JP5189537B2 - ガスセンサおよびガスセンサの電極電位の制御方法 - Google Patents

ガスセンサおよびガスセンサの電極電位の制御方法 Download PDF

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本発明は、被測定ガス成分中の所定ガス成分を測定するガスセンサおよびガスセンサの電極電位の制御方法に関する。
従来より、被測定ガス中の所望ガス成分の濃度を知るために、各種の測定装置が用いられている。例えば、燃焼ガス等の被測定ガス中のNOx濃度を測定する装置として、ジルコニア(ZrO2)等の酸素イオン伝導性を有する固体電解質層上にPt電極およびRh電極を形成することにより構成した電気化学的ポンプセルを有するガスセンサが公知である(例えば、特許文献1参照)。
また、このようなガスセンサにおいては、固体電解質層における酸素イオン導電性を高める目的で、固体電解質層を所定の温度に加熱すべく、外部からの給電によって発熱するヒータ部が設けられている。ヒータ部が有するヒータ電極には、加熱温度に応じた電圧が印加される。
また、パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)によるデューティ比信号で制御された電圧をヒータ電極に印加することで、センサ素子を所定の温度に制御する方法も知られている。例えば、ヒータ電極にPWM制御された電圧を印加し、その電圧が印加されていない期間(オフ期間)にポンプセル電流の測定を行う。この方法は、ヒータ部とポンプセルとの間の電位差のバラツキが抑えられるという点で効果がある。
特開平8−271476号公報
しかしながら、ヒータ部とポンプセルとが一体に構成された一体型のガスセンサの場合、ヒータ部とポンプセルとの間の電位差により、両者の間に漏れ電流が生じ、該漏れ電流がポンプセルの側へと流れ込むことで、ガスセンサの測定精度が低下するという問題がある。特に、NOxセンサの場合は、測定電流が数nA程度と微小であるために、漏れ電流が測定精度に与える影響が大きいという問題がある。
また、上述したPWM制御を利用した測定方法では、オフ期間のうち、オン期間になる直前の電圧が平滑化された期間にしか測定ができないため、測定可能な期間が短く、外来ノイズの影響を受けやすいという問題もあった。
そこで本発明はかかる問題を解決するためになされたものであり、ヒータ部からの漏れ電流の影響が低減されたガスセンサおよびガスセンサの電極電位の制御方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、酸素イオン伝導性の固体電解質からなり複数の電極を有するセンサ素子を備え、被測定ガス中の所定ガス成分の濃度を前記所定ガス成分が分解することにより前記固体電解質内を流れる電流に基づいて特定するガスセンサであって、前記複数の電極への通電状態を制御すると共に測定信号を検出するポンプ制御回路部と、前記センサ素子内に配設され、電力供給されることにより発熱して前記固体電解質を加熱するヒータ部と、前記ヒータ部への通電状態を制御するヒータ制御回路部と、を備え、前記ヒータ制御回路部は、前記ヒータ部へ印加される電圧の1/2の電圧を前記センサ素子の制御基準電位として生成し、前記制御基準電位は、前記センサ素子の接地電位となる
請求項の発明は、請求項1に記載のガスセンサにおいて、前記ヒータ制御回路部は、前記ヒータ部へ供給する電力をPWM制御し、前記ヒータ部へ印加される電圧の所定時間の平均の電圧に基づいて前記制御基準電位を生成する。
請求項の発明は、酸素イオン伝導性の固体電解質からなり複数の電極を有するセンサ素子と、前記センサ素子内に配設され電力供給されることにより発熱して前記固体電解質を加熱するヒータ部とを備え、被測定ガス中の所定ガス成分の濃度を、前記所定ガス成分が分解することにより前記固体電解質内を流れる電流に基づいて特定するガスセンサの電極電位を制御する方法であって、前記ヒータ部へ印加される電圧の1/2の電圧を制御基準電位として生成するとともに、前記制御基準電位を前記センサ素子の接地電位に設定し、前記制御基準電位によって、前記センサ素子の複数の電極の電位を制御する。
請求項の発明は、請求項に記載のガスセンサの電極電位の制御方法において、前記ヒータ部へ供給する電力をPWM制御し、前記ヒータ部へ印加される電圧の所定時間の平均の電圧に基づいて前記制御基準電位を生成する。
請求項1から請求項の発明によれば、ヒータ電圧の変化に応じてセンサ素子の電極の電位を変化させることで、ヒータ部とセンサ素子との電位差がなくなり、あるいは小さくなり、ヒータ部からの漏れ電流をキャンセルあるいは低減することができる。
