JP5176282B2 - ボタン電池ホルダ - Google Patents

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Description

本発明はボタン電池ホルダに関し、特に、メモリのバックアップ用にプリント回路基板に実装されて、定期的に交換が必要なボタン電池を、交換可能にプリント基板上で保持するためのボタン電池ホルダに関する。
従来、携帯型電子機器には放電後は再利用できない一次電池や、充電によって再利用が可能な二次電池が使用されている。一次電池には単一型から単5型までの円筒型の乾電池や、薄型のボタン型のボタン電池があり、円筒型の電池は一般に比較的大型の電子機器、例えばラジオ付きテープレコーダ等に使用され、ボタン電池は一般に比較的薄型の電子機器、例えば小型ラジオ受信機や小型電子式卓上計算機(所謂電卓)等に使用されている。また、ボタン電池は、乾電池を使用する機器やカメラにおいて、メモリのバックアップ用として、乾電池とは別に内蔵されることもある。
これらの携帯型電子機器のうち、ボタン電池を主たる電源とするものには、次のような2種類の形態が一般的である。第1の形態は、本体ケースの底面側にボタン電池を収容するための円柱状の凹部があり、この凹部の底面に一方の電極(マイナス側が多い)が設けられ、凹部の側面に他方の電極が設けられていて、凹部にボタン電池を嵌め込んだ後にこの凹部を蓋によって閉じる形式のものである。第2の形態は、ボタン電池の収納枠を備えたプラスチック製のホルダにボタン電池を入れ、このホルダを本体ケースの側面に設けられた横穴にボタン電池毎差し込む形式のものである。ボタン電池を電池ホルダの電池収納部に入れる形式の電子機器の例が特許文献1に記載されている。
一方、ボタン電池の他の用途として、大型の制御機器、たとえば、用水路や水門、あるいはダムのゲートの開け閉めを監視する監視装置に内蔵されたプリント基板のメモリバックアップとして使用されることがある。この例を図1から図3を用いて説明する。
図1(a)は、従来の用水路、或いはダムの水門制御用の監視制御装置1を、前扉2が閉じられた状態で正面から見たものである。監視制御装置1の寸法は、横幅Wが60cm程度、高さHが2m程度、奥行Dが70cm程度である。監視制御装置1は、ダム等の管理設備の屋内の床に据え置いた状態で使用されるものである。
図1(b)は図1(a)の監視制御装置1の前扉2を開けた状態を示すものである。監視制御装置1の前面パネル3には、制御回路が構成された複数のプリント基板4を縦に収容することができる2組のサブラック5が上部に設けられており、中程には端子盤6が設けられている。各プリント基板4にはメモリが実装されており、このために、メモリの記憶内容をバックアップするボタン電池が各プリント基板4に搭載されている。
図2は、図1に示した監視制御装置1のサブラック5に収容されるプリント回路基板4の一例を示す平面図である。図2に示すプリント回路基板4には、図の右側が監視制御装置1の奥側であり、監視制御装置1の内部回路に接続するための複数のコネクタ7が設けられている。プリント回路基板4の上にはメモリICを含む複数個のICが実装されていると共に、メモリICの記憶内容をバックアップするためのボタン電池8が、電池ホルダ9に保持されて実装されている。ボタン電池8としては、例えば直径が2cm程度のCR2025が使用される。ボタン電池8は、定期的に交換する必要がある。
図3(a)から図3(c)は、図2で説明した電池ホルダ9にボタン電池8を挿入する手順及び取り出す手順を説明するものである。図3(a)に示すように、ボタン電池8を電池ホルダ9に挿入する際には、電池ホルダ9に対してボタン電池8を約45度の角度で挿入し、次いで図3(b)に示すように、電池ホルダ9に対して水平方向にボタン電池8を押し込む。すると、図3(c)に示すように、ボタン電池8が電池ホルダ9にスムーズに挿入される。ボタン電池8は上下を逆にして(極性を逆にして)電池ホルダ9に挿入しようとしても、周知の電池ホルダ9に設けられた逆挿入防止機能によって、逆挿入が防止される。
一方、交換のために電池ホルダ9からボタン電池8を取り出す際には、図2に示す電池ホルダ9の切り欠き部9Cに、図3(c)に破線Cで示すように、棒状の部材を差し込み、ボタン電池8を持ち上げながら、電池ホルダ9の端部に、図3(b)に示すように、ボタン電池8を載せる。この後は、電池ホルダ9から突出したボタン電池8を指で摘んで引き出せば良い。
