JP5189645B2 - 熱転写印刷 - Google Patents

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Description

本発明は、熱転写印刷に関し、また、画像を再転写中間シートから物品上へ熱転写印刷するための装置、印刷方法、及び、印刷画像を有する物品に関する。
熱転写印刷は、1つ又はそれ以上の熱転写可能な色素を使用して再転写中間シート上に画像を(反転して)形成することを伴う。その後、画像は、画像を物品表面と接触させて熱及び場合により圧力も加えることにより、物品の表面へ熱転写される。熱転写印刷は、簡単には直接に印刷できない物品、特に3次元(3D)物体上に印刷するのに特に有用である。昇華色素を使用する色素拡散熱転写印刷による熱再転写印刷は、例えば国際公開第98/02315号及び国際公開第02/096661号に開示されている。デジタル印刷技術を使用して画像を再転写中間シート上に形成することにより、短時間の作動であっても比較的都合良く且つ経済的に、場合により写真品質の高品質画像を3D物品上に印刷することができる。確かに、そのような物体を経済的に個人化することができる。
適切な再転写中間シートを使用すると、場合により複合曲線などの湾曲形状(凹状又は凸状)を含む複雑な形状を有する3D物品上に良品質な画像を形成することができる。3D物品に対する印刷時、シートは、一般に、物品に対する貼付前に、シートを軟化させてシートを変形可能にするために、例えば80〜170℃の範囲の温度まで予熱される。このとき、軟化されたシートは、それを物品に対して容易に貼り付けて物品の輪郭に適合させることができる状態にある。これは、真空を加えて軟化されたシートを物品に対してぴったりと付着させることにより都合良く行なわれる。例えば真空の維持によってシートが物品と接触した状態に維持される間、シート及び物品も、色素転写に適する温度まで、一般的には140〜200℃の範囲の温度まで、一般的には15〜150秒の範囲の適切な時間にわたって加熱される。色素転写後、再転写中間シートの除去前に、物品を冷却することができ、あるいは物品が冷却される。再転写印刷ステップを行なうのに適した装置は、例えば国際公開第01/96123号及び国際公開第2004/022354号に開示される。
国際公開第98/02315号 国際公開第02/096661号 国際公開第01/96123号 国際公開第2004/022354号
シート及び物品の加熱は、ファン及び電気的なヒータ要素を備える加熱手段により生成される熱い空気流に晒すことによって都合良く行なわれる。公知の装置において、空気は、フードに流入して、装置のキャビティ内に位置付けられる物品上を越えて方向付けられる。幾つかの現在のシステムにおいて、空気は、固定ガイドの配列を備える拡散器に通される。ガイドの注意深い配列により、物品が比較的平坦な外形を有し且つ物品がキャビティ内の中心に位置付けられていれば、物品及び関連するシート上にわたって均一で最適化された空気分配を得ることができる。しかしながら、空気分配は、上方へ突出する部分を有する物品においては最適化されない。これは、物品の側面又は下面が依然として上面よりも冷たいままとなる傾向があるからである。また、空気分配は、キャビティの縁部に近接して位置付けられる物品においても最適化されない。これは、キャビティの中心から離れている表面があまり良く加熱されない傾向があるからである。これにより、物品及びシートの加熱が不均一になり、結果として、色素転写が変化して、潜在的に質の悪い色素転写が物品の冷たい領域で起こる。これは、印刷品質全体の低下をもたらし得る。
1つの態様において、本発明は、画像を熱再転写シートから物品上へ熱転写印刷するための装置であって、色素転写を引き起こすために加熱ガスの流れを供給するようになっている加熱手段と、加熱ガスを流れの方向に対して横断する方向に方向付けて、色素転写中に物品上にわたって加熱ガスを分配するための揺動ベーン手段とを含む装置を提供する。
揺動ベーン手段を有することにより、加熱ガスは、横方向に分配されて、上方へ突出する部分を有する物品、傾斜した、例えば垂直な側壁を有する物品、及び、装置の中心に位置付けられない物品などの物品上及び関連するシート上にわたってより均一に分配され得る。加熱ガスの横方向の分配により、任意の想定し得る物品上及びシート上の冷却スポットが一様となる傾向があり、それにより、色素転写が更に均一となって、印刷品質が良好になる。また、揺動ベーン手段は、ガスの流れの方向でのベーンの断面積が小さいため、ガスの流量を著しく減少させないという利点も有する。
