JP5199526B2 - Hair cosmetics - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪に対し優れたコンディショニング効果を付与することができ、且つその持続性にも優れる毛髪用化粧料に関する。さらに詳しくは、アシルカルニチンのエステル及びその塩より選択した1種又は2種以上を含有して成る毛髪用化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
毛髪用化粧料においては、毛髪に良好ななめらかさ,しっとり感,くし通り性といったコンディショニング効果を付与するため、種々のコンディショニング剤が用いられている。かかるコンディショニング剤としては、カチオン化セルロース等のカチオン性高分子化合物や、塩化アルキルトリメチルアンモニウム,塩化ジアルキルジメチルアンモニウム等のカチオン性界面活性剤、炭化水素,脂肪族高級アルコール,エステル類,シリコーン油等の油性成分が用いられてきた。
【0003】
しかしながら、上記したカチオン性高分子化合物やカチオン性界面活性剤の毛髪に対する吸着性は十分であるとはいえず、すすぎ等により毛髪から脱離しやすく、コンディショニング効果の持続性も十分ではない。また、カチオン性界面活性剤として主に使用される長鎖アルキルアンモニウム塩は生分解性に乏しく、環境への影響を配慮した場合には、その使用は好ましいものではない。
【0004】
一方、油性成分を用いた場合には、逆にべたつきを生じたり、毛髪の洗浄が困難になるといった問題が生じることがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明においては、べたつき等の悪影響を生じることなく、優れたコンディショニング効果を毛髪に付与することができ、しかもそのコンディショニング効果の持続性にも優れる毛髪用化粧料を得ることを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するべく種々検討した結果、式(1)で示されるアシルカルニチンのエステル及びその塩より選択した1種又は2種以上を含有させることにより、コンディショニング効果及びその持続性の顕著な向上が得られることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【化2】
(式中、R1,R2は炭素数1〜24の直鎖状又は分岐鎖を有するアルキル基又はアルケニル基である。)
【0007】
なお、式(1)で示されるアシルカルニチンのエステル及びその塩は、皮膚に対し低刺激性を示し、生分解性にも優れるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明においては、式(1)に示されるように、炭素数が2〜25で、直鎖状又は分岐鎖を有する飽和もしくは不飽和のアシル基を有するアシルカルニチンのアルキルエステルもしくはアルケニルエステル、及びそれらの塩を用いる。
【化3】
(式中、R1,R2は炭素数1〜24の直鎖状又は分岐鎖を有するアルキル基又はアルケニル基である。)
【0009】
式(1)に示すアシルカルニチンのエステルは、親水基として第4級アンモニウム基を有し、3-ヒドロキシル基に結合したアシル基及びエステル鎖の2個の疎水基を有しており、良好な界面活性を有する。さらに、R1,R2は炭素数1〜24の直鎖状又は分岐鎖を有するアルキル基又はアルケニル基より選択されるが、これらの鎖長を調整することにより、任意の疎水性を与えることができる。本発明の目的には、R1,R2の炭素数はそれぞれ6〜24の範囲とするのが好ましく、10〜22の範囲とするのが特に好ましい。
【0010】
かかるアシルカルニチンのエステルとしては、O-ウンデカノイルカルニチン,O-ドデカノイルカルニチン,O-トリデカノイルカルニチン,O-テトラデカノイルカルニチン,O-ペンタデカノイルカルニチン,O-ヘキサデカノイルカルニチン,O-ヘプタデカノイルカルニチン,O-オクタデカノイルカルニチン,O-ノナデカノイルカルニチン,O-エイコサノイルカルニチン,O-ドコサノイルカルニチン,O-14-メチルペンタデカノイルカルニチン,O-16-メチルヘプタデカノイルカルニチン,O-2-ヘプチルウンデカノイルカルニチン,O-2-オクチルデカノイルカルニチン,O-9-ウンデセノイルカルニチン,O-10-ウンデセノイルカルニチン,O-2-ドデセノイルカルニチン,O-3-ドデセノイルカルニチン,O-4-ドデセノイルカルニチン,O-5-ドデセノイルカルニチン,O-11-ドデセノイルカルニチン,O-4-テトラデセノイルカルニチン,O-5-テトラデセノイルカルニチン,O-9-テトラデセノイルカルニチン,O-2-ヘキサデセノイルカルニチン,O-cis-7-ヘキサデセノイルカルニチン,O-cis-9-ヘキサデセノイルカルニチン,O-trans-9-ヘキサデセノイルカルニチン,O-cis-6-オクタデセノイルカルニチン,O-trans-6-オクタデセノイルカルニチン,O-cis-9-オクタデセノイルカルニチン,O-trans-9-オクタデセノイルカルニチン,O-trans-11-オクタデセノイルカルニチン,O-cis-11-エイコセノイルカルニチン,O-trans-11-エイコセノイルカルニチン,O-cis-13-ドコセノイルカルニチン,O-trans-13-ドコセノイルカルニチン,O-cis-9,cis-12-オクタデカジエノイルカルニチン,O-trans-9,trans-12-オクタデカジエノイルカルニチン,O-cis-9,cis-12,cis-15-オクタデカトリエノイルカルニチン,O-5,8,11,14-エイコサテトラエノイルカルニチン等のデシルエステル,ウンデシルエステル,ドデシルエステル,トリデシルエステル,テトラデシルエステル,ペンタデシルエステル,ヘプタデシルエステル,オクタデシルエステル,ノナデシルエステル,エイコシルエステル,ドコシルエステル,14-メチルペンタデシルエステル,16-メチルヘプタデシルエステル,2-ヘプチルウンデシルエステル,2-オクチルドデシルエステル,10-ウンデセニルエステル,11-ドデセニルエステル,12-ドデセニルエスエル,cis-9-オクタデセニルエステル等が例示され、D-体,L-体及びDL-体のいずれを用いてもよい。
【0011】
本発明において用いる上記のような長鎖アシルカルニチンのエステルを得る第一段階であるカルニチンのアシル化は、カルニチンの有機溶媒に対する溶解性の低さや、カルニチンの第2級水酸基の反応性の低さ等により、Schotten-Baumann法,改良Schotten-Baumann法等の一般的なエステル化法や、長鎖脂肪酸メチルとのエステル交換反応によって行うことは困難であるが、カルニチンをトリクロロ酢酸に溶解し、該溶液中にて酸塩化物と反応させることにより、収率よく行わせることができる。次いで、前記アシルカルニチンと、アルカノールもしくはアルケノールとを定法に従って反応させ、エステルとする。
【0012】
また本発明において用い得る上記アシルカルニチンのエステルの塩としては、塩酸塩等の無機酸塩や、グリコール酸塩,酢酸塩,乳酸塩,ピロリドンカルボン酸塩,クエン酸塩,アスパラギン酸塩,グルタミン酸塩等の有機酸塩が挙げられる。水性基剤への溶解性を考慮すれば、塩酸塩,グリコール酸塩,酢酸塩,乳酸塩等を用いることが好ましい。
【0013】
本発明に係る毛髪用化粧料には、上記したアシルカルニチンのエステル及びその塩より1種又は2種以上を選択して配合する。毛髪用化粧料全量に対する配合量としては、0.1〜8.0重量%とすることが好ましい。0.1重量%未満では、十分なコンディショニング効果を付与することができず、8.0重量%を超えて配合すると、べたつき感が生じたり、仕上がり感が重くなることがあり、好ましくない。特に好ましい配合量としては、0.5〜5.0重量%である。
【0014】
本発明に係る毛髪用化粧料は、主として乳化状の剤型をとり、ヘアーシャンプー,ヘアーリンス,ヘアートリートメント等として提供され得る。
【0015】
また本発明に係る毛髪用化粧料には、本発明の特徴を損なわない範囲で、低級アルコール、他の界面活性剤、高級アルコール,炭化水素油,エステル油,動植物油,シリコーン油等の油性成分、グリセリン,プロピレングリコール,1,3-ブチレングリコール,ポリエチレングリコール等の保湿剤、グリシン等のアミノ酸類、エラスチン,ケラチン,コラーゲン等のタンパク質加水分解物及びその修飾物、カチオン化セルロース,カチオン化グアーガム,ポリグリコール・ポリアミン縮合体等のカチオン化高分子化合物、塩酸ピリドキシン,サリチル酸,ジンクピリチオン等の抗フケ剤、ホップ抽出物,センブリ抽出物,トウガラシチンキ,カンフル等の育毛成分、ヒノキチオール,塩化ベンザルコニウム,感光素等の殺菌剤、pH調整剤、防菌防黴剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、キレート剤、着色剤、香料等、一般的に毛髪用化粧料に用いられる原料及び添加剤成分を含有させることができる。
【0016】
【実施例】
さらに本発明の特徴について、実施例により詳細に説明する。
【0017】
本発明の実施例1〜実施例6に係るヘアーリンスの処方を、比較例1及び比較例2の処方とともに表1に示した。表1中の配合量は重量%で表している。これらは、表1中A成分を混合,加熱溶解して70℃とし、あらかじめ混合,溶解して70℃に加熱したB成分に加え、ホモミキサーにて乳化した後、冷却して調製する。
【0018】
【表1】
【0019】
