JP5190454B2 - 無線通信基地局装置、無線通信移動局装置およびarqにおける応答信号のスクランブリング方法 - Google Patents

無線通信基地局装置、無線通信移動局装置およびarqにおける応答信号のスクランブリング方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信基地局装置、無線通信移動局装置およびARQにおける応答信号のスクランブリング方法に関する。
従来、移動体通信では、上り回線で無線通信移動局装置(以下、単に移動局という)から無線通信基地局装置(以下、単に基地局という)へ伝送される上り回線データに対してARQ(Automatic Repeat Request)が適用され、上り回線データの誤り検出結果を示す応答信号が下り回線で移動局へフィードバックされる。上り回線データに対しCRC(Cyclic Redundancy Check)を行って、CRC=OK(誤り無し)であればACK(Acknowledgment)が、CRC=NG(誤り有り)であればNACK(Negative Acknowledgment)が応答信号として移動局へフィードバックされる。
最近、下り回線の通信リソースを効率よく使用するために、応答信号用のチャネルを複数の移動局で共有して使用するARQについて検討されている。また、このARQでは、基地局は上り回線データの受信後、所定時間経過後に応答信号を移動局へフィードバックし、移動局は、基地局からNACKがフィードバックされた場合には、NACK受信後、所定時間経過後に上り回線データを基地局へ再送する。また、このARQでは、応答信号に、その応答信号がどの移動局宛のものであるかを示す情報は付加されない(非特許文献1参照)。
また、基地局は、上り回線のデータチャネルを複数の移動局のうちどの移動局に割り当てるかを示す割当情報を移動局毎に送信する。移動局毎の割当情報には、どの移動局宛の割当情報であるかを示す移動局ID情報が含まれる。例えば、割当情報の通知先の移動局のID番号でマスキングされたCRCビットが移動局ID情報として割当情報に含まれる。各移動局は、自局のID番号でデマスキングすることによりCRC=OK(誤り無し)となった割当情報を自局宛の割当情報と判定する。このようにして、移動局は、割当情報が自局宛の割当情報であるか否かをブラインド判定する。
3GPP RAN WG1 Meeting document, R1-070245, "Modifications of Uplink Synchronous HARQ scheme", LG Electronics
最近検討されている上記ARQの具体的なシーケンス例を図1に示す。以下の説明では、基地局は上り回線データの受信後、1TTI(Transmission Time Interval)経過後に応答信号を移動局へフィードバックし、移動局は、NACK受信後、1TTI経過後に上り回線データを基地局へ再送するものとする。
まず、基地局は、時刻t1で、上り回線のデータチャネルを移動局1に割り当てることを示す割当情報を送信する。
移動局1は、時刻t2で上記割当情報を自局宛の割当情報であると正しくブラインド判定する。よって、移動局1は、時刻t3で上り回線データを初回送信する。
ここで、移動局2が、時刻t2で上記割当情報を自局宛の割当情報であると誤ってブラインド判定してしまったものとする。よって、移動局2も、時刻t3で上り回線データを
初回送信する。
このように移動局2が移動局1宛の割当情報を自局宛の割当情報であると誤ってブラインド判定してしまった場合、移動局1からの初回送信データと移動局2からの初回送信データとの間で衝突が発生し、その結果、基地局でのCRC結果は高い確率でNG(誤り有り)となる。よって、基地局は、時刻t5でNACKをフィードバックする。
移動局1は、時刻t3で上り回線データを初回送信しているため、基地局から時刻t5でフィードバックされたNACKを自局宛のものであると判断して受信する。よって、移動局1は、時刻t7で上り回線データを再送(1回目)する。
一方、移動局2も、時刻t3で上り回線データを初回送信しているため、基地局から時刻t5でフィードバックされたNACKを自局宛のものであると判断して受信する。よって、移動局2も、時刻t7で上り回線データを再送(1回目)する。
すると、上記同様、移動局1からの再送データと移動局2からの再送データとの間で衝突が発生し、その結果、基地局でのCRC結果は高い確率でNG(誤り有り)となる。よって、基地局は、時刻t9でNACKをフィードバックする。
以降、双方の移動局からの上り回線データの送信、上り回線データ同士の衝突、CRC=NG(誤り有り)、NACKのフィードバック、双方の移動局からの上り回線データの送信、という一連の処理が繰り返されてしまい、ARQの制御が正常に動作しなくなってしまう。
このように、応答信号用のチャネルを複数の移動局で共有して使用するARQでは、いずれかの移動局が割当情報のブラインド判定を誤ってしまうと、ARQの制御が破綻してしまうという問題がある。
