JP5185529B2 - 駆動手段 - Google Patents

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Description

本件発明は、ピエゾモーターと、ピエゾモーター保持部材とを有して、例えば撮像装置用のレンズ群をスライド移動させる駆動手段に関する。
従来より、デジタルカメラ等の撮像装置においては、レンズ群が光軸方向に移動する方式が多く採用されている。レンズ群は、一般的にレンズ群保持枠で保持されている。そして、レンズ群保持枠が、筺体に設けられたガイド部材により、光軸に沿ってスライド移動するように配置されている。
また、最近の撮像装置には、レンズ群保持枠を駆動する駆動源としてピエゾモーターが使用されている(特許文献1参照)。このピエゾモーターは直方体であって、リードスクリューと、ナットと、四枚のピエゾ素子とから構成されている。ナットは、リードスクリューに螺合されている。そして、ピエゾ素子は、ナットの外周部に設けられている。
また、最近の撮像装置には、このピエゾモーターを用いてレンズ群保持枠を駆動するために、ピエゾモーター保持部材が使用されている。このピエゾモーター保持部材は、ピエゾモーターを収容する部材である。具体的には、このピエゾモーター保持部材は、内壁面にピエゾ素子を固定させている。
そして、このピエゾモーターを用いてレンズ群保持枠を駆動させるには、まずピエゾ素子に駆動電源及び制御信号が供給される。これにより、ピエゾ素子が振動してリードスクリューが正逆方向に回転する。このリードスクリューの回転により、ナットがリードスクリュー上を移動する。これに伴ってピエゾモーター保持部材が移動することにより、レンズ群保持枠が移動する。しかし、ピエゾ素子は、ピエゾモーター保持部材に固定された状態では振動が妨げられてしまう。これを解決するために、例えば、特許文献2に記載されたピエゾモーター保持部材が提案されている。
特許文献2に記載されたピエゾモーター保持部材は、ピエゾモーターをピエゾ素子の振動の節部のみで固定させている。ここで、ピエゾ素子の振動の節部とは、ピエゾ素子において振動の幅が小さい部分である。そして、ピエゾモーター保持部材をこのように構成することで、ピエゾモーターは、ピエゾ素子の特性が低下しない。言い換えれば、ピエゾモーターの性能が低下しない。したがって、このピエゾモーター保持部材を用いることにより、レンズ群保持枠が効率良く駆動することが可能になる。
米国特許6940209号公報 特開平8−32135号公報
特許文献2に記載されたピエゾモーター保持部材では、保持部材の一面側でピエゾ素子の節部を固定させている。このため、このピエゾモーター保持部材は、例えば、一面側にピエゾ素子が二枚並べられたピエゾモーターには対応することは可能である。しかし、特許文献1に記載されたピエゾモーター、すなわち、少なくとも二枚のピエゾ素子が対向しているピエゾモーターに対しては、ピエゾモーターの性能を低下させずに、安定して固定することができなかった。
本件発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、少なくとも二枚のピエゾ素子が対向しているピエゾモーターに対して、ピエゾモーターの性能を低下させずに、ピエゾモーターに対する固定性を高めることができるピエゾモーター保持部材を有する駆動手段を提供することを目的とする。
そこで、本件発明者等は、鋭意研究の結果、前記課題を解決するために以下のようなピエゾモーター保持部材を有する駆動手段を採用した。
本件発明の駆動手段は、ピエゾモーターと、ピエゾモーター保持部材とを有して、被駆動物をスライド移動させる駆動手段であって、前記ピエゾモーターは直方体であって、リードスクリューと、該リードスクリューに螺合されたナットと、該ナットの外周部に設けられた三枚以上のピエゾ素子とからなり、その内の二枚のピエゾ素子は、当該ナットの外周部の対向側に配置され、前記ピエゾモーター保持部材は、内部に前記ピエゾモーターが収容されるように略コの字形で構成されるとともに、内壁の両側面及び底面には突起を有し、当該両側面の突起は、当該ピエゾモーター保持部材の内部に前記ピエゾモーターが収容された状態で前記対向配置された二枚のピエゾ素子の各振動の節部を圧接して保持することにより、当該ピエゾモーターを狭持して固定すると共に、当該底面の突起は、前記対向配置された二枚のピエゾ素子以外の第3のピエゾ素子と面接触して保持することを特徴としている。
かかる構成において、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材が、対向配置された二枚のピエゾ素子の各振動の節部を圧接して保持したことにより、この二枚のピエゾ素子を挟持した状態になる。このため、本件発明の駆動手段は、ピエゾモーター保持部材、二枚のピエゾ素子を一面側で固定する場合に比べて安定して固定できる。