本発明の実施の形態に係るガスセンサの構成の一例を概略的に示した模式図である。 本発明の実施の形態に係るガスセンサのセンサ素子およびポンプ制御回路部の構成の一例を概略的に示した模式図である。 本発明の実施の形態に係るガスセンサのポンプ制御回路部のうち、各電極の電位を制御する回路の構成の一例を概略的に示した模式図である。 本発明の実施の形態に係るガスセンサのヒータ制御回路の構成の一例を概略的に示した模式図である。 ヒータ電圧Vhから制御基準電圧Vsを生成した様子を示した図である。 ヒータ電圧Vhから制御基準電圧Vsを生成した様子を示した図である。 PWM制御されたヒータ電圧Vpからヒータ電圧Vhを生成した様子を示した図である。
<実施の形態>
(ガスセンサの概略構成)
はじめに、本発明の実施の形態に係るガスセンサ1000の概略構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るガスセンサ1000の構成の一例を概略的に示した模式図である。ガスセンサ1000は、測定対象とするガス(被測定ガス)中の所定のガス成分(NOxやO2)を検出し、さらにはその濃度を測定するためのものである。本実施の形態においては、ガスセンサ1000が窒素酸化物(NOx)を検出対象成分とするNOxセンサである場合を例として説明する。
ガスセンサ1000は、被測定ガス中の所定ガス成分の検出に用いるセンサ素子100と、センサ素子100に対する通電制御を行うと共に測定信号を検出するポンプ制御回路部200と、ヒータ部70への通電制御を行うと共にヒータ電極71a,71b間の電圧(以下、「ヒータ電圧」とも記述する)に基づいて生成した制御基準電位(制御基準電圧)Vsをポンプ制御回路部200へ供給するヒータ制御回路部300とを主として備える。
ポンプ制御回路部200は、主ポンプセル(図2参照)に対する通電制御を行うことで第1内部空所20の酸素分圧を調整する主ポンプ制御回路210と、補助ポンプセル(図2参照)に対する通電制御を行うことで第2内部空所40の酸素分圧を調整する補助ポンプ制御回路220と、測定用ポンプセル(図2参照)に対する通電制御を行うことで測定電極44の周囲の酸素分圧を調整すると共に、被測定ガス中の窒素酸化物濃度を算出するための測定信号を検出する測定ポンプ制御回路230とを備える。
また、ポンプ制御回路部200は、ヒータ制御回路部300で生成された制御基準電位Vsを入力し、この制御基準電位Vsをポンプ制御回路の接地電位に設定する。そして、設定された接地電位Vsに基づいて、ポンプ制御回路部200は各電極の電位を制御する。このような接地電位の設定は、後述するように、ヒータ部からの漏れ電流の影響を抑制するべく採用されたものである。
(センサ素子およびポンプ制御回路部の概略構成)
次に、センサ素子100およびポンプ制御回路部200の概略構成について説明する。
図2は、本実施の形態に係るガスセンサ1000のセンサ素子100およびポンプ制御回路部200の構成の一例を概略的に示す模式図である。
センサ素子100は、それぞれがジルコニア(ZrO2)等の酸素イオン伝導性固体電解質層からなる第1基板層1と、第2基板層2と、第3基板層3と、第1固体電解質層4と、スペーサ層5と、第2固体電解質層6との6つの層が、図面視で下側からこの順に積層された構造を有する細長な長尺の板状体形状の素子である。また、これら6つの層を形成する固体電界質は緻密な気密のものである。係るセンサ素子100は、例えば、各層に対応するセラミックグリーンシートに所定の加工および回路パターンの印刷などを行った後にそれらを積層し、さらに、焼成して一体化させることによって製造される。
センサ素子100の一先端部であって、第2固体電解質層6の下面と第1固体電解質層4の上面との間には、ガス導入口10と、第1拡散律速部11と、緩衝空間12と、第2拡散律速部13と、第1内部空所20と、第3拡散律速部30と、第2内部空所40とが、この順に連通する態様にて隣接形成されてなる。
ガス導入口10と、緩衝空間12と、第1内部空所20と、第2内部空所40とは、スペーサ層5をくり抜いた態様にて設けられた上部を第2固体電解質層6の下面で、下部を第1固体電解質層4の上面で、側部をスペーサ層5の側面で区画されたセンサ素子100内部の空間である。
第1拡散律速部11と、第2拡散律速部13と、第3拡散律速部30とはいずれも、2本の横長の(図面に垂直な方向に開口が長手方向を有する)スリットとして設けられる。なお、ガス導入口10から第2内部空所40に至る部位をガス流通部とも称する。
