JP5195085B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、LEDヘッド等の複数の明滅部を有する露光部材で、感光ドラム等の感光体を露光する画像形成装置に関する。
LEDヘッドにより感光ドラムを露光する画像形成装置として、LEDヘッドと感光ドラムとの間に、LEDヘッドと感光ドラムとの光軸方向の間隔(以下、「作動距離」ともいう。)を保持するためのスペーサを設けたものがある。このような画像形成装置としては、従来、スペーサとLEDヘッドとの間に偏心カムを設け、この偏心カムでスペーサとLEDヘッドとの光軸方向の間隔を微調整することで作動距離を微調整することが可能なものが知られている(特許文献1参照)。
特開2002−361931号公報
ところで、LEDヘッドから照射される光の焦点位置を感光ドラム上に良好に位置させるには、LEDヘッドの光軸方向の位置を決めるだけでなく、煽り角(LEDヘッドの角度)を決めることも重要であった。しかし、煽り角を調整するために、光軸方向の位置調整を行う偏心カムとは別の調整機構を設けると、装置の構造が複雑となる上、調整作業も煩雑になるといった問題があった。
そこで、本発明は、簡易な構造で光軸方向の位置と煽り角の調整作業を容易に行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決する本発明は、静電潜像が形成される感光体と、前記感光体の軸方向に並ぶ複数の明滅部を有して前記感光体を露光する露光部材とを備えた画像形成装置であって、さらに、前記露光部材を光軸方向に移動させる3つの調整部材と、前記露光部材を固定手段を介して支持する支持フレームと、前記支持フレームと前記感光体との間に配置され、前記感光体と接触して、前記支持フレームを介して前記感光体と前記露光部材との間隔を保持する間隔保持部材と、前記間隔保持部材を前記支持フレームを介して前記感光体に押圧する押圧部材とを備え、前記3つの調整部材は、それぞれ独立に作動可能に構成され、前記光軸方向から見て三角形の頂点を構成する位置に配置され、前記調整部材が、前記露光部材と前記支持フレームとの間に配設されることにより、前記露光部材と前記支持フレームの間隔を調整することを特徴とする。
ここで、「感光体の軸方向」とは、感光体が感光ドラムである場合には、その軸方向を意味し、感光体がベルトとベルトを回転可能に支持する支持軸とで構成される場合には、支持軸の軸方向を意味する。
本発明によれば、3つの調整部材のうち1つの調整部材を操作して露光部材の1箇所を光軸方向に移動させることで、残りの2つの調整部材を結ぶ線を中心として露光部材が揺動するので、露光部材の煽り角を調整することができる。また、このように露光部材が揺動する際には、露光部材が光軸方向にも移動するため、光軸方向の位置も同時に調整される。なお、煽り角を決めた後、光軸方向の位置が正規位置に位置しない場合には、3つの調整部材を同じ量だけ操作することで露光部材を光軸方向に沿って移動させて、光軸方向における位置決めを行うことができる。
本発明によれば、露光部材を光軸方向に移動させる3つの調整部材だけで露光部材の煽り角や光軸方向の位置を調整することができるので、簡易な構造で光軸方向の位置と煽り角の調整作業を容易に行うことができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は、画像形成装置の一例としてのカラープリンタの全体構成を示す断面図である。なお、以下の説明においては、まず、カラープリンタの全体構成を説明した後、本発明の特徴部分の詳細を説明することとする。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側(手前側)」、紙面に向かって右側を「後側(奥側)」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、本体筐体10内に、用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90とを備えている。
本体筐体10の上部には本体筐体10に対し相対的に開閉自在なアッパーカバー12が、後側に設けられたヒンジ12Aを支点として上下に回動自在に設けられている。アッパーカバー12の上面は、本体筐体10から排出された用紙Pを蓄積する排紙トレイ13となっており、下面には後述するLEDユニット40を保持する複数のLED取付部材14が設けられている。
また、本体筐体10内には、後述する各プロセスカートリッジ50を着脱自在に収容する本体フレーム15が設けられている。本体フレーム15は、左右に一対設けられた金属製のサイドフレーム15A(片側のみ図示)と、一対のサイドフレーム15Aを連結するクロスメンバー15Bが前後に一対設けられている。この本体フレーム15は、本体筐体10などに固定されている。
