JP5188939B2 - 電力変換装置及びその制御方法 - Google Patents

電力変換装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5188939B2
JP5188939B2 JP2008296266A JP2008296266A JP5188939B2 JP 5188939 B2 JP5188939 B2 JP 5188939B2 JP 2008296266 A JP2008296266 A JP 2008296266A JP 2008296266 A JP2008296266 A JP 2008296266A JP 5188939 B2 JP5188939 B2 JP 5188939B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
switch
auxiliary switch
main switch
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008296266A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010124612A (ja
Inventor
大輔 築山
将之 服部
徳行 諸富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
Priority to JP2008296266A priority Critical patent/JP5188939B2/ja
Publication of JP2010124612A publication Critical patent/JP2010124612A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5188939B2 publication Critical patent/JP5188939B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は、スイッチング制御方式を用いるDC−DCコンバータ等の電力変換装置、及びその制御方法に関するものである。
スイッチング制御方式を用いる電力変換装置には、例えば特許文献1の第13図のようなDC−DCコンバータが知られている。このDC−DCコンバータは、直流電源から直流電圧が印加される一対の電源線において、プラス側の電源線上には直流リアクトル及び出力ダイオードが配置され、その直流リアクトルと出力ダイオードとの間の電源線間には逆接続ダイオードを有する半導体スイッチが接続され、出力ダイオードの後段の電源線間には平滑コンデンサが接続されてなる。そして、このようなDC−DCコンバータでは、スイッチング制御(PWM制御)に基づくスイッチのオンオフにて直流リアクトルに対する電磁エネルギーの蓄積放出がなされ、平滑コンデンサの後段に接続される負荷に対して昇圧された直流電圧が出力電圧として出力されるようになっている。
ところで、上記構成のDC−DCコンバータでは、半導体スイッチのオンオフ時にスイッチング損失やサージ電圧が発生し、回路効率の低下や素子破損に至る等の不具合が生じるため、同特許文献1の第1図のように、前記スイッチを主スイッチとし、その主スイッチと並列に補助スイッチを用意し、該補助スイッチをプラス側の電源線に対して共振インダクタを介して接続するとともに、マイナス側(接地側)の電源線に対して共振キャパシタを介して接続する構成の補助回路が備えられている。そして、主スイッチのオン及びオフに先立って補助スイッチをオン状態にしておくことで、主スイッチのオンオフ時のスイッチング損失やサージ電圧が抑制され、また補助スイッチについてもその両側の共振インダクタと共振キャパシタにて自身のスイッチング損失も抑制される、所謂ソフトスイッチング制御が行われる構成とされている。
特開平7−46831号公報
しかしながら、上記特許文献1では、主スイッチのオン時及びオフ時にそれぞれ先立ってオン状態とされる補助スイッチは、動作条件が変更されてもそのオン期間が一定に設定されているため、動作条件によっては回路効率の低下や主スイッチにかかるサージ電圧を十分に抑制できない場合があり、効率や信頼性の面でまだまだ検討の余地があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、高効率で信頼性の高い電力変換装置及びその制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、直流電力が入力される一対の電源線上の一方に直流リアクトルと出力ダイオードとを配置するとともに、該直流リアクトルと出力ダイオードとの間の電源線間にスイッチを配置し、該スイッチのスイッチング動作にて所定電圧に変換した出力電力を生成する電力変換装置であって、制御回路の制御に基づき電力変換のためのスイッチング動作を行う主スイッチと、その主スイッチのオフ時を跨ぐようにオンする補助スイッチとを備えるとともに、前記主スイッチ及び補助スイッチと共振インダクタ及び共振キャパシタとで各スイッチのオンオフに基づいて所定の共振電流の転流を生じさせる共振転流回路が構成され、前記制御回路は、電力変換装置の入力又は出力電力を算出し、その算出した入力又は出力電力に基づいて前記補助スイッチのオン期間長さを調整することをその要旨とする。
