JP5182022B2 - タッチパネル機能付き不揮発性表示装置 - Google Patents

タッチパネル機能付き不揮発性表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、電力の供給なしで表示を維持することができる不揮発性の表示部に、静電容量式タッチパネルの機能をもたせたタッチパネル機能付き不揮発性表示装置に関する。
タッチパネル付き表示装置は、例えば、携帯情報端末、携帯電話、複写機、ファクシミリ、銀行ATMなどの各種電子機器の入力装置として広く用いられている。例えば、特開2000−81610号公報(特許文献1)には、静電容量式タッチパネルの位置検出導電膜を、液晶ディスプレイの偏光板やカラーフィルタに設けた構成の表示装置が開示されている。また、特開2002−359078号公報(特許文献2)及び特開2002−966303号公報(特許文献3)には、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)ディスプレイに抵抗膜式又は静電容量式タッチパネルを設けた表示装置が開示されている。さらに、特表2007−500389号公報(特許文献4)には、電気泳動式ディスプレイに静電容量式タッチパネルを設けた表示装置が開示されている。
以下、従来技術の具体例として、静電容量式のタッチパネル付き液晶表示装置(例えば、特許文献1)について、図8〜10を参照しつつ詳細に説明する。図8は従来のタッチパネル付き液晶表示装置の全体構成を示す断面図である。図9は従来のタッチパネル付き液晶表示装置の回路構成を示すブロック図である。図10は従来のタッチパネル付き液晶表示装置の駆動波形を示すタイムチャートである。
図8において、従来のタッチパネル付き液晶表示装置100は、主としてタッチパネル部100Aと液晶表示部100Bとからなっている。タッチパネル部100Aは、偏光板110Aの一面に位置検出導電膜111Aを形成した構成となっている。このタッチパネル部100Aは、接着剤層112を介して、液晶表示部100Bの透明基板110Bに積層されている。
一方、液晶表示部100Bは、透明基板110Bと、カラーフィルタ層113と、透明電極111Bと、液晶層114と、背面電極121と、背面基板120と、偏光板122とを、この順序で積層した構成となっている。
次に、タッチパネル付き液晶表示装置100の回路構成について、図8〜図10を参照しつつ説明する。タッチパネル部100Aの位置検出導電膜111Aには、位置検出用電圧生成部104A及び位置検出部102が接続してある。位置検出用電圧生成部104Aは、位置検出導電膜111Aに所定の位置検出用電圧を常に印加する(図10の「位置検出用電圧(V)」を参照)。位置検出用電圧が印加された状態において、偏光板110AにタッチペンPが接触すると、位置検出導電膜111Aの四隅の静電容量が変化する(図10の「接触」、「解除」を参照)。この静電容量の変化に基づいて、位置検出部102がタッチペンPの接触位置を検出する。この位置検出部102の検出結果に基づいて、制御部103が液晶表示部100Bの表示書き換え等の制御処理を実行する。
一方、液晶表示部100Bの透明電極111Bには、液晶層114を駆動させるときの基準電圧となるVcom電圧を生成するVcom生成部104Bが接続してある。Vcom生成部104Bは、透明電極111Bに所定のVcom電圧を常に印加する(図10の「Vcom電圧(V)」を参照)。液晶表示部100Bの背面電極121には、液晶駆動部105が接続してある。液晶駆動部105は、制御部103から受信した制御信号に基づいて、背面電極121に接続された図示しない所定のTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)をON/OFF制御し(図10の「オン・オフ電圧」を参照)、液晶層114の表示書き換えを実行する。
特開2000−81610号公報 特開2002−359078号公報 特開2002−966303号公報 特表2007−500389号公報
ところが、従来のタッチパネル付き表示装置は、静電容量式又は抵抗膜式を問わず、タッチパネルの構成要素を、表示部の構成要素にそのまま積層した構成となっていた。このため、従来のタッチパネル付き表示装置では、タッチパネルを構成する透明基板(例えば、偏光板110A)及び位置検出導電膜(例えば、位置検出導電膜111A)と、表示部を構成する透明基板(例えば、透明基板110B)及び透明電極(例えば、透明電極111B)とが重複して設けられていた。