JP5205700B2 - セラミックス基板の焼成装置およびセラミックス基板の焼成方法 - Google Patents

セラミックス基板の焼成装置およびセラミックス基板の焼成方法 Download PDF

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Description

本発明はセラミックス基板の焼成装置およびセラミックス基板の焼成方法に関するものである。
セラミックス基板を焼成する焼成装置において、セラミックス基板の反りをなくすために基板を加圧して焼成する方法が用いられていた。しかし、焼成時に加圧することによりセラミックス基板が変形したり、クラックが発生したりし易くなるといった問題や、焼成後のセラミックス基板の残留応力が大きくなり、セラミックス基板の機械強度を低下させるといった問題があった。
この問題を解決するために、セラミックス基板を焼成する焼成治具間にスペーサを設け、スペーサによりセラミックス基板と焼成治具との間に所定間隔を設けて配置し、セラミックス基板とスペーサの熱膨張を略同一とすることにより、セラミックス基板と焼成治具との所定間隔を一定に保ちセラミックス基板の反りを低減し、セラミックス基板の機械強度を向上させるものが、特許文献1に開示されている。
特開平10−242645公報
しかし、上記の発明ではセラミックス基板は所定間隔を一定に保って焼成されるので、焼成によって生じる反りが残存する可能性がある、といった問題点がある。特に、燃料極支持型の固体酸化物型燃料電池のように、多孔質な支持体と緻密薄膜を一体焼成する場合、多孔質な支持体の焼結による収縮と緻密薄膜の焼結による収縮、および熱膨張率に起因した収縮のマッチングを取ることが難しく、反りが発生し易い。燃料電池に反りが発生すると、体積利用効率の高い積層構造を実現することが困難となり、燃料電池の体積エネルギー密度が低下しする。また、セパレータなどとの接触が不均一になり、接触抵抗の増加による燃料電池の出力低下、発電反応の偏りによる単位セルの劣化などが生じることとなる。従って、焼成時の反りを低減することが極めて重要となる。反りを防止するためには、加圧焼成を実施することが望ましいが、加圧焼成により上記した問題が発生する。その他、多孔質な支持体の収縮が阻害されるために、表面に形成した緻密薄膜の緻密化が不十分になることや、多孔質な支持体の気孔が潰れるなどの問題も発生する。
一方で、上記の発明では緻密なセラミックス基板を得ることが難しい。即ち、緻密なセラミックス基板を得るためには、焼成時に加圧することで、セラミックス基板に内在する気孔を潰す必要があるが、常にセラミックス基板が非加圧な状態では、気孔を潰すことが困難である。特に、電解質支持型の固体酸化物型燃料電池のように、電解質(セラミックス基板)が支持体となる場合、気孔が基板内に内在するほど電解質のイオン伝導性が低下するために、燃料電池の出力が低下することや、電解質の強度が低くなるために、構造体としての信頼性が低くなる危険性がある。緻密なセラミックス基板を得るためには、加圧焼成することが望ましいが、上記した加圧焼成時の問題が発生する。
以上記載したように、セラミックス基板の焼成を実施するにあたり、例えば固体酸化物型燃料電池に使用される多孔質支持体と緻密薄膜の一体焼成の場合には、反りを防止し、且つ従来の加圧焼成時に起こる問題を防止する方法が求められる。一方、電解質として使用されるセラミックス基板を焼成する場合には、内在する気孔を潰して緻密化を促進し、且つ従来の加圧焼成時に起こる問題を防止する方法が求められる。このいわゆるトレードオフの問題を解決することは、特に固体酸化物型燃料電池の焼成においては極めて重要であるが、その技術的な難易度は高く、従来技術では十分に対応できない。
本発明ではこのような問題点を解決するために発明されたもので、セラミックス基板の反り、クラックの発生、基板の収縮の阻害、残留応力など、従来技術では単独でしか解決することのできなかった課題をいずれも解決することができる、セラミックス基板を得るための焼成装置、およびその方法を提供することを目的とする。
本発明では、第1のセッターと、第1のセッターと向かい合う第2のセッターと、第1のセッターと第2のセッターとの間に、第1のセッターと当接するスペーサと、第1のセッターと第2のセッターとの間に、配置するセラミックス基板と、を備え、スペーサの温度変化に伴う熱膨張または熱収縮により、第1のセッターと第2のセッターとの距離を変化させて、セラミックス基板の焼成温度でセラミックス基板を非加圧状態とし、焼鈍温度でセラミックス基板を加圧状態とする
また、第1のセッターと、第1のセッターと向かい合う第2のセッターと、第1のセッターと第2のセッターとの間にスペーサと、を備え、第1のセッターと第2のセッターとの間に、セラミックス基板を配置し、セラミックス基板を焼成するセラミックス基板の焼成方法において、第1のセッターと第2のセッターとの間にセラミックス基板を配置する工程と、セラミックス基板を焼成する焼成工程と、焼成したセラミックス基板を焼鈍する焼鈍工程と、を備える。そして、スペーサの温度変化に伴う熱膨張または熱収縮により、第1のセッターと第2のセッターとの距離を変化させて、焼成工程と焼鈍工程との間でセラミックス基板の加圧状態と非加圧状態を切り替え、焼成工程は、セラミックス基板を非加圧状態とし、焼鈍工程は、セラミックス基板を加圧状態とする
本発明によると、セラミックス基板を焼成する場合と、焼鈍する場合とにおいて、セラミックス基板の加圧状態と、非加圧状態とを切り替えることで、緻密なセラミックス基板を焼成する際には十分に緻密で、残留応力の小さいセラミックス基板を得ることができ、多孔質な支持体/緻密薄膜を焼成する際には、緻密薄膜の緻密化が十分に達成され、多孔質な支持体の多孔構造が保たれ、更に反りの小さなセラミックス基板を得ることができる。
本発明の第1実施形態のセラミックス基板の焼成装置1について図1の概略構成図を用いて説明する。
この実施形態の焼成装置1は、位置を固定されたセッター2と、セッター2の上に設けた台座3と、台座3の更に上に設け、セラミックス基板7を載せる台座4と、セラミックス基板7を台座4とにより加圧するセッター5と、セッター2とセッター5との間に設けられ、セッター2と連結するスペーサ6と、を備える。
セッター2は、耐熱合金、セラミックスなどを用いる。例えば耐熱合金としては、インコネル600、インバー、42アロイを用い、セラミックスとしては、コージェエライト、ムライト、アルミナ、ジルコニアを用いる。なお、これらの材料に限定されることはない。
台座3は、ジルコニアであり、温度が25℃の場合の厚さは50.000mmであり、熱膨張係数は10×10-6/℃である。
台座4は、ジルコニアであり、温度が25℃の場合の厚さは0.500mmであり、熱膨張係数は10×10-6/℃である。
セッター5は、セッター2と同様の材料を使用する。なお、セッター3は焼成時にセラミックス基板7と接触するので、焼成時、例えば1400℃においてセラミックス基板7と化学反応を起こさない材料とする。
スペーサ6は、コージェエライトであり、温度が25℃の場合の高さは51.842mmであり、熱膨張係数係数は2×10-6/℃である。なお、スペーサ6としてセッター2と同じように耐熱合金、セラミックスなどを用いてもよい。
セラミックス基板7は、例えばNi−YSZなどのサーメット材料のグリーンシートである。グリーンシートでの厚さは1.000mmであり、焼成後は厚さ0.900mmのセラミックスとなる。
次に、焼成装置1によるセラミックス基板7の製造方法について図2のフローチャートと、図3の工程図を用いて説明する。なお、以下においてスペーサ6の高さをH1mmとし、台座3と台座4とセラミックス基板7との各厚さを合わせた高さをH2mmとする。
ステップS100は、セラミックス基板7のグリーンシートを台座4に配置する工程である。焼成装置1の温度を25℃とする。この場合H1は51.842であり、H2は、
50.000+0.500+1.000=51.500・・・式(1)
となる。スペーサ6の高さH1が台座3と台座4とセラミックス基板7との各厚さを合わせた高さH2よりも大きいので、セラミックス基板7とセッター5との間には隙間があり、セラミックス基板7は非加圧状態である(図3中、(a))。
ステップS101は、昇温工程であり、焼成装置1を1400℃まで昇温する。このとき、焼成装置1の温度が1100℃まで上昇すると、H1は、
51.842+51.842×(1100−25)×2×10-6=51.953・・・式(2)
となり、H2は、
50.000+50.000×(1100−25)×10×10-6+0.500+0.500×(1100−25)×10×10-6+1.000+1.000×(1100−25)×10×10-6=52.953・・・式(3)
となる。H1がH2よりも小さくなるので、セラミックス基板7はセッター5と接触し、台座3、4とセッター5とにより加圧される(図3中、(b))。つまり、昇温工程において、セラミックス基板7は非加圧状態から加圧状態に切り替わる。
