JP5185796B2 - 電子部品装着装置 - Google Patents

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本発明は、電子部品を部品供給装置から取出し、位置決めされたプリント基板上に装着する電子部品装着装置に関する。特に、電子部品装着装置の駆動源の運転を開始させるスタートボタンを備えた電子部品装着装置に関する。
この種の電子部品装着装置は、例えば、特許文献1などに開示されている。一般に、電子部品装着装置の装着ヘッドを移動させるモータなどの駆動源のスタートボタン(スタートスイッチ)はその他の例えば電源ボタン、停止ボタン等と並んで操作パネルに設けられ、また、各ボタンは、点灯手段を備えている。そして、作業者がスタートボタンの操作、即ち、スタートボタンを押したときに電子部品装着装置のスタート条件が整っていると、電子部品装着装置は運転を開始する。また、スタートボタンを押すと点灯手段は例えば連続して点灯するのが一般的であり、作業者はこの点灯によりボタンが操作されたことを知ることができる。
特開平7−101792号公報
しかし、作業者が誤ってスタートボタンを押す虞があり、特に、スタートボタンが操作パネルに他の電源ボタン、停止ボタン等と並んで設けられているとき、作業者が誤ってスタートボタンを押す虞が増加し、押したときに後述する電子部品装着装置のスタート条件が整っていると、作業者が意図していないにも係わらず電子部品装着装置が運転を開始するという問題が発生する。また、作業者が誤ってスタートボタンを押したとき、すぐに気付き停止ボタンを押すと既に運転を開始した電子部品装着装置が直ちに停止動作に切り換わり、装着ヘッドの駆動手段であるモータなどに大きな負荷の変化が発生する虞があり、この結果、モータなどの故障、即ち、電子部品装着装置の故障の原因になる虞もがある。
そこで、本発明は、作業者が誤ってスタートボタンを押したとき、作業者が意図していないにも係わらず電子部品装着装置が運転を開始することを回避することを目的とする。
また、作業者によるスタートボタンの誤操作が原因の電子部品装着装置の故障を回避することも目的とする。
このため第1の発明は、駆動源により移動する装着ヘッドにより部品供給ユニットから電子部品を取出してプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、発光手段を備え前記駆動源をスタートさせるスタートボタンと、前記駆動源が停止し装着ヘッドによる装着運転が停止しているときであり、前記スタートボタンが操作されたとき、前記前記プリント基板に装着する電子部品を供給する部品供給ユニットがそろっているときには、前記発光手段を点滅させ、その後の前記スタートボタンの操作によって前記発光手段を連続して点灯させると共に前記駆動源の運転を開始させる制御装置とを備えたことを特徴とする。
第2の発明は、請求項1に記載の電子部品装着装置において、前記装着ヘッドによる装着運転の停止時の前記スタートボタンの操作によってカウントを開始するタイマを備え、前記制御装置は、前記プリント基板に装着する電子部品を供給する部品供給ユニットがそろっていることによって前記発光手段を点滅させた後、前記タイマのタイムアップ前の前記スタートボタンの操作によって前記発光手段を連続して点灯させると共に前記装着運転を開始させ、前記スタートボタンの操作前に前記タイマがタイムアップしたときには、前記発光手段を消灯させることを特徴とする。
第3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の電子部品装着装置において、前記スタートボタンは電源ボタン及び停止ボタンと共に操作パネルに並んで設けられていることを特徴とする。
第4の発明は、請求項2に記載の電子部品装着装置において、前記スタートボタンが操作されたとき、前記タイマのタイムアップ前に前記停止ボタンが操作されたときには、前記制御装置は電子部品装着装置のスタートをクリアすることを特徴とする。
本発明は、作業者が誤ってスタートボタンを押したとき、作業者が意図していないにも係わらず電子部品装着装置が運転を開始することを回避することができる。
また、作業者によるスタートボタンの誤操作が原因の電子部品装着装置の故障を回避することもできる。