この結果、従来のタッチパネル付き表示装置では、全体の積層数が増加してしまうという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、タッチパネルと表示部との構成要素を共通化することによって、全体の積層数を大幅に削減することが可能なタッチパネル機能付き不揮発性表示装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のタッチパネル機能付き不揮発性表示装置は、透明な基板又はフィルムからなるタッチパネル基材と、前記タッチパネル基材に面状に形成された透明電極と、前記タッチパネル基材に対向配置された背面基材と、前記背面基材に複数形成された背面電極と、前記透明電極に接続され、前記タッチパネル基材の接触位置を検出するための位置検出用電圧、及び前記透明電極を基準電位とするためのVcom電圧を生成する電圧生成部と、前記透明電極に接続され、前記透明電極に前記位置検出用電圧が印加されたときに、前記透明電極の静電容量の変化に基づいて、前記タッチパネル基材の接触位置を検出する位置検出部と、前記透明電極及び前記背面電極の間に配設された帯電部材を有し、前記透明電極に印加された前記Vcom電圧を基準電位とする正又は負の電圧が前記背面電極に印加されたときに、前記帯電部材が移動して表示を書き換えるとともに、書き換えた表示を電力供給なしで維持する不揮発性表示部と、前記不揮発性表示部の非表示書き換え時には、前記位置検出用電圧を前記透明電極に印加させ、前記不揮発性表示部の表示書き換え時には、前記Vcom電圧を前記透明電極に印加させるように、所定のタイミングで前記電圧生成部の切替え制御を行う制御部と、を備えた構成としてある。
このような構成によれば、タッチパネルと表示部との構成要素を共通化することによって、全体の積層数を大幅に削減することができることが可能となる。
すなわち、本発明のタッチパネル機能付き不揮発性表示装置では、タッチパネル基材が、表示部の透明基板(フィルム又はシート状の基材を含む)を兼ねるとともに、このタッチパネル基材に形成された透明電極が、位置検出用の導電膜及び表示駆動用の共通電極(透明電極)を兼ねている。これにより、タッチパネル及び表示部の構成要素が互いに共通化され、透明基板及び透明電極の重複を排除することができる。また、書き換えた表示を電力供給なしで維持する不揮発性表示部を採用したことにより、共通の透明電極に位置検出用電圧とVcom電圧とを切り替えて印加することが可能となる。この結果、タッチパネル専用の透明基板と位置検出用の導電膜とを削減することができ、全体の積層数を削減することが可能となる。
ここで、「不揮発性表示部」には、書き換えた表示を電力供給なしで維持することが可能な表示手段が広く含まれる。例えば、液体又は気体中で帯電粒子を移動させる電気泳動式表示部、マイクロカプセル内で帯電粒子を移動させるマイクロカプセル型電気泳動式表示部、コレスティック液晶を始めとするメモリー効果を有する液晶表示部、フィルム移動式表示部など、少なくとも共通電極(透明電極)に電圧印加を継続せずに表示を維持することが可能な表示手段が含まれる。
好ましくは、請求項2記載のタッチパネル機能付き不揮発性表示装置のように、前記不揮発性表示部を、マイクロカプセル内に帯電粒子及び液体分散媒を封入したマイクロカプセル型電気泳動式表示部とした構成とする。
このような構成によれば、マイクロカプセル内に帯電粒子及び液体分散媒を保持することができるので、タッチペン等が接触するタッチパネル基材をフィルムやシートなどの柔軟な薄膜状とすることが可能となる。そして、タッチパネル基材以外の背面基材、その他の光学機能層を柔軟な薄膜状とすることによって、本発明のタッチパネル機能付き不揮発性表示装置をフレキシブルディスプレイとすることができる。
好ましくは、請求項3記載のタッチパネル機能付き不揮発性表示装置のように、前記タッチパネル基材を、単一のフィルム又は複数のフィルムの積層体とし、少なくともいずれかのフィルムの一面に、少なくとも透光性を有する光学機能層を設けた構成とする。より好ましくは、請求項4記載のタッチパネル機能付き不揮発性表示装置のように、前記光学機能層を、偏光層、防湿層、UVカット層、反射防止層、防眩層、ハードコート層のうちの少なくとも1つとした構成とする。
このような構成によれば、不揮発性表示部に、タッチパネル機能と所望する光学機能とを同時に追加することができるとともに、表示装置全体の大幅な薄型化を図ることが可能となる。
本発明のタッチパネル機能付き不揮発性表示装置によれば、タッチパネルと表示部との構成要素を共通化することによって、全体の積層数を大幅に削減することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態に係るタッチパネル機能付き不揮発性表示装置について、図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るタッチパネル機能付き不揮発性表示装置の全体構成を示す断面図である。図2は上記タッチパネル機能付き不揮発性表示装置の回路構成を示すブロック図である。図3は上記タッチパネル機能付き不揮発性表示装置の帯電粒子駆動部を示す回路構成図である。図4は上記タッチパネル機能付き不揮発性表示装置の駆動波形を示すタイムチャートである。
[タッチパネル機能付き不揮発性表示装置の全体構成]
図1において、本実施形態に係るタッチパネル機能付き不揮発性表示装置1は、主として、タッチパネル基材10と背面基材20との間に、マイクロカプセル型電気泳動式表示部40を介在させた構成となっている。
