JP5197729B2 - ピッキングシステムおよびピッキング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アンプルやバイアル等の注射薬や輸液バッグ等のピッキング対象物体をピッキングするためのピッキングシステムおよびピッキング方法に関する。
近年の医療機関では、医師が注文した注射薬の取り揃え業務を自動化するアンプルピッカー(注射薬自動払い出しシステム)が注目されている。アンプルピッカーは、医師が入力したオーダー表を元に注射薬、薬袋、処方箋や識別ラベル等を自動的にトレイに取り揃え、搬出を行うものである。アンプルピッカーの導入により、個々の患者の投薬情報の管理だけでなく、取り揃え業務の軽減や、薬品の取り揃えミスを防ぐことが可能となる。
具体的には、アンプルピッカーは、以下の手順で動作する。
(1)保管庫(整列された注射薬が入れられたトレイ)から注射薬をピッキングする。
(2)ピッキングした薬品が正しいかどうか識別を行う。
(3)再びピッキングし、一つのトレイに集めて梱包する。
一方、使用されなかった注射薬は、人の手によって各薬品の保管庫に返品されている。数十〜数百もある注射薬を一つ一つ確認し、元の保管トレイへ戻す作業は、作業者にとって大きな負担であり、薬品の返品ミスを招く恐れがある。このことから、注射薬返品の自動化が強く求められている。
なお、医療器材や医療機器構成部材などを識別対象物体とする識別装置としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。この識別装置では、入力画像から特異点を取得するとともにエッジを抽出し、特異点からいくつかの等しい距離に存在するエッジ点の個数をそれぞれ算出することで、特異点周りの等距離エッジ点強度パラメータを導出し、導出された等距離エッジ点強度パラメータを、予め識別対象物体について等距離エッジ点強度パラメータを導出したテンプレートデータと照合することで、識別対象物体を識別する。
特開2010−218149号公報
注射薬返品の自動化は、アンプルピッカーの行う取り揃え動作を逆に行うことで実現されると考えられるが、返品薬が入れられたトレイから1つの薬品をピッキングすることは容易ではない。すなわち、アンプルピッカーの場合には、予めピッキング対象の薬品が分かっているのに対し、注射薬返品の場合には、異種の複数の薬品が乱雑にトレイに配置さている状況であり、このトレイの中から1つの薬品を認識してピッキングする必要がある。
そこで、本発明においては、乱雑に配置された複数の薬品等のピッキング対象物体の中から各ピッキング対象物体を認識してピッキングすることが可能なピッキングシステムおよびピッキング方法を提供することを目的とする。
本発明のピッキングシステムは、複数のピッキング対象物体を含む画像を入力する画像入力手段と、複数のピッキング対象物体について予め各ピッキング対象物体の種類ごとにテンプレート画像を記憶またはテンプレート画像の面積を記憶するテンプレート記憶手段と、画像入力手段により入力された画像からピッキング対象物体領域を抽出する対象物体領域抽出手段と、各ピッキング対象物体領域に外接する矩形の面積とその各ピッキング対象物体領域の面積との差の第1項と、各ピッキング対象物体のテンプレート画像の面積と各ピッキング対象物体領域の面積との差の第2項とを含む評価関数により各ピッキング対象物体を識別する識別手段とを含むものである。
また、本発明のピッキング方法は、複数のピッキング対象物体を含む画像を入力すること、入力された画像からピッキング対象物体領域を抽出すること、各ピッキング対象物体領域に外接する矩形の面積とその各ピッキング対象物体領域の面積との差の第1項と、複数のピッキング対象物体について予め各ピッキング対象物体の種類ごとに記憶された各ピッキング対象物体のテンプレート画像の面積と各ピッキング対象物体領域の面積との差の第2項とを含む評価関数により各ピッキング対象物体を識別することを含むことを特徴とする。
これらの発明によれば、ピッキング対象物体が重なり合っている場合には、第1項が大きくなるので、乱雑に配置されて重なり合ったピッキング対象物体を排除して各ピッキング対象物体を識別することが可能となる。また、第2項により、予め各ピッキング対象物体の種類ごとに記憶したテンプレート画像の面積に対して大きすぎるものおよび小さすぎるものを評価できるので、これらのものを排除して各ピッキング対象物体を識別することが可能となる。
