JP5170060B2 - 基礎ボルトの交換方法 - Google Patents

基礎ボルトの交換方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5170060B2
JP5170060B2 JP2009249228A JP2009249228A JP5170060B2 JP 5170060 B2 JP5170060 B2 JP 5170060B2 JP 2009249228 A JP2009249228 A JP 2009249228A JP 2009249228 A JP2009249228 A JP 2009249228A JP 5170060 B2 JP5170060 B2 JP 5170060B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foundation
bolt
foundation bolt
new
work space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009249228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011094385A (ja
Inventor
貴史 久恒
弘二 清崎
勉 川崎
純一 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp filed Critical Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority to JP2009249228A priority Critical patent/JP5170060B2/ja
Publication of JP2011094385A publication Critical patent/JP2011094385A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5170060B2 publication Critical patent/JP5170060B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Foundations (AREA)

Description

本発明は、鉄筋コンクリート製の基礎等の被定着体に設けられている基礎ボルトの交換方法に関する。
従来、図14に示されているように、鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1に設けられている被係止金具(アンカープレート)2に、逆T字状の基礎ボルト4における係止部3を係止させることにより、圧延機あるいは機械加工機等の大型構造物6を鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1に固定することが知られている。
前記のような大型構造物6を分解撤去した状態では、下端部に係止部3を備えた基礎ボルト4でも、大型構造物6またはこれを支持しているソールプレート5等の円形のボルト挿通孔15が、基礎ボルト4の上部に存在しないので、基礎ボルト4を下記のような工程により上方に引き上げて交換することが可能であることは知られている。
前記のような逆T字状の基礎ボルト4を交換する場合には、基礎ボルト4にねじ込まれているナット等の雌ねじ部材11を取り外すと共に前記基礎ボルト4を支持しながら下降し、その基礎ボルト4の下端係止部3を被係止金具2から下方に離反させた状態で、前記基礎ボルト4をその軸周りに90°回転させることで、平面視で、被係止金具2の孔内に基礎ボルト4の係止部3を位置させ、前記基礎ボルト4を引き上げることで、係止部3を被係止金具2から上方に引き抜き、基礎ボルト4を撤去できる。また、前記と逆の操作により基礎ボルト4の係止部3側を挿入して被係止金具2に係止させることも可能である。
しかし、図16に示すように、長期の使用により、基礎ボルト4の係止部3を収容している下部キャップ10内に塵埃等が堆積した場合には、基礎ボルト4を下降させて係止部4を被係止金具3から離反させることが困難になる。
このような場合に、基礎ボルト4の周囲の基礎コンクリート(被定着体)1を大掛かりに破砕して基礎ボルト4を交換させるのでは、工場における稼動(加工または生産ライン)を長期間停止させて交換するようになり、工場の稼動率が低下することになる。
前記のような基礎ボルトの交換にあたっては、工場の稼動を極力停止させないことが望まれる。
なお、基礎ボルトまたはアンカーボルトに関しては、下記のような技術がある。