タッチパネル基材10の図中裏面には、光学機能層としてのUVカット層31及び防湿層32と、位置検出用の導電膜及び表示駆動用の共通電極を兼ねる透明電極11とが全面に積層してある。一方、背面基材20の図中表面には、画素に対応する複数の背面電極21がマトリックス状に形成してある。マイクロカプセル型電気泳動式表示部40は、接着剤層44を介して背面電極21上に固定されている。
<タッチパネル基材、光学機能層、透明電極>
タッチパネル基材10は、透明なフィルム又は基板からなっている。タッチパネル基材10に好適なフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリアリレート(PAR)、環状ポリオレフィン等の柔軟な透明樹脂フィルムを用いることができる。また、タッチパネル基材10に好適な基板としては、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、アクリル、ガラス、石英ガラス等などの透明基板を用いることができる。
光学機能層としてのUV(Ultraviolet:紫外線)カット層31は、紫外領域(波長:10〜400nm)の光を吸収し、可視領域(短波長側:360nm〜400nm、長波長側:760nm〜830nm)の光を透過する。このUVカット層31は、太陽光等の外部から照射される光に含まれる紫外線をカットして、マイクロカプセル型電気泳動式表示部40を構成する黒色及び白色帯電粒子41,42の退色等の劣化を防止する。UVカット層31の材料として、例えば、アモルファスシリコン(a−Si)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化チタン(TiO2)を用いることができる。
光学機能層としての防湿層32は、高温高湿の環境下におけるマイクロカプセル型電気泳動式表示部40の吸水による劣化を防止するためのものである。防湿層32の材料として、例えば、防湿性及び光透過性を有する金属酸化物、非酸化物系化合物又は樹脂材料を用いることができる。金属酸化物として、例えば、酸化ケイ素(SiOx)、酸化チタン(TiOx)又は酸化アルミニウム(AlOx)を用いることができる。非酸化物系化合物としては、例えば、窒化ケイ素(SiNx)又は窒化アルミニウム(AlN)を用いることができる。樹脂材料として、例えば、ポリクロロテトラフルオロエチレンフィルムを用いることができる。
なお、タッチパネル基材10に形成する光学機能層は、上述したUVカット層31及び防湿層32に限定されるものではなく、一般的な表示装置の表示パネルにフィルム貼付やコーティングの形態で用いられている各種の光学機能層をタッチパネル基材10に形成することができる。他の光学機能層として、例えば、偏光層、反射防止層、防眩層、ハードコート層などのうちの少なくとも1つをタッチパネル基材10の一面に形成してもよい。また、光学機能層は、タッチパネル基材10の一面に積層する形態に限定されるものではない。所定の光学機能を発揮する材料(例えば、上述したUVカット層31及び防湿層32の材料)を、タッチパネル基材10の材料中に混合させて、タッチパネル基材10自体に所定の光学機能を付加する構成としてもよい。
透明電極11は、タッチパネル基材10に面上に形成されており、位置検出用の導電膜及び表示駆動用の共通電極を兼ねる。透明電極11は、高い透明性を有し、電極として利用することができる材料によって形成してあり、例えば、金属酸化物であるインジウムがドープされた酸化錫、フッ素がドープされた酸化錫、インジウムがドープされた酸化亜鉛等を用いることができる。このような透明電極11は、マイクロカプセル型電気泳動式表示部40を介して、複数の背面電極21と共通に対向している。
<背面基材、背面電極>
背面基材20は、高い絶縁性を有する材料によって形成してあり、例えば、ガラスや絶縁処理された金属フィルム等の無機材料、又はポリエチレンテレフタレート等の有機材料を用いることができる。この背面基材20は、タッチパネル基材10と異なり、透明でも不透明でもよい。
背面電極21は、例えば、金や銅材料のような電気伝導度の高い材料によって形成してある。背面電極21は、マイクロカプセル型電気泳動式表示部40の画素に対応するようにマトリックス状に形成してある。マトリックス状に形成された各背面電極21,21,21…のそれぞれは、一画素ごとに対応して形成してもよく、又は所定の複数画素に対応して形成してもよい。
<マイクロカプセル型電気泳動式表示部>
マイクロカプセル型電気泳動式表示部40は、粒径が数nm〜数十μmのマイクロカプセル40a内に、黒色帯電粒子41及び白色帯電粒子42を分散させた液体分散媒43を封入した構成となっている。液体分散媒43としては、例えば、炭化水素、シリコーンオイルといったような、高い絶縁性を有する溶液と界面活性剤、アルコール類のような分散剤の混合液を用いることができる。
