JP5181625B2 - 画像表示装置、画像表示システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電子文書などの画像に注釈を付加するための技術に関する。
会議やプレゼンテーションの場において、それに参加しているユーザは、PDA(Personal Digital Assisstants)やモバイルコンピュータ等の画像表示装置に表示される電子文書を閲覧することがある。このとき、ユーザは、例えば発言者の発言内容に関するメモとか、電子文書の記載事項について補足すべき事項や留意事項など(以下、これらを「注釈」と総称する)を、関連する記載部分の近傍や、同じページの空欄に書き込みたいことがある。
画像表示装置に表示された画像に注釈を直接書き込むために、例えばユーザがタッチペン等でタッチパネル式の表示部をなぞることにより文字を入力する、という技術が知られている。しかしながら、ユーザによって書き込まれた内容を正しく認識することができないこともあるし、また、表示部にタッチパネル式を採用していない端末では、そもそもユーザは注釈を書き込むことができない。そこで、特許文献1には、ユーザが注釈、ユーザIDおよび文書IDを用紙に書き込んでおき、端末がこの用紙を読み取ってユーザIDおよび文書IDを認識し、これによって特定したユーザ及び電子文書に対応付けて注釈の内容を記憶するという技術が開示されている。
特開2007−208664号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、電子文書単位で注釈の内容を管理するものに過ぎないから、電子文書中のどの位置にユーザが注釈を書き込んだかなどといった詳細な内容を知ることができない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザによって入力された注釈の内容をそのユーザが所望する位置に付加しておき、さらに、その注釈の内容をその位置に関連させてユーザに提示することにある。
上述した目的を達成するために、本発明は、表示データを記憶する表示データ記憶手段と、前記表示データ記憶手段に記憶された表示データに基づいて画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示手段に表示されている画像に対してユーザが指定した位置を特定する位置特定手段と、前記位置特定手段によって特定された位置に識別情報を割り当てる割当手段と、前記位置特定手段によって特定された位置と、前記割当手段により当該位置に割り当てられた前記識別情報とを対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、前記識別情報をユーザに通知する通知手段と、記録媒体を読み取った画像を表す画像情報に基づいて画像認識処理を行った結果により、ユーザにより指定された識別情報を抽出する抽出手段と、ユーザにより入力された注釈情報を取得する取得手段と、前記抽出手段により抽出された識別情報と、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報とが一致すると、当該識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段に記憶されている位置と、前記取得手段が取得した注釈情報とを対応付けて記憶する注釈情報記憶手段と、前記表示制御手段によって前記表示データに基づいた画像が表示されているときに、前記注釈情報記憶手段に記憶されている位置に関連させて、当該位置に対応付けて記憶されている前記注釈情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする画像表示装置を提供する。
本発明によれば、ユーザによって入力された注釈の内容をそのユーザが所望する位置に付加しておき、さらに、その注釈の内容をその位置に関連させてユーザに提示することが
できる。
また、本発明は、表示データを記憶する表示データ記憶手段と、前記表示データ記憶手段に記憶された表示データに基づいて画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示手段に表示されている画像に対してユーザが指定した位置を特定する位置特定手段と、前記位置特定手段によって特定された位置に識別情報を割り当てる割当手段と、前記位置特定手段によって特定された位置と、前記割当手段により当該位置に割り当てられた前記識別情報とを対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、前記識別情報をユーザに通知する通知手段と、ユーザにより入力された音声に基づいて音声認識処理を行った結果により、ユーザにより指定された識別情報を特定する識別情報特定手段と、ユーザにより入力された注釈情報を取得する取得手段と、前記識別情報特定手段により特定された識別情報と、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報とが一致すると、当該識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段に記憶されている位置と、前記取得手段が取得した注釈情報とを対応付けて記憶する注釈情報記憶手段と、前記表示制御手段によって前記表示データに基づいた画像が表示されているときに、前記注釈情報記憶手段に記憶されている位置に関連させて、当該位置に対応付けて記憶されている前記注釈情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする画像表示装置を提供する。
本発明によれば、ユーザによって入力された注釈の内容をそのユーザが所望する位置に付加しておき、さらに、その注釈の内容をその位置に関連させてユーザに提示することが
できる。
本発明の画像表示装置において、ユーザによって前記識別情報および前記注釈情報が書き込まれた記録媒体を読み取った画像を表す画像情報を取得し、取得した画像情報が表す画像において、前記識別情報が書き込まれた画像領域と、前記注釈情報が書き込まれた画像領域とをそれぞれ特定する領域特定手段を備え、前記抽出手段は、前記領域特定手段が特定したそれぞれの画像領域から前記識別情報と前記注釈情報とを抽出し、前記取得手段は、前記抽出手段により抽出された前記注釈情報を取得するようにしてもよい。
この態様によれば、ユーザによって識別情報および注釈情報が書き込まれた記録媒体を読み取った画像から、その識別情報と注釈情報をそれぞれ抽出することができる
また、本発明の画像表示装置において、ユーザによって前記識別情報および前記注釈情報がそれぞれ複数書き込まれている場合、前記抽出手段は、前記領域特定手段が特定したそれぞれの前記画像領域から前記識別情報と前記注釈情報とを抽出し、抽出した当該識別情報が書き込まれていた画像領域と、抽出した当該注釈情報が書き込まれていた画像領域との位置関係に基づいて、互いに関連する前記識別情報と前記注釈情報とを特定するようにしてもよい
この態様によれば、ユーザによってそれぞれ複数種類の識別情報および注釈情報が書き込まれた場合であっても互いに関連する識別情報及び注釈情報を抽出することができる。
