JP5182563B2 - 復号装置、復号方法、および復号プログラム - Google Patents

復号装置、復号方法、および復号プログラム Download PDF

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Description

本発明は、符号化されたデータ要素に対して復号化処理を繰り返し実行し、復号化処理の復号結果に対して誤り検出を行い、復号結果に誤りが検出されていない場合には、復号結果を出力し、かつ、復号結果に誤りが検出されている場合には、復号化処理を繰り返し実行できる最大回数を超えないように、復号化処理を繰り返し実行する復号装置、復号方法、および復号プログラムに関する。
近年、無線端末(移動端末)から無線基地局装置(Node−B)への上り回線の高速化を目的として3GPP(3rd Generation Partnership Project)において規定されているHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)方式が普及しつつある(例えば、特許文献1〜3参照)。このHSUPA方式では、複数の無線端末のそれぞれに個別に割り当てられるE−DCH(Enhanced Dedicated Channel)を用いることにより、上り回線の伝送速度の高速化、高スループット化等を実現している。また、HSUPA方式では、ARQ(Automatic Repeat reQuest)と誤り訂正符号とを組み合わせることにより再送時に誤り訂正能力を向上させ、再送回数を低減させるためのHARQ(Hybrid ARQ)制御を行っている。
ここで、上記の無線基地局装置には、一般に、復号装置が備えられている。復号装置は、例えば、MAP(Maximum a-posteriori Probability;最大事後確率)アルゴリズム等を用いた軟判定復号を行うターボ復号器によって構成される。このような復号装置は、複数の無線端末のそれぞれから上記のE−DCHを用いて送信される符号化されたデータ要素(ユーザデータ)を復号化する機能を有している。図7は、従来の復号装置100の概略構成を示すブロック図である。図7に示すように、復号装置100は、復号化処理部101、誤り検出部102、初期回数取得部103、書込制御部104、回数記録部105、および繰り返し制御部106を備えている。
復号化処理部101は、符号化された複数のデータ要素のそれぞれに対して復号化処理を実行する。誤り検出部102は、復号化処理部101による復号化処理の復号結果に対して誤り検出符号を用いて誤り検出を行う。初期回数取得部103は、復号化処理部101が復号化処理を繰り返し実行できる初期回数を、無線基地局装置のスケジューラ部200から取得する。書込制御部104は、初期回数取得部103により取得された初期回数を最大回数として回数記録部105へ書き込む。これにより、回数記録部105には、復号化処理部101が復号化処理を実行できる最大回数が記録されることとなる。
繰り返し制御部106は、復号結果に誤りが検出されていない場合には、当該復号結果を復号装置100の外部に出力する。一方、繰り返し制御部106は、復号結果に誤りが検出されている場合には、回数記録部105に記録された最大回数を超えないように、復号化処理部101による復号化処理を繰り返し実行させる。つまり、繰り返し制御部106は、復号化処理部101に対して、復号結果をフィードバックする。
すなわち、復号結果に誤りが検出された場合であっても、復号化処理部101が復号化処理を繰り返し実行すれば、復号結果に誤りが検出されなくなることがある。つまり、復号化処理部101が復号化処理を繰り返し実行すればするほど、復号結果に誤りが検出される確率は低くなる(つまり、復号特性が向上する)。要するに、BER(ビット誤り率;Bit Error Rate)の高いデータ要素であれば、復号化処理部101は、復号化処理を何度も繰り返す必要がある。一方、BERの低いデータ要素であれば、復号化処理部101は、復号化処理を何度も繰り返す必要がない。
ここで、復号化処理部101が復号化処理を最大回数繰り返しても、復号結果に誤りが検出される場合には、復号装置100は、次の処理を行う。つまり、復号装置100は、データ要素の再送要求を示す再送信号を、データ要素を送信した無線端末に対して送信するように、無線基地局装置の無線インタフェース部に指示する。無線インタフェース部は、データ要素を送信した無線端末に対して再送信号を送信する。これにより、再送信号を受信した無線端末は、無線基地局装置に対して、再度データ要素を送信(再送)することができる。
特開2006−33865号公報 特表2006−525757号公報 特開2006−87100号公報
ところで、無線端末と無線基地局装置との間の通信帯域、無線端末の処理負荷(例えば、無線端末の消費電力によるバッテリーの低下)等を考慮すれば、無線端末から無線基地局装置へのデータ要素の送信は、1回の送信で終了することが好ましい。すなわち、無線基地局装置から無線端末へ再送信号が送信(再送)された場合には、無線端末は、無線基地局装置に対して、再度データ要素を送信する必要がある。このため、復号化処理部が復号化処理を最大回数繰り返すまでに、復号結果に誤りが検出されないことが望まれる。
ここで、上記従来の書込制御部は、復号化処理部が復号化処理を繰り返し実行できる初期回数を最大回数として回数記録部へ書き込む。すなわち、書込制御部が一旦初期回数を最大回数として回数記録部へ書き込めば、当該回数記録部には、当該最大回数が固定的に記録されていた。このため、上記従来の復号装置では、回数記録部に記録される最大回数に柔軟性がないので、復号化処理部が復号化処理を最大回数繰り返し実行しても、復号結果に誤りが検出されることが多かった。つまり、上記従来の復号装置では、復号特性が低い。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、回数記録部に記録される最大回数を動的に更新することにより、復号特性を向上することができる復号装置、復号方法、および復号プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明における復号装置は、符号化された複数のデータ要素のそれぞれに対して復号化処理を繰り返し実行する復号化処理部と、前記復号化処理部が前記複数のデータ要素のそれぞれに対して復号化処理を繰り返し実行できる初期回数を取得する初期回数取得部と、前記初期回数取得部により取得された初期回数を最大回数として記録する回数記録部と、前記復号化処理部による復号化処理の復号結果に対して誤り検出を行う誤り検出部と、前記復号結果に誤りが検出されていない場合には、当該復号結果を出力し、かつ、前記復号結果に誤りが検出されている場合には、前記回数記録部に記録された最大回数を超えないように、前記復号化処理部による復号化処理を繰り返し実行させる繰り返し制御部と、前記複数のデータ要素のうち一のデータ要素に対して前記復号化処理部による復号化処理の実行が終了した際に、前記回数記録部に記録された最大回数と、前記復号化処理部が一のデータ要素に対して実際に復号化処理を繰り返し実行した回数との差分を余剰回数として算出し、かつ、算出した余剰回数と、前記初期回数取得部により取得された初期回数との和を設定回数として算出する設定回数算出部と、前記復号化処理部が他のデータ要素に対して復号化処理を実行しようとする場合において、前記設定回数算出部により算出された設定回数を最大回数として前記回数記録部へ書き込む書込制御部とを備える。
