JP5178337B2 - 運搬台車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、独立懸架された車輪装置を有する複数の支持ブロックを具備し、荷を4個の支持ブロックで支持する4点支持モード、または3個の支持ブロックで支持する3点支持モードを選択可能な運搬台車装置に関する。
本出願人は、特許文献1において、荷台に大型の重量物を積載して搬送する運搬台車において、荷の重心の位置ずれを表示する重心表示装置を提案した。この特許文献1において、独立懸架された複数の車輪装置をそれぞれ有する4個の支持ブロックにより荷を支持する4点支持モードと、3個の支持ブロックにより荷を支持する3点支持モードとを切り替えることができる運搬台車を開示した。これら支持ブロックでは、車輪を介して荷を支持する複数のサスペンションシリンダ間で作動油を互いに出入り可能に配管し、障害物などにより車輪が押し上げられて1つのサスペンションシリンダが縮むと、押し出された作動油が他のサスペンションシリンダに流入して伸展させ、支持ブロック内の各サスペンションシリンダの油圧を均等に保持することで、荷台を安定して支持することができる。
特開2001−13028号公報
4点支持モードは、荷台の前後左右に配置された4個の支持ブロックで支持するものである。この4点支持モードの問題点として、比較的軽量の荷の場合、荷の重心が荷台の中心からずれていると、荷の重心と支持ブロックの中心とが近い3個の支持ブロックで荷を支持する状態となる。これにより、荷の重心から離れた1個の支持ブロックに荷重がかからず、その支持ブロックの駆動車輪が空転する可能性がある。
3点支持モードは、荷台の四隅位置にある支持ブロックのうち、前後一方で左右に隣接する支持ブロックを合体させて1個の合体支持ブロックとし、この合体支持ブロックと前後他方の2個の支持ブロックとの3点で荷を均等に支持するものである。この3点支持モードの問題点として、荷の支持構造としては不安定で、旋回走行時に荷が移動して荷の重心がずれた場合、合体支持ブロック内のサスペンションシリンダでは、油圧を互いに均等に保とうとして作動油が出入するため、荷台が傾斜しやすく、不安定になりやすいことがある。
本発明は、4点支持モードと3点支持モードとを自動的に選択して使い分けることにより、荷を安定して搬送できる運搬台車装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、車輪(16)に油圧式のサスペンションシリンダ(14A〜14H)を介して荷(W)を支持する車輪装置(R1〜R4,L1〜L4)を有する4個の支持ブロック(4A〜4D)を具備し、当該4個の支持ブロック(4A〜4D)で荷(W)を支持する4点支持モードと、当該4個の支持ブロック(4A〜4D)のうち隣接する2個の支持ブロックのサスペンションシリンダ(14A〜14H)の油室を互いに連通した合体支持ブロック(4AB,4CD)と残りの2個の支持ブロックとで荷(W)を支持する3点支持モードとを切替可能な運搬台車装置であって、荷(W)を検出可能な荷検出手段(26A〜26D)と、走行速度を検出する速度検出手段(32)と、ステアリング操舵角を検出する操舵角検出手段(33)と、前記荷検出手段(26A〜26D)および前記速度検出手段(32)ならびに操舵角検出手段(33)の検出信号に基づいて、4点支持モードまたは3点支持モードを選択する制御部(31)とを具備し、制御部(31)は、前記荷検出手段(26A〜26D)により荷(W)検出した荷積載時で、かつ前記速度検出手段(32)により走行速度が所定値以上を検出した高速走行時、さらに前記操舵角検出手段により操舵角が所定値以上を検出した旋回走行時に、4点支持モードを選択し、前記荷検出手段(26A〜26D)により荷(W)を検出しない空荷時、前記速度検出手段(32)により走行速度が停止を含む所定値以下を検出した低速走行時、または前記操舵角検出手段(33)により操舵角が所定値以下検出した略直進走行時に、3点支持モードを選択するように構成されたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、支持ブロック(4A〜4D)を、台車本体(1)の前部側と後部側とにそれぞれ左右一対配置し、荷検出手段(26A〜26D)を、複数位置で計測された荷(W)の荷重により荷(W)の重心(G)位置を検出可能に構成し、3点支持モードを、前部側の左右の支持ブロック(4A,4B)により形成した前合体支持ブロック(4AB)と後部側