JP5183393B2 - 画像再生システム、画像再生制御装置、画像再生方法及びプログラム - Google Patents

画像再生システム、画像再生制御装置、画像再生方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、例えば複数台の撮像装置をネットワークに接続し、画像を一括して再生するのに用いて好適な画像再生システム、画像再生制御装置、画像再生方法及びプログラムに関する。
近年、デジタルカメラが急速に普及している。デジタルカメラで撮影した画像をメモリカード等の記録メディアに保存しておき、保存した画像を再生することが可能である。デジタルカメラで画像を再生する場合、ユーザが画像を一枚一枚選択するのではなく、スライドショーのように画像の表示を制御する装置も多く見受けられる。その際に、音楽も同時に再生する等の機能を有するものも存在する。
また、デジタルカメラに無線等のネットワーク接続機能が搭載されることにより、デジタルカメラがシームレスにネットワークに接続することが可能となっている。ネットワークに接続しているデジタルカメラ内に存在する画像を一括して制御、表示することが可能な機器も存在している。
この種のデジタルカメラは電池によって動作するため、電池残量が少なくなった場合に問題が発生する場合がある。そのような状況を回避するために、電池残量を考慮した技術がいくつか存在する。例えば、データの通信に必要となる電池残量を前もって計算しておき、現在の電池残量がデータの通信に必要な電池残量よりも少ないときには、必要な電池残量を満たすまで充電してからデータ通信を開始するといった技術も存在する(特許文献1参照)。
特開2006−288154号公報
複数台のデジタルカメラをネットワークに接続して画像を一括して表示する場合に、デジタルカメラの1つが例えば電池切れ等のトラブルを起こすと、そのデジタルカメラがネットワークから離脱してしまう。そのため、離脱したデジタルカメラに保存されている画像を再生、表示できなくなってしまう。
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、ネットワーク上の複数機器に保存されている画像を表示する場合に、その機器に保存されている画像が再生されなくなる事態を防止することを目的とする。
本発明の画像再生システムは、複数の画像記録装置がネットワークに接続された画像再生システムであって、再生対象となる画像が保存されている画像記録装置の電池残量を検出する検出手段と、前記検出手段により検出した電池残量が所定の値よりも低い場合、その画像記録装置に保存されている前記再生対象となる画像を他の画像記録装置に複製する複製手段と、前記複製手段により前記他の画像記録装置に複製した画像を表示手段に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像再生制御装置は、複数の画像記録装置がネットワークに接続された画像再生システムにおける画像再生制御装置であって、再生対象となる画像が保存されている画像記録装置の電池残量を検出する検出手段と、前記検出手段により検出した電池残量が所定の値よりも低い場合、その画像記録装置に保存されている前記再生対象となる画像を他の画像記録装置に複製する複製手段と、前記複製手段により前記他の画像記録装置に複製した画像を表示手段に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像再生方法は、複数の画像記録装置がネットワークに接続された画像再生システムにおける画像再生方法であって、再生対象となる画像が保存されている画像記録装置の電池残量を検出するステップと、前記検出した電池残量が所定の値よりも低い場合、その画像記録装置に保存されている前記再生対象となる画像を他の画像記録装置に複製するステップと、前記他の画像記録装置に複製した画像を表示手段に表示するステップとを有することを特徴とする。
本発明のプログラムは、複数の画像記録装置がネットワークに接続された画像再生システムにおいて画像再生を制御するためのプログラムであって、再生対象となる画像が保存されている画像記録装置の電池残量を検出するステップと、前記検出した電池残量が所定の値よりも低い場合、その画像記録装置に保存されている前記再生対象となる画像を他の画像記録装置に複製するステップと、前記他の画像記録装置に複製した画像を表示手段に表示するステップとをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、ネットワーク上の複数の画像記録装置に保存されている画像を表示する場合に、その画像記録装置に保存されている画像が再生されなくなる事態を防止することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る画像再生システムの基本構成を示す図である。複数台のデジタルカメラ100がネットワーク101に接続し、デジタルカメラ100間で通信可能となっている。また、各デジタルカメラ100に保存されている画像データはネットワーク101を介してディスプレイ102に転送され、ディスプレイ102でスライドショーが可能となっている。