本発明の復号装置によれば、回数記録部は、初期回数取得部により取得された初期回数を最大回数として記録する。そして、設定回数算出部は、複数のデータ要素のうち一のデータ要素に対して復号化処理部による復号化処理の実行が終了した際に、回数記録部に記録された最大回数と、復号化処理部が一のデータ要素に対して実際に復号化処理を実行した回数との差分を余剰回数として算出する。また、設定回数算出部は、算出した余剰回数と、初期回数取得部により取得された初期回数との和を設定回数として算出する。
復号化処理部が他のデータ要素に対して復号化処理を実行しようとする場合において、書込制御部は、設定回数算出部により算出された設定回数を最大回数として回数記録部へ書き込む。すなわち、一のデータ要素に余剰回数が算出された場合に、当該余剰回数と初期回数との和である設定回数を他のデータ要素の最大回数として回数記録部へ書き込むことにより、当該回数記録部に記録された最大回数を増加するように動的に更新している。このため、回数記録部に最大回数(初期回数)が固定的に記録されている従来の態様と比較して、復号装置の復号特性を向上することができる。
上記本発明における復号装置においては、前記復号化処理部が復号化処理を実行すべきデータ要素が送信された伝送路の通信状態を示す状態信号を、複数のデータ要素毎に取得する状態信号取得部と、前記状態信号取得部により取得された状態信号に応じて、送信された伝送路の通信状態が良好なデータ要素から前記復号化処理部による復号化処理を実行させる復号順序制御部とをさらに備える態様とするのが好ましい。
上記構成によれば、復号順序制御部は、状態信号に応じて、送信された伝送路の通信状態が良好なデータ要素から復号化処理部による復号化処理を実行させる。すなわち、通信状態が良好なデータ要素であれば、BERが低いので、復号化処理部が復号化処理を何度も繰り返すことなく、繰り返し制御部は、復号結果を出力することができる。つまり、通信状態が良好なデータ要素であれば、設定回数算出部は、大きな余剰回数を算出することができる。このため、通信状態が良好なデータ要素から復号化処理部が復号化処理を実行すれば、設定回数算出部は、大きな設定回数を算出することができる。すなわち、回数記録部には大きな最大回数が記録されることとなる。これにより、復号装置の復号特性をより向上することができる。
上記目的を達成するために本発明における無線基地局装置は、本発明に係る復号装置を備える。
上記目的を達成するために本発明における復号方法は、コンピュータが備える復号化処理部が、符号化された複数のデータ要素のそれぞれに対して復号化処理を繰り返し実行する復号化処理工程と、前記コンピュータが備える初期回数取得部が、前記復号化処理工程により前記複数のデータ要素のそれぞれに対して復号化処理が繰り返し実行できる初期回数を取得する初期回数取得工程と、前記コンピュータが備える誤り検出部が、前記復号化処理工程による復号化処理の復号結果に対して誤り検出を行う誤り検出工程と、前記コンピュータが備える繰り返し制御部が、前記復号結果に誤りが検出されていない場合には、当該復号結果を出力し、かつ、前記復号結果に誤りが検出されている場合には、前記初期回数取得工程により取得された初期回数を最大回数として記録する回数記録部に記録された最大回数を超えないように、前記復号化処理工程による復号化処理を繰り返し実行させる繰り返し制御工程と、前記コンピュータが備える設定回数算出部が、前記複数のデータ要素のうち一のデータ要素に対して前記復号化処理工程による復号化処理の実行が終了した際に、前記回数記録部に記録された最大回数と、前記復号化処理工程により一のデータ要素に対して実際に復号化処理が繰り返し実行された回数との差分を余剰回数として算出し、かつ、算出した余剰回数と、前記初期回数取得工程により取得された初期回数との和を設定回数として算出する設定回数算出工程と、前記コンピュータが備える書込制御部が、前記復号化処理工程により他のデータ要素に対して復号化処理が実行されようとする場合において、前記設定回数算出工程により算出された設定回数を最大回数として前記回数記録部へ書き込む書込制御工程とを含む。
上記目的を達成するために本発明における復号プログラムは、符号化された複数のデータ要素のそれぞれに対して復号化処理を繰り返し実行する復号化処理ステップと、前記復号化処理ステップにより前記複数のデータ要素のそれぞれに対して復号化処理が繰り返し実行できる初期回数を取得する初期回数取得ステップと、前記復号化処理ステップによる復号化処理の復号結果に対して誤り検出を行う誤り検出ステップと、前記復号結果に誤りが検出されていない場合には、当該復号結果を出力し、かつ、前記復号結果に誤りが検出されている場合には、前記初期回数取得ステップにより取得された初期回数を最大回数として記録する回数記録部に記録された最大回数を超えないように、前記復号化処理ステップによる復号化処理を繰り返し実行させる繰り返し制御ステップと、前記複数のデータ要素のうち一のデータ要素に対して前記復号化処理ステップによる復号化処理の実行が終了した際に、前記回数記録部に記録された最大回数と、前記復号化処理ステップにより一のデータ要素に対して実際に復号化処理が繰り返し実行された回数との差分を余剰回数として算出し、かつ、算出した余剰回数と、前記初期回数取得ステップにより取得された初期回数との和を設定回数として算出する設定回数算出ステップと、前記復号化処理ステップにより他のデータ要素に対して復号化処理が実行されようとする場合において、前記設定回数算出ステップにより算出された設定回数を最大回数として前記回数記録部へ書き込む書込制御ステップとをコンピュータに実行させる。
なお、本発明における復号方法および復号プログラムは、上記の復号装置と同様の効果を得る。
以上のように、本発明の復号装置、復号方法、および復号プログラムは、回数記録部に記録される最大回数を動的に更新することにより、復号特性を向上することができるという効果を奏する。
以下、本発明のより具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る通信システム1の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム1は、無線端末2a〜2d、無線ネットワーク制御装置3、および無線基地局装置4を備えている。無線端末2a〜2dと無線基地局装置4とは無線伝送路Wを介して互いにアクセス可能である。本実施形態においては、無線端末2a〜2dと無線基地局装置4との通信方式として、HSUPA方式を採用している。このため、本実施形態に係る無線端末2a〜2dは、当該無線端末2a〜2dのそれぞれに個別に割り当てられるE−DCHを用いることにより、無線基地局装置4に対して、符号化されたデータ要素(ユーザデータ)を高速に送信することができる。なお、無線端末2a〜2dと無線基地局装置4との通信方式として、HSUPA方式に加えて、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式を採用していてもよい。
