JP5187049B2 - 通信装置 - Google Patents

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本発明は、加入者識別番号が登録された記憶媒体が着脱自在に装着されることにより、その加入者識別番号を使った送受話が可能となる通信装置に関する。
携帯電話機には、標準的な通話機能や電子メールの送受信機能などに加えて、被写体を撮影するためのカメラ機能、ウェブサイトを閲覧するためのブラウザ機能、テレビ番組を視聴するためのテレビ機能、音楽や映像などをダウンロードして録音/録画し、好きなときにそれらを再生するためのダウンロード機能などが搭載されてきている。携帯電話機は、単にコミュニケーションを図るための手段にとどまらず、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、テレビ、音楽/映像再生機の代わりとなる自分専用の多機能端末として幅広い年代に利用されてきている。
また、近年では、新たな機能が搭載された機種や、小型・薄型化された見た目におしゃれな機種などが次々に発売されており、携帯電話機を頻繁に買い換えるユーザも多い。1つの電話番号を新たな携帯電話機に割り当てる方法として、USIM(Universal Subscriber Identity Module)カードが広く利用されている。USIMカードは、電話番号などといった識別情報が記録されたカードであり、普段利用している携帯電話機からUSIMカードを抜き取って新たな携帯電話機に装着すると、その新たな携帯電話機を自分の電話番号が割り当てられた携帯電話機として使用することができる。USIMカードを利用することによって、携帯電話機を交換するたびに、家族や友人に新たな電話番号を通知して登録しなおしてもらう手間を省くことができる。
しかし、携帯電話機からUSIMカードが抜き取られて不正利用されてしまっても、その後でUSIMカードが装着しなおされてしまうと、電話料金の請求がくるまでは不正利用に気づきにくいという問題がある。特に、近年では、USIMカードに登録された識別情報を使って各種料金の支払いなどもできるようになってきており、USIMカードの不正利用の被害額が拡大すると考えられる。
このような問題を解決する方法として、特許文献1には、携帯電話機の電源が入っている間はUSIMカードの着脱を常時監視し、USIMカードからの応答がない場合には画面上に警告を表示する技術について記載されている。この技術を適用することによって、ユーザはUSIMカードが抜き取られたことを早い段階で認識することができる。また、通常、携帯電話機には、電源が投入されるたびにパスワードの入力を要求し、入力されたパスワードが予め登録されたパスワードと一致した場合にのみ、USIMカードの使用を許可するセキュリティモードが用意されていることが一般的である。このセキュリティモードを利用することによって、USIMカードが盗難されてしまっても、USIMカードの不正利用を防止することができる。
特開2001−238260号公報
しかし、USIMカードからの応答を監視する方法では、携帯電話機を常に確認しているユーザであれば警告にすぐに気づくことができるが、携帯電話機をたまにしか利用しないユーザの場合、不正利用に気づくのが遅くなってしまうという問題がある。
また、子供や年配者にとっては、パスワードを覚えておき、電源を投入するたびにパスワードを入力することは大変煩雑な作業である。このため、多くのユーザは、セキュリティモードを解除して、パスワードによる認証なしに携帯電話機を利用しているのが現状である。
上記問題に鑑み、本件開示の通信装置の課題は、煩雑な作業を軽減して、USIMカード等の不正利用を防止することにある。
本件開示の通信装置の基本形態は、
加入者識別番号が書換不能に登録されるとともに通信装置のIDが書き換え自在に記録される記憶媒体が着脱自在に装着され、装着された記憶媒体に登録されている加入者識別番号を自機の加入者識別番号として送受話を行う通信装置であって、
記憶媒体の装着を受けて当該通信装置のIDである第1のIDと記憶媒体に登録されている、いずれかの通信装置のIDである第2のIDとを比較するID比較部と、
ID比較部による比較の結果、記憶媒体に第2のIDが記録されていて、かつ第2のIDと第1のIDが不一致であったときに、所定の連絡先に向けて、記憶媒体に登録されている加入者識別番号の不正使用を通知する不正使用通知部とを備えたことを特徴とする。
尚、ここでいう通信装置とは、例えば携帯電話機などであり、記憶媒体とは、例えばUSIMカードなどであり、加入者識別番号とは、例えば電話番号などである。