黒色帯電粒子41及び白色帯電粒子42は、液体分散媒43中で帯電可能なものでなければならず、例えば、有機化合物や無機化合物からなる顔料や染料、又は顔料や染料を合成樹脂で包んだものを用いることができる。また、黒色帯電粒子41及び白色帯電粒子42は、互いに正又は負の異なる極性に帯電している。なお、帯電粒子41,42は、黒色及び白色に限定されるものではなく、黒色以外の濃色帯電粒子、白色以外の淡色帯電粒子を用いることもできる。
<マイクロカプセル型電気泳動式表示部の表示原理>
次に、上述したマイクロカプセル型電気泳動式表示部40の表示原理について簡単に説明する。図1において、仮に、黒色帯電粒子41が正に、白色帯電粒子42が負に帯電しているとすると、透明電極11の電位を基準電位として、背面電極21に所定の電圧を印加して背面電極21を正にした場合、黒色帯電粒子41が透明電極11の近傍に分布するとともに、白色帯電粒子42が背面電極21の近傍に分布して、タッチパネル基材10には黒色が表示される。
また、透明電極11の電位を基準電位として、背面電極21に所定の電圧を印加して背面電極21を負にした場合、黒色帯電粒子41が背面電極21の近傍に分布するとともに、白色帯電粒子42が透明電極11の近傍に分布して、タッチパネル基材10には白色が表示される。
さらに、透明電極11の電位を基準電位として、背面電極21に印加する電圧の波形を調節して、黒色帯電粒子41及び白色帯電粒子42を、透明電極11と背面電極21との中間位置の近傍に位置させると、タッチパネル基材10からは黒色帯電粒子41及び白色帯電粒子42の両方が視認できるため、階調はグレーとなる。この場合、背面電極21に印加する電圧の大きさ及び印加時間を調整することによって、各帯電粒子41,42の分布の度合いを変化させ、濃グレー又は薄グレーなど所望の濃さのグレーを表示することができる。
以上のような原理に基づき、背面電極21に所定の電圧を印加して、透明電極11と背面電極21との間の電界を制御することで各帯電粒子41,42を移動させ、各画素ごとの階調を変更することができる。つまり、表示書き換えを行なうことができる。書き換えた表示状態は、電力供給なしで維持される。
[タッチパネル機能付き不揮発性表示装置の回路構成]
図1及び図2において、タッチパネル機能付き不揮発性表示装置1は、タッチペンPの接触位置を検出する位置検出部2と、位置検出用及び表示駆動用の電圧制御を行う制御部3と、透明電極11に所定電圧を印加する電圧生成部4と、背面電極21に所定電圧を印加する帯電粒子駆動部5とを備えている。なお、本実施形態では、タッチパネル機能付き不揮発性表示装置1の操作手段としてタッチペンPを例示したが、本タッチパネル機能付き不揮発性表示装置1は、タッチペンP以外の操作手段、例えば、ペン型以外のスタイラス(Stylus)や操作者の指などによって操作することも当然に可能である。
位置検出部2及び電圧生成部4は、タッチパネル基材10の透明電極11に接続してある。帯電粒子駆動部5は、背面基材20の背面電極21に接続してある。これら位置検出部2、電圧生成部4及び帯電粒子駆動部5は、それぞれ制御部3に接続してある。
電圧生成部4は、図4に示すように、タッチパネル基材10におけるタッチペンPの接触位置を検出するための位置検出用電圧(+5V)と、透明電極11を基準電位とするためのVcom電圧(−1V)を生成する。また、電圧生成部4は、マイクロカプセル型電気泳動式表示部40の非表示書き換え時には、位置検出用電圧(+5V)を透明電極11に印加させ、マイクロカプセル型電気泳動式表示部40の表示書き換え時には、Vcom電圧を透明電極11に印加させる。電圧生成部4が、位置検出用電圧(+5V)又はVcom電圧(−1V)の生成を切り換えるタイミングは、制御部3からの制御信号に基づく。制御部3は、例えば、タッチペンPの接触又は接触解除の検出時、表示書き換えの完了時、図示しない操作ボタンの操作時などのタイミングに制御信号を送信し、これを受信した電圧生成部4が、位置検出用電圧(+5V)又はVcom電圧(−1V)の生成を切り換える。
そして、電圧生成部4が、透明電極11に位置検出用電圧(+5V)を印加しているときは、タッチペンPの接触位置の検出が可能となる。また、電圧生成部4が透明電極11にVcom電圧(−1V)を印加しているときは、マイクロカプセル型電気泳動式表示部40の表示書き換え可能となる。なお、本実施形態では、位置検出用電圧を+5V、Vcom電圧を−1Vとしているが、これに限定されるものではない。
位置検出部2は、透明電極11の静電容量の変化に基づいて、タッチペンPの接触位置を検出する。すなわち、電圧生成部4からの位置検出用電圧が透明電極11に印加された状態において、タッチパネル基材10にタッチペンPが接触すると、透明電極11の四隅の静電容量が変化する。この静電容量の変化に基づいて、位置検出部2はタッチペンPの接触位置を検出し、検出結果である所定の信号を制御部3に送信する。このような位置検出部2は、例えば、透明電極11の四隅で計測された電位データを増幅するアンプと、計測された電位データに基づいて所定の演算処理を行うアナログ演算処理回路と、演算処理の結果をデジタルデータに変換するA/Dコンバータとを備えた構成とする。