また、無線ネットワーク制御装置3と無線基地局装置4とは有線伝送路Lを介して互いに接続されている。本実施形態においては、無線ネットワーク制御装置3と無線基地局装置4との通信方式として、ATM(Asynchronous Transfer Mode)方式を採用している。さらに、無線ネットワーク制御装置3は、コアネットワークNに接続されている。なお、コアネットワークNには、図示しないが、例えば、回線交換装置、パケット交換装置、ホームロケーションレジスタ等を含む。
図1では、説明の簡略化のために、無線端末2a〜2dを4台、無線ネットワーク制御装置3を1台、無線基地局装置4を1台図示したが、通信システム1を構成する無線端末2a〜2d、無線ネットワーク制御装置3、および無線基地局装置4の数は任意である。また、通信システム1上に、端末装置、各種のサーバ(Webサーバ、メールサーバ、ホームページサーバ、プロキシサーバ、DNSサーバ、DHCPサーバ、認証サーバ等)が存在していてもよい。
無線端末2a〜2dは、無線基地局装置4、無線ネットワーク制御装置3、およびコアネットワークNを介して、他の無線端末または有線端末と通信する。また、無線端末2a〜2dは、無線基地局装置4、無線ネットワーク制御装置3、およびコアネットワークNを介して、インターネットにアクセスすることもできる。
また、無線端末2a〜2dは、無線基地局装置4へ送信すべきデータ要素に対して符号化処理を行うことにより、符号化したデータ要素を無線基地局装置4へ送信する機能を有している。さらに、無線端末2a〜2dは、無線基地局装置4から送信された符号化されたデータ要素に対して復号化処理を行う機能を有している。
無線ネットワーク制御装置(RNC;Radio Network Controller)3は、無線基地局装置4を制御し、かつ、発着信接続制御、終話制御、およびダイバーシチハンドオーバ制御等を行う。
無線基地局装置(Node-B)4は、無線インタフェース部(図中、無線IF部)41、有線インタフェース部(図中、有線IF部)42、制御部43、およびベースバンド信号処理部44を備えている。
無線インタフェース部41は、無線端末2a〜2dとベースバンド信号処理部44とのデータのやり取りを仲介する。例えば、無線インタフェース部41は、無線端末2a〜2dから送信されたデータ要素を受信し、受信したデータ要素をベースバンド信号処理部44へ出力する。また、例えば、無線インタフェース部41は、ベースバンド信号処理部44から出力された再送信号を受け取り、受け取った再送信号を、無線端末2a〜2dに共通に割り当てられるE−HICH(E−DCH Hybrid ARQ Indicator Channel)を用いることにより、当該無線端末2a〜2dのそれぞれに対して一括して送信する。なお、再送信号は、データ要素の再送要求を示す信号である。
有線インタフェース部42は、無線ネットワーク制御装置3とベースバンド信号処理部44とのデータのやり取りを仲介する。例えば、有線インタフェース部42は、ベースバンド信号処理部44から出力されたデータ要素を受け取り、受け取ったデータ要素を無線ネットワーク制御装置3に送信する。また、例えば、有線インタフェース部42は、無線ネットワーク制御装置3から送信されたデータ要素を受信し、受信したデータ要素をベースバンド信号処理部44に出力する。
制御部43は、有線インタフェース部42を介して、無線ネットワーク制御装置3と呼制御信号の送受信を行う。また、制御部43は、無線端末2a〜2dの無線回線管理(無線回線の設定や開放等)を行う。
ベースバンド信号処理部44は、送信データの符号化、フレーム化、拡散変調、受信データの逆拡散、データ復号、HARQ、スケジューリング等の機能を有する。このため、ベースバンド信号処理部44は、復調部44a、符号化処理部44b、変調部44c、およびスケジューラ部44dを備えている。また、本実施形態に係るベースバンド信号処理部44には、復号装置5が備えられている。
復調部44aは、無線インタフェース部41から出力されたデータ要素に対して復調処理を行う。復調部44aは、復調処理を行ったデータ要素を復号装置5に出力する。
符号化処理部44bは、有線インタフェース部42から出力されたデータ要素に対して符号化処理を行う。符号化処理部44bは、符号化処理を行ったデータ要素を変調部44cに出力する。
変調部44cは、符号化処理部44bから出力されたデータ要素に対して変調処理を行う。変調部44cは、変調処理を行ったデータ要素を無線インタフェース部41に出力する。
スケジューラ部44dは、制御部43からの指示があった場合に、無線端末2a〜2dのそれぞれから送信されたデータ要素に対して、復号装置5のスケジューリングを行う。具体的には、スケジューラ部44dは、復号装置5がデータ要素に対して復号化処理を繰り返し実行できる初期回数を算出する。すなわち、スケジューラ部44dは、無線端末2a〜2dと無線基地局装置4との通信状態や復号装置5の処理能力等に応じて、統計的に妥当な初期回数を算出する。スケジューラ部44dは、復号装置5が復号化処理を初期回数繰り返し実行するために、復号装置5が要する時間を処理可能時間として算出する。スケジューラ部44dは、算出した処理可能時間を復号装置5に割り当てることにより、復号装置5のスケジューリングを行う。これにより、復号装置5は、スケジューラ部44dが行ったスケジューリングに従って動作することができる。
復号装置5は、例えば、MAP(Maximum a-posteriori Probability;最大事後確率)アルゴリズム等を用いた軟判定復号を行うターボ復号器によって構成されており、無線端末2a〜2dのそれぞれからE−DCHを用いて送信される符号化されたデータ要素を復号化する機能を有している。このため、復号装置5は、図2に示すように、復号化処理部51、誤り検出部52、初期回数取得部53、書込制御部54、回数記録部55、繰り返し制御部56、および設定回数算出部57を備えている。
ここで、上記の復号化処理部51、誤り検出部52、初期回数取得部53、書込制御部54、繰り返し制御部56、および設定回数算出部57の各機能は、コンピュータが備えるCPU等の演算装置が所定のプログラムを実行することによって実現される。したがって、上記の各機能をコンピュータで実現するためのプログラムまたはそれを記録した記録媒体も本発明の一実施態様である。また、回数記録部55は、コンピュータの内蔵記憶装置またはこのコンピュータからアクセス可能な記憶装置によって具現化される。
