JP5204257B2 - 医用画像管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、病院の放射線部門などにおいて医用画像診断装置(医用モダリティ)で撮影した画像を「検査及び/又は整備(以下、「検像」と呼ぶ)」するための医用画像管理システムに係り、とくに、緊急対応の必要な患者を撮影した画像に柔軟に対処できるようにした医用画像管理システムに関する。
近年、大規模な病院など、X線CT装置や磁気共鳴イメージング装置などの医用画像診断装置で大量の画像を撮影する医療施設にあっては、撮影した画像を実際の診断(読影を含む)に用いる前に、上述した検像を行なうようになってきている。この検像は、画像の回転(患者の向きを揃える)、付帯情報の修正、ガンマ処理や階調調整などの画像処理、シリーズ編集など、その後の読影作業を容易に且つ確実にするための準備作業である。つまり、大量の画像を扱う医療施設では、この検像を独立した工程として捉え、その処理(検像処理)を読影前に一括して行なうことで、画像診断の全体の流れを効率化させようとしている。この検像には、専用のコンピュータ装置が用いられる。
この検像を伴う場合、医用画像診断装置で撮影された検査用の画像(検査画像)のデータは、検像用のコンピュータ装置に送信される。この検査画像のデータを受け取ったコンピュータ装置は、技師に検像要求を発する。検像要求を受けた技師は、検像対象の画像に検像処理を施す。この検像が済むと、検像済みの検査画像は画像サーバに送信され、その画像サーバに格納される。
なお、この検像に類似した考えの下に構築された医用画像処理システムとして、特許文献1に記載したものを挙げることができる。
特開2004−171386号公報
しかしながら、上述した検像を伴うシステムの場合、未だ解決していない問題が以下のように指摘されている。
第1に、緊急患者の画像を検像すると、診断に遅れが生じるなど、画像撮影後の対応が遅れる。また、この場合、検像する技師が不在の場合、緊急に撮影した画像のその後の流れが検像部門で止まってしまうという不都合もある。
第2に、上述した対応の遅れを生じさせないために、緊急患者の画像を検像せずに送信(スルー)するときの不都合が指摘されている。この検像をスルーすると、緊急患者に対応できるものの、その一方で、読影された画像が検像済みであるのか否か不明又は分り難いという指摘がある。このため、読影された画像が検像しないまま画像サーバに保管されてしまうことである。そのような場合、後日、画像サーバから読み出した画像をみても、検像されていない画像を観察することになり、過去画像として比較参照する上で不都合が生じることがある。
本発明は、上述した医用画像の読影に伴う従来のシステムが直面している未解決の問題に鑑みてなされたもので、医用モダリティで撮影された画像をその読影前に確実に検像して、十分に準備された画像を読影や診断に供することができるとともに、緊急患者から撮影された画像であっても、かかる検像について柔軟性を有し且つその検像済みか否かの管理を確実に行なうことができる医用画像管理システムを提供することを、その目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る医用画像管理システムは、撮影手段により撮影された被検体の画像について検像処理を行う検像処理手段と、画像が有する付帯情報に基づいて、当該画像を、検像処理が施されずに画像を表示する表示手段に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、医用モダリティで撮影された画像をその読影前に確実に検像して、十分に準備された画像を読影や診断に供することができるとともに、緊急患者から撮影された画像であっても、かかる検像について柔軟性を有し且つその検像済みか否かの管理を確実に行なうことができる。
本発明の一実施形態に係る医用画像管理システムの全体の概要を説明する概略構成図。 本実施形態に係る医用画像管理システムの全体の電気的な構成を説明する概略ブロック図。 本実施形態で実行される実施例1の処理の概要を示すフローチャート。 実施例1における通常通信時の確定送信を説明する図。 実施例1における緊急通信時の確定送信を説明する図。 本実施形態で実行される実施例2における緊急通信時の確定送信を説明する図。 本実施形態で実行される実施例3における緊急通信時の確定送信を説明する図。 本実施形態で実行される実施例4における緊急通信時の確定送信を説明する図。 未検像の画像の例を示す図。 図9の画像を検像した状態を示す図。 検像状況を示す画面を例示する図。 検像装置の構成に関する変形例を説明した医用画像管理システムの概略図。 検像装置の構成に関する別の変形例を説明した医用画像管理システムの概略図。