制御部3は、位置検出部3の検出結果に基づいて、タッチペンPの接触位置の座標を算出する。この算出結果に基づいて、制御部は、電圧生成部4及び帯電粒子駆動部5が印加する電圧を制御し、マイクロカプセル型電気泳動式表示部40の表示書き換えを行う。上述した位置検出部2、制御部3及び電圧生成部4の制御処理については、後に図4〜7を参照して詳述する。
[帯電粒子駆動部]
図3において、帯電粒子駆動部5は、タッチパネル基材10を介した表示の視認性を妨げない箇所、例えば、図1に示す背面基材20に実装してある。上述したように、背面電極21は、一画素又は所定の複数画素に対応してマトリックス状に設けてあり、各背面電極21,21,21…のそれぞれには、薄膜トランジスタ60(以下、「TFT」という)がそれぞれ接続してある。
各TFT60は、スイッチング素子として機能するものであり、互いに平行な複数のゲート線71及びソース線72の交差部近傍にそれぞれ配設してある。そして、各TFT60のゲート61がゲート線71に接続してあり、各TFT60のソース62がソース線72に接続してある。また、各TFT60のドレイン63は、図1に示す背面基板21に接続してある。なお、図1において、背面基板21は、透明基板11と図示しない電極との間に対向配置してある。このため、図3に示す等価回路において、ドレイン63は、周知の画素容量141及び保持容量142に接続してある。画素容量141は、透明電極11と背面電極21との間に構造上発生する電気容量である。一方、保持容量142は、背面電極21と図示しない前記電極との間に発生する電気容量であり、背面電極21に印加する電圧を保持する動作の時定数を大きくするためのものである。
また、上述した複数のゲート線71は、ゲートパルス印加手段(以下、「ゲートドライバ」という)81に接続してある。上述した複数のソース線72は、ソースパルス印加手段(以下、「ソースドライバ」という)82に接続してある。ゲートドライバ81及びソースドライバ82は、それぞれコントローラ部84に接続してある。このコントローラ部84は、上述した制御部3に接続してある。
コントローラ部84には、制御部3からの制御信号に基づいて、ゲートドライバ81及びソースドライバ82を制御するための様々な制御手段が設けてあり、ハードウエアの構成として、IPD、ROM、RAM等が含まれている。
上記構成からなる帯電粒子駆動部5において、ゲートドライバ81からゲート線71にオフ電圧(−15V)が印加された場合には、そのゲート線71に接続された全てのTFT60がオフの状態となる。一方、ゲートドライバ81からゲート線71にオン電圧(−15V)が印加された場合には、そのゲート線71に接続された全てのTFT60がオンの状態となる。このように、ゲート線71に印加する電圧を制御することによって、TFT60のオン・オフの制御を行っている(オン・オフ電圧の印加については図4の「表示書換制御」を参照)。
そして、オンの状態となっているTFT60に接続されたソース線72に、ソースドライバ82から正の電圧が印加されると、このTFT60に接続された背面電極21に正の電圧が印加される。一方、ソースドライバ82から負の電圧が印加されると、このTFT60に接続された背面電極21に負の電圧が印加される。
したがって、ゲートドライバ81及びソースドライバ82から、タイミングを合わせて、ゲート線71及びソース線72に所定のパルス電圧を印加することによって、それぞれの背面電極21に所定の電圧を印加することができる。また、タッチパネル基材10の透明電極11には、各画素共通のVcom電圧(−1V)が印加されるため、透明電極11と背面電極21との間に電界が発生し、黒色帯電粒子41及び白色帯電粒子42を移動させることができる。以上のようにして、1つ1つの画素の階調をそれぞれ独立に制御して画像等の表示を行い、又はその表示の書き換えを行っている。
なお、図示しないが、タッチパネル機能付き不揮発性表示装置1の回路構成には、その他のハードウエアの構成として、制御プログラム等記憶したROM、フラグやデータ等を一時的に記憶するRAM、画像の書き換えを制御するためのタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ等が含まれている。
[位置検出部、制御部及び電圧生成部の制御処理]
次に、本実施形態に係るタッチパネル機能付き不揮発性表示装置における位置検出部、制御部及び電圧生成部の制御処理について、図4〜図7を参照しつつ説明する。図5は位置検出部の位置検出動作を示すフローチャートである。図6は制御部の制御処理を示すフローチャートである。図7は電圧生成部の電圧印加動作を示すフローチャートである。
<起動時の制御処理>