特開平6−044953号公報(図1)
ところが、図1(b)に示されるように、監視制御装置1のサブラック5にプリント基板4が縦に複数枚実装された状態で、ボタン電池8を交換しようとすると、誤ってボタン電池8を落下させてしまうことがある。すると、落下したボタン電池8の金属筐体が下方の電気回路に接触することがあり、装置内の他の回路をショートさせる虞があった。
そこで、監視制御装置1のサブラック5に組み込まれたプリント基板4からボタン電池8を交換する際には、専門作業員がサブラック5から1枚1枚プリント基板4を引き抜き、プリント基板4を水平にした状態でボタン電池8を交換し、再びプリント基板4をサブラック5に戻す作業が行われていた。このため、交換作業工数がかかると共に、プリント基板4の監視制御装置1からの引き抜きによる監視制御装置1の動作の中断が避けられなかった。
そこで、本発明は、監視制御装置に多数実装されたプリント基板上に設けられたボタン電池の交換を、監視制御装置からプリント基板を引き抜く必要が無く、かつ、ボタン電池の交換に際してボタン電池を誤って落下させる虞のないボタン電池ホルダを提供することを目的としている。
前記目的を達成する本発明のボタン電池ホルダは、プリント基板上に取り付けられる固定ホルダと、固定ホルダに抜き差し可能な移動ホルダとからなるボタン電池ホルダであって、固定ホルダは、移動ホルダを保持するための庇部を有する3枚の側壁部を備え、側壁部が無い部分がプリント基板に対して平行な方向に開口する開口部となっており、3枚の側壁部の下端部にそれぞれ少なくとも1個突設された脚部がプリント基板に設けられた取付孔に挿通されることによりプリント基板に取り付けられ、移動ホルダは、ボタン電池のプラス極を載置する底面と、ボタン電池の厚さよりも低い高さで底面の三方の辺に設けられた側壁と、底面から突出して底面に載置されたボタン電池を挿脱可能に係止する係止部材とを備え、移動ホルダがボタン電池を保持した状態で、ボタン電池のマイナス極をプリント基板側にして開口部から固定ホルダに挿入されて固定ホルダ内に収容された状態で、ボタン電池が前記プリント基板に導電可能な状態となることを特徴としている。
プリント基板上のボタン電池を交換する際、電池ホルダ毎に交換できるので、落としやすいボタン電池単体での交換を必要としないので、安全性、作業性が向上する。また、交換に際してプリント基板を監視装置から引き抜く作業が省かれるので、専門作業員が不要であり、ボタン電池交換時に監視装置の動作を止めることがないので、効率化を図ることができるという効果がある。
以下、添付図面を用いて本発明の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
図4(a)、(b)は本発明のボタン電池ホルダを構成する固定ホルダ10と、固定ホルダ10の内部に収容される移動ホルダ20の構成を示すものである。固定ホルダ10はプリント基板4に固定されて使用され、移動ホルダ20にボタン電池8が保持される。また、図5(a)、(b)には、図4(a)に示した固定ホルダ10が、プリント基板4に取り付けられた状態を正面から見た図と、平面視した図が示されており、図5(c)、(d)には、図4(b)に示した移動ホルダ20にボタン電池8が収容された状態が示されている。
まず、図4(a)、図5(a)、(b)を用いて、本発明の固定ホルダ10の一実施例の構成を説明する。固定ホルダ10は金属で構成され、プリント基板4の上に取り付けられて使用される。固定ホルダ10の下端部に複数個突設された脚部14が、プリント基板4の上に設けられた取付孔41に挿通されることにより、固定ホルダ10はプリント基板4の上に載置される。取付孔41の裏面側のプリント基板4には、図5(a)に示すようにランドパターン43があり、脚部14は半田42によってこのランドパターン43に半田付けされる。
固定ホルダ10には、3枚の側壁があり、側壁が無い部分がプリント基板4に対して平行な方向に開口する開口部19となっている。前述の脚部14は、これら3枚の側壁の下端部にそれぞれ少なくとも1個突設されている。3枚の側壁は、開口部19に対向する位置に設けられた突き当て壁11と、この突き当て壁11の両端に接続して平行に配置された対向壁12,13とから構成されている。