本発明の目的は、応答信号用のチャネルを複数の移動局で共有して使用するARQにおいて、ARQの制御の破綻を防ぐことができる基地局、移動局およびARQにおける応答信号のスクランブリング方法を提供することである。
本発明の一態様に係る基地局は、応答信号を複製して同一の複数の応答信号を得る複製手段と、前記複数の応答信号をそれら複数の応答信号の送信先移動局に割り当てられたスクランブリングコードでスクランブリングするスクランブリング手段と、を具備する構成を採る。
本発明の一態様に係る移動局は、他の移動局に割り当てられたスクランブリングコードでスクランブリングされた同一の複数の応答信号を自局に割り当てられたスクランブリングコードでデスクランブリングするデスクランブリング手段と、デスクランブリング後の前記複数の応答信号を合成して合成信号を得る合成手段と、前記合成信号がACK、NACKまたはDTXのいずれであるかを判定する判定手段と、を具備する構成を採る。
本発明の一態様に係るスクランブリング方法は、ARQにおける応答信号のスクランブリング方法であって、同一の複数の応答信号をそれら複数の応答信号の送信先移動局に割り当てられたスクランブリングコードでスクランブリングするようにした。
本発明によれば、応答信号用のチャネルを複数の移動局で共有して使用するARQにおいて、ARQの制御の破綻を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態に係る基地局100の構成を図2に示し、本実施の形態に係る移動局200の構成を図3に示す。
なお、説明が煩雑になることを避けるために、図2では、本発明と密接に関連する上り回線データの受信、および、その上り回線データに対する応答信号の下り回線での送信に係わる構成部を示し、下り回線データの送信に係わる構成部の図示および説明を省略する。同様に、図3では、本発明と密接に関連する上り回線データの送信、および、その上り回線データに対する応答信号の下り回線での受信に係わる構成部を示し、下り回線データの受信に係わる構成部の図示および説明を省略する。
図2に示す基地局100において、割当情報生成部101は、上り回線のデータチャネルをどの移動局に割り当てるかを示す割当情報を生成して符号化部102に出力する。また、割当情報生成部101は、生成した割当情報の通知先の移動局ID番号を符号化部102およびスクランブリング部107に出力する。
符号化部102は、割当情報を符号化して変調部103に出力する。この際、符号化部102は、割当情報から複数のCRCビットを生成し、それら複数のCRCビットを割当情報生成部101から入力される移動局ID番号によってマスキングする。よって、割当情報には、その割当情報の通知先の移動局のID番号でマスキングされたCRCビットが移動局ID情報として含まれる。
変調部103は、符号化後の割当情報を変調して複数の割当情報シンボルを生成し、S/P部104に出力する。
S/P部104は、変調部103から直列に入力される複数の割当情報シンボルを並列に変換してマッピング部109に出力する。
変調部105は、上り回線データに対する応答信号(ACKまたはNACK)に対して変調処理を行い、変調処理後の応答信号をレピティション部106に出力する。
レピティション部106は、変調部105から入力される応答信号を複製(レピティション)して同一の複数の応答信号を得て、それら複数の応答信号をスクランブリング部107に出力する。
スクランブリング部107は、同一の複数の応答信号を割当情報生成部101から入力される移動局ID番号に対応するスクランブリングコード(すなわち、各移動局に固有のスクランブリングコード)でスクランブリングし、スクランブリング後の複数の応答信号をS/P部108に出力する。スクランブリング部107でのスクランブリング処理の詳細については後述する。
S/P部108は、スクランブリング部107から直列に入力される複数の応答信号を並列に変換してマッピング部109に出力する。
マッピング部109は、割当情報シンボルおよび応答信号を、OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアのいずれかにマッピングしてIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部110に出力する。
IFFT部110は、複数のサブキャリアのいずれかにマッピングされた割当情報シンボルおよび応答信号に対してIFFTを行ってOFDMシンボルを生成し、CP(Cyclic
Prefix)付加部111に出力する。
CP付加部111は、OFDMシンボルの後尾部分と同じ信号をCPとしてOFDMシンボルの先頭に付加する。
無線送信部112は、CP付加後のOFDMシンボルに対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ113から移動局200へ送信する。
一方、無線受信部114は、移動局200から送信された上り回線データをアンテナ113を介して受信し、この上り回線データに対しダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行う。