また、本件発明の前記両側面の突起間の幅は、前記対向配置された二枚のピエゾ素子間の直線距離よりも小さく形成されたことを特徴としている。
かかる構成において、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材は、ピエゾモーターの取り付け作業の際に接着剤を用いなくても良いため、従来のように接着剤を塗布する時間や接着剤を硬化させる時間を必要としない。
また、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材は、前記両側面の突起は、前記対向配置された二枚のピエゾ素子の各振動の節部のみを接着剤を用いて保持したことを特徴としている。
かかる構成において、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材は、ピエゾモーターの節部のみをさらに安定して固定できる。
また、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材は、前記ピエゾモーターは、四枚のピエゾ素子を有し、該四枚のピエゾ素子は、前記ナットの外周部の上下左右側に設けられ、前記ピエゾモーター保持部材は、前記四枚のピエゾ素子の内の三枚のピエゾ素子を囲むような形状を有し、前記突起は、当該三枚のピエゾ素子の各振動の節部と当接して保持するように構成されたことを特徴としている。
かかる構成において、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材は、ピエゾ素子を四枚備えたピエゾモーターの場合でも、対向する二枚のピエゾ素子の節部と当接して保持したことにより、この二枚のピエゾ素子を挟持した状態になるため、安定して固定できる。
本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材は、内部に前記ピエゾモーターが収容されるように略コの字形で構成されるとともに、内壁の両側面及び底面には突起を有し、当該両側面の突起は、当該ピエゾモーター保持部材の内部に前記ピエゾモーターが収容された状態で前記対向配置された二枚のピエゾ素子の各振動の節部を圧接して保持する。これにより、対向配置された二枚のピエゾ素子が、ピエゾモーター保持部材の内壁の両側面の突起間に挟持された状態になる。このため、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材は、二枚のピエゾ素子を一面側で固定する場合に比べて安定して固定できる。よって、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材では、ピエゾモーターの性能を低下させずに、ピエゾモーターに対する固定性を高めることができる。
また、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材では、対向する二枚のピエゾ素子の各振動の節部と突起とを当接させて圧接して挟持することにより保持した。これにより、ピエゾモーターの取り付け作業の際に接着剤を用いなくても良いため、従来のように接着剤を塗布する時間や接着剤を硬化させる時間を必要としない。したがって、ピエゾモーターの取り付け作業にかかる時間が短縮される。よって、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材は、ピエゾモーターの性能を低下させずに、ピエゾモーターの取り付け作業性を高めることができる。
また、本件発明のピエゾモーター保持部材では、対向配置した二枚のピエゾ素子の各振動の節部のみを両側面の突起と接着剤により保持した。したがって、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材は、ピエゾモーターをさらに安定して固定できる。よって、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材では、ピエゾモーターの性能を低下させずに、ピエゾモーターに対する固定性をさらに高めることができる。
また、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材では、ピエゾ素子を四枚備えたピエゾモーターでも、対向配置した二枚のピエゾ素子の各振動の節部を保持したため、ピエゾモーターを安定して固定できる。よって、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材は、ピエゾ素子を四枚備えたピエゾモーターに対しても、ピエゾモーターの性能を低下させずに、ピエゾモーターに対する固定性をさらに高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図にしたがって説明する図1は、本件発明の一実施の形態を示す携帯電話101の外観図である。この携帯電話101は、カメラ機能を備えた携帯電話であり、カメラモジュール102を備えている。このカメラモジュール102は、箱形に形成されたケース110と、このケース110内に配設されたレンズユニットと、撮像素子(CCD)とを備えている。そして、このカメラモジュール102は、ユーザーの操作に応じて、被写体の反射光を撮像素子により結像させて電気信号に変換し、この電気信号をA/Dコンバーターなどに出力するように構成されている。
