JP5170329B2 - 現像ユニット - Google Patents

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本発明は、感光体に形成された静電潜像に現像剤を供給する現像ユニットに関する。
従来、現像ユニットとして、現像剤を担持する現像ローラと、現像ローラに現像剤を供給する供給ローラと、供給ローラの軸方向に現像剤を搬送するオーガとを備えるものが知られている(特許文献1参照)。具体的に、この技術では、供給ローラの上方に2本のオーガを上下に並べて配置(詳しくは、一方のオーガを供給ローラの近傍に設け、他方のオーガが一方のオーガの上方に配置)することで、供給ローラ等を収容する現像室内のトナーの撹拌を行っている。
特開平9−319199号公報
しかしながら、従来技術では、供給ローラの近傍に1本のオーガしか配置されていないので、供給ローラ周りのオーガが配置されない場所の現像剤がその場で滞留してしまい、現像剤を良好に循環させることができなくなるおそれがあった。また、例えば1本のオーガのみによる現像剤の軸方向への搬送により、オーガの形状によって現像剤の密度分布にムラが生じ、これによって供給ローラが現像ローラに供給する現像剤量にムラが生じるという問題が発生する。そして、このような問題が発生すると、現像ローラ上に現像剤の担持量のムラが発生し、良好な印字を行えなくなるおそれがあった。
そこで、本発明は、供給ローラ(供給部材)周りでの現像剤の滞留を抑えるとともに、現像ローラ(現像剤担持体)上の現像剤の担持量のムラを抑えることができる現像ユニットを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の現像ユニットは、現像剤を担持する回転可能な現像剤担持体と、現像剤を前記現像剤担持体に供給する回転可能な供給部材と、前記供給部材の上方に配置され、前記現像剤担持体に摺接して前記現像剤担持体に担持される現像剤の厚さを規制する規制部材と、を有する現像部と、前記現像部に隣接して配置され、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記供給部材の軸方向に現像剤を搬送する複数の搬送部材と、を備え、前記複数の搬送部材のうち1つの第1搬送部材は、前記供給部材の上方であって、かつ、前記規制部材に隣接する位置に配置され、前記第1搬送部材とは別の第2搬送部材は、前記第1搬送部材に対して前記供給部材の周方向に並んで配置され、前記現像部には、前記第1搬送部材と前記第2搬送部材との間を隔壁で仕切ることで、前記第1搬送部材を収容する第1収容室と、前記第2搬送部材を収容する第2収容室とが形成され、前記現像部の壁には、前記現像剤収容部から前記第2収容室に現像剤を供給するための第2収容室用の供給口と、前記第1収容室の前記第1搬送部材の搬送方向下流側から前記現像剤収容部に現像剤を戻すための第1収容室用の戻し口が形成され、前記現像部は、前記現像剤担持体、前記供給部材および前記搬送部材の駆動時に、前記第1収容室の現像剤上面の位置が、前記第2収容室の現像剤上面の位置よりも低くなるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の搬送部材を供給部材の周方向に並んで配置するので、供給部材周りでの現像剤の滞留を抑えることができる。また、例えば1つの搬送部材で現像剤を軸方向の一方に送ることで搬送部材の形状によって現像剤の密度分布にムラが生じ、これによって供給部材が現像剤担持体に供給する現像剤量にムラが生じるという問題が発生することがあるが、第1搬送部材に対して供給部材の周方向に並んで配置された第2搬送部材によって供給部材が現像剤担持体に供給する現像剤量のムラを低減することができる。そのため、供給部材および現像剤担持体上で担持される現像剤の担持量のムラを抑えることができる。
本発明によれば、供給部材周りでの現像剤の滞留を抑えるとともに、現像剤担持体上の現像剤の担持量のムラを抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る現像ユニットを備えたカラープリンタを示す断面図である。 現像装置を示す拡大断面図である。 図2のX−X断面図である。 現像ユニットを分解して示す分解斜視図である。 現像装置を後方から見た背面図である。 現像ユニットを示す断面図(a)と、ギヤ機構を示す側面図(b)である。 現像剤カートリッジ7をアジテータの軸方向で切った断面図(a)と、軸方向に直交する方向で切った断面図(b)である。 各アジテータの回転方向を示す断面図(a)と、各アジテータのギヤの係合状態を示す側面図(b)である。 供給口および戻し口を2つずつ設けた現像ユニットを示す断面図である。 図9の現像装置をオーガの軸方向で切った断面図である。 図9の現像ユニットを分解して示す分解斜視図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって右側を「前側(手前側)」、紙面に向かって左側を「後側(奥側)」とし、紙面に向かって奥側を「右側」、紙面に向かって手前側を「左側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