復号化処理部51は、復調部44aから出力されたデータ要素に対して復号化処理を繰り返し実行する。復号化処理部51は、復号化処理の復号結果を誤り検出部52に出力する。また、本実施形態に係る復号化処理部51は、無線端末2a〜2dのデータ要素毎に、当該復号化処理部51が実際に復号化処理を繰り返した回数を計測する機能を有している。復号化処理部51は、計測した回数を、繰り返し制御部56および設定回数算出部57に出力する。なお、復号化処理部51は、計測した回数を、復号装置5の図示しないメモリに記録してもよい。なお、以下では、復号化処理部51が実際に復号化処理を繰り返した回数をkとして表す。
誤り検出部52は、復号化処理部51による復号化処理の復号結果に対して誤り検出符号を用いて誤り検出を行う。本実施形態においては、誤り検出部52は、復号化処理部51による復号化処理の復号結果に対してCRC(Cyclic Redundancy Check)演算を行うことにより、当該復号結果を一定長に区切ったブロック内における全ての復号結果が正しいのか、あるいは1ビットでも誤りがあるのかの判定結果を得る。誤り検出部52は、判定結果を繰り返し制御部56に出力する。
初期回数取得部53は、復号化処理部51が復号化処理を繰り返し実行できる初期回数を、無線基地局装置4のスケジューラ部44dから取得する。初期回数取得部53は、取得した初期回数を書込制御部54および設定回数算出部57に出力する。
書込制御部54は、初期回数取得部53から出力された初期回数を最大回数として回数記録部55へ書き込む。これにより、回数記録部55には、復号化処理部51が復号化処理を実行できる最大回数が記録されることとなる。
繰り返し制御部56は、復号結果に誤りが検出されていない場合には、当該復号結果を出力する。本実施形態においては、繰り返し制御部56は、当該復号結果を有線インタフェース部42に出力する。
一方、繰り返し制御部56は、復号結果に誤りが検出されている場合には、回数記録部55に記録された最大回数を超えないように、復号化処理部51による復号化処理を繰り返し実行させる。つまり、繰り返し制御部56は、復号化処理部51に対して、復号結果をフィードバックする。具体的には、繰り返し制御部56は、まず、回数記録部55に記録された最大回数を読み出す。繰り返し制御部56は、読み出した最大回数と、復号化処理部51が実際に復号化処理を繰り返し実行した回数kとを比較する。
比較した結果、kが最大回数未満であれば、繰り返し制御部56は、復号化処理部51に対して、復号結果をフィードバックする。この場合、復号化処理部56は、フィードバックされた復号結果に対して再度復号化処理を実行する。一方、kが最大回数であれば、繰り返し制御部56は、データ要素の再送要求を示す再送信号を、データ要素を送信した無線端末に対して送信するように、無線インタフェース部41に指示する。無線インタフェース部41は、E−HICHを用いることにより、データ要素を送信した無線端末に対して再送信号を送信する。これにより、再送信号を受信した無線端末は、無線基地局装置4に対して、再度データ要素を送信(再送)することができる。
このように、復号結果に誤りが検出された場合であっても、当該復号結果を復号化処理部51にフィードバックし、復号化処理部51が復号化処理を繰り返し実行すれば、復号結果に誤りが検出されなくなることがある。つまり、復号化処理部51が復号化処理を繰り返し実行すればするほど、復号結果に誤りが検出される確率は低くなる(つまり、復号特性が向上する)。すなわち、BER(ビット誤り率;Bit Error Rate)の高いデータ要素であれば、復号化処理部51は、復号化処理を何度も繰り返す必要がある。一方、BERの低いデータ要素であれば、復号化処理部51は、復号化処理を何度も繰り返す必要がない。
設定回数算出部57は、複数のデータ要素のうち一のデータ要素に対して復号化処理部44bによる復号化処理の実行が終了した際に、回数記録部55に記録された最大回数と、復号化処理部51が一のデータ要素に対して実際に復号化処理を繰り返した回数kとの差分を余剰回数として算出する。また、設定回数算出部57は、算出した余剰回数と、初期回数取得部53から出力された初期回数との和を設定回数として算出する。設定回数算出部57は、算出した設定回数を書込制御部54に出力する。なお、設定回数算出部57は、算出した設定回数を、復号装置5の図示しないメモリに記録してもよい。
復号化処理部51が他のデータ要素に対して復号化処理を実行しようとする場合において、書込制御部54は、設定回数算出部57により出力された設定回数を最大回数として回数記録部55へ書き込む。これにより、回数記録部55に記録された最大回数は更新されることとなる。
次に、上記の構成に係る復号装置5の動作について、図3を参照しながら説明する。
なお、以下では、一例として、無線端末2a〜2dは、無線基地局装置4に対して、データ要素をそれぞれ送信し、無線基地局装置4に備えられた復号装置5は、無線端末2a〜2dの順に、無線端末2a〜2dのデータ要素に対して復号化処理を実行する場合について説明する。ここで、無線端末2aのデータ要素は、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「7回」復号化処理を繰り返し実行する必要があるものとする。また、無線端末2bのデータ要素は、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「5回」復号化処理を繰り返し実行する必要があるものとする。また、無線端末2cのデータ要素は、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「2回」復号化処理を繰り返し実行する必要があるものとする。さらに、無線端末2dのデータ要素は、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「6回」復号化処理を繰り返し実行する必要があるものとする。
図3は、本実施形態に係る復号装置5の動作の一例を示すフローチャートである。図3に示すように、設定回数算出部57は、まず、余剰回数を「0」に初期化する(Op1)。また、初期回数取得部53は、スケジューラ部44dから初期回数を取得する(Op2)。ここで、本実施形態においては、初期回数取得部53は、スケジューラ部44dから初期回数「5回」を取得したものとする。そして、設定回数算出部57は、Op2にて取得された初期回数と、余剰回数との和を設定回数として算出する(Op3)。ここでは、初期回数「5回」、余剰回数「0」であるので、設定回数算出部57は、設定回数「5回」を算出する。書込制御部54は、Op3にて算出された設定回数を最大回数として回数記録部55へ書き込む(Op4)。すなわち、回数記録部55には、最大回数「5回」が記録される。
そして、復号化処理部51は、当該復号化処理部51が実際に復号化処理を繰り返し実行した回数kを「0」に初期化する(Op5)。復号化処理部51は、無線端末2aのデータ要素に対して復号化処理を実行する(Op6)。そして、復号化処理部51は、kに“1”を加算(k=k+1)する(Op7)。