基礎ボルトの一部を切断して新たなボルトを溶接することは知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、下部構造物に埋め込み固定されるアンカーボルト等の基礎ボルトにより支承を固定する構造では、鉄筋コンクリート製の下部構造物の上部を破砕撤去すると共に基礎ボルトの一部を撤去することは知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、アンカーボルトからなる基礎ボルトにより支承を固定することは知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開平06−42516号公報 特開2004−12617号公報 特開2004−84273号公報
前記のように、従来の技術の場合は、基礎ボルトの周囲の基礎コンクリートを大掛かりに破砕して基礎ボルトを交換する形態であり、また、加工または生産ラインの停止することになり工場稼動率が低下することになる。
本発明は、工場の稼動を停止することなく、基礎ボルトを交換することが可能な基礎ボルトの交換方法を提供することを目的とする。
前記の課題を有利に解決するために、第1発明の基礎ボルトの交換方法においては、構造物を固定するための基礎ボルトの交換方法であって、前記基礎ボルトが係止されている基礎など被定着体の下側の地盤を掘削して、前記被定着体の下側に作業空間を形成し、前記基礎ボルトを作業空間側から抜いた後、新たな基礎ボルトを作業空間側から前記被定着体に挿入することを特徴とする。
第2発明の基礎ボルトの交換方法においては、構造物を固定するための基礎ボルトの交換方法であって、前記基礎ボルトが設けられている基礎など被定着体の下側の地盤を掘削して、前記被定着体の下側に作業空間を形成した後、基礎ボルト直下の被体着体の部分を切削して、前記基礎ボルトの下端側を前記作業空間側に開放し、基礎ボルトの上部にねじ込まれている雌ねじ部材を取り外し、前記基礎ボルトを作業空間側から抜いた後、新たな基礎ボルトを作業空間側から前記被定着体に挿入することを特徴とする。
第3発明では、第1発明または第2発明の基礎ボルトの交換方法では、前記の作業空間側において基礎等の被定着体の下側に、新たに被係止部を設けた後、撤去された基礎ボルトよりも長い寸法の新たな基礎ボルトを作業空間側から挿入して、その新たな基礎ボルトの係止部を前記新たな被係止部に係止させることを特徴とする。
第1発明によると、構造物を固定するための基礎ボルトの交換方法であって、前記基礎ボルトが係止されている基礎など被定着体の下側の地盤を掘削して、前記被定着体の下側に作業空間を形成し、前記基礎ボルトを作業空間側から抜いた後、新たな基礎ボルトを作業空間側から前記被定着体に挿入するので、工場の稼動を長期に停止することなく、基礎ボルトをその下側の作業空間側から撤去・挿入して容易に交換することができる等の効果が得られる。
また、第2発明によると、構造物を固定するための基礎ボルトの交換方法であって、前記基礎ボルトが設けられている基礎など被定着体の下側の地盤を掘削して、前記被定着体の下側に作業空間を形成した後、基礎ボルト直下の被体着体の部分を切削して、前記基礎ボルトの下端側を前記作業空間側に開放し、基礎ボルトの上部にねじ込まれている雌ねじ部材を取り外し、前記基礎ボルトを作業空間側から抜いた後、新たな基礎ボルトを作業空間側から前記被定着体に挿入するので、工場の稼動を長期に停止することなく、基礎ボルト直下の基礎の部分を切削して、前記基礎ボルトの下端側を前記作業空間側に開放することで、基礎ボルトをその下側の作業空間側から撤去・挿入して容易に交換することができる等の効果が得られる。
第3発明によると、前記の作業空間側において基礎等の被定着体の下側に、新たに被係止部を設けた後、撤去された基礎ボルトよりも長い寸法の新たな基礎ボルトを作業空間側から挿入して、その新たな基礎ボルトの係止部を前記新たな被係止部に係止させるので、既設側の被係止部を使用できない場合でも、単に鉄筋コンクリート製の基礎下面側に被定着部を設けるだけで、新たな基礎ボルトに交換・設置することができる等の効果が得られる。
本発明の基礎ボルトの交換方法において、立坑から鉄筋コンクリート製の基礎の下側に作業空間を形成した状態を示す一部縦断側面図である。 図1の縦断正面図である。 基礎ボルトより下側の基礎コンクリートを切削すると共にキャップ底部を切削した状態を示す縦断側面図である。 基礎ボルトの下側を露出した状態を示す縦断側面図である。 ナットを取り外して基礎ボルトを作業空間側に引き出す状態を示す縦断側面図である。 図5の一部を拡大して示す縦断側面図である。 基礎ボルトを撤去した状態を示す縦断側面図である。 新たな基礎ボルトを作業空間側から引き上げている状態を示す縦断側面図である。 基礎ボルトを係止させる場合の他の形態を示すものであって、基礎コンクリートの下側に係止部を設けた状態を示す縦断側面図である。 基礎ボルトを基礎コンクリートの下側に設けた係止部に係止させる共にナットにより緊締した状態を示す縦断側面図である。 保護キャップを設けて基礎ボルトの防錆を図るようにした状態を示す縦断側面図である。 基礎ボルトを使用した構造物の固定形態の一例を示す縦断正面図である。 図12の縦断側面図である。 図13の一部を拡大して示す図である。 (a)は図14のa−a断面図、(b)は図14のb−b断面図である。 基礎ボルト下側の防錆キャップに塵埃が堆積した状態を示す縦断側面図である。 基礎ボルトを示すものであって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。