揺動ベーン手段は、良好に作用し且つ不均一な加熱の問題を克服するための他のアプローチを超える利点を有すると考えられる。例えば、より積極的な拡散器を使用する装置の側へガスの流れを方向付けようとする試みは、装置内の他の場所でガス流量を減らして冷却スポットをもたらす。可動ノズルを使用する他のアプローチは、機械的に複雑であり、空気の流れも制限する。
揺動ベーン手段は、加熱ガスの流れ方向に対して横断する方向で揺動動作するように装着される1つ又はそれ以上のベーン、一般的には例えば一組にまとめられた配列を成して共に移動する複数のベーンを備える。この場合、ガスは、ベーンを通過し、一般的には隣接するベーン同士の間を通過して、揺動サイクルにおけるベーンの位置に応じて装置の異なる部分へと方向付けられる。ベーンは、長尺な略平坦な部材であるのが適当である。
1又は複数のベーンは、回動可能に装着され、簡単な配列を成して往復動プッシュロッドにより駆動されるのが都合良い。
揺動ベーン手段は、往復動部材、例えばプッシュロッドに結合されてもよい電気モータによって駆動されるのが望ましい。往復動部材は、所望の揺動プロファイルをもたらすように駆動され、モータの回転動作を適切な直線動作へ変換するカムによって駆動されるのが都合良い。
揺動ベーン手段は、印刷されるべき全ての領域にわたってフラットで一定の温度プロファイルをもたらすことを目的として、印刷されるべき物品表面(及び、シートの関連領域)の全ての部分の一様で均一な加熱を引き起こすように設計されている揺動プロファイルをもたらすべく、印刷されるべき物品の3D形状を考慮して設計されてもよい。この目的のため、揺動プロファイルは、例えば、加熱ガスが物品の水平面及び中央に位置付けられる物品へと方向付けられる場合よりも長い時間にわたって、加熱ガスが物品の垂直な側面及び外周に位置付けられる物品へと方向付けられるようになっているのが適切である。
所望の揺動プロファイルは、公知の方法で、適切に形成されたカムの使用によって達成されるのが都合良い。カムは、異なる形状の物品の印刷のために異なるカムを装置で使用できるように、取り外すことができてもよい。
揺動の速度は、必要に応じて、例えば公知の方法での関連する電気モータの適切な調整によって調整されてもよく、一般的には5〜200ストローク/分の範囲である。この場合、約25ストローク/分が適した一般的速度である。
装置は、ベーンの数、サイズ、位置、及び、構成を含む1つ又はそれ以上のファクタを変えることにより、揺動プロファイルを(例えば、適切なカムの使用により)変えることにより、また、場合により揺動速度も変えることにより、特別な物品に適合するべくカスタマイズされてもよい。
装置は、揺動ベーン手段によってもたらされる横方向の分配に対して横断する方向、例えば分配に対して直角な方向に加熱ガスを分配するようになっている任意の拡散器アセンブリを揺動ベーン手段の上流側又は下流側に含んでもよい。
これに加えてあるいはこれに代えて、装置は、場合によっては、第1の揺動ベーン手段によってもたらされる横方向の分配に対して横断する方向に加熱ガスを分配するために第1の揺動ベーン手段に対して横断するように、例えば直角に配置される第2の揺動ベーン手段を第1の揺動ベーン手段の下流側に含んでもよい。第2のベーン手段は、構造及び動作が第1の揺動ベーン手段と略同様であってもよい。
装置は、その他の点で、従来の構造を有してもよく、従来の方法で使用されてもよい。
したがって、加熱手段は、ヒータ要素とファンとを備えるのが都合良い。
加熱手段は、シートの予熱(一般的には、80〜170℃の範囲の温度まで)を引き起こしてシートを軟化させるように作用することができるとともに、シートを加熱(一般的には、120〜240℃の範囲の温度まで、通常は約160℃)して色素転写を引き起こすように作用することができる。加熱手段は、処理されるべき物品の任意の予熱(一般的には、100〜120℃の範囲の温度まで)のために使用されてもよい。
一般に、揺動ベーン手段は、全ての加熱ステップ中、加熱手段が作動されるときには常に作動される。
加熱ガスは一般に空気である。
装置は、色素転写ステップが可能な状態となるようにシートと物品とを密接させるための手段を含む。そのような手段は一般に真空手段を備え、その場合、装置は真空プレスとなる。真空手段は、真空ポンプと、関連するブリード弁とを備えることが都合良い。
