JP5173100B2 - 無線個人的ディジタル補助装置における英数字住所録変換の方法及び装置 - Google Patents

Description

【０００１】
発明の分野
本発明は、全般的に見て無線通信の分野に関し、より明確には無線通信装置における住所録の中での英数文字を変換することに関する。
【０００２】
背景
無線通信の分野は、例えば、コードレス電話機、ページング、無線ローカルループ、及び衛星通信システムを含む多くの用途を持つ。特に重要な用途は、移動加入者のための個人通信サービス（ＰＣＳ）をも含むセルラ電話システムである。
【０００３】
セルラ電話機のような無線通信装置は、従来の電話システムの取替え品として広く使用されている。以下、術語セルラは、どのような無線通信装置を参照するのにも使用されるだろう。従来の電話機の取替え品の役目をするのに加えて、無線通信装置は可搬性という利点を提供し、こうして、事実上地上のどのような二場所間でも、ユーザが無線通信リンクを確立することを可能にする。
【０００４】
従来の音声通信に加えて、無線通信装置は、又、ボイスメール、音声伝言、及び自動コールバック通知のような特徴を備える。コールバック通知は、呼の返答処理を簡単化するために、発呼者にその電話番号を自動的に送信させる。例えば、無線電話機のユーザは、意図する受取人によって受信されない呼（発呼側）を発してもよい。伝言は、意図する受取人（被呼側）に向けて発せられてもよく、且つ、発呼者の移動識別番号に相当する“コールバック番号”を含んでもよい。伝言受取人は、コールバック番号を使用して、無線通信装置を用いて通信リンクを容易に確立するかも知れない。
【０００５】
スリーウェイコーリング（ｔｈｒｅｅ‐ｗａｙ ｃａｌｌｉｎｇ）のような他の特徴も、又、従来の通信装置を使用して、容易に実施される。無線通信装置のユーザは、無線通信装置の中の電話帳蓄積部位から、蓄積されている電話番号を選択することによって、１番目の通信リンクを確立してもよい。１番目の通信リンクが確立されるとき、ユーザは、２番目の目的地電話番号を手動入力することによって、又は、電話帳蓄積部位から２番目の目的地電話番号を選択することによって、２番目の通信リンクを確立する。
【０００６】
追加の特徴のグループは、登録簿サービスを含む。典型的なサービスは、電話帳の一部として、メモリに蓄積し且つ蓄積された電話番号をダイアルすることを備える。このような電話番号は、典型的に、英数文字列によって表される名前に関係がある。一部の例において、伝統的な登録簿サービスは不充分である。例えば、英数字列によって表すことがでる電話番号を入力するとき、ユーザは、ダイアルするか又は電話帳に番号を記入するか、そのどちらかのときに、幾度も手動的に英数字列を数字列に翻訳しなければならない。必要とされるものは、最小限の難事で、英数字列を自動的に翻訳し且つダイアルすることに備える機構である。
【０００７】
発明の概要
本発明の好ましい実施形態は、無線通信装置に、ダイアルするために英数文字を数文字に具合よく変換させるための、システム及び方法を目指す。住所録電話記載項目に取っておかれたどのような英数文字も、ダイアルするときには、電話番号同等物に自動的に変換されるだろう。例えば、蓄積された番号の１‐８００‐２ＥＵＤＯＲＡは、ダイアルするときには、１８００２３８６７２と見做される。ユニットは、文字と非整数（ｌｅｔｔｅｒｓ ａｎ ｎｏｎ ｉｎｔｅｇｅｒｓ）をダイアルするための番号に変換する英数文字数文字変換器（Ａｌｐｈａｎｕｍｅｒｉｃ ｔｏ Ｎｕｍｅｒｉｃ Ｃｏｎｖｅｒｔｅｒ）へのメモリからの入力を受入れる。変換された番号は、それから非定義文字を除去する非定義文字フィルタを通り抜ける。出力はそれから表示装置へ送出され、そこでは、無線通信装置が意図する番号をダイアルする前に、選択的確認ステップが行われる。
【０００８】
装置は、更に、無線通信装置の一部として、個人的ディジタル補助装置（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ）（ＰＤＡ）を含んでもよい。ユニットは、ＰＤＡ表示装置上に際立っているメモリからの入力を受入れる。前の実施形態におけるように、ユニットは、文字と非整数をダイアルする番号に変換する英数文字数文字変換器への、メモリからの入力を受入れる。変換された番号は、それから非定義文字を除去する非定義文字フィルタを通り抜ける。出力はそれから表示装置へ送出され、そこでは、無線通信装置が意図する番号をダイアルする前に、選択的確認ステップが行われる。
【０００９】
本発明は、又、電子メール宛先又はインターネットサイトへ接続するために使用されるユニフォームリソースロケータ（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒ）のような、目的地宛先として際立ったテキストを扱うことを目的とする。
【００１０】
本発明の実施形態は、更に、次の図面を参照して記述されるだろう。
【００１１】
好ましい実施形態の詳細な説明
発明に従うマイクロプロセッサに基礎を置く電話システムの実施がここに示されている。図は例として自動車セルラ電話機を使用するが、発明が事実上どのような通信システムにおいても実施することができることは、技術的に習熟した人達によって理解されるだろう。
【００１２】
図１は、フラッシュメモリ（ＦＬＡＳＨ ｍｅｍｏｒｙ）のように適当な場所に又は電気的に消去可能でプログラム可能な読出し専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ、図示せず）に蓄積された、唯一の移動識別番号（ＭＩＤ）を持つ移動局１０２を含む典型的な無線電話システム１００を例示する。この種類の電話ユニットは技術的には良く周知であり、且つ、発明への理解を援助するためにのみここに十分に詳しく記述されている。移動局１０２は、ページング、信号及び音声／データチャンネルを介し、アンテナ１１０を通してセルサイト１１１と通信する。セルサイト１１１（２つが例示されている）は、無線リンク又は陸線を介して移動端末交換局（Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｒｍｉｎａｌ Ｓｗｉｔｃｈｉｎｇ Ｏｆｆｉｃｅ）（ＭＴＳＯ）１１２へ、且つ、それから大容量陸線又は同様な接続を介して公衆交換電話網（Ｐｕｂｌｉｃ Ｓｗｉｔｃｈｅｄ Ｔｅｌｅｐｈｏｎｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ）（ＰＳＴＮ）１１２Ａへ通信する。
【００１３】
このような移動局は、典型的には可搬型の装置であるが、歴史的には自動車に関連していた。しかしながら、中に記述されている実施形態は、可搬型か、移動型か、場所固定型か又はこれらのどのような組合せあろうとも、どのような無線装置にも適用される。
【００１４】
今、図２を参照すると、電話ユニット１０２はキーパッド１０５を持つハンドセット１０４を含み、等価的には、キーパッド１０５はハンドセットから分離して設けられることができるだろう。ハンドセット１０４の中に搭載されているように示されているごとく、スピーカ１０６とマイクロホン１０７も又電話ユニット１０２に含まれるが、これらのどちらか又は両方は、分離して（例えば、電話扱者のヘッドセットに又は壁取付けに）又は近似的に一緒に（例えば、ウォーキートーキー又はスピーカホン形式に）、のどちらかのやり方で、等価的にハンドセットから離れて搭載されることができる。それは、もし、キーパッド１０５、スピーカ１０６、及びマイクロホン１０７が全てハンドセット１０４から離れて設けられていても、ハンドセットがなくても済ますことができるということは、普通習熟している人達にとっては明白であろう。
【００１５】
その上、ソフトキー（ｓｏｆｔ ｋｅｙ）に関しては、又、事前定義機能、表示装置スクリーンから選択されたメニュー、選択可能なアイコン又はどのような他の型の入力も表すためにプログラム可能であるスマートキー（ｓｍａｒｔ ｋｅｙ）に等価であるように意図されている。
【００１６】
図３は、本発明の実施形態の機能ブロック図を例示する。装置３００は、電話装置をダイアルするために英数文字を数文字に変換するための機構を含む。随意選択の入力／出力装置３０４は、内部のメモリセグメント３０８と双方向に接続される。入力セグメント列を含む内部のメモリセグメント３０８は翻訳するための英数文字数文字変換器３１２に作動的に接続される。英数文字変換器３１２は、翻訳されたセグメント列から非定義文字を振リ落すためのフィルタ３１６に作動的に接続される。文字フィルタは、ダイアルするための翻訳された番号を観察するために表示装置３２０に動作可能に接続され、又、翻訳された番号をダイアルするためにダイアラ３２４に接続される。入力／出力装置３０４は表示装置３２０を含んでもよいことに注目されたい。
【００１７】
装置３００の動作は、今、更に詳細に論議されるだろう。本発明の一実施形態においては、入力／出力装置３０４は、現在、京セラ無線株式会社（Ｋｙｏｃｅｒａ Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）によって製造され、且つ販売されている、ＱＵＡＬＣＯＭＭ（登録商標）ｐｄＱ^ＴＨスマートホンに見出されるように、入力タッチスクリーン表示装置を含む。ｐｄＱ^ＴＭについての背景は、この出願提出の日までに、ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｋｙｏｃｅｒａ−ｗｉｒｅｌｅｓｓ．ｃｏｍ／ｐｄｑ／ｉｎｄｅｘ．ｈｔｍｌに見出されるかも知れない：そして、それは、参照としてここに組み入れられている。入力／出力３０４は、又、標準タッチパッド及び／又は音声入力／出力のためのマイクロホンスピーカ結合を随意に含む。ユーザは、ユーザキーパッドによって、英数文字を無線装置３００に選択して入力する。このようなキーパッドは、アルファベットが数字キーの組に割当てられた従来の電話機上に見出されるキーパッドの性質に似ている。例えば、Ａ、Ｂ及びＣは、従来のキーパッド上の数字２に割当てられる。Ｄ、Ｅ及びＦは、数字３に割当てられる等である。英数文字の列は、キーパッド又は外部のキーボードによって入力される。本発明の実施形態においては、電話番号をダイアルするときのように、３２文字を超えるどのような入力も短縮される。
