JP5183213B2 - 真空プラズマプロセッサ - Google Patents

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Description

本発明は、一般に、プラズマプロセッサに関し、より詳細には、電気駆動式閉じ込め構造を有する閉じ込め式プラズマ領域を含むプラズマプロセッサに関する。
真空プラズマプロセッサは、通常、半導体、誘電体、および金属基材である工作物上に材料を堆積させ、材料をエッチングするのに使用される。ガスは、工作物が配置される真空プラズマ処理チャンバ内に導入される。チャンバ圧は、通常、0.1〜1000トルの範囲である。ガスは、RF電場または電磁場に応答してRFプラズマに着火される。RF場は、磁気および静電RF場の両方をガスに結合する、通常、電極アレイかコイルのいずれかの、リアクティブインピーダンス要素によって提供される。リアクティブインピーダンス要素は、比較的高い第1RF周波数および十分な電力を有するのでガスがプラズマに着火される、第1RF源に接続される。一般に、ガスは、チャンバの上部を通してチャンバ内に導入され、チャンバの底部から取り出される。ガスが、励起領域内に流れるためのシャワーヘッド効果を実現するために、チャンバの上部の電極が、励起領域内への一連のバッフルおよび開口に連結されることが一般的である。工作物は、通常、チャンバ内のプラズマ励起領域の底部の電極上に取り付けられる。あるチャンバでは、工作物を搭載する電極は、第1RF周波数を供給されるリアクティブインピーダンス要素であり、工作物を搭載する電極から離間した、第2の、通常、上部の電極は、基準電位、通常、アースに接続される。他のチャンバでは、上部電極は、第2RF周波数を供給される。基準電位、すなわち、アースの外部金属壁配置構成と、外部壁から離間した、すなわち、チャンバの内部内のプラズマ閉じ込め領域とを備えるチャンバを、設けることが知られている。
プラズマ閉じ込め領域は、プラズマが領域から流れることを防止し、未荷電ガス分子が閉じ込め領域から流れることを可能にするように設計された、リング形状ルーバなどの構造を含む。未荷電ガス分子は、閉じ込め領域の周縁の付近で、対向する隣接表面間の1つまたは複数のギャップを通して流れる。ギャップ(複数可)から、未荷電ガスは、閉じ込め領域とチャンバ壁との間のチャンバ領域内を、真空ポンプに接続されたチャンバの出口まで流れる。
電荷粒子を含まず、プラズマ密度によって決まる厚さを有するシースが、閉じ込め領域ギャップ(複数可)とプラズマとの間に形成される。リング形状ルーバの隣接対間のギャップ(複数可)の間隔は、シースが、ルーバの隣接対間のギャップ(複数可)を通って全体に延びる厚さを有するようなものである。結果として、電荷粒子は、チャンバ外部壁上に入射せず、(1)閉じ込め領域内でのプラズマのよりよい制御および閉じ込め領域の外側でのより清浄なチャンバが提供され、(2)プラズマがチャンバのこれらの部分に入射しないことの結果として、閉じ込め領域の外側のチャンバの部分に対する損傷が低減される。
しかし、閉じ込め領域を有する典型的な従来技術のプラズマプロセッサでは、プラズマ閉じ込めの喪失が時折存在する、すなわち、プラズマが、閉じ込め領域の外側とチャンバ壁との間のチャンバ部分に存在することが知られている。プラズマ閉じ込めの喪失は、通常、(1)ギャップ(複数可)を通るプラズマの直接輸送、および/または、(2)リング形状ルーバ、すなわち、閉じ込めリングの外側でのプラズマ発生による。プラズマの漏れは、事実上、RF電極が、閉じ込め領域の外側とチャンバ壁との間で、閉じ込め領域からチャンバ領域まで、ギャップ(複数可)を通してRF電位のプラズマを運ぶことであるため、理由(1)と(2)は相互に関係がある。たぶん、閉じ込め構造ギャップ(複数可)を通したプラズマの漏れが存在しない場合、プラズマを形成するための、閉じ込め領域の外側でガスに着火するのに十分なRF電圧が、閉じ込め領域の外側に存在しないと思われる。
典型的な従来技術の閉じ込め構造を用いて、プラズマ閉じ込めの喪失を完全に防止するために必要な厚さを有するシースを確立するためには、ルーバの隣接対間のギャップの面する表面間の分離が、たびたび、非常に狭くなり、それによって、閉じ込め領域の内部と、閉じ込め領域の外側のチャンバの部分との間に、かなりのガスフローインピーダンスが存在する。その結果、閉じ込め領域内に、および、閉じ込め領域から、流れるガスの流量はしばしば最適でない。
したがって、本発明の目的は、新しく、かつ、改善された閉じ込め領域を有するプラズマプロセッサを提供することである。
本発明の別の目的は、チャンバ壁から離間した領域に対するプラズマの増進された閉じ込めを提供するようにプラズマプロセッサを動作させる新しく、かつ、改善された方法を提供することである。
本発明のさらなる目的は、閉じ込め領域内でプラズマ閉じ込めに悪い影響を与えることなく、閉じ込め領域の内側と、閉じ込め領域の外側のチャンバの部分との間で、ガスフローインピーダンスが低い、すなわち、ガスフローコンダクタンスが高い閉じ込め領域を有するプラズマプロセッサを提供することである。
本発明の付加的な目的は、閉じ込め領域を有するプラズマプロセッサを動作させる新しく、かつ、改善された方法を提供することであり、閉じ込め領域内でプラズマ閉じ込めに悪い影響を与えることなく、閉じ込め領域の内側と、閉じ込め領域の外側のチャンバの部分との間に、低いガスフローインピーダンス、すなわち、高いガスフローコンダクタンスが存在するように、プラズマプロセッサが動作する。
本発明の付加される目的は、少なくとも1つのギャップを有する、新しく、かつ、改善された閉じ込め領域を有するプラズマプロセッサを提供することであり、ギャップ(複数可)の対向する隣接表面間の間隔が、閉じ込め領域内でプラズマ閉じ込めに悪い影響を与えることなく拡げる。
本発明のさらに別の目的は、少なくとも1つのギャップを有する閉じ込め領域を有するプラズマプロセッサを動作させる新しく、かつ、改善された方法を提供することであり、プラズマプロセッサは、ギャップ(複数可)の対向する隣接表面間の間隔が、閉じ込め領域内でプラズマ閉じ込めに悪い影響を与えることなく拡けることができるように動作する。
本発明の一態様によれば、真空プラズマプロセッサは、処理チャンバを備え、処理チャンバは、(1)基準電位(例えば、アース)の壁と、(2)出口ポートと、(3)壁および出口ポートから離間し、プラズマが中で励起される領域と、(4)プラズマを領域に閉じ込めるための構造であって、ガスが領域から出口ポートへ流れることを可能にするギャップを有する、構造とを有する。閉じ込め構造に接続される電力源は、閉じ込め構造内のギャップの境界が、基準電位と異なる電位になるようにさせる。
本発明のさらなる態様は、処理チャンバを含む真空プラズマプロセッサを動作させる方法に関し、処理チャンバは、(1)基準電位の壁と、(2)出口ポートと、(3)壁および出口ポートから離間した領域と、(4)プラズマを領域に閉じ込めるとともに、ガスが、領域から出口ポートへ流れることを可能にする構造とを有する。この方法は、領域内でプラズマを励起すること、および、プラズマが、領域内で励起される間、閉じ込め構造に、基準電位と異なる電位を印加することを含む。