以下図1乃至図4に基づいて、プリント基板上に電子部品を装着する電子部品装着装置について、第1の実施の形態を説明する。電子部品装着装置1には、プリント基板PをX方行に搬送する搬送装置2と、この搬送装置2の一方の側、即ち奥側(設置した装置では後側であり、図1においては上)に設けられ電子部品を供給する例えば複数の部品供給ユニット13を着脱自在に並べたカートなどの部品供給装置5と、搬送装置2の他方の側、即ち手前側(設置した装置では前側であり、図1においては下)に設けられ電子部品を供給する例えば複数の部品供給ユニット13を着脱自在に並べたカートなどの部品供給装置3と、駆動源により一方向に移動可能な一対のビーム7、8と、それぞれ吸着ノズルを備えて前記各ビーム7、8に沿った方向にそれぞれの駆動源により移動可能な装着ヘッド10、11とが設けられている。
前記搬送装置2は電子部品装着装置1の中間部に配設され、上流側装置からプリント基板Pを受け継ぐ基板供給部と、前記各装着ヘッド10、11の各吸着ノズル101、111に吸着保持された電子部品を装着するために基板供給部から供給されたプリント基板Pを位置決め固定する位置決め部と、この位置決め部で電子部品が装着されたプリント基板Pを受け継いで下流側装置に搬送する排出部とから構成される。
また、前記部品供給装置3、5はフィーダベース12を備え、それぞれのフィーダベース12の各レーンには複数の部品供給ユニット13が着脱自在に並べられており、種々の電子部品を夫々その部品取出し部(部品吸着位置)に1個ずつ供給する。
X方向に長い前後一対の一方の側(部品供給装置5側)のビーム7と、他方の側(部品供給装置3側)のビーム8は、Y方向駆動モータである各Y方向リニアモータ9、99の駆動により左右一対の前後に延びたガイドに沿って前記各ビームに固定されたスライダが摺動して個別にY方向に移動する。前記Y方向リニアモータ9、99は、左右一対の基体1A、1Bに沿って固定された一対の固定子と、前記ビーム7、8の両端部に設けられた取付板の下部に固定された可動子9a、99aとから構成される。
また、前記ビーム7、8にはその長手方向(X方向)にX方向駆動モータであるX方向リニアモータ23、223(図2参照)によりガイドに沿って移動する装着ヘッド10、11が夫々内側に設けられており、前記X方向リニアモータは各ビーム7、8に固定された前後一対の固定子と、各固定子の間に位置して前記装着ヘッド10、11に設けられた可動子とから構成される。
従って、各装着ヘッド10、11は向き合うように各ビーム7、8の内側に設けられ、前記搬送装置2の位置決め部上のプリント基板Pや部品供給装置3、5の部品供給ユニット13の部品取出し位置上方を移動する。
そして、各装着ヘッド10、11には例えば4本の各バネにより下方へ付勢されている吸着ノズル101、111が円周上に所定間隔を存して配設されており、各装着ヘッド10、11の3時と9時の位置に位置する吸着ノズルにより並設された複数の部品供給ユニット13から電子部品を同時に取出しすることも可能である。この吸着ノズルは上下軸モータ25、225(図2参照)により昇降可能であり、またθ軸モータ26、226(図2参照)により装着ヘッド10、11を鉛直軸周りに回転させることにより、結果として各装着ヘッド10、11の各吸着ノズル5はX方向及びY方向に移動可能であり、垂直線回りに回転可能で、且つ上下動可能となっている。
また、各装着ヘッド10、11には基板認識カメラ14、14が設けられ、位置決めされているプリント基板Pに付された位置決めマークを撮像する。また、部品認識カメラ15で、各吸着ノズルに吸着保持された電子部品を一括して撮像する。
更に、電子部品装着装置1の前後には、操作画面等を表示するモニタ20、201が設けられている。これらのモニタ20、201には、入力手段としてのタッチパネルスイッチ21、211(図2及び図3参照)及び操作パネル31、32が設けられている。操作パネル31、32は同様に構成され、図3に示したようにモニタ20の下部に設けられ、操作パネル31には、左側から右側に間隔を存して部品供給ユニット準備(FEEDER READY)ボタン51、電源(POWER)ボタン52、スタート(START)ボタン53、停止(STOP)ボタン54及び操作パネル指定(PANEL)ボタン55が配置されている。