また、本発明は、画像表示装置と入力装置とを備える画像表示システムにおいて、前記画像表示装置は、表示データを記憶する表示データ記憶手段と、前記表示データ記憶手段に記憶された表示データに基づいて画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示手段に表示されている画像に対してユーザが指定した位置を特定する位置特定手段と、前記位置特定手段によって特定された位置に識別情報を割り当てる割当手段と、前記位置特定手段によって特定された位置と、前記割当手段により当該位置に割り当てられた前記識別情報とを対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、前記識別情報をユーザに通知する通知手段と、記録媒体を読み取った画像を表す画像情報を前記入力装置から取得し、取得した画像情報に基づいて画像認識処理を行った結果により、ユーザにより指定された識別情報を抽出する抽出手段と、ユーザにより入力された注釈情報を前記入力装置から取得する取得手段と、前記抽出手段により抽出された識別情報と、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報とが一致すると、当該識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段に記憶されている位置と、前記取得手段が取得した注釈情報とを対応付けて記憶する注釈情報記憶手段と、前記表示制御手段によって前記表示データに基づいた画像が表示されているときに、前記注釈情報記憶手段に記憶されている位置に関連させて、当該位置に対応付けて記憶されている前記注釈情報を出力する出力手段とを有し、前記入力装置は、ユーザによる前記画像情報および前記注釈情報の入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段が入力を受け付けた前記画像情報および前記注釈情報を前記画像表示装置へ送信する送信手段とを有することを特徴とする画像表示システムを提供する。
本発明によれば、ユーザによって入力された注釈の内容をそのユーザが所望する位置に付加しておき、さらに、その注釈の内容をその位置に関連させてユーザに提示することができる。
また、本発明は、画像表示装置と入力装置とを備える画像表示システムにおいて、前記画像表示装置は、表示データを記憶する表示データ記憶手段と、前記表示データ記憶手段に記憶された表示データに基づいて画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示手段に表示されている画像に対してユーザが指定した位置を特定する位置特定手段と、前記位置特定手段によって特定された位置に識別情報を割り当てる割当手段と、前記位置特定手段によって特定された位置と、前記割当手段により当該位置に割り当てられた前記識別情報とを対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、前記識別情報をユーザに通知する通知手段と、ユーザにより入力された音声を表す音声信号を前記入力装置から取得し、取得した音声信号に基づいて音声認識処理を行った結果により、ユーザにより指定された識別情報を特定する識別情報特定手段と、ユーザにより入力された注釈情報を前記入力装置から取得する取得手段と、前記識別情報特定手段により特定された識別情報と、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報とが一致すると、当該識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段に記憶されている位置と、前記取得手段が取得した注釈情報とを対応付けて記憶する注釈情報記憶手段と、前記表示制御手段によって前記表示データに基づいた画像が表示されているときに、前記注釈情報記憶手段に記憶されている位置に関連させて、当該位置に対応付けて記憶されている前記注釈情報を出力する出力手段を有し、前記入力装置は、ユーザによる音声および前記注釈情報の入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段が入力を受け付けた音声を表す音声信号および前記注釈情報を前記画像表示装置へ送信する送信手段とを有することを特徴とする画像表示システムを提供する。
本発明によれば、ユーザによって入力された注釈の内容をそのユーザが所望する位置に付加しておき、さらに、その注釈の内容をその位置に関連させてユーザに提示することができる。
また、本発明は、コンピュータを、表示データを記憶する表示データ記憶手段と、前記表示データ記憶手段に記憶された表示データに基づいて画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示手段に表示されている画像に対してユーザが指定した位置を特定する位置特定手段と、前記位置特定手段によって特定された位置に識別情報を割り当てる割当手段と、前記位置特定手段によって特定された位置と、前記割当手段により当該位置に割り当てられた前記識別情報とを対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、前記識別情報をユーザに通知する通知手段と、記録媒体を読み取った画像を表す画像情報に基づいて画像認識処理を行った結果により、ユーザにより指定された識別情報を抽出する抽出手段と、ユーザにより入力された注釈情報を取得する取得手段と、前記抽出手段により抽出された識別情報と、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報とが一致すると、当該識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段に記憶されている位置と、前記取得手段が取得した注釈情報とを対応付けて記憶する注釈情報記憶手段と、前記表示制御手段によって前記表示データに基づいた画像が表示されているときに、前記注釈情報記憶手段に記憶されている位置に関連させて、当該位置に対応付けて記憶されている前記注釈情報を出力する出力手段として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、ユーザによって入力された注釈の内容をそのユーザが所望する位置に付加しておき、さらに、その注釈の内容をその位置に関連させてユーザに提示することができる。
また、本発明は、コンピュータを、表示データを記憶する表示データ記憶手段と、前記表示データ記憶手段に記憶された表示データに基づいて画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示手段に表示されている画像に対してユーザが指定した位置を特定する位置特定手段と、前記位置特定手段によって特定された位置に識別情報を割り当てる割当手段と、前記位置特定手段によって特定された位置と、前記割当手段により当該位置に割り当てられた前記識別情報とを対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、前記識別情報をユーザに通知する通知手段と、ユーザにより入力された音声に基づいて音声認識処理を行った結果により、ユーザにより指定された識別情報を特定する識別情報特定手段と、ユーザにより入力された注釈情報を取得する取得手段と、前記識別情報特定手段により特定された識別情報と、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報とが一致すると、当該識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段に記憶されている位置と、前記取得手段が取得した注釈情報とを対応付けて記憶する注釈情報記憶手段と、前記表示制御手段によって前記表示データに基づいた画像が表示されているときに、前記注釈情報記憶手段に記憶されている位置に関連させて、当該位置に対応付けて記憶されている前記注釈情報を出力する出力手段として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、ユーザによって入力された注釈の内容をそのユーザが所望する位置に付加しておき、さらに、その注釈の内容をその位置に関連させてユーザに提示することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。本実施形態において、「注釈」とは、電子文書等が表示された画像に付加する目的で、ユーザによって用紙等の記録媒体に記入される文字や記号或いは図形等からなる記載のことをいう。
(A)実施形態の構成
図1は、本実施形態に係る画像表示システム1の概観図である。同図に示すように、この画像表示システム1は、画像表示装置100と、画像読取装置200とを備えている。画像表示装置100は、電子ペーパーなどと呼ばれる可搬型の表示装置である。画像読取装置200は、用紙等の記録媒体に記された内容を光学的に読み取って、その読取画像データを画像表示システム1に入力する入力装置である。画像表示装置100と画像読取装置200とは、必要に応じてUSB(Universal Serial Bus)ケーブルなどの通信ケーブル300を介して接続されることにより、相互にデータの遣り取りを行うことができる。