装置は、一般に、印刷されるべき品物に対して相補的となるように、品物のための支持体としての機能を果たすように、及び、さもなければ加熱時に歪む可能性のある薄壁プラスチック物品などの品物の歪みを防止するように形成される任意のネスト又はモールドを含めて、印刷されるべき1つ又はそれ以上の物品を保持するための支持体を含む。
装置は、印刷されるべき物品を覆うように熱再転写シートを所定位置に保持するための手段を含むことが適切である。
手段は、シート(予熱後の軟化状態にある)と物品とを接触させるために物品とシートとの間の相対的な移動を引き起こすように設けられることが望ましく、その場合、支持体は、支持体を昇降させるための昇降手段を含むことが都合良い。
装置は、一般的には物品及びシートを冷却するために印刷後に物品及びシート上にわたって冷気の流れを方向付けるためのファンの形態を成す冷却手段を含むことが都合良い。
装置は、加熱手段、真空手段、冷却手段、及び、昇降手段、場合により揺動ベーン手段の動作、特にベーン揺動速度を調整するためのコンピュータ制御手段を含むことが適切である。制御手段は、様々な異なる材料を印刷するのに適する多くのプリセットプログラムを含んでもよく、また、他の要件に適するようにユーザによってプログラムすることができてもよい。
装置は、プラスチック、金属、セラミック、木材、複合材料などを含む幅広い範囲の材料から作られる物品上へ画像を印刷するために使用することができ、その場合、物品は固体又は薄壁構造を成す。画像が印刷されるべき物品の表面の性質に応じて、表面コーティング材又はラッカーの塗布によって表面を前処理して、転写される色素の吸い上げを向上させることが適切な場合がある。
装置は、特に、場合により複合曲線などの湾曲形状(凹状又は凸状)を含む複雑な形状を有する3D物品上へ印刷するように意図される。
適切な熱再転写シートは、市販されており、例えばICI Imagedataが提供しているPictaflex媒体(Pictaflexは商標)などがある。
画像は、適切な熱転写可能な色素を用いて印刷することにより、好ましくはインクジェット印刷によって、再転写シート上に形成されてもよい。
更なる態様において、本発明は、画像を熱再転写シートから物品上へ印刷する方法であって、シートと物品とを接触させることと、シートを加熱ガスの流れに晒すことによって加熱して、シートから物品への色素転写を引き起こすこととを含み、色素転写中に物品上にわたって加熱ガスを分配するために、加熱ガスが流れ方向を横断する方向に揺動態様で方向付けられる方法を提供する。
加熱ガスは、印刷されるべき物品の表面上にわたって均一な温度をもたらすことを目的として、物品の形状を考慮して設計される揺動プロファイルを伴って方向付けられることが好ましい。
ガスは、揺動ベーン手段の使用により、好ましくは所望の揺動プロファイルをもたらすように適切に形成されるカムの制御下で方向付けられるのが都合良い。
揺動速度は一般に5〜200ストローク/分の範囲が適しており、良好な結果は約25ストローク/分の速度で得られた。
加熱ガスは、場合によっては、第1の方向に対して横断する第2の方向、例えば第1の方向に対して直角な方向に揺動態様でそらされてもよい。これに加えてあるいはこれに代えて、ガスが揺動の上流側又は下流側で拡散器に通されてもよい。
ガスは一般に空気である。
方法は、一般に、加熱ガスの流れに晒すことによってシートを予熱して、シートと物品とを接触させる前にシートを軟化させるステップを含む。一般に、加熱ガスの流れは、シート予熱ステップ中に揺動態様でそらされてもよい。
方法は、この場合も一般に揺動態様でそらされる加熱ガスの流れに晒すことによって物品を予熱する任意のステップを含んでもよい。
予熱されたシート及び物品は、真空に晒すことによって接触されるのが都合良い。真空は、大気圧よりも低い30〜85kPa(例えば、約50kPa)の範囲のレベルが適している。
方法は、一般に、最終的な冷却ステップを含む。
物品の予熱は一般に100〜120℃の範囲の温度で約30秒間にわたり、その条件は、印刷されるべき物品の表面の材料によって決まる。
シートの予熱は、一般に、80〜170℃の範囲の温度で約30秒間にわたって行なわれ、Pictaflex媒体においては15秒間又は20秒間にわたる約145℃の温度あるいは30秒間にわたる約130℃の温度が適している。
色素転写は、一般に、120〜240℃の範囲の温度、通常は約160℃の温度で15秒〜5分の範囲の時間にわたって加熱することにより行なわれ、その条件は、色素、シート、及び、物品を含むファクタによって決まる。