そして、誤り検出部52は、Op6にて実行された復号化処理の復号結果に対して誤り検出符号を用いて誤り検出を行う(Op8)。繰り返し制御部56は、復号結果に誤りが検出されているか否かを判定する(Op9)。繰り返し制御部56は、復号結果に誤りが検出されていると判定すれば(Op9にてYES)、kが最大回数であるか否かを判定する(Op10)。一方、繰り返し制御部56は、復号結果に誤りが検出されていないと判定すれば(Op9にてNO)、当該復号結果を復号装置5の外部に出力する(Op11)。
Op10において、繰り返し制御部56は、kが最大回数であると判定すれば(Op10にてYES)、データ要素の再送要求を示す再送信号を、データ要素を送信した無線端末に対して送信するように、無線インタフェース部41に指示する(Op12)。ここでは、無線端末2aのデータ要素は、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「7回」復号化処理を繰り返し実行する必要があるため、繰り返し制御部56は、再送信号を無線端末2aに対して送信するように、無線インタフェース部41に指示する。なお、ここでは最大回数は「5回」であるので、kは「5回」となる。一方、繰り返し制御部56は、kが最大回数でないと判定すれば(Op10にてNO)、復号化処理部51に対して復号結果をフィードバックする。すなわち、復号化処理部51は、フィードバックされた復号結果に対して再度復号化処理を実行する。つまり、Op6以降の処理を繰り返す。
そして、設定回数算出部57は、回数記録部55に記録された最大回数と、kとの差分を余剰回数として算出する(Op13)。ここでは、回数記録部55に記録された最大回数は「5回」、kは「5回」であるので、設定回数算出部57は、余剰回数「0」を算出する。
そして、復号装置5は、他に処理すべき無線端末2a〜2dのデータ要素が存在するか否かを判定する(Op14)。復号装置5は、他に処理すべき無線端末2a〜2dのデータ要素が存在すると判定すれば(Op14にてYES)、Op3へ戻る。ここでは、無線端末2aのデータ要素の次に処理すべき無線端末2bのデータ要素が存在しているので、無線端末2bのデータ要素に対して復号化処理を実行するためにOp3へ戻る。一方、復号装置5は、他に処理すべき無線端末2a〜2dのデータ要素が存在しないと判定すれば(Op14にてNO)、図3の処理を終了する。
次に、復号装置5は、無線端末2bのデータ要素に対して復号化処理を実行する。すなわち、設定回数算出部57は、Op2にて取得された初期回数と、余剰回数との和を設定回数として算出する(Op3)。ここでは、上記のOp13において余剰回数が「0」と算出されているので、設定回数算出部57は、設定回数「5回」を算出する。書込制御部54は、Op3にて算出された設定回数を最大回数として回数記録部55へ書き込む(Op4)。すなわち、回数記録部55には、継続して最大回数「5回」が記録されることとなる。
そして、復号装置5は、無線端末2bのデータ要素に対して復号化処理を実行するために、Op5〜Op12の処理を行う。なお、無線端末2bのデータ要素は、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「5回」復号化処理を繰り返し実行する必要があるため、復号装置5は、無線インタフェース部41に再送要求を指示することなく、復号結果を復号装置5の外部に出力することができる。なお、ここではkは「5回」となる。
そして、設定回数算出部57は、回数記録部55に記録された最大回数「5回」と、k「5回」との差分を余剰回数「0」として算出する(Op13)。そして、無線端末2bのデータ要素の次に処理すべき無線端末2cのデータ要素が存在しているので(Op14にてYES)、Op3へ戻る。
次に、復号装置5は、無線端末2cのデータ要素に対して復号化処理を実行する。すなわち、設定回数算出部57は、Op2にて取得された初期回数と、余剰回数との和を設定回数として算出する(Op3)。ここでは、上記のOp13において余剰回数が「0」と算出されているので、設定回数算出部57は、設定回数「5回」を算出する。書込制御部54は、Op3にて算出された設定回数を最大回数として回数記録部55へ書き込む(Op4)。すなわち、回数記録部53には、継続して最大回数「5回」が記録されることとなる。
そして、復号装置5は、無線端末2cのデータ要素に対して復号化処理を実行するために、Op5〜Op12の処理を行う。なお、無線端末2cのデータ要素は、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「2回」復号化処理を繰り返し実行する必要があるため、復号装置5は、無線インタフェース部41に再送要求を指示することなく、復号結果を復号装置5の外部に出力することができる。なお、ここではkは「2回」となる。
そして、設定回数算出部57は、回数記録部55に記録された最大回数「5回」と、k「2回」との差分を余剰回数「3回」として算出する(Op13)。そして、無線端末2cのデータ要素の次に処理すべき無線端末2dのデータ要素が存在しているので(Op14にてYES)、Op3へ戻る。
次に、復号装置5は、無線端末2dのデータ要素に対して復号化処理を実行する。すなわち、設定回数算出部57は、Op2にて取得された初期回数と、余剰回数との和を設定回数として算出する(Op3)。ここでは、上記のOp13において余剰回数が「3回」と算出されているので、設定回数算出部57は、初期回数「5回」と余剰回数「3回」との和である設定回数「8回」を算出する。書込制御部54は、Op3にて算出された設定回数を最大回数として回数記録部55へ書き込む(Op4)。すなわち、回数記録部55には、最大回数「8回」が記録されることとなる。つまり、回数記録部55に記録される最大回数は、「5回」から「8回」へ更新されることとなる。
そして、復号装置5は、無線端末2dのデータ要素に対して復号化処理を実行するために、Op5〜Op12の処理を行う。なお、無線端末2dのデータ要素は、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「6回」復号化処理を実行する必要があるため、復号装置5は、無線インタフェース部41に再送要求を指示することなく、復号結果を復号装置5の外部に出力することができる。なお、ここではkは「6回」となる。
そして、設定回数算出部57は、回数記録部55に記録された最大回数「8回」と、k「6回」との差分を余剰回数「2回」として算出する(Op13)。そして、無線端末2dのデータ要素の次に処理すべき無線端末のデータ要素が存在していないので(Op14にてNO)、図3の処理を終了する。
すなわち、従来の復号装置においては、上記のような場合に、無線端末2aと無線端末2dについては、復号化処理部が復号化処理を最大回数繰り返し実行しても、復号結果に誤りが検出されてしまう。一方、本実施形態に係る復号装置5においては、無線端末2aについては、復号化処理部51が復号化処理を最大回数繰り返し実行しても、復号結果に誤りが検出されてしまうが、無線端末2b〜2dについては、復号化処理部51が復号化処理を最大回数繰り返し実行するまでに、復号結果に誤りが検出されなくなる。つまり、本実施形態に係る復号装置5においては、無線端末2aについては、再送信号を送信するように無線インタフェース部41に指示する必要があるが、無線端末2b〜2dについては、再送信号を送信するように無線インタフェース部41に指示する必要がない。
つまり、本実施形態に係る復号装置5によれば、一のデータ要素に余剰回数が算出された場合に、当該余剰回数と初期回数との和である設定回数を他のデータ要素の最大回数として回数記録部55へ書き込むことにより、当該回数記録部55に記録された最大回数を増加するように動的に更新している。このため、回数記録部55に最大回数(初期回数)が固定的に記録されている従来の復号装置と比較して、復号装置5の復号特性を向上することができる。
[実施の形態2]
図4は、本実施形態に係る通信システム6の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム6は、図1に示す無線基地局装置4の代わりに、無線基地局装置7を備えている。なお、図4において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
また、本実施形態に係る無線基地局装置7は、図1に示すベースバンド信号処理部44の代わりに、ベースバンド信号処理部71を備えている。さらに、本実施形態に係るベースバンド信号処理部71は、図1に示す復号装置5の代わりに、復号装置8を備えている。
図5は、本実施形態に係る復号装置8の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る復号装置8は、図2に示す復号装置5に加えて、状態信号取得部81および復号順序制御部82を備えている。なお、図5において、図2と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
ここで、上記の状態信号取得部81および復号順序制御部82の各機能は、コンピュータが備えるCPU等の演算装置が所定のプログラムを実行することによって実現される。したがって、上記の各機能をコンピュータで実現するためのプログラムまたはそれを記録した記録媒体も本発明の一実施態様である。
状態信号取得部81は、復号化処理部51が復号化処理を実行すべきデータ要素が送信された無線伝送路Wの通信状態を示す状態信号を、複数のデータ要素毎に復調部44aから取得する。なお、本実施形態においては、状態信号は、例えば、SIR(Signal to Interference power Ratio)信号である。SIR信号は、無線伝送路Wの通信状態(通信品質)を示す信号であって、一般に、希望波信号電力対干渉電力比と呼ばれている。状態信号取得部81は、取得した状態信号を、復号順序制御部82に出力する。
復号順序制御部82は、状態信号取得部81から出力された状態信号に応じて、送信された無線伝送路Wの通信状態が良好なデータ要素から復号化処理部51による復号化処理を順に実行させる。具体的には、復号順序制御部82は、まず、復調部44aから出力された無線端末2a〜2dのデータ要素を一旦バッファ(図示せず)に蓄積する。なお、バッファは、復号装置5の図示しないメモリの一領域として実現される。復号順序制御部82は、無線端末2a〜2dのデータ要素毎の状態信号に応じて、無線端末2a〜2dのデータ要素のそれぞれの通信状態(通信品質)を判定する。判定した結果、復号順序制御部82は、通信状態が良好なデータ要素から順にバッファから読み出し、復号化処理部51に対して、読み出した順にデータ要素を出力する。これにより、復号化処理部51は、通信状態の良好なデータ要素から順に復号化処理を実行することができる。なお、復号順序制御部82は、無線端末2a〜2dのデータ要素をバッファに蓄積することなく、無線端末2a〜2dのデータ要素を、通信状態の良好なデータ要素の順に並び替えることにより、復号化処理部51に対して、並び替えた順にデータ要素を出力するようにしてもよい。
次に、上記の構成に係る復号装置8の動作について、図6を参照しながら説明する。
以下では、一例として、無線端末2a〜2dは、無線基地局装置4に対して、データ要素をそれぞれ送信した場合について説明する。ここで、無線端末2aのデータ要素は、実施の形態1と同様に、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「7回」復号化処理を繰り返し実行する必要があるものとする。また、無線端末2bのデータ要素は、実施の形態1と同様に、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「5回」復号化処理を繰り返し実行する必要があるものとする。また、無線端末2cのデータ要素は、実施の形態1と同様に、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「2回」復号化処理を繰り返し実行する必要があるものとする。さらに、無線端末2dのデータ要素は、実施の形態1と同様に、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「6回」復号化処理を繰り返し実行する必要があるものとする。
図6は、本実施形態に係る復号装置8の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図6に示す処理において、Op1〜Op14は、図3に示すOp1〜Op14の処理と同様である。図6に示すように、状態信号取得部81は、復号化処理部51が復号化処理を実行すべきデータ要素が送信された無線伝送路Wの通信状態を示す状態信号を、複数のデータ要素毎に復調部44aから取得する(Op21)。復号順序制御部82は、復調部44aから出力された無線端末2a〜2dのデータ要素を一旦バッファに蓄積する(Op22)。復号順序制御部82は、Op21にて取得された状態信号に応じて、通信状態が良好なデータ要素から順にバッファから読み出し、復号化処理部51に対して、読み出した順にデータ要素を出力する(Op23)。
なお、本実施形態においては、復号順序制御部82は、復号化処理部51に対して、無線端末2cのデータ要素、無線端末2bのデータ要素、無線端末2dのデータ要素、無線端末2aのデータ要素の順にデータ要素を出力したものとする。
設定回数算出部57は、まず、余剰回数を「0」に初期化する(Op1)。また、初期回数取得部53は、スケジューラ部44dから初期回数を取得する(Op2)。本実施形態においては、初期回数取得部53は、実施の形態1と同様に、スケジューラ部44dから初期回数「5回」を取得したものとする。そして、設定回数算出部57は、Op2にて取得された初期回数と、余剰回数との和を設定回数として算出する(Op3)。ここでは、初期回数「5回」、余剰回数「0」であるので、設定回数算出部57は、設定回数「5回」を算出する。書込制御部54は、Op3にて算出された設定回数を最大回数として回数記録部55へ書き込む(Op4)。すなわち、回数記録部55には、最大回数「5回」が記録される。