ここで、対象物体領域抽出手段は、各ピッキング対象物体領域にラベリングを行うものであり、識別手段は、ラベリングされたw個の各ピッキング対象物体領域i=1,2,…,wについて、各ピッキング対象物体領域iの面積をSi、各ピッキング対象物体領域iに外接する矩形の面積をRi、テンプレート記憶手段に記憶するk個のピッキング対象物体のテンプレート画像の面積をTk、重み係数をαとしたとき、評価関数Jiが、
であり、
を満たすピッキング対象物体領域iをピッキング対象物体として識別するものであることが望ましい。
これにより、各ピッキング対象物体領域に外接する矩形の面積とその各ピッキング対象物体領域の面積との差を正規化した第1項と、複数のピッキング対象物体について予め各ピッキング対象物体の種類ごとに記憶された各ピッキング対象物体のテンプレート画像の面積と各ピッキング対象物体領域の面積との差を正規化した第2項とからなる評価関数Jiにより、ピッキング対象物体を識別することが可能となる。
また、識別手段は、
が所定の閾値以上の場合にはピッキング対象物体としないことが望ましい。
が所定の閾値以上の場合には、ピッキング対象物体を正確に識別できていない可能性が大きいため、これを排除することでより正確な識別を行うことが可能となる。
また、本発明のピッキングシステムは、各ピッキング対象物体領域の姿勢角度を導出する姿勢導出手段を含み、識別手段が、各ピッキング対象物体領域に外接する矩形を、姿勢導出手段により導出した各ピッキング対象物体領域の姿勢角度の2辺とこれに直交する2辺により構成するものであることが望ましい。これにより、導出された各ピッキング対象物体領域の姿勢角度に対応する矩形に基づいて評価関数により各ピッキング対象物体を識別するが、各ピッキング対象物体領域の姿勢角度の導出ミスがあった場合には、評価関数の各ピッキング対象物体領域に外接する矩形の面積とその各ピッキング対象物体領域の面積との差の項が大きくなるので、この姿勢角度の導出ミスがあったピッキング対象物体を排除して各ピッキング対象物体を識別することが可能となる。
さらに、本発明のピッキングシステムは、各ピッキング対象物体領域の重心を導出する重心導出手段と、識別手段により識別した各ピッキング対象物体を、重心導出手段により導出した重心および姿勢導出手段により導出した姿勢角度に基づいてピッキングを行うピッキング手段とを含むものとすることができる。これにより、前述のように識別した各ピッキング対象物体をその重心および姿勢角度に基づいてピッキング対象物体ごとに正確にピッキングすることが可能となる。
(1)複数のピッキング対象物体を含む画像を入力し、入力された画像からピッキング対象物体領域を抽出し、各ピッキング対象物体領域に外接する矩形の面積とその各ピッキング対象物体領域の面積との差の項と、複数のピッキング対象物体について予め各ピッキング対象物体の種類ごとに記憶された各ピッキング対象物体のテンプレート画像の面積と各ピッキング対象物体領域の面積との差の項とを含む評価関数により各ピッキング対象物体を識別する構成により、乱雑に配置された複数のピッキング対象物体の中から重なり合ったり直列や並列に繋がったりしているピッキング対象物体を排除して、各ピッキング対象物体を識別し、ピッキングすることが可能となる。
(2)
が所定の閾値以上の場合にはピッキング対象物体としないことで、ピッキング対象物体を正確に識別できていない可能性が大きい場合には、これを排除して、より正確な識別を行い、各ピッキング対象物体をピッキングすることが可能となる。
(3)各ピッキング対象物体領域の姿勢角度を導出し、各ピッキング対象物体領域に外接する矩形を、姿勢導出手段により導出した各ピッキング対象物体領域の姿勢角度の2辺とこれに直交する2辺により構成することにより、各ピッキング対象物体領域の姿勢角度の導出ミスがあったピッキング対象物体を排除して各ピッキング対象物体を識別し、ピッキングすることが可能となる。
(4)各ピッキング対象物体領域の重心を導出し、識別した各ピッキング対象物体を、導出した重心および導出した姿勢角度に基づいてピッキングを行う構成により、上述のように識別した各ピッキング対象物体をその重心および姿勢角度に基づいてピッキング対象物体ごとに正確にピッキングすることが可能となる。
本発明の実施の形態におけるピッキングシステムの概略構成図である。 図1のピッキングシステムのブロック図である。 姿勢検出の説明図である。 ピッキング対象物体領域に外接する矩形の例を示す図である。 図1のピッキングシステムによるピッキング手順を示すフロー図である。 図1のピッキングシステムによるピッキング手順の例を示す説明図である。
図1は本発明の実施の形態におけるピッキングシステムの概略構成図、図2は図1のピッキングシステムのブロック図である。