図2は、レンズユニット10の斜視図である。このレンズユニット10は、第1レンズ群保持枠11と、第2レンズ群保持枠12と、レンズ駆動装置1とを備えている。
第1レンズ群保持枠11及び第2レンズ群保持枠12は、光軸Lに沿って直列に配置されている。そして、第1レンズ群保持枠11は、前方側(被写体側)に配置されている。この第1レンズ群保持枠11は、内側に第1レンズ群(図示せず)が保持されるように構成されている。
また、第1レンズ群保持枠11の外周部111には、第1ガイド部材13が結合されている。この第1ガイド部材13は、筒型に形成されており、光軸Lと平行に配置されている。また、第1レンズ群保持枠11には、第1回転防止軸用支持部112が設けられている。この第1回転防止軸用支持部112は、被写体側(または結像側)から視てU字状に形成されている。
一方、第2レンズ群保持枠12は、後方側(結像側)に配置されている。この第2レンズ群保持枠12は、内側に第2レンズ群(図示せず)が保持されるように構成されている。
また、第2レンズ群保持枠12の後方側(結像側)には、支持部材14が結合されている。この支持部材14は、第2レンズ群保持枠12が第1レンズ群保持枠11と共に直列に配置されるように、第2レンズ群保持枠12を支持する部材である。
また、支持部材14には、第2ガイド部材15が結合されている。この第2ガイド部材15は、筒型に形成されており、光軸Lと平行に配置されている。また、支持部材14には、第2回転防止軸用支持部142が設けられている。この第2回転防止軸用支持部142は、被写体側(または結像側)から視てU字状に形成されている。
そして、レンズ駆動装置1は、第1レンズ群保持枠11と第2レンズ群保持枠12とを、それぞれ独立的に駆動するものである。このレンズ駆動装置1は、レンズ群保持枠の移動軌道Tの外周領域の右側に配置されている。この移動軌道Tは、第1レンズ群保持枠11及び第2レンズ群保持枠12が光軸Lに沿って移動する円筒状の軌道である。
そして、このレンズ駆動装置1は、第1レンズ群保持枠駆動装置2と、第2レンズ群保持枠駆動装置3と、回転防止軸4と、第1レンズ群保持枠移動距離測定装置5と、第2レンズ群保持枠移動距離測定装置6とを備えている。
回転防止軸4は、双方のレンズ群保持枠11、12が光軸方向Aにスライド移動する際に、双方のレンズ群保持枠11、12の回転を防止する部材である。この回転防止軸4は、双方のレンズ群保持枠11、12の回転防止軸用支持部112、142に支持されている。
また、第1レンズ群保持枠移動距離測定装置5は、第1レンズ群保持枠11の移動距離を測定する装置である。また、第2レンズ群保持枠移動距離測定装置6は、第2レンズ群保持枠12の移動距離を測定する装置である。
そして、第1レンズ群保持枠駆動装置2は、第1レンズ群保持枠11を駆動する装置である。この第1レンズ群保持枠駆動装置2は、図2に示すように、第1ガイドポール20と、第1駆動手段21と、第1フレキシブルプリント配線板22とを備えている。
第1ガイドポール20は、第1レンズ群保持枠11を光軸方向Aに移動可能に支持する部材である。この第1ガイドポール20は、細長い丸棒状に形成されている。そして、この第1ガイドポール20は、第1ガイド部材13に挿通して、光軸Lと平行に配置されている。また、この第1ガイドポール20には、第1ガイド部材13よりも被写体側に、スプリング20aが挿通されている。このスプリング20aは、第1レンズ群保持枠11を常に結像側に付勢するように構成されている。
一方、第1駆動手段21は、第1ピエゾモーター23と、第1ピエゾモーター保持部材24とを備えている。第1ピエゾモーター23は、リードスクリュー231と、ナット232と、四枚のピエゾ素子233とを備えている。
リードスクリュー231は、光軸Lと平行に配置されている。また、ナット232は、リードスクリュー231に螺合されている。また、四枚のピエゾ素子233は、ナット232の外周部の上下左右側に設けられている。
また、第1フレキシブルプリント配線板22は、第1ピエゾモーター23に駆動電源及び制御信号を供給するものである。この第1フレキシブルプリント配線板22は、図3に示すように、一方側の端子部221が第1ピエゾモーター23に接続して、他端側が電源及び制御部(図示せず)に接続している。
また、第1ピエゾモーター保持部材24は、第1ピエゾモーター23から出力される駆動力を利用して、第1レンズ群保持枠11を移動させる部材である。この第1ピエゾモーター保持部材24は、第1レンズ群保持枠11の外周部111に結合されている。
