JP5194399B2 - 保護素子及びその製造方法、並びに化合物半導体装置 - Google Patents

保護素子及びその製造方法、並びに化合物半導体装置 Download PDF

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本発明は保護素子及びその製造方法、並びに化合物半導体装置に関する。詳しくは、2層構造の導電体層を形成し、上層の導電体層における担体濃度を下層の導電体層における担体濃度よりも大きくすることによって、サージへの耐性を向上させると共に、リーク電流を低減する保護素子及びその製造方法、並びに化合物半導体装置に係るものである。
GaAs系等の化合物半導体層を有する化合物半導体系の電界効果トランジスタは、電子移動度が高く、良好な高周波特性を有するので、携帯電話などの高周波領域の分野で広く用いられている。
ここで、化合物半導体系電界効果トランジスタのゲート電極やドレイン電極は、そのサージへの耐性が所望の用途、構造、寸法の電界効果トランジスタに要求される程、高くないことが知られている。ゲート幅の小さなトランジスタの場合には、ゲート電極やドレイン電極のサージへの耐性が極めて低く、20〜30Vのサージ電圧で破壊されることがある。また、高周波特性を向上させるため、ゲート−ドレイン間及びゲート−ソース間の距離を小さくしているが、このこともサージへの耐性を低くしている原因の1つである。
そこで、サージへの耐性を向上させるために、ゲート−ドレイン間及びゲート−ソース間などに保護素子を用いることがあり(例えば、特許文献1参照。)、この保護素子には通常動作時におけるリーク電流を低減すること、及び保護素子自身のサージへの耐性を向上することなどが要求されている。
以下、図面を参照して、従来の保護素子を備える化合物半導体装置を説明する。
図4は、従来の保護素子を備える化合物半導体装置を説明するための模式的な断面図であり、ここで示す化合物半導体装置101は、半絶縁性GaAs基板102上に、不純物を添加していない(undoped)GaAs単結晶からなるバッファー層103を介して、チャネル層104及びバリア層105が順次積層されている。
また、バリア層105上にはSiのドーピング濃度が6×1018/cm3であるn+GaAs層106が形成され、n+GaAs層の表面にp型エミッタ領域107及びp型コレクタ領域108が形成されている。
更に、n+GaAs層106上にはコンタクトホール113,114が設けられたSiNからなるパッシベーション膜110が形成されると共に、コンタクトホール113を通じてp型エミッタ領域にオーミック接触したエミッタ電極111及びコンタクトホール114を通じてp型コレクタ領域にオーミック接触したコレクタ電極112が形成されている。なお、図中符号115,116はp型不純物を含有する素子分離領域を示している。
上記した従来の保護素子では、ツェナー降伏を利用してサージ電流を逃がすことができる。
ところで、この従来の保護素子においては、降伏電圧に達しない通常の動作状態(通常動作時)における接合リーク電流が高いという問題がある。その為、保護素子を用いた集積回路において、その消費電流を増加させてしまう結果となっていた。
そこで、本出願人は、かかる課題を解決すべく、検討を重ね、pn接合をなす導電体層の下層にさらに導電体層を設けた2層構造とし、pn接合をなす上層の導電体層の担体濃度を下層の導電体層の担体濃度よりも小さくした保護素子を開発するに至った(特許文献2参照)。
すなわち、pn接合をなす上層の導電体層の担体濃度を下層の導電体層の担体濃度よりも小さくすることによって、サージへの耐性を向上させ、さらにリーク電流の低減をも図ったのである。
特開2002−9253号公報 特開2006−32582号公報
上述のように本出願人は、pn接合をなす上層の導電体層の担体濃度を下層の導電体層の担体濃度よりも小さくした保護素子を開発したが、リーク電流の更なる低減と、保護素子自身のサージへの耐性の更なる向上とを実現することができる保護素子及びそれを備える化合物半導体装置が望まれている。
そこで、本出願人は、更なる研究を重ねた結果、上記保護素子には解決すべき課題があることを見出すことができた。
すなわち、製造工程において加えられる熱により高濃度のn+GaAs層のSiがn+GaAs層の下層に拡散して、電界効果トランジスタなどの他の素子に影響を及ぼしてしまい、特性の劣化を招いてしまう。
しかも、n+GaAs層のSiがn+GaAs層の下層に拡散してしまうことによって、保護素子のサージへの耐性の低下を招いてしまう。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、サージへの耐性を向上させると共に、リーク電流の低減を図ることができる保護素子及びその製造方法、並びに化合物半導体装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、第1導電型の第1導電体層と、前記第1導電体層に形成され、前記第1導電体層とpn接合をなす一対の第2導電型の第2導電体層と、を備える保護素子において、前記第1導電体層上であって、かつ前記第2導電体層間に、前記第2導電体層から隔離して、前記第1導電体層よりも担体濃度が大きい第1導電型の第3導電体層を設けたことを特徴とする。
