JP5178802B2 - 燃料噴射弁及びその製造方法 - Google Patents
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Description
また、図6に示す従来の燃料噴射弁では、スプリング16の荷重を調整するロッド11に、軸ずれを防止するガイド機構17を設置し、スプリング16の倒れや座屈をより効果的に抑制する燃料噴射弁が開発されている(特許文献1参照)。
また、図7に示す従来の燃料噴射弁では、ニードルパイプ15に、ガイド機構17を設置し、スプリング16を内径側からガイドすることでスプリング16の軸ずれを防止し、スプリング16の倒れや座屈をより効果的に抑制する燃料噴射弁が開発されている(特許文献2参照)。
スプリング16の倒れや座屈の発生が大きなものになった場合、駆動時にスプリング16とアマチュア13及びコア12の内径との擦れが著しくなって、スプリング16より硬度の低い磁性材などが用いられているアマチュア13やコア12は、その内径側が削られて擦れ屑が発生することがあり、その擦れ屑がボール5とバルブシート7の弁座部7aの間に噛み込むと弁座部7aが磨耗したり、最悪の場合には閉弁不良といった耐久性能の悪化が懸念される。
また、駆動(摺動)に伴い、スプリング16が回転するなどしてスプリング16の倒れや座屈程度が変化することで噴射量精度にばらつきが生じたり、噴射量が経年変化したりすることがあった。
また、スプリングを一体化するニードルパイプは、圧入などによる変形はないため、上記課題で述べた特許文献1(図6)のような問題は起こらない。
なお、各図(図1〜図7)間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
図1に示すように燃料噴射弁1は、樹脂製ハウジング2の内部にソレノイド装置S、中空状の固定コア12及び磁気通路を構成するヨーク4が配置され一体成形されている。ソレノイド装置Sは,樹脂製のボビン3とその外周に巻線されているコイル8及び外部との接続のために設けられたターミナル9により構成され、樹脂製ハウジング2内に一体成形されている。
固定コア12と対向し且つコイル8の通電時に当接する可動コア(アマチュア)13は、ニードルパイプ15と溶接固定15aされている。ニードルパイプ15の一端には、弁体としてボール5が溶接固定され、もう一方の一端には、スプリング16の下端部(座巻き部)が後述するように、かしめ固定されている。スプリング16の上端部は、上述したように荷重調整用のロッド11に係止固定されている。ボール(弁体)5は、ホルダ14の内部に配置されたバルブシート7によってガイドされ、バルブシート7の弁座7aに着座及び離座できるように配置されている。
このような燃料噴射弁1自体の動作は、周知のもの(例えば、特許文献1参照)と同様であるので説明を省略する。
まず、図2によってスプリング16とニードルパイプ15との結合準備工程を説明する。
スプリング16の下端部すなわち軸方向に密着したスプリング座巻き部16aの端面が、図2に示すようにニードルパイプ15のラッパ状拡径部15bに形成した着座部18で受け止められる。
このかしめ工程は、図3に示すように、可動コア(アマチュア)13とニードルパイプ15を結合する工程において、可動コア(アマチュア)を13ニードルパイプ15に圧入する動作に連動して行われる。
次に、図3(ii)に示すように、可動コア(アマチュア)13とニードルパイプ15を結合する圧入工程において、可動コア(アマチュア)13を、ニードルパイプ15の外周に圧入(矢印U方向に)する。
そして、可動コア(アマチュア)13を図3(iii)に示す状態まで圧入し、この時の可動コア(アマチュア)13の圧入力でニードルパイプ15の嵌挿部分(ラッパ状拡径部15b)を,かしめることにより、可動コア13とニードルパイプ15とスプリング16とを3者一体に結合する。
最後に、図3(iv)に示すように、可動コア(アマチュア)13とニードルパイプ15とを溶接15aで固定する。
また、かしめ箇所を座巻き部16aに限定(かしめ箇所を座巻き部16aに特定)する条件を付加することで、かしめ力によるスプリング16の変形を微小に抑えることができ、スプリング16の特性変化を防ぐことができる。
また、ニードルパイプ15にスプリング16の着座部18を設置する条件を付加することで、スプリングASSY状態でスプリングの倒れが発生し難い構造とし、かしめ工程時にスプリング16に倒れが発生するのを防いでいる。
また、可動コア(アマチュア)13をニードルパイプ15に圧入する際のニードルパイプ15の変形を利用してかしめ結合を実施するなどコストを低減できる製造方法を実現している。
なお、スプリングASSYの同軸度と平行度は、図4B(c)(d)に示すように、ASSY後の座屈大品が発生する確率と相関があり、この管理工程では、ASSY後の座屈大品発生率が0.13以下となる同軸度及び平行度を管理値としている。
以上のように管理することにより品質向上や後工程での不良率を低減することが可能となる。
3 ボビン 4 ヨーク
5 ボール(弁体) 6 プレート
6a 噴出孔 7 バルブシート
7a 弁座 8 コイル
9 ボディ 10 フィルタ
11 ロッド 12 固定コア
12a 溶接部 13 可動コア(アマチュア)
14 ホルダ 14a 溶接部
15 ニードルパイプ 15a 溶接部
15b ラッパ状開口縁部 16 スプリング
16a 座巻き部 17 ガイド機構
18 着座部 20 燃料通路
K かしめ部 S ソレノイド装置。
Claims (3)
- 噴出孔を有し軸方向に貫通する燃料通路が形成された筒状ハウジング、この筒状ハウジングに設けられた固定コア、この固定コアを取り囲むコイル、このコイルの付勢消勢により往復移動するよう上記固定コアに対向して配置された可動コア、この可動コアに一端部が結合され他端部に上記噴出孔を開閉する弁体を有するニードルパイプ、及びこのニードルパイプと上記可動コアとの結合端部に、一端部が結合されると共に、上記弁体を閉動作させるスプリングを備えた燃料噴射弁であって、
上記スプリングのニードルパイプ側端部には、軸方向に密着したスプリング座巻き部を形成し、上記ニードルパイプのスプリング側端部には、上記スプリング座巻き部を嵌挿するラッパ状拡径部を形成すると共にこのラッパ状拡径部の内壁には、上記スプリング座巻き部を受け止める着座部を形成し、上記スプリングの座巻き部を、上記ラッパ状拡径部内に嵌挿し且つ上記着座部で受け止めた状態で、上記可動コアを、上記ラッパ状拡径部の外周に圧入し、この可動コアの圧入により上記ラッパ状拡径部をかしめることによって、上記可動コアと上記ニードルパイプと上記スプリングとを3者一体に結合したものであることを特徴とする燃料噴射弁。 - 請求項1記載の可動コアと、請求項1記載のニードルパイプとの結合工程を含む燃料噴射弁の製造方法であって、
上記結合工程に、上記ニードルパイプに上記可動コアを圧入する動作に連動して請求項1記載のスプリングの一端が上記ニードルパイプにかしめられる、かしめ工程を付加したことを特徴とする燃料噴射弁の製造方法。 - 請求項1記載のスプリングと、請求項1記載のニードルパイプとのかしめ結合工程を含む燃料噴射弁の製造方法であって、上記かしめ結合工程に、上記ニードルパイプと上記可動コアを結合した状態で上記スプリングと上記可動コアの同軸度および上記可動コア端面と上記スプリング端面の平行度を管理した上で組立を実施する管理工程を付加したことを特徴とする請求項2記載の燃料噴射弁の製造方法。
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