突き当て壁11の長さは、固定ホルダ10に収容するボタン電池8の直径よりも僅かに長い。また、対向壁12,13の突き当て壁11からの長さは同じでも良いが、この実施例では対向壁12がボタン電池8の直径と同じ程度に形成され、対向壁13がこれより長さLだけ短く形成されている。この理由は後述する。更に、対向壁12,13の所定の部位には、固定ホルダ10内への移動ホルダ20の挿入が完了した後に、移動ホルダ20が固定ホルダ10から容易に抜けないようにするためのロック機構を構成するロック孔18が設けられている。
更に、突き当て壁11と対向壁12,13の上部には、固定ホルダ10内に挿入される移動ホルダ20を保持するための庇部15,16,17が設けられている。この実施例では、庇部15,16,17によって移動ホルダ20プリント基板4側に付勢するようになっており、庇部15,16,17はバネ性を有するバネ部材で構成され、押え部となっている。従って、この実施例の庇部(押え部)15,16,17は、プリント基板4側が凸になるように湾曲する形状である。なお、固定ホルダ10が取り付けられるプリント基板4の、突き当て壁11と対向壁12,13に囲まれる部分には、ボタン電池に接触するためのランドパターン44が設けられている。
次に、図4(b)、図5(c)、(d)を用いて本発明の移動ホルダ20の一実施例の構成を説明する。移動ホルダ20も金属で構成され、プリント基板4の上に取り付けられた固定ホルダ10に挿入されて使用される。挿入された状態では、移動ホルダ20の筐体は、固定ホルダ10の筐体に電気的に接続する。移動ホルダ20は、ボタン電池8を、その一方の電極、この実施例では直径の小さいマイナス側の電極(マイナス極)、を露出させ、他方の電極、この実施例では直径の大きいプラス側の電極(プラス極)、は筐体に導通状態にして保持するように構成される。移動ホルダ20は、露出するボタン電池8のマイナス極側がプリント基板4側になるようにして固定ホルダ10に挿入される。
このため、移動ホルダ20には、ボタン電池8のプラス極を載置する底面(底板)25と、この底面25の周囲に設けられた第1から第3の側壁21,22,23と、底面25から突出し、底面25に載置されたボタン電池8が底面25から外れないように保持する係止片24、及び底面25からこの係止片24の突出方向とは反対方向に突出する少なくとも1つの取手26とがある。底面25の大きさは、ボタン電池8をガタつき無く収容できる大きさであり、ボタン電池8が底面25上に載置された状態で、第1から第3の側壁21,22,23がボタン電池8の周囲(プラス極)に接触することが望ましい。
また、第1から第3の側壁21,22,23の底面25からの高さは、ボタン電池8の厚さよりも低く形成してあり、ボタン電池8が底面25上に載置された状態で、ボタン電池8のマイナス極が第1から第3の側壁21,22,23の上端部から突出するようになっている。更に、係止片24は、第1の側壁21の方向に傾斜して底面25から突出しており、図5(d)に示されるように、底面25に載置されたボタン電池8が、移動ホルダ8を上下逆にしても底面25から外れないように保持するようになっている。係止片24の底面25からの高さがボタン電池8の厚さよりも低いことは言うまでも無い。
移動ホルダ20の底面25から係止片24の突出方向とは反対方向に突出する取手26は、この実施例では係止片24の両側に設けられており、移動ホルダ20を固定ホルダ10に挿入する際に移動ホルダ20を押し、固定ホルダ10から移動ホルダ20を取り出す時に移動ホルダ20を引き出すのに使用される。この実施例では、係止片24と取手26は、底面25を構成する底板を延長して折り曲げることによって形成されている。
更に、移動ホルダ20の第2と第3の側壁22,23の外側には、固定ホルダ10に設けられたロック孔18に対応するロック突起27が設けられている。ロック突起27は、移動ホルダ20が完全に固定ホルダ10の中に挿入された時に、ロック孔18に対向する位置に設けられている。そして、移動ホルダ20が固定ホルダ10内をスライドして移動する際に、ロック突起27が設けられた部分の第2と第3の側壁22,23が撓むように、第2と第3の側壁22,23のロック突起27の近傍は、切り欠き28によって第2と第3の側壁22,23が底面25と不連続になっている。