シースは、プラズマと閉じ込め構造内のギャップ(複数可)の境界との間に形成される傾向を有する。電力源および閉じ込め構造は、好ましくは、電力源が閉じ込め構造に接続されない状態で、プラズマと閉じ込め構造ギャップ(複数可)との間に形成されるシースのサイズと比較して、閉じ込め構造ギャップ(複数可)内でシースのサイズが増加するように構成される。
電力源は、好ましくは、AC源を含み、AC源は、閉じ込め領域内の電荷キャリアが、プラズマ内に形成されることを防止するために、閉じ込め構造内のギャップの境界に印加される。
電力源による、ギャップ内でのガスのイオン化を防止するために、好ましくは、(1)周波数は、約4MHz未満のRF周波数であり、(2)ギャップの対向する隣接表面間のギャップにおける電場は、約3ボルト/メートル未満である。
閉じ込め構造からのプラズマの流出を防止するのを補助するために、ある実施形態において閉じ込め構造に印加されるAC電力は、閉じ込め構造に印加される電圧が、基準電位と異なる値を有する成分を常に含むように、多相を有する。閉じ込め構造に印加される電力は、好ましくは、90°だけ分離した2相または120°だけ分離した3相を含む。
閉じ込め構造は、好ましくは、プラズマが中で励起されるようになっている領域を囲み、かつ、領域と同心の絶縁性部材を含む。部材は、好ましくは、領域と同心の3つ、または、4つの電気導体を搭載する。2相の実施形態では、3つの導体が存在し、導体のうちの1つの導体は、残りの導体を囲み、基準電圧に接続される。残りの導体は、電力の2つの異なる相に応答するように接続される。3相の実施形態では、4つの導体が存在し、導体のうちの1つの導体は、基準電圧に接続され、3つの残りの導体はそれぞれ、3相のそれぞれの異なる相に電気接続される。導体とプラズマとの間、また、導体とチャンバ内の他の構造との間の必要な電気絶縁を提供するために、導体は、誘電体で作られた部材を搭載し、導体は、誘電体によって覆われる。
閉じ込め構造は、一般に、積層関係の複数のルーバを含む。ルーバはそれぞれ、プラズマが中で励起されるようになっている領域を囲み、かつ、領域と同心である。ある実施形態では、ルーバは、ルーバ上の電極に単相または多相を供給することができるAC源に接続される円形電極を搭載する。
プラズマが中で励起される領域は、閉じ込め構造に印加されるAC周波数と異なる、第1周波数を有するAC源によって駆動される第1電極を含む。第1電極は、領域内のプラズマに第1周波数を電気結合させる。直列共振回路は、好ましくは、(1)第1電極に面する第2電極と、(2)基準電位の端子との間で電気接続される。第2電極および共振回路は、第2電極とプラズマとの間のシースの静電容量が、共振回路に含まれるように構成される。共振回路は、直列タイプであり、第1周波数にほぼ等しい共振周波数を有するため、共振回路は、第1周波数について低いインピーダンスを有する。この配置構成は、チャンバ壁と閉じ込め構造との間でのプラズマ形成をさらに防止するのを補助するために、閉じ込め領域からの第1周波数の流出を防止するのに役立つ。
閉じ込め構造に印加される電圧は、好ましくは、閉じ込め構造ギャップの幅に応答して制御される。
本発明のさらなる態様は、真空プラズマプロセッサおよび真空プラズマプロセッサを動作させる方法に関し、プロセッサは、処理チャンバを含み、処理チャンバは、(1)基準電位の壁と、(2)出口ポートと、(3)壁から離間し、プラズマが中で励起されるようになっている領域と、(4)プラズマを領域に閉じ込めるとともに、ガスが、領域から出口ポートへ流れることを可能にする構造とを有する。プラズマが中で励起される領域は、領域内でプラズマと電気結合する第1および第2電極を含む。第1電極に結合する電力源は、プラズマをAC周波数に励起する。共振回路は、第2電極と基準電位の端子との間で電気接続される。第2電極および共振回路は、プラズマと第2電極との間のシースの静電容量が電力源のAC周波数にほぼ等しい共振周波数を有する共振回路に含まれるように、構成される。
ここで、図面の図1が参照され、プラズマプロセッサ10は、真空チャンバ12を含み、好ましくは、チャンバが中心縦軸13に関して対称であるような円柱構成を有するものとして示される。チャンバ12は、RFおよびDC基準電位(例えば、アース)に維持される、高電気伝導性の円柱金属側壁14ならびに円形天井16および円形ベース18を含む。天井16は、その下部面に高電気伝導性リング21を搭載する環状外側高電気伝導性金属プレート20を含む。プレート20およびリング21は、壁14に電気的かつ機械的に接続されるため、プレート20およびリング21もまた、RFおよびDCアース電位にある。天井16はまた、円形電極22、および、電極22をプレート20から分離し、電気絶縁する環状電気絶縁体24を含む。プレート20、リング21、電極22、および絶縁体24は、軸13に関して同軸である。
ベース18は、壁14に電気的かつ機械的に接続されるため、RFおよびDCアース電位にある、環状外側金属プレート26を含む。プレート26は、高電気伝導性金属リング28を搭載し、高電気伝導性金属リング28は、チャンバ12内に突出し、プレート26に機械的かつ電気的に接続されるため、リングもまた、RFおよびDCアース電位にある。リング28は、高電気伝導性フランジ29を搭載し、高電気伝導性フランジ29は、チャンバ12の半径方向内側に延びるため、ベースプレート26に平行で、かつ、RFおよびDCアース電位にある。プレート26はまた、リング28の内側側壁に接触する外側側壁およびフランジ29の下部面を支える上部面を有する管状電気絶縁体30を搭載する。絶縁体30の上部面はまた、好ましくは半導体ウェハであるが、誘電体または金属基材である可能性がある、工作物36を搭載するための、電気絶縁体リング32および円形電極34を搭載する。リング32は、フランジ29の内側縁と電極34の外側縁にそれぞれ隣接する外側縁と内側縁を有するため、電極34をフランジ29から電気絶縁させる。電極34は、しばしば、DCチャッキング電圧源(図示せず)に接続される静電チャックとして構成され、その場合、電極34は、工作物が、チャンバ12内でプラズマによって処理されている間に、工作物36を冷却する配置構成(図示せず)を含む。リング28およびフランジ29の同一平面上にある上部面は、好ましくは、石英で作られた絶縁体リング37を搭載する。リング37は、リング32の外周からリング28の外周まで延び、工作物が電極34にチャッキングされると、工作物36の上部面よりやや低い上部面を有する。プレート26、リング28、フランジ29、絶縁体30、リング32、電極34、およびリング37は、軸13に関して同軸であり、円形周縁を有する。すなわち、工作物36が、電極34上で適切に所定場所にあるとき、工作物もまた、軸13に関して同軸になる。
適切な供給源(図示せず)からのプロセスガスは、電極22を通して、プラズマ励起領域38内に導入され、電極22は、シャワーヘッド効果によって、プロセスガスが領域38内に流れるように、一連のバッフルおよび開口を含む。プラズマ励起領域38において、プロセスガスは、プラズマに変換され、プラズマは、工作物36を処理する。電極22および34がそれぞれ比較的高い周波数および比較的低い周波数で励起領域に結合させる電場に応答して、プロセスガスはプラズマに変換される。好ましい実施形態では、高い周波数と低い周波数はそれぞれ約27MHzと4.0MHzである。電極22に供給される高い周波数の電力量は、主に、励起領域38内のプラズマの密度を制御し、一方、電極34に供給される低い周波数の電力量は、主に、プラズマ内のイオンエネルギーを制御する。低い周波数と高い周波数は、好ましくは、約4.0MHzと27MHzであるが、プラズマ密度およびイオンエネルギーを制御する他の、また、3つ以上の適した周波数、ならびに、プラズマの他のパラメータを採用することができることが理解される。
軸13に関して同軸であるプラズマ励起領域38は、領域がルーバ配置構成40を含むため、側壁14から離間する。一実施形態では、配置構成40のルーバは、DCおよびRFについて接地されており、高い電気伝導性を有する、垂直に積層された3つの電気的に接地された円形リング41〜43を含む。接地されたリング41〜43ならびにリング21および29は、好ましくは、約2×103Ω−センチメートルの高い電気伝導性を有するようにドープされたシリコンカーバイドで作られ、領域39内のプラズマの過酷な環境に耐えることができる。接地されたリング41〜43は、高い電気伝導性を有する他の材料、例えば、アルミニウムまたはグラファイトで作ることができる。接地されたリング41〜43は、金属ポスト46によって、接地された金属プレート20に電気的かつ機械的に接続される。軸13に関して同軸であり、互いに対して固定して配置される接地されたリング41〜43は、リング28の外周の外側にある整列した外縁、および、リング28の外周の内側にある整列した内縁を有する。
リング41〜43の電気的接地は、ルーバ内の領域38にプラズマを閉じ込めるのを補助する。リング41〜43の機械的関係はまた、もはやイオン化していないか、または、領域38内でイオン化しなかったガスが、リング間の開口を通って、全体に水平方向に流れることを可能にしながら、プラズマを閉じ込めるのを補助する。ガスは、リング41〜43の間の空間を通り、軸13に関して同軸であり、リング28の外側壁および壁14の内部によって、それぞれ画定される内側壁および外側壁を含む環状通路48内に流れる。そのため、領域38は、チャンバ壁14から離間したプラズマ閉じ込め領域と考えられることができる。
通路48の底部は、プレート26内の開口49によって、導管(図示せず)に接続され、次に、ポンプ(図示せず)に接続され、ポンプは、ガスをチャンバ12の内部から吸出し、領域38の外側のチャンバ内部を、通常、50ミリトル未満、好ましくは、約5〜10ミリトルを有する真空に維持する。領域38内の圧力は、通常、かなり高い、例えば、20〜500ミリトルである。
領域38とチャンバの残りとの間の、すなわち、内部領域38から外部領域48への、異なる圧力およびガス流の状況について、要求されるプラズマ閉じ込めを実現するのを補助するために、リング37と41の対向する面間の間隔が、モータ47によって変更される。リング37と41との間の可変間隔(モータ47とルーバ配置構成40との間で結合した従来の機械式メカニズムを用いて得ることができる)は、領域38内のガス圧および領域38から通路48へのガス流量を決定するのに役立ち、その結果、間隔を調整することは、閉じ込め領域の圧力、プラズマ閉じ込めの程度、およびガス流量を制御するのを補助する。モータ47は、コントローラ49の出力信号によって駆動され、コントローラ49は、設定点源51からの流量設定点信号に応答する。
プラズマ励起領域38は、電極22および34、導電性リング21および29、および、絶縁体リング24および32、ならびに、ルーバリング41〜43によって境界付けられる。励起領域38内のプラズマは、プラズマの間で静電容量を形成する中性粒子のシースによって境界付けられる。プラズマは、一般に、電極22および34上の抵抗性負荷として考えることができ、表面は、領域38の境界を画定する。シースの両端のDCバイアス電圧は、電極22および34に供給される周波数の電力の合計によって主に制御される。
DCバイアス、したがって、電極34に関連するシース静電容量は、電極22とプラズマとの間のDC電圧を監視するためのDC電圧プローブ(図示せず)を含むことによって能動的に制御することができる。こうしたDC電圧プローブは、シース厚モニタ、および、インダクタ76を含む直列共振回路74の可変コンデンサ72の値を制御するコンデンサコントローラ70の一部である。電圧プローブはまた、コントローラ70が、電極34に供給される電力を制御するための信号を生成するようにさせ、それにより、比較的高いDCバイアス電圧が、プラズマ励起領域内部のすべての表面で維持される。
回路50および52は、それぞれ、電極22および34について、約27MHzおよび4.0MHzの励起を提供する。回路50は、領域38内のガスをプラズマ状態に励起し、プラズマに所望の密度を提供するように、電極22にエネルギー供給するのに十分な電力を有する27MHz電力源を含む。回路52は、電極34上の実質的なDCバイアス電圧および励起領域38内でのプラズマ内の所望のイオンエネルギーを確立するように電極34にエネルギー供給するのに十分な電力を有する4.0MHz電力源を含む。
RF源54および60はそれぞれ、(1)電力源54の出力インピーダンスおよび電力源54が駆動する負荷(電極22と領域38内のプラズマを含む)と、(2)電力源60の出力インピーダンスおよび電力源60が駆動する負荷(電極34と領域38内のプラズマを含む)との間のインピーダンス整合を提供するリアクタンス(図示せず)を含むドライブ整合ネットワーク56および62を駆動する。ネットワーク56および62は、整合を達成するように制御される可変リアクタンスまたは固定リアクタンスを含むことができ、その場合、電力源54および60の周波数は、整合を達成するように制御される。
シース厚モニタおよび静電容量コントローラ70は、電極22上か、または、電極22に隣接するDCバイアス監視プローブによって生成される電圧に応答する。コントローラ70は、プローブによって生成されるDC電圧を、プローブによって監視されるシースの静電容量を指示する信号に変換する。監視されたシース静電容量を指示する信号に応答して、コントローラ70は、4MHz電力源60の周波数について直列共振を達成するために、コンデンサ72の値に必要とされる静電容量変化を指示する信号を生成する。電力源60が可変周波数タイプである場合、コントローラ70は、電力源60によって生成される正確な周波数を指示する信号(図示せず)に応答する。コントローラ70は、コンデンサ72の値に必要とされる静電容量変化を指示する生成信号に従ってコンデンサ72の値を制御するための、モータなどの適切なアクチュエータを含む。
電力源60の周波数での直列共振が励起領域38内のプラズマとアースとの間の回路74で達成されるようにコンデンサ72を制御することによって、電力源60の周波数についての電極22とアースとの間の回路を通して低インピーダンスが提供される。電力源60の周波数についての電極22とアースとの間の回路74の直列インピーダンスは、通常、電力源60の周波数についての励起領域38とチャンバ12の壁との間のインピーダンスより著しく小さい。その結果、ルーバ配置構成40のルーバ間およびルーバ41の下部面と絶縁リング37の上部面との間のガスを通して、励起領域38からチャンバ12の壁に、電力源60からの十分な電流は流れない。これは、領域38に対する、プラズマ内の4MHzエネルギーの実質的な閉じ込めをもたらす。
