JP5195646B2 - 撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は撮影装置に係り、特に赤外線カメラと可視光カメラとを用いて所望の被写体をそれぞれ撮影して得た画像信号を記録し再生する撮影装置に関する。
赤外線カメラは、例えば遠赤外線に相当する8μm〜14μm程度の波長をモニタリングするため、近赤外線と異なり、物体の発する放射熱を直接検知するので光源が不要という特徴を持つ。従って、赤外線カメラは、夜間走行が多い車両向けの障害物認識システムや夜間の監視用途にも広く使われている。
しかしながら、赤外線カメラにより得られる映像は可視光で得られる映像と大きく異なり、認識できるのは目標物の大まかな形程度である。その結果、赤外線カメラにより得られる映像を見ているだけでは、赤外線カメラがどの部分を写しているのかよく分からないという不具合が発生する。そこで、赤外線カメラと可視光カメラで得られる映像とを組み合わせるという手法が発達してきた。
例えば、特許文献1は、撮影領域をそろえた可視光カメラの画像と赤外線カメラの画像とを使い、指定したエリアの画像を他方の画像に置き換えるという発明を開示している。また、特許文献2は、ハーフミラーを使って可視光カメラと赤外線カメラの光軸を合わせる発明を開示している。
更に、特許文献3は、同一の被写体を異なる光軸上で撮像する赤外線カメラとズームレンズ付き可視光カメラとを備え、予め可視光カメラの撮影範囲を赤外線カメラのそれよりも大きく設定しておき、その後で可視光カメラのズームレンズの倍率などを調整することにより、可視光カメラの撮像面上のサイズと赤外線カメラの撮像面上の被写体のサイズとを一致させる発明を開示している。
特許第3196122号公報 特開平2−058480号公報 特開平1−289390号公報
従来、可視光カメラに用いるCCD(Charge Coupled Devise;電荷結合素子)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサなどの撮像素子の解像度は、VGA(Video Graphic Array)規格の水平方向640画素、垂直方向480画素程度であり、それほど大きくはなかった。ところが、近年は画素数が大幅に増えて、可視光カメラに用いる撮像素子の解像度は、XGA(eXtended Graphics Array)規格の水平方向1024画素、垂直方向768画素や、HDTV(High Definition Television)規格の水平方向1920画素、垂直方向1125画素程度のものが増えてきた。
一方、遠赤外線を扱う赤外線カメラの撮像素子の解像度はあまり増えていない。例えば一般的なMEMS(Micro Mechanical Systems)技術を使ったマイクロ・ボロメーターアレイのセンサの解像度は水平方向180画素、垂直方向120画素の2万画素クラスが普及品である。すると、赤外線カメラの撮像素子の解像度は、可視光カメラのHDTV用撮像素子の200万画素に比べて、100倍の差がある。従って、単純に画素数のみで比較すると、赤外線カメラと可視光カメラが同じ領域を撮影している場合、赤外線カメラの1つの画素は、可視光カメラの100画素に相当することになる。これでは画素数ギャップが大きすぎて、問題が生じる。
例えば、可視光カメラで1画素分の領域に高熱の物体があっても、赤外線カメラでは100分の1に平均化されてしまい、目立たなくなってしまう。また、例えば人間を撮像した場合、可視光カメラでは確認できても、赤外線カメラでは画素数が粗すぎて、その画像を見てもそれが何か確認できないことが起こる。これでは可視光が少ない夜間の監視に不都合が生じる。また、撮影領域をそろえた可視光カメラの画像と赤外線カメラの画像とを用いる特許文献1記載の発明は適用することができない。
また、特許文献2記載の発明のような、夜間の車両の障害物回避を目的とした可視・遠赤外線切換えシステムも画素数の少ない赤外線カメラでは画像が粗く、人体・人工物の識別精度の低さから事故を招く危険性さえ生じる恐れがある。