次に、本発明に係る実施の形態を、図1〜11に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る、検像システムを備えた医用画像管理システムの一実施形態の構成の概要を示す。同図に示すように、この医用画像管理システム1は、LAN、WANなどの通信ライン11を介して相互に通信可能に接続された放射線部門情報管理システム(以下、RISと呼ぶ)12、医用モダリティ(医用画像診断装置)13、検像装置14(QA(Quality Assurance)ステーションとも呼ばれる)、及び複数の画像サーバ15,16を備える。画像サーバ15,16は、夫々、別の通信ライン17,18(インターネット、イーサネット(登録商標)、LAN、WANなど)を介して、読影装置19,20にデータ通信可能に接続されている。これらの読影装置19、20も、本実施形態に係る医用画像管理システム1に含まれる。
なお、この読影装置19,20の数は2台に限るものではないし、また、画像サーバ15,16を介して接続されるものに限られない。1又は複数の読影装置を1つの画像サーバや通信ライン11に直接接続するようにしてもよい。
RIS12は、放射線部門の業務を効率的に進めるコンピュータシステムであって、検査オーダの生成、受付業務、検査要求、検査会計情報の記録及び転送、フィルムを含む消耗品などの在庫管理など、多岐にわたる業務をコンピュータ処理する。
医用モダリティ13は、例えばX線診断装置、X線コンピュータ断層撮影装置(CT)、磁気共鳴映像装置(MRI)、超音波診断装置、ガンマカメラ、SPECT(single photon emission computed tomography)、PET(positron emission tomography)などにより構成され、被検体である患者の画像データを生成する。この画像データのファイルには、患者を特定する患者情報や検査条件を示す検査情報などの付帯情報が添付されている。
また、検像装置14は、医用モダリティ13で生成された画像に対して、
検像処理をオペレータ(放射線技師など)との間でインターラクティブに実行できるようになっている。この検像処理(または単に、「検像」と呼ぶ)には、画像ファイルの濃度(階調)、画像に写っている患者の向き、左右マークの写込み、フィルムの掛向き(表裏)等の画像に関する整備のほか、患者氏名、識別番号、性別、住所等の患者情報および検査種類やその装置種別等の検査情報の整備も含まれる。
かかる検像処理は、通常、読影前に行なわれる。この結果、検像処理により整備された画像ファイル(この段階の付帯情報には、検像済みを示す情報が含まれる)が、指定された画像サーバ15,16に送信・保管される。この場合の画像ファイルの送信は、通常時の送信であるので、通常通信時の「確定送信」と呼ぶことにする。
しかしながら、急患など、診断に緊急を要する患者の画像については、必ずしも、検像してから読影するという通常時の手順が適当ではない。この緊急時には、検像を後回しにして、読影を先にできるようにすることが望まれる。本実施形態に係る医用画像管理システム1の場合、このような緊急時の画像ファイルの送信(「緊急送信」と呼ぶ)にも適切に対処可能なスキームに基づく構成になっている。その一方で、緊急送信した後の画像ファイルは未検像であるので、読影後の画像ファイル保管や過去画像の参照時において通常送信による画像ファイルとの違いが在ることは不便である。そこで、緊急送信した画像ファイルについても、その後の適宜なタイミングで確実に検像処理に付すことができるスキームに基づく管理が行なわれている。
具体的には、結果としては通常送信時の確定送信が行なわれたものと代わりは無いが、未検像のまま緊急送信された画像ファイルを後から検像して送信する緊急送信時の「確定送信」の処理が用意されている。この確定送信が行なわれると、読影用の画像ファイル(検像済みの情報を含む付帯情報が添付された画像ファイル)が確定する。