電極34上、または、電極34に隣接したシース厚を監視し、電極34とアースとの間に、27MHz電力源54の周波数に等しい共振周波数を有する第2直列共振回路を接続することによって、同様な結果を達成することができることが理解される。第2直列共振回路は、コントローラ70と類似するコントローラによって制御される値を有する可変コンデンサを含むであろう。直列共振回路は、回路74の種々の部品に相当する回路部品によって達成されることができることもまた理解される。
ルーバ41〜43の対向する面間、および、ルーバ41の低部面とリング37の上部面との間の距離の実質的な増加は、閉じ込め領域38の外側でのプラズマ着火を引き起こすことなく、これらの面間の空間(すなわち、ギャップ)に電力を印加することによって、達成されることができる。特に、ゼロなしで、400kHz〜4MHzの周波数を有するRF場の印加は、こうした電力の印加がない状態で提供される状況と比べて、対向する面間の距離が、実質的に増加することを可能にする。ギャップ長の増加は、ルーバ41〜43の対向する面とリング37との間の空間を通る、励起領域38からのイオン化してないガスのかなり大きな流量、ならびに、電極22を通る、領域38内へのプロセスガスの増加した流量をもたらす。こうした電場の印加は、ルーバ41〜43の対向する面間で、また、ルーバ41の低部面とリング37の上部面との間で、シースの厚さと長さを増加させると思われる。シースの厚さと長さの増加は、プラズマが、面間のギャップを通して励起領域38から流出する傾向を減らすようである。
電場は、工作物36を保持する構造に固定して機械的に接続された、電極アレイ80から生成される。特に、アレイ80は、ルーバ41〜43のそれぞれの中心と内側縁との間に存在するように、リング37の上部面上で、かつ、外縁(outer edge)に隣接して配置される。電極アレイ80は、軸13に関して同軸であり、また、電極アレイ上に入射することがあるプラズマによる電極の汚れを防止するために適した誘電体で覆われる、複数の同心の、円形電気ワイヤ(すなわち導体または電極)を含む。アレイ80のリード線のうちの1つは、接地され、一方、残りのリード線は、ケーブル82によって多相RF電力源84に接続される。ケーブル82は、アレイ80内のワイヤの数に等しい多数のリード線を含む。ケーブル82は、ケーブルのリード線に接触する第1面、ならびに、(1)リング28の外表面、(2)プレート26の上部面、内部面、および、壁14の内側面のそれぞれに接触する第2面を有する絶縁物を含み、それにより、ケーブル82内のリード線は、リング28、プレート26、および壁14のアース電位に非常に接近しているが、それらから電気絶縁される。こうした配置構成は、ケーブル82内のリード線が、迷走電圧を拾い上げることを防止するのを補助する。
多相RF電力源84は、400kHz〜4MHzの周波数を有し、電力源84の周波数は、電力源60または54の周波数と大幅に異ならなければならない。1つの好ましい実施形態では、電力源84は、2.0MHzの周波数を有する。電力源84の周波数が400kHz未満である場合、アレイ80のワイヤおよびケーブル82に関連するキャパシティブリアクタンスが、著しく高く、ルーバ41〜43の間の、また、絶縁体リング37の上部面とルーバ41との間のシース電圧を、電極が超えることになる可能性が存在する。こうした状況は、ルーバ構造を通過するガスの着火をもたらし、それにより、電場の目的を台なしにする。電力源の周波数が4MHzを超える場合、アレイ80の接地されたリード線の伝送線路効果が見られ、それにより、アレイ80の接地されたリード線は、もはや、等電位構造と考えられない、すなわち、接地されていない。アレイ80の接地されたリード線が、等電位構造でない場合、ルーバ41〜43の間、また、絶縁体リング37の上部面とルーバ41との間を通過するガスは、着火される可能性がある。
多相RF電力源84の位相は、アレイ80が、リング37と41〜43との間のギャップに印加する電場にゼロが存在しないようなものである。すなわち、閉じ込め構造のアレイ80に印加される電圧は、アースである基準電位と異なる値を有する成分を常に有する。一実施形態では、RF電力源84は、一対の正弦波を生成し、一対の正弦波は、互いから90°だけ変位し、アレイ80の一対の内部リード線またはワイヤに印加される。この実施形態では、アレイ80は、接地され、かつ、電力源84によってエネルギー供給される2つのリード線の外側にある1つのさらなるリード線を含み、ケーブル82は、電力源84とアレイ80のワイヤとの間で接続される3つのリード線を含む。第2の実施形態では、RF電力源84は、3の正弦波を生成し、3つの正弦波は、互いから120°だけ変位し、アレイ80の3つの内部ワイヤに印加される。第2の実施形態では、アレイ80は、接地され、かつ、電力源84によってエネルギー供給される3つのリード線の外側にある第4ワイヤを含み、ケーブル82は、電力源84とアレイ80のワイヤとの間で接続される4つのリード線を含む。3相配置構成は、プラズマにモーメントを与え、それにより、モーメントの方向は、アレイ80のワイヤに瞬間的に印加される位相順序に依存する。
RF電力源84は、コントローラ49が、ルーバ41の下部面とリング37の上部面との間の間隔の指標に応答して変える可変電圧振幅を有する。電力源84の電圧の制御は、電力源51がコントローラに供給する流量設定点に応答して、コントローラ49が生成する信号に直接応答することができる。あるいは、ルーバ41の下部面とリング37の上部面との間の間隔は、電力源84の電圧を制御するために監視されることができる。ルーバ41の下部面とリング37の上部面との間の間隔が増加するにつれて、電力源84の電圧が増加して、より大きな振幅を有する電場が、リング37と41〜43との間のギャップに供給される。しかし、電力源の高電圧から生じる電場が、リング37と41〜43との間のギャップにおいて、プラズマへのガスの着火をもたらす可能性があるため、電力源84の電圧は、過度に高くすることができない。一実施形態では、エネルギー供給された、すなわち、接地されないアレイ80のワイヤに、電力源84が印加することができる最大電圧および電力は、着火を防止するためにそれぞれ300ボルトおよび50ワットである。
2相の実施形態は、図2に示され、電極アレイ80を形成する、同心の電気メッキされた3つの銅ワイヤ、すなわち導体または電極91、92、および93を備える。電極91〜93は、リング37の外縁94に近接するリング37の上部面上に堆積される(図面を簡略化するために、リング37の内縁は示されない)。電極91〜93は、プラズマ閉じ込めの増進を実現するために、軸13に関して同軸であり、電極が、外縁より内縁に近くなるように、ルーバ41の下部面の、それぞれ、内縁96と外縁98との間にある。1つの特定の実施形態では、電極91、92、および93はそれぞれ、約3mmの半径方向広さを有し、電極の隣接対間に約1.5mmの半径方向ギャップを有する。電極91〜93は、絶縁体で覆われ、特定の実施形態では、絶縁体は、約0.5mmの厚さを有するカプトンテープである。