ステップS102は焼成工程であり、焼成装置1を1400℃で維持し、セラミックス基板7を本焼成する。このとき、H1は、
51.842+51.842×(1400−25)×2×10-6=51.985・・・式(4)
となり、H2は、
50.000+50.000×(1400−25)×10×10-6+0.500+0.500×(1400−25)×10×10-6+1.000+1.000×(1400−25)×10×10-6=52.107・・・式(5)
となり、セラミックス基板7は台座3、4とセッター5とにより加圧される(図3中、(c))。なお、焼成により、セラミックス基板7の材料が焼結し、セラミックス基板7の厚さは0.900mmとなる。加圧して本焼成を行うことで緻密なセラミックス基板7を得ることができる。
ステップS101、102において、セラミックス基板7をセッター5の重量を用いて加圧するが、セッター5の上部から荷重を加えて、セラミックス基板7を加圧しても良い。
ステップS103は、焼鈍工程であり、焼成装置1を1100℃まで冷却し、維持する。これによりセラミックス基板7を焼鈍する。このとき、H1は、
51.842+51.842×(1100−25)×2×10-6=51.953・・・式(6)
となり、H2は、
50.000+50.000×(1100−25)×10×10-6+0.500+0.500×(1100−25)×10×10-6+0.900+0.900×(1100−25)×10×10-6=51.953・・・式(7)
となる。H1とH2が等しくなる。つまり、焼成装置1の温度を下げることで、セラミックス基板7は加圧状態から非加圧状態へ切り替わる(図3中、(d))。本焼成後に1100℃によって非加圧状態で焼鈍することで、残留応力の小さなセラミックス基板7を得ることができる。
ステップS104は冷却工程であり、焼成装置1を25℃まで冷却する(図3中、(e))。このとき、H1は、51.842であり、H2は、
50.000+0.500+0.900=51.400・・・式(8)
となる。
以上のようにスペーサ6と台座3、4との熱膨張量、熱伸縮量の差によって、焼成工程ではセラミックス基板7を加圧状態で焼成し、焼鈍工程ではセラミックス基板7を非加圧状態で焼鈍することで、反りを防止し、更に残留応力が小さいセラミックス基板7を得ることができる。
なお、焼成装置1について、材質の厚さなどは上記に限られることはなく、焼成工程においてセラミックス基板7を加圧状態で焼成し、焼鈍工程においてセラミックス基板7を非加圧状態で焼鈍できればよい。また、ステップS100におけるセラミックス基板7とセッター5との間の隙間は、焼成工程でセラミックス基板7を加圧状態とし、さらに所望する圧力で焼成できるように設定する。
次に、この実施形態のセラミックス基板7の製造方法の時間に対する焼成装置1の温度変化を図4のタイムチャートを用いて説明する。
時間t0において、焼成装置1は室温(例えば25℃)であり、焼成装置1の昇温を開始する。このときスペーサの高さH1は、台座3と台座4とセラミックス基板7との各厚さを合わせた高さH2よりも高いので、セラミックス基板7は非加圧状態である。
時間t1において、焼成装置1の温度が上昇し、約1100℃となるとH1よりもH2が高くなり、セラミックス基板7とセッター5とが接触し、セラミックス基板7はセッター2、台座3、4とセッター5によって加圧される。
時間t2において、焼成装置1の温度が1400℃となると、焼成装置1の温度を一定に保ち、セラミックス基板7を焼成する。焼成工程でもH1よりもH2が高いので、セラミックス基板7は加圧状態である。セラミックス基板7を加圧して焼成するので、反りが小さく、緻密なセラミックス基板7を得ることができる。
時間t3において、焼成を終了し、焼鈍を行うために焼成装置1の冷却を開始する。
時間t4において、焼成装置1の温度が1100℃となると、焼成装置1の温度を一定に保ち、セラミックス基板7を焼鈍する。焼鈍工程では、H1がH2よりも高くなるので、セラミックス基板7がセッター5と当接せず、セラミックス基板7は非加圧状態となる。非加圧状態でセラミックス基板7を焼鈍するので、残留応力の小さなセラミックス基板7を得ることができる。
時間t5において、焼鈍工程によってセラミックス基板7の残留応力の除去を終了すると、焼成装置1の冷却を開始し、焼成装置1の温度が室温となるまで冷却する。