<カラープリンタの全体構成>
図1に示すように、カラープリンタ1は、装置本体2、フィーダ部3および画像形成部4などを備えている。
装置本体2は、中空のケース状に形成されており、その前壁には開口部2Aが形成されるとともに、開口部2Aを開閉するフロントカバー21が揺動可能に設けられている。装置本体2の上部には、印字された用紙が載置される排紙トレイ22が設けられている。
フィーダ部3は、給紙トレイ31や用紙供給機構32などを備えている。そして、フィーダ部3では、給紙トレイ31内の用紙が用紙供給機構32によって一枚ずつ分離されて画像形成部4に搬送される。
画像形成部4は、スキャナユニット41、4つ(複数)のプロセスカートリッジ42、ベルトユニット43および定着装置44などを備えている。
スキャナユニット41は、主に、レーザ発光部(図示せず。)や、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡(符号略)などを備えた公知の構造となっている。そして、スキャナユニット41内において、レーザビームは図の2点鎖線で示す経路を通って、プロセスカートリッジ42の感光ドラム51の表面上に高速走査にて照射される。
各プロセスカートリッジ42は、装置本体2の開口部2Aから前方へ引き出し可能なドロア45に支持され、ドロア45に対して着脱可能となっている。各プロセスカートリッジ42は、主に、ドラムカートリッジ5と、ドラムカートリッジ5に対して着脱可能な現像装置6と、現像装置6に対して着脱可能な現像剤カートリッジ7とを備えている。
ドラムカートリッジ5は、感光ドラム51と、帯電器52などを備えている。
図2に示すように、現像装置6は、回転可能な現像剤担持体の一例としての現像ローラ61と、規制部材の一例としての層厚規制ブレード62と、回転可能な供給部材の一例としての供給ローラ63とを主に備えている。図1に示すように、現像剤カートリッジ7は、内部に現像剤の一例としてのトナーを収容し、このトナーを下方に隣接した現像装置6に送り込むことが可能な構造となっている。なお、現像装置6と現像剤カートリッジ7については、後で詳述することとする。
以上のように構成されるプロセスカートリッジ42では、現像剤カートリッジ7から現像装置6内に送り込まれたトナーは、供給ローラ63により現像ローラ61に供給され、このとき、供給ローラ63と現像ローラ61との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ61上に供給されたトナーは、現像ローラ61に摺接する層厚規制ブレード62によって厚さが規制され、一定厚さの薄層として現像ローラ61上に担持される。
一方、ドラムカートリッジ5では、感光ドラム51の表面が帯電器52により一様に正帯電された後、スキャナユニット41からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ61上のトナーが感光ドラム51上の静電潜像に供給されることで、感光ドラム51の表面上にトナー像が形成される。
ベルトユニット43は、用紙を搬送する搬送ベルト43Aと、各感光ドラム51に対して搬送ベルト43Aを挟んで対向するように搬送ベルト43A内に配置される転写ローラ43Bとを主に備えている。
ベルトユニット43では、搬送ベルト43Aで搬送する用紙が感光ドラム51と転写ローラ43Bの間を通過する際に、感光ドラム51上のトナー像が用紙P上に転写される。
定着装置44は、加熱ローラ44Aと、加圧ローラ44Bとを備えている。そして、定着装置44では、用紙上に転写されたトナーを、用紙が加熱ローラ44Aと加圧ローラ44Bとの間を通過する間に熱定着させる。なお、熱定着された用紙は、定着装置44の下流側に配設される排紙ローラ46によって排紙トレイ22上に排出される。
<現像装置および現像剤カートリッジの構造の詳細>
次に、現像装置6と現像剤カートリッジ7の構造の詳細に説明する。なお、本実施形態では、現像装置6と現像剤カートリッジ7とを組み合わせることで現像ユニットDU(図1および図4参照)が構成されるものとする。
図2に示すように、現像装置6は、前述した現像ローラ61、層厚規制ブレード62および供給ローラ63を備える他、複数の搬送部材の一例としての2本のオーガ64やこれらの部品を収容する現像部の一例としての現像ケース65を備えている。