図2は、本実施形態に係る画像記録装置としてのデジタルカメラ100の回路構成を示すブロック図である。図2において、マイクロコンピュータ(以下、CPUと記す)201は、撮像素子(本実施形態ではCCD)202が出力する画像データの処理等、カメラ全体の動作を制御する。CPU201は、A/Dコンバータ203、画像バッファメモリ204、画像処理部205からのデータに対し、必要な処理を行う。不揮発性のメモリ207は、CPU201が実行するプログラム等を記憶している。また、記憶媒体209は画像等のデータを記憶するためのものであり、デジタルカメラ100に内蔵されていても、いわゆるメモリカードのように着脱可能であってもよい。スライドショーのスケジューリングを行うプログラムはメモリ207に格納されており、CPU201によって実行される。
画像バッファメモリ204は、スライドショーを行う際に再生対象となる画像データを保存する。JPEG等の圧縮された画像データだけでなく、RAW画像データも保存可能である。RAW画像をスライドショー再生する場合には、その都度現像処理を実行し、表示用の画像を生成してディスプレイ102等に送信する。
画像表示部208は、画像バッファメモリ204に保存されている画像のプレビュー表示を行うための画像表示に関する処理等を行う。ネットワーク101を介して他の機器に画像データを送信する際、送信する画像を選択させるためにサムネイル一覧表示すること等も可能である。
通信処理部206は、外部ネットワークとの通信処理を一手に担う。本例では、無線接続を想定しており、ネットワーク101上へ流すデータ形式への変換等、無線通信に必要な通信処理をすべて含む。なお、有線接続の場合にも、通信処理部206が通信処理を担うことは同様である。
図3は、本実施形態に係る表示手段としてのディスプレイ102の回路構成を示すブロック図である。図3において、データ入出力部300は、デジタルカメラ100等からネットワーク101を介して画像データを読み込む。入力部301は、リモコン等の装置からの入力を受け付ける。蓄積部302は、例えばハードディスク等により構成され、バイナリデータ等を蓄積する。表示部303は、例えばCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等により構成され、デジタルカメラ100から転送されてきた静止画データや動画データを再生する。
CPU304は、上述した各構成に関わる処理すべてを制御する。ROM305は、各処理に必要な制御プログラムやデータを記憶する。RAM306は、各処理に必要な作業領域をCPU304に提供する。なお、上記制御プログラムは蓄積部302に格納されていることもあり、その場合は、この制御プログラムが一旦RAM306に読み出されてからCPU304によって実行される。
以下、具体例を説明するが、説明を分かりやすくするため、ネットワーク101に3台のデジタルカメラ100(カメラA、カメラB、カメラCと称する)が接続されているものとする。そして、各カメラA〜Cの記憶媒体209の一例であるコンパクトフラッシュ(登録商標)(CF)カードやSDカード等にはスライドショー再生可能な画像が前もって撮影、保存されているものとする。また、カメラA、カメラBの電池残量は所定の値(基準値)以上であるものとし、カメラCの電池残量は基準値よりも低くなっているものとする。
図4は、第1の実施形態に係る画像再生システムでの基本シーケンスを示すフローチャートである。本実施形態では、デジタルカメラのうちいずれか1つが他のデジタルカメラに記憶された画像の情報を収集し、スライドショーリストを作成するものとする。本実施形態におけるスライドショーリストとは、スライドショーの順番、スライドショーの対象となるコンテンツの識別情報、コンテンツの保存先の識別情報が記載されたデータである。このスライドショーリストに基づき、順次画像が読み出され、表示される。本実施形態では、スライドショーリストはテキストデータであるとする。このスライドショーリストを作成するカメラは、他のデジタルカメラの電池残量を検出し、電池残量が基準値よりも低いデジタルカメラに保存されているスライドショーの再生対象となる画像を、他のデジタルカメラ100に複製する。以下、詳細な処理内容について説明する。
まず、各デジタルカメラ100及びディスプレイ102間で通信を確立する、(ステップS401)。これは、ユーザが各機器を操作し、同じネットワーク101に参加させるよう指示することで実現できる。
次に、複数台のデジタルカメラ100がネットワーク101に接続されている場合、スライドショーを管理するリスト(スライドショーリスト)を作成し、スライドショーを実行するメインとなるカメラを1台選択する(ステップS402)。ここでは、ユーザはカメラAを用いて、スライドショーリストを作成し、スライドショーを実行しようとしているものとする。
メインとなるカメラは、ユーザが所望のカメラに対して所定の操作を行うことに応じて選択される。具体的には、カメラAは所定のユーザ操作に応じて、自機がメインのカメラとなる旨の通知を他のカメラに送信する。この通知を受信した他のカメラは、メインのカメラに対して画像を提供するカメラとして動作するようになり、カメラAをメインのカメラとして設定する。このようにメインのカメラはユーザが任意に決定してよいが、電池残量が基準値以上のものから選択するようにする。また、電池残量が基準値以上のものから自動的に選択されるようにしてもよい。
