JP5182022B2 - タッチパネル機能付き不揮発性表示装置 - Google Patents
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Description
図1において、本実施形態に係るタッチパネル機能付き不揮発性表示装置1は、主として、タッチパネル基材10と背面基材20との間に、マイクロカプセル型電気泳動式表示部40を介在させた構成となっている。
タッチパネル基材10は、透明なフィルム又は基板からなっている。タッチパネル基材10に好適なフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリアリレート(PAR)、環状ポリオレフィン等の柔軟な透明樹脂フィルムを用いることができる。また、タッチパネル基材10に好適な基板としては、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、アクリル、ガラス、石英ガラス等などの透明基板を用いることができる。
背面基材20は、高い絶縁性を有する材料によって形成してあり、例えば、ガラスや絶縁処理された金属フィルム等の無機材料、又はポリエチレンテレフタレート等の有機材料を用いることができる。この背面基材20は、タッチパネル基材10と異なり、透明でも不透明でもよい。
マイクロカプセル型電気泳動式表示部40は、粒径が数nm〜数十μmのマイクロカプセル40a内に、黒色帯電粒子41及び白色帯電粒子42を分散させた液体分散媒43を封入した構成となっている。液体分散媒43としては、例えば、炭化水素、シリコーンオイルといったような、高い絶縁性を有する溶液と界面活性剤、アルコール類のような分散剤の混合液を用いることができる。
次に、上述したマイクロカプセル型電気泳動式表示部40の表示原理について簡単に説明する。図1において、仮に、黒色帯電粒子41が正に、白色帯電粒子42が負に帯電しているとすると、透明電極11の電位を基準電位として、背面電極21に所定の電圧を印加して背面電極21を正にした場合、黒色帯電粒子41が透明電極11の近傍に分布するとともに、白色帯電粒子42が背面電極21の近傍に分布して、タッチパネル基材10には黒色が表示される。
図1及び図2において、タッチパネル機能付き不揮発性表示装置1は、タッチペンPの接触位置を検出する位置検出部2と、位置検出用及び表示駆動用の電圧制御を行う制御部3と、透明電極11に所定電圧を印加する電圧生成部4と、背面電極21に所定電圧を印加する帯電粒子駆動部5とを備えている。なお、本実施形態では、タッチパネル機能付き不揮発性表示装置1の操作手段としてタッチペンPを例示したが、本タッチパネル機能付き不揮発性表示装置1は、タッチペンP以外の操作手段、例えば、ペン型以外のスタイラス(Stylus)や操作者の指などによって操作することも当然に可能である。
図3において、帯電粒子駆動部5は、タッチパネル基材10を介した表示の視認性を妨げない箇所、例えば、図1に示す背面基材20に実装してある。上述したように、背面電極21は、一画素又は所定の複数画素に対応してマトリックス状に設けてあり、各背面電極21,21,21…のそれぞれには、薄膜トランジスタ60(以下、「TFT」という)がそれぞれ接続してある。
次に、本実施形態に係るタッチパネル機能付き不揮発性表示装置における位置検出部、制御部及び電圧生成部の制御処理について、図4〜図7を参照しつつ説明する。図5は位置検出部の位置検出動作を示すフローチャートである。図6は制御部の制御処理を示すフローチャートである。図7は電圧生成部の電圧印加動作を示すフローチャートである。
図1に示すタッチパネル機能付き不揮発性表示装置1の主電源をオンにすると、位置検出部2、制御部3、電圧生成部4及び帯電粒子駆動部5がそれぞれ起動する。タッチパネル機能付き不揮発性表示装置1が正常に起動した場合は、制御部3が、マイクロカプセル型電気泳動式表示部40に、メニュー画像などの初期画像を表示させるための制御を行う。すなわち、制御部3は、Vcom生成の有効信号を電圧生成部4に送信するとともに、所定の制御信号を帯電粒子駆動部5に送信して、マイクロカプセル型電気泳動式表示部40の各帯電粒子41,42を駆動させ、所定の初期画像を表示させる。その後、制御部3は、5V生成の有効信号を電圧生成部4に送信する(図6のステップS11を参照)。これにより、電圧生成部4が透明電極11に5Vの位置検出用電圧を印加し(図4の「位置検出用電圧」を参照)、位置検出部2によるタッチペンPの接触位置の検出が可能な状態となる。