復調部115は、上り回線データを復調し、復調後の上り回線データを復号部116に出力する。
復号部116は、復調後の上り回線データを復号し、復号後の上り回線データをCRC部117に出力する。
CRC部117は、復号後の上り回線データに対してCRCを用いた誤り検出を行って、CRC=OK(誤り無し)の場合はACKを、CRC=NG(誤り有り)の場合はNACKを応答信号として生成し、生成した応答信号を変調部105に出力する。上り回線データは、初回送信データまたは再送データのいずれかであるため、CRC部114は、初回送信データに対する応答信号、および、再送データに対する応答信号を生成することになる。また、CRC部117は、CRC=OK(誤り無し)の場合、復号後の上り回線デ
ータを受信データとして出力する。
一方、図3に示す移動局200において、無線受信部202は、基地局100から送信されたOFDMシンボルをアンテナ201を介して受信し、このOFDMシンボルに対しダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行う。
CP除去部203は、受信処理後のOFDMシンボルからCPを除去する。
FFT(Fast Fourier Transform)部204は、CP除去後のOFDMシンボルに対してFFTを行って割当情報シンボルおよび応答信号を得て、それらを分離部205に出力する。
分離部205は、割当情報シンボルと応答信号と分離して、割当情報シンボルをP/S部206に出力し、応答信号をP/S部210に出力する。
P/S部206は、分離部205から並列に入力される複数の割当情報シンボルを直列に変換して復調部207に出力する。
復調部207は、割当情報シンボルを復調し、復調後の割当情報を復号部208に出力する。
復号部208は、復調後の割当情報を復号し、復号後の割当情報を判定部209に出力する。
判定部209は、復号部208から入力された割当情報が自局宛の割当情報であるか否かをブラインド判定する。判定部209は、復号部208から入力された割当情報を自局のID番号でデマスキングすることによりCRC=OK(誤り無し)となった割当情報を自局宛の割当情報と判定する。そして、判定部209は、CRC=OK(誤り無し)となった割当情報(すなわち、自局宛の割当情報)を送信制御部214に出力する。
P/S部210は、分離部205から並列に入力される複数の応答信号を直列に変換してデスクランブリング部211に出力する。
デスクランブリング部211は、P/S部210から入力される複数の応答信号を自局のID番号に対応するスクランブリングコード(すなわち、自局に割り当てられているスクランブリングコード)でデスクランブリングし、デスクランブリング後の複数の応答信号を合成部212に出力する。
合成部212は、デスクランブリング後の複数の応答信号を合成し、合成後の応答信号を復調部213に出力する。
なお、デスクランブリング部211でのデスクランブリング処理の詳細および合成部212での合成処理の詳細については後述する。
復調部213は、合成後の応答信号に対して復調処理を行い、復調処理後の信号がACK、NACKまたはDTX(Discontinuous Transmission)のいずれであるかを判定する。そして、復調部213は、判定結果を再送制御部216に出力する。
送信制御部214は、判定部209から割当情報が入力された場合に、送信データを符号化部215に出力する。
符号化部215は、送信データを符号化して再送制御部216に出力する。
再送制御部216は、初回送信時には、符号化後の送信データを保持するとともに変調部217に出力する。再送制御部216は、判定結果として復調部213からACKまたはDTXが入力されるまで送信データを保持し、ACKまたはDTXが入力された場合は送信データを廃棄する。また、再送制御部216は、判定結果として復調部213からNACKが入力された場合、すなわち、再送時には、保持している送信データを再び変調部217に出力する。
変調部217は、再送制御部216から入力される符号化後の送信データを変調して無線送信部218に出力する。
無線送信部218は、変調後の送信データに対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ201から基地局100へ送信する。このようにして送信されるデータが上り回線データとなる。
次いで、基地局100のスクランブリング部107でのスクランブリング処理、移動局200のデスクランブリング部211でのデスクランブリング処理、および、移動局200の合成部212での合成処理について、図4に示すシーケンス例に従って詳しく説明する。
ここでは、移動局1用のスクランブリングコード(移動局1に固有のスクランブリングコード)をSC#1(C1,C2,C3,C4)=(1,1,1,1)とし、移動局2用のスクランブリングコード(移動局2に固有のスクランブリングコード)をSC#2(C1,C2,C3,C4)=(1,1,−1,−1)とする。
また、移動局1および移動局2の双方が図3に示す構成を採る。