画像表示装置100の前面には、表示部100Dと、複数の操作キー107aとが設けられている。表示部100Dは、画像を表示する記憶性表示体と、その表面に設けられたタッチスクリーンとを備えている。操作キー107aは、ユーザが表示部100Dに表示させる文書表示データや、文書表示データが複数のページを含んでいる場合にはそのページを指定したり、表示部100Dに表示された画像に対して注釈を付加するよう指示するための操作子である。また、この画像表示装置100とともにユーザに用いられるものとして、ペン状のスタイラスペン100Sがある。このスタイラスペン100Sは、表示部100Dに表示された画像に対して注釈の内容を書き込む位置をユーザが指定するための操作子である。
次に、画像表示装置100の構成について説明する。
図2は、画像表示装置100の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、画像表示装置100は、電源部101と、CPU102と、ROM103と、RAM104と、フラッシュメモリ105と、通信部106と、操作部107と、表示体コントローラ108と、記憶性表示体109と、タッチスクリーン110とを備える。電源部101は、バッテリと電力制御回路とを備え、画像表示装置100の作動に要する電力を供給する。電源部101のバッテリは、例えばNi−Cd系電池やLiイオン系電池などの、充電可能な2次電池である。
CPU102は、ROM103やフラッシュメモリ105に記憶されたプログラムを実行することにより、文書表示データに基づいて記憶性表示体109に文書を表示させたり、その文書表示データに対して入力された注釈の内容をフラッシュメモリ105に記憶させるなどの制御を行う。RAM104は、CPU102がプログラムを実行する際に、CPU102のワークエリアとして機能する。フラッシュメモリ105は、書き換え可能な記憶媒体であり、CPU102により実行されるプログラムとか、上記の文書表示データや、注釈の内容を表す注釈情報のほか、メモID管理テーブル1051と注釈情報管理テーブル1052とを記憶する。通信部106は、通信ケーブル300経由で通信を行うインタフェースであり、CPU102は、通信部106に差し込まれた通信ケーブル300を介して画像読取装置200から送信されてくる画像情報を受信する操作部107は、前述した複数の操作キー107aを備え、それぞれの操作キーに応じた操作信号をCPU102に出力する。
表示体コントローラ108は、記憶性表示体109を駆動する駆動回路である。この表示体コントローラ108は、フラッシュメモリ105に記憶された画像情報に基づいて、表示すべき画像に応じた駆動信号を記憶性表示体109に供給するとともに、記憶性表示体109に供給する電力のオン・オフを制御する。記憶性表示体109は、記憶性液晶による液晶層を有する表示体である。記憶性液晶とは、電圧を印加しなくても表示状態(すなわち階調)を維持することが可能な液晶のことであり、例えばコレステリック液晶である。タッチスクリーン110は、ユーザから見て記憶性表示体109の前面に設けられた透明のスクリーンであり、所定の微小領域毎に物体の接触の有無を感知するものである。この微小領域は、記憶性表示体109の所定数の複数の画素(例えば、1×1画素や3×3画素)にそれぞれ対応付けられている。タッチスクリーン110は、物体が接触していることを示す感知信号を微小領域毎に出力し、CPU102に供給する。各々の微小領域に対しては、記憶性表示体109の表示領域の左上隅点を原点Oとしたxy座標系に従って、それぞれの位置を表す座標(x,y)が割り当てられており、これらの各座標はROM103に記憶されている。前述したように、このタッチスクリーン110及び記憶性表示体109によって表示部100Dが構成されている。
ここで、フラッシュメモリ105に記憶されているメモID管理テーブル1051及び注釈情報管理テーブル1052の内容を説明する。
図3は、メモID管理テーブル1051の一例を示した図である。同図に示すように、このメモID管理テーブル1051においては、「メモID」と、「文書ID」と、「注釈付加位置情報」とが対応付けられている。「メモID」のフィールドには、それぞれの注釈情報が付加された位置に割り当てられた識別情報であるメモIDが書き込まれる。このメモIDは、注釈情報が付加された位置を識別する機能とともに、各々の注釈情報を識別する機能も備えており、「5678」や「ABCD」等の、数字やアルファベットによる4文字の文字列からなる。「文書ID」のフィールドには、各文書表示データに割り当てられた識別情報である文書IDが書き込まれる。メモID管理テーブル1051の第1行に示した「/b/presentation.pdf」という文書IDは、文書表示データの格納場所を表すフォルダ名「b」と、ファイル名「presentation.pdf」とによって構成されたファイルパスである。「注釈付加位置情報」のフィールドには、表示部100Dに表示された文書(画像)においてユーザにより注釈情報を付加するよう指定された位置を表した注釈付加位置情報が書き込まれる。この注釈付加位置情報には、文書表示データに含まれる複数のページのうち、ユーザが注釈情報を付加するよう指定されたページに割り当てられた識別情報(ページ識別情報)である「ページ番号」と、タッチスクリーン110における座標(x、y)の「x座標」と「y座標」(座標情報)とが含まれる。
次に、図4は、注釈情報管理テーブル1052の一例を示した図である。同図に示すように、この注釈情報管理テーブル1052には、「文書ID」と、「注釈付加位置情報」と、「格納アドレス」とが対応付けられて記述されている。「文書ID」および「注釈付加位置情報」のフィールドには、前述したとおりの文書ID、注釈付加位置情報がそれぞれ書き込まれている。「格納アドレス」のフィールドには、フラッシュメモリ105において注釈情報が格納されているメモリアドレスが書き込まれている。例えば、注釈情報管理テーブル1052の第1行には、「/e/shiryou.pdf」という文書IDの文書表示データにおける「22ページ目」の座標(34,131)が割り当てられた位置に、格納アドレス「ID10001」に対応する記憶領域に格納された注釈情報を付加することが書き込まれている。この注釈情報管理テーブル1052によって、注釈付加位置情報と、注釈情報とが対応付けられることになる。
続いて、画像読取装置200の構成について説明する。
図5は、画像読取装置200の構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御部201と、画像読取部202と、画像処理部203と、通信部204とを備える。
制御部201は、装置全体を制御するCPUと、作業用のワークエリアを提供するRAMと、各種制御プログラムを記憶するROMとを備え、ROMに記憶された制御プログラムに記述された手順に従って演算処理を行う。画像読取部202は、図示せぬ光源、結像レンズおよびラインセンサを有する。ユーザによってメモIDや注釈が書き込まれた用紙がこの画像読取部202の図示せぬプラテンガラスに置かれて読み取り開始が指示されると、光源がこの用紙に光を照射し、結像レンズが、用紙からの反射光をラインセンサの位置に結像する。ラインセンサは、結像された光を受光し、その光に応じた画像信号を生成して出力する。つまり、この画像読取部202は、ユーザによるメモIDおよび注釈の入力を受け付ける受付手段として機能することになる。画像処理部203は、画像読取部202によって生成された画像信号に対してA/D変換およびシェーディング補正等の処理を施して、画像読取部202が読み取った画像を表す画像情報を生成する。通信部204は、通信部106と同等の機能を有し、制御部201は、通信部204および通信ケーブル300を介して接続された画像表示装置100に対して、画像処理部203によって生成された画像情報を送信する。
