JP5204985B2 - 芯金セット - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のパワーステーリング装置等に使用される中空ラックバー等の中空部品を製造するために用いられる芯金を複数備えた芯金セットに関し、特に加工を円滑に行うことができるものに関する。
自動車のパワーステアリング装置に使用される中空ラックバー(中空部品)の製造方法としては従来は丸棒からの切削によるものが多かった。しかしながら、複雑な形状及び軽量化に対応するため、パイプ材から転写鍛造によって製造するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、まず、パイプ材を冷間鍛造金型によって加圧することにより歯成形工程の第一工程として上面が平坦に形成され、次工程でパイプ材の空洞に芯金が圧入される。芯金はテーパ状の突起部を有しており、突起部がパイプ材の平坦部に内周側において係合することにより平坦部の肉は成形型の歯列に向けて塑性変形的に流動することにより張出され、パイプ材の外周平坦部に成形型の歯列に対応した形状の直線方向の歯列が転写方式にて付与され、ラックバーとすることができる。
このような芯金は、突起部の突起量を少しずつ大きくした複数個のセットから形成されており、中空ラックバーの径、材質、成形型の形状等によって最適な組合せを用いるようにしていた。
特公平3−5892号公報 特開2003−026703号公報
上述した芯金セットでは、次のような問題があった。すなわち、芯金がパイプ材から受ける反力は突起量が大きくなる、すなわち加工終盤になるにしたがって大きくなるため、前の番手の芯金の最大突起量に対し、次の番手の芯金の最大突起量を大きく設定しすぎると、圧入時に必要な荷重が大きくなり、駆動源の容量を超え、芯金を圧入できないことがあった。
また、パイプ材は、芯金が圧入方向に通過後、スプリングバックにより僅かに戻り、内径が小さくなる。このため、次の番の芯金を圧入させる際に、最大突出量を有する突起部をパイプ材の内壁面に最初に接触させると、大きい負荷を受け、芯金に過大な圧力がかかる。このため、芯金の寿命が短くなることが多かった。
さらに、何らかの要因で平坦部形成時に異常にパイプ材の内径が小さくなることがあった。このような場合に、通常の芯金を圧入すると芯金が折損することがあった。
そこで、圧入時に必要な荷重を極端に大きくすること無く、また折損を防止することができる芯金セットを提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の芯金セットは次のように構成されている。
金型に保持された中空素材の内部空洞に圧入されることにより前記中空素材の肉を金型に向けて内径側から張出させることで中空ラックバーを製造する方法に使用される芯金を1〜M番のM個有する芯金セットにおいて、前記芯金は、前記中空素材の中空部の最小断面領域よりも小さい最大断面領域を有する棒材と、この棒材に突設され、1番からM番にかけてその最大突起量が漸次大きくなるように設定された複数の突起部と、前記複数の突起部のうち、最大突起量を有する突起部は中央側に位置し、前記棒材の先端の高さは、1つ前の番号の芯金の最大突起量より小さく設定され、前記芯金の端部側の突起部の突起量は1つ前の番号の芯金の突起部の最大突起量よりも大きく設定されていることを特徴とする芯金セット。
金型に保持された中空素材の内部空洞に圧入されることにより前記中空素材の肉を金型に向けて内径側から張出させることで中空ラックバーを製造する方法に使用される芯金を1〜M番のM個有する芯金セットにおいて、前記芯金は、前記中空素材の中空部の最小断面領域よりも小さい最大断面領域を有する棒材と、この棒材に突設され、1番からM番にかけてその最大突起量が漸次大きくなるように設定された突起部と、1番の芯金の最大突起量は、前記中空素材の内径より十分小さく設定され、NをM以下の整数としたとき、前記突起部の最大突起量は、(N−2)番と(N−1)番との差より、(N−1)番とN番との差が小さく設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、圧入時に必要な荷重を極端に大きくすること無く、また折損を防止することが可能となる。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る芯金セット(芯金セット)の1つの芯金10を示す側面図、図2は芯金10が用いられる中空ラックバー製造装置100を示す要部断面図である。なお、図2中Pは鉄製のパイプ(中空素材)を示している。