表1に示した本発明の実施例1〜実施例6、及び比較例1,比較例2について、熱損傷毛に対するコンディショニング効果の評価を行った。まず、20cmの長さの毛束各5gを80℃にて5時間減圧乾燥して熱損傷毛とし、これをシャンプーした後、各試料0.5gをそれぞれ塗布して均一に伸ばし、25℃,湿度65%にて一昼夜静置した。次いで、毛髪のくし通り性、なめらかさ、しっとり感及び柔軟性について、官能評価を行った。官能評価は、シャンプー処理したのみの熱損傷毛を前記と同じ条件下に一昼夜静置したものと比較して、「◎;非常によい」,「○;ややよい」,「△;同程度である」,「×;悪い」の4段階で行わせた。結果を表2に示した。
【0020】
【表2】
【0021】
表2より明らかなように、本発明の実施例を塗布した熱損傷毛についてはいずれも、くし通り性をはじめすべての項目において、何も塗布していない熱損傷毛に比べて良好であると評価されていた。これに対し、アシルカルニチンのエステルの塩を含有せずに、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムを含有する比較例1を塗布した熱損傷毛では、くし通り性についての評価が悪く、他の項目についても、何も塗布していない熱損傷毛と同程度であった。また、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムを含有する比較例2を塗布した場合においては、なめらかさについての評価はよかったものの、他の項目については何も塗布していない熱損傷毛と同程度であった。
【0022】
続いて、本発明の他の実施例の処方を示す。
【0023】
製法:(1),(2)の油相成分を混合,加熱溶解し、70℃とする。一方、(3)〜(8)の水相成分を混合,溶解して70℃に加熱し、これに前記油相成分を添加してホモミキサーにて乳化する。冷却後40℃にて(9)を添加,混合する。
【0024】
製法:(1)〜(5)の油相成分を混合,加熱溶解し、70℃とする。一方、(6)〜(9)の水相成分を混合,溶解して70℃に加熱し、これに前記油相成分を添加してホモミキサーにて乳化する。冷却後40℃にて(10)を添加,混合する。
【0025】
製法:(1)〜(3)の油相成分を混合,加熱溶解し、70℃とする。一方、(4)〜(11)の水相成分を混合,溶解して70℃に加熱し、これに前記油相成分を添加してホモミキサーにて乳化する。冷却後30℃にて(12),(13)を添加,混合する。
【0026】
上記実施例7〜実施例9について、女性パネラー20名を1群とした使用試験を行った。その際、各実施例において含有されるアシルカルニチンのエステルの塩をすべて塩化ステアリルトリメチルアンモニウムに代替したものを比較例3,比較例4,及び比較例5として、同時に試験に供した。
【0027】
使用試験は、実施例7〜実施例9及び比較例3〜比較例5の各試料を、各群にブラインドにて使用させ、使用後の毛髪のくし通り性、なめらかさ、しっとり感、ぱさつき、べたつき及びコンディショニング効果の持続性について、官能評価させて行った。評価結果は表3に示す評価基準に従って点数化し、20名の平均値を算出して表4に示した。
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
表4より明らかなように、本発明の実施例使用群においては、上記評価項目について全群でほぼ良好ないし良好な評価が得られていた。これに対し、アシルカルニチンのエステルの塩を塩化ステアリルトリメチルアンモニウムに代替した各比較例使用群においては、各評価項目についての評価は、それぞれ対応する実施例使用群に比べて低くなっていた。特に、比較例3使用群ではくし通り性,ぱさつき及びコンディショニング効果の持続性についての評価が悪く、比較例5使用群では、かなりのべたつきが認められていた。
【0031】
なお、上記実施例1〜実施例9については、25℃で6カ月間保存した場合において状態の変化は全く認められず、使用に際し、眼や頭皮に対する刺激性反応や刺激感も認められなかった。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明により、べたつき等の悪影響を生じることなく、優れたコンディショニング効果を毛髪に付与することができ、しかもそのコンディショニング効果の持続性にも優れる毛髪用化粧料を得ることができた。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cosmetic for hair that can impart an excellent conditioning effect to hair and is also excellent in its sustainability. More specifically, the present invention relates to a hair cosmetic comprising one or more selected from esters of acylcarnitine and salts thereof.