(B)実施形態の動作
次に、図3に示したメモID管理テーブル1051や、図4に示した注釈情報管理テーブル1052の内容に沿って、実施形態の動作を説明する。なお、図3のメモID管理テーブル1051においては、メモID「5678」および「ABCD」に対応する「文書ID」および「注釈付加位置情報」はすでに書き込まれているが、これら以外のフィールドはブランクであるとする。同様に、図4の注釈情報管理テーブル1052においては、図示している第1行および第2行の内容は書き込まれているが、それ以外のフィールドはブランクであるとする。
(B−1)注釈を付加する位置の指定からメモIDの通知までの動作
まず、ユーザが注釈を付加する位置を指定すると、これに応じて、画像表示装置100がメモIDを発行してユーザに通知するまでの動作について説明する。
図6は、画像表示装置100のCPU102が実行するメモID通知処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、画像表示装置100と画像読取装置200とは通信ケーブル300を介して接続されておらず、ユーザは画像表示装置100のみを操作する。
まず、会議室にて会議が開始されると、ユーザは発言者の発言に関連した文書を閲覧するべく、画像表示装置100の操作部107を操作して、表示部100Dに所望の文書Aを表示させるための操作を行う。そして、操作部107から供給される操作信号に応じて、CPU102はフラッシュメモリ105に記憶されている文書表示データを読み出し、読み出した文書表示データを表示体コントローラ108に出力し、文書Aを表示部100Dに表示させる(ステップSA1)。この文書表示データは、PDF(Portable Document Format)形式で生成されたものであり、複数のページを含んでいる。また、この文書表示データは、フラッシュメモリ105に設けられた「a」というフォルダ内に格納され、ファイル名は「docu1.pdf」であるとする。
図7は、このステップSA1の処理結果として表示部100Dに表示される文書Aの表示例を示す図である。同図に示すように、表示部100Dに表示されているのは、グラフや文章などが含まれた「12ページ目」のページが表す画像である。ユーザは、同図に示す文書Aの12ページに所望の内容の注釈を書き込む場合、スタイラスペン100Sを用いて注釈内容を書き込みたい表示部100D上の任意の位置にタッチする。この操作により、表示部100Dに表示されている文書Aの画像に対する位置が指定されることになるから、CPU102は、指定された位置に対応するxy座標を特定する(ステップSA2)。
ここで、図8は、ユーザが注釈を書き込みたい位置を指定するときの画像表示装置100の態様を示す図である。図8に示すように、ユーザはスタイラスペン100Sで注釈を書き込みたい位置Pをタッチして指定すると、タッチスクリーン110からその位置Pに応じた感知信号がCPU102に供給されてくるから、CPU102は、ROM103に記憶されたxy座標に基づいて、指定されたタッチスクリーン110の位置Pを表すxy座標(x,y)を特定する。ここでは、x=「325」、y=「598」とする。xy座標を特定すると、CPU102は、決められたアルゴリズムに基づいてメモIDを発行し、それをそのxy座標に割り当てる(ステップSA3)。このとき、CPU102は、メモID管理テーブル1051にすでに記憶されているものとは異なるメモIDを発行する必要がある。ここでは、メモID「1234」が発行されたとする。
続いて、CPU102は、文書IDおよびページ番号を取得する(ステップSA4)。具体的には、ここでは、CPU102が取得する文書IDは「/a/docu1.pdf」であり、ページ番号は「12」である。文書IDは上述したように、文書表示データのファイルパスであり、文書Aの文書表示データの属性情報としてそのヘッダ等に記述されているから、CPU102がそれを特定するのは容易である。ページ番号についても、CPU102が表示中の文書に基づいて特定することができる。
そして、CPU102は、ステップSA2で特定したxy座標と、ステップSA3で発行したメモIDと、ステップSA4で取得した文書IDおよびページ番号とを、メモID管理テーブル1051のそれぞれのフィールドに書き込むことにより、テーブルの内容を更新する(ステップSA5)。この更新によってメモID管理テーブル1051は、図3から図9に示すような状態となる。図9の第3行目に記された内容が新たに書き込まれた情報である。CPU102は、このメモID管理テーブル1051を参照することで、このメモIDに対応付けられた文書ID、ページ番号およびxy座標に基づいて、ユーザにより指定された注釈を付加する位置を一意に特定することができる。
次に、CPU102は、メモID管理テーブル1051に記述したメモIDをユーザに通知する(ステップSA6)。ここでは、図10に示すように、CPU102は、表示部100Dにおいて文書Aが表示されている領域の上方(図の破線Qで囲まれた領域)に、「メモIDは“1234”です。」というメッセージを表示させる。この通知によって、ユーザは、自身が指定した位置に対応するメモIDを知ることができる。
(B−2)ユーザによる注釈の記入動作
次に、上記通知を見たユーザが注釈を記入する動作を説明する。
ユーザは、画像表示装置100に表示されたメモIDを見ると、自身のノートやメモ帳等の用紙に、そのメモIDと、自身が所望する内容の注釈とを、ボールペンや万年筆等で記入する(書き込む)。
図11は、ユーザによってメモIDおよび注釈が記入された用紙の一例を示す図である。これらの記入の様式はおおよそ決まっているので、ここで、この記入の手順について説明する。まず、ユーザは、表示部100Dに表示されたメモIDを確認すると、用紙Sの任意の位置に、おおよそ正方形の枠線を左右方向に連続して4つ描く。この枠線内に含まれる領域を「メモID領域T1」と称する。続いて、ユーザはこのメモID領域T1の枠線の一部を含むように、任意の形状の枠線を描く。ここでは、図示のように、例えばメモID領域T1よりも大きな矩形の枠線を描いたものとする。この枠線内に含まれる領域を「注釈領域T2」と称する。続いて、ユーザはメモID領域T1の4つの枠線内に、左側から順に、確認したメモIDを1文字ずつ記入していく。つまり、ここでは、ユーザは「1」,「2」,「3」,「4」と順に記入する。そして、ユーザは文書Aに書き込みたい注釈の内容を、注釈領域T2に記入する。ここでは、ユーザは、注釈として、二重線のアンダーラインが引かれた「◎要チェック」という文字を記入したものとする。
(B−3)注釈情報を付加するときの動作
次に、ユーザによって入力された注釈の内容を表す注釈情報を文書表示データに付加する動作について説明する。
図12は、画像表示システム1が実行する注釈付加処理の流れを示すシーケンス図である。ユーザは、会議が終了して、会議室から自室に戻ると、用紙Sに記入した注釈を文書Aの文書表示データに付加するべく、まず、画像表示装置100の通信部106と、画像読取装置200の通信部204とを通信ケーブル300によって接続する。接続が完了すると、ユーザは、用紙Sを画像読取装置200にセットし、図示せぬ操作キーを押下して、用紙Sの読み取りを指示する。この指示に応じて、画像読取装置200の制御部201は、用紙Sを読み取り、読み取った画像を表す画像情報を生成する(ステップSB1)。制御部201は生成した画像情報を、通信ケーブル300を介して画像表示装置100に送信する(ステップSB2)。
画像表示装置100のCPU102は、画像読取装置200から画像情報を受信すると(ステップSB3)、これをフラッシュメモリ105に記憶させてから、RAM104に読み出す。そして、CPU102は、この画像情報を解析して、メモIDと注釈情報とをそれぞれ抽出する「注釈抽出処理」を実行する(ステップSB4)。次いで、CPU102は、抽出したメモIDと、メモID管理テーブル1051とに基づいて注釈情報を付加する位置を特定し、この位置に対応付けて注釈情報を格納する「注釈格納処理」を実行する(ステップSB5)。
ここで、ステップSB4の「注釈抽出処理」と、ステップSB5の「注釈格納処理」とについて、詳細に説明する。
(B−3−1)注釈抽出処理
図13は、画像表示装置100のCPU102が実行する「注釈抽出処理」の流れを示すフローチャートである。
まず、CPU102は、取得した画像情報に基づいて解析領域を特定する(ステップSB41)。「解析領域」とは、画像情報が表す画像の全領域のうち、メモIDおよび注釈情報を抽出するための解析を行う対象となる画像領域のことをいう。ここでは、図11に示したような、用紙Sに書き込まれたメモID領域T1および注釈領域T2内に対応する画像領域のことを指す。CPU12は、画像情報が表す線分画像に外接する外接矩形を生成し、その外接矩形の内側の領域を、解析領域として特定する。
次に、CPU102は、この解析領域から、メモID領域T1および注釈領域T2のそれぞれに対応する画像を抽出する(ステップSB42)。ここでは、CPU102は、画像パターンの比較などの画像認識処理を利用して、おおよその正方形の枠線が4つ連続した領域を特定することでメモID領域T1を抽出するとともに、メモID領域T1の枠線の一部を含む枠線で囲まれた領域を特定することで注釈領域T2を抽出している。
続いて、CPU102は、メモID領域T1に対応する画像情報に対してOCR(Optical Character Recognition)を施して、どのような文字がメモIDとして記入されたかを認識して、メモIDに相当する文字列を抽出し、その各文字を所定のコード体系に従って文字コードに変換する(ステップSB43)。この文字コードには、周知のコードであるJISコードやEUCコード或いはunicode等を用いることができるが、メモID管理テーブル1051の書き込みに用いた文字コードと同じものを用いる。
ここでは、文字列「1234」が抽出されるはずであるから、CPU102は、メモID領域T1に対応する画像領域から抽出した文字列「1234」を、メモIDとして取得する(ステップSB44)。続いて、CPU102は、注釈領域T2に対応する画像領域を表すビットマップ形式の画像情報を生成し、これを文書表示データに付加する注釈情報として取得する(ステップSB45)。この注釈情報は、ユーザにより記入された注釈の内容を表しており、ユーザが記入した文字の線部分以外の、背景に相当する画像領域が透過するような画像情報である。そして、CPU102は、ステップSB44で取得したメモIDと、ステップSB45で生成した注釈情報とを対応付けてRAM104に記憶しておく。
(B−3−2)注釈格納処理
続いて、図14は、画像表示装置100のCPU102が実行する「注釈格納処理」の流れを示すフローチャートである。
まず、CPU102は、フラッシュメモリ105に記憶されたメモID管理テーブル1051をRAM104に読み出す(ステップSB51)。このときのメモID管理テーブル1051の内容は、図9に示した通りである。続いて、CPU102は、ステップSB44で取得してRAM104に読み出したメモIDと、メモID管理テーブル1051の「メモID」のフィールドに書き込まれているメモIDとを照合する(ステップSB52)。そして、CPU102は、その照合の結果、メモIDが一致するものがあるか否かを判定する(ステップSB53)。ここでは、図11に示した用紙Sを読み取った画像情報を用いているので、CPU102は、メモID「1234」が一致すると判定することになる(ステップSB53;YES)。次に、CPU102は、メモID管理テーブル1051においてこのメモIDに対応付けられている文書IDおよび注釈付加位置情報を特定する(ステップSB54)。
そして、CPU102は、フラッシュメモリ105に記憶されている注釈情報に対応付けて、注釈付加位置情報を記憶する(ステップSB55)。つまり、CPU102は、注釈情報をフラッシュメモリ105に格納するとともに、その格納アドレスと注釈付加位置情報とを対応付けて注釈情報管理テーブル1052に記述する。これによって、注釈情報管理テーブル1052は、図4に示すような内容から図15に示すような内容に更新される。具体的には、図15に示す注釈情報管理テーブル1052の第3行に示すように、CPU102がステップSB54で特定した文書ID「a/docu1.pdf」と、ページ番号「12」、x座標「325」、y座標「598」からなる「注釈付加位置情報」と、ステップSB55で注釈情報を格納した格納アドレス「ID10003」とが、それぞれのフィールドに記述されることになる。
次に、CPU102は、メモID管理テーブル1051から、このメモID「1234」に対応する記述を削除することにより、テーブルの内容を更新する(ステップSB56)。ここでは、図9に示したメモID管理テーブル1051における第3行目の内容が削除されることになる。このようにするのは、ステップSB55において、CPU102は、注釈付加位置情報と注釈情報とを既にフラッシュメモリ105に記憶させたから、メモID管理テーブル1051における記述は必要ないからである。このように、必要のなくなったメモIDをその都度削除していけば、直ちにそのメモIDを再び利用することができるから、有限なメモID群を有効に活用することが可能となる。
なお、ステップSB53の判定結果が「NO」である場合には、例えば一致するメモIDがなかったり、メモIDを特定できなかったことになるから、CPU102は以下の処理ステップを実行することなく、注釈情報を格納するための処理を終了する。
(B−3−3)注釈の提示
次に、注釈の内容をユーザに提示する動作を説明する。
この動作は、上述した注釈情報を付加する動作の直後のタイミングで行われてもよいし、また、注釈情報を付加する動作がなされてから或る程度の時間が経過し、ユーザが所望するタイミングで行われてもよい。以下では、図14を参照しながら、注釈情報を付加する動作の直後のタイミングで行われる例で説明する。
図14において、CPU102はステップSB56のメモID管理テーブル1051を更新した後、操作部107がユーザによって操作されて、注釈が付加された文書表示データを表示するよう指示されたか否かを判断する(ステップSB57)。ここで、CPU102は、例えば上記の文書Aを表示するよう指示されたと判断したら(ステップSB57;YES)、文書表示データをフラッシュメモリ105から読み出して文書Aを表示すると共に、フラッシュメモリ105に記憶しておいた注釈情報管理テーブル1052の内容に基づいて、注釈付加位置情報が示す位置に注釈情報を表示する(ステップSB58)。具体的には、CPU102は、文書表示データを表示体コントローラ108に供給すると、注釈情報管理テーブル1052において、この文書表示データの文書ID「/a/docu1.pdf」に対応付けられた「注釈付加位置情報」および「格納アドレス」を参照する。図15に示した注釈情報管理テーブル1052の第3行に示したように、この文書IDには、注釈付加位置情報として、ページ番号「12」、x座標「325」およびy座標「598」が対応付けられ、格納アドレスとして「ID10003」が対応付けられている。この記述内容に応じて、CPU102は、フラッシュメモリ105の格納アドレス「ID10003」に格納されている注釈情報を読み出し、この注釈情報に応じた注釈の内容を、文書表示データの(x,y)=(325,598)で表される位置P(又は、その位置から所定距離の範囲内)に電子文書に重ねて表示させるよう、注釈情報を出力する。
ここで、図16は、注釈情報が付加された状態で文書Aが表示部100Dに表示されている様子を示す図である。同図に示すように、この文書Aには、座標位置P(x,y)に対応する破線Nで囲まれた位置に、ユーザによって書き込まれた注釈の内容(二重線のアンダーラインが引かれた「◎要チェック」)を読み取った画像が重ねて表示されている。よって、ユーザは、この破線Nで囲まれた位置の近傍の文書Aの内容が“要チェック”であることを視覚的に容易に把握することができる。