これらの通常送信時及び緊急送信時の確定送信については、後で詳細に例示する。
画像サーバ15、16は、それぞれ、画像データをその付帯情報としてファイル形式で保管するようになっており、読影装置19(20)からの要求に応じて画像データをその読影装置19(20)に配信可能に構成されている。画像サーバは1台であっても、送信相手先や読影装置の種類に応じて分類した複数台であってもよい。
さらに、読影装置19,20は画像サーバ15,16から画像ファイル(その付帯情報を含む)の配信を受けて表示し、医師の読影を可能にする画像ビューワである。この読影の結果は、読影レポートとして記載される。RIS12は、この読影レポートを、画像サーバ15(16)を介して参照できるようになっている。
図2に、上述した医用画像管理システム1の電気的構成の概要を示す。RIS12、医用モダリティ13、検像装置14、及び画像サーバ15,16の何れもコンピュータを備えており、CPU(中央演算装置)を搭載した制御装置によるソフトウエア演算に基づいて稼動するようになっている。
このうち、RIS12は、通信ライン11に接続された通信インターフェース121を備え、この通信インターフェース121に制御装置122、記憶装置123、入力器124、表示器125、及ぶデータベース126がデータ通信可能にバスを介して接続されている。
医用モダリティ13は、通信ライン11に接続された通信インターフェース131を備え、この通信インターフェース131に制御装置132、記憶装置133、入力器134、及び表示器135がデータ通信可能にバスを介して接続されるとともに、患者からその断面像データなどの画像データを収集するモダリティ本体136を備えている。このモダリティ本体136で収集された画像データは記憶装置133に一時保管された後、通信ライン11を介して、指定された装置に転送される。
また、検像装置14は、通信ライン11に接続された通信インターフェース141を備え、この通信インターフェース141に制御装置142、第1の記憶装置143、入力器144、表示器145、検像プロセッサ146、及び第2の記憶装置147がデータ通信可能にバスを介して接続されている。このうち、第1の記憶装置143は制御装置142の動作のために必要なプログラムデータや処理データを記憶するメモリユニットであり、第2の記憶装置147は検像プロセッサ146の動作のために必要なプログラムデータや処理データを記憶するメモリユニットである。このため、検像を担うプログラムは予め第2の記憶装置147に格納されている。
さらに、画像サーバ15は、通信ライン11に接続された通信インターフェース151を備え、この通信インターフェース151に制御装置152、記憶装置153、入力器154、表示器155、及びデータベース156がデータ通信可能にバスを介して接続されている。もう一方の画像サーバ16も同様に構成されている。
さらにまた、読影装置19は、通信ライン11に接続された通信インターフェース191を備え、この通信インターフェース191に制御装置192、記憶装置193、入力器194、及び表示器195がデータ通信可能にバスを介して接続されている。もう一方の読影装置20も同様に構成されている。
続いて、画像ファイルの緊急送信(未検像)、及び、緊急送信後の検像処理について説明する。
最初に、緊急送信の指示、緊急送信後の検像処理の指示、通常送信・緊急送信の自動振分け、緊急送信のルート、及び、緊急送信を示す情報の履歴表示について、その項目毎に構成を概略説明する。
(1)緊急送信の指示:
この緊急送信をするか否かの指示は、医用モダリティ13、検像装置14、及びRIS12の何れにおいても行なうことができる。つまり、1つの態様として、医用モダリティ13において、通常送信をするのか、又は、緊急送信をするのかについて、自動で又は手動で指示することができる。また、検像装置14において、通常送信をするのか、又は、緊急送信をするのかについて、自動で又は手動で指示することができる。さらに、RIS12において、通常送信をするのか、又は、緊急送信をするのかについて、自動で又は手動で指示することができる。
(2)緊急送信後の検像処理の指示:
