JP5188047B2 - 浴室用洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室用洗浄剤組成物に関する。
これまでに、4級アンモニウム塩又はアミンオキシド等の消臭基剤と水溶性高分子とを含有し、臭気源に噴霧することにより消臭効果を発揮する消臭剤物品(特許文献1)や、界面活性剤と金属イオン封鎖剤と特定溶剤とを含有する浴室用洗浄剤組成物(特許文献2)が知られているが、洗浄作用に加え、消臭作用、特に排水口の消臭作用を共に発揮する浴室用洗浄剤組成物は知られていない。
特開2001−37861号公報 特開平01−221498号公報
従って本発明は、消臭効果と洗浄効果とを併有する浴室用洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らが鋭意検討した結果、水溶性高分子が、排水口の悪臭成分であるジオスミンやイソボルネオールを化学的な消臭作用を有することを発見し、これと、半極性を有する界面活性剤と特定の両性界面活性剤とを併用することにより、消臭効果と洗浄効果とを併有する浴室用洗浄剤組成物が得られることを見出した。
即ち、本発明は、下記(A)〜(C)成分を含有することを特徴とする浴室用洗浄剤組成物を提供する。
(A)水溶性高分子
(B)半極性を有する界面活性剤
(C)N-アルキルもしくはアルケニルアミノ酸塩
本発明によれば、消臭効果と洗浄効果とが共に優れた浴室用洗浄剤組成物を提供することができる。本発明の組成物は、特に、排水口の汚れと臭いとを除去する効果が高い。
(A)水溶性高分子
本発明において、水溶性高分子とは、25℃の水100gに1g以上溶解するものをいう。重量平均分子量が1000〜5000万であるものが好ましく、1000〜1000万であるものがより好ましい。具体例としては、天然高分子のアラビアガム、トラガントガム、キサンタンガム、グアーガム、ローカストビーンガム、ジェランガム、アルギン酸、カラギーナン、半合成高分子のメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒトロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カチオン化セルロース、合成高分子のポリアクリル酸、ポリ-α-ヒドロキシアクリル酸、アクリル酸系共重合体、アクリル酸エステル系共重合体、メタクリル酸エステル系、ノニオン系ポリアクリルアミド、アニオン系ポリアクリルアミド、カチオン系ポリアクリルアミド、ポリアミノアルキルメタクリレート、アクリルアミド/アクリル酸共重合体、ポリビニルスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸、スルホン化マレイン酸、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリエーテル変性シリコン、またはこれらの変性物などを挙げることができる。
このうち、天然高分子及び合成高分子が好ましい。
天然高分子としては、重量平均分子量が100万〜500万であるものが好ましく、100万〜300万であるものがより好ましい。特に、キサンタンガム、カラギーナンが好ましい。
合成高分子としては、重量平均分子量が1000〜100万であるものが好ましく、1000〜50万であるものがより好ましい。ポリカルボン酸(塩)、ポリ(メタ)アクリル酸又はその塩若しくは変性物、(メタ)アクリル酸−マレイン酸共重合体又はその塩若しくは変性物、エチレン−マレイン酸共重合体又はその塩若しくは変性物が好ましい。変性物としては、エチレンオキサイドなどを付加し、親水度を向上させたものがあげられる。これらの水溶性高分子は、排水口の悪臭成分であるカビ臭(ジオスミン、イソボルネオール)や酢酸臭の消臭に特に優れる。
これらの中でも、ポリカルボン酸またはその塩及びアクリル酸/マレイン酸共重合体またはその塩が好ましく、アクリル酸/マレイン酸共重合体またはその塩がさらに好ましい。アクリル酸/マレイン酸共重合体は、共重合比(モル比)は75/25〜50/50で重量平均分子量が1万〜10万であるものが好ましく、重量平均分子量が3万〜8万であるものがより好ましい。また、塩としてはナトリウム塩、カリウム塩などが挙げられる。
さらにアニオン性基含有ビニル系単量体、カチオン性基含有ビニル系単量体、ノニオン性基含有ビニル系単量体から構成される共重合体が挙げられる。
具体的には、アニオン性基含有ビニル系単量体としてはビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メタクリルスルホン酸、スチレンスルホン酸等のスルホン酸類、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸等のカルボン酸類、またはその塩などが挙げられる。