層厚規制ブレード62は、供給ローラ63の上方(詳しくは、供給ローラ63と現像ローラ61との接触位置よりも上方)に配置されている。
各オーガ64は、供給ローラ63の軸方向にトナーを搬送する部材であり、供給ローラ63の周面の近傍において、供給ローラ63の周方向に並んで配置されている。詳しくは、2本のうち第1搬送部材の一例としての第1オーガ641は、供給ローラ63の上方であって、かつ、層厚規制ブレード62に隣接する位置に配置され、第2搬送部材の一例としての第2オーガ642は、供給ローラ63の上方であって、かつ、第1オーガ641に隣接する位置に配置されている。
各オーガ64は、図3に示すように、回転軸64Aと、この回転軸64Aに螺旋状に巻き付くように設けられる螺旋羽64Bとを備えている。そして、第1オーガ641は、一方に回転することで、トナーを左から右に搬送し、第2オーガ642は、第1オーガ641とは逆方向に回転することで、トナーを右から左に搬送している。
図2に示すように、第1オーガ641と第2オーガ642との間は、隔壁65Aによって仕切られており、これにより、現像ケース65内に、第1オーガ641を収容する第1収容室R1と、第2オーガ642を収容する第2収容室R2とが形成されている。そして、この現像装置6は、現像ローラ61、供給ローラ63および各オーガ64の駆動時(印字制御時)において、第1収容室R1のトナー上面TF1の位置が、第2収容室R2のトナー上面TF2の位置よりも低くなるように構成されている。
具体的に、現像ケース65の上壁65Bの右側(第2オーガ642の搬送方向上流側)には、現像剤カートリッジ7から第2収容室R2にトナーを供給するための供給口65Cが形成されている。また、図2および図3に示すように、隔壁65Aの左側(第2オーガ642の搬送方向下流側)には、第2収容室R2から第1収容室R1へトナーを送るための連通口65Dが形成されている。
さらに、図3および図4に示すように、第1収容室R1の右端側(第1オーガ641の搬送方向下流側)に配置され、かつ、第1オーガ641の右端部に対向するように形成される筒状の壁65Eの下部には、第1収容室R1内から現像剤カートリッジ7へトナーを戻すための戻し口65Fが形成されている。なお、図4(後述する図11も同様)は、便宜上、現像剤カートリッジ7を下から見上げ、現像装置6を上から見下ろすように示している。
そして、図5に示すように、連通口65Dは、戻し口65Fよりも上方に配置されている。これにより、図2に示すように、第1収容室R1のトナー上面TF1の位置が、第2収容室R2のトナー上面TF2の位置よりも低くなるようになっている。すなわち、供給口65Cから第2収容室R2に供給されたトナーは、連通口65Dに到達するまで第2収容室R2内で溜まっていく。そして、連通口65Dに到達したトナーが第1収容室R1に供給されると、このトナーは随時第1オーガ641で戻し口65Fに搬送されて第1収容室R1から出て行くので、常に第1収容室R1内のトナー上面TF1を第2収容室R2のトナー上面TF2よりも低くすることが可能となっている。
また、第1オーガ641の搬送能力は、第2オーガ642の搬送能力よりも高くなるように構成されている。ここで、搬送能力とは、単位時間当たりのトナーの搬送量を意味する。これにより、第2収容室R2から第1収容室R1に送られてくるトナーの量よりも、第1収容室R1から排出させるトナーの量の方が大きくなるので、より確実に第1収容室R1内のトナー上面TF1を第2収容室R2のトナー上面TF2よりも低くすることが可能となっている。
なお、搬送能力に差を持たせる方法としては、各オーガ64の回転速度に差をつけたり、各オーガ64の羽の大きさや角度などを変更する方法などがある。本実施形態では、以下に示すように、減速ギヤによって各オーガ64の回転速度に差を持たせている。
具体的には、図6(a),(b)に示すように、第1オーガ641の端部には、減速ギヤとして機能する2段ギヤG1が一体回転可能に設けられ、この2段ギヤG1の小径ギヤ部G11に噛み合うギヤG2(2段ギヤG1の大径ギヤ部G12と略同径)が第2オーガ642の端部に一体回転可能に設けられている。これにより、第1オーガ641の回転速度が、第2オーガ642の回転速度よりも速くなるように構成されている。
なお、2段ギヤG1の大径ギヤ部G12は、現像剤カートリッジ7内に設けられる後述するアジテータA1の回転軸に一体回転可能に設けられるギヤG3と、現像ローラ61の回転軸に一体回転可能に設けられるギヤG4と、供給ローラ63の回転軸に一体回転可能に設けられるギヤG5とに噛み合うようになっている。そして、これらのギヤG1〜G5のいずれかに装置本体2から駆動力が伝達されることで、各ギヤG1〜G5が回転するようになっている。