上記の課題の最も簡単な解決策は、赤外線カメラの撮像素子の解像度を可視光カメラの解像度程度に上げることである。しかしながら、赤外線カメラの撮像素子の値段は高価であり、単純に画素数を増やして解像度を上げるのはコストアップになり難しい。更に、特許文献3記載の発明では、可視光カメラの撮像面上のサイズと赤外線カメラの撮像面上の被写体のサイズとを一致させる必要がある。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、高価な高解像度の赤外線カメラを使うことなく、低コストで、かつ、高機能な監視を行うと共に、その監視した映像の記録再生を行うことが可能な撮影装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の撮影装置は、可視光カメラの第1の撮影範囲内の任意の位置を、可視光カメラより低解像度で、かつ、撮影可能範囲が第1の撮影範囲よりも小である赤外線カメラの第2の撮影範囲の位置として指定する指定入力手段と、指定入力手段により指定された可視光カメラの第1の撮影範囲内の任意の位置に、撮影方向が移動自在な赤外線カメラの第2の撮影範囲を移動する移動手段と、可視光カメラにより撮影して得られた第1の撮影範囲の可視光画像を第1の記録媒体に記録する第1の記録手段と、赤外線カメラにより撮影して得られた第2の撮影範囲の赤外線画像を、第2の撮影範囲の位置を示す撮影領域情報とともに第2の記録媒体に記録する第2の記録手段とを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の撮影装置は、可視光カメラの第1の撮影範囲内の任意の位置を、可視光カメラより低解像度で、かつ、撮影可能範囲が第1の撮影範囲よりも小である赤外線カメラの第2の撮影範囲の位置として指定する指定入力手段と、指定入力手段により指定された可視光カメラの第1の撮影範囲内の任意の位置に、撮影方向が移動自在な赤外線カメラの第2の撮影範囲を移動する移動手段と、可視光カメラにより撮影して得られた第1の撮影範囲の可視光画像を第1の記録媒体に記録し、その第1の記録媒体から可視光画像を再生する第1の記録再生手段と、赤外線カメラにより撮影して得られた第2の撮影範囲の赤外線画像を、第2の撮影範囲の位置を示す撮影領域情報とともに第2の記録媒体に記録し、その第2の記録媒体から赤外線画像及び撮影領域情報を再生する第2の記録再生手段と、第1の記録再生手段により第1の記録媒体から再生された、可視光カメラにより撮影して得られた第1の撮影範囲の可視光画像中の、第2の記録再生手段により第2の記録媒体から再生された撮影領域情報に基づいて決定される所定の位置の第2の撮影範囲に相当する領域の可視光画像部分を、第2の記録再生手段により第2の記録媒体から再生された、赤外線カメラにより撮影して得られた第2の撮影範囲の赤外線画像と置き換える合成、又は、可視光画像部分に重畳する合成を行う画像合成手段とを有することを特徴とする。
ここで、上記の第1及び第2の記録媒体は、同一の記録媒体の第1の記録領域及び第2の記録領域であってもよい。
本発明によれば、高価な高解像度の赤外線カメラを使うことなく、低コストで、かつ、高機能な監視を行うと共に、その監視した映像の記録再生を行うことが可能となる。
本発明の撮影装置の第1の実施の形態のブロック図である。 本発明における可視光カメラと赤外線カメラとの位置関係の一例を示す斜視図である。 可視光カメラと赤外線カメラの撮影範囲の一例の比較説明図である。 本発明の撮影装置の可視光カメラの撮影範囲の複数領域分割、選択領域の赤外線カメラ画像への置き換え/重ね合わせの第1の実施の形態の説明図である。 本発明の撮影装置の第2の実施の形態のブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明になる撮影装置の第1の実施の形態のブロック図を示す。同図において、撮影装置10は、可視光カメラ11とズームレンズ13を備えた赤外線カメラ12とを有する。また、撮影装置10は、図1に示すように、A/D変換器14及び16と、フレームメモリ15及び17と、記録/再生部18及び19と、画像合成部20と、モニタ21と、画像分析部22と、警報発令部23と、通信部24と、操作部25と、赤外線カメラ撮影領域制御部26とを有する。