図1に示すタッチパネル機能付き不揮発性表示装置1の主電源をオンにすると、位置検出部2、制御部3、電圧生成部4及び帯電粒子駆動部5がそれぞれ起動する。タッチパネル機能付き不揮発性表示装置1が正常に起動した場合は、制御部3が、マイクロカプセル型電気泳動式表示部40に、メニュー画像などの初期画像を表示させるための制御を行う。すなわち、制御部3は、Vcom生成の有効信号を電圧生成部4に送信するとともに、所定の制御信号を帯電粒子駆動部5に送信して、マイクロカプセル型電気泳動式表示部40の各帯電粒子41,42を駆動させ、所定の初期画像を表示させる。その後、制御部3は、5V生成の有効信号を電圧生成部4に送信する(図6のステップS11を参照)。これにより、電圧生成部4が透明電極11に5Vの位置検出用電圧を印加し(図4の「位置検出用電圧」を参照)、位置検出部2によるタッチペンPの接触位置の検出が可能な状態となる。
<位置検出部の位置検出動作>
図5のステップS1において、位置検出部2は、タッチパネル基材10への接触を検出したか否かを判断する(図4の「接触」を参照)。タッチパネル基材10への接触を検出していないと判別した場合(NO)、位置検出部2は、このステップS1の判断を繰り返す。一方、タッチパネル基材10への接触を検出したと判別(YES)は、ステップS2に進み、位置検出部2は、接触の検出信号を制御部3に送信する。この検出信号は、タッチパネル基材10にタッチペンPが接触したことによる、透明電極11の四隅の静電容量の変化に基づいて生成される。
次いで、ステップS3に進み、位置検出部2は、タッチパネル基材10への接触解除を検出したか否かを判断する(図4の「解除」を参照)。タッチパネル基材10への接触解除を検出していないと判別した場合(NO)、位置検出部2は、このステップS3の判断を繰り返す。一方、タッチパネル基材10への接触解除を検出したと判別した場合(YES)は、ステップS4に進み、位置検出部2は、接触解除の検出信号を制御部3に送信する。その後、ステップS1に戻り、位置検出部2は、再びステップS1〜4の位置検出動作を繰り返し実行する。
<制御部の制御処理>
上述したタッチパネル機能付き不揮発性表示装置1の起動処理後、図6のステップS11に進み、制御部3は、5V生成の有効信号(Enable信号)を電圧生成部4に送信する。この5V生成の有効信号を受信した電圧生成部4が、5Vの電圧を生成することで(図7のステップS22を参照)、上述した図5のステップS1〜4に示す、位置検出部2による位置検出動作が実行可能な状態となる。
次いで、図6のステップS12に進み、制御部3は、位置検出部2からの接触の検出信号(図5のステップS2を参照)を受信したか否かを判断する。接触の検出信号を受信していないと判別した場合(NO)、制御部3は、ステップS12の判断を繰り返す。一方、接触の検出信号を受信したと判別した場合(YES)、ステップS13に進み、制御部3は、位置検出部2からの接触解除の検出信号(図5のステップS4を参照)を受信したか否かを判断する。接触解除の検出信号を受信していないと判別した場合(NO)、制御部3は、ステップS13の判断を繰り返す。
一方、ステップS13において、接触解除の検出信号を受信したと判別した場合(YES)、ステップS14に進み、制御部3は、5V生成の無効信号(Disable信号)を電圧生成部4に送信する。この5V生成の無効信号を受信した電圧生成部4が、5Vの電圧の生成を中止することで(図7のステップS24を参照)、上述した図5のステップS1〜4に示す、位置検出部2による位置検出動作が実行不可能な状態となる。
次いで、ステップS15に進み、制御部3は、Vcom生成の有効信号(Enable信号)を電圧生成部4に送信する。このVcom生成の有効信号を受信した電圧生成部4が、Vcom電圧を生成することで(図7のステップS26、図4の「Vcom電圧」を参照)、マイクロカプセル型電気泳動式表示部40の表示書き換えが実行可能な状態となる。
次いで、ステップS16に進み、制御部3は、所定の制御信号を帯電粒子駆動部5に送信し、帯電粒子駆動部5にマイクロカプセル型電気泳動式表示部40の表示書き換えを実行させる。帯電粒子駆動部5の「表示書換制御」を図4に示す。
同図において、帯電粒子駆動部5は、制御部3からの所定の制御信号に基づいて、まず、背面電極21に「シェイキングパルス」を印加する。この「シェイキングパルス」とは、極性が交互に反転するパルスであり、各帯電粒子41,42を静止状態から開放させるには十分であるが、各帯電粒子41,42を一方から他方の電極11又は21へ到達させるには不十分なエネルギーを有する。このようなシェイキングパルスを印加した後に、各帯電粒子41,42を移動させるための「書き換えパルス」を印加すると、シェイキングパルスを印加させない場合に比べて、各帯電粒子41,42を素早く移動させて表示書き換えを実行することができる。書き換えパルスを印加した後は、「制動パルス」を印加する。
次いで、ステップS17に進み、制御部3は、Vcom生成の無効信号(Disable信号)を電圧生成部4に送信する。このVcom生成の無効信号を受信した電圧生成部4が、Vcom電圧の生成を中止することで(図7のステップS27を参照)、マイクロカプセル型電気泳動式表示部40の表示書き換えが実行不可能な状態となる。その後、ステップS11に戻り、制御部3は、再びステップS11〜17の制御処理を繰り返し実行する。
