JP3262315B2 - 熱伝導率式発熱量計を用いた混合ガスの発熱量測定方法 - Google Patents
熱伝導率式発熱量計を用いた混合ガスの発熱量測定方法Info
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Description
発熱量調節設備等に適用するもので、熱伝導率式発熱量
計を用いた混合ガスの発熱量測定方法に関するものであ
る。
時一定の発熱量に調整された都市ガスを送出するための
都市ガス用発熱量調節設備の制御用発熱量計としては、
従来、燃焼式、ガス密度式、熱伝導率式の各方式のもの
が使用されている。
焼させて、燃焼排ガスの温度上昇から発熱量を測定する
方式である。このため、測定ガス中に不燃性ガスが共存
しても誤差が生じないという長所があるが、非防爆型と
ならざるを得ず、従って、現場の装置の近くに設置する
ことは困難であるから設置場所までの、サンプリングに
よる時間的遅れが大きい等の課題がある。
して発熱量に換算する方式であり、ガス密度の測定方式
として、測定ガス中の振動管の振動数変化でガス密度を
測定する方式や、ガスの屈折率差に応じた干渉縞の濃淡
から測定する方式がある。このようなガス密度式発熱量
計では防爆型とすることにより現場設置が可能で、応答
性の改善も可能であるが、設置場所の気温の急激な変化
で誤差が発生し、サンプリングガスの温度、圧力の変化
にも影響を受けやすいという課題と共に、恒温槽内に設
置することが必要であったり、基準ガスが必要であった
り、連続的な制御用途には使用できない等の課題があ
る。
量と熱伝導率との間に対応関係があることを利用し、ガ
スの熱伝導率を測定して発熱量を測定するものであり、
応答速度、防爆性、温度、圧力特性等の点から、上述し
た従来の方式の課題を解決できるものである。本発明
は、このような熱伝導率式発熱量計を用いた発熱量測定
方法に関するものである。
次に説明する。図4は熱伝導率式発熱量計の内部構造を
示すもので、ケース1内に設置した恒温槽2内にガスの
測定流路3を形成し、この測定流路3中にセンサ部4を
設置した構成である。尚、符号5は断熱材、6は端子
箱、7はヒーター、8はマニホ−ルドである。
あり、このセンサ部4は、単結晶シリコン基板9に、ガ
スの加熱源とセンサを兼用する薄膜抵抗10を、基板9
から熱的に絶縁させたダイヤフラム部11に設けると共
に、薄膜抵抗10に近接し、且つ熱的に絶縁された基板
9の位置に温度センサ12を設けた構成である。
定ガスを流し、薄膜抵抗10を定抵抗、従って定温度と
なるように制御して電力を印加すると共に、温度センサ
12により恒温槽2内温度を所定の一定温度に制御しな
がら、上記薄膜抵抗10の印加電圧Vを測定し、この印
加電圧Vから測定ガスの平均熱伝導率λ、そして平均熱
伝導率λから発熱量Hを算出する。
である。まず、以上の測定において、薄膜抵抗10から
外部に伝わる発熱量QTは、次式で表される。 QT=A・λ+B …(1) 但し、A、B:定数であり、右辺第1項は測定ガスに伝
わる発熱量、第2項はシリコン基板11に逃げる発熱量
である。薄膜抵抗10に供給した電力の殆どがその抵抗
Rhで熱に変わると考えると、 QT=I2×Rh=V2/Rh …(2) であるから、薄膜抵抗の印加電圧Vを測定し、次式によ
り薄膜抵抗10と温度センサ12の平均温度における熱
伝導率λを算出することができる。 λ=V2/(Rh×A)−B/A …(3)
いて測定した上記印加電圧Vと、各純ガスの既知又はガ
スクロマトグラフィー等を用いて測定した真の熱伝導率
の値をプロットした結果を示すもので、横軸は熱伝導
率、縦軸はセンサ部4の薄膜抵抗10の印加電圧Vの二
乗値である。図に示されるように熱伝導率λと印加電圧
Vの二乗値の対応関係は直線で近似され、従って上記
(3)式が成り立つことがわかる。
スの発熱量Hとの対応関係を用い、熱伝導率λから発熱
量Hを算出する。この際、混合ガスの熱伝導率λと発熱
量Hは、純ガスと同様にほぼ反比例の関係にあると思わ
