JP5184620B2 - 熱復元性のデザインを有する喫煙品およびその製造方法 - Google Patents

熱復元性のデザインを有する喫煙品およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、紙巻きタバコなどの喫煙品、特にその表面または内部にデザインが施された喫煙品に関する。
喫煙品の基本的な形態の1つは、可燃性のラッパーに包まれた喫煙材のロッドである。その例としては、紙巻きタバコ、シガリロ、シガーなどが挙げられる。ロッドは、商業的規模での生産を促進するために好ましくはその長さに亘って均一な断面形状と寸法を有する。
特に予め形成され、喫煙者がすぐに喫煙できる喫煙品の多くは、円筒状のフィルターエレメントとこれに端部同士が位置合わせされた喫煙材ロッドを含む。従来のフィルターエレメントの材料としては、繊維性セルロースアセテート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ギャザー紙材などが挙げられる。また複数のフィルターエレメントを使用する場合がある。フィルターまたはフィルターセクションの圧力降下および/または機械的ろ過効率は、要求される特定の製品設計によって必要とされるような所望の喫煙機構およびろ過特性を達成するために選択することができる。
フィルターは、通常、プラグ紙に巻かれ、巻かれたフィルターは、チッピング紙によってタバコロッドに接合される場合が多い。フィルター、プラグ紙および/またはチッピング紙には、孔、好ましくは換気のために少なくともチッピング紙およびプラグ紙まで延びた孔を設けてもよい。このような換気孔の大きさ、位置および量ならびにこれらをどのように形成するかは、当業界では知られている。
喫煙品を包むラッパーは、通常、少なくとも繊維性成分を含み、従来のラッパーは、紙である。ラッパーは、14−50g/mの範囲の坪量を有する。ラッパーは、燃焼添加剤および灰形成向上剤などの添加剤を含んでもよい。このような添加剤の例としては、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、ナトリウム塩、カリウム塩、リン酸一アンモニウム、リン酸水素二ナトリウム、オルトリン酸一水素二ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸二アンモニウムなどが挙げられる。
ラッパーは、炭酸カルシウム、マイカ、パーライト、クレー、アルミナ、酸化マグネシウムおよび酸化チタンなどのフィラーまたはスターチ、アルギナートおよびメチルセルロースなどのさらに別の添加剤を含んでもよい。
ラッパーは、国際公開第WO96/07336号および同第WO01/41590号に記載されているラッパーのように部分的または全体的に紙ではない材料から構成されてもよい。このようなラッパーは、副流煙成分の減少に寄与するが、従来の製品と類似の燃焼および灰形成特性を有する喫煙品を供することができる。
喫煙材は、刻みタバコまたは他の喫煙可能な充填材などの煙を発生させるあらゆる可燃性の材料であってもよい。
無機充填材が使用される場合、パーライト、アルミナ、珪藻土、炭酸カルシウム、バーミキュライト、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、酸化亜鉛、軽石、二酸化チタン、アルミン酸カルシウムまたは他の不溶性のアルミン酸塩または他の無機充填材の内の1つ以上を使用してもよい。これらの材料の密度は、0.1−5.7g/cmの範囲内にある。例えば3g/cm未満の小さい密度を有する無機充填材は、製品の密度を減少させることによって製品の灰形成特性を向上させる。
喫煙材は、エアロゾル発生手段を含んでもよく、このエアロゾル発生手段としては、グリセロール、プロピレングリコールおよびトリエチレングリコールなどの多価アルコール、クエン酸トリエチル、クエン酸トリエチルまたはトリアセチンなどのエステル、高沸点炭化水素、グリコール類などの非ポリオール類などが挙げられる。さらにはバインダーを使用してもよく、バインダーとしては、アルギン酸系バインダー、例えばアルギン酸アンモニウム、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウムカルシウム、アルギン酸カルシウムアンモニウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸マグネシウム、アルギン酸トリエタノールアミン、アルギン酸プロピレングリコールならびに有機バインダー、例えばセルロース、カルボキシルメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースエーテル、アラビアゴム、ガティガム、トラガントゴム、カラヤガム、イナゴマメ、アカシア、グアール、クインスシード、キサンタンゴム、寒天、アガロース、カラギーナン、フコイダンおよびスターチなどが挙げられる。