図1において、本発明の実施の形態におけるピッキングシステム1は、複数のピッキング対象物体(以下、「対象物」と称す。)Mを含む画像を撮像する撮像装置としてのカメラ装置2と、対象物Mをピッキングするピッキング装置3と、カメラ装置2およびピッキング装置3が接続された電子計算機としてのコンピュータ4と、コンピュータ4に接続された表示装置としてのディスプレイ5とから構成される。
なお、本実施形態における対象物Mは、アンプルやバイアル等の注射薬や輸液バッグ等である。これらの注射薬等は、アンプルピッカー等によりトレイに取り揃えて搬出されたにも拘わらず、使用されずに返却されたものであり、トレイT上に乱雑に配置されている。カメラ装置2は、このトレイT上に配置された対象物Mを含む画像を撮像するものであり、図2に示す画像入力手段10として機能する。
ピッキング装置3は、図2に示すピッキング手段17として機能する。ピッキング装置3は、x,y,zの3軸直交で動作するものであり、先端部に上記カメラ装置2とピッキングを行うための2爪のグリッパ3aが取り付けられたものである。なお、カメラ装置2の取り付け位置およびピッキング装置3の動作方向に制約はない。
コンピュータ4は、図2に示すように、入力画像を二値化する二値化処理手段11と、入力画像から各ピッキング対象物体領域を抽出する対象物体領域抽出手段12と、各ピッキング対象物体領域の重心を導出する重心導出手段13と、各ピッキング対象物体領域の姿勢角度を導出する姿勢導出手段14と、各対象物Mを識別する識別手段15と、複数の対象物Mについてのテンプレート画像を記憶するテンプレート記憶手段16として機能する。
二値化処理手段11は、画像入力手段10により入力された画像を二値化するものである。二値化処理手段11は、所定の閾値以上の画素値を有する画素を1に、閾値未満の画素値を有する画素を0にそれぞれ置き換えることで二値化する。なお、所定の閾値は、二値化処理により対象物Mの領域を1(黒画素)、背景を0(白画素)に完全に分離できる適切な値を実験的に設定する。また、入力される画像の濃淡にばらつきがある場合は、動的な閾値設定法(例えば、大津展之,判別および最小2乗規準に基づく自動しきい値選定法,電子通信学会論文誌,J63−D−4,pp.349−356,1980)を適用することも可能である。
対象物体領域抽出手段12は、二値化された画像から各ピッキング対象物体領域にラベリングを行うことにより、各ピッキング対象物体領域を抽出するものである。ラベリングは、二値化された画像から繋がっている全ての画素に同じ番号(ラベル)を付け、異なる連結成分に別の番号を付けることにより行う。このとき、複数の対象物Mが重なり合ったり直列や並列に繋がったりしている場合には、それらの複数の対象物Mの全体が一つとしてラベリングされることになる。以下、ラベリングされたw個の各ピッキング対象物領域をi(i=1,2,…,w)として説明する。
重心導出手段13は、各ピッキング対象物体領域iの重心を導出する。ピッキング対象物体領域iの二値画像をBi(x,y)(i=1,2,…,w)、ピッキング対象物体領域iの二値画像の横幅および縦幅のピクセル値をそれぞれmi,niとすると、重心座標(xgi,ygi)は、
により導出できる。
姿勢導出手段14は、各ピッキング対象物体領域iの姿勢角度、例えばその長手方向の角度を導出する。各ピッキング対象物体領域iの長手方向の角度は、重心導出手段13により導出した重心点とエッジ画像とを用いることで導出することができる。例えば、姿勢導出手段14は、各ピッキング対象物体領域iの重心座標(xgi,ygi)からの距離が最も遠い各ピッキング対象物体領域iのエッジ上の画素から順に抽出した複数の画素の重心座標(xgi,ygi)に対するそれぞれの角度の平均点を算出することにより長手方向の角度を取得する。具体的には、姿勢導出手段14は、重心点からエッジ上の距離Dの最大値からp(<100)%の距離までの間に存在する各ピッキング対象物体領域iのエッジ上の画素を抽出し、それぞれの重心点に対する角度の平均値を算出する。
図3は姿勢導出手段14による姿勢検出の説明図である。ここで、Dの上位p%の値をqとし、重心点から最も離れた各ピッキング対象物体領域iのエッジ上の画素の点群を(xmk,ymk)(k=1,2,…,q)とすると、重心点から最も離れた各ピッキング対象物体領域iのエッジ上の各画素の点の角度θk(k=1,2,…,q)は、
で表される。よって、長手方向の角度θは、
となる。
