JP5177882B2 - 復号化装置および復号化方法ならびにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、復号化装置および復号化方法ならびにプログラムに関する。
デジタル通信システムでは、伝送路において生じる誤りを訂正する誤り訂正符号が用いられている。特に、移動通信システムでは、フェージングの影響により電波強度が激しく変動して誤りが生じ易い。このため、誤り訂正符号には高い訂正能力が要求される。
そのような誤り訂正符号の一つであるビタビ(Viterbi)復号化は畳み込み符号に対する復号法であり、最も一般的な誤り訂正方法の一つとして知られている。ビタビ復号は最尤系列推定(Maximum Likelihood Sequence Estimation)復号法であり、尤もらしい状態の遷移を辿ること(トレースバック)で復号結果を得る。なお、最尤系列推定を使用した場合、シンボル系列が長くなると演算量が膨大となるため、ビタビ復号化では、Dynamic Programing(動的計画法)を応用することで演算量をシンボル長に比例するように工夫している。復号化結果が正しいか否かの判定はCRC(Cyclic Redundancy Check)などの誤り検出方法を用いる。これにより、誤りであればデータの再送を要求する。
このように、通信システムにおいては、誤り訂正符号化と誤り検出法とは一対として使用されている。例えば、第3世代の移動通信方式であるW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やCDMA−2000で使用されている。
また、3GPP(Third Generation
Partnership Project)−LTE(Long Time Evolution)では、繰り返し復号化により訂正能力が向上するTail−biting方式の畳み込み符号が採用されている(非特許文献1参照)。この方式は、繰り返し回数が性能に影響を与えるため、全体の復号化処理時間において繰り返し処理以外の処理時間の短縮が必要となっている。
従来、ビタビ復号では受信したデータ順にACS(Add-Compare-Select:加算−比較−選択)演算処理が行われ、その後、トレースバック処理、復号化データのCRC演算処理が順番に行われている。なお、ACS演算処理の各時点で仮定される送信データと受信データとの相関距離をブランチメトリックという。また、ある時点の符号化器の記憶素子の状態(ステート)から異なる時点のあるステートに至るブランチメトリックの和をパスメトリックという。さらにパスメトリックの尤度からブランチを選択することによって得られる経路の情報をパス情報という。
復号化ビット列が長く、トレースバック処理に打切り長が設定され、1つまたは複数の復号ビット列を順方向に出力する復号化装置では、トレースバック処理を行いながら、CRC演算を行っている(例えば、特許文献1参照)。この様子を図6に示す。すなわち、Startから打切り長までのACS演算処理を行った後、トレースバック処理を行い、Start位置(0時点目)の復号化ビット列に対して順方向のCRC演算処理を開始する。以降、1時点ずつACS演算処理を行った後にトレースバックを行い、1時点目、2時点目の復号化ビットを算出してCRC演算処理を進める。
一方、復号化ビット列が短く、打切り長がなく、トレースバック処理により、逆順に復号化データが出力される復号化装置では順方向のCRC演算処理を同時に行うことは難しく、逆CRC回路を用いて逆CRC演算処理を行うことにより処理遅延を解消している(例えば、特許文献2参照)。この様子を図7に示す。トレースバック処理と逆CRC演算処理とが同じ方向であるため、トレースバック処理と逆CRC演算処理とを並列処理できる。これにより処理時間が大幅に短縮できる。
特開2007−184697号公報 特開2000−269826号公報 3GPP TS 36.212 V8.3.0 pp.11−12
上述した図7に示す逆CRC回路を用いる逆CRC演算方法は、全時点のトレースバック処理を終えた後に順方向のCRC演算処理を用いる方法と比較すれば処理時間を大幅に短縮できる。