カチオン性基含有単量体としては、アクリル酸-N,N-ジメチルアミノエチル、アクリル酸-N,N-ジプロピルアミノエチル、メタクリル酸-N,N-ジエチルアミノエチル、メタクリル酸-N,N-ジプロピルアミノエチル等のアクリル酸-N,N-ジアルキルアミノアルキル、メタクリル酸-N,N-ジアルキルアミノアルキル及びそれらのハロゲン化アルキルによる四級化物等、また、N-[(N,N-ジメチルアミノ)プロピル]アクリルアミド、N-[(N,N-ジエチルアミノ)プロピル]アクリルアミド、N-[(N,N-ジメチルアミノ)プロピル]メタクリルアミド、N-[(N,N-ジメチルアミノ)プロピル]メタクリルアミド等のN-[(N,N-ジアルキルアミノ)アルキル]アクリルアミド、N-[(N,N-ジアルキルアミノ)アルキル]メタクリルアミド及びこれらのハロゲン化アルキルによる四級化物等が挙げられ、上記ハロゲン化アルキルとしては、例えば、塩化メチル、塩化エチル、臭化メチル、臭化エチル、よう化メチル、ベンジルクロリド等が挙げられる。
ノニオン性ビニル系単量体はイオン性基を持たないものであれば、特に限定されずに用いることができ、例えば、炭素数1〜30の直鎖または分岐鎖状のアクリル酸アルキルエステル類およびメタクリル酸アルキルエステル類、スチレン、α-メチルスチレン等の芳香族ビニル系化合物等が挙げられる。
これらの水溶性高分子は1種以上を単独で又は併用することができる。
(A)の含有量は、本発明の組成物の全量を基準にして、10重量%以下が好ましく、0.01〜5重量%がより好ましく、0.05〜3重量%がさらに好ましい。(A)がこのような範囲にあると、消臭効果に優れるのに加え、低温で沈殿物を生じたり、保存安定性が良いので好ましい。また、製造時に粘度が大きく上がる等の問題が生じにくいなど、製造性の観点でも優れる。
なお、本明細書において、高分子の重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定される値をいう。
(B)半極性を有する界面活性剤
本発明において使用できる半極性を有する界面活性剤としては、下記式(I)又は(II)で表される化合物などがあげられる。半極性を有する界面活性剤は1種以上を単独で又は併用することができる。
Figure 0005188047
式中、R1は炭素数8〜26のアルキル基、炭素数8〜26のヒドロキシアルキル基、炭素数8〜26のアシルアミドアルキル基、炭素数8〜26のアルキルフェニル基から選ばれる。このうち、炭素数8〜26のアルキル基が好ましく、炭素数8〜16の直鎖アルキル基がより好ましい。AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基であり、好ましくはオキシエチレン基である。nは0〜5の数、好ましくは0〜3である。R2及びR3は、同一又は異なっていても良いが、同一であるのが好ましい。R2及びR3は、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基、炭素数1〜3のオキシアルキレン基が1〜5モル重合した基から選ばれる。このうち、炭素数1〜3のアルキル基が好ましい。なお、本明細書において、特に記載のない限り、アルキル基等の炭化水素基は、直鎖又は分岐鎖を指す。
具体的には、ラウリルジメチルアミンオキシド、ヤシジメチルアミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド等があげられる。このうち、ラウリルジメチルアミンオキシド、ヤシジメチルアミンオキシドが好ましい。
Figure 0005188047
式中、R4は炭素数8〜16のアルキル基またはアルケニル基であり、好ましくは炭素数8〜16のアルキル基であり、より好ましくは炭素数8〜16の直鎖アルキル基である。R6、R7はそれぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基である。R6及びR7が共に炭素数1〜3のアルキル基であるのが好ましい。R5は炭素数1〜5のアルキレン基であり、炭素数2〜4のアルキレン基であるのが好ましい。Xは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、−CONH−、−NHCO−が好ましい。
具体的には、ラウリルジメチルアミドプロピルアミンオキシド、ヤシジメチルアミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド等があげられる。このうち、ラウリルジメチルアミドプロピルアミンオキシド、ヤシジメチルアミンオキシドが好ましい。
(B)の含有量は、本発明の組成物の全量を基準にして、5重量%以下が好ましく、0.05〜5重量%がより好ましく、0.1〜3重量%がさらに好ましい。(B)がこのような範囲にあると、洗浄効果に優れるのに加え、低温で沈殿物を生じたりせず、保存安定性が良いので好ましい。