可視光カメラ11と赤外線カメラ12とは、図2に斜視図を示すように、互いに光軸がdだけ離れた位置に配置されている。可視光カメラ11は、例えば、XGA規格やHDTV規格の画素数程度の高解像度の撮像素子を用いて可視光を光電変換するカメラである。一方、赤外線カメラ12は、例えば2万画素クラスの低解像度の撮像素子を用いて、波長8μm〜14μmの遠赤外線を光電変換するカメラである。従って、図3に示すように、可視光カメラ11の撮影範囲30に対して、赤外線カメラ12の撮影可能範囲は41や42に示すように、狭い範囲となっている。
また、赤外線カメラ12は、図1の赤外線カメラ撮影領域制御部26により、所定位置を支点として図2に示すように、撮影方向(光軸方向)が垂直方向Iと、水平方向IIに回動可能な構成とされている。これにより、赤外線カメラ12の撮影範囲は、可視光カメラ11の撮影範囲内の任意の位置に移動可能とされ、可視光カメラ11の撮影範囲30内において、例えば、図3に41で示す位置から42で示す位置に移動可能とされている。
また、可視光カメラ11と赤外線カメラ12は光軸が合っていないが、図2に示したように、それらの光軸間の距離はdであり、dよりも10倍以上の遠い範囲を写すことでほぼ光軸が合っているときと同等な撮影状況を得ることができるようになる。例えばdが10cmであれば、1m以上先を撮影するようにする。
図1に戻って説明する。A/D変換器14は、可視光カメラ11が被写体からの可視光を光電変換して得たアナログ映像信号を第1のディジタル映像データに変換して、フレームメモリ15に格納する。フレームメモリ15は、例えば、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)から構成されている。一方、A/D変換器16は、赤外線カメラ12が被写体からの赤外線を光電変換して得たアナログ映像信号を第2のディジタル映像データに変換して、フレームメモリ17に格納する。フレームメモリ17は、例えばDRAMから構成されている。
記録/再生部18は、フレームメモリ15に格納された第1のディジタル映像データを記録媒体に記録し、またその記録媒体に記録された上記の第1のディジタル映像データを再生する。記録/再生部19は、フレームメモリ17に格納された第2のディジタル映像データを記録媒体に記録し、またその記録媒体に記録された上記の第2のディジタル映像データを再生する。記録媒体は、ハードディスク等である。
記録/再生部18及び19は、それぞれ別々の記録再生装置であってもよいし、同じ記録再生装置内の同じ記録媒体内の別の領域にディジタル映像データを記録し、再生する構成であってもよい。要は、第1及び第2のディジタル映像データが分離された状態で記録媒体に記録され、再生されればよい。例えば、同じHDD記録再生装置に記録し再生する場合でも、それぞれ別のファイル名で記録されている場合には、それぞれ記録/再生部18及び19を構成しているとみなせる。
画像合成部20は、記録/再生部18及び19によりそれぞれ再生された第1及び第2のディジタル映像データを合成する。操作部25は、画像合成部20により画像合成するかどうかの指示を随時行うことができる。画像合成の方法として、例えば単純な可視光カメラ情報の置き換え、あるいは重ね合わせがある。この合成された映像データがモニタ21により表示される。
画像分析部22は、記録/再生部18及び19によりそれぞれ再生された第1及び第2のディジタル映像データが入力され、画像分析を行って何らかの特徴を抽出し、判断を行う。その特徴とは、例えば温度情報であったり、一定時間前との温度変化だったり、あるいは動きの検出であったりする。画像分析部21の検出内容、判断基準は監視対象に応じて個々に操作部25を用いて設定される。
