JP5179318B2 - 印字ヘッド検出装置、印字ヘッド検出方法及び印字装置 - Google Patents
印字ヘッド検出装置、印字ヘッド検出方法及び印字装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5179318B2 JP5179318B2 JP2008280197A JP2008280197A JP5179318B2 JP 5179318 B2 JP5179318 B2 JP 5179318B2 JP 2008280197 A JP2008280197 A JP 2008280197A JP 2008280197 A JP2008280197 A JP 2008280197A JP 5179318 B2 JP5179318 B2 JP 5179318B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- print head
- wire
- induced current
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Impact Printers (AREA)
Description
しかし、印字ヘッドに設置されている印字ワイヤは、インクリボン、印字媒体等と頻回に接触する。そして、印字ヘッドに設置されている印字ワイヤの材質が金属であるために、長時間に渡り印字ヘッドを使用すると、その先端が摩耗、折損するという問題が生じている。
この方法は、印字ワイヤを圧電素子に衝突させて、当該圧電素子からの出力電圧を検出することにより、印字ワイヤの長さを判定するものである。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、印字ヘッドの劣化等を高精度に検出することができる印字ヘッド検出装置、印字ヘッド検出方法及び印字装置を提供することを目的とする。
また、印字ヘッド10においては、印字ワイヤ11の磁石11m近傍に起電流を検出するためのコイル20cを備えている。即ち、印字ワイヤ11の磁石11m近傍の本体部17a内に上記コイル20cが搭載されている。そして、印字ワイヤ11が上下に移動すると、磁石11mがコイル20c近傍を上下に移動し、コイル20cに起電流が誘発される。そして、当該起電流が印字ヘッド検出装置1に備えられた検出手段20によって検出される。
また、制御手段21は、駆動回路を備えた駆動手段22を管理し、当該駆動手段22によって、印字ヘッド10の動作が制御されている。
また、印字ヘッド検出装置1をATM等に搭載した場合には、印字ヘッド10の下方にリボンが配置され、更にリボンの下に印字媒体(例えば、通帳用紙)が配置されている(図示しない)。そして、当該印字媒体にリボンを介して印字ワイヤ11による打刻がなされ、印字媒体上に文字が印刷される(図示しない)。
先ず、図2(a)に示す印字ヘッド10においては、吸着ブロック12と電磁コイル鉄心13とが充分に離れ、蓋部17bと吸着ブロック12とが接触した状態にある。即ち、印字ワイヤ11の先端が樹脂ケースの本体部17a内に収納されて、印字ワイヤ11の先端が印字媒体30及びリボン31と非接触状態にある。この状態での印字ワイヤ11の位置を始点とする。
そして、印字媒体30に文字を印刷をするために、電磁コイル鉄心13から磁力を発生させて、吸着ブロック12を電磁コイル鉄心13側に引き寄せる。即ち、図2(b)に示すように、印字ワイヤ11の先端を印字ヘッド10から突出させて、リボン31を介して印字媒体30に接触させると、印字ワイヤ11が所定の位置で停止する。この状態での印字ワイヤ11の位置を終点とする。
先ず、波形aは、印字ワイヤ11に摩耗、折損がない場合の正常な状態の起電流カーブである。当該波形aを基準となる経時変化曲線とする。そして、波形aのピークでの電流値を起電流値Aと定める。
次に、波形cは、先端が折損した印字ワイヤ11を使用した場合の時間−起電流の経時変化である。この場合、印字ワイヤ11の先端が折損した分、波形b(摩耗)の場合に比べ印字ワイヤ11自体が短くなり、印字ワイヤ11の移動距離が更に長くなる。その結果、始点−終点間の時間が波形bよりも長くなり、起電流値のピークが波形bよりも大きくなる。即ち、上記起電流値B以上を折損限界と定め、波形cのような経時変化が得られた場合には、印字ワイヤ11に折損が生じていると判断できる。
次に、印字ワイヤ11の状態の検出方法の具体的なフローについて説明する。
先ず、駆動手段22に組み込まれた駆動回路により、電磁石励磁コイル14に電流を通電することにより電磁石励磁コイル14を励磁させる(ステップS1)。 次いで、電磁石励磁コイル14の励磁により、印字ワイヤ11を上下に動作させる(ステップS2)。
次に、起電流が発生するか否かの判断が行われる(ステップS4a)。
また、起電流が発生した場合は、次のステップに移行し、印字ワイヤ11が折損限界にあるか否かの判断が行われる(ステップS5a)。
また、印字ワイヤ11が折損限界内にある場合は、次のステップに移行し、印字ワイヤ11が摩耗限界にあるか否かの判断が行われる(ステップS6a)。
また、印字ワイヤ11が摩耗限界内にある場合は、次のステップに移行し、印字ワイヤ11がずれの限界にあるか否かの判断が行われる(ステップS7a)。
また、誘導電流が折損限界以上の電流値を示す場合には、印字ヘッド10に取り付けられた印字ワイヤ11に折損が発生したと判断する。
また、印字ワイヤ11の移動時間がずれの限界以上を示す場合には、印字ヘッド10に取り付けられた印字ワイヤ11に動作異常が発生したと判断する。
また、印字ワイヤ11の劣化、動作異常及び動作不良を検出した場合は、印字ヘッド検出装置1に組み込まれたモニタ等の通知手段(図1には不図示)により、印字ワイヤ11がどのような状態にあるのかを認知することができる。
尚、本実施の形態では、図1に印字ヘッド10の印字ワイヤ11として、2本の形態を例示したが、特にこの形態に限られるものではない。
また、複数の印字ワイヤ11を印字ヘッド10に搭載した場合、前記複数の印字ワイヤ11を同じ印刷箇所に打刻させる必要もない。
10 印字ヘッド
11 印字ワイヤ
11m 磁石
12 吸着ブロック
