落下することは無く、機械的に重量バランスがとれている。このため、ボールねじ駆動用のサーボモータにより、各摺動台の自重を支える必要は無く、転造加工に必要な動力があれば良いため、各ボールねじを個別のサーボモータで駆動する場合に比べ小容量のモータで良く、エネルギー効率がよい。
前記補正量に基づき、第2のサーボモータに適切な回転指令を与え、第2のサーボモータを駆動して、第7の歯車を駆動させ前記一対の回転板を回転させて前記第4の歯車と噛み合う前記第2の歯車の、前記第1の歯車に対する、相対的噛み合い位相を変更して、前記1対の平ダイスを被転造物軸心に対して点対称位置になるよう補正するようにしたので、第1のサーボモータの駆動軸に固定した第3の歯車と、一対のボールねじ軸の他方に固定された前記第2の歯車との相対的噛み合い位相を変更して相対的に進めたり、遅らせたりすることができ、1対の平ダイスを被転造物軸心に対して点対称位置になるよう補正することができ、被転造物の軸心に対して、左右平ダイスの位置を、点対称の関係を保って転造加工することができるので、ワークの累積ピッチ誤差が小さい転造加工が可能な平ダイス転造盤を提供するものとなった。
10、11:一対の平ダイス、13、15:センサー、18:第1のサーボモータ
20:第3の歯車、21:第1の歯車、22:1対のボールねじ軸の一方
23:中間軸、24:第6の歯車、25:第5の歯車、26:第4の歯車
27:第2の歯車、28:1対のボールねじ軸の他方、29、30:一対の回転板
31:駆動軸、34:ラック歯,36:第2のサーボモータ
Claims (1)
- 1対の平ダイスを被転造物軸心に対して点対称位置に平行に配置し、該平ダイス間に被転造物を支持センター間で回転可能に支持して平ダイス間に挟持し、転造盤本体に一端を軸受で支持するよう設置された1対のボールねじ軸の駆動により、平ダイスを相対的に同期移動させ被転造物外周にインボリュートスプラインまたは歯車を塑性加工する転造盤であって、転造盤本体のギヤボックスに、前記1対のボールねじ軸にそれぞれ固定された第1の歯車及び第2の歯車と、
前記1対のボールねじ軸の一方に固定された前記第1の歯車と噛み合い、駆動軸に固定した第3の歯車と、前記駆動軸に結合された第1のサーボモータと、
前記駆動軸に前記第3の歯車と直列に回転可能に設置されかつ前記第2の歯車と噛み合うようにされた第4の歯車と、
前記駆動軸を中心に前記駆動軸に回動可能に支持された一対の回転板に、前記駆動軸に回動可能に支持された中間軸と、
前記中間軸に回転可能に支持されかつ前記第4の歯車と噛み合う第5の歯車と、
前記中間軸に回転可能に支持され、前記第5の歯車に固定または一体化されかつ前記第3の歯車と噛み合う第6の歯車と、
前記一対の回転板の少なくとも一方の外周に設けられたラック歯と、
前記ギヤボックスに回転可能に支持され、前記ラック歯と噛み合う第7の歯車を駆動する第2のサーボモータと、を有し、
前記1対の平ダイスの位置をそれぞれ検出するセンサーと、該センサーの検出値から前記1対の平ダイスの、被転造物軸心に対する点対称位置関係からのずれ量を演算し補正量を決定するする補正量決定手段と、
前記補正量に基づき、前記第2のサーボモータを駆動し、前記第7の歯車を駆動させて、前記一対の回転板を回転させて前記第4の歯車と噛み合う前記第2の歯車の、前記第1の歯車に対する、相対的噛み合い位相を変更して、前記1対の平ダイスを被転造物軸心に対して点対称位置になるよう補正する制御手段と、を有することを特徴とする平ダイス転造盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008232047A JP5206260B2 (ja) | 2008-09-10 | 2008-09-10 | 平ダイス転造盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008232047A JP5206260B2 (ja) | 2008-09-10 | 2008-09-10 | 平ダイス転造盤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010064101A JP2010064101A (ja) | 2010-03-25 |
JP5206260B2 true JP5206260B2 (ja) | 2013-06-12 |
Family
ID=42190150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008232047A Active JP5206260B2 (ja) | 2008-09-10 | 2008-09-10 | 平ダイス転造盤 |
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- 2008-09-10 JP JP2008232047A patent/JP5206260B2/ja active Active
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