外部電極91は、ケーブル82の接地されたリード線100に接続され、一方、内部電極92および93は、それぞれ、ケーブル82のリード線101および102に接続される。リング37は、電極91〜93の周縁の周りに、同じ角度位置においてメッキされたスルーホール(図示せず)を含む。メッキされたスルーホールは、リード線100〜102に接続される。
リード線101および102は、多相RF電力源84に接続され、多相RF電力源84は、互いから90°だけ位相変位した2つのRF正弦波電圧を、内部電極92および93に供給する。RF電力源84は、特定の実施形態では、従来設計の、位相スプリッタ106を駆動する2MHz発生器104を含む。位相スプリッタ106は、2MHz発生器104の出力に応答して、互いから90°だけ位相変位し、かつ、発生器104の周波数にある、等しい振幅の電圧を、リード線101および102に供給する。位相スプリッタ106は、リード線100に接続された接地された出力端子を含む。電極92および93の2相励起ならびに電極91のアース状態の結果として、互いから90°位相変位し、かつ、発生器104の周波数にある2相AC電場は、リング37と41〜43との間のギャップに結合される。その結果、リング37と41〜43との間のギャップに結合される2相AC電場の結合値は、決してゼロ値を有さず、それにより、ギャップを通してプラズマが流出する可能性が最小になる。
3相の実施形態は、図3に示され、電極アレイ80を形成する、同心の電気メッキされた4つの銅ワイヤ、すなわち導体または電極110〜113を備える。電極110〜113は、リング37の外縁94に近接するリング37の上部面上に堆積される(図面を簡略化するために、リング37の内縁は示されない)。電極110〜113は、軸13に関して同軸であり、ルーバ41の下部面の、それぞれ、内縁96と外縁98との間にあり、それにより、電極が、外縁より内縁に近くなって、プラズマ閉じ込めの増進が実現される。1つの特定の実施形態では、電極110〜113はそれぞれ、約3mmの半径方向広さを有し、電極の隣接対間に約1.5mmの半径方向ギャップを有する。電極110〜113は、絶縁体で覆われ、特定の実施形態では、絶縁体は、約0.5mmの厚さを有するカプトンテープである。
外部電極110は、ケーブル82の接地されたリード線116に接続され、一方、内部電極111、112、および113は、それぞれ、ケーブル82のリード線117、118、および119に接続される。リング37は、電極110〜113の周縁の周りに、同じ角度位置においてメッキされたスルーホール(図示せず)を含む。メッキされたスルーホールは、リード線116〜119に接続される。
リード線117〜119は、多相RF電力源84に接続され、多相RF電力源84は、互いから120°だけ位相変位した3つのRF正弦波電圧を、内部電極111、112、および113に供給する。RF電力源84は、特定の実施形態では、従来設計の、位相スプリッタ122を駆動する2MHz発生器104を含む。位相スプリッタ122は、2MHz発生器104の出力に応答して、互いから120°だけ位相変位し、かつ、発生器104の周波数にある、等しい振幅の電圧を、リード線117〜119に供給する。位相スプリッタ122は、リード線116に接続された接地された出力端子を含む。電極111〜113の3相励起ならびに電極110のアース状態の結果として、互いから120°位相変位し、かつ、発生器104の周波数にある3相AC電場は、リング37と41〜43との間のギャップに結合される。その結果、リング37と41〜43との間のギャップに結合される3相AC電場の結合値は、決してゼロ値を有さず、それにより、ギャップを通してプラズマが流出する可能性が最小になる。
ここで、図1に示す装置の改良版の分解図である図面の図4が参照され、電気絶縁された、固定ルーバ閉じ込めリング131および132は、ルーバ閉じ込めリング41〜43を置き換える。ルーバリング131および132は、軸13に関して半径方向に整列して配置され、図1において、リング28と天井16に関してルーバ41〜43が配置されるのと同じ方法で、リング28の上部表面と天井16との間で、互いから垂直に離間する。ルーバ131および132は、垂直に整列する円形電極135および136をそれぞれ搭載する、対向する面を含み、電極135および136は、電極の外縁が、リング28の垂直に延びる外壁と、垂直方向にほぼ整列するように配置される。電極135および136の内縁は、リング28の外壁の内部にある。電極135および136は、アレイ80の電極が覆われるのと同じ方法で、電気絶縁体によって覆われる。図4の実施形態では、リング37上のアレイ80の電極(図1)は、ルーバ131および132上の電極135および136によって置き換えられる。
電極135は、電気伝導性のあるリード線138によって接地された壁14に接続されるため、電気的に接地されている。電極136は、壁14を貫通しての延び、かつ、壁から電気絶縁されたリード線140の一端に接続される。電極136から反対のリード線140の端は、リード線140および電極136を、整合ネットワーク146を介して駆動する、単相RF発生器144を含む、RF電力源142に接続される。実際に構築される実施形態では、発生器144は、400KHzの周波数を有した。整合ネットワーク146は、多くの場合、固定部品を含むことができ、あるいは、整合ネットワーク146は、従来の特質を持つ、適切な整合インピーダンス検出回路(図示せず)に応答して、値が変更される可変部品を含むことができる。
動作時、電力源144によって励起される電極136から生じるRF電場は、接地された電極135および天井16に結合する。(1)電極135と136との間、および、(2)電極136と天井16との間に確立されるRF場は、ルーバ131と132との間、および、ルーバ132と天井16との間のシース効果を増大させるのに十分な強度である。しかし、電場強度は、ルーバ131と132との間、および、ルーバ132と天井16との間の領域においてプラズマ励起を引き起こすのに十分ではない。
図4の装置に関して実際に実施された試験では、電極135および136のエネルギー供給がない状態でのルーバ131および132の閉じ込め効果と比較して、アースおよび400KHz発生器144にそれぞれ接続された電極135および136に応じて、閉じ込めの改善が起こることがわかった。
ここで、ルーバ131および132を含む、図4の改良型の図である図5が参照される。図5の実施形態では、ルーバ131および132は、それぞれ、電極151および152を搭載し、電極151および152は、それぞれ、電極135および136と同じように配置される。図5の実施形態では、ルーバ131および132の対向する面は、それぞれ、第2のセットの円形電極154および155を含む。円形電極154および155は、互いに垂直に整列し、また、電極151および152が垂直に整列するよりも、軸13から半径方向に遠くに離間する。したがって、円形電極154および155の内縁は、リング28の外壁の外側にあるが、天井16の外縁の内側にある。