<電圧生成部の電圧印加動作>
上述したタッチパネル機能付き不揮発性表示装置1の起動処理後、図7のステップS21に進み、電圧生成部4は、制御部3からの5V生成の有効信号(図6のステップS11を参照)を受信したか否か判断する。5V生成の有効信号を受信していないと判別した場合(NO)、電圧生成部4は、このステップS21の判断を繰り返す。一方、5V生成の有効信号を受信したと判別した場合(YES)、ステップS22に進み、電圧生成部4は、5Vの電圧を生成して透明基板11に印加する。これにより、上述した図5のステップS1〜4に示す、位置検出部2による位置検出動作が実行可能な状態となる。
次いで、ステップS23に進み、電圧生成部4は、制御部3からの5V生成の無効信号(図6のステップS14を参照)を受信したか否か判断する。5V生成の無効信号を受信していないと判別した場合(NO)、電圧生成部4は、このステップS23の判断を繰り返す。一方、5V生成の無効信号を受信したと判別した場合(YES)、ステップS24に進み、電圧生成部4は、5Vの電圧の生成を中止する。これにより、上述した図5のステップS1〜4に示す、位置検出部2による位置検出動作が実行不可能な状態となる。
次いで、ステップS25に進み、電圧生成部4は、制御部3からのVcom生成の有効信号(図6のステップS15を参照)を受信したか否かを判断する。Vcom生成の有効信号を受信していないと判別した場合(NO)、電圧生成部4は、このステップS25の判断を繰り返す。一方、Vcom生成の有効信号を受信したと判別した場合(YES)、ステップS26に進み、電圧生成部4は、Vcom電圧(−1V)を生成して透明基板11に印加する。これにより、上述した帯電粒子駆動部5によるマイクロカプセル型電気泳動式表示部40の表示書き換えが実行可能となる(図6のステップS16、図4の「表示書換制御」を参照)。
次いで、ステップS27に進み、電圧生成部4は、制御部3からのVcom生成の無効信号(図6のステップS17を参照)を受信したか否かを判断する。Vcom生成の無効信号を受信していないと判別した場合(NO)、電圧生成部4は、このステップS27の判断を繰り返す。一方、Vcom生成の無効信号を受信したと判別した場合(YES)、ステップS28に進み、電圧生成部4は、Vcom電圧の生成を中止する。これにより、上述した帯電粒子駆動部5によるマイクロカプセル型電気泳動式表示部40の表示書き換えが実行不可能な状態となる。その後、ステップS21に戻り、電圧生成部4は、再びステップS21〜28の制御処理を繰り返し実行する。
<作用効果>
以上のように、本実施形態に係るタッチパネル機能付き不揮発性表示装置1によれば、タッチパネルと表示部との構成要素を共通化することによって、部品点数を大幅に削減することができ、装置の薄型化、表示品質の向上、及び製造の効率化を図ることが可能となる。
すなわち、従来のタッチパネルは、静電容量式又は抵抗膜式を問わず、透光性を有する基板又はフィルムを基材とした層構造となっており、このようなタッチパネルをそのまま多層構造の表示部に積層すれば、全体の層数が増加してタッチパネル付き表示装置の薄型化及び製造の効率化を図ることはできない。
また、タッチパネルの位置検出導電膜及び表示部の透明電極は、いずれも若干の黄色を呈しており、複数の位置検出導電膜及び透明電極が重複して設けられた場合は、表示色に悪影響を及ぼすとともに、コントラストの低下を招く。
これらの諸問題は、特に、抵抗膜式タッチパネルの場合に顕著であった。抵抗膜式タッチパネルは、透明電極を形成した2枚の透明基板を、空気層を介在させて互いに対向配置した構成となっている。このため、抵抗膜式タッチパネルをそのまま表示部に積層すれば、透明電極の数の増大と空気層の介在とにより、表示色の悪影響とコントラストの低下とが顕著に生じ、部品点数の増大も著しい。
上記のような顕著な問題点があるにもかかわらず、携帯情報端末や携帯電話などの携帯機器の液晶表示装置には、静電容量式タッチパネルよりも抵抗膜式タッチパネルの方が普及していた。すなわち、静電容量式タッチパネルは、位置検出導電膜に位置検出用電圧を常に印加する必要がある。このような静電容量式タッチパネルを液晶表示装置に組み合わせた場合は、位置検出用電圧と、液晶表示を維持するための駆動用電圧との両方を常に印加する必要があり、過大な電力を消費してしまう。
これに対して、本実施形態のタッチパネル機能付き不揮発性表示装置1では、タッチパネル基材10が、表示部の透明基板を兼ねるとともに、このタッチパネル基材10に形成された透明電極11が、位置検出用の導電膜及び表示駆動用の共通電極を兼ねている。これにより、タッチパネル及び表示部の構成要素が互いに共通化され、透明基板及び透明電極の重複を排除することができる。また、書き換えた表示を電力供給なしで維持する不揮発性表示部を採用したことにより、共通の透明電極11に位置検出用電圧とVcom電圧とを切り替えて印加することが可能となる。この結果、タッチパネル専用の透明基板と位置検出用の導電膜とを削減することができ、装置の薄型化、表示品質の向上、及び製造の効率化を図ることが可能となる。