しかしながら、3GPP−LTEで規定されている畳み込み符号化前のデータは、特定パターンでCRC部にマスク処理が施されている(非特許文献1pp.35-36, pp45-46)。この場合の逆CRC演算処理を含む復号化処理のフローチャートを図8に示す。復号化されたビット列のCRC部は特定パターンによってマスク処理が施されている。すなわち、マスク処理が施されたCRC部は、本来のCRC結果とは異なる。そのため、特定パターンによりマスク解除を行ってからでないと、正しい逆CRC演算処理は行えない。ゆえにCRC部の復号化ビット列がそろったら、特定パターンとの排他的論理和により、マスクを解除し、本来のCRC結果に戻した後、その値を初期値として逆CRC演算処理を開始する。そして全ての復号化ビット系列の入力の結果、逆CRC演算処理結果がオールゼロであれば復号化成功となる。ただし、CRC部にマスクされた特定パターンは複数の候補があるため、全てのパターンのCRC結果を出すには逆CRC演算処理をパターンの候補分行わなければならない。
すなわち、図8に示すように、復号化装置は、ACS演算処理を実施する(ステップS10)。続いて、復号化装置は、特定パターンの候補♯i(iは自然数)によりCRC部のマスク解除処理を実施する(ステップS11)。これにより復号化装置は、マスク解除されたCRC結果を取得する(ステップS12)。続いて、復号化装置は、そのCRC結果を初期値としてトレースバック処理と逆CRC演算処理とを並列処理する(ステップS13)。これにより、復号化に成功すれば(ステップS14のYes)、復号化装置は、処理を終了する。しかしながら、復号化に失敗すれば(ステップS14のNo)、復号化装置は、iの値を一つ繰り上げて(ステップS15)、再びステップS11からの処理をやり直す。
すなわち、3GPP−LTEで規定されている畳み符号化データに適用される復号化装置では、逆CRC回路による逆CRC演算処理は複数回の実行が必要となり、処理遅延を招く原因になる。これは逆CRC演算処理の初期値が特定パターンの候補と同数存在するためである。そのため、全ての特定パターンを用いてそれぞれ異なる初期値を設定した上で逆CRC演算処理を行うとすると大きな処理遅延が発生する。
一方、図9は、特定パターンでマスク処理が施された畳み込み符号化データを順方向のCRC演算処理によって復号化する場合のフローチャートである。すなわち、図10に示すように、復号化装置は、ACS演算処理を実施する(ステップS20)。続いて、復号化装置は、トレースバック処理を実施する(ステップS21)。続いて、復号化装置は、順方向のCRC演算処理を実施する(ステップS22)。このときには、未だ、CRC部のマスク処理は解除されていないので、復号化装置は、特定パターンの候補♯i(iは自然数)によりCRC部のマスク解除処理を実施する(ステップS23)。これにより復号化装置は、マスク解除されたCRC結果を取得する(ステップS24)。ここで、復号化装置は、マスク解除されたCRC結果とCRC演算処理の結果とを比較する(ステップS25)。その結果が一致し、復号化に成功すれば(ステップS26のYes)、復号化装置は、処理を終了する。しかしながら、復号化に失敗すれば(ステップS26のNo)、復号化装置は、iの値を一つ繰り上げて(ステップS27)、再びステップS23からの処理をやり直す。
ここで、図8のフローチャートと図9のフローチャートとを比べると、図8では、特定パターンの候補♯iが複数存在するときに、ステップS11まで戻り、その後、ステップS13で、逆CRC演算処理を実行している。これに対し、図9では、特定パターンの候補♯iが複数存在してもステップS23に戻るだけであり、CRC演算処理(ステップS22)を繰り返し実施する必要はない。
このように、特定パターンでマスク処理が施された3GPP−LTEで規定されている畳み込み符号化データは、順方向のCRC演算処理においては初期値が全て“0”である。よって、順方向のCRC演算処理においては、初期値を設定し直して再度CRC演算処理を実施する必要はない。しかしながら、図10に示すように、トレースバック処理とCRC演算処理とが互いに逆方向であり、これらを並列処理できない。このため、トレースバック処理の後に改めて順方向のCRC演算処理を施す必要があり、処理遅延を招く結果となる。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、例えば、3GPP−LTEで規定されている畳み込み符号化データに対する復号化処理を高速化できる復号化装置および復号化方法ならびにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の復号化装置は、受信した一連のデータに対し、ACS演算とCRC演算とを含むビタビ復号化を施す復号化装置において、一連のデータに対し、時系列的に逆方向からACS演算を施す逆ACS演算手段を備えるものである。