また、基地局100の変調部105おけるコンスタレーションパターン(すなわち、応答信号のコンスタレーションパターン)を図5に示すものとする。
また、基地局100のレピティション部106でのレピティション・ファクターをRF=4とし、レピティション部106が4倍レピティションを行うものとする。よって、レピティション部106では、同一の4つの応答信号が得られる。
図4において、まず、基地局100は、時刻t1で、上り回線のデータチャネルを移動局1に割り当てることを示す割当情報を送信する。よって、割当情報生成部101は移動局ID番号=#1をスクランブリング部107に出力する。
移動局1は、時刻t2で上記割当情報を自局宛の割当情報であると正しくブラインド判定する。よって、移動局1は、時刻t3で上り回線データを初回送信する。
一方、移動局2は、時刻t2で上記割当情報を自局宛の割当情報であると誤ってブラインド判定してしまったものとする。よって、移動局2も、時刻t3で上り回線データを初回送信する。
よって、時刻t4では、移動局1からの初回送信データと移動局2からの初回送信データとの間で衝突が発生し、その結果、基地局100でのCRC結果は高い確率でNG(誤り有り)となる。よって、基地局100は、時刻t5でNACKをフィードバックする。
この際、スクランブリング部107は、時刻t1で移動局ID番号=#1を入力されたため、図6に示すように、レピティション部106から出力される4つのNACKシンボル(S1,S2,S3,S4)をSC#1(C1,C2,C3,C4)でスクランブリングする。つまり、スクランブリング部107は、4つのNACKシンボルS1,S2,S3,S4それぞれに1,1,1,1を乗算する。よって、基地局100からフィードバックされる応答信号は図6に示すように、S1×1,S2×1,S3×1,S4×1となる。
移動局1は、時刻t3で上り回線データを初回送信しているため、基地局100から時刻t5でフィードバックされた4つの応答信号を自局宛のものであると判断して受信する。この際、移動局1のデスクランブリング部211は、図7に示すように、P/S部210から出力される4つの応答信号、すなわち、図6に示すS1×1,S2×1,S3×1,S4×1を、自局用のスクランブリングコードSC#1でデスクランブリングする。つまり、移動局1のデスクランブリング部211は、4つのシンボルS1×1,S2×1,S3×1,S4×1それぞれを1,1,1,1で除算する。よって、移動局1のデスクランブリング部211では、図7に示すような信号点配置のS1,S2,S3,S4が得られる。
次いで、移動局1の合成部212は、デスクランブリング部211から入力されるS1,S2,S3,S4を合成する。よって、合成後のシンボルは、図7に示すように、基地局100におけるNACKの信号点(図5)に配置される。そして、移動局1の復調部213は、この合成後のシンボルを図8に示す判定軸に従って判定する。よって、移動局1は、基地局100からの自局宛の応答信号をNACKと判定する。よって、移動局1は、時刻t7で上り回線データを再送(1回目)する。
一方、移動局2も、時刻t3で上り回線データを初回送信しているため、基地局100から時刻t5でフィードバックされた4つの応答信号を自局宛のものであると判断して受信する。この際、移動局2のデスクランブリング部211は、図9に示すように、P/S部210から出力される4つの応答信号、すなわち、図6に示すS1×1,S2×1,S3×1,S4×1を、自局用のスクランブリングコードSC#2でデスクランブリングする。つまり、移動局2のデスクランブリング部211は、4つのシンボルS1×1,S2×1,S3×1,S4×1それぞれを1,1,−1,−1で除算する。よって、移動局2のデスクランブリング部211では、図9に示すような信号点配置のS1,S2,−S3,−S4が得られる。
次いで、移動局2の合成部212は、デスクランブリング部211から入力されるS1,S2,−S3,−S4を合成する。よって、合成後のシンボルは、図9に示すように、(I,Q)=(0,0)の信号点に配置される。そして、移動局2の復調部213は、この合成後のシンボルを、移動局1の復調部213同様、図8に示す判定軸に従って判定する。よって、移動局2は、基地局100からの移動局1宛の応答信号(NACK)をDTXと判定する。また、移動局2は、応答信号がDTXと判定される場合、時刻t2で受信した割当情報が他局宛の割当情報であり、他局宛の割当情報を自局宛の割当情報と誤って判定してしまったと判断する。よって、移動局2は、時刻t7での上り回線データの再送を行わない。つまり、移動局2は、上り回線データの誤った送信を停止することができる。
よって、時刻t8では、移動局1からの上り回線データと移動局2からの上り回線データとの衝突は発生せず、基地局100ではCRC=OK(誤り無し)となる。
このようにして本実施の形態では、応答信号用のチャネルを複数の移動局で共有して使用するARQにおいて、移動局が他局宛の割当情報を自局宛のものであると誤って判定することがあったとしても、ARQの制御の破綻を防ぐことができる。
(実施の形態2)