以下、スライドショーリストを作成する処理について説明する。カメラAのCPU201は、カメラB、カメラCに対し、それぞれの記憶媒体209に保存されている画像のサムネイルを要求し、それに応じて送信されたサムネイルを受信する(ステップS403)。CPU201は、受信したサムネイルとそのサムネイルの送信元(ここではカメラBまたはカメラC)とを関連付けて、画像バッファメモリ207に記憶する。
次にカメラAのCPU201は、カメラAの画像表示部208を利用して、ネットワーク101に接続されているカメラA〜Cのサムネイルを一覧表示し、スライドショーする画像をユーザに選択させる(ステップS404)。サムネイル一覧表示の際には、どのカメラに保存されている画像なのかを明示するようにカメラ名やファイル名等の情報501もあわせて表示する。ユーザは、この選択画面に一覧表示されたサムネイルを見ながら、所定の操作を行うことでスライドショーの再生対象としたい画像を選択することができる。
次にカメラAのCPU201は、選択画面におけるユーザ操作による選択が完了したか判断する(ステップS411)。完了したと判断した場合はステップS408に進む。完了していないと判断した場合はステップS412に進む。なお、ユーザは図5の選択画面が表示された状態で所定の操作を行うことで、選択完了を指示することができる。
カメラAのCPU201は、選択画面において、ユーザ操作によりサムネイルが選択されたか判断する(ステップS412)。選択されたと判断した場合はステップS405に進む。選択されていないと判断した場合は処理をステップS411に戻す。
続いて、カメラAのCPU201は、ステップS412で選択された画像が保存されているカメラ電池残量を検出し(ステップS405)、電池残量が基準値よりも低ければステップS406に進み、基準値以上であればステップS407に進む。具体的には、カメラAのCPU201は、選択された画像に関連付けられた送信元に、電池残量を問い合わせ、その応答を参照することで電池残量の値が判断できる。この処理が本発明でいう検出手段としての処理例である。なお、他の検出の方法として、ステップS403でのサムネイルの受信の際に、各機器の電池残量の情報を併せて受信してもよい。この方法であれば、ステップS405で他の機器から電池残量を問い合わせる必要がない。
例えば図5の選択画面において、カメラBの画像「0005.jpg」が選択された場合、カメラAのCPU201はカメラBの電池残量を検出する。ここで、カメラBの電池残量は基準値以上であるので、カメラAのCPU201は、そのまま画像「0005.jpg」をスライドショーリストに追加する(ステップS407)。
一方、選択画面でカメラCの画像「0009.jpg」が選択された場合、カメラAのCPU201はカメラCの電池残量を検出する。カメラCの電池残量は基準値よりも低くなっているので、予め「0009.jpg」をカメラAに複製する処理を実行する(ステップS406)。具体的には、カメラAのCPU201は、カメラCに対し画像「0009.jpg」を要求する。カメラAのCPU201は、要求に応じてカメラCから送信された画像を受信すると、カメラAの画像バッファメモリ204に複製し、その画像「0009.jpg」をスライドショーリストに追加する(ステップS407)。なお、カメラA自身の記憶媒体209に記憶された画像もスライドショーの対象としてもよい。この処理が本発明でいう複製手段としての処理例である。
なお、ステップS406の処理によって他のカメラに複製された場合は、複製された事実が参照できるようスライドショーリストに記録しておく。図6に、スライドショーリストの一例を示す。スライドショーリストには、スライドショーの順番、スライドショーの再生対象となる画像の保存先デバイス名、ファイル名、複製元デバイス名等を関連付けて保持しておく。その後、ステップS411に戻り、さらに画像をスライドショーに追加するかを確認する。
このようにして画像を選択し、スライドショーリストを更新する作業を行い、処理をステップS411に戻し、新たな画像が選択されたかの判断を繰り返す。
画像の選択が終了したと判断した場合(ステップS411/Yes)、カメラAのCPU201は、スライドショーリスト(図6を参照)に基づいて、ディスプレイ102でスライドショーを実行する(ステップS408)。
具体的には、カメラAのCPU201はスライドショーリストに従い、次にスライドショーすべき番号を参照する。そして、次のスライドショー対象の画像を保存しているカメラを割り出し、そのカメラに対して画像を要求する。この要求には画像を特定するためのファイル名が含まれる。そして、画像を受信すると、今度は受信した画像をディスプレイ102に出力する。この処理をスライドショーリストに従い、所定の間隔で繰り返すことにより、スライドショーが実現できる。なお、カメラAは他のカメラに対して、ディスプレイ102にファイル名で特定される画像を出力するよう指示してもよい。この処理が本発明でいう表示制御手段としての処理例である。
なお、カメラAのCPU201は画像をディスプレイ102に出力する際に、画像の保存先であるデバイス名等を示す情報を画像に付加してもよい。この際、画像「0009.jpg」のように、スライドショーのために用いた画像の保存先(カメラA)と、その画像の複製元(カメラC)とが異なる場合は、複製元のカメラCの画像である旨を表示する等してもよい。