[0002]
[Prior art]
In hair cosmetics, various conditioning agents are used in order to impart conditioning effects such as good smoothness, moist feeling, and combability to the hair. Such conditioning agents include cationic polymer compounds such as cationized cellulose, cationic surfactants such as alkyltrimethylammonium chloride and dialkyldimethylammonium chloride, hydrocarbons, higher aliphatic alcohols, esters, silicone oils and the like. Oily components have been used.
[0003]
However, the above-described cationic polymer compounds and cationic surfactants cannot be said to have sufficient adsorptivity to hair, are easily detached from hair by rinsing or the like, and the conditioning effect is not sufficiently durable. In addition, the long-chain alkylammonium salt mainly used as the cationic surfactant is poor in biodegradability, and its use is not preferable when the influence on the environment is taken into consideration.
[0004]
On the other hand, when an oily component is used, problems such as stickiness may occur and hair may become difficult to clean.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, an object of the present invention is to obtain a cosmetic for hair that can impart excellent conditioning effects to hair without causing adverse effects such as stickiness, and that is also excellent in sustainability of the conditioning effects.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a result of various studies to solve the above problems, the conditioning effect and its sustainability are remarkably improved by containing one or more selected from the acylcarnitine ester represented by the formula (1) and a salt thereof. Has been found, and the present invention has been completed.
[Chemical 2]
(In the formula, R 1 and R 2 are an alkyl group or an alkenyl group having a linear or branched chain having 1 to 24 carbon atoms.)
[0007]
The acylcarnitine ester represented by the formula (1) and its salt exhibit low irritation to the skin and are excellent in biodegradability.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, as shown in the formula (1), an alkyl or alkenyl ester of an acylcarnitine having a saturated or unsaturated acyl group having 2 to 25 carbon atoms and having a linear or branched chain, and Their salts are used.
[Chemical 3]
(In the formula, R 1 and R 2 are an alkyl group or an alkenyl group having a linear or branched chain having 1 to 24 carbon atoms.)
[0009]
The ester of acylcarnitine represented by the formula (1) has a quaternary ammonium group as a hydrophilic group, an acyl group bonded to a 3-hydroxyl group, and two hydrophobic groups of an ester chain. Has surface activity. In addition, R 1 and R 2 are selected from linear or branched alkyl groups or alkenyl groups having 1 to 24 carbon atoms. By adjusting these chain lengths, any hydrophobicity can be imparted. Can do. For the purpose of the present invention, the carbon numbers of R 1 and R 2 are each preferably in the range of 6 to 24, particularly preferably in the range of 10 to 22.
[0010]
Such esters of acylcarnitine include O-undecanoylcarnitine, O-dodecanoylcarnitine, O-tridecanoylcarnitine, O-tetradecanoylcarnitine, O-pentadecanoylcarnitine, O-hexadecanoylcarnitine, O -Heptadecanoylcarnitine, O-octadecanoylcarnitine, O-nonadecanoylcarnitine, O-eicosanoylcarnitine, O-docosanoylcarnitine, O-14-methylpentadecanoylcarnitine, O-16-methylheptadeca Noylcarnitine, O-2-heptylundecanoylcarnitine, O-2-octyldecanoylcarnitine, O-9-undecenoylcarnitine, O-10-undecenoylcarnitine, O-2-dodecenoylcarnitine, O-3-dodecenoylcarnitine, O-4-dodecenoylcarnitine, O-5-dodecenoylcarnitine, O-11-dodece Noylcarnitine, O-4-tetradecenoylcarnitine, O-5-tetradecenoylcarnitine, O-9-tetradecenoylcarnitine, O-2-hexadecenoylcarnitine, O-cis-7-hexa Decenoylcarnitine, O-cis-9-hexadecenoylcarnitine, O-trans-9-hexadecenoylcarnitine, O-cis-6-octadenoylcarnitine, O-trans-6-octadece Noylcarnitine, O-cis-9-octadecenoylcarnitine, O-trans-9-octadecenoylcarnitine, O-trans-11-octadecenoylcarnitine, O-cis-11-eicosenoylcarnitine, O-trans-11-eicosenoylcarnitine, O-cis-13-docosenoylcarnitine, O-trans-13-docosenoylcarnitine, O-cis-9, cis-12-octadecadienoylcarnitine, O -trans-9, trans-12-octadecadienoylcarnitine, O-cis-9, cis-12, cis-15-octadecatrienodolphin Decyl ester, undecyl ester, dodecyl ester, tridecyl ester, tetradecyl ester, pentadecyl ester, heptadecyl ester, octadecyl ester, nonadecyl such as nitin, O-5,8,11,14-eicosatetraenoylcarnitine Ester, eicosyl ester, docosyl ester, 14-methylpentadecyl ester, 16-methylheptadecyl ester, 2-heptylundecyl ester, 2-octyldodecyl ester, 10-undecenyl ester, 11-dodecenyl ester, Examples thereof include 12-dodecenyl ester, cis-9-octadecenyl ester and the like, and any of D-form, L-form and DL-form may be used.
