JP5174334B2 - 複数の電子取引システム間の注文回送処理システム - Google Patents
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米国の金融市場における歴史的背景
金融先進国である米国では、ニューヨーク証券取引所(NYSE:New York Stock Exchange)と店頭市場であるNASDAQ(全国証券業協会相場伝達システム:National Association of Securities Dealers Automated Quotations)が2大市場となっている。
PTSは、1960年代に米国において、機関投資家間を接続したインスティネットから始まった。米国では、1960年代に機関投資家が台頭して証券の大口取引が増大する一方、NYSEに対する固定手数料(取引コスト)への不満があった。そこで、NYSEを通さずに大口取引を独自の電子的な処理による取引システムで処理すべく、機関投資家間を接続した私設取引システム(PTS)としてインスティネットが立ち上げられた。
1990年代に入ると、NASDAQの取引が急増し始めた。但し、NASDAQには、マーケットメイカーからの気配が提示されるのみであって、注文を執行及びプールする機能がなかった。そこで、NASDAQでは提供されない注文執行等の機能を補完する目的で、同一市場銘柄に対する取引執行と注文管理を電子的に行うアーキペラゴ等の電子証券取引ネットワーク(ECN:Electronic Communications Network)が台頭した。
この頃より、PTSやECNのような、証券取引を電子的に行うシステムは、代替的取引システム(ATS:alternative trading system)と呼ばれるようになった。各ATSは、即時約定や有利な取引価格、取引コスト面等、競争力あるサービスを提供し、店頭取引におけるシェアを伸ばすようになった。そして、買収・合併を繰り返して巨大化していった。
なお、ECNは取引所に類似する機能を有するものの、ECNに対する上場審査と自主規制がないことから、自主規制等についての問題が浮上した。
これに対し、NASDAQは、2002年に、ATSへの対向策として電子注文板(スーパーモンタージュ)を導入した。
そこで、投資家の信用を取り戻すべく、NASDAQを含め証券取引に関して投資家保護のためのNMS規制が設けられた。これは、投資家に有利となるように、一番有利な価格、時間にて注文の執行を義務付けるものであった。
このように、NMS規制を契機として、ATSとNYSE・NASDAQ等の取引所とは、競合関係から協調関係へと変貌していった。
現在、日本における証券取引は、東京証券取引所(東証)へ一極集中している。
従来、日本の証券取引には、証券取引法の規定に従って非営利の会員で組織された全国9カ所の証券取引所において上場証券の売買を行うことを義務付ける取引所集中義務が課せられていた。そして、各証券取引所が開設する市場のみが唯一の有価証券市場とされ、店頭市場には証券取引所を補完する役割しか与えられていなかった。
そこで、その改善策として、2005年4月に証券取引所と同等の価格形成機能を持つ「競売買(オークション)方式」がPTS業務に認められた。
そして、今後の日本の証券取引における注文処理は、さらに電子化し、PTSが増加していくことが予測される。
板寄方式とは、大量注文をまとめ、価格優先に従い、優先度の高い注文から処理し決められた時間に1本の共通する価格を決定(約定)する方式をいう。
また、ザラバ方式とは、板寄により決定された値段を基準とし、売りと買いの注文の競争により、注文単位で対当するものを約定させていく方式をいう。
ところで、現在の日本におけるPTSは、一般に市場としては小規模であり、かつそれぞれ単独で存在している。このため、注文数が少なく、効率的な約定処理を行うことができず、また、各電子取引システムにおける類似銘柄の注文間に価格的な乖離が発生し易い等の、流動性が少ないことを原因とする問題により、取引市場として要求される正当な価格の形成が行われ難い状況にある。そもそも、電子取引システムの数が非常に少なく、電子取引システム自体が有効に機能する状況にない。
しかし、その電子取引システムの注文数が少ないことを原因として流動性が不足するため、各電子取引システムにおいて、価格形成を正常に行うことができず、各電子取引システム間での注文状況や取引価格に乖離が生じてしまう。
図6に示すように、東京証券取引所では、大口の買い注文、大口の売り注文、小口の買い注文、小口の売り注文に関し、十分な注文量があるため、流動性が確保されて公平な価格形成が行われる。
このような場合、各電子取引システムA,Bのそれぞれで十分な注文数がないため、約定数が下がってしまい、流動性が確保できない。その結果、各電子取引システム間で価格形成に乖離を生じてしまうことになる。