次に、本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
先ず、図14および図15に示されている構造について、従来の場合の説明と一部重複するが説明すると、鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1に設けられている被係止金具(アンカープレート)2に、係止部3が係止された逆T字状の基礎ボルト4により、ソールプレート5等を介して大型機械構造物等の大型構造物6を鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1に固定する構造が示されている。
前記の被係止金具2の構造について、図14および図15を参照して説明すると、被係止金具2の上部は広幅矩形状で、かつ中央部に長方形の貫通孔7を有している。被係止金具2の下部は、中央部に上部の長方形の貫通孔7に加えて、この貫通孔7と直交する位置長方形の溝8を有しており、この溝8に逆T字状の基礎ボルト下端係止部3を挿入することで、係止部3を被係止金具2に係止させることができる構造となっている。貫通孔7は基礎ボルトを上方もしくは下方に引き抜く際の挿通孔として用いられる。
前記の被係止金具2は、逆T字状の基礎ボルト4の係止部3を収容するための有底筒形状をした鋼製の下部キャップ10と、アンカースリーブ9に挟み込まれるように、配置されている。
基礎ボルト4の上部は、ソールプレート5のボルト挿通孔に挿通され、基礎ボルト4上部の雄ねじ軸部に装着された座金およびナット等の雌ねじ部材11が装着されて、ソールプレート5には、大型機械構造物等の大型構造物6が設置されている。
前記のような状態から、大型構造物6を撤去する必要のない本発明の一実施形態である基礎ボルトの交換方法について説明すると、図1および図2に示すように、基礎ボルト4を設置している鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1の周囲にある地盤12に、適宜鋼矢板等を用いて土留め壁26を形成しながら立坑13を鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1よりも十分下方レベルまで構築する。また、適宜、立坑13の底部にコンクリート製等の床スラブ27を設ける。また、立坑13から少なくとも横方向に掘削して、交換すべき基礎ボルト4を超える領域まで、横孔等からなる作業空間14を構築する。この場合、図1に示すように、左右方向に連続した被定着体1が左右の周囲地盤12に支持されていると、被定着体1を作業空間14の天井として利用することができる。
基礎ボルト4の下方に設ける作業空間14は、交換する基礎ボルト4の数および位置によって、適宜広さ等は設定される。
図1あるいは図2に示すように、左右あるいは前後に間隔をおいた立坑13相互を作業空間14により接続するようにしてもよく、交換すべき基礎ボルト4が図1または2において片側のみの場合には、一方の立坑13を省略し、作業空間14も、コンクリート製基礎など被定着体1の幅方向の端部あるいは中間部までの巾寸法となるようにしてもよい。
前記の作業空間14の深さは、基礎ボルト4を作業空間14側に引き出して、作業空間14から立坑13を経由して、基礎ボルト4を搬送撤去し、新たな基礎ボルト4を搬入して挿入可能である作業空間を確保できる深さであればよい。
図示の形態のように、立坑13間に接続するように鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1の下側に横孔を設けて、作業空間14を形成するようにしてもよい。作業空間14は、ドライな状態にする必要があるから、地下水が漏出する場合には、適宜、土留め壁26あるいは床スラブ27は止水構造とする。
前記のように、作業空間14を形成した後、基礎ボルト4直下でその下方の基礎コンクリート(被定着体)1を、適宜、アンカースリーブ9程度の直径またはそれよりも僅かに小さい外径の筒状切削具を備えた電動式等のコア抜き用切削具(図示を省略した)等を用いて、図3および図4に示すように、基礎コンクリート1の下面側から切削すると共に、防錆用キャップ10の底板を切削し、切削孔24を形成すると共に防錆用のキャップ10の底板を除去した後、キャップ内に堆積した塵埃16を除去して、係止部3下面側を作業空間14側に開放する。
次いで、図5および図6に示すように、基礎ボルト4の頭部に設けられている雌ねじ孔23(図17参照)に吊りボルト17をねじ込み固定して基礎ボルト4を上部側で支持可能にした状態で、基礎ボルト4上部のナット等の雌ねじ部材11を取り外し、図5に2点鎖線で示すように、既設の基礎ボルト4を作業空間14側に吊り降ろすようにして、基礎ボルト4を作業空間14側に引き出す。