以上説明した実施形態によれば、ユーザは、表示部100Dの位置に割り当てられたメモIDと所望する注釈の内容とを用紙に記入し、これを画像読取装置200に読み取らせるだけで、画像表示装置100は読み取った画像に基づいてメモIDを特定し、ユーザの所望の位置に注釈を表示して、ユーザに提示することができる。よって、ユーザは、電子文書に直接的に注釈を書き込む必要はないし、また、4文字程度の短い文字列をメモIDとして記入するだけでよいので、注釈を文書に付加するためにユーザに強いられる負担も小さい。
(C)変形例
なお、上記実施形態を次のように変形してもよい。具体的には、例えば以下のような変形が挙げられる。これらの変形は、各々を適宜に組み合わせることも可能である。
(C−1)変形例1
上述した実施形態では、図11に示したように、ユーザは1枚の用紙にメモID領域T1と注釈領域T2とを1つずつ描いて、これらの領域にメモIDと注釈内容とを1つずつ書き込んでいた。
これに対し、ユーザは1枚の用紙にメモID領域T1と注釈領域T2とをそれぞれ複数描き、これらの領域に複数のメモIDおよび注釈を書き込むようにしてもよい。この場合においても、4つの正方形の枠線からなる領域をメモID領域とし、この枠線の一部を含む別の枠線内を注釈領域とすることを、予め決めておけば、CPU102は、1枚の用紙から互いに対応する各メモIDと注釈の内容とを正しく抽出し、特定することができる。
また、メモIDおよび注釈を記入するための専用用紙を用いてもよい。この場合、この専用用紙には、メモIDおよび注釈を書き込むための各領域の境界線や枠線が予めプリントされている。このようにすれば、ユーザがメモID領域T1及び注釈領域T2を描く負担が低減される。
また、メモID領域T1と注釈領域T2との位置関係は、実施形態で例示した内容に限らず、互いに位置が所定の関係を有していればよい。この場合、CPU102は、認識したメモID領域T1と所定の位置関係を有し、枠線で囲まれた領域を注釈領域T2として認識すればよい。この態様のほかに、例えば、メモID領域のみを指定し、注釈領域を設けないようにしてもよい。この場合、CPU102はメモID領域に基づいてメモIDを認識すると、それ以外の画像領域、またはメモID領域から所定の範囲内にある画像領域を、注釈が記入された領域と認識して、注釈情報を生成すればよい。
また、メモID領域T1や注釈領域T2の形状は矩形に限らず、予めパターンを決めておけば、例えば円形等にすることもできる。
また、用紙SにメモID領域T1および注釈領域T2を書き込まずに、メモIDと注釈内容のみを記入するようにしてもよい。ユーザは、メモIDを用紙の任意の位置に書き込むと、たいていの場合、そのメモIDの近傍に注釈を書き込むことになる。したがって、CPU102は、メモID管理テーブル1051に書き込まれているメモIDと一致する文字列を抽出すると、それを基準とした所定距離の範囲内に含まれる記載を注釈内容と特定すればよい。このようにすれば、ユーザは記入の様式を気にしなくてよいので、より利便性が高くなる。しかしながら、注釈として書き込まれた文字列とメモIDとが偶然に一致してしまうと、CPU102は、注釈をメモIDに関する記入と特定し、正しく注釈情報を生成することができない。よって、この場合、メモIDとしては「SjRp」等の、ランダムに選んだ意味を有しない文字列をメモIDとして割り当てることが望ましい。
以上説明したように、画像表示装置100は、メモIDに相当する画像と、注釈に相当する画像との位置関係に基づいて、互いに関連するメモIDと注釈情報とを特定することができる。
(C−2)変形例2
上述した実施形態では、画像表示装置100が文書に注釈の内容を付加して表示する場合には、注釈情報に応じた内容そのものを表示させていた。文書表示データの所望の位置に注釈情報を関連させる方法として、画像表示装置100は、注釈付加位置情報が示す位置に、注釈情報が存在することを示すアイコン(例えば、メモ帳を意味する画像を用いる)を表示させるようにしてもよい。この場合、ユーザによりスタイラスペン100Sでこのアイコンの位置がタッチされると、画像表示装置100は、注釈情報管理テーブル1052を参照して、その注釈付加位置情報に対応付けられた注釈の内容を表示する。このとき、画像表示装置100は、アイコンが選択されると、表示中の文書に重ねて別のウィンドウ(例えば、付箋を意味する画像)を表示させ、その中に注釈の内容を表示させるとよい。
(C−3)変形例3
上述した実施形態では、注釈情報は画像情報であり、画像表示装置100は注釈の内容を画像として表示していたが、注釈情報はこれ以外の種別のデータ形式であってもよい。例えば、音声を表す音声情報を注釈情報とすることもできる。
この場合、CPU102は、表示部100Dに表示される文書上の注釈情報が付加された位置に、音声の出力を開始するスピーカ等を意味する画像をアイコンとして表示させる。そして、ユーザがスタイラスペン100Sや操作キー107aによってこのアイコンを選択すると、CPU102は、選択されたアイコンに対応する注釈情報を音として出力する。つまり、CPU102は、音声情報に応じた音声を図示せぬスピーカから出力させたり、音声信号をヘッドフォンやスピーカ等に接続された音声出力端子に出力する。
このように注釈情報を音声情報とする場合には、上記画像表示システム1における画像読取装置200に代えて、ユーザによるメモIDおよび注釈情報の入力を受け付ける受付手段として、マイクロフォン等の音声入力装置を用いる。このマイクロフォンは、ユーザの声音の入力を受け付ける機能と、その音声を表す音声信号を出力する機能とを有する音声入力装置を用いる。この場合において、ユーザは、メモID「1234」を指定する際には、音声によって入力するべく、マイクロフォン(音声入力装置)にむかって、「いち、に、さん、し」と発音する。CPU102は、マイクロフォンから出力される音声信号に基づいて、音声認識処理を行って、ユーザが発話したメモIDを特定し、特定したメモIDと、予めフラッシュメモリ105に記憶しておいたメモIDとを比較し、一致するメモIDを特定する。メモIDを特定すると、CPU102は注釈情報の入力をユーザに促す。ユーザによって注釈の内容が発話されることによって、画像表示装置100に音声信号が入力されると、CPU102はこの音声信号に対応する音声情報を注釈情報とし、フラッシュメモリ105の所定の記憶領域に格納する。そして、CPU102は、この注釈情報を格納した格納アドレスを、各音声情報に割り当てた識別情報であってファイルパスで表される音声ID(実施形態の文書IDに対応)、および注釈付加位置情報に対応付けて、注釈情報管理テーブルに記述する。以降において、CPU102は、注釈情報(音声情報)および注釈情報管理テーブルに基づいて、注釈情報を文書表示データに関連させる。
注釈情報は、更に別のデータ形式であってもよく、動画データやHTML(Hyper Text Markup Language)ファイル等でもよい。これらの場合、CPU102は、ユーザによって、注釈付加位置情報に表示されたアイコンの位置が選択されると、画像表示装置100は別のウィンドウを開いて、対応する注釈の内容表示させるとよい。また、CPU102は、注釈領域T2に対応する画像領域にOCRを実行し、ここから抽出した文字列に基づいて、例えばテキスト形式のファイルを生成し、このテキストファイルを注釈情報としてもよい。
(C−4)変形例4
上述した実施形態では、画像表示装置100と画像読取装置200との通信路は通信ケーブル300であったが、LAN(Local Area Network)等の有線の通信路であってもよい。また、無線の通信路であるBluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11b等を採用することもできる。要するに複数の装置間で情報の遣り取りを行うことができる通信路であればよい。
(C−5)変形例5
上述した実施形態では、スタイラスペン100Sによって注釈情報の付加位置を指定していたが、マウス等のポインティングデバイスでもよいし、このようなポインティングデバイスを有しない装置にも本発明を適用することができる。ポインティングデバイスを有しない装置であれば、制御部は、ユーザに操作部107の操作キーを操作することにより、CPU102に表示部100Dに表示されるスクロールバーやカーソルを制御させ、文書の行単位や文字単位で、注釈付加位置情報を指定させるとよい。
(C−6)変形例6
また、画像表示装置100のCPU102は、ユーザからの指示に応じて、注釈情報を付加した文書をフラッシュメモリ105に記憶させてもよい。このようにすれば、例えば画像表示装置100が通信部106を介して外部装置に注釈情報を付加した文書表示データを送信する場合には、これらを1つの画像データとして扱うことができる。すなわち、この文書表示データを受信した外部装置は、注釈の内容を表示するための注釈情報管理テーブル1052や注釈情報等の各種情報を有していなくても、注釈の内容を付加した文書を表示することができる。
(C−7)変形例7
また、上述した実施形態では、画像表示装置100は可搬型の表示装置であったが、デスクトップコンピュータやモバイルコンピュータなどの表示装置であってもよい。また、画像読取装置200としてスキャナを用いていたが、これに代えて、デジタルカメラや撮影機能を有する携帯電話等を用いてもよい。
上述したCPU102が実行する制御プログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光記録媒体、光磁気記録媒体、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、RAMなどの記録媒体に記録した状態で提供し得る。
本発明の一実施形態である画像表示システムの概観を示す斜視図である。 画像表示装置の構成を示すブロック図である。 メモID管理テーブルの一例を示した図である。 注釈情報管理テーブルの一例を示した図である。 画像読取装置の構成を示すブロック図である。 画像表示装置のCPUが実行するメモID通知処理の流れを示すフローチャートである。 表示部に表示される文書Aの表示例を示す図である。 ユーザが注釈を書き込みたい位置を指定するときの画像表示装置の態様を示す図である。 メモID管理テーブルの一例を示した図である。 表示部に表示される文書Aの表示例を示す図である。 ユーザによってメモIDおよび注釈が記入された用紙の一例を示す図である。 画像表示システムが実行する注釈付加処理の流れを示すシーケンス図である。 画像表示装置のCPUが実行する「注釈抽出処理」の流れを示すフローチャートである。 画像表示装置のCPUが実行する「注釈格納処理」の流れを示すフローチャートである。 注釈情報管理テーブルの一例を示した図である。 注釈情報が付加された状態で文書Aが表示部に表示されている様子を示す図である。
符号の説明
1…画像表示システム、100…画像表示装置、101…電源部、102…CPU、103…ROM、104…RAM、105…フラッシュメモリ、1051…メモID管理テーブル、1052…注釈情報管理テーブル、106…通信部、107…操作部、108…表示体コントローラ、109…記憶性表示体、110…タッチスクリーン、200…画像読取装置、201…制御部、202…画像読取部、203…画像処理部、204…通信部、300…通信ケーブル。

Claims (8)

  1. 表示データを記憶する表示データ記憶手段と、
    前記表示データ記憶手段に記憶された表示データに基づいて画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記表示手段に表示されている画像に対してユーザが指定した位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段によって特定された位置に識別情報を割り当てる割当手段と、
    前記位置特定手段によって特定された位置と、前記割当手段により当該位置に割り当てられた前記識別情報とを対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、
    前記識別情報をユーザに通知する通知手段と、
    記録媒体を読み取った画像を表す画像情報に基づいて画像認識処理を行った結果により、ユーザにより指定された識別情報を抽出する抽出手段と、
    ーザにより入力された注釈情報を取得する取得手段と、
    前記抽出手段により抽出された識別情報と、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報とが一致すると、当該識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段に記憶されている位置と、前記取得手段が取得した注釈情報とを対応付けて記憶する注釈情報記憶手段と、
    前記表示制御手段によって前記表示データに基づいた画像が表示されているときに、前記注釈情報記憶手段に記憶されている位置に関連させて、当該位置に対応付けて記憶されている前記注釈情報を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 表示データを記憶する表示データ記憶手段と、
    前記表示データ記憶手段に記憶された表示データに基づいて画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記表示手段に表示されている画像に対してユーザが指定した位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段によって特定された位置に識別情報を割り当てる割当手段と、
    前記位置特定手段によって特定された位置と、前記割当手段により当該位置に割り当てられた前記識別情報とを対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、
    前記識別情報をユーザに通知する通知手段と、
    ユーザにより入力された音声に基づいて音声認識処理を行った結果により、ユーザにより指定された識別情報を特定する識別情報特定手段と、
    ユーザにより入力された注釈情報を取得する取得手段と、
    前記識別情報特定手段により特定された識別情報と、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報とが一致すると、当該識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段に記憶されている位置と、前記取得手段が取得した注釈情報とを対応付けて記憶する注釈情報記憶手段と、
    前記表示制御手段によって前記表示データに基づいた画像が表示されているときに、前記注釈情報記憶手段に記憶されている位置に関連させて、当該位置に対応付けて記憶されている前記注釈情報を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  3. ーザによって前記識別情報および前記注釈情報が書き込まれた記録媒体を読み取った画像を表す画像情報を取得し、取得した画像情報が表す画像において、前記識別情報が書き込まれた画像領域と、前記注釈情報が書き込まれた画像領域とをそれぞれ特定する領域特定手段を備え
    前記抽出手段は、前記領域特定手段が特定したそれぞれの画像領域から前記識別情報と前記注釈情報とを抽出し、
    前記取得手段は、前記抽出手段により抽出された前記注釈情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. ーザによって前記識別情報および前記注釈情報がそれぞれ複数書き込まれている場合、
    記抽出手段は、
    前記領域特定手段が特定したそれぞれの前記画像領域から前記識別情報と前記注釈情報とを抽出し、
    抽出した当該識別情報が書き込まれていた画像領域と、抽出した当該注釈情報が書き込まれていた画像領域との位置関係に基づいて、互いに関連する前記識別情報と前記注釈情報とを特定する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
  5. 像表示装置と入力装置とを備える画像表示システムにおいて、
    前記画像表示装置は、
    表示データを記憶する表示データ記憶手段と、