この発明では、電力変換のためのスイッチング動作を行う主スイッチと、その主スイッチのオフ時を跨ぐようにオンする補助スイッチとが備えられ、各スイッチのオンオフに基づいて共振インダクタ及び共振キャパシタとで所定の共振電流の転流を生じさせる共振転流回路が構成されており、制御回路は、入力又は出力電力に基づいてその補助スイッチのオン期間長さを調整する。これにより、補助スイッチの動作による自身及び主スイッチのスイッチング損失の低減のみならず、共振電流の転流を好適とすることができ、回路効率の向上や主スイッチにかかるサージ電圧の抑制を図ることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電力変換装置において、前記主スイッチにかかるサージ電圧を加味して前記補助スイッチのオン期間長さの調整を行うことをその要旨とする。
この発明では、補助スイッチのオン期間長さの調整のパラメータにサージ電圧が加味されるため、一層の回路効率の向上やサージ電圧の抑制を図ることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電力変換装置において、前記サージ電圧と相関のある前記共振キャパシタのキャパシタ電圧から前記補助スイッチのオン期間長さの調整を行うことをその要旨とする。
この発明では、補助スイッチのオン期間長さの調整のパラメータにサージ電圧と相関のある共振キャパシタのキャパシタ電圧が加味されるため、一層の回路効率の向上やサージ電圧の抑制を容易に図ることが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置において、入出力電力に基づく回路効率を加味して前記補助スイッチのオン期間長さの調整を行うことをその要旨とする。
この発明では、補助スイッチのオン期間長さの調整のパラメータに回路効率が加味されるため、一層の回路効率の向上やサージ電圧の抑制を図ることが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置において、前記制御回路は、前記サージ電圧又はキャパシタ電圧、若しくは回路効率を常時検出し、その時々の前記補助スイッチのオン期間長さの調整に反映させることをその要旨とする。
この発明では、制御回路は、サージ電圧又はキャパシタ電圧、若しくは回路効率を常時検出し、その時々の補助スイッチのオン期間長さの調整に反映させる。これにより、その時々の調整のパラメータが増えるため、より一層の回路効率の向上やサージ電圧の抑制を図ることが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力変換装置において、太陽光発電システムに用いられ、太陽電池にて生成された直流電力が入力されるものであることをその要旨とする。
この発明では、電力変換装置は、太陽電池にて生成された直流電力が入力される太陽光発電システムに用いられる。つまり、太陽電池にて生成される直流電力はその変動幅が比較的大きいため、太陽電池にて生成された直流電力が入力される電力変換装置では、入出力電力の変動が生じ易い。そのため、補助スイッチのオン時間長さをその入力又は出力電力に応じて変動して回路効率の向上やサージ電圧の抑制を図る本構成を適用すると効果的である。
請求項7に記載の発明は、直流電力が入力される一対の電源線上の一方に直流リアクトルと出力ダイオードとを配置するとともに、該直流リアクトルと出力ダイオードとの間の電源線間にスイッチを配置し、該スイッチのスイッチング動作にて所定電圧に変換した出力電力を生成するものであり、制御回路の制御に基づき電力変換のためのスイッチング動作を行う主スイッチと、その主スイッチのオフ時を跨ぐようにオンする補助スイッチとを備えるとともに、前記主スイッチ及び補助スイッチと共振インダクタ及び共振キャパシタとで各スイッチのオンオフに基づいて所定の共振電流の転流を生じさせる共振転流回路が構成される電力変換装置の制御方法であって、電力変換装置の入力又は出力電力を算出し、その算出した入力又は出力電力に基づいて前記補助スイッチのオン期間長さを調整することをその要旨とする。
この発明では、上記請求項1と同様の作用効果を得ることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の電力変換装置の制御方法において、前記主スイッチにかかるサージ電圧又はそのサージ電圧と相関のある前記共振キャパシタのキャパシタ電圧、若しくは入出力電力に基づく回路効率に基づいて、前記補助スイッチのオン期間長さを予め又はその時々の調整に反映させることをその要旨とする。