図5のステップS1において、位置検出部2は、タッチパネル基材10への接触を検出したか否かを判断する(図4の「接触」を参照)。タッチパネル基材10への接触を検出していないと判別した場合(NO)、位置検出部2は、このステップS1の判断を繰り返す。一方、タッチパネル基材10への接触を検出したと判別(YES)は、ステップS2に進み、位置検出部2は、接触の検出信号を制御部3に送信する。この検出信号は、タッチパネル基材10にタッチペンPが接触したことによる、透明電極11の四隅の静電容量の変化に基づいて生成される。
上述したタッチパネル機能付き不揮発性表示装置1の起動処理後、図6のステップS11に進み、制御部3は、5V生成の有効信号(Enable信号)を電圧生成部4に送信する。この5V生成の有効信号を受信した電圧生成部4が、5Vの電圧を生成することで(図7のステップS22を参照)、上述した図5のステップS1〜4に示す、位置検出部2による位置検出動作が実行可能な状態となる。
上述したタッチパネル機能付き不揮発性表示装置1の起動処理後、図7のステップS21に進み、電圧生成部4は、制御部3からの5V生成の有効信号(図6のステップS11を参照)を受信したか否か判断する。5V生成の有効信号を受信していないと判別した場合(NO)、電圧生成部4は、このステップS21の判断を繰り返す。一方、5V生成の有効信号を受信したと判別した場合(YES)、ステップS22に進み、電圧生成部4は、5Vの電圧を生成して透明基板11に印加する。これにより、上述した図5のステップS1〜4に示す、位置検出部2による位置検出動作が実行可能な状態となる。
以上のように、本実施形態に係るタッチパネル機能付き不揮発性表示装置1によれば、タッチパネルと表示部との構成要素を共通化することによって、部品点数を大幅に削減することができ、装置の薄型化、表示品質の向上、及び製造の効率化を図ることが可能となる。
2 位置検出部
3 制御部
4 電圧生成部
5 帯電粒子駆動部
10 タッチパネル基材
11 透明電極
20 背面基材
21 背面電極
31 UVカット層(光学機能層)
32 防湿層(光学機能層)
40 マイクロカプセル型電気泳動式表示部(不揮発性表示部)
40a マイクロカプセル
41 黒色帯電粒子(帯電粒子)
42 白色帯電粒子(帯電粒子)
43 液体分散媒
44 接着剤層
Claims (4)
- 透明な基板又はフィルムからなるタッチパネル基材と、
前記タッチパネル基材に面状に形成された透明電極と、
前記タッチパネル基材に対向配置された背面基材と、
前記背面基材に複数形成された背面電極と、
前記透明電極に接続され、前記タッチパネル基材の接触位置を検出するための位置検出用電圧、及び前記透明電極を基準電位とするためのVcom電圧を生成する電圧生成部と、
前記透明電極に接続され、前記透明電極に前記位置検出用電圧が印加されたときに、前記透明電極の静電容量の変化に基づいて、前記タッチパネル基材の接触位置を検出する位置検出部と、
前記透明電極及び前記背面電極の間に配設された帯電部材を有し、前記透明電極に印加された前記Vcom電圧を基準電位とする正又は負の電圧が前記背面電極に印加されたときに、前記帯電部材が移動して表示を書き換えるとともに、書き換えた表示を電力供給なしで維持する不揮発性表示部と、
前記不揮発性表示部の非表示書き換え時には、前記位置検出用電圧を前記透明電極に印加させ、前記不揮発性表示部の表示書き換え時には、前記Vcom電圧を前記透明電極に印加させるように、所定のタイミングで前記電圧生成部の切替え制御を行う制御部と、
を備え、
前記位置検出部は、静電容量の変化に基づき、前記タッチパネル基材への接触解除を検出した場合、接触解除の検出信号を前記制御部に送信し、
前記制御部は、前記位置検出部により送信された接触解除の検出信号を受信した場合、前記Vcom電圧を前記透明電極に印加させるように、前記電圧生成部の切替え制御を行い、かつ前記不揮発性表示部により表示の書き換えが完了した場合、前記位置検出用電圧を前記透明電極に印加させるように、前記電圧生成部の切替え制御を行う
ことを特徴とするタッチパネル機能付き不揮発性表示装置。 - 前記不揮発性表示部が、マイクロカプセル内に帯電粒子及び液体分散媒を封入したマイクロカプセル型電気泳動式表示部であることを特徴とする請求項1記載のタッチパネル機能付き不揮発性表示装置。
- 前記タッチパネル基材が、単一のフィルム又は複数のフィルムの積層体からなり、少なくともいずれかのフィルムの一面に、少なくとも透光性を有する光学機能層を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のタッチパネル機能付き不揮発性表示装置。
- 前記光学機能層が、偏光層、防湿層、UVカット層、反射防止層、防眩層、ハードコート層のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項3記載のタッチパネル機能付き不揮発性表示装置。
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