JP5178377B2 - 棒状具 - Google Patents

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Description

本発明は清掃具用柄等に用いて好適な棒状具に関する。
清掃具用柄等に用いられる棒状具として、特許文献1に記載の如く、外側軸の中空部に内側軸を挿入して軸方向に伸縮自在に連結したものがある。この棒状具は、外側軸の外面に板ばねを添設するようにその基端部を固定するとともに、内側軸の外面の軸方向に長尺の係止レールを固定し、係止レールの長手方向に一定間隔で多数の係止孔を設ける。そして、板ばねの先端部に板ばねを外側軸の外面から持ち上げる操作部を設けるとともに、板ばねの中間部に係止片を切欠き曲げ成形し、この係止片を板ばねの弾発習性により外側軸に開穿した窓部から内側軸の外面の上記係止レールに設けてあるいずれかの係止孔に係入させ、外側軸と内側軸を任意の伸縮長さに固定可能にする。板ばねの操作部を用いて板ばねを外側軸の外面から持ち上げれば、板ばねの係止片が内側軸の外面の係止レールの係止孔から引き出され、外側軸と内側軸を伸縮操作できるようになり、その伸縮長さを調整できる。
USP3244437
特許文献1に記載の棒状具には以下の問題点がある。
(1)棒状具の外観を構成する外側軸の外面に板ばねが固定されるから、棒状具の外観デザイン性を損なうし、使用者がその板ばねに引っかかる等の支障も生じ易い。
(2)外側軸と内側軸は、板ばねの係止片が係止レールのいずれかの係止孔に係入する位置でしか伸縮長さを固定できない。伸縮長さの調整を無段階にできない。
(3)板ばねの弾発力は、その係止片を外側軸に開穿した窓部から内側軸の外面の係止レールの係止孔に係入させる弾発習性を付与するにすぎない。従って、板ばねは外側軸と内側軸の径方向のガタ止め機能を有しない。
(4)外側軸の外面に板ばねが固定されて外部から操作される操作部を備えるから、この外側軸の板ばねが固定されている部分を他の大径外側軸の中空部に納めることはできない。従って、3個以上の筒材を重ねて挿入した棒状具を構成しようとするとき、その最収縮長さは各外側軸に固定される板ばね分長くなり、コンパクトにできない。
本発明の課題は、外観性に優れ、無段階に伸縮調整でき、ガタがなく、小外径で最収縮長さが短いコンパクトな棒状具を提供することにある。
請求項1の発明は、外側軸の中空部に内側軸を挿入して軸方向に伸縮自在に連結し、外側軸の内面と内側軸の外面の間にばね材を挟み込み、ばね材を外側軸に固定するとともに、内側軸の外面に弾発的に摺接させる棒状具であって、前記ばね材が、長尺の本体部の長手方向一端に折返しR部を介して該本体部の一面側に折返し成形された短尺の折返し部を設けるとともに、本体部の長手方向他端側に該本体部の一部を該本体部の一面側に凸をなすように曲げ成形された曲げR部からなる支点部を設け、該本体部の折返しR部と支点部の曲げR部の間の中間部に該本体部の一部を該本体部の他面側に凸をなすように曲げ成形された曲げR部からなる作用点部を設け、ばね材の本体部の長手方向を外側軸と内側軸の軸方向に沿わせ、折返し部を外側軸に固定し、支点部を外側軸の内面に押し当て、作用点部を内側軸の外面に弾発的に摺接させるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記外側軸に対する内側軸の伸切り端で、外側軸に固定されているばね材が内側軸の軸方向で内側軸に設けたストッパ部に衝合するようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記外側軸に対する内側軸の伸切り端で、外側軸に固定されているばね材の作用点部の曲げR部が内側軸の外面の伸切り係止部に係脱可能に係止するようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜のいずれかの発明において更に、前記ばね材の折返し部に設けた爪部が外側軸に設けた固定係止部に固定的に係止するようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項1〜のいずれかの発明において更に、前記外側軸と内側軸の横断面の中心を挟む一方側にばね材を設け、他方側に、外側軸の内面の軸方向に延在させたV字リブと、内側軸の軸方向に延在させたV字溝とがスライド可能に係合するスライドガイド部を設けたものである。
(請求項1)
(a)外側軸と内側軸の間にばね材が納められ、外側軸の外面にばね材が設けられないから、棒状具の外観デザイン性に優れ、使用者がそのばね材に引っかかる等の支障も生じない。
