JP5184983B2 - 熱量測定方法および熱量測定装置 - Google Patents

熱量測定方法および熱量測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5184983B2
JP5184983B2 JP2008153766A JP2008153766A JP5184983B2 JP 5184983 B2 JP5184983 B2 JP 5184983B2 JP 2008153766 A JP2008153766 A JP 2008153766A JP 2008153766 A JP2008153766 A JP 2008153766A JP 5184983 B2 JP5184983 B2 JP 5184983B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
converted
calorie
density
refractive index
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008153766A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009042216A (ja
Inventor
智生 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Keiki KK
Original Assignee
Riken Keiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riken Keiki KK filed Critical Riken Keiki KK
Priority to JP2008153766A priority Critical patent/JP5184983B2/ja
Publication of JP2009042216A publication Critical patent/JP2009042216A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5184983B2 publication Critical patent/JP5184983B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Description

本発明は、熱量測定方法および熱量測定装置に関する。
従来、ガスの熱量を測定するための熱量測定装置としては、熱量測定対象ガス(以下、「被測定ガス」ともいう。)の熱伝導率に基づいて熱量を得る構成のもの、被測定ガスの密度に基づいて熱量を得る構成のもの、あるいは被測定ガスの屈折率に基づいて熱量を得る構成のものなどが用いられている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
このような構成の熱量測定装置においては、被測定ガスとしてのパラフィン系炭化水素ガスの熱量が、屈折率および密度とは比例関係にあり、また、熱伝導率とは反比例関係にあることに基づいて熱量の測定がなされている。
而して、このような熱量測定装置によれば、特に被測定ガスが、例えばLNG(液化天然ガス)とLPG(液化石油ガス)との混合ガスよりなる都市ガスなどのパラフィン系炭化水素ガスのみよりなるものである場合には、測定されるガスの熱量に高い信頼性が得られる。
しかしながら、被測定ガスが、例えばガス田から産出されたばかりの天然ガスやバイオガスなどである場合には、この天然ガスやバイオガスには、パラフィン系炭化水素ガスと共に、例えば二酸化炭素ガス、一酸化炭素ガス、窒素ガスおよび酸素ガスなどのパラフィン系炭化水素ガス以外のガス(以下、「雑ガス」ともいう。)が多く含有されており、これらの雑ガスの熱量が、その屈折率、密度および熱伝導率などと比例関係あるいは反比例関係を有するものではないことから、雑ガスが含有されていることに起因して測定誤差が生じてしまう、という問題がある。
特願平2−257046号公報 特願平10−38827号公報 特願平8−320300号公報
本発明は以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、熱量測定対象ガスが天然ガスまたはバイオガスであっても、当該熱量測定対象ガスの熱量を高い信頼性で測定することのできる熱量測定方法および熱量測定装置を提供することにある。
本発明の熱量測定方法は、ガスの熱量を測定するための熱量測定方法であって、