この通信装置の基本形態によると、加入者識別番号が登録された記憶媒体が装着されると、その通信装置のIDである第1のIDと、記憶媒体に登録されている第2のIDとが比較され、それらが不一致であったときには、所定の連絡先に不正使用が通知される。通信装置(例えば、携帯電話機など)の利用を契約するときに、記憶媒体(例えば、USIMカードなど)に本来のユーザが使用している通信装置のIDが登録されると、その記憶媒体が抜き取られて第3者が使用している通信装置に装着された場合、第3者の通信装置のIDは記憶媒体に登録されたIDとは異なるため、所定の連絡先に向けて不正使用が通知される。したがって、記憶媒体が盗難されてしまっても、その記憶媒体が不正な通信装置に装着されたことを早期に発見することができ、不正使用を防止することができる。
以上説明したように、通信装置の基本形態によると、煩雑な作業を軽減して、加入者識別番号が登録された記憶媒体(USIMカード等)の不正利用を防止することができる。
以下、図面を参照して、実施形態を説明する。
図1は、上述した通信装置を含む不正使用防止システムの概略構成図である。
図1には、所定の電話番号が登録されたUSIMカード300と、本来のユーザがUSIMカード300を装着して使用している携帯電話機10Aと、第3者がUSIMカード300を装着して登録された電話番号を不正利用しようとしている携帯電話機10Bと、電話番号が不正利用されたときに通知される監視サーバ20が示されている。携帯電話機10A,11には、各端末を識別するための固有の端末IDが割り当てられており、本体装置の記憶部に端末IDが記録されている。携帯電話機10Aは、上述した通信機器の一例にあたり、USIMカード300は、上述した記憶媒体の一例にあたり、USIMカード300に登録された電話番号は、上述した加入者識別番号の一例に相当する。尚、上述した通信装置は、例えば有線の固定電話などであってもよく、上述した加入者識別番号は、電話番号以外の識別情報であってもよい。
図2は、携帯電話機10Aの外観斜視図であり、図3は携帯電話機10Aの背面図である。
図2に示すように、携帯電話機10Aは、互いに開閉する上部筐体11と下部筐体12とからなり、上部筐体11には画像表示のためのLCD111、内部に小型スピーカが配備され耳にあてがわれて音声を聞き取るための送話口112が設けられている。
下部筐体12には、ユーザによって操作され、この携帯電話機10Aを使って電話を掛けたり、電子メールを送信したり、各種設定を行ったりするための各種の操作キー121、ユーザの声をピックアップするマイクロホンが内蔵されそのマイクロホンに声を導くための受話口122、スピーカーが内蔵され耳にあてがわれなくても聞き取れる程度の音声を出力する放音口123、記録メディアが装填される装填口124が設けられている。
また、図3に示すように、下部筐体12の背面には電池パック収容部133aと、USIMカード装填口133bが設けられている。USIMカード装填口133bにUSIMカード300が装填され、電池パック収容部133aに電池パック132が装填された後、電池カバー131が装着される。
図4は、携帯電話機10Aのハードウェア構成図である。
図4には、CPU101、RAM102、マイクデバイス103、スピーカデバイス104、カメラデバイス105、近距離無線デバイス106、メディアコントローラ107、ROM108、不揮発メモリ109、ディスプレイデバイス110、キーデバイス113、時計114、遠距離通信デバイス115、アンテナ116、およびカードコントローラ117等が示されており、アンテナ116を除き、これらの間はバス100を介して互いに接続されている。
CPU101は、各種プログラムを実行する機能を有し、この携帯端末10の全体を制御している。
ROM108には、CPU101で実行される各種プログラムや、この携帯電話機10Aに割り当てられた端末ID等が記憶されており、CPU101は、ROM108に記憶されたプログラムをRAM102を作業領域として使いながら実行する。ROM108に記憶された端末IDは、上述した通信装置の基本形態における第1のIDの一例に相当する。
不揮発メモリ109には、アドレス帳や受信した電子メールなど、書き換えられることがありうる各種情報が記録されている。
マイクデバイス103は、ユーザの声をピックアップするマイクロホンおよびそのマイクロホンでピックアップされた声を処理する機能ブロックである。
スピーカデバイス104は、ユーザに向けて音声を出力するスピーカ、およびそのスピーカを駆動する音声信号を生成する機能ブロックである。
近距離無線デバイス106は、近距離にある外部装置に画像や電話番号などを基地局を介さずに送信するためのものであり、例えば、赤外線通信等が採用される。
遠距離通信デバイス115は、アンテナ116を使った音声データや電子メールの送受信等を担っている。遠距離通信デバイス115では、基地局を介してデータの送受信が行われる。
カメラデバイス105は、写真撮影による画像データの収集を司るブロックであり、ディスプレイデバイス110は、LCD111(図2参照)への画像表示を司るブロックであり、キーデバイス113は、ユーザによる各種操作キー121(図2参照)のキー操作を検出するブロックであり、時計114は、現在時刻を取得するためのブロックである。
メディアコントローラ107は、図2に示す装填口124に装填された記録メディア200からデータを読み出したり、カメラデバイス105で生成された画像データ等を記録メディア200に書き込むためのものである。
カードコントローラ117は、図3に示すUSIMカード装填口133bに装填されたUSIMカード300へのアクセスを司るものである。
図5は、USIMカード300に記憶されている管理テーブルを示す図である。
USIMカード300には、電話番号301と、携帯電話機の端末ID302と、USIMカード300を抜き取るときに入力される抜取パスワード303と、USIMカード300が不正使用された場合に通知される監視サーバ20の連絡先304とが登録された管理テーブルが記憶されている。この管理テーブルのうち、電話番号301と連絡先304は、出荷時などに予め登録されており、端末ID302と抜取パスワード303は、USIMカード300が携帯電話機10Aに最初に挿入されたときに登録される。端末ID302は、上述した通信装置の基本形態における第2のIDの一例に相当する。
携帯電話機10Aは、USIMカード300が装着されると、そのUSIMカード300に登録された電話番号301を使って送受話を行う。
携帯電話機10Aは、外観およびハードウェア上は以上のように構成されている。
続いて、USIMカード300の不正利用防止機能について説明する。
図6は、不正利用防止機能を実行するための各種要素を示す図である。
尚、図6には、図1に示す2つの携帯電話機10A,11のうち正規のユーザが使用している携帯電話機10Aのみが示されているが、他方の携帯電話機10Bも図6と同様の構成を有している。
USIMカード300には、図5に示す管理テーブルに加えて、不正利用防止機能を実現するためのカード用プログラムも記憶されている。このカード用プログラムがUSIMカード300用のCPU310で実行されることによって、CPU310内に、携帯電話機10Aとの間で情報を送受信する送受信部311、USIMカード300に登録された抜取パスワード303を管理するパスワード管理部312、ユーザによって入力されたパスワードとUSIMカード300に登録された抜取パスワード303とを比較するパスワード比較部313、USIMカード300に登録された端末IDを管理するID管理部314と、USIMカード300に登録された端末IDと携帯電話機10Aに登録された端末IDとを比較するID比較部315と、USIMカード300が第3者の携帯電話機10Bに装着されたことの通知を要求する不正通知要求部316と、USIMカード300を取り外す指示を受け付ける取外受付部317が構築される。ID比較部315は、上述した通信装置の基本形態におけるID比較部の一例にあたり、不正通知要求部316は、上述した通信装置の基本形態における不正使用通知部の一例に相当する。
ここで、上述した通信装置の基本形態に対し、
上記記録媒体は、処理を実行するCPUが搭載され、かつ、CPUで実行されることにより、ID比較部および不正使用通知部を構築するプログラムを記録したものであるという応用形態は好ましい。
USIMカード300に搭載されたCPU310に、ID比較部や不正使用通知部を構築するプログラムが記録されることによって、不正使用防止機能が搭載されていない携帯電話機にUSIMカード300が装着された場合であっても、不正利用を確実に通知することができる。
また、携帯電話機10Aに搭載されたROM108には、携帯電話機10Aに割り当てられた端末IDが記憶されているとともに、不正利用防止機能を実現するための本体用プログラムも記憶されている。この本体用プログラムがCPU101で実行されることによって、CPU101内に、USIMカード300を取り外すときに入力される抜取パスワードを設定するパスワード設定部411と、USIMカード300を取り外す準備処理を実行する取外準備部412と、ROM108に記憶された端末IDをUSIMカード300に登録させるID設定部413と、USIMカード300用のCPU310から不正使用通知の要求を受けて、監視サーバ20に電話番号の不正使用を通知する不正通知部414とが構築される。