この緊急送信後の画像ファイルは、後述するように、検像装置14を迂回するものの、画像サーバ15、16(以下、画像サーバ15で代表させる)に保管されるので、この画像サーバ15から検像処理(つまり通常送信)を指示することができる。具体的には、画像サーバ15が検像装置14との間でQ/Rを行なって、その結果、未検像であると判断した画像ファイルには確定送信をするように検像装置14に指示することができる。この指示は、オペレータからの手動指示に応答したものでもよいし、自動的に、例えば一定時間毎にタイマ設定に応答したものであってもよい。
また、画像サーバ15に保管している画像ファイルが緊急送信によるものであって未現像であるのか否かを識別し、検像装置14に、その画像ファイルの画像を検像して確定送信するように指示することができる。かかる識別は、予め定めて未検像である旨を示す識別情報を用いて自動的に又は手動で行なうことができる。
また、別の態様として、画像ファイルが検像装置14を通して画像サーバ15に緊急送信される場合、検像装置14は、かかる緊急送信であることを記憶しておき、緊急送信後に、催促表示などを行なって検像技師に検像を促すようにしてもよい。これにより、検像装置14は、それ自体で緊急送信、未検像管理、検像処理、検像後の検像を経て緊急送信時の確定送信(検像済み画像の送信)を行なうこともできる。
さらには、RIS12で緊急送信を指示した場合に、このRIS12が制御元になって検像装置14に検像と確定送信を指示するようにしてもよい。
(3)通常送信・緊急送信の自動振分け:
この自動振分けには、まず、患者識別番号(ID)などの患者情報の一部に、例えば「999…9」など、緊急診断を示す連番を「要緊急情報」として割り付け、この要緊急情報を割り付ける項目を判断して通常送信か緊急送信かを判断して行なうことができる。
別の態様として、各種の種別を自動振分けに使用することができる。この種別としては、医用モダリティの種別や撮影方法の種別(一般撮影か造影撮影かなど)がある。
さらに、医用モダリティで患者を撮影するときの撮影範囲や撮影部位を参照して、かかる振分けを行なうこともできる。撮影範囲が所定範囲よりも大きい場合や、撮影部位が所定の複数箇所を超える場合には、緊急送信であると自動判断してもよい。さらに、撮影時間帯や撮影曜日を参照してもよい。深夜の時間帯や土日曜日に収集された画像データは、緊急送信であるとしてもよい。
撮影の依頼科がどこであるかという事実も、参照対象とすることもできる。例えば依頼科=整形外科なら緊急送信であると判断してもよい。
さらには、上述して幾つかの項目を組み合わせて判断し、それにより、通常送信/緊急送信の自動振分けを行ってもよいことは勿論である。
なお、手動振分けになるが、「プライベートタグ」と呼ばれている患者のタグ(患者情報の一部)への書き込みを利用して振り分けることができる。この技師、医師、その他の操作者は、このプライベートタグを表示して、その内容を読み、それに応じて通常送信か緊急送信かの振分けを指示することができる。
(4)緊急送信のルート:
かかる緊急送信を行なうときに、検像装置14を通す場合と、検像装置14を通さずに行なう場合とがある。後者の場合、医用モダリティ13から画像サーバ15又は読影装置19にダイレクトに画像ファイル(付帯情報を含む)を送信することになる。画像サーバ15に送信される場合、画像サーバ15はその後、直ちに該当する読影装置19にその画像ファイルを転送する。さらに、検像装置14を通さずに送信する場合において、医用モダリティ13から画像サーバ15及び読影装置19の両方に並行して画像ファイルを送信してもよい。緊急時には、このように、読影装置19に直接的に画像ファイルを送信することで、画像送信の迅速性を発揮できる。読影装置19は、そのような画像ファイルの送信を受けたときには、その旨の緊急表示を行なって、読影者に報知するようにすればよい。
(5)緊急送信を示す情報の履歴表示:
この履歴表示法としては、緊急送信(未検像)したことをフラグ・プライベートタグ(例えば4ビットとし、「1111」のとき緊急送信を示す)に記載し、管轄する画像サーバ15に画面に表示させるとよい。このフラグ・プライベートタグの状態は可変とし(例えば上書き)、検像済みを表すことができる。
さらに、緊急送信(未検像)で送信したことを示す情報は、確定送信の後であっても、検像装置14、画像サーバ15、及び/又は読影装置19の履歴ファイルに残すことが望ましい。これにより、画像の送信・処理に関わるトレーサビリティがより容易に且つ正確になる。