ここで、以上のように構成されてプリント基板4に取り付けられた固定ホルダ10に、ボタン電池8を収容した移動ホルダ20を取り付ける動作を、図6(a)から図7(a)を用いて説明する。前述のように、図5(c)、(d)に示したボタン電池8を収容した移動ホルダ20は、ボタン電池8のマイナス極が下を向くようにして固定ホルダ10に挿入される。
図6(a)は、ボタン電池8を収容した移動ホルダ10を、固定ホルダ10に挿入する前の状態を示すものである。ボタン電池8は、係止片24の作用により、移動ホルダ10の底板25を上側にしても、移動ホルダ20から外れて落ちることはない。移動ホルダ20は、固定ホルダ10押さえ部(庇部)15,16,17を押し上げた状態で固定ホルダ10内に挿入される。
図6(b)は、図6(a)に示した移動ホルダ20の先端部、ここでは第3の側壁23の先端部、が固定ホルダ10の対向壁12に係合した状態を示すものである。図5(b)に示したように、対向壁12は対向壁13に対して長さLだけ長いので、移動ホルダ20の固定ホルダ10への挿入時に、移動ホルダ20の第3の側壁23の先端部を、固定ホルダ10の対向壁12に先に係合させることができる。この結果、対向壁12をガイドとして移動ホルダ20を固定ホルダ10に挿入して行けば、移動ホルダ20の第2の側壁22の先端部を、固定ホルダ10の対向壁13にスムーズに係合させることができる。
図7(a)は、固定ホルダ10に移動ホルダ20が完全に収容された状態を示すものである。この状態では、固定ホルダ10のロック孔18に移動ホルダ20のロック突起27が没入しているので、固定ホルダ10に移動ホルダ20はロックされた状態にある。従って、移動ホルダ20は固定ホルダ10から簡単に抜けることはない。また、固定ホルダ10の庇部(押さえ部)15,16,17の作用により、移動ホルダ20はプリント基板4の方向に付勢されているので、移動ホルダ20に取り付けられているボタン電池8のマイナス極がプリント基板4の上にあるランドパターン44に接触した状態にある。更に、ボタン電池8のプラス極は、移動ホルダ20の筐体と固定ホルダ10の筐体を通じて図7(b)に示すように、ランドパターン43に電気的に接続している。
そして、本発明のボタン電池ホルダに収容されているボタン電池8を交換する際には、図7(b)に示すように、移動ホルダ20の取手26を指で摘んで引き出すことにより、ボタン電池8を保持した移動ホルダ20を、ボタン電池8を落下させることなく引き出すことができるので、プリント基板4を動作させたまま、メモリのバックアップ用のボタン電池のみを交換することができる。
以上説明した実施例のボタン電池ホルダは、ボタン電池8が比較的大きなタイプ、例えばCR−2025のように直径2cm程度のものに対して適しているが、ボタン電池8の大きさが小さい場合は、取手24を2箇所に設けることができない場合が生じる。この場合の実施例を図8を用いて説明する。
図8は、小さいボタン電池8S用の移動ホルダ20Sの構成を、ボタン電池8が大きいときの移動ホルダ20の形状と対比して示すものである。なお、小さいサイズの部材であって、前述の実施例と同じ部位を示すものには、符合の後にアルファベットSを付して区別し、その説明を省略する。図8に示すように、ボタン電池8に比べて直径が半分程度のボタン電池8Sでは、移動ホルダ20Sのサイズも小さい。このような場合、大きいサイズの移動ホルダ20と同様に取手26を形成すると、取手26のサイズが小さくなって指を引っ掛け難くなる。そこで、このような場合は、取手26Sの数を減らし、取り出しやすくする。その他の部材の形状は特に変形する必要はない。
図9は、本発明のボタン電池ホルダの他の実施例の固定ホルダ10Aの形状を示すものである。この実施例の固定ホルダ10Aが、前述の実施例の固定ホルダ10と異なる点は庇部15,16,17の形状である。前述の固定ホルダ10では、庇部15,16,17がバネ部材から構成されていたが、この実施例では、プリント基板4上に設けられた、ボタン電池のマイナス極に接触する電極板45に、バネ性を備えたバネ電極46が設けられているので、庇部15,16,17にはバネ性が不要となり、庇部15,16,17が単なる板部材から構成されている。移動ホルダ20の形状は前述の実施例と同様である。