警報発令部23は、画像分析部22が画像分析して所定の判断基準で警報が必要と判断された時に、画像分析部22から供給される警報情報に基づいて、警報を発生する。警報は、アラーム音あるいはパイロットランプの点灯又は点滅により行われる。また、警報発令部23は、モニタ21に警報内容を表示させる。
通信部24は、モニタ21からの画像情報を撮影装置10の外部(例えば、遠隔地のセキュリティ関係者、あるいはセキュリティシステム)に伝達する。なお、通信部24は、警報発令部23で発令された警報を外部へ伝達するようにしてもよい。
操作部25は、画像分析部22の分析条件の設定も行う。操作部25の設定作業時の設定状況はモニタ21により表示される。操作部25は、ペン入力デバイス、マウスなどの領域指定可能なデバイスであるが、モニタ21上のタッチパネルを入力デバイスとして用いる場合がある。
赤外線カメラ撮影領域制御部26は、操作部25で使用者が操作した設定に従って、赤外線カメラ12の撮影領域(撮影範囲)を、図3に示したように、可視光カメラ11の撮影範囲30内において制御する。その制御方法としては、モータにより直接赤外線カメラ12の胴体の方向を制御する方法や、ミラー、レンズ等の光学部品を振ることにより赤外線カメラ12の入射光線の方向を制御する方法がある。この中には、赤外線カメラ12のズームレンズ13によるズーム倍率を制御する方法も含む。なお、赤外線カメラ撮影領域制御部26は、制御後の赤外線カメラ12の撮影領域の位置などを示す撮影領域情報をフレームメモリ17に供給して記憶させる。
次に、本実施の形態の撮影装置10の動作について説明する。
撮影装置10は、まず、モニタ21の画面全体に可視光カメラ11で撮影した被写体である監視対象の画像を表示する。これにより、監視者は、モニタ21の画像から赤外線カメラ12だけでは得られない監視対象全体の様子が確認できる。ここで、図4(A)に示すように、モニタ21の画面全体に表示される可視光カメラ11の撮影範囲30の画像は、例えば横方向4つ、縦方向3つの12個の分割領域31に分割されている。この12個の分割領域31の各々は、図3と共に説明した赤外線カメラ12の一つの撮影範囲41又は42と等しい。
監視者は、モニタ21の画面全体に表示されている可視光カメラ11からの画像中、ライトが当たっていない領域、あるいは暗がりになっている領域を操作部25を操作して指定する。この操作部25を操作して指定された選択領域が、例えば図4(A)に32で示す一つの分割領域であるものとすると、赤外線カメラ撮影領域制御部26が、上記の操作部25からの選択領域32の指定入力により、赤外線カメラ12を、選択領域32を撮影するように回動する。
なお、ここでは、選択領域は、可視光カメラ11の撮影範囲30に対して規格化された領域分割を行い、その中から選ぶようになっているが、選択領域は、可視光カメラ11の撮影範囲30内の規格化されない任意の位置に設定できることは勿論である。
A/D変換器14は、可視光カメラ11により撮影して得られた、撮影範囲30の被写体のアナログ映像信号をA/D変換して第1のディジタル映像データを生成し、その第1のディジタル映像データをフレームメモリ15に格納する。一方、A/D変換器16は、赤外線カメラ12により撮影された図4(A)に示した選択領域32のアナログ映像信号をA/D変換して第2のディジタル映像データを生成し、その第2のディジタル映像データをフレームメモリ17に格納する。なお、フレームメモリ17は、赤外線カメラ撮影領域制御部26からの選択領域32を示す撮影領域情報も記憶する。
記録/再生部18は、フレームメモリ15から読み出された可視光カメラ11の撮影範囲30の第1のディジタル映像データを記録媒体に記録する。もう一方の記録/再生部19は、フレームメモリ17から読み出された赤外線カメラ12の選択領域32の第2のディジタル映像データと、選択領域32を示す撮影領域情報とを記録媒体に記録する。