この発明では、対応する上記請求項2〜5のいずれかと同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、高効率で信頼性の高い電力変換装置及びその制御方法を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態における電力変換装置としてのDC−DCコンバータ10を示す。DC−DCコンバータ10は、一対の電源線L1,L2を備え、各電源線L1,L2の入力側には直流電源11が接続されている。直流電源11の後段の電源線L1,L2間には2つの平滑コンデンサC1,C2が直列に接続され、該平滑コンデンサC1,C2の後段のプラス側の電源線L1上には直流リアクトルLinが備えられている。直流リアクトルLinの後段の電源線L1,L2間にはスイッチング駆動部12が接続されている。スイッチング駆動部12は、スイッチング制御(PWM制御)に基づいてオンオフされる主スイッチQm等が備えられてなる(詳細は後述)。
スイッチング駆動部12の後段のプラス側の電源線L1上には出力ダイオードDoが備えられ、該出力ダイオードDoの後段の電源線L1,L2間には1つの平滑コンデンサC3が接続されるとともに、その後段の電源線L1,L2間には2つの平滑コンデンサC4,C5が直列に接続されている。そして、平滑コンデンサC4,C5の後段の電源線L1,L2間に負荷20が接続され、スイッチング駆動部12のスイッチング動作に基づいて入力電圧が昇圧され、その昇圧された直流電圧が出力電圧として負荷20側に印加されるようになっている。
前記スイッチング駆動部12は、昇圧動作を行うべくスイッチング制御(PWM制御)を行うための主スイッチQmを備えるとともに、その主スイッチQmに対して補助的な動作を行う補助スイッチQs、共振インダクタLrs1,Lrs2及び共振キャパシタCrsを有する補助回路12aを備えてなる。
主スイッチQmは、本実施形態ではIGBTよりなり、コレクタ・エミッタ間に逆接続ダイオードDmが備えられている。主スイッチQmは、そのコレクタが共振インダクタLrs1を介してプラス側の電源線L1に接続され、エミッタが共振インダクタLrs2を介してマイナス側(接地側)の電源線L2に接続されている。
補助スイッチQsは、本実施形態では同じくIGBTよりなり、コレクタ・エミッタ間に逆接続ダイオードDsが備えられている。補助スイッチQsは、そのコレクタが共振キャパシタCrsを介してプラス側の電源線L1に接続され、エミッタがマイナス側(接地側)の電源線L2に接続されている。この接続にて、前記主スイッチQm及び共振インダクタLrs1,Lrs2と、この補助スイッチQs及び共振キャパシタCrsとで共振転流回路が構成される。これら主スイッチQm及び補助スイッチQsの各ゲートには、制御回路15からQm,Qs用ゲートパルス信号がそれぞれ入力される。
ここで、平滑コンデンサC4,C5の後段の電源線L1上には電流センサ16が設置されるとともに平滑コンデンサC4,C5の後段の電源線L1,L2間には電圧センサ17が設置されており、制御回路15は、その電流センサ16及び電圧センサ17からの出力信号に基づいて出力電流Ioの電流値と出力電圧Voの電圧値とを検出している。制御回路15は、出力電流Io及び出力電圧Voの検出値からその時々の実出力電力を算出している。尚、共振キャパシタCrsの両端子間に設置される電圧センサ18については後述する。
そして、制御回路15は、本実施形態では主スイッチQmのスイッチング周波数を20[kHz]とし、算出した実出力電力に基づいて設定される目標出力電力に対応したゲートパルス信号のデューティとなるようなPWM制御を行い、主スイッチQmのオンオフ動作に伴う直流リアクトルLinの電磁エネルギーの蓄積放出を利用した本実施形態では200[V]の入力電圧を400[V]まで昇圧した出力電圧を生成する制御を行っている。
また、制御回路15は、その主スイッチQmの動作に付随した補助スイッチQsのオンオフ動作を行わせ、主スイッチQmをゼロ電流及びゼロ電圧でスイッチングする、所謂ソフトスイッチングを行っている。
具体的に、制御回路15は、補助スイッチQsを主スイッチQmをオフに先立ってオンさせて該主スイッチQmのオフ後にオフさせる(主スイッチQmのオフ時を跨ぐようにオンさせる)ように制御する。つまり、補助スイッチQs用ゲートパルス信号は、主スイッチQm用ゲートパルス信号の立ち下がりエッジを跨ぐように補助スイッチQsをオンさせるオンパルスを有する信号である(図2参照)。尚、本実施形態では、主スイッチQmのオフ時に対して補助スイッチQsのオン期間が中央となるように、即ちQm用ゲートパルス信号の立ち下がりエッジに対してQs用ゲートパルス信号のオンパルスの前後時間が同等となるように、Qs用ゲートパルス信号の位置が設定されている。
このようなQm,Qs用ゲートパルス信号に基づいて、DC−DCコンバータ10の各所の電圧及び電流波形は図2のように変化する。