各ボタン51乃至55はそれぞれ着色されたカバー61乃至65と各カバーの内側に設けられた例えば発光素子(LED)等の発光体71乃至75等から構成されている。
部品供給ユニット準備ボタン51は部品供給ユニット13を交換するときに作業者によって押され、押すことによって部品供給ユニット3のロック状態が解除され、交換が可能になる。また、電源ボタン52は電源を投入する或いは遮断するときに押される。スタートボタン53は電源投入後、停止状態にある装置の運転をスタートするとき等に、即ち、電源の投入後に、Y方向駆動モータ9、99、X方向駆動モータ23、223、上下軸モータ25、225等の電子部品装着装置1に設けられた各モータを起動させ、プリント基板を連続して生産するとき、または、各モータが起動して後述するプリント基板への電子部品の装着運転がスタートした後、プリント基板の機種の変更に伴う部品供給ユニットの交換等のために装着運転が停止され、その後、再び各モータを起動して装着運転を再スタートさせるとき、または、例えば故障等により停止したモータを起動して電子部品装着装置1の運転をスタートさせるとき等に押されるスイッチであり、駆動が停止されているいずれかのモータなどの駆動系の駆動を開始させるためのスイッチである。
また、スタートボタン53は電子部品装着装置1が運転中に例えば装着異常が発生して各モータが停止し、その後、何れかのモータを起動して確実に動作するか確認するときに押されるスイッチであってもよい。
そして、スタートボタン53が押されたときには、他のボタンと態様、即ち、点灯パターンが異なり後述するように点滅する。また、スタートボタン53以外のボタンは、スタートボタンと押し方が違う方がよく、例えば、長押しのボタン、もしくは、スタートボタン53と同じように2度押しボタンであれば点灯のパターンを変えるようにしてあるのがよい。また、スタートボタン53を長押しするようにして他のスイッチの押し方を変えるようにしてもよい。
また、停止スイッチ54は運転している装置を停止するときに押される。更に、操作パネル指定ボタン55は作業者によって操作されるタッチパネルスイッチ21、211を指定するときに押され、タッチパネルスイッチ21、211のうち、操作パネル指定ボタン55が押された一方のタッチパネルスイッチのスイッチのみが作業者の操作を受け付け、他方のモニタのタッチパネルスイッチのスイッチの操作は受け付けない。
図2は電子部品装着装置1の電子部品装着に係る制御のための制御ブロックであり、以下説明する。電子部品装着装置1の各要素は制御装置であるCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)16が統括制御しており、この制御に係るプログラムを格納するROM(リ−ド・オンリー・メモリ)36及び各種データを格納するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)17がバスライン18を介して接続されている。また、CPU16にはモニタ20、201及びタッチパネルスイッチ21、211がインターフェース22を介して接続されている。また、前記Y方向リニアモータ9等が駆動回路24、インターフェース22を介して前記CPU16に接続されている。
前記RAM17には、生産するプリント基板Pの種類(基板種)毎にNCデータが格納されているが、このNCデータはオペレーションデータ、段取りデータ、装着データ等から構成される。前記オペーレーションデータはNCデータ名であるコメント、プリント基板のX方向及びY方向のサイズ、プリント基板の厚み、先付部品の有無、先付部品の高さ、基板仕上げモードから構成される。また、RAM17には、生産する異なる複数の基板種のプリント基板に電子部品を供給する部品供給ユニット13を極力載置し、生産する基板種が変った場合でも、部品供給装置3、5の部品供給ユニット13の交換作業を極力回避するように予め設定した部品配置データが格納されている。
また、前記RAM13には、形状データ・認識データ・制御データ・部品供給データから構成して各電子部品の特徴を表す部品ライブラリデータ等も格納されている。
また、CPU16にはスタートボタン53が押されてからの時間をカウントするタイマ33が接続されている。