芯金10は、半円形状の棒材11を備えている。棒材11は、最初にパイプ材Pに挿入される圧入方向の先端側に位置する先端部12と、駆動装置に連結された基端部13とを備えている。
この棒材11には、上面は全体としては平坦であるが、棒材11の軸方向に沿って3つの突起部21,22,23が一体に設けられている。棒材11はその底面側でパイプ材Pの内周面と密着しており、鍛造工程中はバイプPの内周面との密着を維持しながらパイプ材Pの軸方向における直線移動が可能である。また、パイプ材Pの中空部の最小断面領域よりも小さい最大断面領域を有している。すなわち、後述するように、パイプ材Pの平坦部Paが平坦化された後であっても円滑に移動できるような大きさに形成されている。
各突起部21〜23は、緩やかなテーパ状の案内面が形成されており、成形時の流動抵抗に関わらず芯金10のスムーズな動きが得られるようになっている。3つの突起部21〜23のそれぞれの最大突出量Ha,Hb,Hcであり、その高さの関係は、
Ha<Hb、Hb>Hc
となっている。
すなわち、軸方向中央側に位置する突起部22が最大突起部であり、その最大突出量Hbはパイプ材Pや芯金10の材質、加工温度、治具交換コスト、加工時間等から最適なものが選択される。さらに、突起部21,23のそれぞれの突出量Ha,Hcは、芯金10の圧入・後退後にパイプ材Pにスプリングバッグが生ずることから、スプリングバッグを配慮した上で適正に張出しが行われるように設定される。
突起部22の突起量、すなわち芯金10の最大突起量は、図3に示すようにして定められる。すなわち、1番からM番にかけてその最大突起量が漸次大きくなるように設定されているとともに、NをM以下の整数としたとき、最大突起量は、(N−2)番と(N−1)番との差より、(N−1)番とN番との差が小さく設定されている。言い換えれば、1番からM番にかけてその最大突起量は増大するものの、その差は少しずつ小さくなっている。
一方、芯金10の棒材11の先端の高さHsは、その前の番手の芯金10の突起部22の最大突起量よりも小さく設定されている。但し、突起部21はその前の番手の芯金10の突起部22の最大突起量よりも大きく設定されている。さらに、1番の最大突起量はパイプ材Pの内径より十分小さく設定されている。
次に、この芯金10を用いる中空ラックバー製造装置100の構成について説明する。中空ラックバー製造装置100は、鉄製パイプ材Pを保持する下型110及び上型120とを備えている。中空ラックバー製造装置100は、下型110及び上型120に保持されたパイプ材Pの内部空洞に芯金10を圧入させることによりパイプ材Pの肉を後述する歯型130に向けて内径側から張出させることで中空ラックバーを製造する装置である。
下型110は横断面において半円形の内周面111を備え、この半円形の内周面111にパイプ材Pが載置される。上型120はその上側の内面が所定長さに亘って長さ方向に間隔をおいた歯型130を着脱自在に備えており、転写鍛造によりパイプ材Pの上面における所定長さの部位に歯型130の凹凸に応じてラックを形成することができる。
このように構成された中空ラックバー製造装置100及び芯金10,10Aを用いてパイプ材Pの鍛造加工を行う。
予め、別の型を用いてパイプ材Pの中央部を中凹状に平潰し、中凹の半円形状とした平坦部Paを形成する。このパイプ材Pを上型120及び下型110間に保持し、パイプ材Pの平坦部Paが歯型130に当接するように位置決めする。
この状態においてパイプ材Pに対する芯金10の圧入が開始される。芯金10はその先端12よりパイプ材Pの中空部に導入される。そして、テーパ状の案内面を介して最初の突起部21がパイプ材Pの平坦部Paの内面に作用し、パイプ材Pの肉は歯型130の歯形に向けて張出される。そして、芯金10の圧入が続けられることにより順次突起部22,23による肉の張出しを受け、圧入鍛造が行われる。