喫煙品は、タバコ抽出風味剤、メンソール、バニラまたはココアなどの1つ以上の風味剤を含んでもよい。
喫煙品の見栄えを良くする、喫煙品の種類または出所を別のものと区別するための方法はいくつもある。例えばシガーの外観は、人工のタバコシートをシガーの巻き紙として使用し、タバコシートが天然のタバコに似るようにこの巻き紙に葉の模様をエンボスまたは印刷して向上させることができる。喫煙品の種類を区別する方法の一例としては、喫煙品の名前または商標をラッパーに印刷するなどして個々の喫煙品に表示を設けることが挙げられる。
これらの方法があるにも拘わらず、喫煙品の見栄えを良くするまたは喫煙品を区別するための新規で独創的な方法が当業界では未だ必要とされている。
本発明ではラッパーで包まれた喫煙材ロッドを含む喫煙品を提供し、この喫煙品ではラッパーに熱復元性(thermoresilent)材料を含むデザインが施されている。熱復元性材料を使用することによって、このデザインは、喫煙品が燃焼し、消費されても残り、ラッパーの灰が原型を保っていれば見える状態にあり、これにより商品の見栄えを向上させ、商品の種類または出所などを区別することが可能になる。
1つの態様では、本発明は、ラッパーで包まれた喫煙材ロッドを含み、このラッパーに熱復元性材料を含むデザインが施されている喫煙品において具体化される。このデザインは、少なくとも1つのロゴもしくはその一部または少なくとも1つの文字もしくはその一部を含む。熱復元性材料は、鉄の酸化物を含んでもよい。ラッパーは、20−35g/mまたは22−35g/mの乾式重量を有してもよい。本発明の喫煙品のラッパーは、喫煙材ロッドとは反対の外方部分と喫煙材ロッドに向いた内方部分を有し、デザインは、ラッパーの外方および/または内方部分に設けることができる。
本発明の別の態様では、本発明は、喫煙品の製造方法を提供し、この方法は、喫煙材ロッドをラッパーに包む工程と、この包む工程の少なくとも前または後にデザインをラッパーに施す工程とを含み、このデザインを施す工程は、熱復元性材料をラッパーに供する工程を含む。熱復元性材料を供する工程は、熱復元性材料の懸濁液、溶液またはペーストをラッパーに塗布することを含み、それは印刷またはスプレーによって行われる。さらにこの方法は、熱復元性材料を供する工程の後にラッパーを乾燥する工程を含んでもよい。
ここで言う「喫煙材」とは、喫煙品に使用できるあらゆる材料を意味する。必ずしも材料自身が燃焼を維持することを意味するものではない。喫煙材は、元々粒状のものでもよく、シート材を粉砕または切断した片であってもよい。また喫煙材は、充填材、バインダー、風味剤などの複数の成分のブレンドであってもよい。
「デザイン」は、あらゆる模様を含み、レタリング、数字、シンボル、無作為または作為的に配置されたマークなどが挙げられる。デザインは、単一の喫煙品ごとの独立したイメージまたは複数の喫煙品の一連のデザイン構成要素として供されるデザインであってもよい。
「熱復元性材料」とは、この材料を含む基材が熱源に接近することによって燃焼または物理的に変化した後、その材料の外観の属性を維持するあらゆる材料を意味する。この用語は、温度の変化に晒される前に第1の外観を呈し、温度変化に晒されることによって第2の外観を呈するサーモクロミック材料をも含む。サーモクロミック材料は、温度変化に晒された際、または晒され続けると永久的または可逆的に変色する。
本発明を容易に理解し、かつ容易に実施できるように添付図面を参照し、本発明を以下に説明する。
黒色インクで印刷され、くすぶらせた喫煙品の写真。 黄色インクで印刷され、くすぶらせた喫煙品の写真。 赤色インクで印刷され、くすぶらせた喫煙品の写真。 赤色インクで印刷され、くすぶらせた別の喫煙品の写真。