27はインターフェース22を介して前記CPU16に接続される認識処理装置で、前記基板認識カメラ14や部品認識カメラ15により撮像して取込まれた画像の認識処理が認識処理装置27にて行われ、CPU16に処理結果が送られる。即ち、CPU16は基板認識カメラ14や部品認識カメラ15により撮像された画像を認識処理(位置ずれ量の算出など)するように指示を認識処理装置27に出力すると共に、認識処理結果を認識処理装置27から受取るものである。
以上の構成により、以下動作について図4のフローチャートの図に基づいて説明する。
作業者は何れか一方のモニタを操作することになるが、以下、作業者が例えばモニタ20を操作したときについて説明する。作業者がモニタ20の電源ボタン52を押すと、装置に電源が投入され、CPU16が動作して発光体72が点灯し、電源ボタン52が点灯し、装置は停止状態となる。その後、作業者はモニタ20に表示されたタッチパネルスイッチ21を押圧操作し、これから生産するプリント基板Pの種類を指定する。
次に、CPU16が動作して図4のフローチャートに示した装置スタ―ト受付処理が開始しており、CPU16はスタートボタン53受付有りか否か、即ち、スタートボタン53が押されたか否かを判断する(ステップ1)。
そして、作業者によってスタートボタン53が押され、CPU16が受付有りと判断すると、次に、CPU16は装置をスタートさせる条件、即ち、装置の起動条件が成立しているか否かを判断する(ステップ2)。ここで、Y方向駆動モータ9、99、X方向駆動モータ23、223、上下軸モータ25、225等の電子部品装着装置1に設けられた各モータが起動できる状態、例えば原点に復帰している状態であり、また、プリント基板に装着する電子部品を供給する部品供給ユニット13がそろっているときには、CPU16が起動条件成立していると判断する。
起動条件が成立していると、CPU16は動作し、発光体73が点滅してスタートボタン53が他のボタンと点灯パターン(状態)が異なり点滅(第1の態様)する(ステップ3)。
このように、スタートボタン53が点滅するので、作業者はスタートボタン53を、点灯している電源ボタン52、点灯も点滅もしていない他の部品供給ユニット準備ボタン51、停止(STOP)ボタン54及び操作パネル指定(PANEL)ボタン55と確実に区別することができる。また、作業者が誤ってスタートボタン53を押してしまったとき、装置の起動条件が成立している場合でも、直ちに電子部品装着装置1はスタートせず、スタートボタン53が点滅するのみなので、電子部品装着装置1を誤ってスタートさせることを回避でき、また、作業者にスタートボタン53の押し間違えを気付かせることもできる。
他方、ステップ2でCPU16が装置の起動条件が成立していないと判断すると、CPU16の動作に基づいてモニタ21に例えば「装置起動条件不成立」という案内が表示される(ステップ4)。
作業者がスタートボタン53を押してスタートボタン53が点滅を開始すると、CPU16はタイマ33に信号を出力し、タイマ33はカウントを開始する。その後、CPU16はタイマ33がタイムアップしたか否か、即ち、スタートボタン53の点滅状態が予め設定された所定時間、例えば10秒継続して点滅タイムアウトしたか否かを判断する(ステップ5)。
作業者がスタートボタン53を押してから所定時間経過していないときには、CPU16はストップボタン54が押されたか否か、即ち、ストップボタン54の受付があったか否かを判断する(ステップ6)。そして、ストップボタン54が押されていないときには、CPU16は更に、スタートボタン53が押されたか否か、即ち、スタートボタン53の受付があったか否かを判断する(ステップ7)。
そして、タイマ33がタイムアップする前に作業者がスタートボタン53を更に押すと、CPU16はスタートボタン53の受付があったと判断して動作し、点灯信号を出力して発光体73は点滅状態から異なる状態である点灯状態に切り換わる(ステップ8)。この結果、スタートボタン53は点滅状態から点灯状態に切り換わり、以後、点灯を継続し、また、CPU16の動作に基づいて電子部品装着装置1は運転を開始する。なお、スタートボタン53は、電子部品装着装置1が異常停止したとき、或いは電源スイッチ52が押されたときなどに消灯する。