即ち、Qm用ゲートパルス信号がHレベルに立ち上がると、主スイッチQmがオンとなり、直流リアクトルLinと出力ダイオードDoとの間のノードN1が共振インダクタLrs1、主スイッチQm及び共振インダクタLrs2を介して電源線L2に接続される(同時に、正側の共振転流経路が確立)。すると、直流リアクトルLinを経た入力電流が出力ダイオードDo側から主スイッチQm側へと切り替わり、加えて前サイクルで充電された電荷に基づく共振キャパシタCrsから共振インダクタLrs1を経た共振電流の主スイッチQmへの流れ込みが開始される。尚、この主スイッチQmのオンへの切り替わり時には、共振インダクタLrs1,Lrs2にて自身の通過電流の立ち上がりが緩やかとなるため、自身はゼロ電流及びゼロ電圧でのスイッチングとなる。
主スイッチQmのオン後の始めの期間では、共振キャパシタCrs及び共振インダクタLrs1,Lrs2により生じる共振電流の正側の転流が生じるため、この転流期間での主スイッチQmの通過電流は、直流リアクトルLinからの入力電流にその共振電流が加重して、正側に一旦増加した後に減少に転じるものとなる。やがて、共振キャパシタCrsの充電電荷が消失して共振電流の転流がなくなると、主スイッチQmの通過電流は、次に補助スイッチQsがオンされるまでに期間、直流リアクトルLinからの入力電流のみでほぼ横ばいに推移する。また、前記転流期間においては、主スイッチQmの通過電流の一部が補助スイッチQsの逆接続ダイオードDsを介して共振キャパシタCrsの逆側に流れ、共振キャパシタCrsが逆方向に充電される。
次いでQs用ゲートパルス信号がHレベルに立ち上がり、補助スイッチQsが主スイッチQmのオフに先立ってオンされると、共振キャパシタCrsが補助スイッチQsを介して電源線L2に接続される(同時に、逆側の共振転流経路が確立)。すると、共振キャパシタCrs及び共振インダクタLrs1,Lrs2により生じる共振電流の逆側の転流が生じる。尚、この補助スイッチQsのオンへの切り替わり時には、共振インダクタLrs1,Lrs2にて自身の通過電流の立ち上がりが緩やかとなるため、自身はゼロ電流及びゼロ電圧でのスイッチングとなる。
補助スイッチQsのオンに基づいて共振電流の逆向きの転流が生じると、その共振電流が共振インダクタLrs2、主スイッチQmの逆接続ダイオードDm、及び共振インダクタLrs1を介して共振キャパシタCrsの正側に流れ、また直流リアクトルLinからの入力電流の流れも共振キャパシタCrsの正側に切り替わり、共振キャパシタCrsが正方向に充電される。
次いでQm用ゲートパルス信号がLレベルに立ち下がり、補助スイッチQsがオンの状態で主スイッチQmがオフされる。この主スイッチQmのオフへの切り替わり時には、共振電流が逆接続ダイオードDsを流れているため、自身はゼロ電流及びゼロ電圧でのスイッチングとなる。このとき、共振キャパシタCrsの正方向の充電が完了していないため、引き続き共振電流と直流リアクトルLinからの入力電流とで共振キャパシタCrsの正方向の充電が行われる。
やがて、共振キャパシタCrsの充電が完了すると、直流リアクトルLinからの入力電流が出力ダイオードDo側に切り替わり、またノードN1の電位は直流リアクトルLinに蓄積された電磁エネルギーにて上昇しているため、出力ダイオードDo以降の後段回路に昇圧した電圧が出力される。また、共振キャパシタCrsの充電が完了することで、共振電流の逆向きの転流も消失し、そのタイミングでQs用ゲートパルス信号がLレベルに立ち下がって、補助スイッチQsがゼロ電流及びゼロ電圧でオフにスイッチングされる。
そして、上記のような主スイッチQmのオンオフ動作が繰り返されることで、昇圧された出力電圧が生成され、目標出力電力に応じた安定した出力電力が生成されるとともに、補助スイッチQsのオンオフ動作にて、自身及び主スイッチQmのソフトスイッチングが実現されて、スイッチング損失の低減が図られる。また、上記回路構成で主スイッチQmのオフ後の印加電圧の立ち上がり時に過大なサージ電圧が発生するのが低減され、主スイッチQmの破損が未然に防止される構成となっている。
このような回路構成に対し、本実施形態の制御回路15では更に、補助スイッチQsのオン期間、即ちQs用ゲートパルス信号のオンパルス幅Twを実出力電力に基づいて設定される目標出力電力に応じてその長短を調整する制御も行われている。
ここで、本発明者は、補助スイッチQs用ゲートパルス信号のオンパルス幅Twと、DC−DCコンバータ10の回路効率、主スイッチQmで発生するサージ電圧、及びDC−DCコンバータ10の出力電力との相関を検討した。因みに、DC−DCコンバータ10を構成する各回路素子(スイッチQm,Qs、リアクトルLin、ダイオードDo、インダクタLrs1,Lrs2及びキャパシタCrs等)の仕様や入出力電力、スイッチング周波数等はそれぞれ所定値に設定されている上で、図3には、Qs用ゲートパルス信号のオンパルス幅Twに対する回路効率、サージ電圧の相関が示されている。尚、キャパシタ電圧Vcpについては後述する。