熱量測定対象ガスが、パラフィン系炭化水素ガスおよび水素ガスの少なくとも1種を主成分とし、二酸化炭素ガス、一酸化炭素ガス、窒素ガスおよび酸素ガスのうちの少なくとも一種が含有されているものであり、
熱量測定対象ガスの屈折率から得られる屈折率換算熱量A〔MJ/Nm3 〕と、当該熱量測定対象ガスの密度から得られる密度換算熱量B〔MJ/Nm3 〕とに基づいて、下記の式(1)により、2.40≦補正係数α≦3.11の条件にて熱量測定対象ガスの熱量Q〔MJ/Nm3 〕を算出することを特徴とする。
Figure 0005184983
本発明の熱量測定方法においては、前記式(1)において、補正係数αの値が2.40乃至2.60であることが好ましい。
本発明の熱量測定方法においては、熱量測定対象ガスが、天然ガスまたはバイオガスであることが好ましい。
本発明の熱量測定装置は、熱量測定対象ガスの屈折率換算熱量を測定するための屈折率換算熱量測定機構と、当該熱量測定対象ガスの密度換算熱量を測定するための密度換算熱量測定機構とを備えており、
上記の熱量測定方法によって熱量測定対象ガスの熱量が算出されることを特徴とする。
本発明の熱量測定方法によれば、熱量測定対象ガスの熱量が、当該熱量測定対象ガスの屈折率換算熱量および密度換算熱量に基づき、特定の計算式によって算出されるため、熱量測定対象ガスに、その熱量と屈折率および密度とが比例関係にあるパラフィン系炭化水素ガスおよび水素ガスの少なくとも1種と共に、その熱量が屈折率および密度と特定の対応関係を有さないパラフィン系炭化水素ガスおよび水素ガス以外のガスが含有されている場合であっても、パラフィン系炭化水素ガスおよび水素ガス以外のガスが含有されていることに伴って屈折率換算熱量および密度換算熱量に生じる測定誤差を、当該屈折率換算熱量と、当該密度換算熱量との関係を利用して補正することができる。従って、熱量測定対象ガスが、パラフィン系炭化水素ガスおよび水素ガスの少なくとも1種と共に、その熱量が屈折率および密度と特定の関係を有さないパラフィン系炭化水素ガスおよび水素ガス以外のガスが含有されている天然ガスまたはバイオガスであっても、パラフィン系炭化水素ガスおよび水素ガス以外のガスが含有されていることに起因して最終的に得られる熱量に測定誤差が生じることを抑制することができることから、当該熱量測定対象ガスの熱量を高い信頼性で測定することができる。
本発明の熱量測定装置によれば、屈折率換算熱量測定機構と、密度換算熱量測定機構とを備えており、本発明の熱量測定方法により、屈折率換算熱量測定機構において測定された屈折率換算熱量と、密度換算熱量測定機構において測定された密度換算熱量とに基づいて熱量測定対象ガスの熱量が算出される構成を有するため、熱量測定対象ガスが、パラフィン系炭化水素ガスおよび水素ガスの少なくとも1種と共に、その熱量が屈折率および密度と特定の対応関係を有さないパラフィン系炭化水素ガスおよび水素ガス以外のガスが含有されている天然ガスまたはバイオガスであっても、当該熱量測定対象ガスの熱量を高い信頼性で測定することができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の熱量測定装置の構成の一例を示す説明図である。
この熱量測定装置10は、例えばガスパイプライン12内を図1の矢印方向に流通するガスの熱量を測定するために用いられるものである。
熱量測定装置10は、被測定ガス(熱量測定対象ガス)の屈折率から得られる屈折率換算熱量Aを測定するための屈折率換算熱量測定機構21と、当該被測定ガスの密度から得られる密度換算熱量Bを測定するための密度換算熱量測定機構23とを備え、当該屈折率換算熱量測定機構21において得られた屈折率換算熱量Aと、密度換算熱量測定機構23において得られた密度換算熱量Bとに基づいて被測定ガスの熱量Qを算出するための計算機構25が設けられている。
この計算機構25において算出された被測定ガスの熱量Qは、その熱量Qのデータがデータ送信路28を介して表示部27に送信され、この表示部27において被測定ガスの熱量Qが表示されることとなる。
図1において、16A、16Bおよび16Cは、ガスパイプライン12内を流通するガスを被測定ガスとして屈折率換算熱量測定機構21および密度換算熱量測定機構23の各々に供給するためのガス流路である。また、22は、屈折率換算熱量測定機構21において得られた屈折率換算熱量Aのデータを計算機構25に送信するためのデータ送信路であり、24は、密度換算熱量測定機構23において得られた密度換算熱量Bのデータを計算機構25に送信するためのデータ送信路である。
このような構成の熱量測定装置10においては、計算機構25において、本発明の熱量測定方法(以下、「特定の熱量測定方法」ともいう。)によって被測定ガスの熱量Qが算出される。
