JP5169265B2 - 加工システム - Google Patents

加工システム Download PDF

Info

Publication number
JP5169265B2
JP5169265B2 JP2008025055A JP2008025055A JP5169265B2 JP 5169265 B2 JP5169265 B2 JP 5169265B2 JP 2008025055 A JP2008025055 A JP 2008025055A JP 2008025055 A JP2008025055 A JP 2008025055A JP 5169265 B2 JP5169265 B2 JP 5169265B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
workpiece
bush
cover
processing system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008025055A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009184056A (ja
Inventor
浩二 露口
高明 杉浦
英士 中村
知之 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2008025055A priority Critical patent/JP5169265B2/ja
Publication of JP2009184056A publication Critical patent/JP2009184056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5169265B2 publication Critical patent/JP5169265B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Description

本発明は、穴加工により発生した切粉等の回収が容易な加工システムに関する。
近年の生産現場では、種々のロボットが用いられている。生産現場におけるロボットは、比較的精度を必要としない加工、搬送、溶接(スポット溶接等)で利用されている。通常のロボットは、摺動可能な多軸(多関節)のアームを制御して位置決めしているが、アーム先端では、各軸のバックラッシュが累積され、位置決め精度の誤差が±0.1[mm]程度でばらつき、いわゆるマシニングセンタで行う加工と比較して位置決め誤差が大きい。
そこで従来では、高精度な穴加工を行う場合、いわゆるマシニングセンタを用いることが一般的である。
また近年では環境上等の配慮から、使用する流体(クーラント等)の使用量の低減が所望されている。
図10に示す従来のマシニングセンタ100による穴加工では、ワークWを固定して、ワークW上の被加工個所を割り出し、割り出した被加工個所に工具Mを備えた加工ユニット110を移動させて穴加工を行う。このため、加工ユニット110を水平方向及び垂直方向に移動させるエリアが必要であり、ワークWと加工ユニット110を含めた装置全体をカバー120で覆って、発生した切粉の飛散を防止し、被加工個所及びカバー120内の洗浄に流体(クーラント等)を使用している。
また、特許文献1に記載された従来技術では、精度向上のためにワークの被加工個所を撮像するカメラを備え、カメラが撮像した被加工個所のデータ(面取り穴の径のデータ)に基づいて面取り加工の送り込み指令を行う加工ロボット制御装置が提案されている。
実開平7−17486号公報
従来のマシニングセンタ100では、穴加工の精度は高いが、水平方向と垂直方向に移動する加工ユニット110もカバー120で覆っているため、切粉の飛散するエリアが広く、飛散した切粉を回収するためには、広範囲に流体で洗浄しなければならず、必要とする流体量が多い。
また、加工ユニット110の周囲にも切粉が飛散する可能性があるため、加工ユニット110及び加工ユニット110を水平・垂直に移動するための案内部材等の凹凸部に切粉が溜まり易い。