続いて、医用モダリティ13により収集された画像ファイルに対する送信の処理例を示す。
(実施例1)
実施例1を図3〜5に基づいて説明する。
この実施例1は、RIS12で緊急の診断、すなわち緊急送信が必要か否かを判断し、検像装置14が自ら緊急送信を行い、その後で画像サーバ15と検像装置14との間のQ/Rによって未検像の画像ファイルには検像及び確定送信を行なうというルーチンによる処理例である。なお、以下に説明する処理は全て、各装置12,13,14,15,19の制御装置122,132,142,152,192を中心としたソフトウエア処理によって実行される。
具体的には、まず、RIS12において「緊急診断か否か」が判断される(図3、ステップS1)。この判断にて使用される情報(要緊急情報)は、前述したように、例えば患者IDである。この患者IDが特定の番号(例えば、数字9の羅列)か否かに基づいて緊急診断か否かが判断される。
この判断でNOの場合、緊急の診断、すなわち緊急の読影は不要であり、通常のルーチンで検像及び読影を行なえばよい。このため、RIS12は検像装置14に「通常送信」を指示する(ステップS2)。この指示には、患者IDとして、本来の正式なID番号を発番する処理も含まれる。
この通常送信の指示を受けた検像装置14は、医用モダリティ13からの画像ファイル(付帯情報を含む)を検像して(ステップS3)、その確定した画像ファイルを画像サーバ15に送信、すなわち確定送信する(ステップS4)。この通常送信時の確定送信を図4に模式的に示す。
この画像ファイルは一旦、画像サーバ15に保管・登録(データベース化)され、読影装置19からの要請に応じて画像ファイルを読影装置19に転送し、読影装置19の検像プロセッサ146で読影が実行される(ステップS5)。なお、画像サーバ15は、画像ファイルのデータベース化の際、後述するように、未検像の画像ファイルを残して保存するか否かの選択も可能になっている。
読影装置19における読影の結果は、例えば画像サーバ15に返送されて保管される(ステップS6)。
一方、前述したステップS1における緊急診断か否かの判断でYESとなる場合は、緊急診断が必要であって、かかる患者の画像ファイル(付帯情報を含む)を検像せずに緊急に読影に回す(緊急送信)の必要がある場合である。この場合には、RIS12は、検像装置14に「緊急送信」を指示する(ステップS7)。この指示には、緊急送信用の臨時番号(連番)を発番する処理も含まれる。
この緊急送信を受けた検像装置14は、臨時番号を受けたことで緊急送信を認識できる。このため、検像装置14は、医用モダリティ13から送信されてきた画像ファイルを受信して、第2の記憶装置147に保管するものの、検像プロセッサ146に検像をさせずに、そのまま画像サーバ15に緊急送信する(ステップS8)。
この緊急送信に係る画像ファイルを受けた画像サーバ15は、その画像ファイルを直ぐに読影装置19に転送する(ステップS9)。このため、読影装置19は読影医師との間で読影処理を実行し(ステップS10)、その読影結果である読影レポートを画像サーバ15に返送する(ステップS11)。このため、画像サーバ15は緊急診断に係る読影レポートを保管できる。
この後、画像サーバ15は未検像のまま緊急送信されてきた画像ファイルの保管を判断し、この画像ファイルについて検像して送信してくれるように、検像装置14に依頼を出す(ステップS12)。これに応答して、検像装置14は、検像プロセッサ146に、第2の記憶装置147に保管されていた未検像の画像ファイルを検像させ(ステップS13)、その結果、確定された(検像された)画像ファイルが付帯情報と共に画像サーバ15に確定送信される(ステップS14)。この緊急送信時の確定送信を図5に模式的に示す。
この確定送信の際、患者情報及び検査情報も検像済みの画像ファイルであることを示すものに自動的に修正される。このため、画像サーバ15には最終的に検像済みの画像ファイルが格納される(ステップS15)。
この確定送信された画像ファイルについては、フローチャートとしては図示しないが、読影装置19からの適宜なタイミングでの要請に応じて読影及び読影レポートの作成に処せられる。