そして、復号装置8は、無線端末2cのデータ要素に対して復号化処理を実行するために、Op5〜Op12の処理を行う。なお、無線端末2cのデータ要素は、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「2回」復号化処理を繰り返し実行する必要があるため、復号装置8は、無線インタフェース部41に再送要求を指示することなく、復号結果を復号装置8の外部に出力することができる。なお、ここではkは「2回」となる。
そして、設定回数算出部57は、回数記録部55に記録された最大回数「5回」と、k「2回」との差分を余剰回数「3回」として算出する(Op13)。そして、無線端末2cのデータ要素の次に処理すべき無線端末2bのデータ要素が存在しているので(Op14にてYES)、Op3へ戻る。
次に、復号装置8は、無線端末2bのデータ要素に対して復号化処理を実行する。すなわち、設定回数算出部57は、Op2にて取得された初期回数と、余剰回数との和を設定回数として算出する(Op3)。ここでは、上記のOp13において余剰回数が「3回」と算出されているので、設定回数算出部57は、設定回数「8回」を算出する。書込制御部54は、Op3にて算出された設定回数を最大回数として回数記録部55へ書き込む(Op4)。すなわち、回数記録部55には、最大回数「8回」が記録されることとなる。つまり、回数記録部55に記録される最大回数は、「5回」から「8回」へ更新されることとなる。
そして、復号装置8は、無線端末2bのデータ要素に対して復号化処理を実行するために、Op5〜Op12の処理を行う。なお、無線端末2bのデータ要素は、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「5回」復号化処理を繰り返し実行する必要があるため、復号装置8は、無線インタフェース部41に再送要求を指示することなく、復号結果を復号装置8の外部に出力することができる。なお、ここではkは「5回」となる。
そして、設定回数算出部57は、回数記録部55に記録された最大回数「8回」と、k「5回」との差分を余剰回数「3回」として算出する(Op13)。そして、無線端末2bのデータ要素の次に処理すべき無線端末2dのデータ要素が存在しているので(Op14にてYES)、Op3へ戻る。
次に、復号装置8は、無線端末2dのデータ要素に対して復号化処理を実行する。すなわち、設定回数算出部57は、Op2にて取得された初期回数と、余剰回数との和を設定回数として算出する(Op3)。ここでは、上記のOp13において余剰回数が「3回」と算出されているので、設定回数算出部57は、設定回数「8回」を算出する。書込制御部54は、Op3にて算出された設定回数を最大回数として回数記録部55へ書き込む(Op4)。すなわち、回数記録部55には、継続して最大回数「8回」が記録されることとなる。
そして、復号装置8は、無線端末2dのデータ要素に対して復号化処理を実行するために、Op5〜Op12の処理を行う。なお、無線端末2dのデータ要素は、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「6回」復号化処理を繰り返し実行する必要があるため、復号装置8は、無線インタフェース部41に再送要求を指示することなく、復号結果を復号装置8の外部に出力することができる。なお、ここではkは「6回」となる。
そして、設定回数算出部57は、回数記録部55に記録された最大回数「8回」と、k「6回」との差分を余剰回数「2回」として算出する(Op13)。そして、無線端末2dのデータ要素の次に処理すべき無線端末2aのデータ要素が存在しているので(Op14にてYES)、Op3へ戻る。
次に、復号装置8は、無線端末2aのデータ要素に対して復号化処理を実行する。すなわち、設定回数算出部57は、Op2にて取得された初期回数と、余剰回数との和を設定回数として算出する(Op3)。ここでは、上記のOp13において余剰回数が「2回」と算出されているので、設定回数算出部57は、設定回数「7回」を算出する。書込制御部54は、Op3にて算出された設定回数を最大回数として回数記録部55へ書き込む(Op4)。すなわち、回数記録部55には、最大回数「7回」が記録されることとなる。つまり、回数記録部55に記録される最大回数は、「8回」から「7回」へ更新されることとなる。
そして、復号装置8は、無線端末2aのデータ要素に対して復号化処理を実行するために、Op5〜Op12の処理を行う。なお、無線端末2aのデータ要素は、復号結果に誤りが検出されなくなるまで、「5回」復号化処理を繰り返し実行する必要があるため、復号装置8は、無線インタフェース部41に再送要求を指示することなく、復号結果を復号装置8の外部に出力することができる。なお、ここではkは「5回」となる。
そして、設定回数算出部57は、回数記録部55に記録された最大回数「7回」と、k「5回」との差分を余剰回数「2回」として算出する(Op13)。そして、無線端末2aのデータ要素の次に処理すべき無線端末のデータ要素が存在していないので(Op14にてNO)、図6の処理を終了する。
すなわち、実施の形態1に係る復号装置5においては、上記のような場合に、無線端末2aについては、復号化処理部51が復号化処理を最大回数繰り返し実行しても、復号結果に誤りが検出されてしまう。一方、本実施形態に係る復号装置8においては、無線端末2a〜2dの全てについて、復号化処理部51が復号化処理を最大回数繰り返し実行するまでに、復号結果に誤りが検出されなくなる。つまり、本実施形態に係る復号装置8においては、無線端末2a〜2dの全てについて、再送信号を送信するように無線インタフェース部41に指示する必要がない。
つまり、本実施形態に係る復号装置8によれば、通信状態が良好なデータ要素から復号化処理部51が復号化処理を繰り返し実行しているので、設定回数算出部57は、大きな設定回数を算出することができる。すなわち、回数記録部55には大きな最大回数が記録されることとなる。これにより、実施の形態1に係る復号装置5と比較して、復号装置8の復号特性をより向上することができる。
なお、実施の形態1および実施の形態2において、復号装置は、無線基地局装置内に備えられている例について説明したが、これに限定されない。例えば、復号装置は、無線基地局装置以外に、無線端末、無線ネットワーク制御装置、パーソナルコンピュータ、サーバ装置等、任意の装置に備えられていてもよい。
また、実施の形態1および実施の形態2において、無線基地局装置と無線ネットワーク制御装置とは、ハードウェア的にそれぞれ異なる装置である場合について説明したが、これに限定されない。すなわち、無線基地局装置と無線ネットワーク制御装置とは、ハードウェア的に同じ装置であってもよい。つまり、無線基地局装置に無線ネットワーク制御装置の機能が備えられていてもよい。