給紙部20は、本体筐体10内の下部に設けられ、本体筐体10に着脱自在に装着される給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30へ搬送する用紙供給機構22を主に備えている。用紙供給機構22は、給紙トレイ21の手前側に設けられ、給紙ローラ23、分離ローラ24および分離パッド25を主に備えている。
このように構成される給紙部20では、給紙トレイ21内の用紙Pが、一枚ずつ分離されて上方へ送られ、紙粉取りローラ26とピンチローラ27の間を通過する過程で紙粉が除去された後、搬送経路28を通って後ろ向きに方向転換され、画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスカートリッジ50と、転写ユニット70と、定着ユニット80とから主に構成されている。
LEDユニット40は、LED取付部材14に対して揺動可能に連結される連結部材16に揺動可能に支持されており、サイドフレーム15Aに設けられる位置決め部材によって適宜位置決めされて支持されている。なお、LEDユニット40の詳細な構造は、後述することとする。
プロセスカートリッジ50は、アッパーカバー12と給紙部20との間で前後方向に並んで配置され、静電潜像が形成される感光体の一例としての感光ドラム53や、符号を省略して示す公知の帯電器、現像ローラ、トナー収容室などを備えて構成されている。
転写ユニット70は、給紙部20と各プロセスカートリッジ50との間に設けられ、駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73および転写ローラ74を主に備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が張設されている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光ドラム53に接している。また、搬送ベルト73の内側には、各感光ドラム53との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光ドラム53に対向して4つ配置されている。この転写ローラ74には、転写時に定電流制御によって転写バイアスが印加される。
定着ユニット80は、各プロセスカートリッジ50および転写ユニット70の奥側に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。
このように構成される画像形成部30では、まず、各感光ドラム53の表面が、帯電器により一様に帯電された後、各LEDユニット40で露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、各感光ドラム53上に画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、静電潜像に現像ローラよりトナーが供給されることで、感光ドラム53上にトナー像が担持される。
次に、搬送ベルト73上に供給された用紙Pが各感光ドラム53と搬送ベルト73の内側に配置される各転写ローラ74との間を通過することで、各感光ドラム53上に形成されたトナー像が用紙P上に転写される。そして、用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過することで、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、定着ユニット80の出口から上方に向かって延び、手前側に反転するように形成された排紙側搬送経路91と、用紙Pを搬送する複数対の搬送ローラ92を主に備えている。トナー像が転写され、熱定着された用紙Pは、搬送ローラ92によって排紙側搬送経路91を搬送され、本体筐体10の外部に排出されて排紙トレイ13に蓄積される。
<LEDユニットの構成>
次に、本発明の特徴部分であるLEDユニット40の構成について詳細に説明する。参照する図面において、図2はLEDユニットの構成を示す正面図(a)と、図2(a)のX−X断面図(b)である。
図2(a)に示すように、LEDユニット40は、露光部材の一例としてのLEDヘッド41と、弾性部材(固定手段)の一例としての2本の線ばね42と、支持フレーム43と、間隔保持部材の一例としての2つのガイドローラ44と、調整部材の一例としての3つのネジ45とを主に備えて構成されている。
LEDヘッド41は、複数のLED41Aと、ヘッドフレーム41Bと、レンズアレイ41Cとを備えて構成されている。本実施形態においては、複数の明滅部は、一例として、複数のLED41Aとレンズアレイ41Cとにより構成されている。