そして、この第1ピエゾモーター保持部材24は、光軸方向Aに長く形成されている。さらに、この第1ピエゾモーター保持部材24は、第1ピエゾモーター23が、第1フレキシブルプリント配線板22に接続された状態で収容されるように構成されている。
また、第1ピエゾモーター保持部材24は、第1ピエゾモーター23の三枚のピエゾ素子233(図3の左右側及び下側のピエゾ素子233)を囲むように構成されている。具体的には、第1ピエゾモーター保持部材24は、図4に示すように、被写体側(または結像側)から視て略凹字状に形成されている。
そして、図4において、第1ピエゾモーター保持部材24の内壁面24aには、第1突起241と、左右一対の第2突起242,242が設けられている。これらの突起241、242,242は、第1ピエゾモーター保持部材24の前後方向(光軸方向A)に並んで配置されている。
第1突起241は、内壁面24aの被写体側に設けられている。さらに、この第1突起241は、図3に示すように、第1ピエゾモーター23が第1ピエゾモーター保持部材24の内部に収容された状態で、三枚のピエゾ素子233の被写体側の振動の節部233aと当接して保持するように設けられている。なお、図3では、左右側のピエゾ素子233の各振動の節部233aを示している。
第1突起241について具体的に説明する。図4に示すように、この第1突起241は、被写体側(または結像側)から視て略凹字状に形成されている。さらに、この第1突起241は、左右側部241a、241a間の幅241wが、第1ピエゾモーター23の横幅23w(図3参照)よりもやや小さく設定されている。さらに、第1ピエゾモーター保持部材24は弾性部材から構成されている。
したがって、第1ピエゾモーター23を第1突起241の間に挿入すると、第1突起241の左右側部241a、241aは、弾性力を利用して、左右に対向する二枚のピエゾ素子233、233の被写体側を圧接して挟持するように構成されている。また、下側のピエゾ素子233の被写体側は、第1突起241の底部241bに当接する。この底部241bは、第1ピエゾモーター23の設置位置を決めている。
一方、図4に示すように、双方の第2突起242,242は、内壁面24aの結像体側に設けられている。さらに、双方の第2突起242,242は、図3に示すように、第1ピエゾモーター23が第1ピエゾモーター保持部材24の内部に収容された状態で、三枚のピエゾ素子233の結像側の振動の節部233bのみを保持するように設けられている。なお、図3では、左側のピエゾ素子233の節部233bを示している。
具体的には、左側の第2突起242は、左側のピエゾ素子233の節部233b及び、下側のピエゾ素子の233の節部の左側部分に当接する位置に配置されている。そして、図4に示すように、左側の第2突起242は、被写体側(または結像側)から視て略L字状に形成されている。
また、右側の第2突起242は、右側のピエゾ素子233の節部及び下側のピエゾ素子の233の節部の右側部分に当接する位置に配置されている。そして、右側の第2突起243は、被写体側(または結像側)から視て、左側の第2突起242と左右対称な略逆L字状に形成されている。
そして、双方の第2突起242,242間の幅242wが、第1ピエゾモーター23の横幅23w(図3参照)よりもやや小さく設定されている。したがって、第1ピエゾモーター23を第2突起242,242の間に挿入すると、双方の第2突起242,242は、弾性力を利用して、左右に対向する二枚のピエゾ素子233、233の結像側を圧接して挟持するように構成されている。また、下側のピエゾ素子233の結像側は、双方の第2突起242の底部242bに当接する。この底部242bは、第1ピエゾモーター23の設置位置を決めている。
そして、第1ピエゾモーター23は、三枚のピエゾ素子233の各節部233aのみが双方の突起241、242,242に保持されている。さらに、左右に対向する二枚のピエゾ素子233の各節部233aのみが、双方の突起241、242,242に圧接して挟持されている。これにより、第1ピエゾモーター23は、これらの節部233aのみで第1ピエゾモーター保持部材24に固定されている。
次に、第1レンズ群保持枠駆動装置2による第1レンズ群保持枠11の駆動方法を説明する。まず、電源及び制御部から、第1フレキシブルプリント配線板22を介して、各ピエゾ素子233に駆動電源及び制御信号が供給される。これにより、各ピエゾ素子233が振動して、リードスクリュー231が正逆方向に回転する。このリードスクリュー231の回転によって、ナット232はリードスクリュー231上を移動する。これに伴って第1ピエゾモーター保持部材24が光軸方向Aに移動するとともに、第1レンズ群保持枠11が、第1ガイドポール20に沿って光軸方向Aにスライド移動する。