図7は、USIMカード300を携帯電話機10Aに装着したときの、USIMカード用CPU310、携帯電話機10A、および監視サーバ20それぞれにおける処理の流れを示すフローチャート図である。
まず、本来のユーザが新たに携帯電話機10Aの使用を契約する場合について説明する。このとき、USIMカード300には、図5に示す管理テーブルのうち、電話番号301と監視サーバ20の連絡先304のみが登録されている。
図3に示すUSIMカード装填口133bにUSIMカード300を装填すると、図6に示すUSIMカード用CPU310のID管理部314において、携帯電話機10Aの端末IDを通知するID通知要求が発せられる。ID通知要求は、送受信部311を介して携帯電話機10Bに伝えられる(図7のステップS21)。
携帯電話機10Aでは、カードコントローラ117を介してID通知要求がID設定部413に伝達され、ID設定部413において、ROM108に記憶された端末IDが取得される。取得された端末IDは、カードコントローラ117を介してUSIM用CPU310に返信される(図7のステップS11)。
携帯電話機10Aから伝えられた端末IDは、ID管理部314で取得される。ID管理部314では、USIMカード300の管理テーブルに登録されている端末IDが取得される。この時点では、管理テーブルには端末IDが登録されていないため(図7のステップS22:未登録)、端末IDが未登録であることがパスワード管理部312に伝えられる。
パスワード管理部312では、USIMカード300を取り外すとき入力される抜取パスワードの設定を要求する抜取パスワード設定要求が発せられる。抜取パスワード設定要求は、送受信部311を介して携帯電話機10Aに伝えられる(図7のステップS23)。
携帯電話機10Bでは、USIMカード用CPU310から伝えられた抜取パスワード設定要求がパスワード設定部411で取得される。パスワード設定部411は、予め用意されている抜取パスワード設定画面の表示指示をディスプレイデバイス110に伝える。その結果、図2に示すLCD111に、抜取パスワードを設定するための抜取パスワード設定画面が表示される。
ユーザが抜取パスワード設定画面に従って抜取パスワードを入力すると、入力された抜取パスワードがキーデバイス113からパスワード設定部411に伝えられ、パスワード設定部411からUSIMカード用CPU310に伝えられる(図7のステップS12)。
USIMカード用CPU310では、携帯電話機10Aから抜取パスワードが通知されると、ID管理部314において、USIMカード300の管理テーブルに、ステップS11で取得された携帯電話機10Aの端末IDが登録され(図7のステップS24)、パスワード管理部312において、USIMカード300の管理テーブルに、ステップS12で取得された抜取パスワードが登録される(図7のステップS25)。
ここで、上述した通信装置の基本形態に対し、
記憶媒体に第2のIDが記録されておらずID比較部による比較が不能であったときに、第1のIDを、記憶媒体に、第2のIDとして記録するID記録部を備えたという応用形態は好ましく、
記憶媒体に第2のIDが記録されておらずID比較部による比較が不能であったときに、パスワードの入力を要求するパスワード入力要求部と、
パスワードの入力操作を受け付けるパスワード入力操作部と、
パスワード入力操作部で入力操作を受け付けたパスワードを第1のパスワードとして記憶するパスワード記憶部とを備えたという応用形態も好ましい。
携帯電話機10Aの使用を契約するときなどには、USIMカード300に抜取パスワード303や端末ID302が登録されていないため、携帯電話機10Aに記憶されている端末IDと、ユーザによって入力されたパスワードがUSIMカード300に登録される。パスワード管理部312は、上述した通信装置の応用形態におけるパスワード入力要求部の一例にあたり、USIMカード300は、上述した通信装置の応用形態におけるパスワード記憶部の一例に相当する。また、キーデバイス113とパスワード設定部411とを合わせたものは、上述した通信装置の応用形態におけるパスワード入力操作部の一例に相当する。
以上のようにして、図5に示すUSIMカード300の管理テーブルに、端末ID302と抜取パスワード303とが登録される。USIMカード300が装着されると、携帯電話機10Aでは、USIMカード300の管理テーブルに登録された電話番号301が取得され、その電話番号301を自機の電話番号として送受話が行われる。