スライドショーが終了したならば、カメラAのCPU201は、電池残量が基準値よりも低いために複製した画像があるか否かを確認する(ステップS409)。その結果、複製した画像があれば、それら複製した画像を複製先のカメラ(本例ではカメラA)の画像バッファメモリ204から削除する(ステップS410)。この処理が本発明でいう削除手段としての処理例である。この処理により、本来カメラAのものではない画像がカメラAの記憶媒体209に残ってしまい、容量を占有してしまうことを防ぐことができる。また、カメラCのユーザが意図せずカメラAのユーザに画像を譲渡してしまうことを防ぐことができる。
以上述べたように、本実施形態によれば、ネットワーク101上の複数台のカメラに保存されている画像をスライドショーする際、特定のカメラの電池切れにより、そのカメラに保存されている画像がスライドショーされなくなる事態を防止することができる。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、スライドショーリストを作成する際に、デジタルカメラ100の電池残量を検出し、画像を複製するようにした。本実施形態は、まずスライドショーリストを作成し、その後に、スライドショーリストに含まれている画像が保存されているデジタルカメラ100の電池残量を検出し、複製するようにした例である。なお、画像再生システムの基本構成、デジタルカメラ100やディスプレイ102の回路構成は第1の実施形態と同様であり、ここではその詳細な説明を省略する。
ここでも、第1の実施形態と同様に、説明を分かりやすくするため、ネットワーク101に3台のデジタルカメラ100(カメラA、カメラB、カメラC)が接続されているものとする。また、カメラA、カメラBの電池残量は所定の値(基準値)以上であるものとし、カメラCの電池残量は基準値よりも低くなっているものとする。
図7は、第2の実施形態に係る画像再生システムでの基本シーケンスを示すフローチャートである。本実施形態では、スライドショーリストの作成後に、デジタルカメラ100の電池残量を検出が実行され、電池残量が基準値よりも低いデジタルカメラ100に保存されているスライドショーの再生対象となる画像が、他のデジタルカメラ100に複製される。
ステップS701、S702は第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。なお、本実施形態でもメインのカメラとしてカメラAが用いられるものとする。
次に、カメラAのCPU201はスライドショーリストを作成する(ステップS703)。作成の方法を図11に示す。ステップS1101〜S1105は、それぞれ図4のステップS403、S404、S411、S412、S407と同様の処理を行うため、ここでは説明を省略する。図8に、作成したスライドショーリストの一例を示す。本実施形態では、各カメラの電池残量を検出する前に図8に示すスライドショーが作成される。したがって、スライドショーが作成した直後は、複製元のデバイス名が入力されているものはない。
次に、カメラAのCPU201は、スライドショーリストに含まれている画像が保存されているカメラを列挙する(ステップS704)。本例の場合、カメラA、カメラB、カメラCが列挙される。
次に、ステップS704で列挙された各カメラの電池残量を検出する(ステップS705、S706)。このとき、電池残量が基準値よりも低いカメラについては、そのカメラのスライドショーの再生対象となる画像をカメラAの画像バッファメモリ204に複製する(ステップS707)。電池残量の検出及び複製の方法は第1の実施形態と同様である。
本例の場合、カメラCの電池残量が基準値よりも低くなっているので、スライドショーリストに含まれているカメラCに保存されている画像をカメラAに複製する。図8のスライドショーリストを参照すると、カメラCに保存されている画像「0009.jpg」、「0003.jpg」をカメラAに複製することになる。これを受けて、カメラAは、図9に示すように、スライドショーリストを更新し(ステップS711)、保存先のデバイス名が複製先のデバイス名に変更されるとともに、複製元デバイス名等が入力される。
その後、カメラAのCPU201は、図9に示すスライドショーリスト(図9を参照)に基づいて、ディスプレイ102でスライドショーを実行する(ステップS708)。具体的なスライドショーの方法については、第1の実施形態と同様である。
スライドショーが終了したならば、カメラAのCPU201は、電池残量が基準値よりも低いために複製した画像があるか否かを判断する(ステップS709)。その結果、複製した画像があれば、それら複製した画像を複製先のカメラ(本例ではカメラA)の画像バッファメモリ204から削除する(ステップS710)。
ところで、第1、2の実施形態では、電池残量が基準値よりも低いカメラCからメインのカメラAに画像を複製してスライドショーを実行する例を説明したが、以下の第3〜5の実施形態に説明するように、画像を複製する際の制約を設定しておいもよい。
(第3の実施形態)
あるカメラの電池残量が基準値よりも低いために他のカメラに画像を複製する際に、同一名称の画像のファイルが存在した場合、リネームして複製する。