また、特許文献1に記載された従来技術は、ロボットで行う穴の面取りにカメラを用いることで精度を向上させているが、穴あけ加工やタッピング加工等には利用することが困難である。穴あけ加工やタッピング加工等では、スラスト方向への反力が1000[N]程度もあり、軸許容モーメントが60[N]程度の通常のロボットのアームでは、加工中に位置ずれが発生したり、精度不良等が発生する可能性があるからである。また、特許文献1には切粉等の回収方法については特に記載されていないが、切粉の飛散を防止するためには、ワークとロボットをカバーで覆う必要があり、切粉の飛散するエリアが非常に広くなり、必要とする流体量が多くなり、好ましくない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、より高精度に穴加工を行うことが可能であり且つ穴加工を行う際の切粉の飛散エリアをより小さくし、必要とする流体(クーラント等)の量をより少量として、効率良く流体及び切粉を回収することができる加工システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの加工システムである。
請求項1に記載の加工システムは、穴加工を行う工具を有する工具ユニットと、開口した底面を有し前記工具で穴加工されるワークの周囲を覆うカバー部を備えるとともに前記カバー部の内側にワークを位置決めして固定する治具と、で構成される加工システムである。
前記カバー部には、前記ワークの被加工個所に対応する位置に、前記工具を挿通する開口部が設けられており、前記工具は、前記開口部に挿通されて位置決めされる。
そして、前記工具には、先端部から流体を吐出可能な流体経路が内部に形成されており、前記流体は、前記被加工個所を穴加工する際に前記工具から吐出される。
また、前記カバー部の下部には、吐出された前記流体と穴加工の際に発生した切粉とを回収する回収部材が設けられている。
そして、前記治具は、前記ワークの底面に設けられた穴部に嵌合する突起部を備えて前記ワークを下方から支持するワーク台と、前記ワーク台から離れて配置されて前記カバー部の底面側の縁部を固定する脚部と、を有しており、前記カバー部の天板の内壁には、前記ワークの上面に設けられた穴部に嵌合するピンが設けられており、前記脚部にて前記カバー部の底面側の縁部を位置決めして固定し、前記ワークの底面の穴部に前記突起部を嵌合させた前記ワーク台を上昇させて、前記カバー部の前記ピンに前記ワークの上面の穴部を嵌合させ、前記治具に対して前記カバー部と前記ワークを位置決めして固定する。
また、本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの加工システムである。
請求項2に記載の加工システムは、請求項1に記載の加工システムであって、前記カバー部に設けられた開口部には、前記工具を挿通する開口部を備えた工具ガイドブッシュ部が設けられており、前記工具は、前記工具ガイドブッシュ部の開口部を密閉するように挿通されて前記工具ガイドブッシュ部に対して位置決めされる。
また、本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの加工システムである。
請求項3に記載の加工システムは、請求項2に記載の加工システムであって、前記工具ユニットは、摺動可能なロボットのアームに取り付けられており、前記工具ユニットには、前記工具ガイドブッシュ部を備えたブッシュ部に嵌合するチャック部が設けられている。
また、前記ブッシュ部と前記チャック部のそれぞれの嵌合部には、前記工具の穴加工による反力に対抗するように、前記反力の方向に向かって広がるようにテーパ状の傾斜が形成された係止部が、それぞれ設けられている。
そして、前記ロボットは、前記アームを制御して前記チャック部の前記嵌合部の位置を、前記ブッシュ部の前記嵌合部の位置に位置決めし、前記チャック部を制御して前記チャック部と前記ブッシュ部とを嵌合させて互いの前記係止部を係止させることで、前記ブッシュ部に対して前記工具ユニットを位置決めして固定した後、前記工具を制御して前記被加工個所に対して穴加工を行う。
請求項1に記載の加工システムを用いれば、カバー部でワークのみを覆い、工具ユニットを覆う必要がないので、切粉の飛散エリアを非常に小さくすることができる。また、カバー部の形状を、切粉の溜まりにくいシンプルな形状(例えば、矩形の箱状)とすれば、切粉が溜まりにくく、洗浄のための流体の量をより少量とすることができる。
また、穴加工の際に切粉が発生する工具の先端部から流体を吐出するので、加工時に使用する流体のムダがない。更に、吐出した流体と発生した切粉が落下する下部に回収部材(オイルパン等)を設けているので、適切に流体及び切粉を回収することができる。
また、請求項2に記載の加工システムでは、カバー部に設けられた開口部に、工具を挿通する開口部を備えた工具ガイドブッシュ部を設ける。ここで、工具ガイドブッシュ部の開口部の内径を、挿通する工具の外径とほぼ同等として(開口部の内径のほうが僅かに大きくなるように、ほぼ同等として)挿通した工具で密閉することで、工具の振れによる破損を防止できるとともに、切粉や流体がカバー部の外部に飛散することを防止できる。