(b)ばね材は内側軸の外面に弾発的に摺接し、その弾発力により外側軸と内側軸を任意の伸縮長さに固定できる。伸縮長さを無段階に調整できる。
(c)ばね材は外側軸の内面に固定されて内側軸の外面に弾発的に摺接し、その弾発力により外側軸と内側軸を軸方向(伸縮方向)だけでなく、径方向にも固定し、外側軸と内側軸を軸方向と径方向でガタ止めする。
(d)外側軸と内側軸の間にばね材が納められるから、この外側軸のばね材が納められている部分を他の大径外側軸の中空部に重ねて納めることができる。従って、3個以上の筒材を重ねて挿入する棒状具を構成しようとするとき、その最収縮長さは各外側軸に固定されるばね材の長さに関係なく、コンパクトにできる。
(e)外側軸に固定されたばね材の折返し部と支点部がなす長いばね機能部の中間部に、内側軸の外面に弾発的に摺接する作用点部を設けた。従って、内側軸の外面に圧接する作用点部の弾発的な変位によるばね機能部のばね歪量が小さく、ばね材は塑性変形することなく、ばね材の耐久信頼性に優れる。
(f)外側軸に固定されたばね材の両端部に、折返し部の折返しR部と、支点部の曲げR部が設けられる。両R部は硬く、棒状具に付与される曲げ力等により外側軸と内側軸の間に付与される径方向力によっても変形しない。従って、外側軸と内側軸が上述の両R部により、両者の間隙を一定に維持し、外側軸と内側軸の伸縮信頼性に優れる。
(請求項2)
(g)外側軸に対する内側軸の伸切り端で、外側軸に固定されているばね材が内側軸の軸方向で内側軸に設けたストッパ部に衝合する。外側軸に対し内側軸を引き出す伸び操作時に、内側軸が外側軸から外れるおそれなく最伸長長さを得ることができる。
尚、外側軸に対し内側軸を押し込む縮み操作時には、内側軸の先端の外面膨出状厚肉部の外面膨出部が外側軸の開口の端面に当たり、押込み端が規制される。
(請求項
(h)外側軸に対する内側軸の伸切り端で、外側軸に固定されているばね材の作用点部の曲げR部が内側軸の外面の伸切り係止部に係脱可能に係止する。外側軸に対し内側軸を引き出す伸び操作時に、伸切り端での節度感を得ることができる。
(請求項
(i)ばね材の折返し部に設けた爪部が外側軸に設けた固定係止部に固定的に係止する。ばね材を外側軸に簡易に固定できる。また、棒状具の組立時に、ばね材を内側軸の外面に添設し、このばね材と内側軸をともに外側軸の開口からその中空部に挿入していき、ばね材の折返し部の爪が外側軸の中空部から固定係止部に到達すると、該折返し部の弾発力により該爪部が中空部から固定係止部に弾発的に落ち込んで組立完了になる。
(請求項
(j)外側軸と内側軸の横断面の中心を挟む一方側にばね材を設け、他方側に、外側軸の内面の軸方向に延在させたV字リブと、内側軸の軸方向に延在させたV字溝とがスライド可能に係合するスライドガイド部を設けた。外側軸と内側軸はスライドガイド部により軸方向にガイドされ、安定的に伸縮する。スライドガイド部のV字リブとV字溝に適度な粘度の潤滑剤を塗布することにより、スライドガイド部の磨耗を減らし、外側軸と内側軸の伸縮に対する適度な抵抗を付与でき、伸縮信頼性を向上できる。
図1は清掃具を示す斜視図、図2は清掃具に清掃シートを取付けた状態を示す斜視図、図3は柄の最伸長状態を示す断面図、図4は柄の最収縮状態を示す断面図、図5は図3のV部を拡大して示す断面図、図6は図3のVI部を拡大して示す断面図、図7は図3のVII部を拡大して示す断面図、図8は図3のVIII−VIII線に沿う断面図、図9は図4のIX部を拡大して示す断面図、図10は図4のX部を拡大して示す断面図、図11は柄の組立過程を示す斜視図、図12はばね材を示し、(A)は斜視図、(B)は側面図である。
清掃具1は、図1、図2に示す如く、柄10に本体20を連結して構成される。
柄10は、複数、本実施例では4個の軸11〜14を伸縮可能に連結したものである。軸11の中空部に軸12を、軸12の中空部に軸13を、軸13の中空部に軸14を順に挿入して軸方向に伸縮自在に連結したものである。これにより、本体20の清掃ヘッド24を使用者の手元〜遠隔に位置付けて使用できる。図1は最伸長状態、図2は最収縮状態を示す。
本体20は、柄10の最先端部(軸14)に枢支部21を介してアーム22を枢支し、アーム22の先端部に清掃ヘッド24を連結し、清掃ヘッド24の取付プレート25に清掃シート26(図2)を着脱自在に挿着可能にしたものである。尚、柄10と本体20は、軸14とアーム22の間の枢支部21まわりに角度調節部50を設け、角度調節部50の操作部51に加える操作により、柄10と本体20の適度な角度を簡易に設定替えできる。
以下、清掃具1の柄10たる棒状具100について説明する。棒状具100において、第1軸11と第2軸12は互いに連結される本発明の外側軸110と内側軸120を構成し、第2軸12と第3軸13は互いに連結される本発明の外側軸110と内側軸120を構成し、第3軸13と第4軸14は互いに連結される本発明の外側軸110と内側軸120を構成する。以下、本発明の互いに1組をなす外側軸を110、内側軸を120として説明する(図3〜図11)。
棒状具110は、図3、図4に示す如く、外側軸110の中空部111に内側軸120を挿入して軸方向に伸縮自在に連結したものである。棒状具100は、外側軸110の先端に中空部111の開口111Aを設け、外側軸110の基端に中空部111の底111Bを設ける。棒状具100は、内側軸120を外側軸110の先端の開口111Aからその中空部111に押込み挿入可能にし、内側軸120の先端の外面膨出状厚肉部121の外面膨出部121Aを外側軸110の開口111Aの端面に当てて押込み端を規制される。
棒状具100は、図8に示す如く、外側軸110の内面の軸方向に延在させたV字リブ112と、内側軸120の外面の軸方向に延在させたV字溝122を互いにスライド可能に係合させた、スライドガイド部101を有する。
棒状具100は、本実施例では、清掃具1の清掃ヘッド24の底面を鉛直上向きに配置した図3、図4の状態で、外側軸110と内側軸120の横断面の中心を挟む下方側に上述のスライドガイド部101を設けている。棒状具100は、スライドガイド部101のV字リブ112とV字溝122に適度な粘度の潤滑剤を塗布して使用することが好ましい。
棒状具100は、図5〜図10に示す如く、外側軸110の内面と内側軸120の外面の間にばね材130を挟み込み、ばね材130を外側軸110に固定するとともに、内側軸120の外面に弾発的に摺接させる。棒状具100は、本実施例では、外側軸110と内側軸120の横断面の中心を挟んで、スライドガイド部101の他方側(図3、図4の上方側)にばね材130を設けている。
ばね材130は、図12に示す如く、長尺の本体部131の基端に折返しR部(R1)を介して本体部131の一面側(図12の上面側)に折返し成形された短尺の折返し部132を設ける。また、ばね材130は、本体部131の先端側(本体部131の先端部より一定長さだけ基端寄りに入った部分)に、本体部131の一部を本体部131の一面側(図12の上方側)に凸をなすように曲げ成形された曲げR部(R2)からなる支点部133を設ける。また、ばね材130は、本体部131の折返しR部(R1)と支点部133の曲げR部(R2)の間の中間部に、本体部131の一部を本体部131の他面側(図12の下面側)に凸をなすように曲げ成形された曲げR部(R3)からなる作用点部134を設ける。尚、本実施例では、ばね材130を板ばねからなるものにしている。
棒状具100は、図5〜図11に示す如く、ばね材130の本体部131の長手方向を外側軸110と内側軸120の軸方向に沿わせ、折返し部132を外側軸110に固定し、支点部133を外側軸110の内面に押し当て、作用点部134を内側軸120の外面に弾発的に摺接させる。棒状具100にあっては、ばね材130が内側軸120に当接する作用点部134の輪郭形状に合致するように、内側軸120のばね材130に当接する側、即ちV字溝122とは反対側を平面溝とした。本実施例では、ばね材130が板ばねからなるものであり、作用点部134は内側軸120の外面の軸方向の先端側〜基端側に設けた平面スライド部123に弾発的に摺接する(図8)。
棒状具100は、ばね材130の折返し部132の先端に爪部132Aを設けてあり(図12)、この爪部132Aが外側軸110の中空部111に開穿した孔状(溝状でも可)固定係止部113に固定的に係止することにて、ばね材130を外側軸110に固定する。
棒状具100は、外側軸110に対する内側軸120の伸切り端で、図5〜図7に示す如く、外側軸110に固定されているばね材130、本実施例ではばね材130の折返し部132が内側軸120の軸方向で内側軸120に設けたストッパ部124に衝合する。ストッパ部124は、内側軸120の平面スライド部123の基端側エンドに立上がる立上り壁により構成されている。
棒状具100は、外側軸110に対する内側軸120の伸切り端で、外側軸110に固定されているばね材130の作用点部134の曲げR部(R3)が、内側軸120の外面の伸切り係止部125に係止する。伸切り係止部125は、外側軸110に固定されているばね材130の折返し部132が内側軸120のストッパ部124に衝合したとき、ばね材130の作用点部134に対応する内側軸120の平面スライド部123内に凹状成形される。ばね材130の作用点部134は、内側軸120の伸切り係止部125に弾発的に落ち込み係止する。
棒状具100は、外側軸110に対する内側軸120の押込み端で、内側軸120の先端の外面膨出状厚肉部121の外面膨出部121Aが外側軸110の開口111Aの端面に衝合する。
棒状具100の組立時には、図11に示す如く、ばね材130の折返し部132、作用点部134のそれぞれを内側軸120のストッパ部124、伸切り係止部125のそれぞれに添設保持する状態で、このばね材130と内側軸120を外側軸110の開口111Aからその中空部111に挿入していく。ばね材130の折返し部132の爪部132Aが外側軸110の固定係止部113の孔に到達したとき、折返し部132の弾発力により爪部132Aが中空部111の内面から固定係止部113に弾発的に落ち込んで固定的に係止され、組立完了になる。
棒状具100は、外側軸110と内側軸120を互いに挿入して組立てられるものであり、3個以上の軸11〜軸14を組立てるとき、それら軸11〜軸14をどんな順からでも(最小径軸からでも、最大径軸からでも、途中からでも)組立てできる。
また、外側軸110の先端の開口111Aから内側軸120を挿入して組立てるから、内側軸120の先端に一体的に清掃ヘッド124等を設ける場合でも、組立てできる。
また、内側軸120の先端を外面膨出状厚肉部121とすることができ、棒状具100に付与される曲げ力等に対する外側軸110と内側軸120の曲げ強度を確保できる。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)外側軸110と内側軸120の間にばね材130が納められ、外側軸110の外面にばね材130が設けられないから、棒状具100の外観デザイン性に優れ、使用者がそのばね材130に引っかかる等の支障も生じない。
(b)ばね材130は内側軸120の外面に弾発的に摺接し、その弾発力により外側軸110と内側軸120を任意の伸縮長さに固定できる。伸縮長さを無段階に調整できる。
(c)ばね材130は外側軸110の内面に固定されて内側軸120の外面に弾発的に摺接し、その弾発力により外側軸110と内側軸120を軸方向(伸縮方向)だけでなく、径方向にも固定し、外側軸110と内側軸120を軸方向と径方向でガタ止めする。
(d)外側軸110と内側軸120の間にばね材130が納められるから、この外側軸110(例えば第2軸12)のばね材130が納められている部分を他の大径外側軸110(例えば第1軸11)の中空部111に重ねて納めることができる。従って、3個以上の筒材11〜14を重ねて挿入する棒状具100を構成しようとするとき、その最収縮長さは各外側軸110に固定されるばね材130の長さに関係なく、コンパクトにできる。
(e)外側軸110に対する内側軸120の伸切り端で、外側軸110に固定されているばね材130が内側軸120の軸方向で内側軸120に設けたストッパ部124に衝合する。外側軸110に対し内側軸120を引き出す伸び操作時に、内側軸120が外側軸110から外れるおそれなく最伸長長さを得ることができる。
尚、外側軸110に対し内側軸120を押し込む縮み操作時には、内側軸120の先端の外面膨出状厚肉部121の外面膨出部121Aが外側軸110の開口111Aの端面に当たり、押込み端が規制される。
(f)外側軸110に固定されたばね材130の折返し部132と支点部133がなす長いばね機能部の中間部に、内側軸120の外面に弾発的に摺接する作用点部134を設けた。従って、内側軸120の外面に圧接する作用点部134の弾発的な変位によるばね機能部のばね歪量が小さく、ばね材130は塑性変形することなく、ばね材130の耐久信頼性に優れる。
(g)外側軸110に固定されたばね材130の両端部に、折返し部132の折返しR部(R1)と、支点部133の曲げR部(R2)が設けられる。両R部(R1、R2)は硬く、棒状具100に付与される曲げ力等により外側軸110と内側軸120の間に付与される径方向力によっても変形しない。従って、外側軸110と内側軸120が上述の両R部(R1、R2)により、両者の間隙を一定に維持し、外側軸110と内側軸120の伸縮信頼性に優れる。
(h)外側軸110に対する内側軸120の伸切り端で、外側軸110に固定されているばね材130の作用点部134の曲げR部(R3)が内側軸120の外面の伸切り係止部125に係脱可能に係止する。外側軸110に対し内側軸120を引き出す伸び操作時に、伸切り端での節度感を得ることができる。
(i)ばね材130の折返し部132に設けた爪部132Aが外側軸110に設けた固定係止部113に固定的に係止する。ばね材130を外側軸110に簡易に固定できる。また、棒状具100の組立時に、ばね材130を内側軸120の外面に添設し、このばね材130と内側軸120をともに外側軸110の開口111Aからその中空部111に挿入していき、ばね材130の折返し部132の爪が外側軸110の中空部111から固定係止部113に到達すると、該折返し部132の弾発力により該爪部132Aが中空部111から固定係止部113に弾発的に落ち込んで組立完了になる。
(j)外側軸110と内側軸120の横断面の中心を挟む一方側にばね材130を設け、他方側に、外側軸110の内面の軸方向に延在させたV字リブ112と、内側軸120の軸方向に延在させたV字溝122とがスライド可能に係合するスライドガイド部101を設けた。外側軸110と内側軸120はスライドガイド部101により軸方向にガイドされ、安定的に伸縮する。スライドガイド部101のV字リブ112とV字溝122に適度な粘度の潤滑剤を塗布することにより、スライドガイド部101の磨耗を減らし、外側軸110と内側軸120の伸縮に対する適度な抵抗を付与でき、伸縮信頼性を向上できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明のばね材は板ばねからなるものに限定されない。
図1は清掃具を示す斜視図である。 図2は清掃具に清掃シートを取付けた状態を示す斜視図である。 図3は柄の最伸長状態を示す断面図である。 図4は柄の最収縮状態を示す断面図である。 図5は図3のV部を拡大して示す断面図である。 図6は図3のVI部を拡大して示す断面図である。 図7は図3のVII部を拡大して示す断面図である。 図8は図3のVIII−VIII線に沿う断面図である。 図9は図4のIX部を拡大して示す断面図である。 図10は図4のX部を拡大して示す断面図である。 図11は柄の組立過程を示す斜視図である。 図12はばね材を示し、(A)は斜視図、(B)は側面図である。
符号の説明
100 棒状具
101 スライドガイド部
110 外側軸
111 中空部
112 V字リブ
113 固定係止部
120 内側軸
122 V字溝
124 ストッパ部
125 伸切り係止部
130 ばね材
131 本体部
132 折返し部
132A 爪部
133 支点部
134 作用点部

Claims (5)

  1. 外側軸の中空部に内側軸を挿入して軸方向に伸縮自在に連結し、
    外側軸の内面と内側軸の外面の間にばね材を挟み込み、
    ばね材を外側軸に固定するとともに、内側軸の外面に弾発的に摺接させる棒状具であって、
    前記ばね材が、長尺の本体部の長手方向一端に折返しR部を介して該本体部の一面側に折返し成形された短尺の折返し部を設けるとともに、本体部の長手方向他端側に該本体部の一部を該本体部の一面側に凸をなすように曲げ成形された曲げR部からなる支点部を設け、該本体部の折返しR部と支点部の曲げR部の間の中間部に該本体部の一部を該本体部の他面側に凸をなすように曲げ成形された曲げR部からなる作用点部を設け、
    ばね材の本体部の長手方向を外側軸と内側軸の軸方向に沿わせ、折返し部を外側軸に固定し、支点部を外側軸の内面に押し当て、作用点部を内側軸の外面に弾発的に摺接させる棒状具
  2. 前記外側軸に対する内側軸の伸切り端で、外側軸に固定されているばね材が内側軸の軸方向で内側軸に設けたストッパ部に衝合する請求項1に記載の棒状具。
  3. 前記外側軸に対する内側軸の伸切り端で、外側軸に固定されているばね材の作用点部の曲げR部が内側軸の外面の伸切り係止部に係脱可能に係止する請求項1又は2に記載の棒状具。
  4. 前記ばね材の折返し部に設けた爪部が外側軸に設けた固定係止部に固定的に係止する請求項1〜3のいずれかに記載の棒状具。
  5. 前記外側軸と内側軸の横断面の中心を挟む一方側にばね材を設け、他方側に、外側軸の内面の軸方向に延在させたV字リブと、内側軸の軸方向に延在させたV字溝とがスライド可能に係合するスライドガイド部を設けた請求項1〜のいずれかに記載の棒状具。
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