図7(a),(b)に示すように、現像剤カートリッジ7は、現像剤収容部の一例としてのトナーケース7Aと、トナーの撹拌や搬送を行う4つのアジテータA1〜A4とを備えて構成されている。
トナーケース7Aは、トナーを収容可能な略中空円柱状のトナー収容室71と、現像装置6からトナー収容室71へトナーを戻すための戻し流路72とを備えている。トナー収容室71の下側には、前述した現像ケース65の供給口65Cに対応した位置・大きさで形成される供給口71Aが設けられている(図4も参照)。
また、戻し流路72は、トナー収容室71の左右方向外側の端部から下方に延びた後、左右方向内側に延びるように形成され、左右方向内側に延びた部分の上壁には、前述した現像ケース65の戻し口65Fに対応した位置・大きさで形成される戻し口72Aが配置されている(図4も参照)。
アジテータA1は、トナー収容室71から現像装置6へトナーを供給するためのアジテータであり、トナー収容室71の左右の壁に回転可能に支持される回転軸部A11と、回転軸部A11に支持される複数枚のフィルムA12,A13を備えている。そして、複数枚のフィルムA12,A13のうち供給口71Aに対向して配置される搬送フィルムA12は矩形に形成され、その他の寄せ用フィルムA13は供給口71A側に向けてトナーを寄せることができる形状に形成されている。具体的に、寄せ用フィルムA13は、アジテータA1の回転方向前方側の端部(壁面と摺接する端部)よりも回転方向後方側の端部が供給口71A側に位置するように、回転方向に対して斜めになった状態でトナー収容室71の壁面に摺接している。
アジテータA2,A3,A4は、戻し流路72内に上下に隣接して形成された3つの部屋R3,R4,R5に配設され、それぞれ上方の部屋にトナーを持ち上げて搬送するように構成されている。具体的に、アジテータA2,A3,A4は、主に、回転軸部A21,A31,A41と、回転軸部A21,A31,A41に支持され、トナーを上方に送るための2枚の搬送フィルムA22,A32,A42を備えている。さらに、最下方にあるアジテータA4の回転軸部A41には、戻し口72Aから搬送フィルムA42にトナーを寄せることができる形状(回転方向前方側の端部よりも回転方向後方側の端部が搬送フィルムA42側に位置するような形状)となる寄せ用フィルムA43が設けられている。
そして、各アジテータA1〜A4の一端部には、図8(b)に示すように、ギヤG21〜G24がそれぞれに一体回転可能に設けられ、各ギヤG21〜G24は、隣接するアジテータのギヤにそれぞれ噛み合っている。これにより、図8(a)に示すように、隣接するアジテータ同士(例えばアジテータA3,A4)の回転方向が互いに逆方向になっている。
そして、このように隣接するアジテータ同士の回転方向を逆にすることで、例えば下側の部屋R5から上側の部屋R4にトナーを供給するための供給口R51に対して、上側の部屋R4のアジテータA3が遠ざかるように回転する。これにより、上側の部屋R4のアジテータA3でトナーを供給口R51へ押し込んでトナーが逆流するのを抑えることが可能となっている。
そして、図7(a)に矢印で示すように、戻し口72Aから戻し流路72内に入ってきたトナーは、各アジテータA2〜A4によって戻し流路72内を通ってトナー収容室71に戻される。また、トナー収容室71内のトナーは、アジテータA1の寄せ用フィルムA13で供給口71A側に寄せられた後、搬送フィルムA12で供給口71Aから現像装置6に送られる。なお、戻し口72Aからトナー収容室71にトナーを戻すためのアジテータA2〜A4の搬送能力は、オーガ64の搬送能力よりも高くなっている。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
複数のオーガ64を供給ローラ63の周方向に並んで配置するので、供給ローラ63周りでのトナーの滞留を抑えることができる。また、第1オーガ641でトナーを軸方向の一方に送ることでオーガ64の形状によってトナーの密度分布にムラが生じ、これによって供給ローラ63が現像ローラ61に供給するトナー量にムラが生じるという問題が発生することがあるが、この第1オーガ641に対して供給ローラ63の周方向に並んで配置された他の第2オーガ642によって供給ローラ63が現像ローラ61に供給するトナー量のムラを低減することができる。そのため、供給ローラ63および現像ローラ61上で担持されるトナーの担持量のムラを抑えることができる。
現像ローラ61等の駆動時に、第1収容室R1のトナー上面TF1の位置が、第2収容室R2のトナー上面TF2の位置よりも低くなるので、現像ローラ61と層厚規制ブレード62との接触位置にかかるトナーの圧力が小さくなり、当該接触位置からのトナー漏れ(必要以上の量のトナーが接触位置を通過してしまうこと)を抑制することができる。