次に、後退方向に芯金10を移動するとともに、芯金10Aを圧入することで、交互に圧入鍛造を行う。
このようにして、芯金10,10Aの圧入・後退が行われ、圧入鍛造を行う。次に、次の番手の芯金10,10Aの圧入・後退を行う。以降、同様にして芯金10の番手を1つずつ大きくしながら、所定の工程を繰り返すことで、最終的な加工が完了する。最終的に、芯金10の高さは芯金圧入によりパイプ材Pの肉が歯型130の凹凸に対応して十分に張出されたラックの転写鍛造を完了する。
前述したように、1番からM番にかけて突起部22の最大突起量は増大するものの、その差は少しずつ小さくなっている。このため、図4に示すように転写鍛造が終盤になっても芯金10を圧入するために必要な荷重が急激に増大することがない。したがって、駆動源の容量を超えて芯金10を圧入できないことや、過大な反力により芯金10の寿命を短くすることは無い。
一方、芯金10の棒材11の先端高さHSは、その前の番手の芯金10の突起部22の最大突起量よりも小さく設定されているため、前の番手の芯金10で行った転写鍛造において、平坦部Paの内径がスプリングバックによって小径化した場合であっても、次の番手の芯金10の突起部21,23がパイプ材Pの内径側に衝突しても、過大な反力を受けない。したがって、芯金10に過大な負担がかからず、芯金10の寿命を短くすることは無い。
さらに、1番の芯金10の棒材11の先端の高さHsはパイプ材Pの内径より十分小さく、最小断面領域と同等に設定されているため、何らかの要因で平坦部Pa形成時に異常に平坦部Paの内径が小さくなることがあっても、芯金10を圧入することが可能であり、転写鍛造を継続できる。なお、パイプ材Pの平坦部Paが設定通りに形成された場合には、1番の芯金10はの平坦部Paの内径側に衝突することがなく、荷重はほとんどかからない。
図5及び図6は、パイプ材Pの内径が異なる場合の各番手の芯金10の最大突起量の設定値の一例を示すグラフである。
上述したように、本実施の形態に係る芯金セットによれば、転写鍛造終盤になっても圧入時に必要な荷重が極端に大きくなることがないため、駆動装置の容量を小さくでき、装置コストや生産コストを低減することができる。同時に、下型110及び上型120に荷重を加えるプレス機も大型化の必要がなくなり、装置コストや生産コストを低減することができる。
また、また次の番手の芯金10を用いたときにスプリングバックによる過大な圧力がかからず、芯金10の折損を防止することができる。さらに、何らかの要因で平坦部Paの形成時に異常に平坦部Paの内径が小さくなることがあっても、転写鍛造を継続することが可能である。また、設備にダメージを与えることがなく、円滑な生産が可能となる。
図7は本発明の第2の実施の形態に係る芯金セットの1つである短尺型の芯金10Bを示す側面図、図8〜図10は同芯金セットを用いる中空ラックバー製造装置200を示す図である。図8は金型及び芯金ホルダまわりを芯金が挟持された状態、図9は金型及び芯金ホルダまわりを芯金受け渡し状態、図10は金型及び芯金ホルダまわりを芯金の圧入が完了した状態で示している。図7において、図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
芯金10Bの棒材11の長さは、後述する歯型213の歯部の長さの半分以下と短い。
中空ラックバーの製造装置200は、金型210、複数の芯金10Bのセットを収納する芯金ホルダ220、第1の芯金押棒230、第2の芯金押棒240、及び芯金ガイド250等を備えている。
金型210は、鉄製パイプ材Pを保持する下型211及び上型212とを備えている。下型211は横断面において半円形の内周面211aを備え、この半円形の内周面211aにパイプ材Pが載置される。上型212はその上側の内面が所定長さに亘って長さ方向に間隔をおいた歯型213を着脱自在に備えており、転写鍛造によりパイプ材Pの上面における所定長さの部位に歯型213の凹凸に応じてラックを形成することができる。