図8のスライドショーリストにおいて、カメラCからカメラAに画像「0003.jpg」を複製しようとした場合、カメラAには既に同一ファイル名である「0003.jpg」というファイルが存在する。したがって、そのまま複製してしまうと、カメラAの「0003.jpg」を上書きしてしまうことになり、スライドショーリスト中のカメラAの画像「0003.jpg」の再生が正しくできなくなってしまう。そこで、同一名称のファイルが存在した場合、リネームして複製する。リネームのルールとしては、既存のものを用いればよく、例えばカメラAで次に撮影したときに付属するファイル名にリネームすることも可能であるし、単純にプレフィックスを変更するだけでもよい。本実施形態により、スライドショーする画像に対し、誤った複製の防止が可能となる。
(第4の実施形態)
あるカメラの電池残量が基準値よりも低いために他のカメラに画像を複製する際に、複製先のカメラの記録容量が複製しようとしている画像のサイズよりも小さい場合、さらに別のカメラに複製する。
カメラAに既に画像が多数存在し、記録容量の残りが少ない場合に、カメラCに保存されているスライドショーの再生対象となる画像を全て複製できない状況が発生する可能性がある。図10に、そのような場合の複製シーケンスを示す。
画像を複製する際に、カメラAのCPU201は、複製先機器(カメラA)の記憶媒体209の残量(空き容量)と複製しようとしている画像のサイズとを比較する(ステップS1001)。複製しようとしている画像のサイズは、例えばサムネイルと一緒に他のカメラから受信することが可能である。比較した結果、複製先機器(カメラA)の空き容量のほうが大きい場合には、問題なくその機器に画像を複製する(ステップS1006)。
一方、複製しようとしている画像のサイズのほうが大きい場合には、その機器(カメラA)に複製することができない。そこで、ネットワーク101上でスライドショーに参加している機器のうち、空き容量が画像のサイズよりも大きい機器を探す(ステップS1002)。具体的には、カメラAのCPU201は他の機器に記憶媒体の空き容量を問い合わせる信号を送信することで、他の機器の空き容量を把握することができる。空き容量が画像のサイズよりも大きい機器が見つかった場合には、その機器の電池残量を検出し(ステップS1003)、基準値以上であれば、その機器に画像を複製する(ステップS1006)。
ステップS1003で機器が見つからない場合、及び、見つかった場合でも電池残量が基準値よりも低い場合には、ユーザに対して警告表示を行う(ステップS1004)。そして、複製しようとしている画像をスライドショーリストから削除する(ステップS1005)。
(第5の実施形態)
あるカメラの電池残量が基準値よりも低いために他のカメラに画像を複製する際に、スライドショーリストに同一時刻に撮影した画像が存在する場合、複製を取りやめる等の処理を加えることで、余計な画像の複製を防止することも可能となる。
以上、第3〜5の実施形態では、画像を複製する際の制約を設定しておくこととした。このことにより、電池残量が少ないデジタルカメラにスライドショー再生対象となる多数の画像が存在する場合にも、問題なく画像を複製し、スライドショー中に画像が表示されなくなることを防止することができる。
上述した各実施形態では、カメラAが本発明の画像再生制御装置として機能する例を説明したが、他のデジタルカメラ100やディスプレイ102が本発明の画像再生制御装置として機能するようにしてもよい。また、デジタルカメラ100やディスプレイ102とは別の機器をネットワーク101に接続し、本発明の画像再生制御装置として機能するようにしてもよい。
また、上述した各実施形態は本発明の一例を示すに過ぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
なお、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても達成される。この場合、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけに限らない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現されてもよい。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる形態でもよい。この場合メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される。
本実施形態に係る画像再生システムの基本構成を示す図である。 デジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。 ディスプレイの回路構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像再生システムでの基本シーケンスを示すフローチャートである。 スライドショー再生対象となる画像を選択するためのサムネイル一覧表示の例を示す図である。 スライドショーリストの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る画像再生システムでの基本シーケンスを示すフローチャートである。 スライドショーリストの一例を示す図である。 図8のスライドショーリストに対し、電池残量による判定を加え、再スケジュールしたスライドショーリストの一例を示す図である。 複製先機器の記録容量を考慮した複製先機器の選択シーケンスを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像再生システムでのサブシーケンスを示すフローチャートである。