れるが、混合ガスの成分構成と熱伝導率との間に未だ理
論式がないため、混合ガスにおける熱伝導率λと発熱量
Hとの対応関係は予めの測定等に基づいて適宜に決定す
ることができる。例えば都市ガスの発熱量Hの範囲10,0
00〜12,000kcal/Nm3(42.0〜50.4MJ/Nm3)に対
応する熱伝導率λの範囲46.5〜50.4mW/m・Kの範囲
における測定では、熱伝導率λとガスの発熱量Hとの対
応関係は、ほぼ直線と見做すことができ、例えば次の一
次式で近似することができる。 H=−516.5×λ+33988.4 …(4)
答速度の速い測定が可能であると共にセンサ部は恒温槽
内に設置されているため、周囲温度の変化による影響が
少なく、また熱伝導率は圧力の変化に対して余り変化し
ないため、圧力の変化による影響も少なく、現場の装置
近くに設置する場合でも特別の保護や補正が不要であ
り、容易に防爆構造とすることができる。従って通常の
工業計測器と同等の設置工事で現場に設置することがで
きるというような利点がある。
ように熱伝導率を測定し、予め求めている対応関係から
混合ガスの発熱量を算出する方式では、図6に示すよう
にCO2、N2、O2等のように可燃性ガスと同等の熱伝
導率を有する不燃性ガスが不純物として混合ガス中に混
じると、発熱量の測定誤差を生じてしまう。
係は上述したとおりほぼ反比例の関係にあり、混合ガス
の成分が全て可燃性ガスの場合には、発熱量が上昇する
と熱伝導率が低下する。しかしながら、混合ガス中に不
燃性ガスが混入すると、混合ガス中の可燃性ガスによる
発熱量が上昇しているのに、熱伝導率が上昇してしまう
場合も起る。そしてこの場合には、測定で得られた熱伝
導率により算出する発熱量は、真の発熱量よりも低くな
ってしまう。従って本発明は、熱伝導率式発熱量計を用
いて混合ガスの発熱量を測定する場合において、不純物
の混入等の組成の変化による発熱量の測定誤差を低減す
ることを目的とするものである。
ために、本発明では、混合ガスの所定温度における熱伝
導率を測定し、熱伝導率に対応する出力信号から、熱伝
導率と発熱量との対応関係により発熱量を算出して出力
する熱伝導率式発熱量計を用い、上記熱伝導率の測定を
混合ガスの高低2温度について行って、所定の側の温度
における出力信号から発熱量を算出すると共に、この算
出した発熱量に、高低2温度の出力信号差に対応した補
正を行って発熱量の測定値として出力する熱伝導率式発
熱量計を用いた混合ガスの発熱量測定方法を提案する。
熱量の補正は、真の発熱量がわかる混合ガスについての
校正時の測定における高低2温度の出力信号差に対す
る、測定時の高低2温度の出力信号差の変化率に定数を
乗じた係数を、熱伝導率と発熱量との対応関係により算
出した発熱量に乗じた値を発熱量の補正量として、算出
した発熱量に加算することにより発熱量の補正を行うこ
とを提案する。そしてこの定数は、発熱量がわかる混合
ガスについての測定における各出力信号と、真の発熱量
を補正式に代入して求めることを提案する。
伝導率式発熱量計は、センサ部の測定温度を高く設定す
るものと、低く設定するものの2台を、混合ガスの流れ
に対して並列又は直列に構成して、高低2温度における
熱伝導率の測定を行うことを提案する。
伝導率式発熱量計は、測定温度を高く設定するセンサ部
と、低く設定するセンサ部の両者を内蔵してガスの流れ
に対して直列又は並列に構成して、高低2温度における
熱伝導率の測定を行うことを提案する。
センサ部の測定温度を可変とし、測定温度を所定時間間
隔で切り換えて高低2温度における熱伝導率の測定を行
うことを提案する。
センサ部の測定温度を連続的に可変とし、所望の温度に
おいて熱伝導率の測定を行う構成とすることを提案す
る。
率を高温と低温の2温度で測定するので、それら高低2
温度の出力信号の差により、組成の変化を検出すること
ができる。即ち、混合ガスの組成の変化は、高温と低温
の2温度において熱伝導率が変化する割合の変化として
現れるので、高低2温度の出力信号差を、真の発熱量が
わかる混合ガスについての校正時の測定における高低2
温度の出力信号差と比較し、そのずれを解消するよう
に、上記算出した発熱量を補正することにより、真の発
熱量に近い発熱量を得ることができる。
かる混合ガスについての校正時の測定における高低2温
度の出力信号差に対する、測定時の高低2温度の出力信
号差の変化率に定数を乗じた係数を、熱伝導率と発熱量
との対応関係により算出した発熱量に乗じた値を発熱量
の補正量として、算出した発熱量に加算することにより
行うことができる。
するために、熱伝導率式発熱量計は、例えば、センサ部
の測定温度を高く設定するものと、低く設定するものの
2台を、混合ガスの流れに対して並列又は直列に構成し
たり、又は測定温度を高く設定するセンサ部と、低く設
定するセンサ部の両者を1台に内蔵してガスの流れに対
して直列又は並列に構成したり、又はセンサ部の測定温
度を可変とし、測定温度を所定時間間隔で切り換える構
成を適用することができる。
る。図1〜図3は、発熱量を測定すべき混合ガスの熱伝
導率を高低2温度について行う本発明の方法を適用する
都市ガスの発熱量の測定システムの例を模式的に示すも
ので、これらの図において、符号13は都市ガス供給ラ
インから分岐させた測定ライン、符号14は熱伝導率式
発熱量計であり、都市ガス供給ラインから測定ライン1
3に流入したサンプルガスは熱伝導率式発熱量計14に
おいて発熱量の測定に供された後、放散される構成であ
る。
の熱伝導率式発熱量計14を、2台(14a,14b)
測定ライン13に直列に構成している。これらの熱伝導
率式発熱量計14a,14bの夫々にセンサ部4a,4
bを設けており、これらは一方側の測定温度を高く、他
方側の設定温度を低く設定している。
サンプルガスは、上流側と下流側の熱伝導率式発熱量計
14a,14bを順次流れる間に高低2温度での熱伝導
率の測定が行われる。
熱伝導率式発熱量計14a,14bのいずれの側を高温
度に設定するかは適宜である。また、このシステムで
は、2台の熱伝導率式発熱量計14a,14bを測定ラ
イン13に直列に構成しているが、並列に構成すること
もできる。
に構成する熱伝導率式発熱量計14は1台であるが、こ
の熱伝導率式発熱量計14では、上述した内部の測定流
路3中に2つのセンサ部4a,4bを内蔵して、一方側
の測定温度を高く、他方側の設定温度を低く設定してい
る。
サンプルガスは、1台の熱伝導率式発熱量計14の内部
の測定流路3を流れる間に2つのセンサ部4a,4bの
一方側において高く、他方側において低い温度の、高低
2温度で熱伝導率の測定が行われる。
a,4bは、夫々の測定温度が他方側の測定温度に影響
を及ばさない測定流路の位置に配置するのであれば、サ
ンプルガスの流れに対して直列又は並列のいずれの形態
に配置することができる。
に構成する熱伝導率式発熱量計14は1つのセンサ部4
を有する1台であるが、この熱伝導率式発熱量計14で
は、センサ部4は測定温度を可変としている。上述した
構成のセンサ部4においては、一定に制御する薄膜抵抗
10の抵抗値を可変とすることにより測定温度を変化さ
せることができる。
サンプルガスは、ある時点においては高い方の温度に設
定されたセンサ部4により熱伝導率が測定され、また他
の時点においては低い方の温度に設定されたセンサ部4
により熱伝導率が測定され、こうしてセンサ部4におけ
る測定温度を所定時間間隔で切り換えて高低2温度にお
ける熱伝導率の測定が行われる。
部4の測定温度を連続的に可変とし、例えば鋸歯状波や
正弦波等により変調して測定を行うことにより、所望の
高低2温度における熱伝導率の測定が可能となる。
熱伝導率との関係を示すものであり、都市ガスの各成分
の熱伝導率は温度に応じてほぼ一次関数的に変化し、温
度が高いほど熱伝導率が高くなる。このため同一の組成
の混合ガスであっても、測定の際の混合ガスの温度、即
ち、上述した薄膜抵抗10の温度設定によって熱伝導率
が異なる値となることがわかる。