13 電磁コイル鉄心
14 電磁石励磁コイル
15 非磁性体ブロック
16 スプリング
17a 本体部
17b 蓋部
20 検出手段
20c コイル
21 制御手段
22 駆動手段
23 記憶手段
30 印字媒体
31 リボン
32 ステージ
Claims (11)
- 印字ヘッドに取り付けられた印字ワイヤの状態を検出する印字ヘッド検出装置であって、
磁石を備えた前記印字ワイヤを前記印字ワイヤの線方向に駆動させる駆動手段と、
前記駆動手段によって前記印字ヘッドに搭載されたコイル内に発生する誘導電流の経時変化を検出する検出手段と、
を備え、
前記検出手段は、前記誘導電流の前記経時変化において、前記誘導電流が折損限界以上の電流値を示す場合に、前記印字ヘッドに取り付けられた前記印字ワイヤに折損が発生したと判断することを特徴とする印字ヘッド検出装置。 - 印字ヘッドに取り付けられた印字ワイヤの状態を検出する印字ヘッド検出装置であって、
磁石を備えた前記印字ワイヤを前記印字ワイヤの線方向に駆動させる駆動手段と、
前記駆動手段によって前記印字ヘッドに搭載されたコイル内に発生する誘導電流の経時変化を検出する検出手段と、
を備え、
前記検出手段は、前記誘導電流の前記経時変化において、前記誘導電流が摩耗限界以上の電流値を示す場合に、前記印字ヘッドに取り付けられた前記印字ワイヤに摩耗が発生したと判断することを特徴とする印字ヘッド検出装置。 - 前記検出手段は、前記誘導電流の前記経時変化において、前記誘導電流が発生しない場合に、前記印字ヘッドに取り付けられた前記印字ワイヤが動作不能であると判断することを特徴とする請求項1または2記載の印字ヘッド検出装置。
- 前記検出手段は、前記誘導電流の前記経時変化において、前記印字ワイヤの移動時間がずれの限界以上を示す場合に、前記印字ヘッドに取り付けられた前記印字ワイヤに動作異常が発生したと判断することを特徴とする請求項1または2記載の印字ヘッド検出装置。
- 印字ヘッドに取り付けられた印字ワイヤの状態を検出する印字ヘッド検出方法であって、
前記印字ワイヤに備えられた磁石を前記印字ヘッドに搭載されたコイル近傍で移動させることにより、前記コイル内に発生する誘導電流の経時変化を検出し、
前記誘導電流の前記経時変化において、前記誘導電流が折損限界以上の電流値を示す場合に、前記印字ヘッドに取り付けられた前記印字ワイヤに折損が発生したと判断することを特徴とする印字ヘッド検出方法。 - 印字ヘッドに取り付けられた印字ワイヤの状態を検出する印字ヘッド検出方法であって、
前記印字ワイヤに備えられた磁石を前記印字ヘッドに搭載されたコイル近傍で移動させることにより、前記コイル内に発生する誘導電流の経時変化を検出し、
前記誘導電流の前記経時変化において、前記誘導電流が摩耗限界以上の電流値を示す場合に、前記印字ヘッドに取り付けられた前記印字ワイヤに摩耗が発生したと判断することを特徴とする印字ヘッド検出方法。 - 前記誘導電流の前記経時変化において、前記誘導電流が発生しない場合に、前記印字ヘッドに取り付けられた前記印字ワイヤが動作不能であると判断することを特徴とする請求項5または6記載の印字ヘッド検出方法。
- 前記誘導電流の前記経時変化において、前記印字ワイヤの移動時間がずれの限界以上を示す場合に、前記印字ヘッドに取り付けられた前記印字ワイヤに動作異常が発生したと判断することを特徴とする請求項5または6記載の印字ヘッド検出方法。
- 印字ヘッド内に印字ワイヤを備えた印字装置であって、
磁石を備えた前記印字ワイヤを前記印字ワイヤの線方向に駆動させる駆動手段と、
前記駆動手段によって前記印字ヘッドに搭載されたコイル内に発生する誘導電流の経時変化を検出する検出手段と、
を備え、
前記検出手段は、前記誘導電流の前記経時変化において、前記誘導電流が折損限界以上の電流値を示す場合に、前記印字ヘッドに取り付けられた前記印字ワイヤに折損が発生したと判断する印字ヘッド検出装置を備えたことを特徴とする印字装置。 - 印字ヘッド内に印字ワイヤを備えた印字装置であって、
磁石を備えた前記印字ワイヤを前記印字ワイヤの線方向に駆動させる駆動手段と、
前記駆動手段によって前記印字ヘッドに搭載されたコイル内に発生する誘導電流の経時変化を検出する検出手段と、
を備え、
前記検出手段は、前記誘導電流の前記経時変化において、前記誘導電流が摩耗限界以上の電流値を示す場合に、前記印字ヘッドに取り付けられた前記印字ワイヤに摩耗が発生したと判断する印字ヘッド検出装置を備えたことを特徴とする印字装置。 - 前記磁石がアルニコ磁石、ネオジム磁石、フェライト磁石の何れかであることを特徴とする請求項9または10記載の印字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008280197A JP5179318B2 (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 印字ヘッド検出装置、印字ヘッド検出方法及び印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008280197A JP5179318B2 (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 印字ヘッド検出装置、印字ヘッド検出方法及び印字装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010105288A JP2010105288A (ja) | 2010-05-13 |
JP5179318B2 true JP5179318B2 (ja) | 2013-04-10 |
Family
ID=42295192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008280197A Expired - Fee Related JP5179318B2 (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 印字ヘッド検出装置、印字ヘッド検出方法及び印字装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5179318B2 (ja) |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3727075A (en) * | 1972-02-24 | 1973-04-10 | Ibm | Missing type detector |