その後、記録/再生部18は、記録媒体から可視光カメラ11の撮影範囲30の第1のディジタル映像データを再生し、その再生ディジタル映像データを画像合成部20に供給すると共に、画像分析部22に供給する。また、記録/再生部19は、記録媒体から赤外線カメラ12の撮影範囲である選択領域32の第2のディジタル映像データと撮影領域情報とを再生し、その再生ディジタル映像データと撮影領域情報とを画像合成部20に供給すると共に、画像分析部22に供給する。
画像合成部20は、操作部25から画像合成を行うように指示された場合は、記録/再生部18により再生された可視光カメラ11の撮影範囲30の第1のディジタル映像データ中の、記録/再生部19により再生された撮影領域情報に基づいて決定される選択領域32の映像データの替りに、赤外線カメラ12の選択領域32の第2のディジタル映像データと置き換える画像合成を行い、その画像合成後の映像データをモニタ21へ出力する。
これにより、モニタ21は、図4(B)に模式的に示すように、可視光カメラ11からの可視光画像を表示すると共に、その可視光画像中の同図(A)に示した選択領域32に対応する領域43の可視光画像部分を、赤外線カメラ12からの赤外線画像と置き換えて表示する。なお、操作部25からの指示により、画像合成部20は、選択領域32の可視光カメラ11からの可視光画像に、赤外線カメラ12からの赤外線画像を重畳するように画像合成して、その合成画像をモニタ21に表示させるようにしてもよい。
なお、記録/再生部18、19の画像データには、通常の監視カメラシステムと同様に撮影時刻情報が含まれている。記録/再生部18、19の画像を合成する際は、この撮影時刻情報を用いて同期を取る。
一方、画像分析部22は、記録/再生部18により再生された可視光カメラ11の撮影範囲30の第1のディジタル映像データと、記録/再生部19により再生された赤外線カメラ12の選択領域32の第2のディジタル映像データの画像分析を行って何らかの特徴(温度情報、一定時間前との温度変化、動きの検出など)を抽出し、判断を行う。警報発令部23は、画像分析部22が画像分析して所定の判断基準で警報が必要と判断された時に、画像分析部22から供給される警報情報に基づいて、警報を発生する。
なお、画像合成部20は、操作部25から可視光画像のみ、又は赤外線画像のみを選択する非合成の指示を受けた場合は、操作部25から指示に従い、記録/再生部18により再生された可視光カメラ11の撮影範囲30の第1のディジタル映像データのみ、又は記録/再生部19により再生された赤外線カメラ12の選択領域32の第2のディジタル映像データのみをモニタ21に供給する。
このように、本実施の形態の撮影装置10によれば、画像合成部20において可視光カメラ11の撮影範囲30の再生可視光画像と、赤外線カメラ12の撮影範囲の再生赤外線画像との画像合成を行うようにしたため、高価な高解像度の赤外線カメラを使うことなく、かつ、可視光カメラの撮像面上のサイズと赤外線カメラの撮像面上の被写体のサイズとを一致させることなく、視認性に優れた可視光カメラ11の可視光画像と、暗部の監視に優れた赤外線カメラ12の赤外線画像とを組み合わせた再生画像により、高機能な監視を行うことができると共に、その監視した映像の記録再生を行うことができる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明になる撮影装置の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図5において、本実施の形態の撮影装置50は、図1に示した撮影装置10と比較すると、記録/再生部52が一つである点に特徴がある。また、図5の画像合成部51は、フレームメモリ15及び17からの映像データを合成する。画像合成の方法として、例えば単純な可視光カメラ情報の置き換え、あるいは重ね合わせがある。
次に、本実施の形態の撮影装置50の動作について説明する。
撮影装置50内のフレームメモリ15は、第1の実施の形態と同様に、A/D変換器14からの可視光カメラ11により撮影された撮影範囲30の被写体の第1のディジタル映像データを格納する。また、フレームメモリ17は、第1の実施の形態と同様に、A/D変換器16からの赤外線カメラ12により撮影された図4(A)に示した選択領域32の被写体のディジタル映像データを格納する。なお、フレームメモリ17は、赤外線カメラ撮影領域制御部26からの選択領域32を示す撮影領域情報も記憶する。
なお、ここでは、赤外線カメラ12は図4(A)に示した選択領域32の被写体を撮影しているものとして説明したが、撮影範囲30内であればよく、この選択領域32に限定されるものではないことは勿論である。
画像合成部51は、フレームメモリ15から読み出された可視光カメラ11の撮影範囲30の第1のディジタル映像データ中の選択領域32の映像データの替りに、フレームメモリ17から読み出された赤外線カメラ12の選択領域32の第2のディジタル映像データを置き換える画像合成を行い、その画像合成後の映像データをモニタ21へ出力すると共に記録/再生部52へ出力する。
記録/再生部52は、上記の画像合成後の映像データを記録媒体に記録した後、必要に応じて記録媒体から上記の画像合成後の映像データを再生して、モニタ21及び画像分析部53にそれぞれ供給する。従って、モニタ21は、操作部25からの指示により、画像合成部51からの画像合成後の映像データ、及び記録/再生部52により記録媒体から再生された画像合成後の映像データのいずれか一方を選択して表示する。
モニタ21は、図4(B)に模式的に示すように、可視光カメラ11からの可視光画像を表示すると共に、その可視光画像中の同図(A)に示した選択領域32に対応する領域43の可視光画像部分を、赤外線カメラ12からの赤外線画像に置き換えて表示する。なお、画像合成部20は、選択領域32の可視光カメラ11からの可視光画像に、赤外線カメラ12からの赤外線画像を重畳するような画像合成を行うように構成されていてもよく、その場合は、モニタ21は可視光画像と赤外線画像とが重畳された合成画像を表示する。
また、画像分析部53は、記録/再生部52により記録媒体から再生された画像合成後の映像データの画像分析を行って何らかの特徴(温度情報、一定時間前との温度変化、動きの検出など)を抽出し、判断を行う。警報発令部23は、画像分析部53が画像分析して所定の判断基準で警報が必要と判断された時に、画像分析部53から供給される警報情報に基づいて、警報を発生する。
このように、本実施の形態の撮影装置50によれば、画像合成部51において可視光カメラ11の撮影範囲30の可視光画像と、赤外線カメラ12の撮影範囲の赤外線画像との画像合成を行った後の合成画像データを記録再生するようにしたため、高価な高解像度の赤外線カメラを使うことなく、かつ、可視光カメラの撮像面上のサイズと赤外線カメラの撮像面上の被写体のサイズとを一致させることなく、視認性に優れた可視光カメラ11の可視光画像と、暗部の監視に優れた赤外線カメラ12の赤外線画像とを組み合わせた再生画像により、高機能な監視を行うことができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば画像分析部22、53により警報発令が必要な異常分析結果を得る方法は、一般には正常な状態ではあり得ない温度を赤外線画像から検出する方法であるが、これに限らず差分検出方法、置き去り検出方法、動物検出方法、変装・異常扮装検出方法なども含まれる。
上記の差分検出方法は、所定の時間差の複数の画像を比較し、被写体が動いたとか、何かが撮影範囲に現れたなどの、画像に変化があったかどうかを検出する方法である。また、上記の置き去り検出方法は、人間などが何かを置いていかなかったかどうかを検出する方法である。この置き去り検出方法では、例えば、爆弾テロなどを想定し、鞄を持っていた人間がそれをどこかに置かなかったかどうかを検出する。原理としては、画像に写っている人間の面積が急激に変化した場合に警報を出す。