符号の説明
100 デジタルカメラ
101 ネットワーク
102 ディスプレイ
201 マイクロコンピュータ
202 撮像素子
203 A/Dコンバータ
204 画像バッファメモリ
205 画像処理部
206 通信処理部
207 不揮発性のメモリ
208 画像表示部
300 データ入出力部
301 入力部
302 蓄積部
303 表示部
304 CPU
305 ROM
306 RAM

Claims (13)

  1. 複数の画像記録装置がネットワークに接続された画像再生システムであって、
    再生対象となる画像が保存されている画像記録装置の電池残量を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出した電池残量が所定の値よりも低い場合、その画像記録装置に保存されている前記再生対象となる画像を他の画像記録装置に複製する複製手段と、
    前記複製手段により前記他の画像記録装置に複製した画像を表示手段に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする画像再生システム。
  2. 前記再生はスライドショーであることを特徴とする請求項1に記載の画像再生システム。
  3. スライドショーリストの作成の際に、前記検出手段により電池残量を検出し、前記複製手段により画像を複製することを特徴とする請求項2に記載の画像再生システム。
  4. スライドショーリストの作成後に、前記検出手段により電池残量を検出し、前記複製手段により画像を複製することを特徴とする請求項2に記載の画像再生システム。
  5. 前記表示制御手段は、スライドショーを実行する際に、前記複製手段により複製した画像とともに複製元の画像記録装置に関する情報を表示することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像再生システム。
  6. 前記複製手段は、前記再生対象となる画像を前記他の画像記録装置に複製する際に、同一名称の画像のファイルが存在する場合、リネームして複製することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像再生システム。
  7. 前記複製手段は、前記他の画像記録装置の記録容量が複製しようとしている画像のサイズよりも小さい場合、さらに別の画像記録装置に複製することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像再生システム。
  8. 前記複製手段は、前記他の画像記録装置の記録容量が複製しようとしている画像のサイズよりも小さい場合、同一時刻に撮影された他の画像が存在するとき、複製を行わないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像再生システム。
  9. 前記複製手段により前記他の画像記録装置に複製した画像を前記表示手段に表示した後、該複製した画像を削除する削除手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像再生システム。
  10. 前記他の画像記録装置は、電池残量が所定の値以上の画像記録装置であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像再生システム。
  11. 複数の画像記録装置がネットワークに接続された画像再生システムにおける画像再生制御装置であって、
    再生対象となる画像が保存されている画像記録装置の電池残量を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出した電池残量が所定の値よりも低い場合、その画像記録装置に保存されている前記再生対象となる画像を他の画像記録装置に複製する複製手段と、
    前記複製手段により前記他の画像記録装置に複製した画像を表示手段に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする画像再生制御装置。
  12. 複数の画像記録装置がネットワークに接続された画像再生システムにおける画像再生方法であって、
    再生対象となる画像が保存されている画像記録装置の電池残量を検出するステップと、
    前記検出した電池残量が所定の値よりも低い場合、その画像記録装置に保存されている前記再生対象となる画像を他の画像記録装置に複製するステップと、
    前記他の画像記録装置に複製した画像を表示手段に表示するステップとを有することを特徴とする画像再生方法。
  13. 複数の画像記録装置がネットワークに接続された画像再生システムにおいて画像再生を制御するためのプログラムであって、
    再生対象となる画像が保存されている画像記録装置の電池残量を検出するステップと、
    前記検出した電池残量が所定の値よりも低い場合、その画像記録装置に保存されている前記再生対象となる画像を他の画像記録装置に複製するステップと、
    前記他の画像記録装置に複製した画像を表示手段に表示するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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