また、ガス流通部よりも先端側から遠い位置には、第3基板層3の上面と、スペーサ層5の下面との間であって、側部を第1固体電解質層4の側面で区画される位置に基準ガス導入空間43が設けられている。基準ガス導入空間43には、NOx濃度の測定を行う際の基準ガスとして、例えば大気が導入される。
大気導入層48は、多孔質アルミナからなる層であって、大気導入層48には基準ガス導入空間43を通じて基準ガスが導入されるようになっている。また、大気導入層48は、基準電極42を被覆するように形成されている。
基準電極42は、第3基板層3の上面と第1固体電解質層4とに挟まれる態様にて形成される電極であり、上述のように、その周囲には、基準ガス導入空間43につながる大気導入層48が設けられている。また、後述するように、基準電極42を用いて第1内部空所20内や第2内部空所40内の酸素濃度(酸素分圧)を測定することが可能となっている。
ガス流通部において、ガス導入口10は、外部空間に対して開口してなる部位であり、該ガス導入口10を通じて外部空間からセンサ素子100内に被測定ガスが取り込まれるようになっている。
第1拡散律速部11は、ガス導入口10から取り込まれた被測定ガスに対して、所定の拡散抵抗を付与する部位である。
緩衝空間12は、第1拡散律速部11より導入された被測定ガスを第2拡散律速部13へと導くために設けられた空間である。
第2拡散律速部13は、緩衝空間12から第1内部空所20に導入される被測定ガスに対して、所定の拡散抵抗を付与する部位である。
被測定ガスが、センサ素子100外部から第1内部空所20内まで導入されるにあたって、外部空間における被測定ガスの圧力変動(被測定ガスが自動車の排気ガスの場合であれば排気圧の脈動)によってガス導入口10からセンサ素子100内部に急激に取り込まれた被測定ガスは、直接第1内部空所20へ導入されるのではなく、第1拡散律速部11、緩衝空間12、第2拡散律速部13を通じて被測定ガスの濃度変動が打ち消された後、第1内部空所20へ導入されるようになっている。これによって、第1内部空間へ導入される被測定ガスの濃度変動はほとんど無視できる程度のものとなる。
第1内部空所20は、第2拡散律速部13を通じて導入された被測定ガス中の酸素分圧を調整するための空間として設けられている。係る酸素分圧は、主ポンプセル21が作動することによって調整される。
主ポンプセル21は、第1内部空所20に面する第2固体電解質層6の下面のほぼ全面に設けられた天井電極部22aを有する内側ポンプ電極22と、第2固体電解質層6の上面の天井電極部22aと対応する領域に外部空間に露出する態様にて設けられた外側ポンプ電極23と、これらの電極に挟まれた第2固体電解質層6とによって構成されてなる電気化学的ポンプセルである。
内側ポンプ電極22は、第1内部空所20を区画する上下の固体電解質層(第2固体電解質層6および第1固体電解質層4)、および、側壁を与えるスペーサ層5にまたがって形成されている。具体的には、第1内部空所20の天井面を与える第2固体電解質層6の下面には天井電極部22aが形成され、また、底面を与える第1固体電解質層4の上面には底部電極部22bが形成され、そして、それら天井電極部22aと底部電極部22bとを接続するように、側部電極部(図示省略)が第1内部空所20の両側壁部を構成するスペーサ層5の側壁面(内面)に形成されて、該側部電極部の配設部位においてトンネル形態とされた構造において配設されている。
内側ポンプ電極22と外側ポンプ電極23とは、多孔質サーメット電極(例えば、Auを1%含むPtとZrO2とのサーメット電極)として形成される。なお、被測定ガスに接触する内側ポンプ電極22は、被測定ガス中のNOx成分に対する還元能力を弱めた、あるいは、還元能力のない材料を用いて形成される。
主ポンプセル21においては、内側ポンプ電極22と外側ポンプ電極23との間に主ポンプ制御部210により所望のポンプ電圧Vp0を印加して、内側ポンプ電極22と外側ポンプ電極23との間に正方向あるいは負方向にポンプ電流Ip0を流すことにより、第1内部空所20内の酸素を外部空間に汲み出し、あるいは、外部空間の酸素を第1内部空所20に汲み入れることが可能となっている。
また、第1内部空所20における雰囲気中の酸素濃度(酸素分圧)を検出するために、内側ポンプ電極22と、第2固体電解質6と、スペーサ層5と、第1固体電解質4と、第3基板層3と、基準電極42によって、電気化学的なセンサセル、すなわち、主ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル80が構成されている。
主ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル80における起電力V0を測定することで第1内部空所20内の酸素濃度(酸素分圧)がわかるようになっている。さらに、起電力V0が一定となるようにVp0をフィードバック制御することでポンプ電流Ip0が制御されている。これによって、第1内部空所内20内の酸素濃度は所定の一定値に保つことができる。
第3拡散律速部30は、第1内部空所20で主ポンプセル21の動作により酸素濃度(酸素分圧)が制御された被測定ガスに所定の拡散抵抗を付与して、該被測定ガスを第2内部空所40に導く部位である。
第2内部空所40は、第3拡散律速部30を通じて導入された被測定ガス中の窒素酸化物(NOx)濃度の測定に係る処理を行うための空間として設けられている。NOx濃度の測定は、主として、補助ポンプセル50により酸素濃度が調整された第2内部空所40において、さらに、測定用ポンプセル41の動作によりNOx濃度が測定される。
第2内部空所40では、あらかじめ第1内部空所20において酸素濃度(酸素分圧)が調整された後、第3拡散律速部を通じて導入された被測定ガスに対して、さらに補助ポンプセル50による酸素分圧の調整が行われるようになっている。これにより、第2内部空所40内の酸素濃度を高精度に一定に保つことができるため、係るガスセンサ1000においては精度の高いNOx濃度測定が可能となる。
補助ポンプセル50は、第2内部空所40に面する第2固体電解質層6の下面の略全体に設けられた天井電極部51aを有する補助ポンプ電極51と、外側ポンプ電極23(外側ポンプ電極23に限られるものではなく、センサ素子100と外側の適当な電極であれば足りる)と、第2固体電解質層6とによって構成される、補助的な電気化学的ポンプセルである。
係る補助ポンプ電極51は、先の第1内部空所20内に設けられた内側ポンプ電極22と同様なトンネル形態とされた構造において、第2内部空所40内に配設されている。つまり、第2内部空所40の天井面を与える第2固体電解質層6に対して天井電極部51aが形成され、また、第2内部空所40の底面を与える第1固体電解質層4には、底部電極部51bが形成され、そして、それらの天井電極部51aと底部電極部51bとを連結する側部電極部(図示省略)が、第2内部空所40の側壁を与えるスペーサ層5の両壁面にそれぞれ形成されたトンネル形態の構造となっている。
なお、補助ポンプ電極51についても、内側ポンプ電極22と同様に、被測定ガス中のNOx成分に対する還元能力を弱めた、あるいは、還元能力のない材料を用いて形成される。
補助ポンプセル50においては、補助ポンプ電極51と外側ポンプ電極23との間に、補助ポンプ制御部220により所望の電圧Vp1を印加することにより、第2内部空所40内の雰囲気中の酸素を外部空間に汲み出し、あるいは、外部空間から第2内部空所40内に汲み入れることが可能となっている。
また、第2内部空所40内における雰囲気中の酸素分圧を制御するために、補助ポンプ電極51と、基準電極42と、第2固体電解質層6と、スペーサ層5と、第1固体電解質層4と、第3基板層3とによって電気化学的なセンサセル、すなわち、補助ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル81が構成されている。
なお、この補助ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル81にて検出される起電力V1に基づいて電圧制御される可変電源52にて、補助ポンプセル50がポンピングを行う。これにより第2内部空所40内の雰囲気中の酸素分圧は、NOxの測定に実質的に影響がない低い分圧にまで制御されるようになっている。
また、これとともに、そのポンプ電流Ip1が、主ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル80の起電力の制御に用いられるようになっている。具体的には、ポンプ電流Ip1は、制御信号として主ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル80に入力され、その起電力V0が制御されることにより、第3拡散律速部30から第2内部空所40内に導入される被測定ガス中の酸素分圧の勾配が常に一定となるように制御されている。NOxセンサとして使用する際は、主ポンプセル21と補助ポンプセル50との働きによって、第2内部空所40内での酸素濃度は約0.001ppm程度の一定の値に保たれる。