この実施形態の焼成装置1によって製造されたセラミックス基板7を用いた固体電解質型燃料電池(以下、燃料電池とする)について、図5を用いて説明する。図5は電解質支持型の固体電解質型燃料電池の単位セル20の概略構成図であり、燃料電池は単位セル20を複数積層して構成される。
単位セル20は、電解質22と、電解質22の一方の表面に設けた燃料極膜21と、燃料極21と接する面と対峙する面に設けた空気極23と、燃料極21に水素を供給し、また空気極23に空気を供給するセパレータ24と、を備える。隣接する単位セル20はセパレータ24によって物理的に分離される。
燃料極21は例えばNi−YSZなどのサーメット材料を使用し、電解質膜22は例えばYSZなどの安定化ジルコニアを使用する。また空気極23はペロブスカイト型酸化物などを使用する。
電解質支持型の燃料電池においては、電解質22の表面に燃料極21および空気極23の薄膜を形成し、電解質22の厚さを比較的厚する。単位セル20を積層した場合に、主に電解質22の機械強度によって単位セル20の変形などを防止する。このため、電解質22は緻密で残留応力の少ないセラミックス基板であることが望ましい。
電解質22を形成する場合には、電解質22の原料粉を分散させたスラリーをドクターブレード法によってグリーンシート化し、焼成装置1によって焼成し、電解質膜22を焼結させ、緻密な電解質22のセラミックス基板7を得る。この際、セラミックス基板7を緻密化するためには、内在する気孔を潰すよう、焼成時に加圧することが望ましい。その一方で、常に加圧された状態では、焼鈍工程における残留応力の除去が不十分となり、セラミックス基板7の機械的強度が低下する恐れがある。
それに対して、この実施形態では、焼成工程を加圧で行うことにより電解質22の緻密化を促進させ、また焼鈍工程を非加圧状態で行うことにより残留応力を低減することができる。
本発明の第1実施形態の効果について説明する。
この実施形態では、セッター2とセッター5との間にスペーサ6を配置し、セラミックス基板7を焼成する焼成装置1において、焼成温度ではセッター2とセッター5とよって、セラミックス基板7を加圧状態とし、焼鈍温度ではセッター5をスペーサ6によって支持し、セラミックス基板7とセッター5との間に隙間を生じさせて、セラミックス基板7を非加圧状態とする。焼成を行う際にセラミックス基板7を加圧状態にすることで緻密化を促進し、焼鈍を行う際にセラミックス基板7を非加圧状態にすることで残留応力が少ないセラミックス基板7を得ることができる。
セッター2に台座3、4を配置し、セラミックス基板7とセッター5との間に隙間を設けて台座4にセラミックス基板7を配置する。そして、焼成を行う際にはスペーサ6の熱膨張量よりも台座3、4の熱膨張量が大きくなるようにし、セラミックス基板7を加圧状態で焼成する。また焼鈍を行う際にはスペーサ6の熱膨張量よりも台座3、4の熱膨張量が小さくなるようにし、セラミックス基板7を非加圧状態で焼鈍する。焼成装置1の熱膨張量によって、セラミックス基板7を加圧状態、非加圧状態を切り替えるので、簡易な装置によって緻密で残留応力の小さなセラミックス基板7を得ることができる。
次に本発明の第2実施形態のセラミックス基板17の焼成装置10について図6の概略構成図を用いて説明する。ここでセラミックス基板17は、多孔質なセラミックス基板の表面に緻密なセラミックス薄膜が形成されたものである。
この実施形態の焼成装置10は、位置を固定されたセッター2と、セッター2の上に設けた台座13と、台座13の更に上に設け、セラミックス基板17を載せる台座14と、セラミックス基板17を台座14とにより加圧するセッター5と、セッター2とセッター5との間に設けられ、セッター5を支えるスペーサ16と、を備える。なお、第1実施形態と第2実施形態で同じ構成の部材については第1実施形態と第2実施形態で同じ番号を付し、ここでの説明は省略する。
台座13は、コージェエライトであり、温度が25℃の場合の高さは50.0mmであり、熱膨張係数は2×10-6/℃である。
台座14は、コージェエライトであり、温度が25℃の場合の高さは0.5mmであり、熱膨張係数は2×10-6/℃である。
スペーサ16は、ジルコニアであり、温度が25℃の場合の厚さは51.0mmであり、熱膨張係数は10×10-6/℃である。なお、スペーサ6としてセッター2と同じように耐熱合金、セラミックスなどを用いてもよい。
次に、焼成装置10によるセラミックス基板17の製造方法について図7のフローチャートと、図8の工程図を用いて説明する。なお、以下においてスペーサ16の高さをH11とし、台座13と台座14とセラミックス基板17との各厚さを合わせた高さをH12とする。