円形電極151および155は、リード線156によって、接地された壁14に電極151と155が接続されるため、電気的に接地されている。電極152および154は、リード線158によって電極152および154に接続されるRF電力源142の出力によって並列に駆動され、リード線158の一方のリード線は、壁14を貫通して延び、かつ、壁14から電気絶縁される。動作時、電力源142によって電極152に印加されるRF励起は、RF電場が、励起される電極152と接地される電極151との間に存在するようにさせる。さらに、RF電場は、励起される電極152と天井16の接地される面との間に確立される。RF電場はまた、励起される電極154と接地される電極155との間、および、励起される電極154と金属リング28の接地される表面との間に確立される。RF電場が、ルーバ131と132およびリング28ならびに天井16の間のシース効果を増大させて、閉じ込め効果を増進させる。しかし、RF電場強度は、電極151、152、154、および155を搭載し、また、それらの電極に近接する種々の表面の間でのプラズマの形成を防止するように、十分に小さくなければならない。
電極151、152、154、および155の間にゼロ電場が決して存在しないように、電極151、152、154、および155は、アースおよび多相RF電力源に接続されることができることが理解される。例えば、電極151および155は接地され、互いから90°だけ変位した位相を有するRF電圧は、電極152および154に供給されることができる。あるいは、電極154は接地され、互いから120°だけ位相変位したRF電圧は、それぞれ、電極151、152、および155に接続されることができる。
ここで、図6が参照され、図1に示す実施形態は、絶縁性リング28上のアレイ80のリング電極が、除去され、円形リング電極160、162、164、および166が、絶縁性ルーバリング41〜43の水平面上に搭載されるように変更される。リング電極160および162は、それぞれ、絶縁性ルーバリング41および42の上部面および下部面に搭載され、一方、リング電極164および166は、それぞれ、絶縁性ルーバリング42および43の上部面および下部面に搭載される。電極リング160および162は、電極リングの外縁が、リング28の垂直に延びる外壁とほぼ整列し、また、電極リングの内縁が、リング28の外壁より、中心軸13の近くに位置するように、垂直に整列する。リング電極164および166は、電極リングの内縁が、リング28の外壁より外側にあるように垂直に整列する。リング電極164および166の外縁は、電極164および166の内縁に比べて、中心軸13から遠くにある。
400KHz発生器170および90°位相変位器またはスプリッタ172を含むRF電力源168は、ルーバ41〜43の電極にRFエネルギーを供給する。RFエネルギーは、プラズマが、ルーバ間、および、電極に隣接するチャンバの部分間の空間に存在することなく、ルーバ41〜43に関連するシースの厚さが増加するような値である。位相スプリッタ172は、ケーブル174の第1および第2リード線に、発生器174の周波数を有する、90°位相変位した第1および第2電圧を供給するように構成される。位相スプリッタ172はまた、接地された出力リード線を含む。スプリッタ172の位相変位した出力および接地された出力は、ケーブル174に供給され、ケーブル174は、リング電極160、162、164、および166へ接続するために、壁14を貫通してチャンバ12の内部に延びる。特に、ケーブル174の接地されたリード線は、リング電極160および166に接続され、一方、位相変位した2つの電圧を運ぶケーブル174のリード線は、それぞれ、リング電極162および164に接続される。その結果、電極160と162との間の電場は、電極164と166との間の電場から90°位相変位する。結果として、ルーバリング41、42、および43の間の領域にはゼロ電場が存在せず、プラズマ閉じ込めが増進される。
本発明の特定の実施形態が述べられ、また、示されたが、添付特許請求項に規定される本発明の真の精神および範囲から逸脱することなく、特に示し、述べられた実施形態の詳細における変形が行われてもよいことが明らかであろう。例えば、ルーバと他の構造との間の間隔は固定されることができる。
静止構造上の複数のリング形状電極が複数のRF相を供給される、本発明の好ましい実施形態の特徴を含むプラズマプロセッサの断面略図である。 図1の真空プラズマプロセッサチャンバ内の電極の一実施形態の平面図である。 図1に示す真空プロセッサチャンバ内の電極の第2の実施形態の平面図である。 第1ルーバ上の第1リング形状電極はRFを供給され、第2ルーバ上の第2リング形状電極は接地される、本発明の別の実施形態の特徴を含むプラズマプロセッサの断面略図である。 (a)第1ルーバ上の第1および第2リング形状電極はそれぞれRFおよびアースに接続され、(2)第2ルーバ上の第3および第4リング形状電極はそれぞれRFおよびアースに接続される、本発明のさらなる実施形態の特徴を含むプラズマプロセッサの断面略図である。 リング形状電極は3つ(すなわち、いくつかの)のルーバに搭載され、電極の一部は接地されるとともに、電極の他のものは異なる位相を有するRFによって駆動される、本発明のさらなる実施形態の特徴を含むプラズマプロセッサの断面略図である。

Claims (45)

  1. 基準電位の壁および出口ポートを有する処理チャンバと、
    前記壁および前記出口ポートから離間し、プラズマが中で励起されるようになっている前記処理チャンバ内の領域と、
    前記プラズマを前記領域に閉じ込めるための前記処理チャンバ内の前記壁と前記領域との間に設置された絶縁体からなる閉じ込め構造と、
    プラズマを形成するガスをガス供給源から前記領域に流入可能な前記処理チャンバ内の入口とを具備し、
    前記領域は、前記入口を介して前記領域に流入するガスをプラズマに励起するように構成され、前記閉じ込め構造は、ガスが前記領域から前記出口ポートへ流れることを可能にするギャップを含み、
    前記閉じ込め構造上で半径方向に離間して配置された電気導体に印加されるAC電場が前記電気導体間のギャップ内に存在するようにさせるAC電力源をさらに具備し、
    前記AC電場は、前記AC電力源からの電力を前記閉じ込め構造上の前記電気導体へ電気結合しない状態で得られる閉じ込めに比べて、前記領域への前記プラズマのより良い閉じ込めをもたらす
    真空プラズマプロセッサ。
  2. プラズマを形成するガスの供給源への接続のための入口、基準電位の壁および出口ポートを有する処理チャンバと、
    前記壁および前記出口ポートから離間し、プラズマが中で励起されるようになっている前記処理チャンバ内の領域と、
    前記プラズマを前記領域に閉じ込めるための前記処理チャンバ内の前記壁と前記領域との間に設置された絶縁体からなる閉じ込め構造とを具備し、
    前記入口及び前記領域は、前記供給源からのガスが前記入口を介して前記領域に流入するように構成され、前記領域は、前記入口を介して前記領域に流入するガスをプラズマに励起するように構成され、前記閉じ込め構造は、ガスが前記領域から前記出口ポートまで流れるのを可能にするギャップを含み
    記閉じ込め構造上で半径方向に離間して配置された電気導体のアレイと、
    前記基準電位と異なる値を有する成分を常に含む多相を備え、前記電気導体のアレイに印加されるAC電場が前記ギャップ内に存在するようにさせる多相RF電力源とをさらに具備し、
    前記多相RF電力源、前記電気導体のアレイおよび前記閉じ込め構造は、前記プラズマと前記閉じ込め構造との間にシースを形成するように構成され、前記印加されるAC電場前記閉じ込め構造のプラズマ閉じ込めを増進させるためのプラズマを閉じ込める電場であ
    前記プラズマを閉じ込めるAC電場は、前記多相RF電力源が前記閉じ込め構造上の前記電気導体のアレイに接続されない状態で、前記プラズマと前記閉じ込め構造との間に形成される前記シースのサイズと比較して、前記閉じ込め構造内で前記シースのサイズを増加させ
    空プラズマプロセッサ。
  3. 前記多相RF電力源は、前記閉じ込め構造と前記壁との間の電荷キャリアがプラズマに形成されることを防止するように、前記閉じ込め構造に印加されるように構成されている周波数および電力レベルを有する
    請求項2に記載の真空プラズマプロセッサ。
  4. 前記周波数は4.0MHz未満のRF周波数である
    請求項3に記載の真空プラズマプロセッサ。
  5. 前記電気導体のアレイに印加されるように構成される前記電力は、90°だけ位相変位した2相の電圧を含み、当該2相の電圧は前記電気導体のアレイの異なる電気導体に印加される
    請求項2に記載の真空プラズマプロセッサ。
  6. 前記電気導体のアレイに印加されるように構成される前記電力は、120°だけ位相変位した3相の電圧を含み、当該3相の電圧は前記電気導体のアレイの異なる電気導体に印加される
    請求項2に記載の真空プラズマプロセッサ。
  7. 前記電気導体は少なくとも3つの異なる電気導体を含み、
    前記電気導体に印加されるように構成される前記電力は、RFであり、120°だけ位相変位した3相の電圧を含み、
    前記AC電力源は、前記閉じ込め構造上の前記少なくとも3つの異なる電気導体に前記3相の電圧を同時に印加するように構成される
    請求項1に記載の真空プラズマプロセッサ。
  8. 前記電気導体は、少なくとも2つの異なる電気導体を含み、
    前記電気導体に印加されるように構成される前記電力は、RFであり、90°だけ位相変位した2相の電圧を含み、
    前記AC電力源は、前記閉じ込め構造上の前記少なくとも2つの異なる電気導体に前記2相の電圧を同時に印加するように構成される
    請求項1に記載の真空プラズマプロセッサ。
  9. 前記閉じ込め構造は、前記プラズマが中で励起されるようになっている前記領域を囲み、かつ、前記領域と同心の部材を含み、
    前記部材は、前記領域と同心の第1、第2、および第3の電気導体を搭載し、
    前記第3の電気導体は、前記第1および第2の電気導体を囲み、かつ、前記基準電位に接続され、
    前記第1および第2の電気導体は前記2相の電圧に応答するように接続される
    請求項8に記載の真空プラズマプロセッサ。
  10. 前記部材は誘電体を含み、前記第1、第2、および第3の電気導体は誘電体で覆われる
    請求項9に記載の真空プラズマプロセッサ。
  11. 前記閉じ込め構造は、前記電気導体のうちの少なくとも1つの電気導体を搭載する部材と積層関係にある1つのルーバを含み、
    前記1つのルーバは、前記プラズマが中で励起されるようになっている領域を囲み、かつ、前記領域と同心である
    請求項1に記載の真空プラズマプロセッサ。
  12. 前記部材および前記1つのルーバは前記領域に関して同軸のリングを備える
    請求項11に記載の真空プラズマプロセッサ。
  13. 前記閉じ込め構造は前記プラズマが中で励起されるようになっている前記領域を囲む少なくとも1つの部材を含み、
    前記少なくとも1つの部材は、前記領域を完全に囲む第1、第2、第3、および第4の電気導体を搭載し、
    前記第4の電気導体は、前記第1、第2、および第3の電気導体を完全に囲み、かつ、前記基準電位に接続され、
    前記第1、第2、および第3の電気導体は、前記AC電力源の3相に応答するように接続される
    請求項1に記載の真空プラズマプロセッサ。
  14. 前記少なくとも1つの部材は誘電体を含み、前記第1、第2、第3、および第4の電気導体は誘電体で覆われる
    請求項13に記載の真空プラズマプロセッサ。
  15. 前記閉じ込め構造は、前記少なくとも1つの部材と積層関係の少なくとも1つのルーバを含み、
    前記少なくとも1つのルーバは、前記プラズマが中で励起されるようになっている前記領域を囲み、
    前記少なくとも1つのルーバは、前記第1、第2、および第3の電気導体にキャパシティブに結合する
    請求項13に記載の真空プラズマプロセッサ。
  16. 前記少なくとも1つの部材および前記少なくとも1つのルーバは前記領域に関して同軸のリングを備える
    請求項14に記載の真空プラズマプロセッサ。
  17. 前記少なくとも1つの部材および前記第1、第2、第3、および第4の電気導体は前記領域と同心である
    請求項13に記載の真空プラズマプロセッサ。
  18. (a)前記プラズマが中で励起されるようになっている領域は、前記領域内で前記プラズマに電気結合するように構成された第1および第2電極を含み、(b)前記領域および前記閉じ込め構造は、シースを前記閉じ込め構造と前記プラズマとの間に存在させるように構成され、前記シースは静電容量を有し、
    前記プラズマをAC周波数に励起するための前記第1電極に接続されるさらなる電力源と、
    前記第2電極と前記基準電位にある端子との間で電気接続される直列共振回路とをさらに具備し、
    前記第2電極および前記直列共振回路は、前記第2電極と前記プラズマとの間の前記シースの静電容量が前記直列共振回路に含まれるように構成され、前記直列共振回路は、前記AC周波数にほぼ等しい共振周波数を有する
    請求項1に記載の真空プラズマプロセッサ。
  19. 基準電位の壁および出口ポートを有する処理チャンバと、
    前記壁および前記出口ポートから離間し、プラズマが中で励起されるようになっている前記処理チャンバ内の領域と、
    前記プラズマを前記領域に閉じ込めるための前記処理チャンバ内の前記壁と前記領域との間に設置された絶縁体からなる閉じ込め構造と、
    プラズマを形成するガスをガス供給源から前記領域に流入可能な前記処理チャンバ内の入口とを具備し、
    前記閉じ込め構造は、ガスが前記領域から前記出口ポートへ流れることを可能にするギャップを含み、前記領域は、前記入口を介して前記領域に流入するガスをプラズマに励起するように構成され、
    前記閉じ込め構造上で半径方向に離間して配置された電気導体に印加されるAC電場が前記ギャップ内に存在するようにさせる電力源を具備し、
    前記閉じ込め構造および前記プラズマを閉じ込めるAC電場は前記領域にプラズマを閉じ込めるように構成され、
    前記閉じ込め構造によるプラズマ閉じ込めの程度を効果的に監視する監視用配置構成と、
    前記閉じ込め構造によるプラズマ閉じ込めの程度の指標に基づいて、前記プラズマを閉じ込めるAC電場に印加される前記電力の電圧を制御するコントローラとをさらに具備する
    真空プラズマプロセッサ。
  20. 前記ギャップの長さは、前記プラズマが中で励起されるようになっている前記領域から前記出口ポートへの流体の流れを制御するために可変である
    請求項19に記載の真空プラズマプロセッサ。
  21. 前記監視用配置構成は、前記ギャップの前記長さの指標を生成するように構成される
    請求項19に記載の真空プラズマプロセッサ。
  22. 前記コントローラは、前記監視用配置構成に応答するように構成される
    請求項19に記載の真空プラズマプロセッサ。
  23. 前記閉じ込め構造は前記ギャップが形成される第1および第2の離間した部材を含み、前記第1の部材と前記第2の部材との間の間隔は、前記プラズマが中で励起されるようになっている前記領域から前記出口ポートへの流体の流れを制御するために可変である
    請求項19に記載の真空プラズマプロセッサ。
  24. 基準電位の壁および出口ポートを有する処理チャンバと、
    前記壁および前記出口ポートから離間し、プラズマが中で励起されるようになっている前記処理チャンバ内の領域と、
    前記プラズマを前記領域に閉じ込めるための前記処理チャンバ内の前記壁と前記領域との間に設置された絶縁体からなる閉じ込め構造と、
    プラズマを形成するガスをガス供給源から前記領域に流入可能な前記処理チャンバ内の入口とを具備し、
    前記閉じ込め構造は、ガスが前記領域から前記出口ポートへ流れることを可能にするギャップを含み、前記領域は、前記入口を介して前記領域に流入するガスをプラズマに励起するように構成され、
    前記閉じ込め構造上で半径方向に離間して配置された電気導体に印加されるAC電場が前記ギャップ内に存在するようにさせるプラズマ閉じ込め電力源を具備し、
    前記ギャップの長さは、前記プラズマが中で励起されるようになっている前記領域から前記出口ポートへの流体の流れを制御するために可変であり、
    前記ギャップの前記長さの指標を生成する供給源と、
    前記閉じ込め構造上の電気導体に印加される前記電力の電圧を制御するコントローラとをさらに具備する
    真空プラズマプロセッサ。
  25. 前記コントローラは、前記ギャップの前記長さの前記指標に応答するように構成される
    請求項24に記載の真空プラズマプロセッサ。
  26. 前記閉じ込め構造は、前記プラズマが中で励起されるようになっている前記領域を完全に囲み、
    前記電気導体のうちの少なくとも1つの電気導体が前記領域を完全に囲っている
    請求項1に記載の真空プラズマプロセッサ。
  27. 複数の前記電気導体が前記領域を完全に囲み、
    前記複数の電気導体のうちの少なくとも1つの電気導体は前記基準電位にあり、かつ前記複数の電気導体のうちの別の電気導体は前記基準電位と異なる電圧にある
    請求項1に記載の真空プラズマプロセッサ。
  28. 前記複数の電気導体のうちの第1および第2の電気導体は単一の絶縁部材に搭載される
    請求項27に記載の真空プラズマプロセッサ。
  29. 前記単一の絶縁部材は前記閉じ込め構造に固定式に機械接続される
    請求項28に記載の真空プラズマプロセッサ。
  30. 工作物を保持する保持構造をさらに具備し、
    前記単一の絶縁部材は前記工作物を保持する保持構造に固定式に機械接続される
    請求項28に記載の真空プラズマプロセッサ。
  31. 工作物を保持する保持構造をさらに具備し、
    前記単一の絶縁部材は、前記プラズマを閉じ込めるための、前記保持構造から離間し、かつ当該保持構造の上にあるルーバ上にある
    請求項28に記載の真空プラズマプロセッサ。
  32. 前記複数の電気導体のうちの第1および第2の電気導体は、それぞれ、第1および第2の絶縁部材上にある
    請求項27に記載の真空プラズマプロセッサ。
  33. 工作物を保持する保持構造をさらに具備し、
    前記第1および第2の絶縁部材は、それぞれ、前記プラズマを閉じ込めるための、前記保持構造の上に異なる距離だけ離間した、第1および第2のルーバである
    請求項32に記載の真空プラズマプロセッサ。
  34. 前記複数の電気導体のうちの第1および第2の電気導体は前記領域の中心軸から半径方向にほぼ整列する
    請求項33に記載の真空プラズマプロセッサ。
  35. 前記複数の電気導体のうちの第1および第2の電気導体はそれぞれ、前記AC電力源の前記異なる端子のうちの第1および第2の端子の電圧に応答するように接続される
    請求項34に記載の真空プラズマプロセッサ。
  36. 前記第2の電気導体および前記第2の端子は前記基準電位にある
    請求項35に記載の真空プラズマプロセッサ。
  37. 前記第1の電気導体および前記第1の端子は前記AC電力源の第1位相に応答するように接続され、
    前記第2の電気導体および前記第2の端子は前記AC電力源の第2位相に応答するように接続される
    請求項35に記載の真空プラズマプロセッサ。
  38. 前記複数の電気導体は第3および第4の電気導体を含み、
    前記第1のルーバは前記第1の電気導体を完全に囲む前記第3の電気導体を含み、
    前記第2のルーバは前記第2の電気導体を完全に囲む前記第4の電気導体を含み、
    前記第3および第4の電気導体は前記基準電位に接続される
    請求項37に記載の真空プラズマプロセッサ。
  39. 前記第1の電気導体、第2の電気導体、および前記複数の電気導体のうちの第3の電気導体はそれぞれ、第1、第2、および第3の絶縁部材に搭載され、
    工作物を保持する保持構造をさらに具備し、
    前記第1、第2、および第3の絶縁部材はそれぞれ、前記プラズマを閉じ込めるための、前記保持構造から異なる距離だけ離間した第1、第2、および第3のルーバである
    請求項28に記載の真空プラズマプロセッサ。
  40. 前記第1、第2、および第3のルーバはそれぞれ、前記第1、第2、および第3の電気導体をそれぞれ囲む、第4、第5、および第6の電気導体を含む
    請求項39に記載の真空プラズマプロセッサ。
  41. 前記第1、第2、および第3の電気導体はそれぞれ、前記AC電力源に応答するように接続され、
    前記第4、第5、および第6の電気導体は、前記基準電位にある
    請求項40に記載の真空プラズマプロセッサ。
  42. 前記AC電力源および前記閉じ込め構造は、前記閉じ込め構造を通過するガスの絶縁破壊が生じないように構成されている
    請求項1に記載の真空プラズマプロセッサ。
  43. 前記多相RF電力源および前記閉じ込め構造は、前記閉じ込め構造を通過するガスの絶縁破壊が生じないように構成されている
    請求項2に記載の真空プラズマプロセッサ。
  44. 前記電力源および前記閉じ込め構造は、前記閉じ込め構造を通過するガスの絶縁破壊が生じないように構成されている
    請求項19に記載の真空プラズマプロセッサ。
  45. 前記電力源および前記閉じ込め構造は、前記閉じ込め構造を通過するガスの絶縁破壊が生じないように構成されている
    請求項24に記載の真空プラズマプロセッサ。
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