(C)N-アルキルもしくはアルケニルアミノ酸またはその塩
アルキル基及びアルケニル基の炭素数は10〜20であることが好ましく、炭素数が10〜16であるのがより好ましい。炭素数10〜16の直鎖アルキル基及びアルケニル基が好ましい。アミノ酸としては、グリシンあるいはアラニンが好ましい。具体的には、N-デシルグリシン、N-ラウリルグリシン、N-ミリスチルグリシン、N-パルミチルグリシン等のN-アルキルグリシン;N-デシルβアラニン、N-ラウリルβアラニン、N-ミリスチルβアラニン、N-パルミチルβアラニン等のN-アルキルアラニン及びこれらの塩などが挙げられる。これらの中で、N-アルキルアラニン(アルキルアミノプロピオン酸)又はその塩が好ましい。塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩であることが好ましく、ナトリウム塩であることが好ましい。
アミノ窒素は更に、炭素数1〜6のアルキル基又はアルケニル基で置換されていてもよい。この場合、アルキル基又はアルケニル基は同一でも異なっていてもよい。これらのアルキル基又はアルケニル基は、カルボキシル基等で置換されていてもよい。置換基としては、カルボキシル基が好ましい。このうち、N-アルキル-N-カルボキシエチル-アラニン(アルキルアミノジプロピオン酸)又はその塩が好ましい。
市販品としては、例えばラウリルアミノプロピオン酸Na(ライオンアクゾ(株)製)等が挙げられる。これは、N-ラウリルβアラニンとN-ラウリル−N−カルボキシエチル−βアラニンとの混合物である。
これらの1種以上を単独で又は併用することができる。
(C)N-アルキルもしくはアルケニルアミノ酸またはその塩の含有量は、本発明の組成物の全量を基準にして、10重量%以下が好ましく、0.05〜10重量%がより好ましく、 0.1〜5重量%がさらに好ましい。(C)がこのような範囲にあると、排水口汚れ洗浄力を向上させることができる。また、洗浄効果に優れるのに加え、低温で沈殿物を生じたりせず、保存安定性が良いので好ましい。また、すすぎも簡便に行えるので好ましい。
本発明の組成物は、上記(A)〜(C)成分を混合することにより得られるが、必要により任意成分を配合することもできる。本発明に配合できる任意成分を以下に示す。
[任意成分]
香料:
香料として使用される香料原料のリストは、様々な文献、例えば「Perfume and Flavor Chemicals 」,Vol.Iand II,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)および「合成香料 化学と商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社(1996)および「Perfume and Flavor Materials of Natural Origin」,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994 )および「香りの百科」、日本香料協会編、朝倉書店(1989)および「Perfumery Material Performance V.3.3」,Boelens Aroma Chemical Information Service(1996)および「Flower oils and Floral Compound-s In Perfumery」,Danute Lajaujis Anonis,Allured Pub.Co.(1993)等で見られ、それぞれを引用することにより本明細書の開示の一部とされる。
水溶性溶剤
汎用の水溶性溶剤を用いることができるが、具体例として、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノフェニル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等が挙げられる。これらのうち、保存安定性、洗浄力の点からジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。その含有量は、組成物の全量を基準として1〜15質量%とするのが好ましい。
キレート剤
具体例として、アミノカルボン酸系ではエチレンジアミンテトラ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、エチレンジアミンテトラプロピオン酸等が挙げられる。オキシカルボン酸系では、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、グルコン酸等を挙げることができる。ホスホン酸系ではエタン−1、1−ジホスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1、1−ジホスホン酸等が挙げられる。これらのキレート剤は、酸の形でも使用可能であるし、アルカリ金属との塩、アルカノールアミンとの塩として使用することも可能である。これらのうち、エチレンジアミンテトラ酢酸が保存安定性、洗浄力の点から好ましい。また、これらの含有量は、組成物の全量を基準として、0.1〜10質量%とするのが好ましい。