ステップS200は、室温においてセラミックス基板17のグリーンシートを台座14に配置する工程である。ここでは、焼成装置1の温度は室温、例えば25℃とする。この場合、H11は51.0mmであり、H12は、
50.000+0.500+1.000=51.500(mm)・・・式(9)
となる。スペーサ6の高さH11が台座13と台座14とセラミックス基板17との各厚さを合わせた高さH12よりも小さいので、セラミックス基板17は、セッター2と台座13、14と、セッター5とにより加圧される(図8中、(a))。
ステップS201は、昇温工程であり、焼成装置10を1400℃まで昇温する。このとき、焼成装置10の温度が1100℃の場合には、H11は、
51.000+51.000×(1100−25)×10×10-6=51.548(mm)・・・式(10)
となり、H12は、
50.000+50.000×(1100−25)×10×10-6+0.500+0.500×(1100−25)×10×10-6+1.000+1.000×(1100−25)×10×10-6=51.624(mm)・・・式(11)
となる。セラミックス基板17はステップS200と同様に加圧される(図8中、(b))。
ステップS202は焼成工程であり、焼成装置10を1400℃で維持し、セラミックス基板17を本焼成する。この場合、H11は、
51.000+51.000×(1400−25)×10×10-6=51.702(mm)・・・式(12)
となり、H12は、
50.000+50.000×(1400−25)×2×10-6+0.500+0.500×(1400−25)×10×10-6+0.900+0.900×(1400−25)×10×10-6=51.560(mm)・・・式(13)
となり、H11がH12よりも大きくなるので、セラミックス基板17とセッター5との間に隙間が生じ、セラミックス基板17は非加圧状態となる(図8中、(c))。
なお、焼成により、セラミックス基板17の厚さは0.900mmとなり、セラミックス基板17を非加圧で焼成するので、セラミックス基板17には最大でセッター5との間に生じた隙間分だけ反りが発生する(図8中、(d))。
ステップS203は焼鈍工程であり、焼成装置10を1100℃まで冷却し、維持する。これによりセラミックス基板17を焼鈍する。この場合、H11は、
51.000+51.000×(1100−25)×10×10-6=51.548(mm)・・・式(14)
となり、セラミックス基板17に反りが0.2mm発生しているとするとH12は、
50.000+50.000×(1100−25)×2×10-6+0.500+0.500×(1100−25)×10×10-6+0.900+0.900×(1100−25)×10×10-6+0.2=51.718(mm)・・・式(15)
となり、セラミックス基板17は加圧される。ここでは焼成装置10の温度が1100℃と比較的に高く、セラミックス基板17は加圧されるので、ステップS202で発生した反りが矯正される(図8中、(e)、(f))。
ステップS204は冷却工程であり、焼成装置10の温度を室温、例えば25℃まで冷却する(図8中、(g))。この場合、H11は、51.000mmであり、H12は、
50.000+0.500+0.900=51.400(mm)・・・式(8)
なり、セラミックス基板17は加圧状態で冷却される。
以上のように焼成工程ではセラミックス基板17を非加圧状態で焼成し、焼鈍工程ではセラミックス基板17を加圧状態で焼鈍することで、多孔質セラミックス基板の反りを防止し、気孔率が高く、更に緻密薄膜の緻密化が十分に進行した、セラミックス基板17を得ることができる。なお、反りが完全に矯正(除去)されるように焼成装置10のスペーサ16、台座13などの材料、寸法などを設定することが望ましい。
次に、この実施形態のセラミックス基板17の製造方法の時間に対する焼成装置10の温度変化を図9のタイムチャートを用いて説明する。
時間t0において、焼成装置10は室温であり、焼成装置10の昇温を開始する。このときスペーサ6の高さH11は、台座13と台座14とセラミックス基板17との各厚さを合わせた高さH12よりも低いので、セラミックス基板17はセッター2と台座13、14と、セッター5と、により加圧される。