一方、図1に示すように、第2レンズ群保持枠駆動装置3は、第2レンズ群保持枠12を駆動する装置である。この第2レンズ群保持枠駆動装置3は、第2ガイドポール30と、第2駆動手段31と、第2フレキシブルプリント配線板32とを備えている。
第2ガイドポール30は、第2レンズ群保持枠12を光軸方向Aに移動可能に支持する部材である。この第2ガイドポール30は、細長い丸棒状に形成されている。そして、この第2ガイドポール30は、第2ガイド部材15に挿通して、光軸Lと平行に配置されている。また、この第2ガイドポール30には、第2ガイド部材15よりも結像側に、スプリング30aが挿通されている。このスプリング30aは、第2レンズ群保持枠12を常に被写体側に付勢するように構成されている。
一方、第2駆動手段31は、第2ピエゾモーター33と、第2ピエゾモーター保持部材34とを備えている。第2ピエゾモーター33は、リードスクリュー331と、ナット332と、四枚のピエゾ素子333とを備えている。
リードスクリュー331は、光軸Lと平行に配置されている。また、ナット332は、リードスクリュー331に螺合されている。また、四枚のピエゾ素子333は、ナット332の外周部の上下左右側に設けられている。
また、第2フレキシブルプリント配線板32は、第2ピエゾモーター33に制御信号及び駆動電源を供給するものである。この第2フレキシブルプリント配線板32は、一方側の端子部が第2ピエゾモーター33に接続して、他端側が電源及び制御部(図示せず)に接続している。
また、第2ピエゾモーター保持部材34は、第2ピエゾモーター33から出力される駆動力を利用して第2レンズ群保持枠12を移動させる部材である。この第2ピエゾモーター保持部材34は、第2ガイド部材15を介して第2レンズ群保持枠12に結合されている。
そして、この第2ピエゾモーター保持部材34は、光軸方向Aに長く形成されている。さらに、この第2ピエゾモーター保持部材34は、第2ピエゾモーター33が、第2フレキシブルプリント配線板32に接続された状態で収容されるように構成されている。
また、第2ピエゾモーター保持部材34は、第2ピエゾモーター33の三枚のピエゾ素子333(左右側及び上側のピエゾ素子333)を囲むように構成されている。具体的には、この第2ピエゾモーター保持部材34は、被写体側(または結像側)から視て、第1ピエゾモーター保持部材24と上下対称な略逆凹字状に形成されている。
そして、第2ピエゾモーター保持部材34の内壁面34aには、突起が設けられている。この突起は、図示しないが、第1ピエゾモーター保持部材24に設けられた突起241、242,242(図4参照)と同じものである。
すなわち、第2ピエゾモーター保持部材34に設けられた突起は、第2ピエゾモーター33において、三枚のピエゾ素子333の振動の節部のみを保持している。さらに、この突起は、左右に対向する二枚のピエゾ素子333の振動の節部のみを圧接して挟持している。ここで、これらの節部は、第1ピエゾモーター23の節部233a、233bと同じものである。そして、第2ピエゾモーター33は、三枚のピエゾ素子333の各節部のみが突起に保持されることにより、これらの節部のみで第2ピエゾモーター保持部材34に固定されている。
次に、第2レンズ群保持枠駆動装置3による第2レンズ群保持枠12の駆動方法を説明する。まず、電源及び制御部から、第2フレキシブルプリント配線板32を介して、各ピエゾ素子333に駆動電源及び制御信号が供給される。これにより、各ピエゾ素子333が振動して、リードスクリュー331が正逆方向に回転する。このリードスクリュー331の回転により、ナット332がリードスクリュー331上を移動する。これに伴って第2ピエゾモーター保持部材34が光軸方向Aに移動するとともに、第2レンズ群保持枠11が、第2ガイドポールに沿って光軸方向Aにスライド移動する。
かかる構成において、本実施の形態のピエゾモーター保持部材24、34では、三枚のピエゾ素子233、333の各振動の節部を突起と当接させることにより保持した。これにより、対向する二枚のピエゾ素子233,233、333,333が挟持された状態になる。このため、本実施の形態のピエゾモーター保持部材24、34は、二枚のピエゾ素子233,233、333,333を一面側で固定する場合に比べて安定して固定できる。よって、本実施の形態のピエゾモーター保持部材24、34は、ピエゾモーター23、33の性能を低下させずに、ピエゾモーター23、33に対する固定性を高めることができる。
さらに、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材24、34では、対向する二枚のピエゾ素子233,233、333,333の各振動の節部のみを突起により圧接して挟持した。これにより、本実施の形態のピエゾモーター保持部材24、34は、ピエゾモーター23、33の取り付け作業の際に接着剤を用いなくても良い。