すなわち、特定の熱量測定方法によれば、被測定ガスの熱量Qは、屈折率換算熱量Aと、密度換算熱量Bとに基づき、前記式(1)により、2.40≦補正係数α≦3.11の条件で算出される。
ここに、式(1)において、算出される被測定ガスの熱量Qと、計算に供される屈折率換算熱量Aおよび密度換算熱量Bの値の単位は、〔MJ/Nm3 〕である。
式(1)において、補正係数αは、2.40以上で3.11以下とされるが、特に2.40乃至2.60であることが好ましい。
補正係数αが過小である場合には、屈折率換算熱量Aおよび密度換算熱量Bに生じた測定誤差を十分に補正することができず、最終的に得られる被測定ガスの熱量に、雑ガスが含有されていることに起因する測定誤差が生じてしまう。一方、補正係数αが過大である場合には、屈折率換算熱量Aおよび密度換算熱量Bに生じた測定誤差が適切に補正がされず、最終的に得られる被測定ガスの熱量に測定誤差が生じてしまう。
また、補正係数αが2.40乃至2.60である場合には、特にガス田から産出されたばかりの天然ガスまたはバイオガスよりなる被測定ガスにおいて、得られる熱量Qに、一層高い信頼性を得ることができる。
この補正係数αは、被測定ガスに雑ガスが含有されていることに伴って屈折率換算熱量測定機構21および密度換算熱量測定機構23において生じる測定誤差の大きさの差に基づく値、すなわち屈折率換算熱量Aに生じる測定誤差に対する密度換算熱量Bに生じる測定誤差の比の値であり、従って、被測定ガスの組成に対応して好適な値とされることが好ましい。
具体的には、後述の実験例1から明らかなように、例えば雑ガスが酸素ガスのみである場合には、補正係数αは3.11であることが好ましく、雑ガスが窒素ガスのみである場合には、補正係数αは2.49であることが好ましく、雑ガスが二酸化炭素ガスのみである場合には、補正係数αは2.45であることが好ましく、雑ガスが一酸化炭素ガスのみである場合には、補正係数αは3.06であることが好ましい。
この計算機構25としては、例えばパーソナルコンピュータ、演算機能付レコーダなどを用いることができる。
屈折率換算熱量Aを得るための屈折率換算熱量測定機構21としては、例えば被測定ガスと、空気などの標準ガスとの光の屈折率の差異を干渉縞の変位として検出し、この干渉縞の変位量に基づいて被測定ガスの屈折率換算熱量Aを測定する構成の装置を用いることができる。
この屈折率換算熱量測定機構21を構成する装置の具体的な一例としては、図2に示すように、被測定ガスを導入するための測定対象ガス用セル部32および例えば空気などの標準ガスを充填するための標準ガス用セル部33、34が区画されてなるチャンバ31と、光源35からの光を分割する平行平面鏡36と、当該平行平面鏡36によって分割され、チャンバ31を通過した光を反射することによってその進行方向を変更し、再度チャンバ31を通過させた後に平行平面鏡36上において重ね合わせ、干渉縞を生じさせることのできるよう、調整されて配置されたプリズム41と、平行平面鏡36上で重ね合わせられた合成光(干渉光)を受光する干渉縞検出手段37とを備えてなる構成のものがある。 図2において、39は合成光を反射する平面鏡、42は合成光を集光するための集光レンズであり、この集光レンズ42の焦点位置に干渉縞検出手段37が配置されている。また、一点鎖線矢印は、光源35からの光が干渉縞検出手段37に受光されるまでの経路を示す。
密度換算熱量Bを得るための密度換算熱量測定機構23としては、例えば薄肉円筒体よりなる振動管を被測定ガス中において振動させた場合の共振周波数が、当該被測定ガスの密度に基づいて変化することを利用し、共振周波数の変化量に基づいて被測定ガスの密度換算熱量Bを測定する構成の装置を用いることができる。
このような構成を有する熱量測定装置10においては、測定動作中において、ガス流路16A、16B、16Cを介してガスパイプライン12内を流通するガスが被測定ガスとして屈折率換算熱量測定機構21および密度換算熱量測定機構23の各々に供給されることにより、当該屈折率換算熱量測定機構21においては屈折率換算熱量Aが測定され、一方、密度換算熱量測定機構23においては密度換算熱量Bが測定される。そして、これらの測定値が、各々、データ送信路22、24を介して計算機構25に送信され、当該計算機構25において、屈折率換算熱量Aと密度換算熱量Bとに基づいて熱量Qが算出される。このようにして得られた熱量Qは、データ送信路28を介して表示部27に送信され、この表示部27において表示される。