喫煙品にデザインを施すことが必要となる事例がいくつかある。例えば、消費者は、喫煙品の見栄えが良くなることによって何らかの恩恵を受ける場合があり、それは、情報を消費者に提供したり、単に消費者を楽しませるようなものであってもよい。例えば、ある既存の喫煙品は、消費者に喫煙品の出所を知らせるためにラッパーに製品名または商標を含んでいる。喫煙品のラッパーにデザインを用いる可能な例として、喫煙品の風味剤に対応したデザイン、例えばメチル化された喫煙品のラッパーにミントの葉のデザインを施すことが挙げられる。
喫煙品の製造者は、品質管理のために喫煙品に識別のためのデザインを施すことが必要になる場合がある。その一例として、喫煙品のラッパーにその製造場所および日付に対応する文字および数字などのデザインを組み込むことが挙げられる。この情報は、使用者に見える喫煙品の表面に表示されない方が好ましい場合があるので、喫煙品の組み立て後に喫煙材の方に向くラッパーの面にデザインを印刷することが選択肢の1つとしてある。この場所にデザインを施すことには、完成した喫煙品を注意深く分解してデザインを検査しなければならないという欠点がある。
従って熱復元性材料を含むデザインが、消費者および製造者の双方に利益を供する喫煙品の外観を変更する新規な方法を提供する。
熱復元性材料
本発明を実施するために使用される熱復元性材料としては、食品および薬剤の分野で採用されており、食品の調理が完了した時または薬剤が最早適切に使用できない時を示すのに使用されるサーモクロミック材料などが挙げられる。例えば米国特許出願第20020034475号を参照されたい。
他の熱復元性材料としては、温度変化に応じて変色するまたは変色しないが、加熱または燃焼後であっても視認できる材料が挙げられる。その一例としては、赤、黄および黒色の状態で入手可能であり、これらが塗布された、または組み込まれた基材が加熱される、または燃焼した後、赤色に現れる酸化鉄の類が挙げられる。
無色のラッパーを供する試みとして、完成紙料に酸化鉄を組み込むいくつかの試みがある。米国特許第5,284,166号を参照されたい。これらの試みは、全て酸化鉄がたとえ少量であっても燃焼後に残る灰の色が顕著に赤くなるという問題を呈している。
また酸化鉄の超微細粒子をラッパーの分散した領域に組み込むことが知られている、米国特許出願第20040134631号参照、そして一酸化炭素減少剤として酸化鉄粒子をラッパーに組み込むことが知られている、米国特許出願第20050005947号参照。これらの用途においては、酸化鉄がラッパーに必要とされる白色にマイナスの影響を与えるので、酸化鉄をラッパーの内側に供することが教示されている。
ラッパーの変色の問題を起こさない酸化鉄の使用方法の1つに、例えば従来のコルクのような外観を供するためにチッピング紙に赤および黄色の酸化鉄を使用することがある。これは、チッピング紙に添加剤として黄色の酸化鉄を組み入れ、および/または黄色および赤色の酸化鉄をチッピング紙にプリントすることによって行われる。チッピング紙は、フィルター部分を包み、僅かに喫煙材ロッドの底部にまで延びているので、使用時に燃焼せず、従って赤色の灰の問題も生じない。
ラッパーに塗布される熱復元性材料の組成は、種々異なる。一般的に組成は、熱復元性成分によって決まる。好ましくは塗料配合が最終的な組成を有し、1つ以上の塗料がラッパー材に供され、デザインを形成する際にラッパー材の物理的結合性に悪影響を与えない方法および量でコーティングされる。塗料配合の成分がこのデザインを含む喫煙品が発する煙に望ましくない知覚特性を導入しないことが好ましい。従って種々の成分の好適な組み合わせは、使用の際喫煙品によって発生する煙の知覚特性への熱復元性材料の影響を減少させる役割を果たす。
塗料配合は、任意ではあるが、膜形成剤を含んでもよい。この膜形成剤は、高分子材料または樹脂であってもよい。膜形成剤の具体例としては、アルギナート類、ペクチン類、セルロースの派生物、エチレンビニルアセテート共重合体、グアールゴム、キサンタンゴム、スターチ、変性スターチ、ポリビニルアセテートおよびポリビニルアルコールなどが挙げられる。
熱復元性材料は、塗布用の処方として供してもよく、この処方は、ラッパーに用いた後に乾燥または硬化するものである。複数の溶媒または液体キャリアーを採用することも可能である。例えば溶媒は、水などの水性の液体であってもよい。これとは別に溶媒は、非水性の溶媒であってもよい。また有機溶媒の混合物も使用することが可能である。有機および水性溶媒の混合物も使用可能である。理想的には溶媒は、繊維を膨潤させたり、ラッパーにひだや皺を形成したりしてラッパーに悪影響を与えないものが用いられる。疎水性の非水性溶媒は、水性溶媒よりラッパーの物性に悪影響を与える傾向が小さいが、少量の熱復元性材料を含むデザインおよび従って少量の溶媒またはキャリアーの場合、必ずしもラッパーに影響を与えない。熱復元性材料の塗布技術は、材料を塗布し、乾燥させながらラッパーがつっぱった状態になるなどの影響を避けるために最適化される。