芯金ホルダ220は、金型210の片側、例えば図8〜図10において金型210の右隣にのみ配置されている。図8〜図10に示すように芯金ホルダ220は複数の保持孔221を有している。これらの保持孔221はパイプ材Pが延びる方向に芯金ホルダ220を貫通していて、その内部に芯金10Bが個別に収容されている。収容された芯金10Bは、金型210に対する適正な姿勢で、かつ、不用意に脱落しないように図示しない板ばね等により保持されるようになっている。芯金ホルダ220に支持された各芯金10Bは、金型210に対して第1の芯金押棒230が挿脱される側に位置されている。
芯金ホルダ220はホルダ駆動部(不図示)により移動される。この駆動が行われるたびに、複数の保持孔221の内の一つが順次選択されて互いに合わさったパイプ材Pの一端に対向される。そのため、芯金ホルダ220に支持された芯金10Bを順次パイプ材P内に出し入れすることが可能である。このために、ホルダ駆動部で芯金ホルダ220を図8〜図10中上下方向(縦方向)に一定ピッチずつ移動させている。しかし、これに代えて、横方向(図8〜図10を描いた紙面の表裏方向)に移動させてもよい。或いは、芯金ホルダー220を回転可能に設けて、ホルダー駆動部で所定角度ずつ回転させることもできる。
第1の芯金押棒230の先端側は、金型210に保持されたパイプ材Pに対して挿脱自在に形成されている。その際、芯金10Bを伴って金型210に保持されたパイプ材Pに挿入される。なお、図8〜図10中符号260は管状の押棒ガイドを示している。
第2の芯金押棒240の先端側は、金型210に保持されたパイプ材Pに対して挿脱自在に形成されている。
図8〜図10に示すように芯金ガイド250は、金型210と芯金ホルダ220との間に、かつ、金型210に寄せて配置されている。この芯金ガイド250は、金属等からなりその厚み方向に貫通した通孔251を有している。通孔251は金型210に保持されたパイプ材Pの中空部に連通されている。
次に、以上の構成の中空ラックバー製造装置200を用いて中空のラックバーを製造する手順を説明する。セットされたパイプ材Pは金型210内に配置され、パイプ材Pの他端側は金型210から突出される。又、型締めによって、下型211及び上型212とで挟持されるとともに、平坦部Paに歯型213が当接される。
このセット作業の前又は後に、芯金ホルダ220を動作させて、それに収容された複数の芯金10Bの内の一つを、芯金ガイド250の通孔251に対向した状態に保持する。これとともに、通孔251に対向した芯金10Bの右端に第1の芯金押棒230の先端を係合させる。
次に、第2の芯金押棒240がパイプ材P内に挿入され、第2の芯金押棒240の先端がパイプ材P及び芯金ガイド250の通孔251を挿通して、この通孔251に対向している芯金ホルダ220内の芯金10Bの左端に当たるようになる。したがって、通孔251内の芯金10Bがその軸方向両端からこれら両端に接した第1の芯金押棒230と第2の芯金押棒240とで挟持される。
この後、第1の芯金押棒230が、芯金ホルダ220の保持孔221及び芯金ガイド250の通孔251を通って、図9に示すように金型210に保持されたパイプ材P内に挿入される。
この時、芯金10Bは、第1の芯金押棒230と第2の芯金押棒240とで挟持された状態のままで、第1の芯金押棒230により押圧されてパイプ材P内に圧入される。この圧入により、芯金10Bの突起部21〜23による肉の張出しを受け、圧入鍛造が行われる。芯金10Bの圧入は、図10に示すように芯金10Bが加工壁部5から抜けきらない状態で終了する。
次に、第1の芯金押棒230が引き戻される。この時、第2の芯金押棒240が芯金ホルダ220に向けて移動される。これにより、芯金10Bは、この芯金10Bの両端に接した第1の芯金押棒230と第2の芯金押棒240とで挟持された状態のまま、第2の芯金押棒240により押圧されてパイプ材P及び芯金ガイド250の通孔251を通って芯金ホルダ220に内に押し戻される。この場合にも、芯金10Bの突起部21〜23による肉の張出しを受け、圧入鍛造が行われる。
この後、芯金ホルダ220を動かして、次に突起部の突起量が大きい芯金10B及びこれが収容された保持孔221を芯金ガイド250の通孔251を通してパイプ材Pの開口部に対向させる。