以上のような熱量測定装置10は、その熱量が屈折率および密度と比例関係にあるガス、すなわちパラフィン系炭化水素ガスおよび水素ガスの少なくとも1種を主成分とするガスを被測定ガスとするものである。
具体的には、被測定ガスは、パラフィン系炭化水素ガスおよび水素ガスの少なくも1種のみを含有するガス、およびパラフィン系炭化水素ガスおよび水素ガスの少なくも1種よりなる主成分と共に、他の成分として、二酸化炭素ガス、一酸化炭素ガス、窒素ガスおよび酸素ガスのうちの少なくとも一種を雑ガスとして含有してなるものである。
被測定ガスの具体例としては、例えば天然ガス、バイオガスなどが挙げられ、また、石炭ガス、製鉄工程において発生するガス、炭鉱において発生するガスなども挙げられる。 ここに、石炭ガスの一例としては、例えばメタンガス27%、CnHm(但し、nは2以上の整数、mは整数を示す。)2%、一酸化炭素ガス6%、水素ガス56%、二酸化炭素ガス3%、酸素ガス1%および窒素ガス5%を含有するガスが挙げられる。また、製鉄工程において発生するガスの一例としては、例えばCpHq(但し、pおよびqはそれぞれ整数を示す。)0.3%、一酸化炭素ガス28%、水素ガス2.7%、二酸化炭素ガス0.05%および窒素ガス58.5%を含有するガスが挙げられる。また、炭鉱において発生するガスの一例としては、例えばメタンガス52.4%、二酸化炭素ガス4.6%、酸素ガス7%および窒素ガス36%を含有するガスが挙げられる。
然して、熱量測定装置10は、計算機構25にて特定の熱量測定方法により、屈折率換算熱量測定機構21によって得られた屈折率換算熱量Aと、密度換算熱量測定機構23によって得られた密度換算熱量Bとに基づいて前記式(1)によって被測定ガスの熱量Qが算出される構成を有するものであるため、被測定ガスが、その熱量と屈折率および密度とが比例関係にあるパラフィン系炭化水素ガスおよび水素ガスの少なくとも1種を主成分とし、他の成分として、その熱量が屈折率および密度と特定の対応関係を有さないパラフィン系炭化水素ガスおよび水素ガス以外のガス(雑ガス)が含有されてなるものであっても、当該雑ガスが含有されていることに伴って屈折率換算熱量測定機構21および密度換算熱量測定機構23において生じる測定誤差を、当該屈折率換算熱量測定機構21に係る測定誤差と、当該密度換算熱量測定機構23に係る測定誤差との大きさの差の関係を利用して補正することができる。
従って、熱量測定装置10によれば、被測定ガスが、パラフィン系炭化水素ガスと共に、その熱量が屈折率および密度と特定の対応関係を有さない雑ガスが多量に含有されている、ガス田から産出されたばかりの天然ガスやバイオガスなどであっても、雑ガスが含有されていることに起因して最終的に得られる熱量に測定誤差が生じることを抑制することができることから、当該被測定ガスの熱量Qを高い信頼性で測定することができる。
また、熱量測定装置10は、被測定ガスが、例えばLNGとLPGとの混合ガスよりなる都市ガスなどのパラフィン系炭化水素ガスのみよりなるものである場合であっても、高い信頼性で熱量の測定を行うことができる。
さらに、熱量測定装置10によれば、例えば環境条件、ガスパイプライン12における流通ガスの供給切替などの諸事情によって被測定ガス中における雑ガスの種類および濃度が大きく変化した場合であってもその変化に対応することができる。
以上、本発明の熱量測定方法および熱量測定装置について具体的に説明したが、本発明は以上の例に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば熱量測定方法は、屈折率換算熱量測定機構と密度換算熱量測定機構と計算機構とを合わせて備えてなる装置によって実施されることに限定されず、屈折率換算熱量Aと密度換算熱量Bとに基づいて、前記式(1)により、2.40≦補正係数α≦3.11の条件にて被測定ガスの熱量Qを算出するのであれば、屈折率換算熱量Aおよび密度換算熱量Bの値を得るための装置が一体化されておらずに個別であってもよく、さらに被測定ガスの熱量Qを算出する手法が演算機などによる自動計算であっても、あるいは手動による計算であってもよい。
以下、本発明の実験例について説明する。
〔実験例1〕
酸素ガス、窒素ガス、二酸化炭素ガスおよび一酸化炭素ガスを試料ガスとし、この試料ガスの各々について、屈折率式熱量計によって屈折率に基づいて得られる熱量(屈折率換算熱量)と、密度式熱量計によって密度に基づいて得られる熱量(密度換算熱量)とを測定し、この測定値と、ガスクロマトグラフを用いた分析によって得られた熱量とに基づいて、屈折率換算熱量および密度換算熱量の各々に生じる測定誤差を確認すると共に、屈折率換算熱量に生じた測定誤差(以下、「屈折率計誤差」ともいう。)と、密度換算熱量に生じた測定誤差(以下、「密度計誤差」ともいう。)との誤差比(密度計誤差/屈折率計誤差)を算出した。結果を下記表1に示す。