ここで、第1導電体層とpn接合をなす第2導電型の第2導電体層が第1導電体層内に形成され、第1導電体層における担体濃度が第3導電体層における担体濃度よりも小さいために、通常動作時に担体濃度の小さな第1導電体層のみに電流が流れ、リーク電流を抑制することができる。
また、サージが入った場合には、第1導電体層のみならず、担体濃度が大きな第3導電体層にも電流が流れるために、サージ耐性の向上を図ることができる。
しかも、担体濃度が大きな第3導電体層が第1導電体層の上層にあることから、第3導電体層のドーパントが第1導電体層の下層に拡散することがなく、電界効果トランジスタなどの他の素子に影響を及ぼすことを回避することができる。
さらに、第3導電体層のドーパントが第1導電体層に拡散することから第1導電体層の許容電流量を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、基板上に第1導電型の第1導電体層を形成する工程と、前記第1導電体層上に、前記第1導電体層よりも担体濃度が大きい第1導電型の第3導電体層を所定形状に形成する工程と、前記第3導電体層を挟む位置であって前記第1導電体層に、前記第3導電体層から隔離して、前記第1導電体層とpn接合をなす第2導電型の第2導電体層を形成する工程とを有する。
ここで、第1導電型の第1導電体層上に、第1導電体層における担体濃度よりも担体濃度が大きい第1導電型の第3導電体層を形成し、第1導電体層内に、第1導電体層とpn接合をなす第2導電型の第2導電体層を形成することによって、通常動作時に担体濃度の小さな第2の導電体層のみに電流が流れ、リーク電流を抑制することができる。
また、サージが入った場合には、第1導電体層のみならず、担体濃度が大きな第3導電体層にも電流が流れるために、サージ耐性の向上を図ることができる。
また、請求項3に記載の発明は、化合物半導体層を有する基板と、この基板上若しくはこの基板内に形成された第1導電型の第1導電体層と、前記第1導電体層に形成され、前記第1導電体層とpn接合をなす一対の第2導電型の第2導電体層と、を備える化合物半導体装置において、前記第1導電体層上であって、かつ前記第2導電体層間に、前記第2導電体層から隔離して、前記第1導電体層よりも担体濃度が大きい第1導電型の第3導電体層を設けたことを特徴とする。
ここで、第1導電体層とpn接合をなす第2導電型の第2導電体層が第1導電体層内に形成され、第1導電体層における担体濃度が第3導電体層における担体濃度よりも小さいために、通常動作時に担体濃度の小さな第1導電体層のみに電流が流れ、リーク電流を抑制することができる。
また、サージが入った場合には、第1導電体層のみならず、担体濃度が大きな第3導電体層にも電流が流れるために、サージ耐性の向上を図ることができる。
しかも、担体濃度が大きな第3導電体層が第1導電体層の上層にあることから、第3導電体層のドーパントが第1導電体層の下層に拡散することがなく、第1導電体層の下層に形成される電界効果トランジスタなどの他の素子が形成されている場合であっても、この他の素子に影響を及ぼすことを回避することができる。
さらに、第3導電体層のドーパントが第1導電体層に拡散することから第1導電体層の許容電流量を向上させることができる。
上記した本発明の保護素子及びその製造方法、並びに化合物半導体装置では、通常動作時のリーク電流を抑制することができると共に、サージへの耐性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明を適用した保護素子を備えた化合物半導体装置1を説明するための模式的な断面図であり、ここで示す化合物半導体装置1は、半絶縁性GaAs基板2上に、不純物を添加していない(undoped)GaAs単結晶からなるバッファー層3を介して、チャネル層4及びバリア層5が順次積層されている。
ここで、半絶縁性GaAs基板2は不純物をほとんど含有せず、例えば抵抗率106〜108Ω・cm程度の単結晶からなる。半絶縁性GaAs基板2はバルク結晶であり、点欠陥や転位といった格子欠陥を多く含む。従って、半絶縁性GaAs基板2上にエピタキシャル層を成長させると、良質な結晶とならない。これを防ぐために半絶縁性GaAs基板2上にバッファー層3が設けられている。
また、チャネル層4の材料としては、例えば不純物を添加していないInxGa1-xAs(undoped−InGaAs)混晶が用いられる。通常、InGaAs混晶はAlGaAs混晶よりも電子移動度が大きく、InGaAsをチャネル層として用いることにより高速な電子移動が可能となる。チャネル層4としてInxGa1-xAs混晶を用いる場合、通常Inの組成比xは0.1〜0.2である。
また、バリア層5は、例えばAlxGa1-xAs混晶等の三−五族化合物半導体からなり、通常、Alの組成比xは0.2〜0.3である。
また、バリア層5上にはSiのドーピング濃度が1×1017〜5×1017/cm3であり膜厚が50nmのn-GaAs層6(第1導電体層の一例に相当)が形成され、n-GaAs層6上にはSiのドーピング濃度が6×1018/cm3であり膜厚が80nmのn+GaAs層7(第3導電体層の一例に相当)が形成されている。更に、n-GaAs層6の表面にp型エミッタ領域8及びp型コレクタ領域9(一対の第2導電体層の一例に相当)が形成されている。
なお、n+GaAs層7にドーピングされているSi濃度やn+GaAs層7の膜厚を変更することによって、サージへの耐性を任意に調整することができる。また、n-GaAs層6にドーピングされているSi濃度やn-GaAs層6の膜厚を変更することによっても、リーク電流を任意に調整することができる。
また、n-GaAs層6上にはコンタクトホール10,11が設けられたSiNからなるパッシベーション膜12が形成されると共に、コンタクトホール10を通じてp型エミッタ領域にオーミック接触したエミッタ電極13及びコンタクトホール11を通じてp型コレクタ領域にオーミック接触したコレクタ電極14が形成されている。なお、図中符号15,16はp型不純物を含有する素子分離領域を示している。
ここで、n-GaAs層6とn+GaAs層7の二層構造としているのは、通常動作時にn-GaAs層6のみに電流を流し、サージが入った場合にn-GaAs層6のみならずn+GaAs層7にも電流を流してサージ耐性を高めるためである。
従って、n+GaAs層7におけるSiのドーズ量をn-GaAs層6におけるSiのドーズ量よりも大きくすることによって充分にサージ耐性を高めることができるのであれば、必ずしもn+GaAs層7の膜厚がn-GaAs層6の膜厚より厚く形成される必要は無い。
しかし、サージが入った時にn+GaAs層7により一層大きな電流を流せる様に、即ち許容電流量を充分に大きくするために、n+GaAs層7におけるSiのドーズ量をn-GaAs層におけるSiのドーズ量よりも大きくするのみならず、n-GaAs層6と比較してn+GaAs層7の膜厚が厚くなる様に構成される方が好ましい。
以下、上述の保護素子を備える化合物半導体装置の製造方法について説明する。
上述の化合物半導体装置の製造方法では、先ず、半絶縁性GaAs基板2上に例えば有機金属化学気相成長法(MOCVD法)によりundoped−AlGaAsをエピタキシャル成長させ、バッファー層3を形成する(図2(a)参照)。
次に、バッファー層3の上層に、例えばMOCVD法によりundoped−InGaAsをエピタキシャル成長させ、チャネル層4を形成する(図2(a)参照)。
更に、チャネル層4の上層に、例えばMOCVD法によりエピタキシャル成長させ、undoped−AlGaAs層、n−AlGaAs層及びundoped−AlGaAs層の積層であるバリア層5を形成する(図2(a)参照)。
次に、バリア層5の上層に、n型不純物としてSiを低濃度に含有するGaAsを例えばMOCVD法により厚さ50nm程度エピタキシャル成長させ、n-GaAs層6を形成する(図2(a)参照)。n-GaAs層のn型不純物濃度は例えば、1×1017〜5×1017/cm3とする。
続いて、n-GaAs層6の上層に、n型不純物としてSiを高濃度に含有するGaAsを例えばMOCVD法により厚さ80nm程度にエピタキシャル成長させ、n+GaAs層7を形成する(図2(a)参照)。n+GaAs層のn型不純物濃度は例えば、6×1018/cm3とする。
次に、n+GaAs層7上にフォトレジスト(図示せず)を塗布し、汎用のフォトリソグラフィー工程によりフォトレジストの露光及び現像を行って、パターンエッチングを行い、不要な部分のn+GaAs層7を除去する。その後、例えばプラズマアッシングによりレジストマスクを除去する(図2(b)参照)。なお、エッチングとしては主にウェットエッチングが用いられる。
さらに、汎用のフォトリソグラフィー工程によりフォトレジストの露光及び現像を行って、パターンエッチングを行い、不要な部分のn-GaAs層6を除去する。その後、例えばプラズマアッシングによりレジストマスクを除去する(図2(b)参照)。なお、エッチングとしては主にウェットエッチングが用いられる。
次に、図2(c)で示す様に、基板全面に例えばプラズマCVD法によりシリコン酸化膜を例えば300nm堆積させ、パッシベーション膜12を形成する。
次に、n-GaAs層上にフォトレジスト(図示せず)を塗布し、汎用のフォトリソグラフィー工程によりフォトレジストの露光及び現像を行って、素子分離領域の形成領域に開口を有するレジストマスクを形成し、p型不純物として例えばホウ素をイオン注入することによって、素子分離領域15,16を形成する。その後、例えばプラズマアッシングによりレジストマスクを除去する(図2(d)参照)。
次に、パッシベーション膜12上にフォトレジスト(図示せず)を塗布し、汎用のフォトリソグラフィー工程によりフォトレジストの露光及び現像を行って、エミッタ電極形成領域及びコレクタ電極形成領域に開口を有するレジストマスクを形成する。
続いて、例えばCF4系のガスを用いた反応性イオンエッチングにより、パッシベーション膜12に異方性エッチングを行う。
その後、例えばプラズマアッシングによりレジストマスクを除去することにより、図3(e)で示す様に、パッシベーション膜12のエミッタ電極形成領域及びコレクタ電極形成領域にコンタクトホール10,11を形成する。
次に、パッシベーション膜12に形成したコンタクトホール10,11を介して、n-GaAs層6にp型不純物として例えばZnを600℃程度で気相拡散させ、n+GaAs層7を挟む位置に、p型エミッタ領域8及びp型コレクタ領域9を形成する(図3(f)参照)。なお、p型エミッタ領域及びp型コレクタ領域がn+GaAs層7まで及んだ場合には、リーク電流を抑制することができないために、n+GaAs層7はp型エミッタ領域及びp型コレクタ領域から離隔して形成し、p型エミッタ領域及びp型コレクタ領域は、n-GaAs層内で形成する。
続いて、例えば、電子ビーム蒸着法により基板全面にTi、Pt及びAuの積層膜を形成し、その後、この積層膜をエッチングしてエミッタ電極13及びコレクタ電極14を形成することによって、図3(g)で示す様な保護素子を備えた化合物半導体装置を得ることができる。
なお、上記の実施例では、GaAs基板上にエピタキシャル成長により形成される保護素子について説明を行ったが、保護素子の製造方法はエピタキシャル成長に限定されるものでは無く、例えば、GaAs基板にイオン注入を行うことによって保護素子を形成しても良い。
上記した本発明を適用した保護素子を備えた化合物半導体装置では、p型エミッタ領域及びp型コレクタ領域をSiのドーピング濃度が小さいn-GaAs層に形成しているために、通常動作時にはn-GaAs層のみに電流が流れることとなり、リーク電流を抑制することができる。
また、サージが入った場合には、n-GaAs層のみならず、n-GaAs層とその直上にあるn+GaAs層の2層を使ってサージを逃がすことができるために、サージ耐性の向上を図ることができる。
しかも、高濃度のn+GaAs層がn-GaAs層の上層にあることから、n+GaAs層のドーパント(Si)がn-GaAs層の下層に拡散することがなく、電界効果トランジスタなどの他の素子に影響を及ぼすことを回避することができる。
さらに、n+GaAs層のドーパントがn-GaAs層に拡散することからn-GaAs層の許容電流量を向上させることができる。
本発明を適用した保護素子を備えた化合物半導体装置を説明するための模式的な断面図である。 化合物半導体装置の製造方法を説明するための模式図(1)である。 化合物半導体装置の製造方法を説明するための模式図(2)である。 従来の保護素子を備える化合物半導体装置を説明するための模式的な断面図である。
符号の説明
1 化合物半導体装置
2 半絶縁性GaAs基板
3 バッファー層
4 チャネル層
5 バリア層
6 n-GaAs層
7 n+GaAs層
8 p型エミッタ領域
9 p型コレクタ領域
10,11 コンタクトホール
12 パッシベーション膜
13 エミッタ電極
14 コレクタ電極
15,16 素子分離領域

Claims (3)

  1. 第1導電型の第1導電体層と、前記第1導電体層に形成され、前記第1導電体層とpn接合をなす一対の第2導電型の第2導電体層と、を備える保護素子において、
    前記第1導電体層上であって、かつ前記第2導電体層間に、前記第2導電体層から隔離して、前記第1導電体層よりも担体濃度が大きい第1導電型の第3導電体層を設けたことを特徴とする保護素子。
  2. 基板上に第1導電型の第1導電体層を形成する工程と、
    前記第1導電体層上に、前記第1導電体層よりも担体濃度が大きい第1導電型の第3導電体層を所定形状に形成する工程と、
    前記第3導電体層を挟む位置であって前記第1導電体層に、前記第3導電体層から隔離して、前記第1導電体層とpn接合をなす第2導電型の第2導電体層を形成する工程と、
    を有する保護素子の製造方法。
  3. 化合物半導体層を有する基板と、この基板上若しくはこの基板内に形成された第1導電型の第1導電体層と、前記第1導電体層に形成され、前記第1導電体層とpn接合をなす一対の第2導電型の第2導電体層と、を備える化合物半導体装置において、
    前記第1導電体層上であって、かつ前記第2導電体層間に、前記第2導電体層から隔離して、前記第1導電体層よりも担体濃度が大きい第1導電型の第3導電体層を設けた
    ことを特徴とする化合物半導体装置。
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