したがって、本実施の形態のピエゾモーター保持部材24、34では、従来のように接着剤を塗布する時間や接着剤を硬化させる時間を必要としないので、ピエゾモーター23、33の取り付け作業にかかる時間が短縮される。よって、本実施の形態のピエゾモーター保持部材24、34は、ピエゾモーター23、33の性能(レンズ群保持枠11、12の駆動能力)を低下させずに、ピエゾモーター23、33の取り付け作業性を高めることができる。
なお、本実施の形態では、ピエゾ素子233、333を四枚備えたピエゾモーター23、33に対して本件発明を適用した。しかし、本件発明は、本実施の形態で説明したピエゾモーター23、33に限定されない。つまり、本件発明は、二枚のピエゾ素子がナットの外周部の対向側(上下側又は左右側)に設けられたピエゾモーター全般に適用できる。また、ピエゾモーター保持部材の形状は、少なくともピエゾモーターを内部に収容可能な構成であれば良い。
なお、本実施の形態で説明した以外でも、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材では、対向配置された二枚のピエゾ素子の各振動の節部のみを突起と接着剤とを用いて保持しても良い。この場合のピエゾモーター保持部材は、ピエゾモーターをさらに安定して固定できるので、ピエゾモーターの性能を低下させずに、ピエゾモーターに対する固定性をさらに高めることができる。
また、本実施の形態では、撮像装置用のレンズ群保持枠を11、12を駆動する保持部材24、34に本件発明を適用した。しかし、本件発明の用途は、レンズ群保持枠11、12用に限定する必要はない。つまり、本件発明は、ピエゾモーターを用いて、被駆動物をスライド移動させる部材に対して適用することができる。
以上説明したように、本件発明の駆動手段のピエゾモーター保持部材は、少なくとも二枚のピエゾ素子が対向しているピエゾモーターに対して、ピエゾモーターの性能を低下させずに、ピエゾモーターに対する固定性を高めることができる。したがって、本件発明は、ピエゾモーター保持部材を用いた駆動手段の技術分野において十分に利用することができる。
本件発明の一実施の形態を示す携帯電話の外観図である。 同実施の形態を示すレンズユニットの斜視図である。 図2において第1ピエゾモーター保持部材を中心とした要部斜視図である。 図3から第1ピエゾーモーター及び第1フレキシブルプリント配線板を除いた斜視図である。
11 第1レンズ群保持枠
12 第2レンズ群保持枠
23 第1ピエゾモーター
24 第1ピエゾモーター保持部材
24a 内壁面
33 第2ピエゾモーター
34 第2ピエゾモーター保持部材
34a 内壁面
231 リードスクリュー
232 ナット
233 ピエゾ素子
233a 節部
233b 節部
241 第1突起
242 第2突起
331 リードスクリュー
332 ナット
333 ピエゾ素子
L 光軸

Claims (4)

  1. ピエゾモーターと、ピエゾモーター保持部材とを有して、被駆動物をスライド移動させる駆動手段であって、
    前記ピエゾモーターは直方体であって、リードスクリューと、該リードスクリューに螺合されたナットと、該ナットの外周部に設けられた三枚以上のピエゾ素子とからなり、その内の二枚のピエゾ素子は、当該ナットの外周部の対向側に配置され、
    前記ピエゾモーター保持部材は、内部に前記ピエゾモーターが収容されるように略コの字形で構成されるとともに、内壁の両側面及び底面には突起を有し、
    当該両側面の突起は、当該ピエゾモーター保持部材の内部に前記ピエゾモーターが収容された状態で前記対向配置された二枚のピエゾ素子の各振動の節部を圧接して保持することにより、当該ピエゾモーターを狭持して固定すると共に、
    当該底面の突起は、前記対向配置された二枚のピエゾ素子以外の第3のピエゾ素子と面接触して保持することを特徴とする駆動手段。
  2. 前記両側面の突起間の幅は、前記対向配置された二枚のピエゾ素子間の直線距離よりも小さく形成されたことを特徴とする請求項1に記載の駆動手段。
  3. 前記両側面の突起は、前記対向配置された二枚のピエゾ素子の各振動の節部のみを接着剤を用いて保持したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駆動手段。
  4. 前記ピエゾモーターは、四枚のピエゾ素子を有し、該四枚のピエゾ素子は、前記ナットの外周部の上下左右側に設けられ、
    前記ピエゾモーター保持部材は、前記四枚のピエゾ素子の内の三枚のピエゾ素子を囲むような形状を有し、前記突起は、当該三枚のピエゾ素子の各振動の節部と当接して保持するように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の駆動手段
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