同図3に示すように、Qm用ゲートパルス信号の立ち下がりエッジ後のパルス幅(エッジ後半パルス幅)を0.8[μs]で固定としてQs用ゲートパルス信号のオンパルス幅Twを1.6〜2.4[μs]まで変化させると、先ず回路効率については、出力電力が1.1[kW]、1.6[kW]、2.1[kW]、2.6[kW]のいずれにおいてもオンパルス幅Twの増加に伴って若干低下していくことがわかった。次いでサージ電圧は、出力電力の各値いずれにおいてもオンパルス幅Twの増加に伴って始めは大きく低下し、1.9[μs]付近から緩やかな上昇に転じる、略V字状に変化することがわかった。
因みに、Qm用ゲートパルス信号の立ち下がりエッジに対するQs用ゲートパルス信号のオンパルスの位置を変更した場合のそのオンパルス幅Twに対する回路効率について調べた結果が図4に、そのサージ電圧について調べた結果が図5にそれぞれ示されている。尚、このときの出力電力は、2.6[kW]に設定されている。
同図4によれば、エッジ後半パルス幅を0.0[μs]及び0.8[μs]とし、Qs用ゲートパルス信号のオンパルス幅Twを約1.5〜2.5[μs]の範囲内でそれぞれ変化させると、エッジ後半パルス幅が0.0[μs]及び0.8[μs]のいずれにおいても回路効率の変化の大きな違いは見られなかった。また同図5によれば、エッジ後半パルス幅が0.4[μs]、0.8[μs]及び1.2[μs]のいずれにおいてもサージ電圧の変化の大きな違いは見られなかった。尚、エッジ後半パルス幅を0.0[μs]とした場合、即ちQs用ゲートパルス信号がQm用ゲートパルス信号と同時に立ち下がる(補助スイッチQsが主スイッチQmと同時オフ)場合では、オンパルス幅Twが1.9[μs]以降でサージ電圧の上昇度が大きくなったことがわかった。
これらから、Qm用ゲートパルス信号の立ち下がりエッジに対してQs用ゲートパルス信号のオンパルスが少なくとも跨るように設定するのが好ましく、またこのオンパルスの位置については回路効率及びサージ電圧に大きな影響を与えないことがわかった。従って、図3では、エッジ後半パルス幅を0.8[μs]の固定で検討しており、また本実施形態ではQm用ゲートパルス信号の立ち下がりエッジに対してQs用ゲートパルス信号のオンパルスの中央が位置するように設定されている。
図6には、主スイッチQmの耐圧等からサージ電圧を例えば800[V]に設定した場合の出力電力に対するQs用ゲートパルス信号のオンパルス幅Twの変化が示されている。この場合、出力電力を1.1[kW]、1.6[kW]、2.1[kW]、2.6[kW]と変化させた時のQs用ゲートパルス信号のオンパルス幅Twの具体値を線で結び、その具体値以外を補完している。
同図6によれば、出力電力の増加に伴ってオンパルス幅Twも増加し、出力電力が1.7〜1.8[kW]の付近でピークとなり、その後は出力電力の増加に伴ってオンパルス幅Twが減少していくことがわかった。従って、本実施形態の制御回路15は、その時々に算出した目標出力電力に応じて、図6に示すようなテーブルや数式を用いた演算から最適なQs用ゲートパルス信号のオンパルス幅Twを設定している。
次に、本実施形態のDC−DCコンバータ10における補助スイッチQsのオン期間の設定フローとしては、図7に示すように、先ずユーザが回路効率や限界サージ電圧を予め決定し(ステップS11)、決定した回路効率、限界サージ電圧を制御回路15に設定する。その後は、制御回路15にて出力電圧Voの電圧値の計測(ステップS12)と、出力電流Ioの電流値の計測(ステップS13)とを行って実出力電力を算出して目標出力電力を算出(ステップS14)し、算出した目標出力電力からQs用ゲートパルス信号のオンパルス幅Twがその時々で設定されるようになっている(ステップS15)。
以上詳述したように、補助スイッチQsのオン期間(Qs用ゲートパルス信号のオンパルス幅Tw)がその時々で出力電力に基づき最適値に設定される本実施形態のDC−DCコンバータ10は、回路構成が複雑化することなく、回路効率の向上や主スイッチQmにかかるサージ電圧を確実に抑制できるようになり、高効率で信頼性の高いものとなっている。
尚、上記では、補助スイッチQsのオン期間(Qs用ゲートパルス信号のオンパルス幅Tw)の設定において、回路効率や限界サージ電圧を予め決定して制御回路15に設定しておき、その時々は出力電力に基づいてそのオン期間長さを調整しているが、制御回路15におけるその時々の補助スイッチQsのオン期間長さの調整に回路効率やサージ電圧の一方若しくは両方を加味してもよい。この場合、制御回路15は、その時々の入出力電力の検出から算出した回路効率をそのオン期間長さ調整のパラメータに加え、またサージ電圧を検出しその検出したサージ電圧の電圧値をそのオン期間長さ調整のパラメータに加える。