測定用ポンプセル41は、第2内部空所40内において、被測定ガス中のNOx濃度の測定を行う。測定用ポンプセル41は、第2内部空所40に面する第1固体電解質層4の上面であって第3拡散律速部30から離間した位置に設けられた測定電極44と、外側ポンプ電極23と、第2固体電解質層6と、スペーサ層5と、第1固体電解質層4とによって構成された電気化学的ポンプセルである。
測定電極44は、平面視ほぼ矩形状の多孔質サーメット電極である。測定電極44は、第2内部空所40内の雰囲気中に存在するNOxを還元するNOx還元触媒としても昨日する。さらに、測定電極44は、第4拡散律速部45によって被覆されてなる。
第4拡散律速部45は、アルミナ(Al23)を主成分とする多孔体にて構成される膜である。第4拡散律速部45は、測定電極44に流入するNOxの量を制限する役割を担うとともに、測定電極44の保護膜としても機能する。
測定用ポンプセル41においては、測定電極44の周囲の雰囲気中における窒素酸化物の分解によって生じた酸素を汲み出して、その発生量をポンプ電流Ip2として検出することができる。
また、測定電極44の周囲の酸素分圧を検出するために、第2固体電界質層6と、スペーサ層5と、第1固体電解質層4と、第3基板層3と、測定電極44と、基準電極42とによって電気化学的なセンサセル、すなわち、測定用ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル82が構成されている。測定用ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル82にて検出された起電力V2に基づいて測定ポンプ制御部230により印加される電圧Vp2が制御される。
第2内部空所40内に導かれた被測定ガスは、酸素分圧が制御された状況下で第4拡散律速部45を通じて測定電極44に到達することとなる。測定電極44の周囲の被測定ガス中の窒素酸化物は還元されて(2NO→N2+O2)酸素を発生する。そして、この発生した酸素は測定用ポンプセル41によってポンピングされることとなるが、その際、測定用ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル82にて検出されたV2が一定となるように測定ポンプ制御部230により印加される電圧Vp2が制御される。測定電極44の周囲において発生する酸素の量は、被測定ガス中の窒素酸化物の濃度に比例するものであるから、測定用ポンプセル41におけるポンプ電流Ip2を用いて被測定ガス中の窒素酸化物濃度が算出されることとなる。
また、第2固体電解質層6と、スペーサ層5と、第1固体電解質層4と、第3基板層3と、外側ポンプ電極23と、基準電極42とから電気化学的なセンサセル83が構成されており、このセンサセル83によって得られる起電力Vrefによりセンサ外部の被測定ガス中の酸素分圧を検出可能となっている。
さらに、センサ素子100は、固体電解質の酸素イオン伝導性を高めるために、センサ素子を加熱して保温する温度調整の役割を担うヒータ部70を備えている。ヒータ部70は、ヒータ電極71a,71bと、ヒータ72と、スルーホール73と、ヒータ絶縁層74、圧力放散孔75とを備えている。
ヒータ電極71a,71bは、第1基板層1の下面に接する態様にて形成されてなる電極である。ヒータ電極71a,71bを外部電源と接続することによって、外部からヒータ部70へ給電することができるようになっている。
ヒータ72は、第2基板層2と第3基板層3とに上下から挟まれた態様にて形成される電気抵抗体である。ヒータ72は、スルーホール73を介してヒータ電極71と接続されており、該ヒータ電極71を通して外部より給電されることにより発熱し、固体電解質層を形成する固体電解質の加熱と保温を行う。
また、ヒータ72は、第1内部空所20から第2内部空所40の全域に渡って埋設されており、センサ素子100全体を上記固体電解質が活性化する温度に加熱して保温できるようになっている。
ヒータ絶縁層74は、ヒータ72の上下面に、アルミナ等の絶縁体によって形成されてなる絶縁層である。ヒータ絶縁層74は、第2基板層2および第3基板層3とヒータ72との電気的絶縁性、つまり、センサ素子100の各電極とヒータ72との電気的絶縁性を得る目的で形成されている。
圧力放散孔75は、第3基板層3を貫通し基準ガス導入空間43に連通させられてなる部位であり、温度上昇に伴うヒータ絶縁層74内の内圧上昇が緩和され得るようになっている。