本発明はまた、本発明の装置又は方法によって生成される印刷画像を有する物品をその範囲内に含む。
ここで、添付図面を参照して、熱再転写中間シートから3D物品上への画像の熱転写印刷のための本発明に係る真空プレスの一実施形態を一例として説明する。
真空プレスの斜視図である。 真空プレスの斜視図である。 一動作段階でのプレスの内部構成要素の概略的断面図である。 異なる動作段階でのプレスの内部構成要素の概略的断面図である。 図5aは、プレスのカムの概略図である。図5bは、図5aに示されるカムにおけるカム角度に対するベーン角度のグラフである。
図示の真空プレス10は、A3再転写シートと共に使用するように設計されたA3フォーマットデスクトップユニットの形態を成している。プレスは、略平行六面体形状を成しており、奥行き800mm、高さ600mm、幅600mmの全体寸法を有している。プレスは、ベースユニット12と、後部がベースユニットにヒンジ接続される蓋ユニット14とを有するハウジングを備え、蓋ユニットは、初期の開放位置(図1に示される)と使用のための閉位置(図2に示される)との間で手動により移動できる。
ベースユニットは凹部16を含み、凹部16内には、印刷又は装飾されるべき一連の3D物品を受けるためのテーブル18が位置付けられる。テーブル18上には、一連のネスト又はモールド22を支持する多孔質のアルミニウム又は繊維から構成されるネストプレート20が載置されており、一連のネスト又はモールド22は、印刷されるべき品物23に対して相補的となるように形成されて、品物のための支持体としての機能を果たすとともに、そうでなければ加熱時に生じる可能性のある薄壁プラスチック物品などの品物の歪みを防止する。ベースユニット内をシールするためにネストプレート20の上面に外周ゴムシール24が設けられる。持ち上げシリンダ機構(図示せず)によってテーブル18をシャフト26上で初期下降位置(図1及び図3に示される)から上昇位置(図4に示される)へと昇降させることができる。
凹部16の外周はリニアフィルムガイド27(図1に見られる)によって取り囲まれており、リニアフィルムガイド27は、A3再転写シートを凹部上にわたって所定位置に正確に位置決めするとともに、外周ゴムシール28上に載置するシートを所定位置に保持する。
ベースユニット12は、テーブル18を貫通する柔軟ホース30内に真空を形成してネストプレート20の真下から空気を引き出すための真空ポンプ及びブリード弁(図示せず)を含む真空システムを含む。
ベースユニットはまた、関連する電気モータを有する冷却ファン32を含む。
蓋ユニット14は凹部34を含み、凹部の外周は、蓋ユニットが閉位置にあるときにハウジング内においてベースユニットのシール28と協働してシールとの間で再転写シート38を固定してシールするゴムシール36によって取り囲まれる。蓋ユニットを閉位置に固定するために磁気ロック39(図1に見られる)が設けられる。
蓋ユニット14は、熱い空気の流れを蓋ユニット内で下方へ方向付けるために関連するモータ42を有するファン40と下流側電気ヒータ要素44とを備える加熱手段を含む。蓋ユニット内には、ヒータ要素44の下流側に、物品のより均一な加熱をもたらすように揺動態様で加熱空気をそらすための揺動ベーン手段46が位置付けられる。加熱空気は、ハウジング内で再循環されるようにチャンネル48を上向きに通過する。
揺動ベーン手段46は、3つの類似する長尺な平面ベーン50を有するトリプルベーンアセンブリを備え、各平面ベーン50は、中心が52で回動可能に装着され、プッシュロッド54によって共にまとめられており、それにより、プッシュロッド54の往復動作に応じて一体で移動する。プッシュロッド54は、カム58(図5a)の制御により56で表わされる電気ベーンモータによって毎分25ストロークの速度で駆動され、それにより、モータの回転動作がプッシュロッド54の適切な直線動作へと変換される。この場合、プッシュロッドは、カム従動子60で終端し、付勢スプリング62及びリニアベアリング64を貫通して延びている。
カム58は、図5に示されるようになっており、印刷されるべき物品23の全表面に対して均一な加熱を与える加熱空気の流れを生み出すように設計されている揺動ベーン手段46の揺動プロファイルをもたらすように形成される。特に、垂直側面23aは、均一な色素転写のために水平面23bと同じ温度に達することが重要である。また、最も外側の物品が中心に位置付けられる物品と同じ程度まで加熱されることも重要である。この目的を達成するため、カム58は、加熱空気が上面23b及びベーン動作の中心に方向付けられるときの時間の長さと比べて、相対的に長い時間にわたって加熱空気が物品間の谷間及びベーン動作の端に方向付けられる揺動プロファイルをもたらすように設計されている。図5bは、カム位置に対するベーン位置に関するグラフである。ベーンは、約60°の動作範囲を伴って対称的に揺動される。