また、請求項3に記載の加工システムによれば、流体及び切粉の回収が容易であり且つ流体をより少量にすることができる穴加工を、ロボットで行うことができるので、便利である。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の加工システム1の全体構成の一実施の形態を示している。
●[加工システムの全体構成(図1)]
図1に示すように、加工システム1では、基台BS上にロボット40と治具30が固定されており、作業者Sが制御盤CTを介してロボット40に指令を与えることで、治具30に位置決め及び固定されたワークW(ワークWは治具30内に固定されている(図2参照))の被加工個所に、ロボット40にて穴加工を行う。
ロボット40は、摺動可能なアームに工具ユニット50が取り付けられており、アームに設けられた各軸の駆動手段によって、アームに取り付けられた工具ユニット50の位置と方向を制御可能である。工具ユニット50の先端には、ワークWの被加工個所に穴加工を行う工具M(図4参照)が進退可能に設けられている。
なおロボット40は、チャック40Aにて種々の工具ユニットを備えることができる。
治具30には、ワークWの被加工個所に対応させてブッシュ部15が予め設けられており、ロボット40は、工具ユニット50をブッシュ部15に嵌合及び固定して穴加工を行う。このため、位置ずれを発生させることなく、高精度な穴加工を行うことができる。
なお、穴加工によって発生した切粉や、冷却あるいは潤滑用の流体(クーラント等)は、治具30の下部に設けられた回収部材38(オイルパン等)及び回収配管39にて回収される。
●[ワークWを固定する治具30の構造(図2、図3)]
次に、図2及び図3を用いて治具30の構造について説明する。
図2はワークWを内部に固定し、ワークWを覆うカバー部10を固定した状態の治具30を示しており、ワークWの固定状態を説明するためにカバー部10を断面で示した図である。なお、図2において左図は左側面図を示し、右図は正面図を示している。また、図3はカバー部10の外観を示す図である。
まず、図2を用いて治具30について説明する。
治具30は、脚部36にテーブル部37が載置されており、テーブル部37にはカバー台31が載置されている。テーブル部37のほぼ中央には、ワークWを載置するワーク台33が設けられており、ワーク台33は支点34を備えたアーム35によって上下に移動可能である。
また、ワーク台33におけるワークWとの接触部には、ワークWの穴部に嵌合する突起部33Aが設けられている。
また、治具30の下部には回収部材38が設けられており、更に回収部材38の下部には回収配管39が接続され、回収配管39は濾過等を行う回収装置に接続されている。
ワークWを治具30に固定する場合、前記突起部33AにワークWの穴部を合わせてワーク台33上にワークWを載置する。次にワークWの上から底面が開口しているカバー部10を被せ、カバー部10の被挟持部11A〜11D(図3参照)を、カバー台31とクランプ32とで挟持する。カバー部10の天板の内壁には、ワークWとの接触位置に、ワークWの穴部に嵌合して位置決めするノックピンが設けられている(図示省略)。
そして、アーム35を駆動してワーク台33に載置されたワークWを上方に移動させ、ワークWの穴部とノックピンを嵌合させる。この状態にて、カバー部10に対してワークWが位置決めされて固定される。
次に図3を用いてカバー部10の構造について説明する。図3にはカバー部10の平面図、左側面図、正面図を示している。
カバー部10は、底面が開口した略箱状に形成されたカバー本体部11に、治具30に固定するための被挟持部11A〜11Dが設けられた構造を有している。
また、カバー本体部11には、内部に固定したワークWの被加工個所に対応する位置に、工具ユニット50(図1参照)を固定するブッシュ部15が予め設けられている。また、カバー本体部11には、強度を保持しながら軽量化するための窓部12が所々に設けられており、窓部12にはアクリル板等がはめ込まれている。
●[ブッシュ部15に対する工具ユニット50の位置決めと固定(図4〜図7)]
次に、図4〜図7を用いて、ブッシュ部15と工具ユニット50とを嵌合する構造と動作について説明する。
図4における上図はブッシュ部15と工具ユニット50の嵌合前の状態を示しており、図4における下図はブッシュ部15と工具ユニット50を嵌合後、工具Mを送り込んで穴加工を行っている状態を示している。
工具Mには、先端部(被加工個所との接触部)から流体(クーラント等)を吐出可能な流体経路RK(図9参照)が内部に形成されており、穴加工を行うときに流体経路RKに流体が供給される。