このような構成を有するガスセンサ1000においては、主ポンプセル21と補助ポンプセル50とを作動させることによって酸素分圧が常に一定の低い値(NOxの測定に実質的に影響がない値)に保たれた被測定ガスが測定用ポンプセル41に与えられる。したがって、NOxの還元によって発生する酸素が汲み出されることによって測定用ポンプセル41を流れるポンプ電流Ip2は、還元されるNOx濃度に比例することになる。これに基づいて、被測定ガス中のNOx濃度を知ることができるようになっている。
(ポンプ制御回路の概略構成)
次に、ポンプ制御回路部200のうち、各電極の電位を制御する回路の概略構成について説明する。
図3は、本実施の形態に係るガスセンサ1000のポンプ制御回路部200のうち、各電極の電位を制御する回路の構成の一例を概略的に示す模式図である。図3は、内側ポンプ電極22の電位V22を制御している様子を示した図である。ガスセンサ1000においては、補助ポンプ電極51および測定電極44の電位も同様の回路を用いて制御される。
ポンプ制御回路部200は、内側ポンプ電極22の目標電位Veを算出する第1の減算器210と、内側ポンプ電極22の電位を目標電位Veに維持するドライバ220と、測定電流Ip0を算出する第2の減算器230と、内側ポンプ電極22と基準電極42との間の目標の起電力(電位差)Vtを出力する目標起電力出力回路240とを備える。また、ヒータ制御回路部300で生成された制御基準電位Vsが接地電位Vsとなるように、演算器331(図4参照)の出力と接地電位とを接続する。本実施の形態では、出力インピーダンスを下げることを目的として、アンプを介して演算器331の出力と接地電位とを接続する。
第1の減算器210は、非反転入力端子(+)が基準電極42に接続され、反転入力端子(−)が目標起電力出力回路240に接続され、内側ポンプ電極22の目標電位Veを出力する。つまり、第1の減算器210は、基準電極42の電位V42の変化に応じて変化する内側ポンプ電極22の目標電位Veを出力するように制御している。
ドライバ220はオペアンプであり、非反転入力端子(+)が第1の減算器の出力に接続され、反転入力端子(−)が内側ポンプ電極22に接続されており、ドライバ220の出力は、シャント抵抗250を介して内側ポンプ電極22に接続されている。つまり、ドライバ220は、内側ポンプ電極22の電位V22が目標電位Veと等しくなるように制御している。
第2の減算器230は、シャント抵抗250の両端に接続されており、シャント抵抗250に流れる電流から測定電流Ip0を算出する。
次に、内側ポンプ電極22の電位を制御する動作について説明する。
センサ素子100においては、本来、基準電極42が、他の全ての電極における電位の基準となる電極となるべく設けられている。例えば、外部電極23と基準電極42との間には、被測定ガスと大気との酸素濃度差に基づく電位差(起電力)Vrefが生じる。しかしながら、後述するように、外側電極23(接地電位)は、演算器331の出力端と接続されており、演算器331からの制御基準電位Vsの変動に追従して外側電極23の電位Vsも変動することとなる。
そのため、実際には、基準電極42の電位V42は、電位差Vrefを保ちつつも外部電極23の電位Vsの変動に追随して変動する。そして、このV42の変動に応じて、他の電極の電位も変動することとなる。
例えば、内側ポンプ電極22の電位V22は、上述したように、基準電極42との電位差が目標起電力出力回路240が出力する電位差Vtとなるように、フィードバック制御されているが、基準電極の電位V42の変動に追従して内側ポンプ電極22の電位も変動することとなる。
このように、ヒータ制御回部330が生成する制御基準電位Vsをポンプ制御回路部200の接地電位Vsとすることで、制御基準電位Vsの変動に応じて、センサ素子100の各電極の電位が変動することとなる。
(ヒータ制御回路部の概略構成)
次に、ヒータ制御回路部300の回路構成について説明する。
ヒータ制御回路部300は、ヒータ72の抵抗値Rh(以下、ヒータ抵抗とも記述する)を一定に保つようにヒータ72へ供給する電力を制御する回路である。このような制御は、ヒータ72による加熱温度を一定に保つために行われるものである。
図4は、本実施の形態に係るガスセンサ1000のヒータ制御回路部300の構成の一例を概略的に示す模式図である。ヒータ制御回路部300は、ヒータ抵抗Rhを算出するヒータ抵抗算出部310と、算出したヒータ抵抗Rhに応じてヒータ72へ供給する電力を制御する供給電力制御部320と、ポンプ制御回路部200へ出力する制御基準電位Vsを生成する制御基準電位生成部330とを主として備える。