好ましくは溶媒またはキャリアーが使用される場合、熱復元性材料は、その溶媒またはキャリアーに容易に溶解する、または少なくとも分散する。好適な溶媒またはキャリアーとしては、水、アルコールおよびエステルが挙げられる。分散性を維持するために添加剤を使用してもよく、撹拌または温度調節などの別の手段を使用してもよい。処方の特定の部分が成分に依存する場合、それらは、例えばエマルジョン、懸濁液または液体を形成するために制御することができる。処方の粘度および他の物性は、使用される印刷技術に合わせて調整することができる。
ラッパー
本発明による熱復元性材料が設けられるラッパー材料は、広い範囲の組成および特性を有する。特定のラッパー材の選択は、喫煙品の設計および製造の業界における当業者には自明のことである。本発明は、これらラッパー材を製造するために使用される標準的な製造技術および処理装置を使用することができる。
本発明の好ましい態様は、加熱または燃焼後にデザインが視認できる能力を考慮し、従ってラッパーの灰の質を考慮することになる。例えば大きなデザインまたは文字および/または数字を特定の構成に維持するのに使用されるデザインは、結合性のあるフレーク状に灰を形成するラッパーに最も適しており、一方小さいまたは繰り返し現れるデザインは、小さいフレーク状の灰になるラッパーに施すことができる。
紙巻きタバコのタバコロッドを囲むラッパーとして使用するのに好適なラッパー材の基材シートは、様々な坪量を有するものが使用される。基材シートの通常の乾式坪量は、少なくとも約15g/mであり、少なくとも約20g/mである場合が多く、一方約80g/mを越えず、約60g/mを越えない場合が多い。多くの好ましいラッパー材基材シートは、50g/m未満、さらには40g/m未満の坪量を有する。当業界で好ましい特定のペーパーラッパー材の基材シートは、約20g/mから約40g/mの間、例えば20−35g/mまたは22−26g/mの坪量を有する。
ラッパーを形成するために使用される材料に細工を施して、特定の灰のパターンを形成するようにした場合、いくつかの利点が存在する。例えば、特定のデザインは、燃焼後に残る浅色の灰の大きい部分がある場合に最も良く視認できる。紙を大きなフレーク状の灰にする方法は、当業者によく知られている。これとは別にまたは加えて、喫煙材側のラッパーの面に1つまたは複数のパッチまたはストリップを組み込んで、加熱または燃焼後であってもラッパーのその重なる部分の構造的結合性を向上させてもよい。二重もしくは多層のラッパーまたはデザインを加える前または後にコートされたラッパーでもこのような利点が得られる。
喫煙品のラッパーとして使用するのに好適なラッパー材基材シートは、種々の固有の通気度を有する。典型的な基材シートは、少なくとも約5コレスタ単位(CORESTA units)、通常少なくとも約10コレスタ単位の通気度を有し、少なくとも約15コレスタ単位の通気度を有する場合があり、多くは少なくとも約20コレスタ単位の通気度を有する。典型的な基材シートは、約200未満のコレスタ単位、通常約150未満のコレスタ単位の通気度を有し、約85未満のコレスタ単位の通気度を有する場合があり、多くは約75未満のコレスタ単位の通気度を有する。コレスタ単位は、1センチバールの一定の圧力で1cmの面積のラッパー材を介して通過する線空気速度の指標である。
紙のラッパーを使用する場合、そのラッパーは、少なくとも1種の繊維材料および/または少なくとも1種の充填材を種々の量含んでもよい。基材シートは、その乾燥重量基準で、約55〜約100、多くの場合65〜約95、より多くの場合約70〜約80パーセントの繊維材料(セルロース系材料であってもよい)と、約0〜約45、多くの場合約5〜約35、より多くの場合約20〜約30パーセントの充填材(無機材料であってもよい)とを含むことが知られている。
繊維材料は、リグノセルロース系材料などのセルロース系材料であってもよい。その例としては、亜麻繊維、広葉樹パルプ、針葉樹パルプ、麻繊維、エスパルト(esparto)繊維、ケナフ麻繊維、黄麻繊維およびサイザル繊維などが挙げられる。ラッパー材に組み込むことができる他の繊維としては、ミクロ繊維材および繊維性合成セルロース系材などがある。