[0011]
The acylation of carnitine, which is the first step for obtaining the ester of the long-chain acylcarnitine used in the present invention, is low in solubility of carnitine in an organic solvent and low reactivity of the secondary hydroxyl group of carnitine. It is difficult to carry out by general esterification methods such as Schotten-Baumann method, improved Schotten-Baumann method, and transesterification with long-chain fatty acid methyl, etc., but carnitine is dissolved in trichloroacetic acid, By making it react with an acid chloride in a solution, it can be made with a sufficient yield. Next, the acylcarnitine and alkanol or alkenol are reacted according to a conventional method to form an ester.
[0012]
Examples of the acyl carnitine ester salt that can be used in the present invention include inorganic acid salts such as hydrochloride, glycolate, acetate, lactate, pyrrolidonecarboxylate, citrate, aspartate, and glutamate. And organic acid salts such as Considering the solubility in an aqueous base, it is preferable to use hydrochloride, glycolate, acetate, lactate and the like.
[0013]
In the cosmetic for hair according to the present invention, one or more of the above-described acylcarnitine esters and salts thereof are selected and blended. As a compounding quantity with respect to the cosmetics for hair, it is preferable to set it as 0.1 to 8.0 weight%. If it is less than 0.1% by weight, a sufficient conditioning effect cannot be imparted, and if it exceeds 8.0% by weight, a sticky feeling or a feeling of finish may be increased. A particularly preferable blending amount is 0.5 to 5.0% by weight.
[0014]
The hair cosmetic composition according to the present invention mainly takes an emulsified dosage form and can be provided as a hair shampoo, hair rinse, hair treatment or the like.
[0015]
The hair cosmetic composition according to the present invention includes oily components such as lower alcohols, other surfactants, higher alcohols, hydrocarbon oils, ester oils, animal and vegetable oils, silicone oils and the like, as long as the characteristics of the present invention are not impaired. Humectants such as glycerin, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, polyethylene glycol, amino acids such as glycine, protein hydrolysates such as elastin, keratin, collagen, and modified products thereof, cationized cellulose, cationized guar gum, Cationized polymer compounds such as polyglycol / polyamine condensates, anti-dandruff agents such as pyridoxine hydrochloride, salicylic acid, zinc pyrithione, hop extract, assembly extract, capsicum tincture, hair growth ingredients such as camphor, hinokitiol, benzalkonium chloride, Bactericides such as photosensitive elements, pH adjusters, antibacterial Raw materials and additive components generally used in cosmetics for hair, such as antifungal agents, antioxidants, ultraviolet absorbers, chelating agents, coloring agents, and fragrances, can be included.
[0016]
【Example】
Further, the features of the present invention will be described in detail with reference to examples.
[0017]
The hair rinse formulations according to Examples 1 to 6 of the present invention are shown in Table 1 together with the formulations of Comparative Examples 1 and 2. The blending amounts in Table 1 are expressed in wt%. These components are prepared by mixing, dissolving and heating to 70 ° C. in Table 1, adding to the B component previously mixed, dissolved and heated to 70 ° C., emulsifying with a homomixer, and then cooling.