識別手段15は、対象物体領域抽出手段12により抽出した各ピッキング対象物体領域の中から実際にピッキングする各ピッキング対象物体を識別するものである。前述のように、対象物体領域抽出手段12では、複数の対象物Mが重なり合ったり直列や並列に繋がったりしている場合には、それらの複数の対象物Mの全体が一つとしてラベリングされている。そこで、識別手段15はこれらを排除するために、次の評価関数Jiにより識別を行う。
ここで、Siは各ピッキング対象物体領域iの面積、Riは各ピッキング対象物体領域iに外接する矩形の面積、Tkは予めテンプレート記憶手段16に登録しておくk個のピッキング対象物体のテンプレート画像の面積である。αはJiの第1項と第2項のバランスを取るための重み係数である。なお、識別手段15は、各ピッキング対象物体領域iに外接する矩形を、図4に示すように、姿勢導出手段14により導出した各ピッキング対象物体領域iの姿勢角度θ方向に伸ばした直線に平行な2辺とこれに直交する2辺により構成する。各ピッキング対象物体領域iに外接する矩形の面積Riは、例えば、Rotating Calipers法により求めることが可能である。
評価関数Jiの第1項は、各ピッキング対象物体領域iに外接する矩形の面積Riとその各ピッキング対象物体領域iの面積Siとの差(Ri−Si)(図4の車線部)を正規化したものである。つまり、図4(a)に示すように、対象物Mが重心および姿勢角度が正確に取得できている場合には、第1項の値は小さくなる。一方、図4(b)に示すように、重なり合ったり、同図(c)に示すように対象物Mの姿勢角度が正確でない場合は、Ri−Siが大きくなるため、第1項の値もまた大きくなる。したがって、第1項により、対象物Mが重なり合ったり姿勢角度の導出ミスがあったりするピッキング対象物体領域iを排除することが可能である。
評価関数Jiの第2項は、各対象物Mのテンプレート画像の面積Tkと各ピッキング対象物体領域iの面積Siとの差(Tk−Si)を正規化したものである。前述の第1項のみでは、図4(d)に示すように対象物Mが直列や並列に繋がった場合に問題となるが、第2項のようにテンプレート画像の面積Tkとの差を評価関数Jiに含ませることで、面積が大きすぎるものや小さすぎるものを排除することができる。
識別手段15は、このような評価関数Jiを用い、
を満たすピッキング対象物体領域iをピッキングする対象物Mとして識別する。なお、識別手段15は、
が所定の閾値以上の場合には、対象物Mを正確に識別できていない可能性が大きいため、ピッキングの対象とせず、識別のやり直しを行う。このとき、トレイT内の対象物Mをかき混ぜるなどして、画像入力手段10により入力される画像を変化させる。
テンプレート記憶手段16には、複数の対象物Mについて予め各ピッキング対象物体iの種類ごとにテンプレート画像が記憶され、識別手段15は各テンプレート画像の面積Tkを算出する。なお、このテンプレート記憶手段16には、予め各テンプレート画像から算出した各テンプレート画像の面積を記憶する構成とすることも可能である。
また、ピッキング手段17により対象物Mをピッキングする位置の座標は、例えば対象物Mの重心座標(xg,yg)をピッキング装置3の作業領域に変換したものを使用する。これは対象物Mを掴む際、当然対象物Mの重心点を掴むと安定するためである。また、対象物Mをグリッパ3aにより掴む角度については、長手方向の角度θと直交するようにグリッパ3aの角度を調整することで掴むことが可能である。
次に、上記構成のピッキングシステム1によるピッキング手順について説明する。図5はピッキングシステム1によるピッキング手順を示すフロー図、図6はピッキングシステム1によるピッキング手順の例を示す説明図である。
図5に示すように、ピッキングシステム1では、トレイT上に乱雑に載置された複数の対象物Mを含む画像を画像入力手段10により入力し(S101)、二値化処理手段11により二値化を行い(S102)、対象物体領域抽出手段12によりラベリングを行う(S103)。図6(a)は画像入力手段10により入力した画像の例を、同図(b)は二値化後、1〜5にラベリングした画像の例をそれぞれ示している。
次に、ピッキングシステム1は、重心導出手段13により各ピッキング対象物体領域i(i=1,2,3,4,5)の重心座標(xgi,ygi)を導出し(S104)、姿勢導出手段14により各ピッキング対象物体領域iの姿勢角度θiを導出する(S105)(図6(c)参照。)。そして、ピッキングシステム1は、識別手段15により各ピッキング対象物体領域iの中から実際にピッキングする1つの対象物Mを識別し(S106)(図6(d)参照。)、ピッキング手段17によりピッキングを行う。