この場合、図示省略のクレーン等により、吊りボルト17に連結されているワイヤーロープあるいはチェーン18は支持され、また、ワイヤーロープあるいはチェーン18は前記アンカースリーブ9内を降下され、また、緩められたワイヤーロープあるいはチェーン18下端の吊りボルト17は取り外して、搬送用の吊りボルトに適宜付け替えて既設の基礎ボルト4を作業空間14から搬出撤去する。
前記の基礎ボルト4の作業空間14側への引き出しにあたっては、基礎ボルト4の上部を下方に向かって押圧する押圧力を付加するようにしてもよい。
なお、アンカースリーブ9内に合成樹脂あるいは粘弾性体が充填されている場合には、基礎ボルト4を作業空間14側に降下させる前に、合成樹脂あるいは粘弾性体を適宜の手段(切削あるいは掻き出し等)により除去する。
また、立坑13から作業空間14に搬入された新たな基礎ボルト4に、前記の吊りボルト17をねじ込んで装着し、新たな基礎ボルト4を、鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1の上側から適宜簡易クレーン等を使用して、基礎ボルト4を鉛直状態となるように姿勢を修正して、前記の基礎ボルト4を引き上げ、基礎ボルト4をソールプレート5のボルト挿通孔に挿通させ、予め取り外しておいたナット等の雌ねじ部材11を前記新たな基礎ボルト4にねじ込んで、新たな基礎ボルト4の交換作業を完了する。
(第2実施形態)
前記第1実施形態の場合は、既設の被係止金具2に新たな基礎ボルト4の係止部3を係止させる場合の形態であるが、既設の被係止金具2を利用しない形態も考えられるので、次に、鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1の下側に新たな被係止金具2を設けて、基礎ボルト4の係止部3を係止させる形態について説明する。
なお、この第2実施形態では、図7に示す状態から新たな被係止金具2aを設置するようにした形態である。新たな被係止金具2aは、被係止金具固定部20を一体に有する以外は、前記の被係止金具3と同様な構造であるので、同様な要素については、前記被係止金具3と同様な符号を付している。
図9〜図11に示すように、前記の被係止金具2における外周側に一体に固定部20を有する新たな被係止金具2aを、基礎コンクリート1の下面側に、適宜被係止金具固定用孔21を設けて、被係止金具固定ボルト22により固定すると、前記の新たな被係止金具2aに対して、新たな基礎ボルト4aを係止させるようにすることも可能である。なお、図9に示すように、鉄筋コンクリート製基礎からなる被定着体1の下面が粗面あるいは漏水がある場合には、適宜、止水モルタル28等を設けて止水を図る。なお、符号25は、鉄筋コンクリート製の基礎からなる被定着体1の上に設けた均しモルタル層である。
この場合は、新たな被係止金具2aが、鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1の下側に配置されてレベル低下しているので、この長さ分を見込んだ長さの新たな基礎ボルト4aを、作業空間14側から吊り上げて、図10に示すように、新たな被係止金具2に対して基礎ボルト4の係止部3を回動不能に、また、上昇不能に係止した状態で、雌ねじ部材11により締め込んで、ソールプレート5を固定すればよい。
また、図11に示すように、新たな係止金具2aの下面側に、鋼製の新たな下部キャップ10aをボルト等により固定して、新たな基礎ボルト4aの防錆を図る。基礎ボルト5の交換作業が終了した後、作業空間14および立坑13には、掘削土が埋め戻され、矢板等の土留め部材は撤去される。
また、この場合の作業空間14の高さ寸法は、予め、新たな基礎ボルト4aを装着可能な高さ寸法としておけばよい。作業空間14全体の床面を同じレベルにする必要はなく、作業空間14内の床面において、基礎ボルトの直下付近の床面のみを低レベルとなるよう、凹状溝を形成するようにしてもよい。
基礎ボルト4,4aを傾斜させて撤去あるいは挿入配置させることも可能であるから、鉄筋コンクリート製の基礎等の被定着体1下面から作業空間14の床面までの作業空間14の鉛直距離が、基礎ボルト4,4aの長さ寸法よりも短い寸法である場合も、本発明を実施する場合は可能である。
本発明の基礎ボルトの交換方法によると、基礎ボルトを設置しているコンクリート基礎の主要構造部を破砕することなく、基礎ボルトの交換作業をすることができ、また、大型機械構造物を分解撤去した後組み立てる必要がないため、また、地盤を掘削して立坑あるいは作業空間を形成する方が、短工期で施工できるため、基礎ボルトの交換工期を短縮して施工することができる。
本発明を実施する場合、鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1周囲の地盤を凍結工法により凍結した状態で、立坑あるいは作業用空間を構築するようにしてもよい。