の左右の支持ブロック(4C,4D)とで荷(W)を支持する第1−3点支持モードと、後部側の左右の支持ブロック(4C,4D)により形成した後合体支持ブロック(4CD)と前部側の左右の支持ブロック(4A,4B)とで荷(W)を支持する第2−3点支持モードとし、制御部(31)は、低速走行時または略直進走行時に、荷検出手段(26A〜26D)により検出された荷(W)の重心(G)が、荷台(1a)の前後方向の中央を横断する中央横断線(SL)より後方にある時に第1−3点支持モードを選択し、荷(W)の重心(G)が前記中央横断線(SL)より前方にある時に第2−3点支持モードを選択し、荷(W)の重心(G)が前記中央横断線(SL)上にある時に第1−3点支持モードまたは第2−3点支持モードを選択するように構成されたものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の構成において、荷検出手段は、4個の支持ブロック(4A〜4D)のサスペンションシリンダ(14A〜14H)の油圧をそれぞれ検出する油圧センサ(26A〜26D)を具備したものである。
なお、括弧内の符号は、参考のために実施の形態における符号を付したものである。
請求項1記載の発明によれば、荷の有無と走行速度と走行状態を検出し、空荷時、荷積載時でかつ低速走行時、または荷積載時でかつ高速走行時でさらに略直線走行時に、3点支持モードを選択し、荷積載時でかつ高速走行時でさらに旋回走行時に4点支持モードを選択するので、旋回走行時に発生しやすい荷台の傾斜を小さくして荷を安定して支持することができ、大型で大重量の荷を搬送する運搬台車の走行安定性を向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、荷積載時でかつ低速走行時、または荷積載時でかつ高速走行時であってさらに略直進走行時に、3点支持モードを選択する時に、中央横断線の前部および後部の一方で荷の重心を有さず荷の荷重の小さい側を、合体支持ブロックで支持させ、中央横断線の前部および後部の他方で荷の重心を有し荷の荷重の大きい側を、残りの2個の支持ブロックで支持させることにより、合体支持ブロックの車輪装置の車輪の空転を未然に防止することができ、大型で大重量の荷の形状や積載状態などに対応して荷を安定して支持することができ、運搬台車を安定走行させることができる。
請求項3記載の発明によれば、荷検出手段を、荷により4個の支持ブロックのサスペンションシリンダに加わる油圧を油圧センサで検出することにより、簡単な構造で、荷台の荷の有無と、荷の重心とを精度良く検出することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]
本発明に係る運搬台車装置の実施の形態を図面を参照して説明する。
この運搬台車装置は、たとえば船殻ブロックなどの大型の荷Wを搬送するものであって、図1に示すように、荷台1aが形成された台車本体1には、その下面で前後位置に前部運転席2Aおよび後部運転席2Bがそれぞれ設けられている。また台車本体1の下面中央部にエンジン3が配置され、このエンジン3により発電機および油圧ポンプユニットをそれぞれ駆動するように構成されている。
また台車本体1の底面部に、たとえば独立換向式の前後1対の車輪装置R1〜R4,L1〜L4が四隅側にそれぞれ設けられており、これら4組の車輪装置(R1,R2)(R3,R4)(L1,L2)(L3,L4)により、独立した支持ブロック4A〜4Dが構成されている。そして、4個の独立した支持ブロック4A〜4Dにより荷Wを支持する4点支持モードと、前後の一方で左右の支持ブロック(4A,4b)(4C,4D)が一体に連動される前後合体支持ブロック4AB,4CDと、前後の他方で独立した左右の支持ブロック(4A,4b)(4C,4D)の3点で荷Wを支持する3点支持モード(第1−3点支持モード、第2−3点支持モード)とが後述の制御部31により選択される。
各車輪装置R1〜R4,L1〜L4は、図2に示すように、台車本体1に舵軸10を中心に旋回自在に支持された旋回体11と、この旋回体11から斜め下方に伸びる上アーム部12と、この上アーム部12の下端部に水平軸12aを介して上下揺動自在に支持された下アーム部13と、旋回体11と下アーム部13との間にピン連結されたサスペンションシリンダ14A〜14Hと、下アーム部13の下端部に設けられた車軸支持部15と、この車軸支持部15に車軸15aを介して回転自在に支持された複数の車輪(駆動車輪)16と、減速ギヤ(図示せず)および車軸15aを介して車輪16を回転駆動する駆動モータ17と、台車本体1に設けられて旋回体11を舵軸10周りに転舵する操舵駆動装置18とで構成されている。