そして、次に使用する芯金10Bを挟持した状態とした後に、同様にして、芯金10Bは、第1の芯金押棒230と第2の芯金押棒240とで挟持された状態のままで、第1の芯金押棒230により押圧されてパイプ材P内に圧入し、一往復させる。こうした手順を順次繰り返すことによって、パイプ材Pに金型210の歯型213に対応したラックを有した中空ラックバーを製造する。
最後に、使用した最後の芯金10Bを芯金ホルダ220に戻した後に、第2の芯金押棒240をパイプ材Pから抜出してから、金型210を開く。
本第2の実施の形態に係る短尺型の芯金セットを用いた場合であっても、上述した第1の実施の形態に係る芯金セットを用いた場合と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した例では突起部の数を3つとしたが、4つ以上でも同様の効果が得られる。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
本発明の第1の実施の形態に係る芯金セットの1つである芯金の要部を示す側面図。 同芯金セットが適用される中空ラックバー製造装置を示す断面図。 同芯金セットの最大突起量の設定値を示すグラフ。 同芯金セットを用いた場合の荷重の変化を示すグラフ。 他の芯金セットの最大突起量の設定値の一例を示すグラフ。 他の芯金セットの最大突起量の設定値の一例を示すグラフ。 本発明の第2の実施の形態に係る芯金セットの1つである短尺型の芯金を示す側面図。 同芯金セットを用いる中空ラックバー製造装置を示す図であって、金型及び芯金ホルダーまわりを芯金が挟持された状態で示す断面図。 同中空ラックバー製造装置の金型及び芯金ホルダーまわりを芯金受け渡し状態で示す断面図。 同中空ラックバー製造装置の金型及び芯金ホルダーまわりを芯金の圧入が完了した状態で示す断面図。
符号の説明
10,10A,10B…芯金、11…棒材、21,22,23…突起部、100,200…中空ラックバー製造装置、110,211…下型、120,212…上型、130,213…歯型、220…芯金ホルダ、230…第1の芯金押棒、240…第2の芯金押棒、芯金ガイド250…,P…パイプ(中空素材)、Pa…平坦部。

Claims (3)

  1. 金型に保持された中空素材の内部空洞に圧入されることにより前記中空素材の肉を金型に向けて内径側から張出させることで中空ラックバーを製造する方法に使用される芯金を1〜M番のM個有する芯金セットにおいて、
    前記芯金は、前記中空素材の中空部の最小断面領域よりも小さい最大断面領域を有する棒材と、
    この棒材に突設され、1番からM番にかけてその最大突起量が漸次大きくなるように設定された複数の突起部と、
    前記複数の突起部のうち、最大突起量を有する突起部は中央側に位置し、前記棒材の先端の高さは、1つ前の番号の芯金の最大突起量より小さく設定され、前記芯金の端部側の突起部の突起量は1つ前の番号の芯金の突起部の最大突起量よりも大きく設定されていることを特徴とする芯金セット。
  2. NをM以下の整数としたとき、前記突起部の最大突起量は、(N−2)番と(N−1)番との差より、(N−1)番とN番との差が小さく設定されていることを特徴とする請求項1に記載された芯金セット。
  3. 金型に保持された中空素材の内部空洞に圧入されることにより前記中空素材の肉を金型に向けて内径側から張出させることで中空ラックバーを製造する方法に使用される芯金を1〜M番のM個有する芯金セットにおいて、
    前記芯金は、前記中空素材の中空部の最小断面領域よりも小さい最大断面領域を有する棒材と、
    この棒材に突設され、1番からM番にかけてその最大突起量が漸次大きくなるように設定された突起部と、
    1番の芯金の最大突起量は、前記中空素材の内径より十分小さく設定され、NをM以下の整数としたとき、前記突起部の最大突起量は、(N−2)番と(N−1)番との差より、(N−1)番とN番との差が小さく設定されていることを特徴とする芯金セット。
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