表1において、「屈折率計誤差」とは、屈折率換算熱量において試料ガス1体積%当たりに生じる測定誤差であり、また、「密度計誤差」とは、密度換算熱量において試料ガス1体積%当たりに生じる測定誤差である。
Figure 0005184983
以上の表1の結果から、酸素ガス、窒素ガス、二酸化炭素ガスおよび一酸化炭素ガスのいずれの試料ガスにおいても、屈折率計誤差に比して密度計誤差の方が大きく、また屈折率計誤差に対する密度計誤差の比が試料ガスの種類によって特定の値を示すことが確認された。
従って、この実験例1の結果から、熱量測定対象ガスの熱量を、当該熱量測定対象ガスの屈折率換算熱量および密度換算熱量に基づき、式(1)において補正係数αを2.40〜3.11の範囲とすることにより、高い信頼性で測定することができる、ということが確認された。
本発明の熱量測定装置の構成の一例を示す説明図である。 図1の熱量測定装置を構成する屈折率換算熱量測定機構として用いられる装置の構成の一例を示す説明図である。
符号の説明
10 熱量測定装置
12 ガスパイプライン
16A、16B、16C ガス流路
21 屈折率換算熱量測定機構
22 データ送信路
23 密度換算熱量測定機構
24 データ送信路
25 計算機構
27 表示部
28 データ送信路
31 チャンバ
32 測定対象ガス用セル部
33、34 標準ガス用セル部
35 光源
36 平行平面鏡
37 干渉縞検出手段
39 平面鏡
41 プリズム
42 集光レンズ

Claims (4)

  1. ガスの熱量を測定するための熱量測定方法であって、
    熱量測定対象ガスが、パラフィン系炭化水素ガスおよび水素ガスの少なくとも1種を主成分とし、二酸化炭素ガス、一酸化炭素ガス、窒素ガスおよび酸素ガスのうちの少なくとも一種が含有されているものであり、
    熱量測定対象ガスの屈折率から得られる屈折率換算熱量A〔MJ/Nm3 〕と、当該熱量測定対象ガスの密度から得られる密度換算熱量B〔MJ/Nm3 〕とに基づいて、下記の式(1)により、2.40≦補正係数α≦3.11の条件にて熱量測定対象ガスの熱量Q〔MJ/Nm3 〕を算出することを特徴とする熱量測定方法。
    Figure 0005184983
  2. 前記式(1)において、補正係数αの値が2.40乃至2.60であることを特徴とする請求項1に記載の熱量測定方法。
  3. 熱量測定対象ガスが、天然ガスまたはバイオガスであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱量測定方法。
  4. 熱量測定対象ガスの屈折率換算熱量を測定するための屈折率換算熱量測定機構と、当該熱量測定対象ガスの密度換算熱量を測定するための密度換算熱量測定機構とを備えており、
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の熱量測定方法によって熱量測定対象ガスの熱量が算出されることを特徴とする熱量測定装置。
JP2008153766A 2007-07-19 2008-06-12 熱量測定方法および熱量測定装置 Active JP5184983B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008153766A JP5184983B2 (ja) 2007-07-19 2008-06-12 熱量測定方法および熱量測定装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007188061 2007-07-19
JP2007188061 2007-07-19
JP2008153766A JP5184983B2 (ja) 2007-07-19 2008-06-12 熱量測定方法および熱量測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009042216A JP2009042216A (ja) 2009-02-26
JP5184983B2 true JP5184983B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=40443082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008153766A Active JP5184983B2 (ja) 2007-07-19 2008-06-12 熱量測定方法および熱量測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5184983B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5308842B2 (ja) * 2009-01-27 2013-10-09 理研計器株式会社 熱量測定方法および熱量測定装置
EP3327436B1 (en) * 2015-07-22 2022-01-12 Riken Keiki Co., Ltd. Methane number calculation method and methane number measurement device

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53129990U (ja) * 1977-03-24 1978-10-16
JPH0760134B2 (ja) * 1987-05-11 1995-06-28 理研計器株式会社 天然ガス系、及び石油ガス系燃料ガスの燃焼特性測定装置
JP2534418B2 (ja) * 1991-11-25 1996-09-18 東京瓦斯株式会社 熱量計
JP3139651B2 (ja) * 1992-12-21 2001-03-05 東京瓦斯株式会社 密度−熱量相関を利用した都市ガスの熱量計における測定値補正機構
JP3262315B2 (ja) * 1996-07-19 2002-03-04 東京瓦斯株式会社 熱伝導率式発熱量計を用いた混合ガスの発熱量測定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009042216A (ja) 2009-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102405159B1 (ko) 메탄가 산출 방법 및 메탄가 측정 장치
JP5782454B2 (ja) 燃焼性ガスの比重測定方法および比重測定装置並びにウォッベ指数測定装置
US6490908B2 (en) Method and device for determining the gas properties of a combustible gas
US7752884B2 (en) Gas analysis system and method
CN107636451B (zh) 热量测定装置以及热量测定方法
US11474092B2 (en) Method for determining properties of a hydrocarbon-containing gas mixture and device for the same
CN108377654B (zh) 用于确定含烃气体混合物的性质的方法及其装置
JP5308842B2 (ja) 熱量測定方法および熱量測定装置
JP5184983B2 (ja) 熱量測定方法および熱量測定装置
US11360070B2 (en) Method for determining the methane index of a hydrocarbon-containing combustion gas mixture
JP7445531B2 (ja) メタン価測定装置およびメタン価算出方法
AU2016389247A1 (en) Gas energy measurement method and related apparatus
WO2021256356A1 (ja) 熱量測定装置および熱量算出方法
JP6959078B2 (ja) ガス分析方法およびガス分析装置
JP2012251813A (ja) ガスの燃焼熱量測定方法およびウォッベ指数測定方法並びにガス測定装置
EP4328585A1 (en) Calculation device, calculation method, and program
JP2021004891A (ja) メタン濃度算出方法およびメタン濃度測定装置
Lozano-Martín et al. Thermodynamic (p, ρ, T) characterization of a reference high-calorific natural gas mixture when hydrogen is added up to 20%(mol/mol)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5184983

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250