また、本発明の復号化方法は、受信した一連のデータに対し、ACS演算とCRC演算とを含むビタビ復号化を施す復号化装置が行う復号化方法において、一連のデータに対し、時系列的に逆方向からACS演算を施すものである。
本発明のプログラムは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、本発明の復号化装置の機能を実現するものである。
本発明によれば、各種の符号化データ、例えば、3GPP−LTEで規定されている畳み込み符号化データに対する復号化処理を高速化できる。
(本発明の実施の形態に係る復号化装置の構成の説明)
本発明の実施の形態に係る符号化装置および復号化装置を、図を参照しながら説明すると共に、それぞれ基地局1およびユーザ端末2として説明する。まず、基地局1およびユーザ端末2の構成について図1を参照しながら説明する。図1は、基地局1およびユーザ端末2の構成図である。
基地局1は、符号化部10、変調部11、D/A変換部12、送信アンテナ13により構成される。ユーザ端末2は、受信アンテナ20、A/D変換部21、復調部22、復号化部23により構成される。
基地局1では、例えば、まず基地局1のCPU(Central Processing Unit)(不図示)が送信したいデータを情報ビットとして符号化部10に入力する。符号化部10は、入力された情報ビットに対し、CRC付加や畳み込み符号化を施す。変調部11は、入力された符号化データを変調し、変調後のデータである送信データをD/A変換部12に出力する。D/A変換部12は、変調部11が出力した送信データをデジタル信号からアナログ信号に変換する。そしてアナログ信号に変換された送信データは、送信アンテナ13を介して送信される。
ユーザ端末2は、受信アンテナ20を介して送信アンテナ13から送信されたデータを受信する。ただし、受信アンテナ20が受信したデータは、送信アンテナ13から出力された後、空間を伝播する際のノイズの影響を受けていることに留意する必要がある。
受信アンテナ20が受信したデータはA/D変換部21に入力される。A/D変換部21は、入力されたデータをアナログ信号からデジタル信号に変換する。A/D変換部21は、変換後のデジタル信号を復調部22に出力する。そして、復調部22は、A/D変換部21が出力したデータを復調する。
復調部22は、復調して得た受信データを復号化部23に出力する。復号化部23は、入力された受信データに対して誤り訂正復号化を行う。その結果得られる復号化データを使用して後段のCPU(不図示)などの処理回路が所定の処理を実施する。
図2は復号化部23を図示したものである。復号化部23は受信データを格納する受信データメモリ30、逆ACS演算を行う逆ACS演算部31、パス情報から復号化データを取得するTRF(トレースフォワード)部32、復号化データからCRC演算を行い、復号化データの誤り検出を行うCRC演算部33、逆ACS演算部31のパスメトリックを格納するパスメトリック格納メモリ34、逆ACS演算部31のパス情報を格納するパス情報格納メモリ35、CRC演算部33による誤り訂正が完了した復号化データを格納する復号化データ格納メモリ36からなる。この復号化部23の各部の制御は、復号化部23の図示しない制御部またはユーザ端末2内の図示しない制御部が行う。
なお、メモリとして記載してあるブロックを別の記憶媒体、例えば、フリップフロップ等で代用してもよい。パスメトリック格納メモリ34は各ステートの1時点分のパスメトリックを保持できる。パス情報格納メモリ35は各ステートのN時点分のパス選択情報を保持できる。また、復号化データ格納メモリ36もNビットの復号化データを保持できる。
逆ACS演算部31は、ACS演算処理を時系列的にデータの逆方向から行う。TRF部32は、逆ACS演算部31の逆ACS演算処理の結果得られるパス情報を時系列的に順方向に読み出すトレースフォワード処理を行う。さらに、CRC演算部33は、TRF演算部32のトレースフォワード処理と並行して復号化データのCRC演算処理を行う。これにより、処理時間を大幅に削減することが可能になる。
