JP5186780B2 - 液体燃料供給板、および、パッシブ方式駆動型燃料電池、並びに、液体燃料供給方法 - Google Patents
液体燃料供給板、および、パッシブ方式駆動型燃料電池、並びに、液体燃料供給方法 Download PDFInfo
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Description
また、カソードに対向するセパレータ表面には、酸化剤ガスを流通させるための凹溝状の酸化剤ガス流路が設けられている。
カソード;4H++4e−+O2→2H2O (2)
アノード反応:CH3OH+H2O→CO2+6H++6e− (3)
カソード反応:6H++3/2O2+6e−→3H2O (4)
全反応:CH3OH+3/2O2→CO2+2H2O (5)
この際、蟻酸等の中間生成物も微量発生する。
少なくとも一方の面上に、液体燃料供給源より貫通孔へ液体燃料を供給するための凹状流路が設けられ、該凹状流路の幅が600μm以下、深さ/幅が0.5以上である液体燃料供給板であって、該液体燃料供給板の外周部に液溜部を有することを特徴とする液体燃料供給板である。
該凹状供給路より前記凹状流路へと液体燃料を供給する駆動力が毛管力であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体燃料供給板である。
液体燃料を、液体燃料供給板を用いて均一に多孔体を経由してガス拡散層に供給し、その後、MEA(電解質膜電極接合体)へ供給することを特徴とする液体燃料供給方法である。
同様でない場合においても液体燃料供給は可能であるが、凹状供給路と凹状流路の接続部分の寸法が異なると液体燃料供給における抵抗となり、液送能力低下が懸念される。
液体燃料供給流路の幅寸法が600μmを超えると、または、深さ/幅が0.5未満となると、単位液体量に対する流路表面との接触面積が少なり、その結果、液体燃料が流路表面へ濡れ拡がる力(毛管力)を原動力とした液体燃料液送能力が極端に低下してしまう。
中でも、(比重の軽い)アルミニウムは、軽量化が望まれる携帯電気機器などに用いる液体燃料供給板母材に使用するのに好ましい。
液体燃料供給板に導電性を付与する方法としては、液体燃料供給板全面に導電性耐食被膜を形成する方法、あるいは、液体燃料供給板全面に導電性を有さない耐食性皮膜を形成し、該耐食性皮膜の一部に金属露出部を形成し、金属露出部分にのみ導電性耐食性膜を形成する方法などを用いることができる。
この時、貫通孔パターンのみ、前記金属基板の厚さ方向から見た場合、前記金属基板両面に同位置に形成した。
形成された溝の幅は300μm、溝深さは200μm、貫通孔の直径は550μm、液溜め部の幅は5mm、深さは280μmであった。
形成された導電性耐食膜は膜厚が1.4μmであり、ピンホール等欠陥は無く、凸状のエッジ部分も被覆されていた。
この時、貫通孔パターンのみ、前記金属基板の厚さ方向から見た場合、前記金属基板両面に同位置に形成した。
形成された溝の幅は300μm、溝の深さは170μm、液溜部の幅は5mm、深さは280μm、貫通孔は隣接する頂点間の距離が650μmとなる若干丸みを帯びた四角形形状となった。
形成された凹状供給路の溝の幅は300μm、溝の深さは170μmであった。
溶解液は、面内均一に塗布され、溶媒揮発前の溶解液膜厚は2.7μmであった。
紫外線露光処理に用いたフォトマスク上のパターンを線幅100μmのスリットパターンのみにした以外は、実施例1と同様にし、貫通孔を有さない液体燃料供給板を作製した。貫通孔以外は実施例1と同様の寸法の液体燃料供給板を得ることが出来た。
まず、電解質膜として厚さ0.1mm、サイズ30×20mm角のパーフルオロカーボンスルホン酸膜(デュポン社製、商品名ナフィオン)を用い、触媒電極として厚さ0.4mm、30×20mm角のカーボンクロス(ガス拡散材)上に触媒層をスクリーン印刷により形成した触媒電極を用い、前記電解質膜と触媒電極を熱圧着することにより、ガス拡散材/触媒層/電解質膜/触媒層/ガス拡散材となる構造を有するMEAを形成した。
触媒としては、アノード極側にPt−Ru触媒を、カソード極側にはPt触媒を使用した。
また、液体燃料供給板の多孔体と接さない部分に、液体燃料を供給するための液体燃料供給口を設けた。
液体燃料として10wt%メタノール水溶液を使用し、電池特性評価セルの発電テストを行った。
実施例1および2の電池特性評価セルは、発電開始30分以降も起電力の変化はみられなかったが、比較例の電池特性評価セルは、発電開始15分後になると起電力が約0.3Vに低下し、発電開始30分後には発電することが出来ない状態となった。
102,302,402・・・・・・・貫通孔
103,303,403・・・・・・・凹状流路
104,204,304,404・・・液溜部
114,214・・・・・・・・・・・凹状供給路
405・・・・・・・・・・・・・・・多孔体
406・・・・・・・・・・・・・・・ガス拡散層
407・・・・・・・・・・・・・・・触媒層
408・・・・・・・・・・・・・・・電解質膜
409・・・・・・・・・・・・・・・シール層
410・・・・・・・・・・・・・・・固定用板
Claims (9)
- 面内に2個以上の貫通孔を有する液体燃料供給板であって、
少なくとも一方の面上に、液体燃料供給源より貫通孔へ液体燃料を供給するための凹状流路が設けられ、該凹状流路の幅が600μm以下、深さ/幅が0.5以上である液体燃料供給板であって、該液体燃料供給板の外周部に液溜部を有することを特徴とする液体燃料供給板。 - 前記液溜部に形成された液溜空間の体積をV1、前記凹状流路の凹状空間の体積をV2、前記貫通孔の孔空間体積をV3としたとき、V1>V2+V3の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の液体燃料供給板。
- 前記液溜空間の内壁面の一部に前記凹状流路と接続された凹状供給路を有する液体燃料供給板であって、
該凹状供給路より前記凹状流路へと液体燃料を供給する駆動力が毛管力であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体燃料供給板。 - 前記液溜部と前記貫通孔を結ぶ全ての凹状流路の長さが等しく、且つ、該凹状流路の幅および深さが等しいことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の液体燃料供給板。
- 前記凹状流路の開放部分が平板にて遮蔽されていること特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体燃料供給板。
- 前記液体燃料がメタノール、エタノール、ジメチルエーテル、ギ酸、ヒドラジン、アンモニア、エチレングリコール、水素化ホウ素ナトリウム水溶液の1種またはそれらの混合物であることを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の液体燃料供給板。
- 前記メタノールの濃度が0.5〜24.7(mol/L)であることを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の液体燃料供給板。
- 前記凹状流路が貫通孔を介して多孔体と接触することを特徴とする請求項1〜7に記載の液体燃料供給板を搭載したパッシブ方式(圧縮若しくは加湿又は熱を加えることなく、供給する方式)駆動型燃料電池。
- 請求項8に記載の駆動型燃料電池の前記電解質膜と前記触媒電極から成るMEA(電解質膜電極接合体)への液体燃料供給方法であって、
液体燃料を、液体燃料供給板を用いて均一に多孔体を経由してガス拡散層に供給し、その後、MEA(電解質膜電極接合体)へ供給することを特徴とする液体燃料供給方法。
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JP2007055451A JP5186780B2 (ja) | 2007-03-06 | 2007-03-06 | 液体燃料供給板、および、パッシブ方式駆動型燃料電池、並びに、液体燃料供給方法 |
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