JP5176301B2 - Webアプリケーション接続管理システム、Webサーバ、Webアプリケーション接続管理方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents
Webアプリケーション接続管理システム、Webサーバ、Webアプリケーション接続管理方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDFInfo
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Description
Text Transfer Protocol)リクエストの通信である、セッションを管理する手段をWebサーバ上に備えている場合が多い。
従来、利用者が一定時間作業を行わず、セッション切れを起こした場合、ログインし直す必要があった。クライアント側から正常のログアウト要求がされた場合には、ログアウト処理が行われるが、クライアントからログアウト要求がない場合は、セッション情報はWebサーバ上に残り、通常は一定期間経過後、セッション情報を削除して、その後に同一セッションに対する要求があった場合は、セッション切れを警告する方法を採ることが多い(例えば、特許文献1参照)。
セッション時間の決定に関しても、セッション時間が短すぎると、処理時間が長い処理を行うと途中で処理が終了してしまい、また長くしすぎると異常終了したものが残ったままになり、メモリを消費サーバに負荷が高くなるといった面があるので、Webアプリケーション毎のTry&errorや経験則で決定しており設定に根拠がなかった。
解決方法として定期的にクライアント側からサーバ側に繋がっていることを伝える処理を行えばよいのだが既存の方法でこの処理を行うとすると、処理が複雑になり、プログラムの実装に手間がかかりすぎるのと、レスポンスの悪化につながると言う点で実用性に問題があった。
しかしながら、標準的なWebブラウザに非同期通信機能が搭載されてきたことにより、非同期通信を使用した接続管理が、実装およびレスポンスの面から見ても実用的なレベルでできるようになった。
「セッションタイムアウト時間」は、Webアプリケーションにおいて、ログアウト処理が行われない場合は、クライアント側は処理を終了しているのにもかかわらず、サーバ側にはそのクライアントに対するセッション情報が残り、このように使用されなくなったセッション情報を、最後に使用されてから所定時間が経過すると自動的に削除される。この時間をセッションタイムアウト時間という。
第5の発明は、コンピュータを第1の発明のWebサーバとして機能させるプログラムを記録した記録媒体である。
データベースサーバ102は、データベースエンジン等であり、情報データベース300の情報の記憶、管理を行う。
ROMは、不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。
RAMは、揮発性メモリであり、記憶部202、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部201が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
これらの各プログラムコードは、制御部201により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
入力部205を介して、Webサーバ101に対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
図4は、ログイン履歴テーブル301の一態様を示す図である。
図4に示すように、ログイン履歴テーブル301には、セッション毎の複数のログイン履歴情報310が蓄積される。ログイン履歴情報310は、クライアント情報311、ログイン時刻312、ログアウト時刻313等からなる。ユーザ情報であるクライアント情報311は、ユーサID、IPアドレス等である。
アプリケーションプログラム392は、実行可能プログラムであり、Webサーバ機能、Webアプリケーション110、Webアプリケーション接続管理手段111、データベースエンジン等に該当するプログラムである。Webアプリケーション接続管理手段111に相当するWebアプリケーション接続管理プログラムは、対象となるWebアプリケーション110内に配置(実装)する。
尚、クライアント端末103のハードウェア構成は、図2について前述したWebサーバ101と同様の構成を採る。
記憶部402には、アプリケーションプログラム392として、非同期通信機能を搭載したWebブラウザ130に該当する実行可能プログラムが格納されている。
図6は、Webアプリケーション接続管理システム100全体の処理概要と各処理手段を示す図である。
図7、図8は、Webアプリケーション接続管理システム100の処理手順を示すフローチャートである。
また、クライアント端末103の記憶部402には、アプリケーションプログラムであるWebブラウザ130(非同期通信機能を含む)がインストールされており、以下のクライアント端末103の処理は、クライアント103の制御部401によって行われる。
また、Webアプリケーションプログラムの利用用途に合わせた機能と画面体裁を記述する各表示画面データ毎に、夫々、Webサーバ101に対して非同期通信を行うXHTTP非同期通信機能を所定の時間間隔で呼び出す処理命令を付加しておく。
Webサーバ101の制御部201は、Webアプリケーションプログラムを起動し(ステップS702)、ログイン画面データを送信する(ステップS703)。
制御部201は、データベースサーバ102を介して、情報データベース300のログイン履歴テーブル301にクライアント情報311、ログイン時刻312を登録、保持する(ステップS708、S612)。
制御部201は、非同期通信機能処理コードを含むWebアプリケーションの画面データ(HTMLファイル)を送信する(ステップS709、S613)。
非同期通信でのログアウト時刻313の更新処理が正常終了した場合、Webブラウザ130上に特に表示などは行わないが、更新処理が異常終了の場合はWebサーバ101、データベースサーバ102、ネットワーク109のどれかの不具合でセッションが切れている可能性があるので、クライアント端末103側で「ログアウト処理を促す」メッセージを表示する。
制御部201は、更新処理が正常終了の場合は応答を、異常終了の場合は「ログアウト処理を促す」メッセージを送信する(ステップS713)。
また、本来行うログアウト処理を行わず、Webブラウザを閉じても利用者のログアウト時間を記録でき、トラブル時の原因追跡を可能とする。
更に、従来の解決方法である定期的にクライアントとサーバ間でデータの送受信を繰り返す処理に比べて、標準的なWebブラウザに搭載された非同期通信機能を用い、サーバと非同期に通信を行うことで、サーバの存在を感じさせないシームレスなWebアプリケーションを実現することができ、実装およびレスポンスの面から見ても実用的なレベルで提供可能となる。
101………Webサーバ
102………データベースサーバ
103………クライアント端末
109………ネットワーク
110………Webアプリケーション
111………Webアプリケーション接続管理手段
130………Webブラウザ
201、401………制御部
202、402………記憶部
300………情報データベース
301………ログイン履歴ファイル
311………クライアント情報
312………ログイン時刻
313………ログアウト時刻
Claims (9)
- Webブラウザとして機能するクライアント端末と、ネットワークを介して接続されるWebアプリケーションが動作するWebサーバであって、
前記Webサーバに対して非同期通信を行う非同期通信機能を所定の時間間隔で呼び出す処理命令を付加した前記Webアプリケーションの利用用途に合わせた機能と画面体裁を記述する各表示画面データと、
前記表示画面データを前記クライアント端末に送信する送信手段と、
前記クライアント端末の前記表示画像データの画面表示に伴い、前記処理命令が動作することによる、所定の時間間隔の前記クライアント端末からの非同期通信に対して応答する応答手段と、
ユーザ情報、ログイン時刻、ログアウト時刻を蓄積するログイン履歴テーブルと、
前記クライアント端末からの前記Webアプリケーションへのログイン要求に伴い、前記ユーザ情報と前記ログイン時刻を前記ログイン履歴テーブルに登録、保持するログイン手段と、
を備え、
前記応答手段は、前記ユーザ情報に応じて、前記ログイン履歴テーブルの該当するログアウト時刻を、現在の時刻に非同期通信の所定の時間間隔を足したものとして更新することを特徴とするWebサーバ。 - 前記クライアント端末のWebブラウザは、前記非同期通信機能を有することを特徴とする請求項1に記載のWebサーバ。
- セッションタイムアウト時間より短い間隔で前記クライアント端末からの非同期通信を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のWebサーバ。
- 前記表示画面データは、HTMLファイルであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のWebサーバ。
- 前記クライアント端末からのログアウト要求に伴い、前記ログイン履歴テーブルのログアウト時刻を現在の時刻で更新することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のWebサーバ。
- Webブラウザとして機能するクライアント端末と、Webアプリケーションが動作するWebサーバと、がネットワークを介して接続されるシステムであって、
前記Webサーバは、
前記Webサーバに対して非同期通信を行う非同期通信機能を所定の時間間隔で呼び出す処理命令を付加した前記Webアプリケーションの利用用途に合わせた機能と画面体裁を記述する各表示画面データと、
ユーザ情報、ログイン時刻、ログアウト時刻を蓄積するログイン履歴テーブルと、
前記クライアント端末からの前記Webアプリケーションへのログイン要求に伴い、前記ユーザ情報と前記ログイン時刻を前記ログイン履歴テーブルに登録、保持するログイン手段と、
前記表示画面データを前記クライアント端末に送信する送信手段と、
前記クライアント端末の前記表示画像データの画面表示に伴い、前記処理命令が動作することによる、所定の時間間隔の前記クライアント端末からの非同期通信に対して、前記ユーザ情報に応じて、前記ログイン履歴テーブルの該当するログアウト時刻を、現在の時刻に非同期通信の所定の時間間隔を足したものとして更新し、応答する更新手段と、
を備え、
前記クライアント端末は、
ログイン要求を前記Webサーバに送信するログイン要求手段と、
受け取った表示画面データを表示する表示手段と、
前記表示画面データの画面表示に伴い、前記処理命令が動作し、所定の時間間隔で前記Webサーバに非同期通信を行う非同期通信手段と、
を具備することを特徴とするWebアプリケーション接続管理システム。 - Webブラウザとして機能するクライアント端末と、Webアプリケーションが動作するWebサーバと、がネットワークを介して接続されるWebアプリケーション接続管理システムにおけるWebアプリケーション接続管理方法であって、
前記Webサーバが実行する、
前記Webサーバに対して非同期通信を行う非同期通信機能を所定の時間間隔で呼び出す処理命令を付加した前記Webアプリケーションの利用用途に合わせた機能と画面体裁を記述する各表示画面データと、
ユーザ情報、ログイン時刻、ログアウト時刻を蓄積するログイン履歴テーブルと、
前記クライアント端末からの前記Webアプリケーションへのログイン要求に伴い、前記ユーザ情報と前記ログイン時刻を前記ログイン履歴テーブルに登録、保持するログインステップと、
前記表示画面データを前記クライアント端末に送信する送信ステップと、
前記クライアント端末の前記表示画像データの画面表示に伴い、前記処理命令が動作することによる、所定の時間間隔の前記クライアント端末からの非同期通信に対して、前記ユーザ情報に応じて、前記ログイン履歴テーブルの該当するログアウト時刻を、現在の時刻に非同期通信の所定の時間間隔を足したものとして更新し、応答する更新ステップと、
を備え、
前記クライアント端末が実行する、
ログイン要求を前記Webサーバに送信するログイン要求ステップと、
受け取った表示画面データを表示する表示ステップと、
前記表示画面データの画面表示に伴い、前記処理命令が動作し、所定の時間間隔で前記Webサーバに非同期通信を行う非同期通信ステップと、
を具備することを特徴とするWebアプリケーション接続管理方法。 - コンピュータを請求項1から請求項5のいずれかに記載のWebサーバとして機能させるプログラム。
- コンピュータを請求項1から請求項5のいずれかに記載のWebサーバとして機能させるプログラムを記録した記録媒体。
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