伝導率の変化の割合は各成分で個々に異なり、例えば図
の場合ではメタンが他の成分と比較して大きく変化す
る。このため、例えば発熱量が等しいが組成の異なる2
種類の混合ガスにつき、夫々を高温と低温の2温度にお
いて熱伝導率を測定すると、高温と低温時の熱伝導率の
変化割合は、例えばメタン濃度が高いものほど大きくな
る。
は、高温と低温の2温度における熱伝導率の変化率は等
しくなる。即ち、混合ガスの組成の変化は、高温と低温
の2温度において熱伝導率が変化する割合の変化として
現れるので、高低2温度の出力信号差を、真の発熱量が
わかる混合ガスについての校正時の測定における高低2
温度の出力信号差と比較し、そのずれを解消するように
発熱量を補正することにより、真の発熱量に近い発熱量
を得ることができる。そこで次に、測定した高低2温度
の熱伝導率により、発熱量を補正する方法を説明する。
ガスの発熱量の変動をシミュレートし、そしてこの発熱
量の変動を本発明による測定方法により測定するために
作成した2種類(ケース1、ケース2)の混合ガスの組
成を示すものであり、表中、C1はCH4、C2はC2H6、C
3はC3H8、C4はiC4H10、nC4はnC4H10を示すもので
ある。
つき、センサ部4における設定温度を180℃から160℃、
…、100℃と変化させて測定した場合のセンサ出力電
圧、即ち上記薄膜抵抗10の端子電圧の測定結果を示す
ものである。
させていくにつれて2種類の混合ガスの間の出力電圧差
が増加して行く。尚、この測定は、次の手順で行ってい
る。 S1:ケース1の組成でガスを混合する。 ↓ S2:センサ部4の温度を設定した温度とするように制
御する。 ↓ S3:恒温槽2温度が安定した時点でセンサ出力電圧を
測定する。 ↓ S4:次の設定温度でS2、S3を行う。 ↓ S5:ガスクロマトグラフィーで組成を測定する。 ↓ S6:ケース2の組成でガスを混合する。 ↓ S7:ケース2の組成の混合ガスでS2〜S4を行う。
の設定は180℃と120℃とし、180℃の温度における出力
信号を主信号として、上述した対応関係により発熱量を
算出して生出力値(主信号)として出力し、この主信号
に対し低温の120℃の測定により得られる出力信号を用
いて以下に説明するように発熱量の補正量を求め、これ
を算出した発熱量に加算して補正を行う。
力値、即ち主信号をHとすると、発熱量の補正は、補正
係数Cを用いて次式のように表すことができる。 Hcor=C・H …(1) Hcor:補正後の出力 H :生出力値(主信号) C :補正係数 Cは次式のように設定する。 C={V0+a(V1−V0)}/V0 …(2) V0 :校正時の180℃/120℃の出力電圧差 V1 :測定時の180℃/120℃の出力電圧差 a :定数 これは、測定時の出力電圧差と、校正時、即ち発熱量が
わかる基準となる混合ガスについての出力電圧差の差
の、校正時の出力電圧差に対する比の値に定数aを乗じ
たものであり、後述するように定数aの値を実験値とし
て定めれば、補正係数Cを定めることができる。(2)
式を変形して(1)式に代入すると、 Hcor={1+a(V1−V0)/V0}H …(3) となり、{a(V1−V0)/V0}Hが、主信号Hに加
算して補正を行う補正量である。上述したとおり、aは
実験値として求めるのであるが、この際、Hcorはガス
クロマトグラフィーで測定した組成から算出した発熱量
を真の発熱量として用いる。即ち、上記(3)式に表2
に示す実験値を以下のように代入して、定数aを求める
ことができる。 V0 = ケース1の組成の180℃出力電圧−120℃出力電圧 = 1.220398−0.4148020 = 0.805596(V) V1 = ケース2の組成の180℃出力電圧−120℃出力電圧 = 1.221619−0.4179382 = 0.8036808(V) H = ケース2の組成の生出力値(主信号) = 10828.1(kcal) Hcor= ケース2の組成の真の発熱量(ガスクロマトグラフィーによる 測定値) = 10940.5(kcal) a = −4.3663 従って、このaの値を(3)式に代入して補正式とし、
上記高低2温度の出力信号をこの補正式に入力すれば、
補正を行った発熱量を求めることができる。
を測定した結果を示すもので、熱伝導率式発熱量計の出
力中には装置の出力信号系統の具体的構成に起因する+
18kcalの偏差を含んでおり、実際の出力は、この偏差を
減じた( )内の発熱量を出力とする。
値では、組成の変化により測定誤差を生じるのである
が、この生出力値に、高低2温度での測定により得られ
る出力信号差に応じた補正を行うことにより、発熱量の
誤差をキャンセルして、ガスクロマトグラフィーによる
測定と同等の精度で発熱量の測定を行えることがわか
る。
速度、防爆性、温度、圧力特性等の点から燃焼式やガス
密度式等の発熱量計よりも優れている熱伝導率式発熱量
計において、不純物の混入等の組成の変化による発熱量
の測定誤差を低減することができるという効果がある。
ムの一例を模式的に示す説明図である。
ムの他例を模式的に示す説明図である。
ムの更に他例を模式的に示す説明図である。
の内部構造を示す説明図である。
明図である。
導率と図4の熱量計のセンサー出力との対応関係を示す
説明図である。
との関係を示す説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 混合ガスの所定温度における熱伝導率を
測定し、熱伝導率に対応する出力信号から、熱伝導率と
発熱量との対応関係により発熱量を算出して出力する熱
伝導率式発熱量計を用い、上記熱伝導率の測定を混合ガ
スの高低2温度について行って、所定の側の温度におけ
る出力信号から発熱量を算出すると共に、この算出した
発熱量に、高低2温度の出力信号差に対応した補正を行
って発熱量の測定値として出力することを特徴とする熱
伝導率式発熱量計を用いた混合ガスの発熱量測定方法 - 【請求項2】 真の発熱量がわかる混合ガスについての
校正時の測定における高低2温度の出力信号差に対す
る、測定時の高低2温度の出力信号差の変化率に定数を
乗じた係数を、熱伝導率と発熱量との対応関係により算
出した発熱量に乗じた値を発熱量の補正量として、算出
した発熱量に加算することにより発熱量の補正を行うこ
とを特徴とする請求項1記載の熱伝導率式発熱量計を用
いた混合ガスの発熱量測定方法 - 【請求項3】 定数は、発熱量がわかる混合ガスについ
ての測定における各出力信号と真の発熱量を補正式に代
入して求めることを特徴とする請求項2記載の熱伝導率
式発熱量計を用いた混合ガスの発熱量測定方法 - 【請求項4】 熱伝導率式発熱量計は、センサ部の測定
温度を高く設定するものと、低く設定するものの2台
を、混合ガスの流れに対して並列又は直列に構成して、
高低2温度における熱伝導率の測定を行うことを特徴と
する請求項1〜3までのいずれか1項に記載の熱伝導率
式発熱量計を用いた混合ガスの発熱量測定方法 - 【請求項5】 熱伝導率式発熱量計は、測定温度を高く
設定するセンサ部と、低く設定するセンサ部の両者を内
蔵してガスの流れに対して直列又は並列に構成して、高
低2温度における熱伝導率の測定を行うことを特徴とす
る請求項1〜3までのいずれか1項に記載の熱伝導率式
発熱量計を用いた混合ガスの発熱量測定方法 - 【請求項6】 熱伝導率式発熱量計は、センサ部の測定
温度を可変とし、測定温度を所定時間間隔で切り換えて
高低2温度における熱伝導率の測定を行うことを特徴と
する請求項1〜3までのいずれか1項に記載の熱伝導率
式発熱量計を用いた混合ガスの発熱量測定方法 - 【請求項7】 熱伝導率式熱量計は、センサ部の測定温
度を連続的に可変とし、所望の温度において熱伝導率の
測定を行う構成としたことを特徴とする請求項1〜3ま
でのいずれか1項に記載の熱伝導率式熱量計を用いた混
合ガスの発熱量測定方法
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