以上のように、本実施形態におけるピッキングシステム1によれば、評価関数Jiの第1項および第2項によって、乱雑に配置された複数の対象物Mの中から重なり合ったり直列や並列に繋がったりしている対象物Mを排除して、各対象物Mを識別し、正確にピッキングすることが可能である。
また、評価関数Jiについて
が所定の閾値以上の場合にはピッキングの対象としないので、対象物Mを正確に識別できていない可能性が大きい場合には、これを排除して、より正確な識別を行い、各対象物Mをより正確にピッキングすることが可能である。
さらに、このピッキングシステム1では、各ピッキング対象物体領域iの姿勢角度を導出し、各ピッキング対象物体領域iに外接する矩形を、姿勢導出手段14により導出した各ピッキング対象物体領域iの姿勢角度の2辺とこれに直交する2辺により構成しているので、各ピッキング対象物体領域iの姿勢角度の導出ミスがあったものを排除して各対象物Mを識別し、より正確にピッキングすることが可能となっている。
本発明は、アンプルやバイアル等の注射薬や輸液バッグ等の返却されたピッキング対象物体をピッキングするためのピッキングシステムおよびピッキング方法として有用であり、特にトレイ上に乱雑に載置されたピッキング対象物体をピッキングする場合に好適である。
1 ピッキングシステム
2 カメラ装置
3 ピッキング装置
4 コンピュータ
5 ディスプレイ
10 画像入力手段
11 二値化処理手段
12 対象物体領域抽出手段
13 重心導出手段
14 姿勢導出手段
15 識別手段
16 テンプレート記憶手段
17 ピッキング手段

Claims (6)

  1. 複数のピッキング対象物体を含む画像を入力する画像入力手段と、
    前記複数のピッキング対象物体について予め各ピッキング対象物体の種類ごとにテンプレート画像を記憶または前記テンプレート画像の面積を記憶するテンプレート記憶手段と、
    前記画像入力手段により入力された画像からピッキング対象物体領域を抽出する対象物体領域抽出手段と、
    前記各ピッキング対象物体領域に外接する矩形の面積とその各ピッキング対象物体領域の面積との差の項と、前記各ピッキング対象物体のテンプレート画像の面積と前記各ピッキング対象物体領域の面積との差の項とを含む評価関数により各ピッキング対象物体を識別する識別手段と
    を含むピッキングシステム。
  2. 前記対象物体領域抽出手段は、前記各ピッキング対象物体領域にラベリングを行うものであり、
    前記識別手段は、前記ラベリングされたw個の各ピッキング対象物体領域i=1,2,…,wについて、各ピッキング対象物体領域iの面積をSi、各ピッキング対象物体領域iに外接する矩形の面積をRi、前記テンプレート記憶手段に記憶するk個のピッキング対象物体のテンプレート画像の面積をTk、重み係数をαとしたとき、前記評価関数Jiが、
    であり、
    を満たすピッキング対象物体領域iをピッキング対象物体として識別するものである請求項1記載のピッキングシステム。
  3. 前記識別手段は、
    が所定の閾値以上の場合にはピッキング対象物体としないことを特徴とする請求項2記載のピッキングシステム。
  4. 前記各ピッキング対象物体領域の姿勢角度を導出する姿勢導出手段を含み、
    前記識別手段は、前記各ピッキング対象物体領域に外接する矩形を、前記姿勢導出手段により導出した前記各ピッキング対象物体領域の姿勢角度の2辺とこれに直交する2辺により構成するものである請求項1から3のいずれかに記載のピッキングシステム。
  5. 前記各ピッキング対象物体領域の重心を導出する重心導出手段と、
    前記識別手段により識別した各ピッキング対象物体を、前記重心導出手段により導出した重心および前記姿勢導出手段により導出した姿勢角度に基づいてピッキングを行うピッキング手段と
    を含む請求項1から4のいずれかに記載のピッキングシステム。
  6. 複数のピッキング対象物体を含む画像を入力すること、
    前記入力された画像からピッキング対象物体領域を抽出すること、
    前記各ピッキング対象物体領域に外接する矩形の面積とその各ピッキング対象物体領域の面積との差の項と、前記複数のピッキング対象物体について予め各ピッキング対象物体の種類ごとに記憶された各ピッキング対象物体のテンプレート画像の面積と前記各ピッキング対象物体領域の面積との差の項とを含む評価関数により各ピッキング対象物体を識別すること
    を含むピッキング方法。
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