この売りと買いの価格差をスプレッドといい、手数料として収益化される。この方式による担当の証券会社のことをマーケットメイカーと呼ぶ。顧客の注文の相手は、マーケットメイカーとなる。顧客はマーケットメイカーの提示する価格で約定することになる。
また、各市場の価格の乖離に対しては、価格変動差を収益化するために、裁定取引という形式でもって自己が介在し、割高のものを売り、割安なものを買うという処理が同時に行われる。ただし、裁定取引は流動性を形成するためのものでなく、流動性は、マーケットメイカーが、自ら担当する銘柄の売りと買いを責任をもって実施することで確保するようにしている。
図8の例では、ある同一銘柄Aについて、電子取引システムA〜Eごとに当該マーケットメイカーが売りと買いの気配を表示している。NASDAQではこれら各電子取引システムA〜Eの気配を統合して、最優良の気配等の情報を表示する。図8の例では、売りについては電子取引システムDのマーケットメイカーが提示した気配値、買いについては電子取引システムAのマーケットメイカーが提示した気配値がそれぞれ最良値となっている。
このように、NASDAQでは、各電子取引システムのマーケットメイカーが提示する気配を統合して表示することで、流動性と価格形成を確保することができるようにしている。
しかも、個々の電子取引システムは、気配報告に性能差があり、統合的に管理されていない。このため、気配報告はあくまで目安にしかすぎず、顧客の注文をどの電子取引システムに回送すれば良いのかを明確に判断できない。
ここで、市場、もしくは電子取引システム間が相互に接続することによって流動性を確保する方法も考えられるが、各市場間は互いに競合しているため、自らの注文を外部に出し難い状況にある。そして、流動性をあげるための手法として、各電子取引システムを接続するのではなく、合併という手法をとっているのが現状である。
注文回送部1bは、一元管理されている各電子取引システムA〜Fからの注文についてのリアルタイムの価格情報を用いて、各電子取引システムA〜Fのうち、相互に最適(最も優位)な条件で注文を処理可能な売り注文側と買い注文側の電子取引システム同士を判別し、判別した電子取引システムのうちのいずれか一方の電子取引システムの注文を、他方の電子取引システムに回送するように構成されている。
注文調整リスク管理部1cは、注文調整によるリスクの発生が起こらないように、各電子取引システムA〜Fからの約定を自動的に管理するように構成されている。詳しくは、夫々の電子取引システムA〜Fからの約定を自動的に管理し、注文調整部1aにより買い注文側と売り注文側の双方の前記電子取引システムに対して自動的に発注された、当該注文の調整を行うための買い注文及び売り注文について、売り注文側と買い注文側のうちの一方の側の電子取引システムでは当該注文の調整を行うための買い注文又は売り注文が約定し、売り注文側と買い注文側の他方の電子取引システムでは当該注文の調整を行うための買い注文又は売り注文が約定できない状況になったとき即座に、事前に設定しておいた反対売買を行うための条件に基づき、約定できない当該注文の調整を行うための買い注文又は売り注文の価格訂正を自動的に行い約定させて、注文調整部1aにより自動的に発注された当該注文の調整を行うための売り注文及び買い注文のリスクヘッジを行うように構成されている。
内部者チェック部1dは、電子取引システムの注文に顧客識別データが付加されているとき、注文回送部1bによる当該注文の調整を行うための買い注文及び売り注文の回送に先立ち、顧客取引における内部者であるか否かのチェックを行い、内部者である場合にはその注文の発送元の電子取引システムにエラー情報を返送するように構成されている。
発注は、2つ以上の売り注文側と買い注文側の電子取引システムについて行い、同一もしくは類似銘柄の比較を行い、売りと買いの注文について、割高の注文と割安の注文を判断する。
そして、割高な買い注文のある電子取引システムには売り注文を作成し、割安な売り注文のある電子取引システムには買い注文を売り注文と同数作成する。
また、本実施形態の注文回送システム1は、注文調整リスク管理部1cを介して夫々の電子取引システムからの約定を自動的に管理し、注文調整によるリスクの発生が起こらないように、自動的に約定管理を行う。
例えば、仮に、売り注文側と買い注文側のうちの一方の電子取引システムでは当該注文の調整を行うための買い注文又は売り注文が約定し、売り注文側と買い注文側のうちの他方の電子取引システムでは当該注文の調整を行うための買い注文又は売り注文が約定できない状況になった場合でも、反対売買を行う条件を事前に設定しておき、即座に、その事前に設定しておいた反対売買を行うための条件に基づき、約定できない当該注文の調整を行うための買い注文又は売り注文の価格訂正を自動的に行い約定させるか、もしくは当該注文を取り消して、約定可能な別の電子取引システムに当該注文を回送し約定させことによって、注文管理部1aにより自動的に生成・発注された当該注文の調整を行うための売り注文及び買い注文のヘッジを自動的に行う。
なお、作成した当該注文は、自動発注のため、自己取引として扱う。発注元からの注文は、委託取引として行う。
即ち、各電子取引システムA〜F間において、同一銘柄についての価格差がなくなり、いずれの市場においても同一の価格形成が行われることになるため、いずれの電子取引システムにおいても顧客は有利な条件で発注・約定を行うことができ、顧客保護の問題が改善する。
本実施形態の注文回送システム1では、各電子取引システムA〜Dに接続し、図2に示した注文調整部1aを介して、各電子取引システムA〜Dから送られてくるリアルタイムの価格情報を一元管理することにより、電子取引システムCが割安な売買注文の市場であって、電子取引システムDが割高な売買注文の市場であることが認識できる。そこで、図3に示すように、割安な売買注文となっている電子取引システムCに対しては自ら買い注文を発注し、割高な売買注文となっている電子取引システムDに対しては自ら売り注文を発注する。
このようにすることにより、各電子取引システムA〜Dにおける注文の流動性が改善されるとともに、各電子取引システムA〜D間における価格乖離が改善される。
例えば、同一銘柄Aに対する売買の注文が2つの電子取引システムA,Bにおいて、図4に示すような注文状況にある場合を想定する。
図4の例では、電子取引システムAでは、売り気配が178円、買い気配が170円、電子取引システムBでは、売り気配が186円、買い気配が181円であって、それぞれ単独では取引が成立しない状況にある。
このような場合に、本実施形態の注文回送システム1では、図2に示した注文調整部1aが電子取引システムA,Bから送られてくるリアルタイムの価格情報、即ち、売り買い別にまとめた注文の板を集約するようにして一元管理する。
そして、図4の例の場合は、電子取引システムAにおいて178円及び180円の売り注文に対しては、それらの売り注文の価格以上の買い注文が発注されている電子取引システムBが最適(最も優位)な条件で注文を取引可能な電子取引システムであり、また、電子取引システムBにおいて181円の買い注文に対しては、それらの買い注文の価格以下の売り注文が発注されている電子取引システムAが最適(最も優位)な条件で注文を取引可能な電子取引システムであることが認識できる。
図5の例では、発注元は電子取引システムDである。注文回送システム1では、各電子取引システムA〜Dに接続し、図2に示した注文調整部1aを介して、各電子取引システムA〜Dから送られてくるリアルタイムの価格情報を一元管理することにより、電子取引システムAが割安な売買注文の市場であって、電子取引システムB,Cが割高な売買注文の市場であることが認識できる。そこで、本実施形態の注文回送システム1は、図2に示した注文回送部1bを介して、図5に示すように、割安な売買注文となっている電子取引システムAに対しては発注元である電子取引システムDからの買い注文を回送し、割高な売買注文となっている電子取引システムB,Cに対しては電子取引システムDからの売り注文を回送する。
詳しくは、本実施形態の注文回送システム1では、各電子取引システムの開設者が証券会社である場合、その証券会社に対し注文の際に顧客情報を設定してもらい、その情報に基づき、図2に示した内部者チェック部1dが、内部者情報のチェックを自動的に行うようにしている。
このようにすれば、本実施形態の注文回送システム1の内部者チェック部1dが、発注元となる電子取引システムを開設する証券会社の管理責任の内部者チェックの負担を分担できることになる。また、本実施形態の回送システム1の提供者だけがデータバンク等からの内部者情報を購入すれば、各電子取引システムを開設する証券会社は、個別にデータバンク等からの内部者情報を購入することなく高精度で信頼性の高い内部者管理ができる。
このため、電子取引システムA〜Fを開設する中小の証券会社は、内部者チェックの負担から開放されて、営業に専念でき、非常に大きなコスト削減のメリットを享受できる。
注文回送システム1は、図2に示した内部者チェック部1dを介して当該注文に付加された個人の識別情報が事前に登録されている内部者情報に合致するか否かをチェックし、合致する場合は、発注元にエラー情報を返送する。なお、エラー情報を受信した発注元は、その顧客に問題がない場合は、注文データに内部者としての問題がない旨を付加・指定して再度発注すると、注文回送システム1は、当該注文を最適市場(電子取引システム)に回送する。また、注文回送システム1は、当該注文の処理を電子的に自動記録する。
また、本実施形態の注文回送システム1は、流動性の確保を目的とするものであって裁定取引を目的とするものではないため、収益化に結びつかない場合でも流動性を確保するために注文の相互発注を行うように構成されている。
また、本願において、類似商品とは、同一銘柄であるが、受渡日が異なる等、取引される商品は同じであるが、取引全体として若干の性質が異なるもの、もしくは、取引される商品に類似的要素があるもの全般をいう。
当日が配当等の権利落ち日であった場合に、約定が当日か翌日かで権利修正による株価形成が異なる。但し、銘柄は同じであるため、注文回送システム1において、権利修正を考慮した株価を設定することにより、AシステムとBシステムとの間の価格差を発見し、価格修正を考慮して相互の注文の回送を行うことができるようにする。
しかるに本実施形態の注文回送システム1において、上述のように発注・回送できる範囲を類似範囲とすれば、それぞれに特徴のある電子取引システム間を接続することによって、流動性を発見し、又は、流動性を自動的に作成することができる。
しかし、それでは、個々の電子取引システム同士を回線で接続するために多くの回線が必要となる。しかも、最適な情報を得るためには、互いに他の全ての個々の電子取引システムの情報をチェックし、比較検討しなければならず、操作が非常に煩雑化してしまう。
また、個々の電子取引システムごとに、内部者の確認が必要となり、内部者管理のコストが高くついてしまう。また、十分な内部者管理をしていない電子取引システムが混在する可能性もあり、取引の公正性、信頼性が十分には得られない。
1a 注文調整部
1b 注文回送部
1c 注文調整リスク管理部
1d 内部者チェック部
Claims (3)
- PTS(私設取引システム)や証券取引所システム、競売買方式で取引を行う証券取引用の複数の電子取引システムと接続する、コンピュータを用いて構築された電子処理システムであって、
前記コンピュータを、
該コンピュータと接続した複数の前記電子取引システムからの注文についてのリアルタイム価格情報を一元管理し、一元管理している前記各電子取引システムからの注文についてのリアルタイム価格情報を用いて、相互に対当条件を満たす前記電子取引システム同士における他の電子取引システムからの注文と比較して割高の買い注文と他の電子取引システムからの注文と比較して割安の売り注文を判断し、割高な買い注文のある前記電子取引システムに対しては売り注文を自動的に発注するとともに、割安な売り注文のある前記電子取引システムに対しては買い注文を自動的に発注して前記電子取引システム間における注文の価格の乖離を調整する注文調整手段と、
前記注文調整手段により一元管理されている前記各電子取引システムからの注文についてのリアルタイム価格情報を用いて、相互に最も優位な条件で注文を処理可能な売り注文側と買い注文側の電子取引システム同士を判別し、判別した前記電子取引システムのうちのいずれか一方の前記電子取引システムの注文を、他方の前記電子取引システムに回送する注文回送手段と、
夫々の前記電子取引システムからの約定を自動的に管理し、前記注文調整手段により買い注文側と売り注文側の双方の前記電子取引システムに対して自動的に発注された、当該注文の調整を行うための買い注文及び売り注文について、売り注文側と買い注文側のうちの一方の側の前記電子取引システムでは当該注文の調整を行うための買い注文又は売り注文が約定し、売り注文側と買い注文側のうちの他方の前記電子取引システムでは当該注文の調整を行うための買い注文又は売り注文が約定できない状況になったとき即座に、事前に設定しておいた反対売買を行うための条件に基づき、約定できない当該注文の調整を行うための買い注文又は売り注文の価格訂正を自動的に行い約定させるか、または当該注文を取り消して、約定可能な別の前記電子取引システムに当該注文を回送し約定させて、前記注文調整手段により自動的に発注された当該注文の調整を行うための売り注文及び買い注文のリスクヘッジを行う注文調整リスク管理手段、
として機能させるためのプログラムを該コンピュータに有することを特徴とする複数の電子取引システム間の注文回送処理システム。 - さらに、前記コンピュータを、
前記電子取引システムの注文に顧客識別データが付加されているとき、当該注文の回送に先立ち顧客取引における内部者であるか否かのチェックを行い、内部者である場合には当該注文の発送元の前記電子取引システムにエラー情報を返送して、顧客取引における内部者であるか否かのチェックを行う内部者チェック手段として機能させるためのプログラムを該コンピュータに有することを特徴とする請求項1に記載の複数の電子取引システム間の注文回送処理システム。 - 前記各電子取引システムとの間で注文を回送するためのインターフェースが設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の複数の電子取引システム間の注文回送処理システム。
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