ヒータ抵抗算出部310は、ヒータ電極71aの電位Vaとヒータ電極71bの電位Vbとの差分からヒータ72間に印加されているヒータ電圧Vhを算出する第3の減算器311と、シャント抵抗314に流れる電流からヒータ72に流れているヒータ電流Ihを算出する第4の減算器312と、ヒータ電圧Vhおよびヒータ電流Ihからヒータ抵抗Rhを算出する除算器313とを備える。
供給電力制御部320は、ヒータ72が所定の温度に加熱されているときのヒータ抵抗Rhである目標抵抗Rtを出力する目標抵抗出力回路321と、目標抵抗Rtとヒータ抵抗Rhとの差分に応じてヒータ出力アンプ323を制御するコントローラ322と、ヒータ電源324とコントローラ322の出力信号とからヒータ72へ供給する電力を制御するヒータ出力アンプ323とを備える。本実施の形態では、ヒータ出力アンプ322にリニアアンプを用いて説明する。
このようなヒータ抵抗算出部310および供給電力制御部320の処理により、ヒータ抵抗Rhが目標抵抗Rtとなるように制御される。すなわち、ヒータ抵抗Rhを一定に保つことでヒータ部70の温度が一定に保たれ、これにより、センサ素子100の温度も一定に保たれることとなる。
制御基準電位算出部330は、ヒータ電圧Vhから制御基準電位Vsを生成する演算器331を備える。生成された制御基準電位Vsはポンプ制御回路部200へ出力され、ポンプ制御回路部200の接地電位がVsに設定される。すなわち、ヒータ電圧Vhが変化した場合、これに追従して制御基準電位Vsおよび接地電位Vsが変化することとなる。
演算器331は、ヒータ部70からの漏れ電流が低減される電位に接地電位Vsが設定されるように、制御基準電位Vsを生成する。具体的には、漏れ電流はヒータ部70とセンサ素子100との電位差により生じるため、この電位差がなくなる、あるいは小さくなる電位に接地電位Vsが設定されるように、制御基準電位Vsを生成する。
制御基準電位Vsを生成する方法の一つとして、例えば、ヒータ電圧Vhの1/2の電圧を制御基準電位Vsとする方法がある。図5は、ヒータ電圧Vhの1/2の電圧となる制御基準電位Vsを生成した様子を示した図である。これは、センサ素子100がヒータ72の各部からの影響を均等に受けていると考えて、ヒータ部70からの漏れ電流の大部分をキャンセルする方法である。
具体的には、ヒータ72には(Va−Vb)の電圧が印加されており、ヒータ72の電位は場所によってVaからVbに変化する。このようなヒータ72の各部の電位とセンサ素子100の電位との電位差により、ヒータ部70からセンサ素子100へ漏れ電流が発生する。しかし、ヒータ72の幅、厚さおよび抵抗率、あるいはヒータ絶縁層74の厚み等が一定の場合は、センサ素子100がヒータ72の各部から受ける影響はほぼ均等である。したがって、ヒータ電圧Vhの1/2の電圧を制御基準電位Vsとして生成し、ポンプ制御回路部200の接地電位をVsとすることで、ヒータ部70とセンサ素子100との電位差により生じる漏れ電流をほぼキャンセルすることができる。
一方、ヒータ72の幅、厚さおよび抵抗率、あるいはヒータ絶縁層74の厚み等が一定でない場合、演算器331は、ヒータ電圧Vhの1/2の電圧から所定量ずらした電圧を制御基準電位Vsとして生成する。図6は、ヒータ電圧Vhの1/2の電圧から所定量ずらした制御基準電位Vsを生成した様子を示した図である。これは、ヒータの幅、厚さおよび抵抗率、あるいはヒータ絶縁層の厚み等が一定でないことから、センサ素子100がヒータ72の各部から受ける影響が均等ではなく、漏れ電流をキャンセルする制御基準電位Vsはヒータ電圧の1/2の電圧から若干ずれるためである。
そこで、様々な要因によってセンサ素子100がヒータ72の各部から受ける影響のばらつきを考慮して、ばらつきによるズレ量(電圧変化量)をあらかじめ定めておく。そして、演算器331は、ヒータ電圧の1/2の電圧から所定の電圧変化量だけずらした電圧を制御基準電位Vsとして生成する。例えば、ヒータ電圧Vhに対する電圧変化量をメモリ等(図示せず)に保存しておき、ヒータ電圧Vhに応じて付与する電圧変化量を制御すればよい。
このように、ヒータ電圧Vhの変化に応じてポンプ制御回路部200の接地電位Vsを変化させることで、ヒータ部70とセンサ素子100との電位差がなくなり、あるいは小さくなり、ヒータ部70からの漏れ電流をキャンセルあるいは低減すことができる。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、センサ素子100の外部電極23に与える制御基準電位(接地電位)Vsを、ヒータ電圧Vhに基づいて定めるようにすることで、ヒータ部70とセンサ素子100との間の電位差により生じる漏れ電流をキャンセルあるいは低減することができる。
<変形例>
上述の実施の形態においては、ヒータ出力アンプ323は、リニアアンプを使用して説明したが、これに限られるものではなく、PWMアンプを使用しても構わない。PWMアンプを使用する場合、PWM周波数の影響を排除するために、減算器の前にローパスフィルタを備えることとなる。
図7は、PWM制御されたヒータ電圧Vpからヒータ電圧Vhを生成した様子を示した図である。PWMアンプを使用する場合、第3の減算器311は、ヒータ電極71aの電位Vaとヒータ電極71bの電位Vbとの差分を所定時間測定し、これを平均した値をヒータ72間に印加されているヒータ電圧Vhとして算出する。これは、PWM制御されることにより、ヒータ出力アンプ343から出力される電圧Vpの瞬時値が2値(電源電圧Vaと接地電圧Vb)をとるため、所定時間で平均した値をヒータ電圧Vhとする。このように算出したヒータ電圧Vhから上述の実施の形態と同様に制御基準電位Vsを生成する。
上述するように生成した制御基準電位Vsをポンプ制御部200の接地電位とすることで、PWMアンプを使用した場合であっても、ヒータ電圧Vhの変化に追従して接地電位Vsが変化する。
これにより、従来は、PWM制御されたヒータ出力アンプ343から出力される電圧がオフからオンになる直前の1%の期間で測定を行っていたのに対し、本発明のポンプ制御部200は、全期間において測定可能となる。
これに伴い、従来はオフ期間で測定可能な程度の十分な時間を確保するために数十Hzから100Hz程度の周波数を使用していたのに対し、本発明ではさらに高い周波数を用いてPWM制御をすることができる。周波数を高くした場合には、ポンプ制御回路におけるローパスフィルタの遮断周波数を高くすることもできる。
100 センサ素子
200 ポンプ制御回路部
210 第1の減算器
220 ドライバ
230 第2の減算器
240 目標起電力出力回路
300 ヒータ制御回路部
310 ヒータ抵抗算出部
311 第3の減算器
312 第4の減算器
313 除算器
320 供給電力制御部
321 目標抵抗出力回路
322 コントローラ
323 ヒータ出力アンプ
330 制御基準電位生成部
331 演算器
1000 ガスセンサ

Claims (4)

  1. 酸素イオン伝導性の固体電解質からなり複数の電極を有するセンサ素子を備え、被測定ガス中の所定ガス成分の濃度を前記所定ガス成分が分解することにより前記固体電解質内を流れる電流に基づいて特定するガスセンサであって、
    前記複数の電極への通電状態を制御すると共に測定信号を検出するポンプ制御回路部と、
    前記センサ素子内に配設され、電力供給されることにより発熱して前記固体電解質を加熱するヒータ部と、
    前記ヒータ部への通電状態を制御するヒータ制御回路部と、を備え、
    前記ヒータ制御回路部は、前記ヒータ部へ印加される電圧の1/2の電圧を前記センサ素子の制御基準電位として生成し、前記制御基準電位は、前記センサ素子の接地電位となる、ガスセンサ。
  2. 前記ヒータ制御回路部は、前記ヒータ部へ供給する電力をPWM制御し、前記ヒータ部へ印加される電圧の所定時間の平均の電圧に基づいて前記制御基準電位を生成する、請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 酸素イオン伝導性の固体電解質からなり複数の電極を有するセンサ素子と、前記センサ素子内に配設され電力供給されることにより発熱して前記固体電解質を加熱するヒータ部とを備え、被測定ガス中の所定ガス成分の濃度を、前記所定ガス成分が分解することにより前記固体電解質内を流れる電流に基づいて特定するガスセンサの電極電位を制御する方法であって、
    前記ヒータ部へ印加される電圧の1/2の電圧を制御基準電位として生成するとともに、前記制御基準電位を前記センサ素子の接地電位に設定し、前記制御基準電位によって、前記センサ素子の複数の電極の電位を制御する、ガスセンサの電極電位の制御方法。
  4. 記ヒータ部へ供給する電力をPWM制御し、前記ヒータ部へ印加される電圧の所定時間の平均の電圧に基づいて前記制御基準電位を生成する、請求項に記載のガスセンサの電極電位の制御方法。
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