さらに、本発明では、必要に応じて他の任意成分を配合することができる。例えば、殺菌剤、防腐又は防カビ剤、色素、酸化防止剤、増粘剤、紫外線吸収剤、可溶化剤等を配合できる。
本発明の洗浄剤組成物のpHは特に限定されないが、好ましくはpH5〜9、より好ましくは6.5〜9、さらに好ましくはpH7〜8である。この範囲となるよう水酸化ナトリウム、塩酸等のpH調整剤等で洗浄剤組成物のpHを調整することができる。上記の範囲にあると、排水口汚れに洗浄成分が浸透しやすく、洗浄効果が高くなるし、保存安定性も向上するので好ましい。なお、本明細書において、pHは、ガラス電極を用い、25℃で測定した値をいう。
特に、(A)アクリル酸/マレイン酸共重合体のNa塩とキサンタンガムとの混合物を、組成物の全量を基準にして、計0.1〜0.5重量%、(B)ラウリルジメチルアミンオキシドを、組成物の全量を基準にして、0.5〜1重量%、及び(C)N-ラウリルβアニリンNaを、組成物の全量を基準にして、0.1〜0.5重量%含有する浴室用洗浄剤組成物が好ましい。
とりわけ、上記組成物が更に、アニオン界面活性剤として、C10−14直鎖アルキルベンゼンスルホン酸を1〜5重量%、ヤシ脂肪酸カリウムを0.5〜1重量%、ノニオン界面活性剤として、ポリオキシエチレン(10〜20)ラウリルエーテルを0.5〜1重量%含有し、pHを7〜8に調整したものが好ましい。
実施例及び比較例で用いた(A)成分を以下に示す。
Figure 0005188047
実施例及び比較例で用いた(B)成分を以下に示す。
B−1:ラウリルジメチルアミンオキシド(商品名:ライオンアクゾ社製、アロモックスDM12D-W(C))
B−2:ラウリルジメチルアミドプロピルアミンオキシド
なお、B−2は合成方法のようにして合成した。
<原料アミンの製造>
撹拌器、温度計、及び還流冷却器を備えた1リットルの四ツ口フラスコに、脂肪酸エステルとしてラウリン酸メチルエステル300g(ライオンケミカル社製、パステルM12、分子量214)を仕込み、60℃にて窒素置換(13kPaに減圧後、常圧・窒素戻し)を2回行った後、180℃に昇温し、ジメチルアミノプロピルアミン(BASF社製、以下「DMAPA」と略記する)186g(ラウリン酸メチルエステルに対するモル比:1.3)を3時間かけて滴下した。DMAPAの滴下中から滴下終了後、5時間まで180〜190℃に保持して反応物を調製した。反応により副生したメタノールは冷却器に80℃の温水を流すことにより系外に留去し、DMAPAは還流させた。その後、180〜190℃に保持したまま、4.0kPaに減圧し、1時間保持することにより未反応のDMAPAを留去し、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミドを得た。
<アミドアミンオキシドの製造>
攪拌機、温度計、還流式冷却器を備えた1リットルの四ツ口フラスコに、有効成分が30%になるように、上記にて合成したラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド200g(アミン価から算出した分子量286)、精製水200gを仕込み、攪拌しながら75℃で8.3%過酸化水素(三菱ガス化学製、45%品を精製水で希釈したもの、対アミン1.05モル比)56gを2時間かけて滴下した。
滴下終了後、85℃にて5時間熟成し、有効成分30.1%のアミドアミンオキシドを得た。
実施例及び比較例で用いた(C)成分を以下に示す。
C−1:ラウリルアミノプロピオン酸Na(ライオンアクゾ社、商品名:アンフォラックL−18)
実施例及び比較例で用いた任意成分を以下に示す。
<共通組成>(各成分の含有量は、A、B組成の全量を基準とした質量%で表示する)
A組成
エチレンジアミンテトラ酢酸*1 1.5
ジエチレングリコールモノブチルエーテル*2 8.0
クエン酸*3 1.2
水酸化ナトリウム 適量
精製水 バランス
B組成
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸*4 0.1
ヤシ脂肪酸カリウム*5 1.0
エチレンジアミンテトラ酢酸 2.0
ジエチレングリコールモノブチルエーテル 8.0
クエン酸 1.5
水酸化ナトリウム 適量
精製水 バランス
*1:アクゾノーベルF.C.社製、商品名 ディゾルビン Z
*2:日本乳化剤(株)社製、商品名 ブチルジグリコール(95)
*3:扶桑化学工業社製、商品名 クエン酸
*4:ライオン(株)製、商品名 ライポンLH−200(アルキル:C10−14)
*5:ライオンケミカル社製、商品名 ヤシ脂肪酸カリウム(30%)