また、作業空間を形成した状態で、鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1下側の地盤強化を図る必要がある場合には、地盤改良工法あるいは杭を増設する増杭工法により、鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1下側の地盤強化を図るようにしてもよい。
前記実施形態では、立坑13から横方向に延長するように、作業空間14を構築する形態を示したが、本発明を実施する場合、立坑13を形成する必要のない場合には、鉄筋コンクリート製の基礎等の被定着体1より下面レベルから、横孔を形成して、鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1の下側に作業空間14を構築するようにすればよい。
図示の実施形態では、立坑を形成して、これに接続するように作業用空間を形成しているが、立坑13を形成する必要のない場合には、鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1の下側に横孔を形成するようにして作業用空間14を形成するようにすればよい。
また、図示の形態では、鉄筋コンクリート製の基礎など被定着体1の下側に横方向に貫通する横孔を形成するようにして作業用空間14を形成する形態を示したが、被定着体1の下側を横方向に貫通しない形態の作業用空間(立坑等の出入り口が1箇所の形態の作業用空間)であってもよい。
1 被定着体
2 被係止金具(アンカープレート)
2a 新たな被係止金具
3 係止部
4 基礎ボルト
4a 新たな基礎ボルト
5 ソールプレート
6 大型構造物
7 (係止部を通過させる)貫通孔
8 (係止部を格納する)溝
9 アンカースリーブ
10 鋼製キャップ
11 雌ねじ部材
12 地盤
13 立坑
14 作業空間
15 ボルト挿通孔
16 塵埃
17 吊りボルト
18 ワイヤーロープあるいはチェーン
19 ボルト挿通孔
20 被係止金具固定部
21 被係止金具固定用孔
22 被係止金具固定用ボルト
23 雌ねじ孔
24 切削孔
25 均しモルタル
26 土留め壁
27 床スラブ
28 止水モルタル

Claims (3)

  1. 構造物を固定するための基礎ボルトの交換方法であって、前記基礎ボルトが係止されている基礎など被定着体の下側の地盤を掘削して、前記被定着体の下側に作業空間を形成し、前記基礎ボルトを作業空間側から抜いた後、新たな基礎ボルトを作業空間側から前記被定着体に挿入することを特徴とする基礎ボルトの交換方法。
  2. 構造物を固定するための基礎ボルトの交換方法であって、前記基礎ボルトが設けられている基礎など被定着体の下側の地盤を掘削して、前記被定着体の下側に作業空間を形成した後、基礎ボルト直下の被定着体の部分を切削して、前記基礎ボルトの下端側を前記作業空間側に開放し、基礎ボルトの上部にねじ込まれている雌ねじ部材を取り外し、前記基礎ボルトを作業空間側から抜いた後、新たな基礎ボルトを作業空間側から前記被定着体に挿入することを特徴とする基礎ボルトの交換方法。
  3. 前記の作業空間側において基礎等の被定着体の下側に、新たに被係止部(アンカープレート)を設けた後、撤去された基礎ボルトよりも長い寸法の新たな基礎ボルトを作業空間側から挿入して、その新たな基礎ボルトの係止部を前記新たな被係止部に係止させることを特徴とする請求項1または2に記載の基礎ボルトの交換方法。
JP2009249228A 2009-10-29 2009-10-29 基礎ボルトの交換方法 Expired - Fee Related JP5170060B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009249228A JP5170060B2 (ja) 2009-10-29 2009-10-29 基礎ボルトの交換方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009249228A JP5170060B2 (ja) 2009-10-29 2009-10-29 基礎ボルトの交換方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011094385A JP2011094385A (ja) 2011-05-12
JP5170060B2 true JP5170060B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=44111595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009249228A Expired - Fee Related JP5170060B2 (ja) 2009-10-29 2009-10-29 基礎ボルトの交換方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5170060B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102995654B (zh) * 2012-11-06 2015-01-07 广西玉柴专用汽车有限公司 垃圾转运站设备安装工艺