ここで、一旦、図7の説明を中断し、携帯電話機10AからUSIMカード300を取り出すときの処理について説明する。
図8は、携帯電話機10AからUSIMカード300を取り出すときの、携帯電話機10AおよびUSIMカード300用のCPU310における一連の処理の流れを示すフローチャート図である。
携帯電話機10Aには、予め、USIMカード300を抜き取る前に押下する抜取ボタンが用意されている。ユーザが抜取ボタンを押すと、キーデバイス113から取外準備部412にUSIMカード300の取外準備指示が伝えられる(図8のステップS41)。取外準備指示は、取外準備部412からパスワード設定部411およびUSIMカード300用のCPU310に伝えられる。
USIMカード300用のCPU310では、携帯電話機10Aから伝えられた取外準備指示が取外受付部317で受け付けられ、パスワード管理部312に伝えられる。パスワード管理部312では、USIMカード300の管理テーブルに登録されている抜取パスワード303が取得されるとともに、携帯電話機10Aに向けて抜取パスワードを入力する抜取パスワード入力要求が伝えられる(図8のステップS51)。
携帯電話機10Aでは、パスワード設定部411からディスプレイデバイス110に、予め用意されている抜取パスワード入力画面の表示指示が伝えられる。その結果、図2に示すLCD111に、抜取パスワードを入力するための抜取パスワード入力画面が表示される。
ユーザが抜取パスワード入力画面に従って抜取パスワードを入力すると、入力された抜取パスワードがキーデバイス113からパスワード設定部411に伝えられ、さらに、パスワード設定部411からUSIMカード用CPU310に伝えられる(図8のステップS42)。
USIMカード用CPU310では、パスワード管理部312からパスワード比較部313に、携帯電話機10Aで入力されたパスワードと、USIMカード300に登録されている抜取パスワード303が伝えられる。パスワード比較部313では、それらのパスワードが一致するか否かが判定される。
携帯電話機10Aで入力されたパスワードと、USIMカード300に登録されている抜取パスワード303とが一致する場合(図8のステップS52:一致)、ID管理部314において、USIMカード300の管理テーブルに登録されている端末ID302が消去される(図8のステップS53)。
ここで、上述した通信装置の基本形態に対し、
上記記憶媒体を当該通信装置から取り外す予告操作を受け付ける予告受付部と、
予告受付部で記憶媒体を当該通信装置から取り外す予告操作を受け付けたことを受けてパスワードの再入力を要求するパスワード再入力要求部と、
パスワード再入力要求部からのパスワードの再入力要求を受けて入力された第2のパスワードと、パスワード記憶部に記憶された第1のパスワードとを比較するパスワード比較部と、
パスワード比較部での比較の結果、第2のパスワードが第1のパスワードと一致した場合に、記憶媒体に記録されている第2のIDを消去するID消去部とを備えたという応用形態は好適である。
携帯電話機10AからUSIMカード300が抜き取られる前に抜取パスワードが入力され、入力された抜取パスワードとUSIMカード300に登録されている抜取パスワード303とが一致した場合に、USIMカード300に登録されている端末ID302が消去されることによって、例えば、機種変更などを行うときに新たな携帯電話機でUSIMカード300を使用することができ、電話番号301を引き継ぐことができる。取外受付部317は、上述した通信装置の応用形態における予告受付部の一例にあたり、パスワード管理部312は、上述した通信装置の応用形態におけるパスワード再入力要求部の一例に相当する。また、パスワード比較部313は、上述した通信装置の応用形態におけるパスワード比較部の一例にあたり、ID管理部314は、上述した通信装置の応用形態におけるID消去部の一例に相当する。
また、携帯電話機10Aで入力されたパスワードと、USIMカード300に登録されている抜取パスワード303とが一致しない場合(図8のステップS52:不一致)、USIMカード300の管理テーブルに登録されている端末ID302は消去されずに保存される。
このように、携帯電話機10AからUSIMカード300が取り出されるときに、本来のユーザが正しく抜取パスワードを入力した場合には、USIMカード300の管理テーブル中の端末ID302が消去され、USIMカード300が未使用の状態となる。また、不正なユーザが抜取パスワードを入力せずにUSIMカード300を抜き取った場合などには、USIMカード300の管理テーブル中の端末ID302は消去されずに残っており、その端末ID302を有する携帯電話機10Aによって使用中の状態となる。