このように、作業者が電子部品装着装置1をスタートさせるときには、まず、スタートボタン53を押したときスタートボタン53が点滅するので、スタートさせるために作業者がスタートボタン53以外の電源ボタン52、部品供給ユニット準備ボタン51、停止ボタン54或いは操作パネル指定ボタン55を押すことを極力回避でき、電子部品装着装置1を確実にスタートさせることができる。
また、上述したステップ5で、スタートボタン53の点滅状態が所定時間継続してタイマ33がタイムアップして点滅タイムアウトしたときには、CPU16が動作して発光体73を消灯させ、スタートボタン8が消灯して初期状態に戻る(ステップ9)。そして、スタートボタン53の消灯後は、再びステップ1のスタートボタン53が押されたか否かの判断に戻る。この結果、作業者がスタートボタン53を一度押した後、その場を離れて例えば他の作業を始めて時間が経過したとき、或いは作業者がスタートボタン53を誤って一度押してその後時間が経過したときは、自動的にスタートボタン53は消灯して初期状態に戻るので、ステップ7のCPU16によるスタートボタン53が押されたか否かの判断状態が長時間継続することを回避できる。また、スタートボタン53の無駄な点灯状態の継続を防止することもできる。
更に、上述したステップ5で、タイマ33がタイムアップする前に、例えば作業者が誤ってスタートボタン53を押してしまったことに気付き、ストップボタン54を押した場合には、上述したステップ6で、ストップボタン54が押されたとCPU16が判断して動作し発光体73を消灯させ、スタートボタン8が消灯して初期状態に戻る(ステップ9)。即ち、CPU16にて電子部品装着装置1のスタートはクリアされ、電子部品装着装置1は運転を開始しない。そして、スタートボタン53の消灯後は、再びステップ1のスタートボタン53が押されたか否かの判断に戻る。この結果、作業者がスタートボタン53を誤って一度押したときには、ストップボタン54を押すことによって自動的にスタートボタン53は消灯して初期状態に戻すことができ、電子部品装着装置1を誤ってスタートさせることを回避でき、また、スタートボタン53の無駄な点灯状態の継続を防止することもできる。
そして、ステップ8でのスタートボタン53の点灯後、装着運転が開始され、プリント基板Pが上流側装置(図示せず)より受継がれて搬送装置2の供給部上に存在すると、供給部上のプリント基板Pを位置決め部へ移動させ、このプリント基板Pの平面方向及び上下方向における位置決めがなされて固定する。
そして、プリント基板Pの位置決めがされると、奥側のビーム7がY方向リニアモータ9の駆動により前後に延びたガイドに沿ってスライダが摺動してY方向に移動すると共にX方向リニアモータ23により装着ヘッド10がX方向に移動し、部品供給ユニット13の部品取出し位置上方まで移動して上下軸モータの駆動により吸着ノズル101を下降させて部品供給ユニット13から電子部品を取り出す。この場合、装着ヘッド10をX方向に移動させると共に回転させ、更に吸着ノズル101を昇降させることにより、複数の吸着ノズル101がトレイ4から電子部品を取り出すことができる。また、奥側のビーム7と同様に、手前側のビーム8がY方向リニアモータの駆動により前後に延びたガイドに沿ってY方向に移動すると共にX方向リニアモータにより装着ヘッド11がX方向に移動し、部品供給ユニット13の部品取出し位置上方まで移動して上下軸モータの駆動により吸着ノズル111を下降させて部品供給ユニット13から電子部品を取り出す。この場合、装着ヘッド11をX方向に移動させると共に回転させ、更に吸着ノズル111を昇降させることにより、複数の吸着ノズル111が部品供給ユニット13から電子部品を取り出すことができる。
即ち、初めに、装着データの例えばステップに従って、部品供給装置5の部品供給ユニット13から奥側のビーム7に設けられた装着ヘッド10により4個の電子部品が順に取出されると同時に、部品供給装置3の部品供給ユニット13から手前側のビーム8に設けられた装着ヘッド11により4個の電子部品が順に取出される。即ち、奥側のビーム7に設けられた装着ヘッド10の4本の吸着ノズル101が部品供給ユニット13から電子部品を順番に取り出すと同時に、手前側のビーム8に設けられた装着ヘッド11の4本の吸着ノズル111が部品供給ユニット13から電子部品を取り出すというように、それぞれの装着ヘッド10、11が対応するステップに従って4個の電子部品を吸着して取り出す。このとき、手前側の装着ヘッド11による部品吸着の開始と奥側の装着ヘッド10による部品吸着の開始とが、また手前側の装着ヘッド11による全ての部品の吸着の終了と奥側の装着ヘッド10による全ての部品の吸着の終了とがずれるときもある。