*6:アビシア社製、Proxel XL2(S)
Figure 0005188047
上に示した(A)〜(C)成分と任意成分とを混合することにより、実施例及び比較例の組成物を調製し、評価に供した。評価結果を表3に示す。
<評価法>
〔排水口のニオイに対する消臭力〕
〔評価法〕
一般家庭の浴室排水口のヌメリを採取し、ヌメリ0.1gを50mLガラス瓶に入れ、組成物を1g添加し、5分後のビン内臭気強度を30代男性5名、女性5名で確認し、下記の臭気強度で評価し、その平均点を求め下記評価基準にて評価した。
(臭気強度)
5点 耐えられない程度の強い臭気
4点 強い臭気
3点 明らかに感じる臭気
2点 何のニオイかわかる程度の臭気
1点 やっと感知できる程度の臭気
0点 無臭
(評価基準)
10名の平均点が
0〜1点 ◎
1点より上〜3点未満 ○
3点以上〜4点未満 △
4点以上〜5点 ×
〔排水口の洗浄力〕
〔評価法〕
一般家庭の浴室排水口のトラップ部分を、汚れがついた状態で回収し、組成物をスプレーし、表面の汚れの除去状態を下記の判断基準で視覚評価した。
(評価基準)
5点 汚れ落ちが非常に良好
4点 汚れ落ちが良好
3点 汚れ落ちにむらがある
2点 若干汚れが落ちる程度
1点 ほとんど汚れが落ちない
〔長期使用における排水口消臭試験〕
60名のモニターにおふろのルックスプレー容器(ライオン(株)製)に入れた試料を2週間にわたって毎日一回10mL噴霧使用により通常の浴室掃除をしてもらい、試験開始から2週間後に、浴室排水口のニオイの消臭効果について、「効果がある」、「どちらともいえない」、「効果がない」の3段階評価をしてもらった。
(評価基準)
○:3段階評価にて効果があると回答した割合が50%以上
△:3段階評価にて効果があると回答した割合が30%以下
×:3段階評価にて効果があると回答した割合が10%以下


















Figure 0005188047
実施例8
A−2 0.1
A−4 0.1
B−1 0.7
C−1 0.3
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸*4 1.5
ポリオキシエチレン(15)ラウリルエーテル 0.8
ヤシ脂肪酸カリウム*5 0.8
エチレンジアミンテトラ酢酸 1.5
クエン酸 1.2
ジエチレングリコールモノブチルエーテル 8.0
プロキセル*6 0.01
香料組成物C 0.1
水酸化ナトリウム 適量
精製水 バランス
pH 7.7

排水口のニオイに対する消臭力 ◎
排水口の汚れに対する洗浄力 5点
長期使用における排水口消臭試験 ○
実施例9
A−2 0.05
A−4 0.05
B−2 1.0
C−1 2.0
ヤシ脂肪酸カリウム*5 1.0
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸*4 2.0
エチレンジアミンテトラ酢酸*1 2.0
クエン酸*3 1.0
エタノール 10.0
香料組成物A 0.1
水酸化ナトリウム 適量
精製水 バランス
pH 6.7

排水口のニオイに対する消臭力 ◎
排水口の汚れに対する洗浄力 5点
長期使用における排水口消臭試験 ○
Figure 0005188047

Claims (5)

  1. 下記(A)〜(C)成分を含有することを特徴とする浴室用洗浄剤組成物。
    (A)水溶性高分子としてアクリル酸/マレイン酸共重合体またはその塩
    (B)半極性を有する界面活性剤
    (C)N−アルキルもしくはアルケニルアミノ酸塩
  2. (A)水溶性高分子としてアクリル酸/マレイン酸共重合体またはその塩を0.01〜5重量%、
    (B)半極性を有する界面活性剤を0.05〜5重量%、
    (C)N−アルキルもしくはアルケニルアミノ酸塩を0.05〜10重量%
    含有することを特徴とする請求項1に記載の浴室用洗浄剤組成物。
  3. (A)水溶性高分子としてアクリル酸/マレイン酸共重合体またはその塩、
    (B)半極性を有する界面活性剤としてラウリルジメチルアミンオキシドを0.5〜1重量%、
    (C)N−アルキルもしくはアルケニルアミノ酸塩としてN−ラウリルβアラニンNaを0.1〜0.5重量%、
    キサンタンガムを、(A)成分との合計量として0.1〜0.5重量%含有することを特徴とする浴室用洗浄剤組成物。
  4. 25℃でのpHが5〜9である請求項1〜3のいずれか一項に記載の浴室用洗浄剤組成物。
  5. さらに、炭素数10〜14直鎖アルキルベンゼンスルホン酸を1〜5重量%、
    ヤシ脂肪酸カリウムを0.5〜1重量%、
    ポリオキシエチレン(平均10〜20モル)ラウリルエーテルを0.5〜1重量%
    含有し、25℃でのpHが7〜8である請求項3に記載の浴室用洗浄剤組成物
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