JP5176626B2 - 車両警報装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献3においては、赤外線カメラで撮像された画像において、歩行者の頭部に相当すると推定される領域を基準領域として設定し、その基準領域の左右の側方部分に、歩行者の肩上方空間に相当すると推定される2つの対象領域を設定している。そして歩行者頭部の輝度階調が歩行者の肩上方空間に位置する頭部の左右(背景)の輝度階調に対して高輝度であるという特徴に基づき、赤外線画像に捉えられた歩行者の頭から肩に相当する領域を認識している。これにより対象物の画像から、歩行者の特徴が顕著に現れる頭から肩に相当する領域を検出することで、検出精度よく歩行者を検出している。
歩行者を認識することは特許文献3において提案されているが、前方車両が不意に停止して、そこから人が周囲に注意を払わずに飛び出してくることは多々あり、このような事態が生じた場合は、警告を発するのが間に合わなくなる恐れがある。
車両1のフロントグリル奥には、熱源感知カメラ2が設けられ、この熱源感知カメラ2により撮影された画像データは、処理装置3に入力される。この処理装置3は各種センサを有し、これらセンサ及び入力された画像データに基づいた警報メッセージ生成を行ない、その警報メッセージを車両1内のダッシュボート上に取り付けられた表示部4及びスピーカ5から出力するように構成している。
この図1に示された構成は、車両に固定的に取り付けられているが、もちろん本発明に係る車両警報装置はこれに限定されるものでなく、携帯可能なものであってもよい。その場合は、車両のダッシュボード上に載置され、熱源感知カメラ2はフロントガラスを通して前方を撮影するようになる。
まず、熱源感知カメラ2にて撮影された画像データを取り込み、この取り込まれた画像データ内に熱源としての車両を表わす画像が含まれているか否か判別する(ステップS1)。ここで含まれていないと判別された場合は、再度画像データの取り込みを行なう。
こうして得られた自車両の速度及び距離測定装置11により得られた車間距離に基づき、マイクロコンピュータ10は、熱源感知カメラ2により捕らえられている車両までの安全車間距離を算出する(ステップS6)。ここにおいては例えば速度が100km/hだった場合は100m以上、速度が50km/hだった場合は50m以上というように、自車両の速度に比例した距離を求めることになる。
こうして作成されたメッセージは、表示部4に送られてメッセージが表示され(ステップS11)、さらにスピーカ10に送られ音声にて報知される(ステップS12)。その後再びステップS1の処理に戻る。
このため、ステップS17で人物と思われる熱源が検知された場合は、ステップS18に進み、メッセージ作成装置16に対応するメッセージの作成を指示する。このメッセージは、例えば「人が道路にいます。徐行して注意しながら走行してください。」となる。このメッセージは表示部4及びスピーカ5に送付されて表示及び報知がなされる(ステップS11、S12)。
従って、走行している車両の前方に存在する危険をより正確かつ簡単な構成にて検知して運転者に警告を与えることができる。
2 熱源感知カメラ
3 処理装置
4 表示部
5 スピーカ
10 マイクロコンピュータ
11 自動焦点距離装置
12 3軸加速センサ
13 自車速演算装置
14 車間距離測定装置
15 前方車両速度計測装置
16 メッセージ作成装置
Claims (4)
- 車両前方に取り付けられ、当該車両前方向にある熱源を感知し、前記熱源の数及び形状を撮像する熱源撮像手段と、
前記熱源撮像手段により撮像された前記熱源のひとつから少なくとも1つの熱源が分離したか否かを判別するとともに当該分離された熱源の大きさが前記熱源と比較して小さいか否かを判別する分離判別手段と、
この分離判別手段にて前記分離された熱源の大きさが小さいと判別された場合に、第1の警告を行なう第1の警告手段と、
を有する車両警報装置。 - 前記熱源が当該車両の前方左側もしくは前方右側にそれたか否かを判断する判断手段を更に備え、
前記分離判別手段は、前記判断手段によって前記熱源が当該車両の前方左側もしくは前方右側にそれたと判断された場合に、前記熱源撮像手段により撮像された前記熱源のひとつから少なくとも1つの熱源が分離したか否かを判別するとともに当該分離された熱源の大きさが前記熱源と比較して小さいか否かを判別する請求項1記載の車両警報装置。 - 前記熱源撮像手段において撮像された熱源を認識し、当該認識された熱源に焦点を合わせるように前記熱源撮像手段の焦点距離を制御する焦点距離制御手段と、
前記焦点距離制御手段にて検出された焦点距離が所定値以下の場合に第2の警告を行なう第2の警告手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両警報装置。 - 前記車両の速度を検出する第1の速度検出手段と、
この速度検出手段にて検出された速度及び前記焦点距離制御手段にて制御された焦点距離の変化量に基づいて、前記熱源の速度を検知する第2の速度検出手段と、
第2の速度検出手段により前記熱源の速度が所定値以下となったときに第3の警告を行なう第3の警告手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項3記載の車両警報装置。
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JP2008070725A JP5176626B2 (ja) | 2008-03-19 | 2008-03-19 | 車両警報装置 |
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