また、この取出した後は、両装着ヘッド10、11の吸着ノズル101、111を上昇させて、装着ヘッド10、11を部品認識カメラ15上方を通過させ、この移動中に両装着ヘッド10、11の4本の吸着ノズル101、111に吸着保持されたそれぞれ4個の電子部品を一括して撮像して、この撮像された画像を認識処理装置27が認識処理して各吸着ノズル101、111に対する電子部品の位置ズレを把握する。
その後、両ビーム7、8の装着ヘッド10、11に設けられた基板認識カメラ8を各プリント基板P上方へ移動させて、搬送装置2上で位置決めされているプリント基板Pに付された位置決めマークを撮像し、この撮像された画像を認識処理装置27が認識処理して各プリント基板Pの位置を把握する。そして、装着データの装着座標にそれぞれのプリント基板Pの位置認識結果及び各部品認識処理結果を加味して、各吸着ノズル101、111が位置ずれを補正しつつ、それぞれ電子部品を各プリント基板P上に装着する。
上述したように、電子部品をプリント基板P上に装着しているとき、部品供給装置3の部品供給ユニット13に部品切れが発生したときには、CPU16が動作して部品切れが発生したことがモニタ20、201に表示され、また、電子部品装着装置1に設けられた図示しない表示灯などの表示装置が点滅し、作業者に報知する。また、CPU16が動作し、Y方向リニアモータ9、99、X方向リニアモータ23、223等のモータが停止し、装置は停止状態となる。そして、作業者がモニタ20或いはモニタ201のフィーダ準備ボタン51を押すと、点灯していた発光体71が消灯し、フィーダ準備ボタン51は消灯する。また、部品供給ユニット13が交換可能になり、作業者は、部品切れが発生した部品供給ユニット13を交換する。
交換作業の終了後、まず、作業者がフィーダ準備ボタン31を押すと、発光体71が点灯し、フィーダ準備ボタン51は点灯する。次に、作業者がスタートボタン53を押すと、上述した電源ボタン52を押した後のステップ1からステップ8までの動作と同様にCPU16が判断し、また、スタートボタン53は点滅する。
上述した部品供給ユニット13の交換作業を行うとき、交換作業の終了後、作業者が誤ってスタートボタン53を押したときには、まず、スタートボタン53が点滅し、電子部品装着装置1のY方向リニアモータ9、99、X方向リニアモータ23、223等のモータは直ちにスタートしないので、各モータを誤ってスタートさせてしまうことを回避できる。また、モータを誤ってスタートさせた後の緊急停止操作などによる電子部品装着装置1の故障の発生を防止することもできる。更に、スタートボタン53が点滅するので、作業者はスタートボタン53を誤って押してしまったことを知ることができ、また、ストップボタン54を押すことによって、スタートボタン53を誤って押す前の状態に戻すことができ、容易に対応することができる。
また、生産するプリント基板の種類が変更されために、部品供給ユニット13の交換作業を行うとき、或いは、ノズル101、111を交換するとき、即ち、段取替えを行うとき、作業者がタッチパネルスイッチ21又は211或いは停止ボタン54を押して、一旦、Y方向リニアモータ9、99、X方向リニアモータ23、223等のモータを停止させ、交換作業が終了した後、作業者がスタートボタン53を押して運転を開始させるが、このとき、交換作業が終了していないにも係わらず誤ってスタートボタン53を押したときに、同様の作用効果を得ることができる。
なお、上述した実施の形態においては、スタートボタン53が初めに押されたとき、スタートボタン53は第1の状態である点滅状態になり、次に押されたときに、第2の状態である連続点灯状態に切り換わったが、スタートボタン53の第1の状態及び第2の状態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、例えば、スタートボタン53が初めに押されたときと、次に押されたときとで、点灯色が変化するようにしてもよく、スタートボタン53が初めに押されたとき、スタートボタン53は第1の状態である赤色の点灯状態になり、次に押されたときに、第2の状態である異なる色、例えば緑色の連続点灯状態に切り換わるようにしてもよい。
また、部品供給装置3、5をプリント基板Pの搬送装置2の両側に設け、装着ヘッド10、11は何れの部品供給装置からも電子部品の取り出しを行うことができるようにしているが、例えば部品供給装置3又は部品供給装置5の何れか一方のみを設け、その1つの部品供給装置のみから両ヘッド10、11が電子部品を取り出すように構成した場合でも同様に干渉を防止しつつ電子部品の装着動作を行うことができる。
なお、上述するような装着データに従った運転のスタートのみならず、何れかのモータの1動作又は一連の動作の運転をスタートするときにも同様にスタートボタン53の操作により図4に示したフローチャートのとおりに制御される。
また、上述した実施の形態では、運転が停止しているときスタートボタンの操作によってスタートボタンを点滅させ、その後のスタートボタン53の操作によってスタートボタンを点灯させるようにしたが、スタートボタンを押したときの態様の変化は、点滅から点灯への変化に限定されるものではなく、スタートボタンの態様が変化すればよい。
例えば、スタートボタンの色を変化させてもよく、或いは、スタートボタンの点滅状態を例えば、スタートボタンが点灯と消灯と極短い時間間隔で繰り返す点滅状態から点灯と消灯と長い時間間隔で繰り返す点滅状態に変化させても、更に、発光手段を備えていなく点灯しないスタートボタンを押すことによりスタートボタンの例えば突出状態を大幅に変化させるなど、スタートボタンの態様を機構的に変化させてもよい。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
実施の形態の電子部品装着装置の概略平面図である。 制御ブロック図である。 モニタの正面図である。 スタートボタンを押したときの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 電子部品装着装置
2 搬送装置
3 部品供給装置
5 部品供給装置
7、8 ビーム
9、99 Y方向リニア(駆動)モータ
10、11 装着ヘッド
13 部品供給ユニット
16 CPU(制御装置)
17 RAM(記憶装置
20 モニタ
23、223 X方向リニア(駆動)モータ
53 スタートボタン
73 発光体
P プリント基板

Claims (4)

  1. 駆動源により移動する装着ヘッドにより部品供給ユニットから電子部品を取出してプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、発光手段を備え前記駆動源をスタートさせるスタートボタンと、前記駆動源が停止し装着ヘッドによる装着運転が停止しているときであり、前記スタートボタンが操作されたとき、前記プリント基板に装着する電子部品を供給する部品供給ユニットがそろっているときには、前記発光手段を点滅させ、その後の前記スタートボタンの操作によって前記発光手段を連続して点灯させると共に前記駆動源の運転を開始させる制御装置とを備えたことを特徴とする電子部品装着装置。
  2. 前記装着ヘッドによる装着運転の停止時の前記スタートボタンの操作によってカウントを開始するタイマを備え、前記制御装置は、前記プリント基板に装着する電子部品を供給する部品供給ユニットがそろっていることによって前記発光手段を点滅させた後、前記タイマのタイムアップ前の前記スタートボタンの操作によって前記発光手段を連続して点灯させると共に前記装着運転を開始させ、前記スタートボタンの操作前に前記タイマがタイムアップしたときには、前記発光手段を消灯させることを特徴とする請求項1に記載の電子部品装着装置。
  3. 前記スタートボタンは電源ボタン及び停止ボタンと共に操作パネルに並んで設けられている請求項1又は請求項2に記載の電子部品装着装置。
  4. 前記スタートボタンが操作されたとき、前記タイマのタイムアップ前に前記停止ボタンが操作されたときには、前記制御装置は電子部品装着装置のスタートをクリアする請求項2に記載の電子部品装着装置。
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