充填材は、実質的に水に溶けない粒子状のものを使用することができる。通常の充填材は、無機成分を含む。その例としては、粒状の炭酸カルシウムまたは凝集した炭酸カルシウム粒子、酒石酸カルシウム粒子、酸化マグネシウム粒子、水酸化マグネシウムゲル、炭酸マグネシウム系材料、クレー、珪藻土系材料、二酸化チタン粒子、ガンマアルミナ材および硫酸カルシウム粒子などがある。特定の充填材は、繊維性である。
種々の添加剤を基材シートに加えることができる、または組み込むことができる種々の方法がある。特定の添加剤をラッパー材の製紙工程の一部としてラッパー材に組み込むことができる。これとは別に添加剤をサイズプレス法、スプレー法、プリント法などを使用してラッパー材に組み込むことができる。種々の添加剤を製紙工程と同時にもしくは製紙工程中または後の異なる段階でラッパーに添加または組み込むことができる。これらの技術は、当業者によく知られている。
さらに基材シートをその総合的な物理的特性または化学組成を変化させるために処理することができる。例えば基材シートに穿孔処理またはエンボス処理を施してもよい。アルカリ金属コハク酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、リンゴ酸塩、炭酸塩、塩酸塩、酒石酸塩、プロピオン酸塩、硝酸塩およびグリコール酸塩などのアルカリ金属塩のような添加剤は、コハク酸ナトリウム、コハク酸カリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、リンゴ酸ナトリウム、リンゴ酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウム、プロピオン酸ナトリウム、プロピオン酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、グリコール酸ナトリウムおよびグリコール酸カリウムなどを含み、他の塩、例えばリン酸一アンモニウムなどを加えてもよい。金属クエン酸塩などの特定の成分は、灰調製剤または灰封止剤(ash sealer)として機能することができる。
本発明を実施するのに使用可能な典型的な紙ラッパーは、好ましくは総合的に一定の組成と物理的パラメーターを有するラッパー材の製造を対象にした仕様に基づいて製造される。これらの種類のラッパー材の場合、その組成およびパラメーターは、これらラッパー材の各主要面の領域で考えた際に一定であるのが好ましい。しかしながら、標準的なラッパー材は、表裏を有し、従って1つの主要面の組成および特定の物理的パラメーターは、もう一方の主要面のものとは異なる場合がある。表面において異なる組成および物理的パラメーターを有するラッパーが提供される場合、デザインの並列度および位置合わせを考慮するようにラッパーに熱復元性材料を供する工程を調整する必要がある。
ラッパーへの熱復元性材料の添加
本発明は、ラッパーに熱復元性材料を組み込むためのあらゆる方法または手段に関する。ラッパーは、単層または多層であってもよく、かつコートされていても、されてなくてもよく、外方または内方(即ち、喫煙品が形成された際に喫煙材に対して反対または隣接する)パッチまたはフィルムが設けられても、設けられなくてもよいので、複数のデザインの選択肢が利用可能である。デザインは、完成紙料を乾燥させながらそれにスプレーするなど、ラッパーの形成中に組み込んでもよい。これとは別にデザインをラッパーにその調製が完了する前で喫煙材を包むのに使用される装置に供される前に加えてもよい。さらにデザインは、ラッパーで喫煙材を包む間または喫煙品が完成した後にラッパーに加えることができる。デザインを施す時間および手段は、当業者には明らかなように異なる種類の熱復元性材料に適応させる。
使用される材料および採用されるデザインを施すために技術によって、1層の熱復元性材料の層でも充分であり、他の例では何層かの好適な塗料をラッパー材料に塗布してもよい。熱復元性材料が懸濁液または溶液の状態で供されるプリント法が好ましい場合がある。塗料は、凹版印刷工程を用いて塗布され、ロートグラビア印刷技法などのグラビアコーティング技法を使用してもよい。
グラビア印刷技法は、金属シリンダーの連続面から印刷し、このシリンダーの面の下に微細な溝またはセルが設けられるように機械的に彫り込まれた、または化学的にエッチングされている。標準的な印刷シリンダー面は、滑らかな光沢のある銅からなる面をエッチングし、そのエッチングされた面にクロームメッキを施す。これらの凹状のセルまたは溝は、ラッパーの連続したウェブなどの基材の所望の場所に沈着するように刷り、層または隆起を形成する液状(または分散液)塗料を保持する。ロートグラビア印刷プレス機は、市販されている。