以上のステップの処理は、微小な一定サイクルで繰り返して実行される。このため、上記の処理に基づく通常送信時及び緊急送信時の確定送信の流れは、図4、5のように模式的に示される。すなわち、図5に示す如く、RIS12から検像装置14に緊急送信が指令される。この指令を受けた検像装置14は、画像ファイルを緊急送信し、その後、画像サーバ15からの要請に応じて、確定送信を行なう。
(実施例2)
実施例2は図6に示す如く模式的に示される。
この実施例2は、医用モダリティ13で緊急の診断、すなわち緊急送信が必要か否かを判断し、これを検像装置14に指令する。このため、検像装置14が緊急送信を行い、その後で、検像装置14が自ら、未検像の画像ファイルの検像及び確定送信を行なうというルーチンである。本例のように、確定送信は複数の画像サーバ15,16に対して行なうことができる。これらの処理は全て、各装置12,13,14,15,16、19、20の制御装置を中心としたソフトウエア処理によって実行される。
(実施例3)
実施例3は図7に示す如く模式的に示される。
この実施例3は、上述した実施例1と実施例2と併せたルーチン例である。すなわち、RIS12で緊急の診断、すなわち緊急送信が必要か否かを検査オーダ情報に基づいて判断し、これを検像装置14に指令する。このため、検像装置14が緊急送信を行い、その後で、検像装置14が自ら、未検像の画像ファイルの検像及び確定送信を行なうというルーチンである。これらの処理は全て、各装置12,13,14,15,16、19、20の制御装置を中心としたソフトウエア処理によって実行される。
(実施例4)
実施例4は図8に示す如く模式的に示される。
この実施例4は、前述した実施例2と似たルーチン例であるが、緊急送信の態様の点で異なる。すなわち、モダリティ13で緊急の診断、すなわち緊急送信が必要か否かを判断し、緊急送信の場合には、緊急対象の画像ファイル(付帯情報を含む)を検像装置14を経由せずに、通信ライン11を通して直接に画像サーバ15に緊急送信する。このため、かかる緊急処理後に、検像装置14は、画像サーバ15からの質問に応じる形で画像ファイルの提供を医用モダリティ13から受け、検像を行なって、確定送信を行なうというルーチンを採る。これらの処理は全て、各装置12,13,14,15,16、19、20の制御装置を中心としたソフトウエア処理によって実行される。
以上に例示した実施例で処理される未検像の画像の例を図9に、検像して確定した画像の例を図10にそれぞれ示す。さらに、例えば画像サーバ15の表示器155に表示される、画像ファイルの検像状況を示す画面例を示す。画像サーバ15は、この例に示すように、検像状況が未検像の患者の画像ファイルに対して、検像装置14に検像及び確定送信を要求することができる。この図11に示す例の場合、未検像のまま緊急送信するようにという指示は、例えば医用モダリティから手動によってなされている場合である。
このように、本実施形態に係る医用画像管理システム1によれば、通常送信か緊急送信かという振分けを各種のパラメータから自動的に(又は手動で)行なうことができる。しかも、RIS12、医用モダリティ13、又は検像装置14自らそのような振分けを行なうことができる。つまり、検像装置14が通常送信・緊急送信を判断する場合にも、送られてくる付帯情報の中の患者IDなどの患者情報や検査情報の各種のパラメータに基づいて行なえばよい。
また、緊急送信した後、必ず、検像を行なって確定送信が行なわれる。この確定送信も画像サーバ15,16がキープレーヤとなって、自動的に実施されるので、未検像のままの画像ファイルが残ってしまうことが無く、一定時間後には必ず検像済みの画像ファイルに揃えられて保存される。
これにより、具体的には、緊急患者の画像をすぐ読影できるし、緊急読影した画像も、必ず、検像して保存されるため、後日、検像済みの画像として参照することができる。
したがって、各種の医用モダリティ13で撮影された画像をその読影前に確実に検像して、十分に準備された画像を読影や診断に供することができるとともに、緊急患者から撮影された画像であっても、かかる検像について柔軟性を有し且つその検像済みか否かの管理を確実に行なうことができる医用画像管理システムを提供することができる。