連通口65Dが戻し口65Fよりも上方に配置されるので、確実に第1収容室R1内のトナー上面TF1を第2収容室R2のトナー上面TF2よりも低くすることができる。
第1オーガ641の搬送能力が、第2オーガ642の搬送能力よりも高くなるように構成されているので、より確実に第1収容室R1内のトナー上面TF1を第2収容室R2のトナー上面TF2よりも低くすることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、現像剤カートリッジ7から供給されるトナーが現像装置6内を通って現像剤カートリッジ7に戻ってくるルートを1本のルート(供給口65C→第2収容室R2→連通口65D→第1収容室R1→戻し口65F)で構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図9〜図10に示すように、2本のルートで構成してもよい。なお、図9〜図11の形態では、前記実施形態と略同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明は省略することとする。
具体的には、現像ケース65の上壁65Bの左側(各オーガ64の搬送方向上流側)には、トナーケース7Aから第1収容室R1にトナーを供給するための第1供給口65Gと、トナーケース7Aから第2収容室R2にトナーを供給するための第2供給口65Hとが形成されている。なお、トナーケース7Aにも、第1供給口65Gおよび第2供給口65Hに対応した第1供給口71Gおよび第2供給口71Hが形成されている。
なお、図9〜図11の形態では、各オーガ64の構造自体は前記実施形態と同じであるが、図10に示すように、第1オーガ641の左右の向き(螺旋羽64Bの螺旋方向)が前記実施形態とは反対に向けられることで、各オーガ64の搬送方向がともに左から右に向かう方向となっている。
また、図10および図11に示すように、現像ケース65の右側の壁65J(各オーガ64の搬送方向下流側の端部と対向する壁)には、第1収容室R1からトナーケース7Aにトナーを戻すための第1戻し口65Kと、第2収容室R2からトナーケース7Aにトナーを戻すための第2戻し口65Lとが形成されている。なお、トナーケース7Aにも、第1戻し口65Kおよび第2戻し口65Lに対応した第1戻し口71Kおよび第2戻し口71Lが形成されている。
このように構成されることにより、トナーケース7Aから2つの供給口65G,65Hを介して各収容室R1,R2にトナーがそれぞれ別々に供給され、各収容室R1,R2からそれぞれ別々の戻し口65K,65Lを介してトナーケース7Aにトナーが戻される。
そして、第2供給口65Hの開口面積は、第1供給口65Gよりも大きく形成されている。これにより、第1収容室R1にトナーが堆積されるスピードよりも、第2収容室R2にトナーが堆積されるスピードが早くなるので、図9に示すように、第1収容室R1のトナー上面TF1の位置を、第2収容室R2のトナー上面TF2の位置よりも確実に低くすることが可能となっている。
また、図10に示すように、第2戻し口65Lの開口面積は、第1戻し口65Kよりも小さく形成されている。これにより、第1収容室R1からトナーが排出されるスピードよりも、第2収容室R2からトナーが排出されるスピードを遅くすることができるので、第1収容室R1のトナー上面TF1の位置を、第2収容室R2のトナー上面TF2の位置よりもより確実に低くすることが可能となっている。
図9〜図11の形態では、2つの供給口65G,65Hの開口面積を異なるように構成するとともに、2つの戻し口65K,65Lの開口面積も異なるように構成したが、本発明はこれに限定されず、2つの供給口および2つの戻し口のいずれか一方の開口面積のみを異ならせるようにしてもよい。すなわち、例えば、2つの供給口65G,65Hの開口面積を異なるように構成し、2つの戻し口の開口面積は同じ大きさとしてもよい。
また、図9〜図11の形態において、2つの供給口の開口面積を同じ大きさとし、かつ、2つの戻し口の開口面積も同じ大きさとしてもよい。この場合であっても、前記実施形態と同様に、第1オーガ641の搬送能力が、第2オーガ642の搬送能力よりも高くなるように構成することで、第1収容室R1のトナー上面TF1の位置を、第2収容室R2のトナー上面TF2の位置よりもより低くすることができる。
前記実施形態では、連通口65Dを戻し口65Fよりも上方に配置する構成と、第1オーガ641の搬送能力を第2オーガ642よりも高くする構成を両方採用したが、本発明はこれに限定されず、いずれか一方のみを採用してもよい。
前記実施形態では、現像部と現像剤収容部をそれぞれ2部品(現像ケース65、トナーケース7A)で構成したが、本発明はこれに限定されず、現像部と現像剤収容部を1部品として一体に構成してもよい。すなわち、現像ユニットを2部品ではなく1部品で構成してもよい。
前記実施形態では、オーガ64を2本設けたが、本発明はこれに限定されず、複数であれば3本以上であってもよい。
前記実施形態では、規制部材として金属板の先端にゴムを付けて構成される層厚規制ブレード62を採用したが、例えばゴムが付いていない金属板のみで構成されるブレードを採用してもよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えばモノクロのプリンタ、複写機、複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、現像装置6からトナー収容室71へトナーを戻すための戻し用搬送部材としてアジテータA2〜A4を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばオーガなどであってもよい。
6 現像装置
7 現像剤カートリッジ
7A トナーケース
61 現像ローラ
62 層厚規制ブレード
63 供給ローラ
64 オーガ
65 現像ケース
65A 隔壁
65C 供給口
65D 連通口
65F 戻し口
641 第1オーガ
642 第2オーガ
DU 現像ユニット
R1 第1収容室
R2 第2収容室

Claims (5)

  1. 現像剤を担持する回転可能な現像剤担持体と、現像剤を前記現像剤担持体に供給する回転可能な供給部材と、前記供給部材の上方に配置され、前記現像剤担持体に摺接して前記現像剤担持体に担持される現像剤の厚さを規制する規制部材と、を有する現像部と、
    前記現像部に隣接して配置され、現像剤を収容する現像剤収容部と、
    前記供給部材の軸方向に現像剤を搬送する複数の搬送部材と、を備え、
    前記複数の搬送部材のうち1つの第1搬送部材は、前記供給部材の上方であって、かつ、前記規制部材に隣接する位置に配置され、前記第1搬送部材とは別の第2搬送部材は、前記第1搬送部材に対して前記供給部材の周方向に並んで配置され、
    前記現像部には、
    前記第1搬送部材と前記第2搬送部材との間を隔壁で仕切ることで、前記第1搬送部材を収容する第1収容室と、前記第2搬送部材を収容する第2収容室とが形成され、
    前記現像部の壁には、前記現像剤収容部から前記第2収容室に現像剤を供給するための第2収容室用の供給口と、前記第1収容室の前記第1搬送部材の搬送方向下流側から前記現像剤収容部に現像剤を戻すための第1収容室用の戻し口が形成され、
    前記現像部は、
    前記現像剤担持体、前記供給部材および前記搬送部材の駆動時に、前記第1収容室の現像剤上面の位置が、前記第2収容室の現像剤上面の位置よりも低くなるように構成されていることを特徴とする現像ユニット。
  2. 前記現像部の壁には、
    前記現像剤収容部から前記第1収容室に現像剤を供給するための第1収容室用の供給口が形成され、
    前記第1収容室用の供給口よりも前記第2収容室用の供給口の開口面積が大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の現像ユニット。
  3. 前記現像部の壁には、
    前記第2収容室の前記第2搬送部材の搬送方向下流側から前記現像剤収容部に現像剤を戻すための第2収容室用の戻し口が形成され、
    前記第1収容室用の戻し口よりも前記第2収容室用の戻し口の開口面積が小さく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の現像ユニット。
  4. 前記隔壁の前記第2搬送部材の搬送方向下流側には、前記第2収容室から前記第1収容室へ現像剤を送るための連通口が形成され、
    前記第1搬送部材の搬送能力が、前記第2搬送部材の搬送能力よりも高くなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の現像ユニット。
  5. 前記現像部の壁には、
    前記現像剤収容部から前記第1収容室に現像剤を供給するための第1収容室用の供給口と、
    前記第2収容室の前記第2搬送部材の搬送方向下流側から前記現像剤収容部に現像剤を戻すための第2収容室用の戻し口と、が形成され、
    前記第1搬送部材の搬送能力が、前記第2搬送部材の搬送能力よりも高くなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の現像ユニット。
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