    前記表示データ記憶手段に記憶された表示データに基づいて画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記表示手段に表示されている画像に対してユーザが指定した位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段によって特定された位置に識別情報を割り当てる割当手段と、
    前記位置特定手段によって特定された位置と、前記割当手段により当該位置に割り当てられた前記識別情報とを対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、
    前記識別情報をユーザに通知する通知手段と、
    記録媒体を読み取った画像を表す画像情報を前記入力装置から取得し、取得した画像情報に基づいて画像認識処理を行った結果により、ユーザにより指定された識別情報を抽出する抽出手段と、
    ーザにより入力された注釈情報を前記入力装置から取得する取得手段と、
    前記抽出手段により抽出された識別情報と、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報とが一致すると、当該識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段に記憶されている位置と、前記取得手段が取得した注釈情報とを対応付けて記憶する注釈情報記憶手段と、
    前記表示制御手段によって前記表示データに基づいた画像が表示されているときに、前記注釈情報記憶手段に記憶されている位置に関連させて、当該位置に対応付けて記憶されている前記注釈情報を出力する出力手段と
    を有し、
    前記入力装置は、
    ユーザによる前記画像情報および前記注釈情報の入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が入力を受け付けた前記画像情報および前記注釈情報を前記画像表示装置へ送信する送信手段と
    を有する
    ことを特徴とする画像表示システム。
  6. 画像表示装置と入力装置とを備える画像表示システムにおいて、
    う前記画像表示装置は、
    表示データを記憶する表示データ記憶手段と、
    前記表示データ記憶手段に記憶された表示データに基づいて画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記表示手段に表示されている画像に対してユーザが指定した位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段によって特定された位置に識別情報を割り当てる割当手段と、
    前記位置特定手段によって特定された位置と、前記割当手段により当該位置に割り当てられた前記識別情報とを対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、
    前記識別情報をユーザに通知する通知手段と、
    ユーザにより入力された音声を表す音声信号を前記入力装置から取得し、取得した音声信号に基づいて音声認識処理を行った結果により、ユーザにより指定された識別情報を特定する識別情報特定手段と、
    ユーザにより入力された注釈情報を前記入力装置から取得する取得手段と、
    前記識別情報特定手段により特定された識別情報と、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報とが一致すると、当該識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段に記憶されている位置と、前記取得手段が取得した注釈情報とを対応付けて記憶する注釈情報記憶手段と、
    前記表示制御手段によって前記表示データに基づいた画像が表示されているときに、前記注釈情報記憶手段に記憶されている位置に関連させて、当該位置に対応付けて記憶されている前記注釈情報を出力する出力手段と
    を有し、
    前記入力装置は、
    ユーザによる音声および前記注釈情報の入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が入力を受け付けた音声を表す音声信号および前記注釈情報を前記画像表示装置へ送信する送信手段と
    を有する
    ことを特徴とする画像表示システム。
  7. ンピュータを、
    表示データを記憶する表示データ記憶手段と、
    前記表示データ記憶手段に記憶された表示データに基づいて画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記表示手段に表示されている画像に対してユーザが指定した位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段によって特定された位置に識別情報を割り当てる割当手段と、
    前記位置特定手段によって特定された位置と、前記割当手段により当該位置に割り当てられた前記識別情報とを対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、
    前記識別情報をユーザに通知する通知手段と、
    記録媒体を読み取った画像を表す画像情報に基づいて画像認識処理を行った結果により、ユーザにより指定された識別情報を抽出する抽出手段と、
    ーザにより入力された注釈情報を取得する取得手段と、
    前記抽出手段により抽出された識別情報と、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報とが一致すると、当該識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段に記憶されている位置と、前記取得手段が取得した注釈情報とを対応付けて記憶する注釈情報記憶手段と、
    前記表示制御手段によって前記表示データに基づいた画像が表示されているときに、前記注釈情報記憶手段に記憶されている位置に関連させて、当該位置に対応付けて記憶されている前記注釈情報を出力する出力手段
    として機能させるためのプログラム。
  8. コンピュータを、
    表示データを記憶する表示データ記憶手段と、
    前記表示データ記憶手段に記憶された表示データに基づいて画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記表示手段に表示されている画像に対してユーザが指定した位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段によって特定された位置に識別情報を割り当てる割当手段と、
    前記位置特定手段によって特定された位置と、前記割当手段により当該位置に割り当てられた前記識別情報とを対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、
    前記識別情報をユーザに通知する通知手段と、
    ユーザにより入力された音声に基づいて音声認識処理を行った結果により、ユーザにより指定された識別情報を特定する識別情報特定手段と、
    ユーザにより入力された注釈情報を取得する取得手段と、
    前記識別情報特定手段により特定された識別情報と、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報とが一致すると、当該識別情報に対応付けて前記識別情報記憶手段に記憶されている位置と、前記取得手段が取得した注釈情報とを対応付けて記憶する注釈情報記憶手段と、
    前記表示制御手段によって前記表示データに基づいた画像が表示されているときに、前記注釈情報記憶手段に記憶されている位置に関連させて、当該位置に対応付けて記憶されている前記注釈情報を出力する出力手段
    として機能させるためのプログラム。
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