[0018]
[Table 1]
[0019]
For Examples 1 to 6 of the present invention shown in Table 1 and Comparative Example 1 and Comparative Example 2, the conditioning effect on thermally damaged hair was evaluated. First, 5 g of hair bundles each having a length of 20 cm were dried under reduced pressure at 80 ° C. for 5 hours to form heat-damaged hair. After shampooing this, 0.5 g of each sample was applied and stretched uniformly to 25 ° C., It was left still overnight at a humidity of 65%. Subsequently, sensory evaluation was performed about the combing property, smoothness, moist feeling and softness of the hair. The sensory evaluation was as follows: “◎; very good”, “○; somewhat good”, “△; comparable to the case where heat-damaged hair that had only been shampooed was left to stand overnight under the same conditions as above. There were four stages: “Yes” and “×; Bad”. The results are shown in Table 2.
[0020]
[Table 2]
[0021]
As is clear from Table 2, all the heat-damaged hairs applied with the examples of the present invention are better than the heat-damaged hairs where nothing is applied in all items including combability. It was evaluated. On the other hand, the heat-damaged hair applied with Comparative Example 1 containing stearyltrimethylammonium chloride without containing an acylcarnitine ester salt was poorly evaluated for combing properties, and other items were Was also comparable to the heat-damaged hair that was not applied. In addition, when Comparative Example 2 containing distearyldimethylammonium chloride was applied, the evaluation of smoothness was good, but the other items were the same as those of heat-damaged hair to which nothing was applied.
[0022]
Then, the prescription | regulation of the other Example of this invention is shown.
[0023]
Production method: The oil phase components (1) and (2) are mixed and dissolved by heating to 70 ° C. On the other hand, the aqueous phase components (3) to (8) are mixed and dissolved, heated to 70 ° C., and the oil phase component is added thereto and emulsified with a homomixer. After cooling, add (9) at 40 ° C and mix.
[0024]
Production method: The oil phase components (1) to (5) are mixed and dissolved by heating to 70 ° C. On the other hand, the water phase components (6) to (9) are mixed and dissolved, heated to 70 ° C., and the oil phase component is added thereto and emulsified with a homomixer. After cooling, add (10) at 40 ° C and mix.
[0025]
Production method: The oil phase components (1) to (3) are mixed and dissolved by heating to 70 ° C. On the other hand, the water phase components (4) to (11) are mixed and dissolved, heated to 70 ° C., and the oil phase component is added thereto and emulsified with a homomixer. Add and mix (12) and (13) at 30 ° C after cooling.
[0026]
About the said Example 7- Example 9, the use test which made 20 female panelists into 1 group was done. At that time, all of the acylcarnitine ester salts contained in each example were replaced with stearyltrimethylammonium chloride as Comparative Example 3, Comparative Example 4 and Comparative Example 5 and subjected to the test at the same time.
[0027]
In the usage test, each sample of Examples 7 to 9 and Comparative Examples 3 to 5 was used blindly in each group, and the combing property of the hair after use, smoothness, moist feeling, crispness, Sensory evaluation was performed on the stickiness and the sustainability of the conditioning effect. The evaluation results were scored according to the evaluation criteria shown in Table 3, and the average value of 20 people was calculated and shown in Table 4.
[0028]
[Table 3]
[0029]
[Table 4]
[0030]
As is apparent from Table 4, in the group using the examples of the present invention, almost all good evaluations were obtained with respect to the above evaluation items. On the other hand, in each comparative example use group in which the ester carnitine ester salt was replaced with stearyltrimethylammonium chloride, the evaluation for each evaluation item was lower than the corresponding example use group. In particular, in the group using Comparative Example 3, evaluation of combing property, crispness, and sustainability of the conditioning effect was poor, and considerable stickiness was observed in the group using Comparative Example 5.
[0031]
In addition, about the said Example 1- Example 9, when it preserve | saved for six months at 25 degreeC, the change of a state was not recognized at all, and the irritation | stimulation reaction and irritation | stimulation with respect to eyes and a scalp were not recognized in use. .
[0032]
【Effect of the invention】
As described above in detail, according to the present invention, it is possible to obtain an excellent conditioning effect on hair without causing adverse effects such as stickiness, and to obtain a cosmetic for hair that is also excellent in the sustainability of the conditioning effect. I was able to.
Claims (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001286027A JP5199526B2 (en) | 2001-09-20 | 2001-09-20 | Hair cosmetics |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001286027A JP5199526B2 (en) | 2001-09-20 | 2001-09-20 | Hair cosmetics |
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