(復号化部23の動作の説明)
次に、図2の復号化部23の動作について図面を参照して説明する。前提としてビタビ復号化ではNビットのデータに対してN時点分の計算を行い、復号化データを出力するものとする。
まず、受信した合計N時点分、すなわち0時点からN−1時点までのデータが受信データメモリ30に格納される。これを受けて復号化部23はパスメトリック格納メモリ34を初期化して逆ACS演算部31を起動する。逆ACS演算部31は受信データをN−1時点目(最終時点目)から読み出し、ブランチメトリックを演算すると共に、パスメトリック格納メモリ34からパスメトリックを読み出して逆ACS演算を行う。逆ACS演算の結果、N−1時点でのパスメトリックとパス選択情報が得られ、それぞれパスメトリック格納メモリ34とパス情報格納メモリ35に格納される。
続いて、逆ACS演算部31はN−2時点目の受信データを読み出しブランチメトリックを演算すると共に、N−1時点目のパスメトリックを読み出し、逆ACS演算を行う。そして得られたN−2時点でのパスメトリックとパス選択情報を格納する。このときN−1時点目のパスメトリックはN−2時点目のパスメトリックで上書きされる。同様の処理を0時点まで行うことで、合計N時点分のパス選択情報が生成される。
合計N時点分のパス選択情報が生成されると、逆ACS演算部31は、パスメトリック格納メモリ35の中で最も尤度の高いパスメトリックを持つ0時点目のステートを選択する。続いて、復号化部23は、TRF部32およびCRC演算部33を起動する。TRF部32はパス情報格納メモリ35から0時点目のパス選択情報を取得し、0時点目における選択された最も尤度の高いパスメトリックを持つステートを始点とする経路(0時点から1時点までの経路)の情報を復号化データとして取得する。CRC演算部33は取得されたデータを入力としてCRC演算処理を開始すると共に復号化データを復号化データ格納メモリ36に格納する。
続いて、TRF部32は、0時点目の最尤ステートと0時点目の復号化データから1時点目におけるステートを算出し、1時点目のそのステートのパス情報を復号化データとして取得する。CRC演算部33も同様にデータをCRC演算部33の入力としてCRC演算処理を進める。同様の処理をN−1時点まで行う。すなわち、合計N回の経路選択を行う。ただし、CRC演算部33は情報ビット分のデータが入力された時点でCRC演算処理を終了する。また、以降の入力データはCRC部であるため、別に保持しておく。以上の動作によりNビットの復号化データと演算されたCRC、復号化されたCRC部が得られる。演算されたCRCと復号化されたCRC部およびマスク処理部の特定パターンの排他的論理和をとった結果がオールゼロであれば比較結果が一致したとして復号化完了となる。このとき、特定パターンの候補が複数あった場合でも排他的論理和をとるのみでCRCの結果がわかるため、逆CRC演算処理のように再度CRC演算処理を行う必要はない。また、もし、演算されたCRCと復号化されたCRC部およびマスク処理部の特定パターンの排他的論理和をとった結果がオールゼロとならなかった場合は復号化未了として、現在のパスメトリックを引き継いで逆ACS演算処理、トレースフォワード処理、CRC演算処理を繰り返し行う。
なお、前述したように、TRF部32、CRC演算部33が処理を実行している間も逆ACS演算部31はパスメトリック格納メモリ34に格納されているパスメトリックと受信データを用いて再度N−1時点のものから逆ACS演算処理を行い、パス情報を更新してもよい。
逆ACS演算部31は、受信した最後のデータから最初のデータに向かう逆順の処理である逆ACS演算処理と、最初のデータから最後のデータに向かうトレースフォワード処理を行う。CRC演算処理の方向からみた場合に、このトレースフォワード処理の方向は、同方向になる。そこで、トレースフォワード処理とCRC演算処理とは並列処理が可能になる。また、順方向のCRC演算処理であるため、初期値は“0”である。
以上の復号化部23の動作を図3のフローチャートに示す。復号化部23は、データの復号化を開始するに当たり、パスメトリック格納メモリ34を初期化する。続いて、逆ACS演算部31が逆ACS演算処理を実行する(ステップS1)。逆ACS演算部31が少なくとも1回全ての時点の逆ACS演算処理を完了したら、TRF部32およびCRC演算部33は、トレースフォワード処理とCRC演算処理とを並列処理する(ステップS2)。ここで、CRC演算部33は、特定パターンの候補iによりCRC部のマスク解除処理を実施する(ステップS3)。これにより、CRC演算部33は、マスク解除されたCRC結果を取得する(ステップS4)。続いて、CRC演算部33は、取得したCRC結果とCRC演算処理の結果とを比較する(ステップS5)。比較結果により復号化に成功すれば(ステップS6のYes)、処理を終了する。しかしながら、復号化に失敗すれば(ステップS6のNo)、iの値を一つ繰り上げて、ステップS3に戻る。なお、全ての特定パターンの候補iについてステップS3からの処理を行っても未だ復号化に成功しない場合には、ステップS1に戻り、再度、逆ACS演算処理から繰り返し実行することが好ましい。
(プログラムの実施の形態)
次に、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、本発明の実施の形態のユーザ端末2(復号化装置)の復号化部23としての機能を実現するプログラムの実施の形態を説明する。ここで、情報処理装置とは、例えば、汎用のコンピュータ装置であり、CPUやDSP(Digital Signal Processor)あるいはマイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)などが含まれる。
本実施の形態のプログラムは記録媒体に記録されることにより、情報処理装置は、この記録媒体を用いて本実施の形態のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本実施の形態のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接、情報処理装置に本実施の形態のプログラムをインストールすることもできる。
これにより、情報処理装置を用いて、ユーザ端末2の復号化部23の機能(逆ACS演算部31、TRF部32、CRC演算部33など)を実現することができる。なお、これ以外の機能についてもソフトウェアによって実現可能な機能については、本実施の形態のプログラムによって実現してもよい。
なお、本実施の形態のプログラムは、情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
さらに、基地局1およびユーザ端末2の各部は、所定のソフトウェアにより動作する汎用のコンピュータ装置(CPU、DSP、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)など)などによって構成されてもよい。例えば、マイクロプロセッサは、メモリ、CPU、入出力ポートなどを有する。マイクロプロセッサのCPUは、メモリなどから所定のプログラムとして制御プログラムを読み込んで実行する。これにより、マイクロプロセッサには、基地局1の符号化部10、変調部11、D/A変換部12、ユーザ端末2のA/D変換部21、復調部22、復号化部23などが実現される。
なお、マイクロプロセッサが実行する制御プログラムは、基地局1またはユーザ端末2の出荷前に、マイクロプロセッサのメモリなどに記憶されたものであっても、基地局1またはユーザ端末2の出荷後に、マイクロプロセッサのメモリなどに記憶されたものであってもよい。また、制御プログラムの一部が、基地局1またはユーザ端末2の出荷後に、マイクロプロセッサのメモリなどに記憶されたものであってもよい。基地局1またはユーザ端末2の出荷後に、マイクロプロセッサのメモリなどに記憶される制御プログラムは、例えば、CD−ROMなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶されているものをインストールしたものであっても、インターネットなどの伝送媒体を介してダウンロードしたものをインストールしたものであってもよい。
(本発明の実施の形態の効果の説明)
図4は、従来のビタビ復号化部の動作を示すタイミングチャートである。図5は、本発明の実施の形態の復号化部23の動作を示すタイミングチャートである。図4に示すように、従来は、トレースバック処理を完了した後でなければCRC演算処理は開始されなかった。その理由は、トレースバック処理の方向とCRC演算処理の方向とが互いに反対方向だからである。これに対し、図5に示すように、復号化部23によれば、逆ACS演算処理(1回目)を完了した後、トレースフォワード処理と共にCRC演算処理を開始することができる。その理由は、逆ACS演算部31のACS演算処理の方向が時系列的に逆方向であるため、またトレースフォワード処理の方向とCRC演算処理の方向とが互いに同じ方向だからである。