JPS5188316A (en) * | 1975-01-30 | 1976-08-02 | Injihanmano setsusonkenshutsusochi | |
JPS5371921A (en) * | 1976-12-07 | 1978-06-26 | Ricoh Kk | Dot printer typewriting mechanism |
JPS5511806A (en) * | 1978-07-11 | 1980-01-28 | Oki Electric Ind Co Ltd | Method of detecting printout trouble |
JPS5780088A (en) * | 1980-11-07 | 1982-05-19 | Fujitsu Ltd | Detection means for operation of typeprinting hammer |
JPS57110474A (en) * | 1980-12-29 | 1982-07-09 | Fujitsu Ltd | Detecting system for omitted letter in printer |
JPS61100474A (ja) * | 1984-10-22 | 1986-05-19 | Nippon Gakki Seizo Kk | ドツト式インパクトプリンタ用印字ピン |
JPH0286461A (ja) * | 1988-09-22 | 1990-03-27 | Hitachi Ltd | ワイヤドットプリンタ |
JPH0323965A (ja) * | 1989-06-20 | 1991-01-31 | Nec Data Terminal Ltd | ドットインパクト式プリンタの印字機構 |
JPH04191056A (ja) * | 1990-11-27 | 1992-07-09 | Oki Electric Ind Co Ltd | ワイヤドットプリンタ |
JP2002264369A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-18 | Seiko Epson Corp | 記録装置の記録ヘッド及び記録装置 |
JP2007076053A (ja) * | 2005-09-12 | 2007-03-29 | Seiko Epson Corp | 記録ヘッド測定装置および記録ヘッド測定装置の制御方法 |
-
2008
- 2008-10-30 JP JP2008280197A patent/JP5179318B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010105288A (ja) | 2010-05-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6312074B1 (en) | Method and apparatus for detecting fluid level in a fluid container | |
US6305258B1 (en) | Punch actuator monitoring system and method | |
JP2020514110A5 (ja) | ||
JP5179318B2 (ja) | 印字ヘッド検出装置、印字ヘッド検出方法及び印字装置 | |
US4049108A (en) | Actuator for a matrix print head | |
JP5749697B2 (ja) | インパクトドットヘッド及び画像形成装置 | |
JPH07125265A (ja) | ドットインパクト式印字ヘッド | |
EP2525980B1 (en) | Intelligent ribbon cartridge | |
KR101133900B1 (ko) | 잉크리본카세트 및 프린터 | |
JP2019077039A (ja) | プリントヘッドおよびプリンタ | |
JPS59135171A (ja) | ドツトプリンタヘツド | |
JP5051658B2 (ja) | 印字ヘッド | |
JPH04191056A (ja) | ワイヤドットプリンタ | |
JP4432647B2 (ja) | ドットラインプリンタ | |
EP0247621A2 (en) | Dot print head | |
JP3527985B2 (ja) | 印字ヘッドの制御方法 | |
JP2009142848A (ja) | 打刻装置 | |
JPH0664191A (ja) | ワイヤドット印字ヘッド | |
JPS581588A (ja) | 印字ヘツドの起動慣らし方式 | |
JPH01249357A (ja) | ドットインパクトプリンタの電磁式印字ヘッド | |
JPS6364766A (ja) | 印字ヘツド | |
JPH0546439U (ja) | ワイヤドット印字ヘッド | |
JP2979791B2 (ja) | ワイヤドット印字ヘッドの製造方法 | |
JPH06286169A (ja) | インパクトドットヘッド | |
JPS6015168A (ja) | ドツトインパクトプリンタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110404 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121002 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130109 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5179318 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |