JP5184402B2 - 液体潤滑式圧縮機 - Google Patents
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Description
図1を参照しつつ圧縮機システム100について説明する。図1に示すように、圧縮機システム100は、油潤滑式(油冷式)のスクリュ圧縮機1と、油回収器2(液体回収器)と、油冷却器3(液体冷却器)とを備えている。これらスクリュ圧縮機1、油回収器2、および油冷却器3は、相互に配管(21〜24)で結ばれている。
スクリュ圧縮機1は、本体ケーシング16と、本体ケーシング16に接続された吸気ケーシング14(吸気部)および吐出ケーシング17(吐出部)と、吸気ケーシング14の上流側端部に取り付けられた弁箱12と、弁箱12に取り付けられた吸込フィルタ11とを備える、油潤滑式の圧縮機である。
本体ケーシング16は、その内部に並行配置された一対のロータ18を収容する。本体ケーシング16内には、配管23から油が注入される。ロータ18は、配管23から注入された油で潤滑および冷却されながら回転し、空気を圧縮して昇圧する。このロータ18は、電動機(不図示)により駆動され、電動機はインバータ(不図示)により回転数制御される。すなわち、ロータ18の回転数は、任意の回転数に制御することができる。また、本体ケーシング16は例えば鋳物である。なお、本体ケーシング16と、その内部に収容されるロータ18とで圧縮部を構成する。また、ターボ式の圧縮機の場合には、その本体ケーシングと、本体ケーシングの内部に収容される、回転するインペラとで圧縮部を構成する。レシプロ式の圧縮機の場合には、その本体ケーシングと、本体ケーシングの内部に収容される、往復動するピストンとで圧縮部を構成する。
図2(a)(b)は、図1に示すスクリュ圧縮機1の吸気ケーシング14部(吸気部)の構造図である。図2(a)は、吸気ケーシング14部の斜視図であり、図2(b)は、吸気ケーシング14部の平断面図である。図1および図2(a)(b)に示すように、吸気ケーシング14は筒状部を有し、その内部に、油循環配管13(液体循環経路)および4枚のフィン15(伝熱部材)が配設されている。吸気ケーシング14は、例えば鋳物であり、本体ケーシング16と一体に形成されている。なお、本体ケーシング16とは別に吸気ケーシング14を形成し、本体ケーシング16に対して取り付けてもよい。
吐出ケーシング17(吐出部)は、例えば鋳物であり、本体ケーシング16と一体に形成されている。なお、本体ケーシング16とは別に吐出ケーシング17を形成し、本体ケーシング16に対して取り付けてもよい。吐出ケーシング17には、油回収器2に接続する配管24の上流側端部が接続されている。吐出ケーシング17の吐出口17aから、ロータ18により昇圧された空気、および油が吐出し、油回収器2に送られる。
吸気ケーシング14には弁箱12が取り付けられている。弁箱12には、吸気調整弁(不図示)が収容されている。この吸気調整弁は、吸気の量を調節するためのバルブである。
弁箱12には吸込フィルタ11が取り付けられている。吸込フィルタ11は、吸気される空気に含まれるほこりなどのダストを除去するためのものである。図1に点線の矢印で示したように、空気は、吸込口11aから吸い込まれ、吸込フィルタ11を介して吸気ケーシング14内、本体ケーシング16内へと流れていく。
油回収器2は、吐出ケーシング17の吐出口17aから吐出された圧縮空気および油を受け入れ、油を分離回収するためのものである。圧縮空気は、油回収器2の上端に接続された配管27を介して外部(必要用途)に供給される。分離回収された油は、油回収器2の下部から抜かれ、配管21を通り、油冷却器3を経由するなどしてふたたびスクリュ圧縮機1へ給油される。なお、油回収器2と油冷却器3とを接続する配管21中にオイルポンプ(不図示)を設ける場合もある。
油冷却器3は、本体ケーシング16内を通ることにより高温となった油を冷却するための空冷式の熱交換器である。油冷却器3に付属するファン5の風量を調整することにより、油の温度を調節することができる。また、油回収器2に分離回収された油を、油冷却器3を経由させずにスクリュ圧縮機1に給油するためのバイパス配管25が設けられている。バイパス配管25中にはバルブ7が設けられている。
次に、圧縮機システム100の動作について説明する。まず、三方弁6は、油循環配管13に対して通常は閉じられている。したがって、油は、吸気部の油循環配管13に流れることなくバイパス配管26を経由して本体ケーシング16に供給される。すなわち、圧縮機システム100を稼動させると、油は、吸気部の油循環配管13を流れることなく、油回収器2と、油冷却器3と、スクリュ圧縮機1との間を通常は循環する。
図3は、消音効果の実測結果を示すグラフである。スクリュ圧縮機1のロータ回転数を4000rpm(共鳴が発生するロータ回転数)としたときの周波数別の騒音レベルをプロットしている。図3中の実線は、油循環配管13に油を流していないときの測定結果であり、点線は、吸気ケーシング14内に吸い込まれる空気に対して温度差を有する油を油循環配管13に流したときの測定結果である。図3から明らかなように、温度差を有する油を油循環配管13に流すと、共鳴発生周波数と圧力脈動周波数とがずれ、共鳴が抑制されている。
2:油回収器(液体回収器)
3:油冷却器(液体冷却器)
6:三方弁(切替手段)
13:油循環配管(液体循環経路)
14:吸気ケーシング(吸気部)
15:フィン(伝熱部材)
100:圧縮機システム
Claims (6)
- 吸気部と、
前記吸気部に連通する回転式または往復動式の圧縮部と、
を備える液体潤滑式圧縮機であって、
前記吸気部内に配設された液体循環経路と、
前記吸気部内に配設され、当該吸気部内を流れる吸気ガスと、前記液体循環経路を流れ当該吸気ガスとの間に温度差を有する液体との間の熱交換を促進させるための伝熱部材と、
前記液体循環経路への前記液体の供給と停止とを切り替える切替手段と、
を備え、
前記圧縮部で発生する圧力脈動周波数と前記吸気部の共鳴周波数とがずれるように、前記切替手段を介して前記液体循環経路へ前記液体を流し、前記伝熱部材により前記熱交換を促進させつつ、前記吸気部内の吸気ガスの温度を変化させる、液体潤滑式圧縮機。 - 前記液体循環経路と前記伝熱部材とは接触していることを特徴とする、請求項1に記載の液体潤滑式圧縮機。
- 前記伝熱部材は、板部材であって、前記吸気ガスの流れに沿う方向に配設されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の液体潤滑式圧縮機。
- 前記伝熱部材は、複数の板部材であって、前記吸気部の中心軸回りに当該吸気部内を仕切るように配設されていることを特徴とする、請求項3に記載の液体潤滑式圧縮機。
- 前記液体循環経路は、前記中心軸に沿って配置され、当該中心軸部において前記複数の板部材と接触していることを特徴とする、請求項4に記載の液体潤滑式圧縮機。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の液体潤滑式圧縮機と、
前記液体潤滑式圧縮機から吐出した液体を回収する液体回収器と、
前記液体回収器から供給された液体を冷却する液体冷却器と、
前記液体冷却器のバイパス経路と、
を備える圧縮機システム。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010196668A JP2010196668A (ja) | 2010-09-09 |
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- 2009-02-27 JP JP2009045061A patent/JP5184402B2/ja not_active Expired - Fee Related
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