以上、本発明のボタン電池ホルダとして、固定ホルダと移動ホルダが矩形状のものを説明したが、固定ホルダと移動ホルダの形状は矩形状に限定されるものではなく、円形でも構わない。また、固定ホルダと移動ホルダが金属製のものについて説明したが、ボタン電池のプラス極とマイナス極の電位が電気的に正常にプリント基板上の回路パターンに伝えられれば、固定ホルダと移動ホルダの材質は金属でなくても構わない。
以上、本発明を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本発明の容易な理解のために、本発明の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) プリント基板上に取り付けられ、前記プリント基板に対して平行な方向に開口部を有する固定ホルダと、
ボタン電池を、その一方の電極を前記プリント基板側に露出させ、他方の電極は外部に引き出し可能な状態で保持すると共に、前記固定ホルダの前記開口部から挿入して前記プリント基板上をスライドさせることにより、前記他方の電極が前記プリント基板に導電可能な状態で前記固定ホルダ内に収容される移動ホルダとから構成されることを特徴とするボタン電池ホルダ。(1)
(付記2) 前記固定ホルダが金属製であり、下端部に複数個突設された脚部が、前記プリント基板上に設けられたランドパターンに半田付けされて前記プリント基板上に固定されることを特徴とする付記1に記載のボタン電池ホルダ。(2)
(付記3) 前記固定ホルダは、前記脚部を備えた側壁部を備え、前記側壁部の上部には、前記固定ホルダ内に挿入された前記移動ホルダを前記プリント基板側に付勢するバネ部材が設けられていることを特徴とする付記2に記載のボタン電池ホルダ。(3)
(付記4) 前記側壁部は、前記開口部に対向する位置に設けられた突き当て壁と、この突き当て壁の両端に接続して平行に配置された対向壁とから構成され、
前記対向壁の前記突き当て壁からの長さは、一方が前記移動ホルダに収容されたボタン電池の直径と同程度に形成され、他方がこれより短く形成されていることを特徴とする付記3に記載のボタン電池ホルダ。(4)
(付記5) 前記移動ホルダが金属製であり、前記ボタン電池のプラス極を載置する底面と、前記底面の周囲に設けられた前記ボタン電池の厚さよりも低い高さを備えた側壁と、前記底面から突出し、前記底面に載置された前記ボタン電池が前記底面から外れないように保持する係止部材、及び前記底面から前記係止部材の突出方向とは反対方向に突出する少なくとも1つの取手部材とから構成されることを特徴とする付記1から4の何れかに記載のボタン電池用ホルダ。(5)
(付記6) 前記係止部材と前記取手部材とが、前記底面を構成する金属板の端部を折り曲げることによって構成されていることを特徴とする付記5に記載のボタン電池用ホルダ。
(付記7) 前記固定ホルダと前記移動ホルダに、前記固定ホルダ内に前記移動ホルダが完全に収容された状態で両者をロックするロック部材が設けられていることを特徴とする付記1から6の何れかに記載のボタン電池用ホルダ。
(付記8) 前記ロック部材が、前記移動ホルダの側壁に設けられた係止突起と、前記固定ホルダの前記側壁に対向する部位に設けられた係止孔とであり、前記係止孔に前記係止突起が係合することにより、前記固定ホルダと前記移動ホルダとがロック状態となることを特徴とする付記7に記載のボタン電池用ホルダ。
(付記9) 前記移動ホルダに設けられた側壁の前記係止突起が設けられた部分が、切り欠きによって前記底面と不連続になっていることを特徴とする付記8に記載のボタン電池用ホルダ。