熱復元性材料を塗布するための他の技法としては、ブレードコーティング、エアーナイフコーティング、ロールコーティングおよびシャフトコーティング技法などが挙げられる。これとは別におよび/または加えて、熱復元性材料は、スプレー、インクジェットコーティングまたは他の技術によって塗布することができる。
デザインは、オフラインで、即ちラッパー材の製造に対してオフラインでラッパー材に施してもよい。これとは別にデザインをラッパーの製造工程において組み込んでもよい。熱復元性材料が喫煙品の外側に供される場合に使用可能な別の方法では、喫煙品が形成された後にラッパー材に熱復元性材料が塗布される。特に熱復元性材料が液状で使用される場合、乾燥工程が必要になる場合がある。熱復元性材料の塗布が形成された喫煙品に対して行われる場合、その塗布と任意の乾燥は、喫煙材ロッドまたはそれに供されるフィルターに悪影響を与えないように行われる。
実施例1
粉状の黄色酸化鉄をエチルアセテートに加えて、高粘度の懸濁液を作製する。ラッパーの製造に続いて、かつ、紙巻きタバコの製造前にオンラインで、懸濁液をインクジェット印刷法によって塗布し、従来の紙巻きタバコ用ラッパーにランダムに配列された、べたの黄色の星のパターンを形成する。ラッパーを紙巻きタバコの製造に用いる前にインクを乾かす。
従来の紙巻きタバコ製造機で、星のデザインが完成した喫煙品の外に向くように印刷されたラッパーで紙巻きタバコを包む。デザインは、ランダムに配置されているので、完成した製品の外観に影響を与えないようにデザインの特定の部分とタバコロッドを合わせる必要がない。
包まれた紙巻きタバコに喫煙者に火をつけさせ、吸わせる。紙巻きタバコの燃えた端部に形成された灰は、同じパターンの星を支持しているが、その灰の部分の星は、赤色で、まだ燃えていない部分は、黄色のままである。
実施例2 熱復元性デザインを含む紙巻きタバコの調製
従来のチッピング紙の印刷技法に従って、黒色の酸化鉄粉を湿らせ、ペーストを形成する。坪量が25g/mであり、灰調整剤を含む従来の白色のラッパーを用い、公知の技法で紙巻きタバコを製造する。紙巻きタバコの形成後であって、紙巻きタバコを梱包する前に黒色酸化鉄ペーストをラッパーに沿って繰り返しのパターンのシンボルをスクリーン印刷することによってタバコロッドの外側になるラッパーの面に塗布する。
必要に応じて、紙巻きタバコを梱包してもよい。紙巻きタバコをくすぶらせたときに、黒色のシンボルを含むデザインは、図1に示すように灰の部分で赤色に現れる。
実施例3 熱復元性デザインを含む喫煙品の比較試験
実施例2に従い複数の紙巻きタバコを調製したが、異なる色のインクと異なるデザインを使用した。紙巻きタバコを喫煙装置に入れ、くすぶらせた。図2は、黄色のインクで描かれた文字と図形を含むデザインが印刷されたラッパーを含む紙巻きタバコがどのようにくすぶるかを示している。これら文字と図形は、灰に赤色で印刷されたように見える。図3および4は、赤色のインクで描かれたデザインまたは文字を含む紙巻きタバコがそれぞれどのようにくすぶり、灰に同じ赤色デザインまたは文字を晒しているかを示している。
これらの図で証明されているように、機械で喫煙された紙巻きタバコは、全て喫煙後も熱復元性デザインを保持する。またこれらの図は、灰調整剤を含む紙のくすぶりによって形成された灰がどの程度くずれずに保持されているかを示している。紙巻きタバコは、通常、何回かくすぶっている間に、断続的に吸煙され、よりぱさぱさした灰が形成され、デザインの構成要素を崩壊させる。この崩壊は、灰調整剤が存在する場合、それほど大きなものではなくなる。いくつかの態様は、ラッパーに灰調整剤を組み込みことが最も都合がよいが、特にタバコ代替え品に関し、異なるタバコまたはタバコブレンド添加剤または処理工程によって好ましい灰形成特性を得る方法は当業者に知られており、これらは全て本発明の範囲内である。
実施例4 熱復元性デザインを含む喫煙品の調製
粉状の赤色酸化鉄の懸濁液に混入する。ラッパーの製造後であって紙巻きタバコの製造前にオンラインで懸濁液をインクジェット印刷法で塗布する。印刷されたデザインは、紙を円筒状になるように封止した際に重なり合う縁部を残して紙の幅に亘って印刷された一連の文字と数字からなる。このデザインは、印刷された領域の間に印刷されていない領域を設けて紙の長さに沿って繰り返されている。インクは、紙を紙巻きタバコの製造に用いる前に乾燥させる。
従来の紙巻きタバコ製造機で、印刷されたラッパーで紙巻きタバコを包むために使用され、その際印刷されたデザインが完成した喫煙品のタバコロッドの方へと内方に向くようにする。紙は、その印刷されていない領域が紙巻きタバコの中央および先端に位置し、印刷された領域が紙巻きタバコのフィルター端部の近くに位置するように機械に供給される。必要に応じて紙巻きタバコを梱包し、流通させ、販売する。
この例では、文字および数字は、製造時期および場所によって決定される。紙巻きタバコなどの喫煙品に使用する場合、これら数字および文字は、製品の出所および製造年を示す。喫煙品を調べて、どの喫煙品が印刷されたデザインを含むかを特定することができる。当然のことながら、喫煙品がいつ、そしてどこで生産されたかを特定することもできる。これによって新鮮な製品が確実に消費されることになる。
またある地域で喫煙された製品がどこで製造されたかを確かめることもできる。さらに特定の生産者の特定の証明印、例えば商標が付された製品は、製品を消費する前に分析することができ、また消費された製品の灰を分析することによってこれらの製品が本物であるかを示す適切な表示が印刷されているかを知ることができる。
上記の説明および実施例は、単に本発明の例示のために記載されたものであり、本発明を限定するものではない。本明細書中で引用した全ての参考文献は、参照することによって本明細書に含まれるものである。本発明の精神および本質を組み入れた上述の態様の変更を当業者が想起する場合もあるので、本発明は、添付の特許請求の範囲およびそれと同等のもの範囲内の全ての変更を含むものとして広く解釈されるべきである。

Claims (12)

  1. ラッパーに包まれた喫煙材ロッドを含み、
    このラッパーにデザインが施されており、デザインが熱復元性材料を含み、
    デザインが施されたラッパーが燃えた後にデザインを喫煙者が視認できるようにラッパーとデザインが構成されていることを特徴とする喫煙品。
  2. 前記熱復元性材料が鉄の酸化物であることを特徴とする請求項1記載の喫煙品。
  3. 前記ラッパーが22−35g/m2の乾式重量を有し、チョークを含むことを特徴とする請求項1または2記載の喫煙品。
  4. 前記ラッパーが22−35パーセントのチョークを含むことを特徴とする請求項3記載の喫煙品。
  5. 前記ラッパーが0.6−2パーセントのクエン酸カリウムを含むことを特徴とする請求項3または4記載の喫煙品。
  6. 前記デザインが少なくとも1つのロゴもしくはその一部または少なくとも1つの文字またはその一部を含むことを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の喫煙品。
  7. 前記ラッパーが喫煙材ロッドとは反対の外方部分を有し、前記デザインがこの外方部分に施されていることを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載の喫煙品。
  8. 前記ラッパーが喫煙材ロッドの方に向いた内方を有し、前記デザインがこの内方部分に施されていることを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項記載の喫煙品。
  9. 喫煙材ロッドをラッパーで包む工程と、
    この包む工程の前または後の少なくともいずれかでラッパーにデザインを施す工程とを含み、
    このデザインを施す工程が熱復元性材料をラッパーに供する工程と、デザインが施されたラッパーが燃えた後にデザインを喫煙者が視認できるようにラッパーとデザインを構成する工程とを含む喫煙品の製造方法。
  10. 前記デザインを施す工程が印刷またはスプレーすることを含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. さらにデザインを施す工程の後にラッパーを乾燥させる工程を含むことを特徴とする請求項9または10記載の方法。
  12. 前記デザインを施す工程が熱復元性材料の懸濁液、溶液またはペーストをラッパーに塗布する工程を含むことを特徴とする請求項9乃至11いずれか1項記載の方法。
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