JP5993758B2 (ja) * 2013-02-26 2016-09-14 清水建設株式会社 アンカーボルトの定着部の構造および施工方法
CN104264705B (zh) * 2014-10-14 2016-04-27 赵正义 固定式塔机与砼基础的装配式垂直连接构造
CN104746528A (zh) * 2015-03-09 2015-07-01 赵正义 装配式塔基垂直连接螺栓的锚固构造
CN106012862B (zh) * 2016-07-13 2019-02-15 中铁四局集团建筑工程有限公司 支撑垫石地脚螺栓孔的精确定位工装及其施工方法
CN106759440B (zh) * 2016-12-27 2019-07-09 中国铁塔股份有限公司盐城市分公司 铁塔地脚螺栓加固方法
JP6530439B2 (ja) * 2017-04-07 2019-06-12 日本軌道工業株式会社 軌道構造
JP6944892B2 (ja) * 2018-02-23 2021-10-06 日本軌道工業株式会社 軌道構造及び軌道構築方法
CN108590699B (zh) * 2018-04-02 2024-02-20 浙江皓特节能系统工程有限公司 一种可替换的预埋式锚固槽道及其安装方法
CN108716368B (zh) * 2018-06-28 2024-02-13 中冶长天国际工程有限责任公司 一种井架支撑柱、井架及井架纠偏方法
CN115075290A (zh) * 2022-07-06 2022-09-20 福州大学 可更换螺栓连接装配式挡墙、施工方法及其螺栓更换方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53134405U (ja) * 1977-03-31 1978-10-24
JPS5914850U (ja) * 1982-07-21 1984-01-28 アイダエンジニアリング株式会社 プレスの基礎
JP3653684B2 (ja) * 1997-04-07 2005-06-02 清水建設株式会社 掘削機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011094385A (ja) 2011-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5170060B2 (ja) 基礎ボルトの交換方法
JP5199166B2 (ja) 現場造成による基礎杭構造及び基礎杭の構築方法
JP6936613B2 (ja) 組積造の補強構造及び補強方法
JP5882143B2 (ja) 地下構造物の浮上防止杭及び地下構造物の浮上防止工法
JP4593577B2 (ja) ニューマチックケーソンおよびその施工方法
JP2007162266A (ja) 二段山留め壁とその構築方法
JP2011080195A (ja) アンカー装置およびアンカーの施工法
KR20150025409A (ko) 소구경강관을 이용한 터널구조 및 이의 시공방법
KR101266112B1 (ko) 절삭견인방법을 이용한 비개착식 횡단구조물 시공방법
JP4669386B2 (ja) 既存水中構造物における基礎の補強構造およびその補強工法
JP5852888B2 (ja) 半地下構造物
JP5116111B2 (ja) バッキング防止装置
KR20130032710A (ko) 암반용 조립식 강관전주의 지지대
KR100799328B1 (ko) 제거식 네일구조 및 이를 이용한 보강철근 회수공법
CN211256986U (zh) 一种混凝土桩头破除装置
JP4856737B2 (ja) 既設家屋の基礎補強工法
CN112031021A (zh) 一种筒型自沉式地下空间结构的施工方法
JP2007132072A (ja) 浮上がり防止用マンホール
JP2007177410A (ja) 既存構造物の解体時における浮力対策工法
JP2019210777A (ja) 鋼矢板水路の補修方法及び補修構造
CN204225097U (zh) 周转型钢结构护坡桩构件
JP3160003U (ja) アンカー基礎
JP2011043047A (ja) 既設重力式岸壁の改修補強構造
JP4481272B2 (ja) ニューマチックケーソンの施工方法
JP2010070935A (ja) マンホールの突き出し及び浮上の防止構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120209

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5170060

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees