JP5196567B2 - 演算装置、復号化装置およびメモリ制御方法ならびにプログラム - Google Patents
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Description
Partnership Project)−LTE(Long Time Evolution)では、繰り返し復号化により訂正能力が向上するTail−biting方式の畳み込み符号が採用されている(非特許文献1参照)。この方式は、繰り返し回数が性能に影響を与えるため、全体の復号化処理時間においては、繰り返し処理に要する処理時間の短縮が必要となっている。
本発明の実施の形態に係る符号化装置および復号化装置を、図を参照しながら説明すると共に、それぞれ基地局1およびユーザ端末2として説明する。まず、基地局1およびユーザ端末2の構成について図1を参照しながら説明する。図1は、基地局1およびユーザ端末2の構成図である。なお、ユーザ端末2が演算装置となる。
次に、図2の復号化部23の動作について図3〜図12を参照して説明する。前提としてビタビ復号化ではNビットのデータに対してN時点分の計算を行い、復号化データを出力するものとする。
次に、復号化部23の実態構成を図13を参照して説明する。図13には、2系統のブランチメトリック演算器50A、パスメトリック演算器51Aが図示されている。これは説明を分り易くするためであり、実際には、ブランチメトリック演算器50A、パスメトリック演算器51Aはそれぞれ1系統ずつしかない。また、レジスタ群40A(左)、40A(中)、40A(右)が複数図示されている。これも説明を分り易くするためであり、実際には、レジスタ群40Aは1系統しかない。また、説明を分り易くするために架空のレジスタ群60を図示した。
次に、復号化部23の実態構成における動作を図13を参照して説明する。なお、処理は図面の左から右に流れるように描画してある。図13の構成では、ACS演算部31は、1サイクルで32状態のパスメトリックを計算する。1サイクル目ではレジスタ群40A(左)において実線矢印が付された領域からデータを読み出してパスメトリックを計算する。すなわち、1サイクル目においてレジスタ群40A(左)から読み出されるデータは、0、2、4、6、8、10、12、14、17、19、21、23、25、27、29、31、32、34、36、38、40、42、44、46、49、51、53、55、57、59、61、63である。また、2サイクル目ではレジスタ群40A(中)において点線矢印が付された領域からデータを読み出してパスメトリックを計算する。すなわち、2サイクル目においてレジスタ群40A(中)から読み出されるデータは、1、3、5、7、9、11、13、15、16、18、20、22、24、26、28、30、33、35、37、39、41、43、45、47、50、52、54、56、58、60、62である。
次に、図1に示す復号化部23の他の構成例を復号化部23Aとして図14を参照しながら説明する。図13の例は、順方向のACS演算処理を例として挙げ、その場合のパスメトリックの更新方法について説明した。その他に、逆方向のACS演算処理においても同様に構成することができる。
次に、復号化部23Aの実態構成における動作を図15を参照して説明する。図15は、逆方向のACS演算処理の場合の各時点のパスメトリック保持の様子を示すものである。動作は、図13の例と同様であるが各サイクルで計算される状態の組合せが異なる。
次に、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、本発明の実施の形態のユーザ端末2(復号化装置)の復号化部23、23Aとしての機能を実現するプログラムの実施の形態を説明する。ここで、情報処理装置とは、例えば、汎用のコンピュータ装置であり、CPUやDSP(Digital Signal Processor)あるいはマイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)などが含まれる。
ACS演算部31、逆ACS演算部31Aによれば、演算処理に用いるレジスタ群40、40A、40Bなどの記憶領域を削減することができる。さらに、メモリが読出側と書込側とに分かれていないことにより、読出側と書込側とを切替える必要がないため制御が簡易になる。
本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない範囲で様々に変更が可能である。例えば、図1では、基地局1とユーザ端末2とを例示し、その間を無線回線によって接続した。しかしながら図1の無線回線を有線回線に置き換えても本発明の実施の形態の要旨を逸脱しない。さらに、基地局1とユーザ端末2とを例示したが、基地局1をあらゆる種類の符号化装置に置き換え、ユーザ端末2をあらゆる種類の復号化装置に置き換えてもよい。
Claims (5)
- 複数の演算前データが複数の所定の領域にそれぞれ格納されるメモリと、
このメモリから読み出された前記演算前データを演算処理した演算後データを前記メモリの複数の所定の領域にそれぞれ格納する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記メモリから前記演算前データの一部を読み出す処理と、
前記メモリから読み出した前記演算前データの一部に対して演算処理を施した前記演算後データの一部を、前記メモリにおいて前記演算前データの一部が読み出されて空き状態となった領域に、当該演算後データの本来の順番を無視して順次格納する処理と、
前記メモリから前記演算前データの残りを読み出す処理と、
前記演算前データの残りが読み出されて空き状態となった領域に対し、前記順番を無視して先に格納された演算後データの一部がその本来の順番になるように再配置を行う処理と、
前記メモリから読み出した前記演算前データの残りに対して演算処理した演算後データの残りを、前記再配置によってできた前記メモリにおける当該演算後データの本来の順番の格納位置に順次格納する処理と、
を実行する、
ことを特徴とする演算装置。 - ビタビ復号化処理におけるN(Nは0以上の整数)時点の状態を表す複数のデータが複数の所定の領域にそれぞれ格納されるメモリと、
このメモリから読み出された前記N時点の状態を表す複数のデータに対して所定の演算処理を施したN+1時点またはN−1時点の状態を表す複数のデータを前記メモリの複数の所定の領域にそれぞれ格納する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記メモリから前記N時点の状態を表す複数のデータの一部を読み出す処理と、
前記メモリから読み出した前記N時点の状態を表す複数のデータの一部に対して前記所定の演算処理を施したN+1時点またはN−1時点の状態を表す複数のデータの一部を、前記メモリにおいて前記N時点の状態を表す複数のデータの一部が読み出されて空き状態となった領域に、当該N+1時点の状態を表す複数のデータの本来の順番を無視して順次格納する処理と、
前記メモリから前記N時点の状態を表す複数のデータの残りを読み出す処理と、
前記N時点の状態を表す複数のデータの残りが読み出されて空き状態となった領域に対し、前記順番を無視して先に格納された前記N+1時点またはN−1時点の状態を表す複数のデータを本来の順番に再配置を行う処理と、
前記メモリから読み出した前記N時点の状態を表す複数のデータの残りに対して前記所定の演算処理を施した前記N+1時点またはN−1時点の状態を表す複数のデータの残りを、前記再配置によってできた前記メモリにおける当該N+1時点またはN−1時点の状態を表す複数のデータの本来の順番の格納位置に順次格納する処理と、
を実行する、
ことを特徴とする復号化装置。 - 演算装置が行うメモリ制御方法において、
複数の演算前データがそれぞれ複数の所定の領域に格納されるメモリから読み出された前記演算前データを演算処理した演算後データを、前記メモリの複数の所定の領域にそれぞれ格納するステップを有し、
前記メモリから前記演算前データの一部を読み出すステップと、
前記メモリから読み出した前記演算前データの一部に対して演算処理した演算後データの一部を、前記メモリにおいて前記演算前データの一部が読み出されて空き状態となった領域に、当該演算後データの本来の順番を無視して順次格納するステップと、
前記メモリから前記演算前データの残りを読み出すステップと、
前記演算前データの残りが読み出されて空き状態となった領域に対し、前記順番を無視して先に格納された演算後データの一部をその本来の順番に再配置するステップと、
前記メモリから読み出した前記演算前データの残りに対して演算処理した演算後データの残りを、前記再配置によってできた前記メモリにおける当該演算後データの本来の順番の格納位置に順次格納するステップと、
を有する、
ことを特徴とするメモリ制御方法。 - 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、請求項1記載の演算装置の機能を実現することを特徴とするプログラム。
- 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、請求項2記載の復号化装置の機能を実現することを特徴とするプログラム。
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