更に、このサージ電圧の電圧値には、共振キャパシタCrsにおけるキャパシタ電圧Vcpの電圧値を代用することもできる。即ち、図3に示すように、キャパシタ電圧Vcpは、出力電力の各値いずれにおいても補助スイッチQsのオン期間(オンパルス幅Tw)の増加に伴って次第に大きくなりサージ電圧と相関があるため、共振キャパシタCrsの両端子間に電圧センサ18を設置し、制御回路15は、その電圧センサ18からの出力信号に基づいて共振キャパシタCrsにおけるキャパシタ電圧Vcpの電圧値を検出し、サージ電圧を把握することも可能である。
このように制御回路15におけるその時々の補助スイッチQsのオン期間長さの調整に回路効率やサージ電圧を加味すれば、より一層の回路効率の向上やサージ電圧の抑制を図ることができ、装置をより高効率・高信頼性とすることができる。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)スイッチング駆動部12は、電力変換のためのスイッチング動作を行う主スイッチQmと、その主スイッチQmのオフ時を跨ぐようにオンする補助スイッチQsとが備えられ、各スイッチQm,Qsのオンオフに基づいて共振インダクタLrs1,Lrs2及び共振キャパシタCrsとで所定の共振電流の転流を生じさせる共振転流回路として構成されている。そして、本実施形態の制御回路15は、検出した実出力電力に基づいて設定される目標出力電力からその補助スイッチQsのオン期間長さ(Qs用ゲートパルス信号のオンパルス幅Tw)を調整する。これにより、補助スイッチQsの動作による自身及び主スイッチQmのスイッチング損失の低減のみならず、共振電流の転流を好適とすることができ、回路効率の向上や主スイッチQmにかかるサージ電圧を抑制でき、高効率・高信頼性のDC−DCコンバータ10として提供することができる。
(2)補助スイッチQsのオン期間長さの調整のパラメータにサージ電圧や回路効率を加味することで、一層の回路効率の向上やサージ電圧の抑制を図ることができる。また、サージ電圧と相関のあるキャパシタ電圧Vcpを代用すれば容易に実施できる。また、制御回路15において、サージ電圧又はキャパシタ電圧Vcp、若しくは回路効率を常時検出し、その時々の補助スイッチQsのオン期間長さの調整に反映すれば、その時々の調整のパラメータが増え、より一層の回路効率の向上やサージ電圧の抑制を図ることが可能となる。
(3)直流電源11を太陽電池とし、本実施形態のDC−DCコンバータ10を太陽光発電システムに用いると、太陽電池にて生成される直流電力はその変動幅が比較的大きく、その直流電力を入力すると出力電力の変動が生じ易いため、補助スイッチQsのオン時間長さをその出力電力に応じて変動して回路効率の向上やサージ電圧の抑制を図る本実施形態の構成を適用すると効果的である。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、補助スイッチQsのオン期間長さ(Qs用ゲートパルス信号のオンパルス幅Tw)をDC−DCコンバータ10の出力電力に基づいて調整したが、その調整をDC−DCコンバータ10の入力電力に基づいて行う構成としても同様である。
・上記実施形態では、スイッチング駆動部12における共振転流回路を、主スイッチQm及び補助スイッチQsに加えて共振インダクタLrs1,Lrs2及び共振キャパシタCrsで構成したが、回路素子の数や配置する位置は適宜変更してもよい。また、DC−DCコンバータ10全体の回路構成についても適宜変更してもよい。
・上記実施形態で記載した各種の具体的数値はこれに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
本実施形態におけるDC−DCコンバータを示す回路図である。 DC−DCコンバータの各部の電圧電流波形図である。 補助スイッチのオン期間長さ(オンパルス幅)に対する回路効率、サージ電圧及びキャパシタ電圧の相関図である。 補助スイッチのオン期間長さ(オンパルス幅)をシフトした場合のそのオン期間長さに対する回路効率の相関図である。 補助スイッチのオン期間長さ(オンパルス幅)をシフトした場合のそのオン期間長さに対するサージ電圧の相関図である。 出力電力に対する補助スイッチのオン期間長さ(オンパルス幅)の相関図である。 補助スイッチのオン期間長さ(オンパルス幅)の設定に関するフロー図である。
符号の説明
L1,L2…電源線、Lin…直流リアクトル、Do…出力ダイオード、Qm…主スイッチ、Qs…補助スイッチ、Lrs1,Lrs2…共振インダクタ、Crs…共振キャパシタ、Vcp…キャパシタ電圧、Tw…Qs用ゲートパルス信号のオンパルス幅(補助スイッチQsのオン期間長さ)、12…スイッチング駆動部(共振転流回路)、15…制御回路。

Claims (8)

  1. 直流電力が入力される一対の電源線上の一方に直流リアクトルと出力ダイオードとを配置するとともに、該直流リアクトルと出力ダイオードとの間の電源線間にスイッチを配置し、該スイッチのスイッチング動作にて所定電圧に変換した出力電力を生成する電力変換装置であって、
    制御回路の制御に基づき電力変換のためのスイッチング動作を行う主スイッチと、その主スイッチのオフ時を跨ぐようにオンする補助スイッチとを備えるとともに、前記主スイッチ及び補助スイッチと共振インダクタ及び共振キャパシタとで各スイッチのオンオフに基づいて所定の共振電流の転流を生じさせる共振転流回路が構成され、
    前記制御回路は、電力変換装置の入力又は出力電力を算出し、その算出した入力又は出力電力に基づいて前記補助スイッチのオン期間長さを調整することを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記主スイッチにかかるサージ電圧を加味して前記補助スイッチのオン期間長さの調整を行うことを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項2に記載の電力変換装置において、
    前記サージ電圧と相関のある前記共振キャパシタのキャパシタ電圧から前記補助スイッチのオン期間長さの調整を行うことを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    入出力電力に基づく回路効率を加味して前記補助スイッチのオン期間長さの調整を行うことを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記制御回路は、前記サージ電圧又はキャパシタ電圧、若しくは回路効率を常時検出し、その時々の前記補助スイッチのオン期間長さの調整に反映させることを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    太陽光発電システムに用いられ、太陽電池にて生成された直流電力が入力されるものであることを特徴とする電力変換装置。
  7. 直流電力が入力される一対の電源線上の一方に直流リアクトルと出力ダイオードとを配置するとともに、該直流リアクトルと出力ダイオードとの間の電源線間にスイッチを配置し、該スイッチのスイッチング動作にて所定電圧に変換した出力電力を生成するものであり、
    制御回路の制御に基づき電力変換のためのスイッチング動作を行う主スイッチと、その主スイッチのオフ時を跨ぐようにオンする補助スイッチとを備えるとともに、前記主スイッチ及び補助スイッチと共振インダクタ及び共振キャパシタとで各スイッチのオンオフに基づいて所定の共振電流の転流を生じさせる共振転流回路が構成される電力変換装置の制御方法であって、
    電力変換装置の入力又は出力電力を算出し、その算出した入力又は出力電力に基づいて前記補助スイッチのオン期間長さを調整することを特徴とする電力変換装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の電力変換装置の制御方法において、
    前記主スイッチにかかるサージ電圧又はそのサージ電圧と相関のある前記共振キャパシタのキャパシタ電圧、若しくは入出力電力に基づく回路効率に基づいて、前記補助スイッチのオン期間長さを予め又はその時々の調整に反映させることを特徴とする電力変換装置の制御方法。
JP2008296266A 2008-11-20 2008-11-20 電力変換装置及びその制御方法 Active JP5188939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008296266A JP5188939B2 (ja) 2008-11-20 2008-11-20 電力変換装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008296266A JP5188939B2 (ja) 2008-11-20 2008-11-20 電力変換装置及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010124612A JP2010124612A (ja) 2010-06-03
JP5188939B2 true JP5188939B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=42325445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008296266A Active JP5188939B2 (ja) 2008-11-20 2008-11-20 電力変換装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5188939B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106300235A (zh) * 2016-10-09 2017-01-04 中国电子科技集团公司第三十六研究所 一种电源系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102063633B1 (ko) * 2018-05-29 2020-03-02 엘지전자 주식회사 전력 변환 장치 및 이를 구비하는 홈 어플라이언스

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0746831A (ja) * 1993-07-28 1995-02-14 Toshiba Corp 直流電源回路
JP2001186756A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Sanyo Electric Co Ltd 昇圧コンバータ
JP2001245471A (ja) * 2000-02-29 2001-09-07 Sanyo Electric Co Ltd 共振型スイッチング電源回路
JP2002017082A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Matsushita Electric Works Ltd 電源装置
JP4193606B2 (ja) * 2003-06-26 2008-12-10 株式会社デンソー Dc/dcコンバータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106300235A (zh) * 2016-10-09 2017-01-04 中国电子科技集团公司第三十六研究所 一种电源系统
CN106300235B (zh) * 2016-10-09 2018-09-28 中国电子科技集团公司第三十六研究所 一种电源系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010124612A (ja) 2010-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9294001B2 (en) Power converter with dead-time control function
KR101677728B1 (ko) 역률 보상 회로 및 역률 보상 회로의 구동 방법
US10218272B2 (en) Control circuit and control method for switch power supply, and switch power supply
US9906147B2 (en) Adaptive dead time control apparatus and method for switching power converters
TWI473394B (zh) 切換式電源供應器及其驅動電路與控制方法
US8488346B2 (en) Power conversion apparatus and method
US9343986B2 (en) Power converter with current feedback loop
WO2012119107A1 (en) Digital pulse-frequency modulation controller for switch-mode power supplies with frequency targeting and ultrasonic modes
CN103414350A (zh) 基于负载条件调节频率和电流的系统和方法
KR101745703B1 (ko) 인버터 및 그 구동 방법
JP6196949B2 (ja) 電力変換装置
JP2013048553A (ja) 昇圧チョッパ回路の制御方法
WO2006123738A1 (ja) Dc/dcコンバータ
JP2011072137A (ja) 系統連系インバータ装置
JP5930700B2 (ja) スイッチング電源装置及びその制御方法
US8824180B2 (en) Power conversion apparatus
EP4231515A1 (en) Control circuit, system and control method for switching power supply
CN111245403A (zh) 一种脉冲高压发生器
JP7001896B2 (ja) Dc-dcコンバータ
JP2004364433A (ja) 直流電圧変換回路
JP2011223819A (ja) 力率改善回路
JP2019022378A (ja) 電力変換装置
WO2015008456A1 (ja) Dc/dcコンバータ
JP2003272887A (ja) 放電灯点灯回路
JP5188939B2 (ja) 電力変換装置及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110815

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130123

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5188939

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250