(a)は、従来の用水路、或いはダムの水門制御用の監視制御装置を、前扉2が閉じられた状態で正面から見た斜視図、(b)は(a)の監視制御装置の前扉を開けた状態を示す斜視図である。 図1に示した監視制御装置のサブラックに収容される、プリント回路基板の一例を示す平面図である。 (a)から(c)は、図2で説明した電池ホルダにボタン電池を挿入する手順、及び取り出す手順を説明するものである。 (a)は本発明のボタン電池ホルダの固定ホルダを示す斜視図、(b)は(a)の雌部材に挿入される本発明のボタン電池ホルダの移動ホルダを示す斜視図である。 (a)は図4(a)に示した固定ホルダがプリント基板に取り付けられた状態の正面図、(b)は(a)の平面図、(c)は図4(b)に示した移動ホルダにボタン電池が収容された状態を示す斜視図、(d)は(c)の側面図である。 (a)は図5(a)、(b)に示したボタン電池を収容した移動ホルダを、ボタン電池を下側にして固定ホルダに挿入する前の状態を示す斜視図、(b)は(a)に示した移動ホルダの先端部が固定ホルダの一部に係合した状態を示す斜視図である。 (a)は本発明の固定ホルダに移動ホルダが完全に収容された状態を示す斜視図、(b)は(a)に示した移動ホルダが完全に収容された固定ホルダから、移動ホルダを引き出す状態を示す説明図である。 ボタン電池が小さいときの移動ホルダの形状を、ボタン電池が大きいときの移動ホルダの形状と対比して示す斜視図である。 本発明のボタン電池ホルダの固定ホルダの他の実施例の形状を示す斜視図である。
符号の説明
1 監視制御装置
4 プリント基板
8 ボタン電池
9 従来の電池ホルダ
10 固定ホルダ
11 突き当て壁
12,13 対向壁
15,16,17 庇部(押さえ部)
18 ロック孔
19 開口部
20 移動ホルダ
21,22,23 側壁
24 係止片
25 底面(底板)
26 取手
27 ロック突起
28 切り欠き
41 取付孔
43,44 ランドパターン
45 電極板
46 バネ電極

Claims (5)

  1. プリント基板上に取り付けられる固定ホルダと、前記固定ホルダに抜き差し可能な移動ホルダとからなるボタン電池ホルダであって、
    前記固定ホルダは、前記移動ホルダを保持するための庇部を有する3枚の側壁部を備え、前記側壁部が無い部分が前記プリント基板に対して平行な方向に開口する開口部となっており、前記3枚の側壁部の下端部にそれぞれ少なくとも1個突設された脚部が前記プリント基板に設けられた取付孔に挿通されることにより前記プリント基板に取り付けられ、
    前記移動ホルダは、ボタン電池のプラス極を載置する底面と、前記ボタン電池の厚さよりも低い高さで前記底面の三方の辺に設けられた側壁と、前記底面から突出して前記底面に載置されたボタン電池を挿脱可能に係止する係止部材とを備え、
    前記移動ホルダが前記ボタン電池を保持した状態で、前記ボタン電池のマイナス極を前記プリント基板側にして前記開口部から前記固定ホルダに挿入されて前記固定ホルダ内に収容された状態で、前記ボタン電池が前記プリント基板に導電可能な状態となることを特徴とするボタン電池ホルダ。
  2. 前記固定ホルダ及び移動ホルダが金属製であり、
    前記固定ホルダの脚部が前記プリント基板上に設けられたランドパターンに半田付けされて前記プリント基板上に固定され、前記移動ホルダが前記ボタン電池を保持した状態で前記固定ホルダ内に収容されると、前記ボタン電池のプラス極が前記ランドパターンに導電可能となり、
    前記移動ホルダの前記底面の前記庇部との接触、或いは前記側壁の前記側壁部との接触によって前記ボタン電池のプラス極が前記固定ホルダに電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載のボタン電池ホルダ。
  3. 前記庇部がバネ部材から構成され、前記移動ホルダが前記ボタン電池を保持した状態で前記固定ホルダ内に収容されると、前記庇部が前記移動ホルダを前記プリント基板側に付勢し、前記ボタン電池のマイナス極を前記プリント基板にあるランドパターン接触させることを特徴とする請求項2に記載のボタン電池ホルダ。
  4. 前記側壁部は、前記開口部に対向する位置に設けられた突き当て壁と、この突き当て壁の両端に接続して平行に配置された対向壁とから構成され、
    前記対向壁の前記突き当て壁からの長さは、一方が前記移動ホルダに収容されたボタン電池の直径と同程度に形成され、他方がこれより短く形成されていることを特徴とする請求項3に記載のボタン電池ホルダ。
  5. 前記移動ホルダが更に、前記底面から前記係止部材の突出方向とは反対方向に突出する少なくとも1つの取手部材を備えることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のボタン電池用ホルダ。
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