図7のフローチャートに戻って説明する。
機種変更などで、新たな携帯電話機に、正しく抜取パスワードが入力されて端末ID302が消去された未使用状態のUSIMカード300が装着された場合、上記と同様にして、新たな携帯電話機の端末IDがUSIMカード300に登録され、その新たな携帯電話機に電話番号が引き継がれる。
また、抜取パスワードが入力されずに抜き取られた使用状態のUSIMカードを、同じ携帯電話機10Aに再び装填する場合、USIMカード用CPU310のID管理部314から携帯電話機10BにID通知要求が伝えられ(図7のステップS21)、携帯電話機10BからUSIM用CPU310に、携帯電話機10Aに記憶されている端末IDが返信される(図7のステップS11)。
ここでは、USIMカード300の管理テーブルに携帯電話機10Aの端末ID302が登録されているため(図7のステップS22:登録)、ID比較部315において、携帯電話機10Aから伝えられた端末IDと、USIMカード300に登録されている端末ID302とが比較される。携帯電話機10Aから伝えられた端末IDと、USIMカード300に登録されている端末ID302が一致するため(図7のステップS26:Yes)、USIMカード300の管理テーブルに登録された電話番号301の使用が許可される。
このように、正規のユーザが誤ってUSIMカード300を抜き取ってしまっても、同じ携帯電話機10AにUSIMカード300を装着しなおす場合には、抜取パスワードの再設定などが行われずにそのままUSIMカード300の使用が許可される。
また、不正ユーザが、新たな携帯電話機10Bに、抜取パスワードが入力されずに抜き取られた使用状態のUSIMカードを装填すると、USIMカード用CPU310から伝えられるID通知要求に応じて(図7のステップS21)、携帯電話機10BからUSIM用CPU310に、携帯電話機10Bに割り当てられている端末IDが返信される(図7のステップS11)。
ID管理部314では、USIMカード300の管理テーブルから端末ID302が取得され(図7のステップS22:登録)、ID比較部315では、携帯電話機10Bから伝えられた端末IDと、USIMカード300に登録されている端末ID302とが比較される。
今回は、携帯電話機10Bから伝えられた端末IDと、USIMカード300に登録されている端末ID302とが一致せず(図7のステップS26:No)、不正通知要求部316では、USIMカード300の管理テーブルに登録されている連絡先304と、不正通知要求が携帯電話機10Bに伝えられる(図7のステップS27)。
携帯電話機10Bの不正通知部414では、不正通知要求に応じて、USIMカード300から伝えられた連絡先に不正使用通知が伝えられる(図7のステップS13)。
監視サーバ20では、携帯電話機20から伝えられた不正使用通知を受信することによって、携帯電話機10AのUSIMカード300が不正に携帯電話機20に装着されたことが検出される(図7のステップS31)。
ここで、上述した通信装置の基本形態に対し、
上記記憶媒体は、加入者識別番号の不正使用を通知する連絡先が記録されたものであり、
上記不正使用通知部は、記録媒体に記録された連絡先に加入者識別番号の不正使用を通知するものであるという応用形態は好ましい。
本実施形態においては、連絡先304として監視サーバ20の電話番号が登録されているが、例えば、本来のユーザが使用している固定電話の電話番号などを登録してもよい。
以上のように、この携帯電話機10Aによると、電源が投入されるたびにパスワードを入力する煩雑な作業を省き、USIMカード300の不正使用を防止することができる。
ここで、上記では、携帯電話機の例について説明したが、上述した通信装置は、例えば有線の固定電話などであってもよい。
また、上記では、加入者識別番号として電話番号が登録される例について説明したが、加入者識別番号は、電話番号以外の識別番号であってもよい。
また、上記では、パスワード比較部やID比較部がUSIMカード300用のCPU310に搭載されている例を示したが、これらは携帯電話機などといった通信装置の本体側に搭載されていてもよい。
不正使用防止システムの概略構成図である。 携帯電話機の外観斜視図である。 携帯電話機の背面図である。 携帯電話機のハードウェア構成図である。 USIMカードに記憶されている管理テーブルを示す図である。 不正利用防止機能を実行するための各種要素を示す図である。 USIMカードを携帯電話機に装着したときの、USIMカード用CPU、携帯電話機、および監視サーバそれぞれにおける処理の流れを示すフローチャート図である。 携帯電話機からUSIMカードを取り出すときの、携帯電話機およびUSIMカード用のCPUにおける一連の処理の流れを示すフローチャート図である。