複数のLED41Aは、左右方向(感光ドラム53の軸方向)において所定の画素ピッチに応じて一列に配列されており、選択的に駆動されることで適宜発光して、光を感光ドラム53に向けて照射するように構成されている。具体的に、各LED41Aは、形成すべき画像のデータに基づいて、図示しない制御装置により信号が入力されて発光し、感光ドラム53を露光する。
ヘッドフレーム41Bは、樹脂で形成されており、その下部で複数のLED41Aを支持している。なお、ヘッドフレーム41Bが樹脂で形成されることにより、LEDヘッド41の小型化および低コスト化が図られるとともに、帯電器などの高圧部品からの放電が抑制されている。
レンズアレイ41Cは、複数のセルフォックレンズ(登録商標)が配列されたもので、各LED41Aの配列方向に沿って延びて、ヘッドフレーム41Bの下面の両端部を少し残した状態でヘッドフレーム41Bに固定されている。
線ばね42は、略V字状に形成される線状の引きばねであり、LEDヘッド41を支持フレーム43に向けて付勢している。具体的に、線ばね42は、V字状の本体部42Aと、本体部42Aの下端に形成される作用部42Bと、本体部42Aの上端に形成される係合爪部42Cとを有している。
作用部42Bは、LEDヘッド41に押圧力を加える部位であり、ヘッドフレーム41Bの下面のうち複数のLED41A(レンズアレイ41C)よりも左右方向外側の部位に当接されている。また、作用部42Bは、上方に折り曲げられた後、下方に折り曲げられることでV字状に形成されており、これにより、作用部42Bとヘッドフレーム41Bとの接触部分が略点状となっている。
係合爪部42Cは、後述する支持フレーム43の係合ピン部43Cの上面に引っ掛かるようなV字形状に形成されている。
支持フレーム43は、LEDヘッド41を線ばね42を介して支持するものであり、左右方向に延びるベース部43Aと、ベース部43Aの両端から下方に延出する一対の延出部43Bとを備えて構成されている。
ベース部43Aには、線ばね42を支持する係合ピン部43Cが、左右対称な位置に2つ形成されている。そして、このベース部43Aの上面には、支持フレーム43を下方の感光ドラム53に向けて押圧する押圧部材の一例としての2つのコイルばね47が左右対称な位置に配設されており、これにより、支持フレーム43が2つのコイルばね47によって左右方向でバランス良く押圧されるようになっている。
延出部43Bは、ベース部43Aに線ばね42を介して支持されるLEDヘッド41の下面よりも下方に突出する長さで形成されており、その下端部には、ガイドローラ44を回転可能に支持する軸部43Fが設けられている。
ガイドローラ44は、円筒状の部材であり、支持フレーム43の延出部43Bの下端部にある軸部43Fに回転可能に設けられることで、LEDヘッド41から所定距離だけ離間されて設置されている。このガイドローラ44は、前述したコイルばね47からの付勢力が支持フレーム43を介して伝達されることで、感光ドラム53に押し付けられて感光ドラム53に従動回転するようになっている。そして、このガイドローラ44が、感光ドラム53と接触することで、感光ドラム53が偏芯していても、感光ドラム53と支持フレーム43に支持されたLEDヘッド41との光軸方向の間隔(作動距離S)が保持されるようになっている。
なお、ガイドローラ44は、感光ドラム53の表面のうち感光層(露光される層)に接触してもよいし、この感光層よりも左右方向外側にある領域(感光層がない領域)に接触してもよい。
ネジ45は、支持フレーム43のベース部43Aを上下に貫通するようにベース部43Aに上方から捩じ込まれることで、その下部が、LEDヘッド41とベース部43Aとの間に配設されている。そのため、ネジ45は、線ばね42の付勢力を受けながらLEDヘッド41を光軸方向に押圧するように構成されている。
3つのネジ45は、図2(b)に示すように、上下方向(光軸方向)から見て三角形の頂点を構成する位置に配置されている。具体的には、3つのうち2つのネジ45は、LEDヘッド41の左側の端部に所定間隔を空けて前後に並ぶように配置され、残りの1つのネジ45は、LEDヘッド41の右側の端部に配置されている。
より具体的には、図2(a)に示すように、左側の一対のネジ45は複数のLED41Aよりも左側に配置され、右側のネジ45は複数のLED41Aよりも右側に配置されている。なお、以下の説明においては、左側の一対のネジ45のうち後側のネジ45を第1ネジ45Aとも呼び、前側のネジ45を第2ネジ45Bとも呼び、右側のネジ45を第3ネジ45Cとも呼ぶこととする。