サスペンションシリンダ14A〜14Hに作動油を給排出する油圧回路を図3を参照して説明する。
油圧ポンプ(図示せず)およびオイルタンク(図示せず)に接続される油圧配管21A,21Bが4個の支持ブロック4A〜4Dに対応してそれぞれ4本の前後分岐配管23A〜23Dに分岐され、これら分岐配管23A〜23Dの上流側にそれぞれ電磁式の4ポート3位置昇降用切換弁22A〜22Dが介在されている。そして、昇降用切換弁22A〜22Dからサスペンションシリンダ14A〜14Hの油室に接続された分岐配管23A〜23Dに、それぞれサスペンションブロック24A〜24Dが介在されている。また、昇降用切換弁22A,22Bから前部のサスペンションシリンダ14A〜14Dに至る前分岐配管23A,23Bがバイパス管25aにより互いに連通され、このバイパス管25aに電磁式の第1モード切換弁25Aが介在されている。さらに昇降用切換弁22C,22Dから後部のサスペンションシリンダ14E〜14Hに至る後分岐配管23C,23Dがバイパス管25bにより互いに連通され、バイパス管25bに電磁式の第2モード切換弁25Bが介在されている。さらに、各サスペンションシリンダ14A〜14H近傍の分岐配管23A〜23Dに、荷Wの有無と重心Gとを検出する荷検出手段である油圧センサ26A〜26Dがそれぞれ設けられている。前記サスペンションブロック24A〜24Dは、各分岐配管23A〜23Dにそれぞれ昇降用切換弁22A〜22D側から順に、油の流れ方向が異なるように直列に接続された2台の手動絞り付逆止め弁27,28と、パイロット操作式の逆止め弁29とが設けられている。
上記構成において、昇降用切換弁22A〜22Dでは、電磁コイル22R,22Sが無励磁で中立位置の場合には、昇降用切換弁22A〜22Dが閉じられてサスペンションシリンダ14A〜14Dおよび前後の分岐配管23A〜23D内の作動油が給排出されず作動油が保持される。また電磁コイル22Rが励磁されて昇降用切換弁22A〜22Dが切換位置Rとなると、パイロット圧が逆止め弁29に供給され、サスペンションシリンダ14A〜14Dおよび前後の分岐配管23A〜23Dの作動油が逆止め弁27,28および昇降用切換弁22A〜22Dを介してオイルタンクに戻され、サスペンションシリンダ14A〜14Dが収縮されて荷台1aが下降される。さらに電磁コイル22Sが励磁されて昇降用切換弁22A〜22Dが切換位置Sとなると、油圧ポンプの作動油が昇降用切換弁22A〜22Dからサスペンションブロック24A〜24Dを介して前後の分岐配管23A〜23Dおよびサスペンションシリンダ14A〜14Dにそれぞれ供給され、サスペンションシリンダ14A〜14Dが伸展されて荷台1aが上昇される。
また昇降用切換弁22A〜22Dが中立位置の場合、たとえば車輪装置R1の車輪16が障害物に乗り上げてサスペンションシリンダ14Aが収縮されると、サスペンションシリンダ14Aから排出された作動油が、同一の支持ブロック4A内のサスペンションシリンダ14Bに送られて伸展される。また前合体支持ブロック14ABが形成されている場合には、収縮によりサスペンションシリンダ14Aから排出された作動油が、前合体支持ブロック4AB内のサスペンションシリンダ14B〜14Dにそれぞれ送られて伸展される。
荷支持モードについて図5を参照して説明する。
図5(a)に示す4点支持モードは、荷台1aに荷Wを積載した荷積載時でかつ高速走行時であって、さらに旋回走行時に選択される。
また図5(b)(d)に示す第1−3点支持モードは、前部側の支持ブロック4A,4Bを一体に連動させる前合体支持ブロック4ABと、後部側の左右の支持ブロック4C,4Dとの3点で荷Wを支持するもので、空荷時、荷積載時でかつ低速走行時または荷積載時かつ高速走行時であってさらに略直進走行時に、荷Wの重心Gが、台車本体1の中心線CLに直交し前後方向の中心を通る中央横断線SLより後方に位置する時にそれぞれ選択される。
さらに図5(c)(e)に示す第2−3点支持モードは、後部側の支持ブロック4C,4Dを一体に連動させる後合体支持ブロック4CDと、前部側の左右の支持ブロック4A,4Bとの3点で荷Wを支持するもので、荷積載時でかつ低速走行時、または荷積載時でかつ高速走行時であってさらに略直進走行に、荷Wの重心Gが、中央横断線SLより前方に位置する時にそれぞれ選択される。なお、荷Wの重心Gが中央横断線SL上にある時には、第1−3点支持モードと第2−3点支持モードのどちらを選択するように設定してもよいが、ここでは第1−3点支持モードを選択するように設定されている。
この荷支持モードを選択する制御部31は、図4に示すように、各油圧センサ26A〜26Dの検出信号が入力されて、荷台1a上の荷Wの有無と、荷Wの重心Gの位置を演算してこの重心Gが中央横断線SLの前方か後方かを判断する。また速度検出手段である走行速度センサ32の検出信号が入力されて、予め設定された基準速度と比較し、搬送台車が基準速度以下の停止または低速走行状態か、基準速度を越える高速走行状態かを判断する。さらにステアリングハンドル(図示せず)の回転角を検出する操舵角検出手段であるステアリング操作角センサ33から検出信号が入力されて、予め設定された基準操舵角と比較し、基準操舵角以下の略直進走行状態か、基準操舵角を越える旋回走行状態かを判断する。また運転席2A,2Bにそれぞれ設けられた荷支持モード切替スイッチ34から操作信号が入力され、手動操作により、荷支持モードを、4点支持モード、第1−3点支持モード、第2−3点支持モードを選択することができる。
この制御部31では、図6に示すように、ステアリングハンドルやシフトレバー、アクセルなどの走行用操作装置が操作される(STEP.1)と、油圧センサ26A〜26Dの検出信号に基づいて、荷台1aに荷Wが積載されているかどうかを判断する(STEP.2)。空荷時には、第1−3点支持モードを選択し(STEP.3)、第1モード切換弁25Aを操作して前合体支持ブロック4ABを形成し、この前合体支持ブロック4ABと支持ブロック4C,4Dとにより荷Wを3点支持させる。もちろん、この時、仮想線で示すように、第2−3点支持モードを選択することもできる(STEP.4)。
荷積載時には、走行速度センサ32の検出信号に基づいて、たとえば積載量が150トンの運搬台車装置において、50トン以上の荷Wでは、走行速度3km/hを基準速度として、基準速度以下の低速走行(停止も含む)か、基準速度を越える高速走行かを判断する(STEP.5)。なお、この基準速度は運搬台車装置や荷Wなどの条件により変更可能なものである。
低速走行時には、荷Wの重心Gが中央横断線SLより後方にあるかどうかを判断し(STEP.6)、荷Wの重心Gが中央横断線SL上かまたは後方にある場合には、第1−3点支持モードを選択し(STEP.3)、荷Wの重心Gが中央横断線SLより前方にある場合には、第2−3点支持モードを選択する(STEP.4)。第2−3点支持モードを選択すると、第2モード切換弁25Bを操作して後合体支持ブロック4CDを形成し、この後合体支持ブロック4CDと支持ブロック4A,4Bとにより荷Wを3点支持させる。
高速走行時には、ステアリング操作角センサ33の検出信号に基づいて、たとえば積載量が150トンの運搬台車装置において、たとえば50トン以上の荷Wを積載し、かつ走行速度3km/hの基準速度を越える高速走行の場合には、たとえば操舵角5度を基準操舵角として、基準操舵角以下の略直進走行か、基準操舵角を越える旋回走行かを判断する(STEP.7)。なお、この基準操舵角は運搬台車装置や荷Wなどの条件により変更可能なものである。
略直進走行時には、荷Wの重心Gが中央横断線SLより前方にあるかどうかを判断し(STEP.6)、荷Wの重心Gが中央横断線SL上か、前方にある場合には第1−3点支持モードを選択させ(STEP.3)、荷Wの重心Gが中央横断線SLより後方にある場合には第2−3点支持モードを選択させる(STEP.4)。
旋回走行時には、4点支持モードを選択させ、各支持ブロック4A〜4Dにより荷Wを4点支持させる。
上記実施の形態によれば、空荷時に第1−3点支持モードを選択し、荷積載時でかつ低速走行時、または荷積載時かつ高速走行時であってさらに略直進走行時に、荷Wの重心Gが中央横断線SL上かまたは後方にあれば第1−3点支持モードを選択し、中央横断線SLより前方にあれば第2−3点支持モードを選択することで、荷の重心位置や形状に関係なく大型で大重量の荷を3点支持で安定して支持することができ、運搬台車により安定搬送することができる。
さらに、荷積載時で高速走行時かつ旋回走行時に、4点支持モードを選択して4個の支持ブロック4A〜4Dで荷Wを4点支持させることで、荷Wの位置ずれが生じて重心Gが移動することがあっても、荷台1aの傾斜を防止して荷Wを安定して支持させることができ、大型で大重量の荷Wを搬送する運搬台車の走行安定性を向上させることができる。
さらにまた、4個のブロック4A〜4Dのサスペンションシリンダ14A〜14Hの油圧を油圧センサ26A〜26Dで検出することにより、荷台1aの荷Wの有無と、荷Wの重心Gとを精度良く検出することができる。
なお、制御部31の他の実施の形態として、図7に示すように、略直進走行か旋回走行かの走行状態を判断するSTEP.7を削除し、荷Wの有無と、走行速度と、荷Wの重心G位置とにより、第1−3点支持モードおよび第2−3点支持モードならびに4点支持モードを選択しても、荷Wを良好に支持できて運搬台車を安定走行させることができる。
本発明に係る運搬台車の実施の形態を示し、(a)は側面図、(b)は平面図である。 車輪装置の側面図である。 車輪装置の油圧配管を示す配管図である。 荷台の支持モードを選択する制御装置の構成図である。 荷台の支持モードを説明する概略平面図で、(a)は4点支持モード、(b)は第1−3点支持モード、(c)は第2−3点支持モード、(d)は荷積載時の第1−3点支持モード例、(e)は荷積載時の第2−3点支持モード例を示す。 制御装置の動作を説明するフロー図である。 制御装置の動作を説明する他の実施例のフロー図である。
符号の説明
W 荷
G 重心
R1〜R4、L1〜L4 車輪装置
CL 中心線
SL 中央横断線
1 台車本体
1a 荷台
2A 前部運転席
2B 後部運転席
4A〜4D 支持ブロック
4AB,4CD 合体支持ブロック
14A〜14H サスペンションシリンダ
16 車輪
21A,21B 油圧配管
23A〜23D 分岐配管
24A〜24D サスペンションブロック
25A 第1モード切換弁
25B 第2モード切換弁
26A〜26D 油圧センサ(荷検出手段)
31 制御部
32 走行速度センサ(速度検出手段)
33 ステアリング操舵角センサ(操舵角検出手段)

Claims (3)

  1. 車輪に油圧式のサスペンションシリンダを介して荷を支持する車輪装置を有する4個の支持ブロックを具備し、当該4個の支持ブロックで荷を支持する4点支持モードと、当該4個の支持ブロックのうち隣接する2個の支持ブロックのサスペンションシリンダの油室を互いに連通した合体支持ブロックと残りの2個の支持ブロックとで荷を支持する3点支持モードとを切替可能な運搬台車装置であって、
    荷を検出可能な荷検出手段と、走行速度を検出する速度検出手段と、ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出手段と、前記荷検出手段および前記速度検出手段ならびに前記操舵角検出手段の検出信号に基づいて、4点支持モードまたは3点支持モードを選択する制御部とを具備し、
    制御部は、前記荷検出手段により荷を検出した荷積載時で、かつ前記速度検出手段により走行速度が所定値以上を検出した高速走行時で、さらに前記操舵角検出手段により操舵角が所定値以上を検出した旋回走行時に4点支持モードを選択し、また前記荷検出手段により荷を検出しない空荷時、前記速度検出手段により走行速度が停止を含む所定値以下を検出した低速走行時、または前記操舵角検出手段により操舵角が所定値以下を検出した略直進走行時に、3点支持モードを選択するように構成された
    ことを特徴とする運搬台車装置。
  2. 支持ブロックを、台車本体の前部側と後部側とにそれぞれ左右一対配置し、
    荷検出手段を、複数位置で測定された荷の荷重により荷の重心位置を検出可能に構成し、
    3点支持モードを、
    前部側の左右の支持ブロックにより形成した前合体支持ブロックと、後部側の左右の支持ブロックとで荷を支持する第1−3点支持モードと、
    後部側の左右の支持ブロックにより形成した後合体支持ブロックと、前部側の左右の支持ブロックとで荷を支持する第2−3点支持モードとし、
    制御部は、低速走行時または略直進走行時に、荷検出手段により検出された荷の重心が、荷台の前後方向の中央を横断する中央横断線より後方にある時に第1−3点支持モードを選択し、荷の重心が前記中央横断線より前方にある時に第2−3点支持モードを選択し、荷の重心が前記中央横断線上にある時に第1−3点支持モードまたは第2−3点支持モードを選択するように構成された
    ことを特徴とする請求項1記載の運搬台車装置。
  3. 荷検出手段は、4個の支持ブロックのサスペンションシリンダの油圧をそれぞれ検出する油圧センサを具備した
    ことを特徴とする請求項2記載の運搬台車装置。
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