また、上記の動物検出方法は、赤外線画像から被写体の体温を検出し、その体温から被写体が動物であるかどうかを検出する方法である。更に動物検出方法では、画像認識を併用して、人間かそれ以外の動物であるかを検出する。この動物検出方法は、野生動物から農場を監視する用途などに用いられる。更に、上記の変装・異常扮装検出方法は、目出し帽やマスクなどを装着している人間の顔からの赤外線の出方が、そのようなものを装着していない人間の顔からの赤外線の出方と異なることを利用して異常を検出する方法である。逆に裸の人間も赤外線画像から検出することができる。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、各実施の形態の撮影装置をコンピュータにより実現する撮影プログラムも包含するものである。この撮影プログラムは、記録媒体に記録されてコンピュータに取り込まれたり、あるいはネットワークを介して配布されてコンピュータにロードされたりしてもよい。
10、50 撮影装置
11 可視光カメラ
12 赤外線カメラ
13 ズームレンズ
14、16 A/D変換器
15、17 フレームメモリ
18、19、52 記録/再生部
20、51 画像合成部
21 モニタ
22、53 画像分析部
23 警報発令部
24 通信部
25 操作部
26 赤外線カメラ撮影領域制御
30 可視光カメラの撮影範囲
31 可視光カメラの分割撮影領域
32 選択された分割撮影領域

Claims (3)

  1. 可視光カメラの第1の撮影範囲内の任意の位置を、前記可視光カメラより低解像度で、かつ、撮影可能範囲が前記第1の撮影範囲よりも小である赤外線カメラの第2の撮影範囲の位置として指定する指定入力手段と、
    前記指定入力手段により指定された前記可視光カメラの前記第1の撮影範囲内の前記任意の位置に、撮影方向が移動自在な前記赤外線カメラの前記第2の撮影範囲を移動する移動手段と、
    前記可視光カメラにより撮影して得られた前記第1の撮影範囲の可視光画像を第1の記録媒体に記録する第1の記録手段と、
    前記赤外線カメラにより撮影して得られた前記第2の撮影範囲の赤外線画像を、前記第2の撮影範囲の位置を示す撮影領域情報とともに第2の記録媒体に記録する第2の記録手段と
    を有することを特徴とする撮影装置。
  2. 可視光カメラの第1の撮影範囲内の任意の位置を、前記可視光カメラより低解像度で、かつ、撮影可能範囲が前記第1の撮影範囲よりも小である赤外線カメラの第2の撮影範囲の位置として指定する指定入力手段と、
    前記指定入力手段により指定された前記可視光カメラの前記第1の撮影範囲内の前記任意の位置に、撮影方向が移動自在な前記赤外線カメラの前記第2の撮影範囲を移動する移動手段と、
    前記可視光カメラにより撮影して得られた前記第1の撮影範囲の可視光画像を第1の記録媒体に記録し、その第1の記録媒体から前記可視光画像を再生する第1の記録再生手段と、
    前記赤外線カメラにより撮影して得られた前記第2の撮影範囲の赤外線画像を、前記第2の撮影範囲の位置を示す撮影領域情報とともに第2の記録媒体に記録し、その第2の記録媒体から前記赤外線画像及び前記撮影領域情報を再生する第2の記録再生手段と、
    前記第1の記録再生手段により前記第1の記録媒体から再生された、前記可視光カメラにより撮影して得られた前記第1の撮影範囲の可視光画像中の、前記第2の記録再生手段により前記第2の記録媒体から再生された前記撮影領域情報に基づいて決定される所定の位置の前記第2の撮影範囲に相当する領域の可視光画像部分を、前記第2の記録再生手段により前記第2の記録媒体から再生された、前記赤外線カメラにより撮影して得られた前記第2の撮影範囲の赤外線画像と置き換える合成、又は、前記可視光画像部分に重畳する合成を行う画像合成手段と
    を有することを特徴とする撮影装置。
  3. 前記第1及び第2の記録媒体は、同一の記録媒体の第1の記録領域及び第2の記録領域であることを特徴とする請求項1又は2記載の撮影装置。
JP2009129867A 2009-05-29 2009-05-29 撮影装置 Active JP5195646B2 (ja)

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