すなわち、本発明は上述した実施の形態1および実施の形態2に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。つまり、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
以上のように、本発明は、回数記録部に記録される最大回数を動的に更新することにより、復号特性を向上することができる復号装置、復号方法、または復号プログラムとして有用である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る復号装置の概略構成を示すブロック図である。 図3は、上記復号装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図4は、本発明の第2の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。 図5は、本発明の第2の実施形態に係る復号装置の概略構成を示すブロック図である。 図6は、上記復号装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、従来の復号装置の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
4、7 無線基地局装置
5、8 復号装置
51 復号化処理部
52 誤り検出部
53 初期回数取得部
54 書込制御部
55 回数記録部
56 繰り返し制御部
57 設定回数算出部
81 状態信号取得部
82 復号順序制御部

Claims (5)

  1. 符号化された複数のデータ要素のそれぞれに対して復号化処理を繰り返し実行する復号化処理部と、
    前記復号化処理部が前記複数のデータ要素のそれぞれに対して復号化処理を繰り返し実行できる初期回数を取得する初期回数取得部と、
    前記初期回数取得部により取得された初期回数を最大回数として記録する回数記録部と、
    前記復号化処理部による復号化処理の復号結果に対して誤り検出を行う誤り検出部と、
    前記復号結果に誤りが検出されていない場合には、当該復号結果を出力し、かつ、前記復号結果に誤りが検出されている場合には、前記回数記録部に記録された最大回数を超えないように、前記復号化処理部による復号化処理を繰り返し実行させる繰り返し制御部と、
    前記複数のデータ要素のうち一のデータ要素に対して前記復号化処理部による復号化処理の実行が終了した際に、前記回数記録部に記録された最大回数と、前記復号化処理部が一のデータ要素に対して実際に復号化処理を繰り返し実行した回数との差分を余剰回数として算出し、かつ、前記算出した余剰回数と、前記初期回数取得部により取得された初期回数との和を設定回数として算出する設定回数算出部と、
    前記復号化処理部が、前記複数のデータ要素のうち、未復号データ要素数に関わらず、他の一のデータ要素に対して復号化処理を実行しようとする場合において、前記設定回数算出部により算出された設定回数を最大回数として前記回数記録部へ書き込む書込制御部とを備える、復号装置。
  2. 前記復号化処理部が復号化処理を実行すべきデータ要素が送信された伝送路の通信状態を示す状態信号を、複数のデータ要素毎に取得する状態信号取得部と、
    前記状態信号取得部により取得された状態信号に応じて、送信された伝送路の通信状態が良好なデータ要素から前記復号化処理部による復号化処理を実行させる復号順序制御部とをさらに備える、請求項1に記載の復号装置。
  3. 請求項1または2に記載の復号装置を備える無線基地局装置。
  4. コンピュータが備える復号化処理部が、符号化された複数のデータ要素のそれぞれに対して復号化処理を繰り返し実行する復号化処理工程と、
    前記コンピュータが備える初期回数取得部が、前記復号化処理工程により前記複数のデータ要素のそれぞれに対して復号化処理が繰り返し実行できる初期回数を取得する初期回数取得工程と、
    前記コンピュータが備える誤り検出部が、前記復号化処理工程による復号化処理の復号結果に対して誤り検出を行う誤り検出工程と、
    前記コンピュータが備える繰り返し制御部が、前記復号結果に誤りが検出されていない場合には、当該復号結果を出力し、かつ、前記復号結果に誤りが検出されている場合には、前記初期回数取得工程により取得された初期回数を最大回数として記録する回数記録部に記録された最大回数を超えないように、前記復号化処理工程による復号化処理を繰り返し実行させる繰り返し制御工程と、
    前記コンピュータが備える設定回数算出部が、前記複数のデータ要素のうち一のデータ要素に対して前記復号化処理工程による復号化処理の実行が終了した際に、前記回数記録部に記録された最大回数と、前記復号化処理工程により一のデータ要素に対して実際に復号化処理が繰り返し実行された回数との差分を余剰回数として算出し、かつ、前記算出した余剰回数と、前記初期回数取得工程により取得された初期回数との和を設定回数として算出する設定回数算出工程と、
    前記コンピュータが備える書込制御部が、前記復号化処理工程により、前記複数のデータ要素のうち、未復号データ要素数に関わらず、他の一のデータ要素に対して復号化処理が実行されようとする場合において、前記設定回数算出工程により算出された設定回数を最大回数として前記回数記録部へ書き込む書込制御工程とを含む、復号方法。
  5. 符号化された複数のデータ要素のそれぞれに対して復号化処理を繰り返し実行する復号化処理ステップと、
    前記復号化処理ステップにより前記複数のデータ要素のそれぞれに対して復号化処理が繰り返し実行できる初期回数を取得する初期回数取得ステップと、
    前記復号化処理ステップによる復号化処理の復号結果に対して誤り検出を行う誤り検出ステップと、
    前記復号結果に誤りが検出されていない場合には、当該復号結果を出力し、かつ、前記復号結果に誤りが検出されている場合には、前記初期回数取得ステップにより取得された初期回数を最大回数として記録する回数記録部に記録された最大回数を超えないように、前記復号化処理ステップによる復号化処理を繰り返し実行させる繰り返し制御ステップと、
    前記複数のデータ要素のうち一のデータ要素に対して前記復号化処理ステップによる復号化処理の実行が終了した際に、前記回数記録部に記録された最大回数と、前記復号化処理ステップにより一のデータ要素に対して実際に復号化処理が繰り返し実行された回数との差分を余剰回数として算出し、かつ、前記算出した余剰回数と、前記初期回数取得ステップにより取得された初期回数との和を設定回数として算出する設定回数算出ステップと、
    前記復号化処理ステップにより、前記複数のデータ要素のうち、未復号データ要素数に関わらず、他の一のデータ要素に対して復号化処理が実行されようとする場合において、前記設定回数算出ステップにより算出された設定回数を最大回数として前記回数記録部へ書き込む書込制御ステップとをコンピュータに実行させる、復号プログラム。
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