時間t1において、焼成装置10の温度が1400℃となると、焼成装置10の温度を一定に保ち、セラミックス基板17を本焼成する。焼成工程ではH11がH12よりも高いので、セラミックス基板17は非加圧状態となる。セラミックス基板17を非加圧状態で焼成するので、気孔率が高く、残留応力が小さいセラミックス基板17を得ることができる。
時間t2において、本焼成を終了し、焼鈍を行うために焼成装置10の温度を低くする。焼成装置10の温度低下に伴うスペーサ16と、台座13、14とセラミックス基板17と、の熱収縮によりセラミックス基板17とセッター5との距離が次第に短くなり、距離がゼロとなるとセラミックス基板17は、セッター2と台座13、14と、セッター5と、により加圧される。なお、本焼成によってセラミックス基板17が焼結する際に反りが発生し、セラミックス基板17の一部がセッター5と接触した場合には、焼成工程からセラミックス基板17は加圧される。この際には、セラミックス基板17には反り力に対する反力のみが加圧されるので、セッター5の自重全てで加圧する場合に比べて加圧力は小さく、セラミックス基板17の収縮を阻害することや、セラミックス基板17の気孔を潰すことがない。
時間t3において、焼成装置10の温度が1100℃となると、焼成装置10の温度を一定に保ち、セラミックス基板17を焼鈍する。焼鈍工程では、H11よりもH12が高い場合にはセラミックス基板17はセッター2と台座13、14と、セッター5と、により加圧される。セラミックス基板17が加圧された状態で焼鈍を行うので、焼成工程で反りが発生した場合でも、反りを矯正して、略フラットなセラミックス基板17を得ることができる。
時間t4において、焼鈍工程によってセラミックス基板17の反りの矯正を終了し、焼鈍が終了すると、焼成装置10の冷却を開始し、焼成装置10の温度が室温となるまで冷却する。
この実施形態の焼成装置10によって製造されたセラミックス基板17を燃料電池に使用することができる。この場合に作製されるセラミックス基板17は、燃料極支持型の燃料電池として使用される。この燃料電池の単位セルの概略構成は図5に示す構成と同じである。
燃料極支持型の燃料電池においては、燃料極21の表面に電解質膜22の薄膜を形成し、燃料極21の厚さを比較的厚くし、電解質膜22の厚さを薄く構成する。単位セル20を積層した場合に、主に燃料極21の機械強度によって単位セル20の変形などを防止する。
燃料極21と電解質膜22とを形成する場合には、生基板(グリーンシート)、または仮焼きの燃料極21の基板に電解質膜22の原料をスクリーン印刷などの方法によって成膜した後に、焼成装置10によって焼成し、燃料極21と電解質膜22とを焼結させ、燃料極21と電解質膜22とを一体焼成する(燃料極21と電解質膜22とを一体にしたものを燃料極支持体(セラミックス基板17)とする)。
例えば燃料極21と電解質膜22とを焼成する場合に燃料極21と電解質膜22とが焼結により、それぞれ体積収縮を起こす。このとき非加圧状態で焼成すると、燃料極支持体に反りが発生する可能性がある。特に燃料極21と電解質膜22との熱膨張率差が大きく異なる材料である場合には、その後の降温工程において、燃料極支持体に発生する反りが大きくなる危険性がある。
燃料極支持体に反りが発生すると単位セル20を積層した場合に、体積利用効率の高い積層構造を実現することが困難となり、燃料電池の体積エネルギー密度が低下しする。また、セパレータなどとの接触が不均一になり、接触抵抗の増加による燃料電池の出力低下、発電反応の偏りによる単位セル20の劣化などが生じる。
燃料極支持体に生じる反りをなくすためには、燃料極21と電解質膜22とを加圧状態で焼成を行う方法があるが、電解質膜22の緻密化が不十分となる危険性がある。即ち、電解質膜22の緻密化は、支持体の燃料極21が水平方向へ収縮することで促進されるが、加圧状態で焼成する場合には、セッター2および5などによって燃料極21を拘束することとなるため、電解質膜の緻密化が不十分となる。また、燃料極21は多孔質であることが求められるが、加圧することで気孔が潰れて多孔構造が損なわれる危険性がある。
それに対して、この実施形態では、焼成工程を非加圧で行うことにより燃料極支持体の収縮が阻害されることなく、結果電解質22の緻密化が十分に促進され、また焼鈍工程を加圧状態で行うことにより燃料極支持体に生じた反りを矯正することができる。
本発明の第2実施形態の効果について説明する。