このようにして、本発明の実施の形態における第1の効果は、トレースフォワード処理をしながら並列してCRC演算処理を行えることで復号化全体の処理時間を短縮できることにある。これにより、Tail−biting方式の畳み込み符号のように繰り返し復号化することにより訂正能力が高くなる符号化において、同じ許容時間の中で多くの繰り返しが可能となり訂正能力が高まる。その理由は、ACS演算処理を逆順に演算処理する処理回路を有することにより、トレースフォワード処理で順方向に復号化データを出力できるためである。また、第2の効果は、複数のマスクパターン候補があった場合でもCRC演算処理においてマスク処理を遅延無く行えることである。
(変形例)
本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない範囲で様々に変更が可能である。例えば、図1では、基地局1とユーザ端末2とを例示し、その間を無線回線によって接続した。しかしながら図1の無線回線を有線回線に置き換えても本発明の実施の形態の要旨を逸脱しない。さらに、基地局1とユーザ端末2とを例示したが、基地局1をあらゆる種類の符号化装置に置き換え、ユーザ端末2をあらゆる種類の復号化装置に置き換えてもよい。
また、3GPP−LTEの符号化方式および復号化方式を題材として説明したが、符号化方式や復号化方式についても様々な方式が適用できる。
本発明の実施の形態に係る復号化装置としてのユーザ端末の構成を示す図であり、併せて符号化装置としての基地局を示す図である。 図1に示すユーザ端末内の復号化部のブロック構成図である。 図2に示す復号化部の動作を示すフローチャートである。 従来の復号化部の動作を示すタイミングチャートである。 図2に示す復号化部の動作を示すタイミングチャートである。 従来の打切り長を有するCRC演算方法を説明する図である。 従来の逆CRC演算方法を説明する図である。 従来のマスク処理部を有する場合の逆CRC演算手順を示すフローチャートである。 従来のマスク処理部を有する場合のCRC演算手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…基地局(符号化装置)、2…ユーザ端末(復号化装置)、10…符号化部、11…変調部、12…D/A変換部、13…送信アンテナ、20…受信アンテナ、21…A/D変換部、22…復調部、23…復号化部(逆ACS演算手段、CRC演算手段)、30…受信データメモリ、31…逆ACS演算部(逆ACS演算手段)、32…TRF部(CRC演算手段)、33…CRC演算部(CRC演算手段)、34…パスメトリック格納メモリ、35…パス情報格納メモリ、36…復号化データ格納メモリ

Claims (3)

  1. 受信した一連のデータに対し、ACS(Add−Compare−Select)演算とCRC(Cyclic Redundancy Check)演算とを含むビタビ復号化を施す復号化装置において、
    記一連のデータに対し、時系列的に逆方向から上記ACS演算を施す逆ACS演算手段と、
    前記逆ACS演算手段により時系列的に逆方向からACS演算したデータに対し、トレースフォワード処理とCRC演算処理とを時系列的に順方向に同時に並列処理を施す手段と
    を備えることを特徴とする復号化装置。
  2. 受信した一連のデータに対し、ACS演算とCRC演算とを含むビタビ復号化を施す復号化装置が行う復号化方法において、
    記一連のデータに対し、時系列的に逆方向から上記ACS演算を施
    時系列に逆方向からACS演算したデータに対し、トレースフォワード処理とCRC演算処理とを時系列的に順方向に同時に並列処理を施す、
    ことを特徴とする復号化方法。
  3. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、請求項1記載の復号化装置の機能を実現することを特徴とするプログラム。
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