基地局は、移動局毎に割当情報の送信電力を制御することがある。例えば、図2に示す基地局100が変調部103とS/P部104との間に送信電力制御部を有し、この送信電力制御部によって、変調部103から入力される割当情報シンボルの送信電力を制御することがある。一般に、送信電力制御は基地局からの距離に応じて行われるため、図10に示すように、基地局から近い地点に位置する移動局宛(例えばセル中心の移動局宛)の割当情報301の送信電力は小さく、基地局から遠い地点に位置する移動局宛(例えばセル境界の移動局宛)の割当情報302の送信電力は大きい。
また、移動局200の判定部209での割当情報の上記ブラインド判定においては、割当情報のBER(Bit Error Rate)が高いほど誤判定の確率が高い。
例えば、セル中心の移動局では、図11に示すように、上記割当情報301の受信電力および上記割当情報302の受信電力の双方が、干渉電力および雑音電力に対し十分大きくなる。よって、セル中心の移動局では、いずれの割当情報のBERも低くなる。よって、セル中心の移動局では、自局宛の割当情報を他局宛の割当情報と誤判定する確率、および、他局宛の割当情報を自局宛の割当情報と誤判定する確率の双方が低くなる。
一方、セル境界の移動局では、図12に示すように、上記割当情報302の受信電力は干渉電力および雑音電力に対し十分大きくなるが、上記割当情報301の受信電力は干渉電力および雑音電力よりも小さくなる可能性が高い。よって、セル境界の移動局では、上記割当情報302のBERは低くなるが、上記割当情報301のBERは高くなる。よって、セル境界の移動局では、自局宛の割当情報を他局宛の割当情報と誤判定する確率は低くなるが、他局宛の割当情報を自局宛の割当情報と誤判定する確率が高くなる。
つまり、図1および図4における移動局1がセル中心の移動局であり、移動局2がセル境界の移動局である場合に、時刻t2において、移動局2が移動局1宛の割当情報を自局宛の割当情報と誤ってブラインド判定する確率が高い。換言すれば、移動局1および移動局2の双方がセル中心の移動局である場合、または、移動局1および移動局2の双方がセル境界の移動局である場合は、いずれの移動局も、他局宛の割当情報を自局宛の割当情報と誤判定する確率は低い。
そこで、本実施の形態では、図13に示すように、セル内の複数の移動局をセル中心グループとセル境界グループとに分けるグルーピングを行い、セル中心グループに属する移動局宛のすべての応答信号をSC#1でスクランブリングし、セル境界グループに属する移動局宛のすべての応答信号をSC#2でスクランブリングする。つまり、セル内の複数の移動局を基地局からの距離に応じて複数のグループに分け、それら複数のグループ毎に異なるスクランブリングコードを割り当てる。また、同一グループ内では同一のスクランブリングコードを使用する。
図13には、移動局1,移動局3,移動局4,移動局6がセル中心の移動局であり、移動局2,移動局5がセル境界の移動局である場合を示す。よって、移動局1,移動局3,移動局4,移動局6が第1グループとなり、移動局2,移動局5が第2グループとなる。そして、移動局1,移動局3,移動局4,移動局6宛のすべての応答信号がSC#1でスクランブリングされ、移動局2,移動局5宛のすべての応答信号がSC#2でスクランブリングされる。
このように、本実施の形態によれば、移動局のグループ毎のスクランブリングコード割当が可能となるため、セル内のすべての移動局に互いに異なるスクランブリングコードを割り当てる必要がなくなる。よって、使用可能なスクランブリングコード数が少ない場合
でも、効率良く各移動局に対しスクランブリングコードを割り当てることができる。
また、本実施の形態は、レピティション部106でのレピティション・ファクターが小さい場合に特に有効である。例えば、レピティション部106でのレピティション・ファクターがRF=4と小さい場合、スクランブリング107で使用するスクランブリングコードのコード長は4と短くなる。よって、この場合には、使用可能なスクランブリングコード数が少なく、セル内のすべての移動局に互いに異なるスクランブリングコードを割り当てることができないからである。
(実施の形態3)
実施の形態2において、セル境界グループに属する複数の移動局相互において他局宛の応答信号を自局宛の応答信号と誤って受信する確率が高い場合には、図14に示すように、セル境界グループに属する複数の移動局に対し互いに異なるスクランブリングコードを割り当てるとよい。例えば、実施の形態2(図13)では移動局2および移動局5の双方にSC#2を割り当てるのに対し、本実施の形態(図14)では移動局2にSC#2を割り当て、移動局5にSC#3を割り当てる。
本実施の形態は、割当情報用のチャネルと応答信号用のチャネルとが対応付けられていない場合に特に有効である。割当情報用のチャネルと応答信号用のチャネルとが対応付けられている場合は、図4に示す移動局2は、基地局から送信される移動局1宛の応答信号を受信することができる。しかし、割当情報用のチャネルと応答信号用のチャネルとが対応付けられていない場合は、図4に示す移動局2は、基地局から送信される移動局1以外の他の移動局宛(ここでは移動局5宛)の応答信号を受信してしまう可能性がある。よって、移動局1がセル中心の移動局、移動局2および移動局5がセル境界の移動局である場合には、移動局2が移動局5宛の応答信号を誤って受信する確率が高くなり、同様に、移動局5が移動局2宛の応答信号を誤って受信する確率が高くなる。