ところで、本実施形態に係る医用画像管理システム1にあっては、確定送信を行なう検像装置について更なる変形が可能である。一例として、図12に模式的に示すように、複数の検像装置14A、14Bを用いて、何れか一方の検像装置が故障した場合には、もう一方をバックアップとして用いるようにしてもよい。例えば、一方の検像装置14Aが通信確認の結果、ダウンしていると判定される場合、自動的にもう一方の検像装置14Bに送信を実行させるようにすることができる。また、別の例として、図13に模式的に示すように、複数の検像装置14A、14Bを搭載し、これらの検像装置14A、14Bの現在の負荷状況を例えばキューが所定値よりも多いか否かで判断する。例えば、一方の検像装置14Aの負荷が多いと判断できる場合、今回の画像ファイルの検像や送信(通常送信、緊急送信、確定送信)はもう一方の検像装置14Bに任せるという仕組みを採ることができる。このように各種の変形態様を採ることで、前述した実施形態に係る通常送信、緊急送信、及び確定送信に対する信頼性を向上させることができる。
なお、本発明は必ずしも上述した実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、当業者であれば、特許請求の範囲の要旨を変更しない範囲で、従来周知の構成を組み合わせて或いは適用して更に適宜に変更して実行可能なものである。
1 医用画像管理システム(検像システムを含む)
11 通信ライン
12 RIS
13 医用モダリティ
14 検像装置
15,16 画像サーバ
17,18 通信ライン
19,20 読影装置
121、131、141、151、191 通信インターフェース
122、132、142、152、192 制御装置
146 検像プロセッサ
147 第2の記憶装置

Claims (7)

  1. 撮影手段により撮影された被検体の画像について検像処理を行う検像処理手段と、
    前記画像が有する付帯情報に基づいて、当該画像を、検像処理が施されずに前記画像を表示する表示手段に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする医用画像管理システム。
  2. 前記送信手段は、前記付帯情報のうち、前記撮影手段の種別に関する情報、当該撮影手段による撮影方法の種別に関する情報、当該撮影手段が前記画像を撮影する際の撮影条件に関する情報、当該撮影手段が前記画像を撮影する際の時間帯又は曜日に関する情報及び当該撮影手段に前記画像の撮影依頼を送信した放射線部門の依頼科の種別に関する情報のうちの一つ又はその組み合わせに基づいて、当該画像を、検像処理を受けずに前記表示手段に送信することを特徴とする請求項1に記載の医用画像管理システム。
  3. 前記撮影手段が前記画像を撮影する際の撮影条件に関する情報に含まれる撮影範囲が所定範囲よりも大きい場合、前記送信手段は、当該画像を、検像処理を受けずに前記表示手段に送信することを特徴とする請求項2に記載の医用画像管理システム。
  4. 前記撮影手段が前記画像を撮影する際の撮影条件に関する情報に含まれる撮影部位が所定の箇所を超える場合、前記送信手段は、当該画像を、検像処理を受けずに前記表示手段に送信することを特徴とする請求項2に記載の医用画像管理システム。
  5. 前記検像処理を施されていない画像を保管する保管手段を更に備え、
    前記検像手段は、当該検像処理を施されていない画像について、検像処理を行い、確定画像を生成し、当該確定画像を前記保管手段に送信することを特徴とする請求項1記載の医用画像管理システム。
  6. 前記表示手段は、前記検像処理を施されていない画像を表示する際、当該画像が緊急送信されたこと、又は当該画像が前記検像処理手段による検像処理が済んでいない状態であることを示す情報を表示することを特徴とする請求項1記載の医用画像管理システム。
  7. 前記検像処理手段を複数備え、
    前記検像処理手段のそれぞれについて処理負荷が所定の負荷以上であるか否かを判定する負荷判定手段と、
    前記処理負荷が前記所定の負荷以上の検像処理手段に対する前記画像の検像処理指示および送信処理指示が、前記処理負荷が前記所定の負荷より低い検像処理手段に与えられるように前記複数の検像処理手段のそれぞれに対する前記画像の検像処理指示および送信処理指示を制御する負荷分散手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の医用画像管理システム。
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