符号の説明
10A,10B 携帯電話機
20 監視サーバ
11 上部筐体
12 下部筐体
111 LCD
112 送話口
121 操作キー
122 受話口
123 放音口
124 装填口
131 電池カバー
132 電池パック
133a 電池パック収容部
133b USIMカード装填口
300 USIMカード
100 バス
101 CPU
102 RAM
103 マイクデバイス
104 スピーカデバイス
105 カメラデバイス
106 近距離無線デバイス
107 メディアコントローラ
108 ROM
109 不揮発メモリ
110 ディスプレイデバイス
113 キーデバイス
114 時計
115 遠距離通信デバイス
116 アンテナ
117 カードコントローラ
311 送受信部
312 パスワード管理部
313 パスワード比較部
314 ID管理部
315 ID比較部
316 不正通知要求部316
317 取外受付部

Claims (6)

  1. 加入者識別番号が書換不能に登録されるとともに通信装置のIDが書き換え自在に記録される記憶媒体が着脱自在に装着され、装着された記憶媒体に登録されている加入者識別番号を自機の加入者識別番号として送受話を行う通信装置であって、
    前記記憶媒体の装着を受けて当該通信装置のIDである第1のIDと該記憶媒体に登録されている、いずれかの通信装置のIDである第2のIDとを比較するID比較部と、
    前記ID比較部による比較の結果、前記記憶媒体に前記第2のIDが記録されていて、かつ該第2のIDと前記第1のIDが不一致であったときに、所定の連絡先に向けて、該記憶媒体に登録されている加入者識別番号の不正使用を通知する不正使用通知部と
    前記記憶媒体に前記第2のIDが記録されておらず前記ID比較部による比較が不能であったときに、パスワードの入力を要求するパスワード入力要求部と、
    パスワードの入力操作を受け付けるパスワード入力操作部と、
    前記パスワード入力操作部で入力操作を受け付けたパスワードを第1のパスワードとして記憶するパスワード記憶部とを備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記記憶媒体に前記第2のIDが記録されておらず前記ID比較部による比較が不能であったときに、前記第1のIDを、前記記憶媒体に、前記第2のIDとして記録するID記録部を備えたことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記記憶媒体を当該通信装置から取り外す予告操作を受け付ける予告受付部と、
    前記予告受付部で前記記憶媒体を当該通信装置から取り外す予告操作を受け付けたことを受けてパスワードの再入力を要求するパスワード再入力要求部と、
    前記パスワード再入力要求部からのパスワードの再入力要求を受けて入力された第2のパスワードと、前記パスワード記憶部に記憶された第1のパスワードとを比較するパスワード比較部と、
    前記パスワード比較部での比較の結果、前記第2のパスワードが前記第1のパスワードと一致した場合に、前記記憶媒体に記録されている第2のIDを消去するID消去部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記パスワード記憶部は、前記第1のパスワードを前記記憶媒体に記録するものであることを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  5. 前記記憶媒体は、前記加入者識別番号の不正使用を通知する連絡先が記録されたものであり、
    前記不正使用通知部は、前記記録媒体に記録された連絡先に前記加入者識別番号の不正使用を通知するものであることを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項記載の通信装置。
  6. 前記記録媒体は、処理を実行するCPUが搭載され、かつ、該CPUで実行されることにより、前記ID比較部および前記不正使用通知部を構築するプログラムを記録したものであることを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか1項記載の通信装置。
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