装置の使用時、ベーン50は、ヒータファン40が作動しているときには常にプッシュロッドによって揺動される。
装置は、コンピュータ制御手段(図示せず)と、ベースユニットの前面にある表示手段を含む図1及び図2に見られるコントロールパネル66とを含む。
使用時、3D物品上に印刷されるべき画像が適切な再転写中間シート38上に(反転して)印刷される。1つの実施形態において、画像は、Artainium色素昇華型インク(Artainiumは商標)を使用してエプソン4400プリンタ(エプソンは商標)でインクジェット印刷プロセスによりICI Imagedata(Pictaflexは商標)からPictaflex A3+ロール媒体上に印刷されて、A3シートサイズにカットされ、乾燥が許容される。
物品23によって表わされる印刷されるべき品物がベースユニット12内に配置され、各物品は、装飾されるべき表面が最も上側に方向付けられた状態で、それぞれのネスト22上に載置する。画像が形成されるべき物品の表面の性質に応じて、表面コーティング材又はラッカーの塗布によって表面を前処理して、転写される色素の吸い上げを向上させることが適切な場合がある。
蓋ユニット14が手動で閉位置へと移動される。
加熱手段が物品予熱ステップで作動される。この場合、ファン40によって約110℃の温度の熱い空気がハウジング内で約30秒間にわたって再循環される。この場合、ベーン50が毎分25ストロークで揺動される。これは、装飾されるべき物品を予熱するように作用する。
次いで、蓋ユニット14が手動で開放位置へと移動される。
印刷されたA3Pictaflexフィルムシート38が、印刷側が物品に対向した状態で、ガイドの内側の凹部16を覆ってシール28上に載置しつつベースユニット12上の所定位置に配置される。蓋ユニットが手動で閉位置へと移動され、この閉位置は、磁気ロックによって保持されるとともに、図3及び図4に示されるようにシール28とシール36との間の所定位置でシート38をシールする。
フィルム予熱ステップにおいて、加熱手段は、ファン及び揺動ベーンによって約145℃の温度の熱い空気が装置内で約20秒間にわたって再循環される状態で作動される。この温度では、フィルムシート38は、軟化して粘弾性を有するようになり、非常に低い降伏応力を有する。
加熱を維持しつつ、図4に示されるように、軟化したフィルム38を物品23が通過するようにテーブル18が上昇される。この場合、フィルムは、初期に物品の周囲でゆるく垂れ下げられる。
その後、真空ステップでは、加熱を維持しつつ、ベースユニット12内の真空システムが作動され、ホース30を介して、大気圧よりも低い15インチHg(約50kPa)の真空がフィルムの下側に形成される。これは、図4に示されるようにフィルムを物品に対して引き寄せるように作用し、その場合、シール24、28が真空を維持するように作用する。軟化したフィルムが物品23の形状に適合する。加熱手段の温度は、約160℃の温度の熱い空気を生成するために色素転写ステップにおいて上昇され、その場合、温度が約120秒間にわたってこのレベルに保たれる。この高温で、色素がフィルムから物品の隣接する表面へと拡散する。色素転写ステップ中のベーン50の揺動は、印刷されるべき表面にわたって均一な温度プロファイルをもたらすように作用し、それにより、均一な印刷が得られる。
適切な時間の後に、テーブル18が下降され、真空が解放される。冷却ステップでは、冷却ファン32によって冷気が約20秒間にわたってベースユニット12内で上向きに吹き出されて下側から物品23に衝突する。これは、物品及びシートを冷却するように作用する。
次いで、蓋ユニット14が手動で開放位置へと移動される。フィルムシート38が除去されて廃棄され、物品23が取り除かれる。
加熱手段、真空システム、及び、冷却ファンの動作は、コンピュータ制御手段の制御下にある。装置は、様々な異なる材料を印刷するのに適する多くのプリセットプログラムを含み、他の要件に適するようにユーザによってプログラムすることもできる。
揺動ベーン手段を含む本発明に係る装置と熱いガスの流れを分配するための固定ベーンの配列を有する同等の装置とを使用して比較試験が行なわれた。これらの試験により、本発明に係る装置を使用すると優れた品質のより均一な印刷が得られることが分かった。