また、不揮発性表示部をマイクロカプセル型電気泳動式表示部40としたことにより、マイクロカプセル40a内に各帯電粒子41,42及び液体分散媒43を保持することができるので、タッチペンP等が接触するタッチパネル基材10をフィルムやシートなどの柔軟な薄膜状とすることが可能となる。そして、タッチパネル基材10以外の背面基材20、その他の光学機能層31,32を柔軟な薄膜状とすることによって、タッチパネル機能付き不揮発性表示装置1をフレキシブルディスプレイとすることができる。
本発明の一実施形態に係るタッチパネル機能付き不揮発性表示装置の全体構成を示す断面図である。 上記タッチパネル機能付き不揮発性表示装置の回路構成を示すブロック図である。 上記タッチパネル機能付き不揮発性表示装置の帯電粒子駆動部の回路構成を示すブロック図である。 上記タッチパネル機能付き不揮発性表示装置の駆動波形を示すタイムチャートである。 位置検出部の位置検出動作を示すフローチャートである。 制御部の制御処理を示すフローチャートである。 電圧生成部の電圧印加動作を示すフローチャートである。 従来のタッチパネル付き液晶表示装置の全体構成を示す断面図である。 従来のタッチパネル付き液晶表示装置の回路構成を示すブロック図である。 従来のタッチパネル付き液晶表示装置の駆動波形を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 タッチパネル機能付き不揮発性表示装置
2 位置検出部
3 制御部
4 電圧生成部
5 帯電粒子駆動部
10 タッチパネル基材
11 透明電極
20 背面基材
21 背面電極
31 UVカット層(光学機能層)
32 防湿層(光学機能層)
40 マイクロカプセル型電気泳動式表示部(不揮発性表示部)
40a マイクロカプセル
41 黒色帯電粒子(帯電粒子)
42 白色帯電粒子(帯電粒子)
43 液体分散媒
44 接着剤層

Claims (4)

  1. 透明な基板又はフィルムからなるタッチパネル基材と、
    前記タッチパネル基材に面状に形成された透明電極と、
    前記タッチパネル基材に対向配置された背面基材と、
    前記背面基材に複数形成された背面電極と、
    前記透明電極に接続され、前記タッチパネル基材の接触位置を検出するための位置検出用電圧、及び前記透明電極を基準電位とするためのVcom電圧を生成する電圧生成部と、
    前記透明電極に接続され、前記透明電極に前記位置検出用電圧が印加されたときに、前記透明電極の静電容量の変化に基づいて、前記タッチパネル基材の接触位置を検出する位置検出部と、
    前記透明電極及び前記背面電極の間に配設された帯電部材を有し、前記透明電極に印加された前記Vcom電圧を基準電位とする正又は負の電圧が前記背面電極に印加されたときに、前記帯電部材が移動して表示を書き換えるとともに、書き換えた表示を電力供給なしで維持する不揮発性表示部と、
    前記不揮発性表示部の非表示書き換え時には、前記位置検出用電圧を前記透明電極に印加させ、前記不揮発性表示部の表示書き換え時には、前記Vcom電圧を前記透明電極に印加させるように、所定のタイミングで前記電圧生成部の切替え制御を行う制御部と、
    を備え
    前記位置検出部は、静電容量の変化に基づき、前記タッチパネル基材への接触解除を検出した場合、接触解除の検出信号を前記制御部に送信し、
    前記制御部は、前記位置検出部により送信された接触解除の検出信号を受信した場合、前記Vcom電圧を前記透明電極に印加させるように、前記電圧生成部の切替え制御を行い、かつ前記不揮発性表示部により表示の書き換えが完了した場合、前記位置検出用電圧を前記透明電極に印加させるように、前記電圧生成部の切替え制御を行う
    ことを特徴とするタッチパネル機能付き不揮発性表示装置。
  2. 前記不揮発性表示部が、マイクロカプセル内に帯電粒子及び液体分散媒を封入したマイクロカプセル型電気泳動式表示部であることを特徴とする請求項1記載のタッチパネル機能付き不揮発性表示装置。
  3. 前記タッチパネル基材が、単一のフィルム又は複数のフィルムの積層体からなり、少なくともいずれかのフィルムの一面に、少なくとも透光性を有する光学機能層を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のタッチパネル機能付き不揮発性表示装置。
  4. 前記光学機能層が、偏光層、防湿層、UVカット層、反射防止層、防眩層、ハードコート層のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項3記載のタッチパネル機能付き不揮発性表示装置。
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