そこで、本実施の形態では、図14に示すように、実施の形態2同様にセル中心グループに属する複数の移動局に対し互いに同一のスクランブリングコードを割り当てる一方、セル境界グループに属する複数の移動局に対し互いに異なるスクランブリングコードを割り当てる。
(実施の形態4)
基地局は、移動局毎に応答信号の送信電力を制御することがある。例えば、図2に示す基地局100がスクランブリング部107とS/P部108との間に送信電力制御部を有し、この送信電力制御部によって、スクランブリング部107から入力される応答信号の送信電力を制御することがある。一般に、送信電力制御は基地局からの距離に応じて行われるため、基地局から近い地点に位置する移動局宛(例えばセル中心の移動局宛)の応答信号の送信電力は小さく、基地局から遠い地点に位置する移動局宛(例えばセル境界の移動局宛)の応答信号の送信電力は大きい。
また、セル半径が大きい場合には、1セルをセル中心部分とセル境界部分との2つに分けるのではなく、基地局からの距離に応じて1セルを3つ以上に分けることも可能である。また、セル半径が大きい場合には、セル中心とセル境界との間の距離が大きくなるため、セル中心の移動局宛の応答信号はセル境界の移動局まで届かない。よって、セル境界の移動局では、セル中心の移動局宛の応答信号の受信電力がほぼ0になる。つまり、セル境界の移動局では、セル中心の移動局宛の応答信号の信号点が(I,Q)=(0,0)となる。よって、セル境界の移動局の復調部213は、セル中心の移動局宛の応答信号をスクランブリングコードにかかわらずDTXと判定することができる。
そこで、本実施の形態では、図15に示すように、セル内の複数の移動局を基地局からの距離に応じて複数のグループに分けるグルーピングを行い、セル中心グループに属する移動局宛のすべての応答信号およびセル境界グループに属する移動局宛のすべての応答信号をSC#1でスクランブリングする。また、その他のグループに属する移動局宛ての応答信号を、グループ毎に異なるスクランブリングコードでスクランブリングする。つまり、本実施の形態では、セル中心グループとセル境界グループとに同一のスクランブリングコードを割り当てる点が実施の形態2と相違する。なお、図15では、距離の数字が大きくなるほど基地局からの距離が大きく、距離1がセル中心に該当し、距離5がセル境界に該当する。
このように、本実施の形態によれば、互いの距離が大きく離れているセル中心グループとセル境界グループとに同一のスクランブリングコードを割り当てることができるため、さらに効率良く各移動局に対しスクランブリングコードを割り当てることができる。
(実施の形態5)
移動局毎に割当情報のMCS(Modulation and Coding Scheme)が異なることがある。例えば、図2に示す基地局100の符号化部102および変調部103が、移動局毎に符号化率および変調方式を変化させることがある。一般に、MCSの制御は各移動局での受信品質に応じて行われるため、受信品質が高い移動局宛(例えばセル中心の移動局宛)の割当情報のMCSレベルは高く、受信品質が低い移動局宛(例えばセル境界の移動局宛)の割当情報301のMCSレベルは低い。なお、MCSレベルが高いMCSほど、伝送レートが高いMCSである。
また、移動局200の判定部209での割当情報の上記ブラインド判定においては、割当情報のBERが高いほど誤判定の確率が高い。
例えば、割当情報をQPSK,R=1/2に従って復調および復号する移動局では、符号化および変調のMCSがQPSK,R=1/2の割当情報が受信される場合は、送受のMCSが一致するため、復調および復号を正しく行うことができ、よって、割当情報のBERが低くなる。一方、割当情報をQPSK,R=1/2に従って復調および復号する移動局では、符号化および変調のMCSがQPSK,R=1/4の割当情報が受信される場合は、送受のMCSが異なるため、復調および復号を正しく行うことができず、よって、割当情報のBERが高くなる(BER≒0.5)。同様に、割当情報をQPSK,R=1/4に従って復調および復号する移動局では、符号化および変調のMCSがQPSK,R=1/4の割当情報のBERは低く、符号化および変調のMCSがQPSK,R=1/2の割当情報のBERは高くなる。つまり、送信側の符号化および変調に用いられるMCSと受信側の復調および復号に用いられるMCSとが一致する場合のBERは低く、送信側の符号化および変調に用いられるMCSと受信側の復調および復号に用いられるMCSとが異なる場合のBERは高くなる。
そこで、本実施の形態では、図16に示すように、セル内の複数の移動局をMCSに応じて複数のグループに分けるグルーピングを行い、それら複数のグループ毎に異なるスクランブリングコードを割り当てる。また、同一グループ内では同一のスクランブリングコードを使用する。
例えば、図16には、MCSがQPSK,R=1/2の割当情報を送信される移動局が移動局1,移動局3,移動局4,移動局6であり、MCSがQPSK,R=1/4の割当情報を送信される移動局が移動局2,移動局5である場合を示す。よって、移動局1,移動局3,移動局4,移動局6が第1グループとなり、移動局2,移動局5が第2グループとなる。そして、移動局1,移動局3,移動局4,移動局6宛のすべての応答信号がSC#1でスク
ランブリングされ、移動局2,移動局5宛のすべての応答信号がSC#2でスクランブリングされる。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態2同様、移動局のグループ毎のスクランブリングコード割当が可能となるため、セル内のすべての移動局に互いに異なるスクランブリングコードを割り当てる必要がなくなる。よって、使用可能なスクランブリングコード数が少ない場合でも、効率良く各移動局に対しスクランブリングコードを割り当てることができる。
また、実施の形態2同様、本実施の形態は、特に、レピティション部106でのレピティション・ファクターが小さい場合に有効である。例えば、レピティション部106でのレピティション・ファクターがRF=4と小さい場合、スクランブリング107で使用するスクランブリングコードのコード長は4と短くなる。よって、この場合には、使用可能なスクランブリングコード数が少なく、セル内のすべての移動局に互いに異なるスクランブリングコードを割り当てることができないからである。
なお、割当情報のMCSを下り回線品質に応じて適応的に変化させてもよい。この場合、移動局は、複数のMCSを用いて割当情報を復調し、CRC=OK(誤り無し)となったMCSに対応するスクランブリングコードで応答信号をデスクランブリングするとよい。
また、割当情報のバースト誤りを防止するために割当情報を構成する複数のビットがインタリーブされる場合に、移動局毎にインタリーブパターンが異なることがある。この場合、上記同様に、送信側のインタリーブに用いられるインタリーブパターンと受信側のデインターリーブに用いられるインタリーブパターンとが一致する場合のBERは低く、送信側のインタリーブに用いられるインタリーブパターンと受信側のデインターリーブに用いられるインタリーブパターンとが異なる場合のBERは高くなる。よって、上記同様にして、セル内の複数の移動局をインタリーブパターンに応じて複数のグループに分け、それら複数のグループ毎に異なるスクランブリングコードを割り当て、同一グループ内では同一のスクランブリングコードを使用することも可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態2,3,4において、基地局と移動局との間の距離は、以下のようにして推定することができる。以下、推定方法(1)〜(5)について説明する。
(1)CQI(Channel Quality Indicator)、受信SINR等の受信品質情報を用いる場合
この場合は、受信品質が高いほど基地局−移動局間の距離が小さく、受信品質が低いほど基地局−移動局間の距離が大きいと推定する。
(2)受信信号の遅延スプレッド情報を用いる場合
この場合は、遅延スプレッドが小さいほど基地局−移動局間の距離が小さく、遅延スプレッドが大きいほど基地局−移動局間の距離が大きいと推定する。
(3)下り回線信号の受信タイミングと上り回線信号の送信タイミングとの間のタイミング差情報を用いる場合
この場合は、上記タイミング差が大きいほど基地局−移動局間の距離が小さく、上記タイミング差が小さいほど基地局−移動局間の距離が大きいと推定する。
(4)送信電力制御情報を用いる場合
この場合は、送信電力が小さいほど基地局−移動局間の距離が小さく、送信電力が大きいほど基地局−移動局間の距離が大きいと推定する。
(5)MCS(Modulation and Coding Scheme)情報を用いる場合
この場合は、MCSレベルが高いほど(伝送レートが高いMCSであるほど)基地局−移動局間の距離が小さく、MCSレベルが低いほど(伝送レートが低いMCSであるほど)基地局−移動局間の距離が大きいと推定する。
また、上記各実施の形態において、基地局が、各移動局に使用させるスクランブリングコードを制御情報を用いて各移動局に通知してもよい。
また、ACKに代えて上り回線データの送信停止を指示するStop信号、および、NACKに代えて上り回線データの送信再開を指示するRe-Transmit信号を応答信号として用いる場合にも、上記各実施の形態と同様にして本発明を実施可能である。
また、応答信号としてACKまたはNACKのいずれか一方のみを用いる場合にも、上記各実施の形態と同様にして本発明を実施可能である。応答信号としてACKのみを用いる場合には、上記同様にして、移動局において応答信号をACKまたはDTXと判定する。一方、応答信号としてNACKのみを用いる場合には、上記同様にして、移動局において応答信号をNACKまたはDTXと判定する。
また、本発明は、レピティション・ファクターの大きさに限定されるものではない。
また、同一グループに属する複数の移動局に対し同一の応答信号を送信する場合でも、上記各実施の形態と同様にして本発明を実施可能である。
また、各移動局に固有の位相回転を応答信号に与える位相回転処理を用いても、上記スクランブリング処理を用いる場合と同様の作用および効果を得ることができる。例えば、基地局からフィードバックされる応答信号が図17に示すようなS1である場合、移動局1が図18に示すようにS1に対し位相回転を与えず、移動局2が図19に示すようにS1に対しπ/2の位相回転を与えるようにする。そして、図20に示す判定軸に従って、移動局1が位相回転量=0のS1を判定し、移動局2が位相回転量=π/2のS1を判定する。よって、実施の形態1同様、移動局1は基地局からの自局宛のNACKをNACKと判定し、移動局2は基地局からの移動局1宛のNACKをDTXと判定することができる。
また、移動局はUE、基地局装置はNode B、サブキャリアはトーンと称されることがある。また、CPは、ガードインターバル(Guard Interval:GI)と称されることがある。
また、周波数領域と時間領域との間の変換を行う方法は、IFFT、FFTに限られない。
また、上記各実施の形態では下り回線の伝送方式としてOFDM方式を一例に挙げたが、本発明において下り回線の伝送方式は特に限定されない。
また、応答信号は、受信品質を向上させるために、拡散送信、繰り返し送信等される場合があるが、この場合にも上記同様にして本発明を実施可能である。
また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明し
たが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2007年6月22日出願の特願2007−165681の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。
ARQのシーケンス例 実施の形態1に係る基地局の構成を示すブロック図 実施の形態1に係る移動局の構成を示すブロック図 実施の形態1に係るARQのシーケンス例 実施の形態1に係るコンスタレーションパターン 実施の形態1に係るスクランブリング例 実施の形態1に係るデスクランブリング例(移動局1) 実施の形態1に係る判定例 実施の形態1に係るデスクランブリング例(移動局2) 実施の形態2に係る送信電力制御例 実施の形態2に係る受信電力例(セル中心の移動局) 実施の形態2に係る受信電力例(セル境界の移動局) 実施の形態2に係るスクランブリングコード割当例 実施の形態3に係るスクランブリングコード割当例 実施の形態4に係るスクランブリングコード割当例 実施の形態5に係るスクランブリングコード割当例 その他の応答信号例 位相回転例(移動局1) 位相回転例(移動局2) その他の判定例

Claims (5)

  1. 応答信号をリピティションして同一の複数の応答信号を得るリピティション手段と、
    前記複数の応答信号を、移動局に固有のスクランブリングコードでスクランブリングするスクランブリング手段と、
    スクランブリングされた前記複数の応答信号を、複数の移動局への応答信号の送信に共有して使用されるチャネルで、前記移動局に送信する送信手段と、
    を具備する無線通信基地局装置。
  2. 応答信号をリピティションして同一の複数の応答信号を得るリピティション手段と、
    前記複数の応答信号を、移動局に割り当てられたスクランブリングコードでスクランブリングするスクランブリング手段と、
    を具備し、
    複数の移動局が無線通信基地局装置からの距離に応じて複のグループに分けられ、前記スクランブリング手段は、前記グループに割り当てられたスクランブリングコードで前記複数の応答信号をスクランブリングする、
    線通信基地局装置。
  3. 応答信号をリピティションして同一の複数の応答信号を得るリピティション手段と、
    前記複数の応答信号を、移動局に割り当てられたスクランブリングコードでスクランブリングするスクランブリング手段と、
    を具備し、
    複数の移動局が上り回線のデータチャネルの割当結果を示す割当情報のMCSに応じて複のグループに分けられ、前記スクランブリング手段は、前記グループに割り当てられたスクランブリングコードで前記複数の応答信号をスクランブリングする、
    線通信基地局装置。
  4. 動局に固有に割り当てられたスクランブリングコードでスクランブリングされ、複数の移動局への応答信号の送信に共有して使用されるチャネルで送信された同一の複数の応答信号を受信する受信手段と、
    受信された前記複数の応答信号を、前記スクランブリングコードでデスクランブリングするデスクランブリング手段と、
    具備する無線通信移動局装置。
  5. ARQにおける応答信号のスクランブリング方法であって、
    複数の移動局への応答信号の送信に共有して使用されるチャネルで送信される同一の複数の応答信号を移動局に固有に割り当てられたスクランブリングコードでスクランブリングする、
    スクランブリング方法。
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