この実施形態では、焼成温度ではセッター5をスペーサ16によって支持しセラミックス基板17を非加圧状態とし、焼鈍温度ではセッター5とセッター2とによって、セラミックス基板17を加圧状態とする。焼成を行う際にセラミックス基板17を非加圧状態とすることで、セラミックス基板17の収縮を阻害することがないため、表面に形成された緻密薄膜(電解質22)の緻密化を十分に進行させることが可能であり、多孔質な支持体(燃料極21)の気孔率を確保することができ、焼鈍を行う際にセラミックス基板17を加圧状態とすることで、反りを矯正することができる。これにより、略フラットな単位セルを得ることができ、積層時に体積利用効率の高い燃料電池を得ることができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
燃料極支持型の固体電解質型燃料電池などに利用することができる。
本発明の第1実施形態の焼成装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態のセラミックス基板を製造方法を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態のセラミックス基板の製造工程を示す図である。 本発明の第1実施形態の焼成装置の温度変化を示すタイムチャートである。 本発明の実施形態で製造したセラミックス基板を用いた固体電解質型燃料電池の概略構成図である。 本発明の第2実施形態の焼成装置の概略構成図である。 本発明の第2実施形態のセラミックス基板を製造方法を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態のセラミックス基板の製造工程を示す図である。 本発明の第2実施形態の焼成装置の温度変化を示すタイムチャートである。
符号の説明
1、10 焼成装置
2 セッター(第1のセッター)
3、13 台座
4、14 台座
5 セッター(第2のセッター)
6、16 スペーサ
7、17 セラミックス基板
20 固体電解質型燃料電池

Claims (4)

  1. 第1のセッターと、
    前記第1のセッターと向かい合う第2のセッターと、
    前記第1のセッターと前記第2のセッターとの間に、前記第1のセッターと当接するスペーサと、
    前記第1のセッターと前記第2のセッターとの間に、配置するセラミックス基板と、を備え、
    前記スペーサの温度変化に伴う熱膨張または熱収縮により、前記第1のセッターと前記第2のセッターとの距離を変化させて、前記セラミックス基板の焼成温度で前記セラミックス基板を非加圧状態とし、焼鈍温度で前記セラミックス基板を加圧状態とすることを特徴とするセラミックス基板の焼成装置。
  2. 前記第1のセッターと前記セラミックス基板との間に台座を備え、
    前記スペーサと前記台座との温度変化に伴う熱膨張量または熱収縮量の差によって、前記焼成温度で前記セラミックス基板を前記非加圧状態とし、前記焼鈍温度で前記セラミックス基板を前記加圧状態とすることを特徴とする請求項1に記載のセラミックス基板の焼成装置。
  3. 第1のセッターと、
    前記第1のセッターと向かい合う第2のセッターと、
    前記第1のセッターと前記第2のセッターとの間にスペーサと、を備え、
    前記第1のセッターと前記第2のセッターとの間に、セラミックス基板を配置し、前記セラミックス基板を焼成するセラミックス基板の焼成方法において、
    前記第1のセッターと前記第2のセッターとの間にセラミックス基板を配置する工程と、
    前記セラミックス基板を焼成する焼成工程と、
    焼成した前記セラミックス基板を焼鈍する焼鈍工程と、を備え、
    前記スペーサの温度変化に伴う熱膨張または熱収縮により、前記第1のセッターと前記第2のセッターとの距離を変化させて、前記焼成工程と前記焼鈍工程との間で前記セラミックス基板の加圧状態と非加圧状態を切り替え、
    前記焼成工程は、前記セラミックス基板を非加圧状態とし、
    前記焼鈍工程は、前記セラミックス基板を加圧状態とすることを特徴とするセラミックス基板の焼成方法。
  4. 前記第1のセッターと前記セラミックス基板との間に台座を備え、
    前記スペーサと前記台座との温度変化に伴う熱膨張量または熱収縮量の差によって、前記焼成工程では、前記セラミックス基板を前記非加圧状態とし、前記焼鈍工程では、前記セラミックス基板を前記加圧状態とすることを特徴とする請求項3に記載のセラミックス基板の焼成方法。
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