均一な中間灰色背景を伴って試験画像が形成された。エプソン4400インクジェットプリンタ(エプソンは商標)においてArtainium UV+インクを使用してPictaflexフィルムのシートがこの試験画像で印刷された。この画像は、前述したようにプレス内で2つの異なる基体へ転写された。ベーンの揺動は、5秒周期の正弦曲線を成していた。
基体A)は、テーブル18上に支持されるポリエステルでコーティングされたアルミニウムの0.5mm厚シートであった。
基体B)は、米国特許第7102660号に記載される方法で再転写ラッカーでコーティングされた成形ポリカーボネートシェル1.8mm厚であった。シェルは、部品無く1つの再転写サイクルを実行することにより予熱されるシリコーンゴムネスト22上に支持された。
プレス条件は以下の通りであった。
転写画像の光学密度が、部品の幅及び高さを覆うグリッドで測定された。
これは、移動ベーンが静的拡散に比べて優れた転写画像の均一性を与えることを示している。
細い垂直及び水平の黒い実線が均一な半インチグリッドパターンで配置された試験画像が形成された。Mimaki JV5−130Sインクジェットプリンタ(Mimakiは商標)においてArtainium UV+インクを使用してPictaflexフィルムのシートがこの試験画像で印刷された。この画像は、前述したプレス内でアルミニウムのポリエステルコーティングされた0.5mm厚シートへ転写された。プレス条件は以下の通りであった。
転写画像の幅及び高さの増加率が測定された。
これは、移動ベーンが静的拡散と比べて低い歪みをフィルム軟化段階中に与えることを示している。

Claims (14)

  1. 画像を熱再転写シートから物品上へ熱転写印刷するための装置であって、色素転写を引き起こすために加熱ガスの流れを供給するようになっている加熱手段と、色素転写中に加熱ガスを流れの方向に対して横断する方向に方向付けて、物品上にわたって加熱ガスを分配するための揺動ベーン手段とを含む、装置。
  2. 前記揺動ベーン手段が、揺動動作するように装着された1つ又はそれ以上の長尺なベーンを備える、請求項1に記載の装置。
  3. 前記ベーン又は前記各ベーンが往復動部材に固定される、請求項2に記載の装置。
  4. 前記往復動部材がカムによって駆動される、請求項3に記載の装置。
  5. 前記揺動ベーン手段によってもたらされる分配に対して横断する方向に加熱ガスを方向付けるように配置されている拡散器アセンブリを更に備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 第1の揺動ベーン手段によってもたらされる分配に対して横断する方向に加熱ガスを方向付けるための第2の揺動ベーン手段を更に備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記加熱手段がヒータ要素とファンとを備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 物品とシートとの間の相対的移動を引き起こして、シートと物品とを接触させるための手段を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 画像を熱再転写シートから物品上へ印刷する方法であって、シートと物品とを接触させることと、シートを加熱ガスの流れに晒すことによって加熱して、シートから物品への色素転写を引き起こすこととを含み、ここで、色素転写中に加熱ガスが流れ方向を横断する方向に揺動態様で方向付けられて物品上にわたって加熱ガスを分配する、方法。
  10. ガスが揺動ベーン手段によって方向付けられる、請求項9に記載の方法。
  11. 前記揺動ベーン手段がカムによって制御される、請求項10に記載の方法。
  12. 揺動速度が5〜200ストローク/分の範囲である、請求項9から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 加熱ガスが、第1の方向に対して横断する第2の方向に揺動態様で方向付けられる、請求項9から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. シートを予熱することを更に含む、請求項9から13のいずれか一項に記載の方法。
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