【００１８】
ＱＵＡＬＣＯＭＭ（登録商標）ｐｄＱ^ＴＨスマートホンに見出されるような表示装置を使用するとき、ユーザは表示装置から英数テキスト列を選択する。ユーザは、表示装置メニューからダイアラアイコンを選択することによってダイアラ機能を実行する。キーパッドと表示装置の両方の場合において、システムは、それから、変換器３１２における英数字列の数字列への変換を開始する。
【００１９】
英数字列をメモリセグメント３０８に入力してもよい多くの方法があることに注目されたい。英数字列は音声のテキストへの変換の結果であるかも知れないし、外部の分離した源からの、又は、幾つかの他の内部若しくは外部の源からの、電気的、赤外線的又は光量子的信号の物理的交換の結果であるかも知れない。その上、英数字列は、表示装置上に見出されるテキスト列の一部を際立たせることによって、表示装置から選択されるかも知れない。テキストの部分は書かれたテキストファイルの一部であるかも知れないし、又は、外部の源に接続されている間にブラウザから検索されたテキスト若しくは他の入力からのものかも知れない。テキストは、受信されるか無線装置へ転送される電子メール若しくはアタッチメントの一部であるか又はその中に見出されるものかも知れない。もしそうでなければ、テキストは、個人的ディジタル補助装置（ＰＤＡ）を使用している間に見出されるテキスト又は文字セグメントのどの一部であってもよい。
【００２０】
次に、変換された列は変換器３１２から文字フィルタ３１６へ通る。文字フィルタ３１６は、そのパラメータの中に定義されていなかったどのような文字も取り外す。これらの文字は、電話番号を書くときに数字のグループを分離するために従来使用された“‐”（ダッシュ）文字を含んでもよいが、この文字には限定されない。
【００２１】
文字フィルタ３１６の出力は、次に、ユーザからの確認後、同時又は連続的のどちらかで観察するために表示装置３２０へ、およびダイアラ３２４へ送出される。本発明の実施形態においては、電話番号をダイアルするときのように、３２文字を超えるどのような入力も短縮される。
【００２２】
図４は、本発明の実施形態の動作の方法をフローチャート形式に例示する。処理は開始（ＳＴＡＲＴ）と明示されたステップ４０５で開始する。フロー制御はステップ４１０に移り、そこでは、ユーザはグラフィティインタフェース（Ｇｒａｆｆｉｔｉ ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）を介して、自動ダウンロードによって又は手動入力によって、ユニットの面上のキーによって情報をユニットにダウンロードする。グラフィティインタフェースは、タッチスクリーン上に特殊化されたアルファベットで書くために尖筆を使用する。インタフェースソフトウェアは、特殊化されたアルファベットで手書きされた筆跡をユニットによって可読なフォーマットに翻訳する。入力は、こうして、ステップ４１５においてメモリに蓄積される。
【００２３】
ステップ４２０において、英数字数字変換器３１２は、適当な文字を無視し、且つ、残りをダイアルのための数字番号に変換する。ステップ４２５において、非定義文字は、その次に翻訳された番号から剥ぎ取られる。翻訳された番号はステップ４３０において表示され、一方において、制御がステップ４４０の終了（ＥＮＤ）を通る前に、ステップ４３５において番号がダイアルされる。
【００２４】
データ情報は個人的情報マネージャ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｍａｎａｇｅｒ）（ＰＩＭ）に蓄積されるかも知れない。このようなＰＩＭは、パーソナルコンピュータ上に常駐のソフトウェアプログラムの形式のものであってもよいし、又は、個人的ディジタル補助装置（ＰＤＡ）に見出されるプログラムに組み入れられた形式をとってもよい。ＰＩＭ及びＰＤＡは、典型的には、組織化した道具として使用され、且つ、典型的にはスケジュール及び宛先（接触）情報を含む。ＰＩＭ／ＰＤＡは技術的に周知であり、且つ、ここで更に詳細に論議する必要はない。このようなＰＩＭ／ＰＤＡは、電話機に一体であってもよいし、又は、直接的な物理的接続、無線周波数（ＲＦ）接続若しくは赤外線（ＩＲ）接続を含む多くの方法で、電話機と作動的に接続されてもよい。
【００２５】
ユーザの電話機は、連続的か又は周期に基づくかのどちらかで、ＰＩＭ／ＰＤＡと同期させられてもよい。例えば、ユーザはそのスケジュールの接触簿部分をＰＩＭ／ＰＤＡから電話機に入力するだろう。
【００２６】
本発明の種々の実施形態及び本発明の諸利点が以上の記述で示されたが、前の記述はただ単に例示的であり、且つ、変更が詳細に行われるかも知れないにしても、それは本発明の広い原理の中に留まるものであるということが理解されるべきである。例えば、本特許請求の範囲の発明は、電話帳を更新できるどのような装置にも適用され、且つ、無線通信装置には限定されないということに注目すべきである。それ故に、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】 現在の発明の実施形態が動作する無線電話システムを例示する。
【図２】 現在の発明の実施形態が動作する無線電話ユニットを例示する。
【図３】 本発明の特定の実施形態を機能ブロック図に例示する。
【図４】 本発明の実施形態の動作の方法をフローチャート形式に例示する。
【符号の説明】
１００…無線電話システム １０２…移動局 １０４…ハンドセット １０５…キーパッド １０６…スピーカ １０７…マイクロホン １１０…アンテナ １１１…セルサイト １１２…移動端末交換局 １１２Ａ…公衆交換電話網 ３００…無線装置 ３０４…出力装置 ３０８…メモリセグメント ３１２…英数文字数文字変換器 ３１６…文字フィルタ ３２０…表示装置 ３２４…ダイアラ

Claims (16)

1. 無線伝送を送信し且つ受信するためのトランシーバ、
   入力と出力を受入れるための入力／出力装置、
   少なくとも１つの目的地の情報を含む住所録のデータを、予め蓄積するためのメモリ、
   意図された伝送のためにトランシーバに対する目的地番号を受入れるためのダイアラ、
   前記住所録のデータに含まれる事前識別されたデータに基づく文字列の各文字を前記ダイアラのために数字に翻訳するプロセッサ、及び
   事前決定と非定義の両方がされた文字を前記翻訳された数字から振り落すためのフィルタ、
   を含む無線個人的ディジタル補助通信装置。
2. 前記目的地番号は電話番号である請求項１の無線通信装置。
3. 前記目的地番号はインターネット宛先である請求項１の無線通信装置。
4. 前記目的地番号はユニフォームリソースロケータの形態である請求項３の無線通信装置。
5. ダイアルする前に目的地番号を確認するための入力機構を更に含む請求項２の無線通信装置。
6. 前記事前決定された文字は“−”を含む請求項５の無線通信装置。
7. 前記無線伝送は音声を含む請求項６の無線通信装置。
8. 前記無線伝送はデータを含む請求項６の無線通信装置。
9. 無線伝送を送信し且つ受信するためのトランシーバ、入力と出力を受入れるための入力／出力装置、少なくとも１つの目的地の情報を含む住所録のデータを、予め蓄積するためのメモリ、意図された伝送のためにトランシーバに対する目的地番号を受入れるためのダイアラ、前記住所録のデータに含まれる事前識別されたデータをそのダイアラのために適切なフォーマットに翻訳するプロセッサ、及び事前決定と非定義の両方がされた文字を前記翻訳されたデータから振り落すためのフィルタ、を含む無線個人的ディジタル補助通信装置において通信をする方法であって、
   前記無線通信装置への入力を受信し、
   内部のメモリへのその入力を前記住所録のデータとして蓄積し、
   フィルタによって処理して、事前決定されたフォーマットで前記住所録のデータに基づく文字列の各文字を中間値へ変換し、
   前記フィルタにより最終値にフィルタリングすることによってその中間値を処理し、
   前記最終値に基づき前記無線通信装置からの通信リンクを設定する、諸ステップを含む方法。
10. 前記最終値は電話番号である、前記最終値をダイアルすることによってその通信リンクを設定する、ステップを更に含む請求項９の方法。
11. 前記最終値を表示するステップを更に含む請求項１０の方法。
12. 前記住所録のデータを中間値へ変換するステップは英数字列を数字列に変換することを含む請求項１１の方法。
13. その中間値を処理するステップは非定義された文字を振り落すステップを含む請求項１２の方法。
14. ダイアルする前にその最終値を確認するステップを含む請求項１３の方法。
15. ダイアルする前に外部の入力を受入れることによってその最終値を確認するステップを含む請求項１４の方法。
16. ダイアルする前にキーボードからの外部の入力を受入れるステップを含む請求項１５の方法。

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