図2(b)に示すように、右側の第3ネジ45Cは、左右方向から見て左側の第1ネジ45Aと第2ネジ45Bとの間に位置するように配置されている。さらに、右側の第3ネジ45Cは、線ばね42の付勢方向(上下方向)から見て線ばね42の作用部42Bと重なるように配置されている。また、左側の線ばね42の作用部42Bは、線ばね42の付勢方向から見て左側の第1ネジ45Aと第2ネジ45Bとの間の範囲内に重なるように配置されている。なお、左側の線ばね42の作用部42Bは、線ばね42の付勢方向から見て第1ネジ45Aまたは第2ネジ45Bと重なる位置に配置してもよい。
そして、以上のように構成されるLEDユニット40では、ガイドローラ44が感光ドラム53に当接することで、支持フレーム43が感光ドラム53に対して所定位置に位置することになる。また、このように位置決めされた支持フレーム43に支持される3つのネジ45に対してLEDヘッド41が押し付けられることで、LEDヘッド41が感光ドラム53に対して位置決めされる。
そして、この状態において3つのネジ45を適宜操作することで、支持フレーム43に対してLEDヘッド41が揺動または進退して、LEDヘッド41の煽り角や作動距離Sが微調整される。
<煽り角・作動距離の調整方法>
以下に、LEDヘッド41の煽り角や作動距離Sの調整方法の詳細について図2(b)を参照して説明する。
図2(b)に示すように、第1ネジ45Aを光軸方向に進退させると、LEDヘッド41が第2ネジ45Bと第3ネジ45Cとを結ぶ線L1を中心として揺動するので、LEDヘッド41の煽り角が調整される。この際、LEDヘッド41が光軸方向にも移動するため、LEDヘッド41の光軸方向における位置(各LED41Aから照射される光の焦点位置)も同時に調整される。
そして、LEDヘッド41の煽り角が正規の角度に一致するとともに、LEDヘッド41の光軸方向における位置も正規位置に一致した場合には、調整作業が完了する。なお、LEDヘッド41の煽り角が正規の角度に一致したときに、LEDヘッド41の光軸方向における位置が正規位置に一致していない場合には、3つのネジ45を同じ量だけ回転させることで、LEDヘッド41を光軸方向に沿って移動させて、光軸方向の位置決めを行う。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
LEDヘッド41を光軸方向に進退させる独立作動可能な3つのネジ45だけでLEDヘッド41の煽り角や光軸方向の位置を調整することができるので、簡易な構造で光軸方向の位置と煽り角の調整作業を容易に行うことができる。
2つのネジ45がLEDヘッド41の左側の端部に配置され、1つのネジ45がLEDヘッド41の右側の端部に配置されているので、3つのネジをLEDヘッドの中央部に配置する構造に比べ、少ない力でLEDヘッド41を動かすことができる。
ガイドローラ44が支持フレーム43に設けられ、ネジ45の下部がLEDヘッド41と支持フレーム43との間に配設されるので、従来のようにスペーサと偏心カムをLEDヘッドと感光ドラムとの間の狭い隙間に設けるものに比べて、ガイドローラ44およびネジ45を大きく形成することができる。そのため、ネジ45による調整の精度を向上させるとともに、ネジ45の押圧により移動するLEDヘッド41のストロークを大きくすることができる。さらに、従来のような薄いスペーサでなく、回転可能な大きなガイドローラ44を間隔保持部材として採用できるので、ガイドローラ44または感光ドラム53の摩耗を抑制することができる。
また、コイルばね47が支持フレーム43を介してガイドローラ44を感光ドラム53に押圧するので、支持フレーム43に線ばね42を介して支持されるLEDヘッド41にはコイルばね47からの負荷が加わらず、LEDヘッド41の変形を抑えることができる。そして、このようにLEDヘッド41に負荷を与えない構造とすることで、本実施形態のようにLEDヘッド41を樹脂で形成することができるので、LEDヘッド41の小型化および低コスト化を図ることができるとともに、帯電器などの高圧部品からの放電を抑制することができる。
LEDヘッド41が線ばね42を介して支持フレーム43に支持されるので、LEDユニット40の組み立てが完了した状態において、ネジ45を操作して、作動距離Sを調整することができる。
3つのネジ45を支持フレーム43に捩じ込むだけの構造であるので、後述する偏心カム46(図4参照)を用いた構造よりも簡易な構造とすることができる。
右側のネジ45を、左右方向から見て左側の一対のネジ45の間に位置するように配置したので、LEDヘッド41を3つのネジ45で安定して支持することができる。
線ばね42の作用部42Bおよびネジ45が、LEDヘッド41の各LED41Aよりも左右方向外側に配置されるので、LEDヘッド41の両端部が線ばね42の作用部42Bとネジ45とで挟持され、LEDヘッド41を安定して支持することができる。
線ばね42の作用部42Bおよび右側の第3ネジ45Cが、線ばね42の付勢方向から見て重なるように配置されているので、第3ネジ45CからLEDヘッド41に加わる押圧力と線ばね42の付勢力を左右方向において略一致させることができ、LEDヘッド41が撓むのを抑制することができる。また、左側の線ばね42の作用部42Bが、線ばね42の付勢方向から見て左側の第1ネジ45Aと第2ネジ45Bとの間の範囲内に重なるように配置されているので、第1ネジ45Aまたは第2ネジ45BからLEDヘッド41に加わる押圧力と線ばね42の付勢力を左右方向において略一致させることができ、LEDヘッド41が撓むのを抑制することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、ネジ45の配置を図2(b)に示すような配置としたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図3(a)に示すように、左側の端部において前後に並ぶ一対のネジ45のうち一方のネジ45(図では第2ネジ45B)と、LEDヘッド41の右側に配置されるネジ45とを、前後方向で同じ位置に配置するようにしてもよい。これによれば、第1ネジ45Aを光軸方向に進退させると、左右方向に沿った線L2を中心にLEDヘッド41を揺動させることができるので、LEDヘッド41を左右に傾けることなく前後に揺動させることができる。
また、図3(b)に示すように、図3(a)における第2ネジ45Bおよび第3ネジ45CをLEDヘッド41の前後方向の中央部に配置してもよい。これによれば、第1ネジ45Aを調整することによる露光位置(フォーカス)のズレを少なくすることができる。
前記実施形態では、調整部材としてネジ45を採用したが、本発明はこれに限定されず、図4に示すように支持フレーム43に回動可能に支持された偏心カム46を採用してもよい。具体的には、偏心カム46は、図5(a)に示すように、円柱部46Aと、円柱部46Aの中心軸に対して偏心した位置から軸方向に突出する軸部46Bとを有している。
そして、偏心カム46の軸部46Bは、支持フレーム43に形成される略円筒状の軸受け部43Dに嵌合されることによって、所定の渋さ(動き難さ)で軸受け部43Dに回転可能に支持される。ここで、軸部46Bと軸受け部43Dとの渋さは、線ばね42による付勢力では、偏心カム46が回転しないような渋さに設定される。
また、偏心カム46の円柱部46Aの端面には、中心が軸部46Bの中心と一致する十字溝46Cが形成されている。そして、十字溝46Cにプラスドライバーを係合させ、線ばね42の付勢力よりも大きな力でプラスドライバーを所定量回転させることで、偏心カム46が支持フレーム43に対して所定量回転して、その位置に維持されるようになっている。
そして、支持フレーム43の左側においては、図5(a)に示すように、軸受け部43Dの両面にそれぞれ偏心カム46が1つずつ装着され、支持フレーム43の右側においては、図5(b)に示すように、軸受け部43Dの片面に1つの偏心カム46が装着される。以上によれば、調整部材を偏心カム46とすることにより、横(光軸方向に直行する方向)から偏心カム46を操作することができるので、作動距離Sの調整をより容易にすることができる。
なお、このように偏心カム46を調整部材とする場合には、偏心カム46の十字溝46Cが外部に露出するように、線ばね42を屈曲形成させるのが望ましい。これによれば、容易に偏心カム46を操作することができる
前記実施形態では、ネジ45をLEDヘッド41に当接させたが、本発明はこれに限定されず、ネジ45とLEDヘッド41との間に、作動距離Sを粗調整するための粗調整板を適宜設けてもよい。
前記実施形態では、ネジ45を支持フレーム43に設けたが、本発明はこれに限定されず、LEDヘッド41に設けてもよい。この場合であっても、ネジ45を回転させると、ネジ45が支持フレーム43を押圧して、LEDヘッド41を光軸方向に進退させることができる。なお、この場合において、作動距離Sを粗調整したい場合には、ネジ45と支持フレーム43の間に適宜粗調整板を設けてもよい。
前記実施形態では、弾性部材(固定手段)として線ばね42を採用したが、本発明はこれに限定されず、板ばね等を採用してもよい。
前記実施形態では、固定手段として、弾性部材(線ばね42)を採用したが、本発明はこれに限定されず、弾性変形しない結束バンドや接着剤等を採用してもよい。このように弾性変形しないものを固定手段とする場合には、例えば、図2に示す線ばね42を製造時の治具として利用すればよい。
すなわち、線ばね42の付勢力を利用して作動距離Sを調整した後に、結束バンドや接着剤等でLEDヘッド41を支持フレーム43に固定し、その後線ばね42を外してもよい。この場合、LEDヘッド41および支持フレーム43のうち少なくとも一方に、ネジ45を接着剤で固着して、その後の回転が不能な状態とするのが望ましい。これによれば、作動距離Sの調整後にネジ45が不動となるので、作動距離Sを確実に所望の値に維持させることができる。
なお、作動距離Sの調整時においてLEDヘッド41を支持フレーム43に向けて押圧させる治具としては、線ばね42以外にも、板ばねやエアシリンダ等を用いることができる。
前記実施形態では、間隔保持部材として回転可能なガイドローラ44を採用したが、本発明はこれに限定されず、回転しないものを採用してもよい。ただし、前記実施形態のように回転可能なガイドローラ44を採用する場合には、ガイドローラ44または感光ドラム53の摩耗が抑制されるので、ガイドローラ44を採用するのが望ましい。さらに、間隔保持部材は、感光ドラム53を回転可能に支持するフレームに設けられていてもよい。
前記実施形態では、露光部材として左右方向に一列に配列された複数のLED41Aを備えるLEDヘッド41を採用したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、左右方向に並ぶ複数のLEDを前後に複数列有するLEDヘッドを露光部材として採用してもよい。また、LEDや蛍光灯などの1つの発光素子と、発光素子の外側に、左右方向に並んだ複数の液晶またはPLZT素子の光学シャッタとで、複数の明滅部を構成し、このような明滅部を有するものを露光部材としてもよい。また、露光部材の光源としては、LEDに限らず、EL(エレクトロ・ルミネッセンス)素子や蛍光体などであってもよい。
前記実施形態では、押圧部材としてコイルばね47を採用したが、本発明はこれに限定されず、トーションばねや皿ばねなどであってもよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、感光体として感光ドラム53を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばベルト状の感光体を採用してもよい。
画像形成装置の一例としてのカラープリンタの全体構成を示す断面図である。 LEDユニットの構成を示す正面図(a)と、図2(a)のX−X断面図(b)である。 ネジとLEDヘッドとの当接箇所の変形例を示す説明図(a),(b)である。 調整部材として偏心カムを採用した形態を示す正面図である。 支持フレームの左側に配置される一対の偏心カムを示す分解斜視図(a)と、支持フレームの右側に配置される1つの偏心カムを示す分解斜視図である。
符号の説明
1 カラープリンタ
40 LEDユニット
41 LEDヘッド
41A LED
41B ヘッドフレーム
42 線ばね
43 支持フレーム
44 ガイドローラ
45 ネジ
45A 第1ネジ
45B 第2ネジ
45C 第3ネジ
53 感光ドラム
S 作動距離

Claims (5)

  1. 静電潜像が形成される感光体と、
    前記感光体の軸方向に並ぶ複数の明滅部を有して前記感光体を露光する露光部材とを備えた画像形成装置であって、
    さらに、前記露光部材を光軸方向に移動させる3つの調整部材と、
    前記露光部材を固定手段を介して支持する支持フレームと、
    前記支持フレームと前記感光体との間に配置され、前記感光体と接触して、前記支持フレームを介して前記感光体と前記露光部材との間隔を保持する間隔保持部材と、
    前記間隔保持部材を前記支持フレームを介して前記感光体に押圧する押圧部材とを備え、
    前記3つの調整部材は、それぞれ独立に作動可能に構成され、
    前記光軸方向から見て三角形の頂点を構成する位置に配置され
    前記調整部材が、前記露光部材と前記支持フレームとの間に配設されることにより、前記露光部材と前記支持フレームの間隔を調整することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記3つの調整部材のうちの2つは、前記露光部材のうち前記軸方向における一方の端部に配置され、残りの1つは、前記軸方向における他方の端部に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記固定手段は、弾性部材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記調整部材は、前記支持フレームまたは前記露光部材に回動可能に支持されたカムであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記調整部材は、前記支持フレームまたは前記露光部材に進退可能に捩じ込まれたネジであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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