図4に示すように、ブッシュ部15は、ブッシュ本体部15Aと工具ガイドブッシュ部15Bにて構成され、工具ユニット50の工具Mが挿通される開口部15Kを有している。開口部15Kに工具Mが挿通されて、ブッシュ部15と工具ユニット50が嵌合されると、開口部15Kは密閉される。このため、工具Mによる穴加工で発生した切粉及び吐出される流体は、カバー部10の外部に飛散しない。
また、工具ユニット50は、工具Mと、ブッシュ部15に嵌合するためのチャック部50Aとを備えている。
図4に示すように、ブッシュ部15とチャック部50Aのそれぞれの嵌合部には、工具Mの穴加工による反力FRに対抗するように、反力FRの方向に向かって広がるようにテーパ状の傾斜が形成されたブッシュ側係止部15T、チャック側係止部50Tが、それぞれ設けられている。
なお、ブッシュ側係止部15T、チャック側係止部50Tが設けられているため、図4の上図の状態から工具ユニット50をブッシュ部15の方向に移動させても、嵌合できないため、図7の斜視図に示すように、ブッシュ側係止部15Tとチャック側係止部50Tは複数に分割されている(図7の例では4つに分割)。
図7に示すように、チャック部50Aには、分割されたブッシュ側係止部15Tが挿通される開口部50Kが設けられている。
ロボット40はアームを制御して、開口部50Kにブッシュ側係止部15Tが挿通されるように、工具ユニット50をブッシュ部15の方向に移動させ(図7中の嵌合動作1)、チャック部50Aの嵌合部(チャック側係止部50T)の位置をブッシュ部15の嵌合部(ブッシュ側係止部15T)の位置に位置決めする。この移動が完了した状態を図5に示す。この状態では、まだチャック側係止部50Tとブッシュ側係止部15Tとが嵌合していない。
続いてロボット40は、チャック部50Aを制御(回転)して(図7中の嵌合動作2)、チャック側係止部50Tとブッシュ側係止部15Tとを嵌合(係合)させることで嵌合を完了させる。この嵌合が完了した状態を図6に示す。この嵌合を容易にするために、ブッシュ側係止部15Tまたはチャック側係止部50Tの少なくとも一方に、回転方向に対して徐々に広がるテーパ状の傾斜を設けておくことが好ましい。
ロボット40は、図6に示す状態(ブッシュ部15への工具ユニット50の嵌合が完了した状態)から、工具MをワークWの方向に送り込み、穴加工を行う。このとき、工具M(工具ユニット50)は、工具Mを送り込む力Fと工具M(ドリル等)の回転との双方に対する反力FRを受けるが、テーパ状に傾斜したチャック側係止部50Tとブッシュ側係止部15Tによって固定されているため、位置ずれ等を発生させることなく、安定して高精度に穴加工を行うことができる。
しかし、ブッシュ部15に対して工具ユニット50が固定されていても、工具Mが、工具Mの回転軸ZMに対して「振れる」可能性がある。例えばタッピング加工等、ワークWに下穴があけてある場合、この下穴の位置がずれていると、当該下穴の方向に工具Mに「振れ」が発生し、工具が破損する(折れる)可能性がある。
そこで、工具Mの「振れ」を抑制し、工具Mの破損を防止するために、工具MをワークW上の被加工個所に案内する工具ガイドブッシュ部15Bが、ブッシュ部15に設けられている。工具Mの外径とほぼ同等の内径を有する工具ガイドブッシュ部15Bにより、工具Mの「振れ」を抑制して、適切に破損を防止することができるとともに、開口部を密閉して流体と切粉がカバー部10の外部に飛散することを防止している。
以上に説明した加工システム1では、ロボット40のアームに備えた工具ユニット50を治具30のブッシュ部15に嵌合して固定して穴加工を行うので、位置ずれを発生させることなく高精度な穴加工を行うことができる。また、工具ガイドブッシュ部15B(50Z)を設けることで、工具Mの「振れ」を抑制し、工具Mの破損を適切に防止することができる。
また、ロボット40の台数(すなわち、工具ユニット50の台数)を適切に設定することで、ワークWの複数の被加工個所の穴加工を同時に行うことが可能であり、サイクルタイムを短縮し、設備コストを低減することができる。
また、流体(クーラント等)の使用量については、カバー部10でワークWのみを覆って工具ユニット50を覆う必要がないので、切粉等の飛散エリアが小さく、洗浄等に用いる流体の量を低減することができる。また、切粉等が飛散するカバー部10の内壁側の形状は単純であり、凹凸等の切粉が溜まり易い部分がなく、加工が完了後にカバー部10の内壁の洗浄を行う場合の流体の量を低減することができる。
また、工具Mの先端部から流体を吐出させるので、加工時における流体のムダがなく、流体の量を低減することができる。また、ワークWの下(ほぼ直下)で切粉及び流体を回収する回収部材を備えることで、切粉及び流体の回収が非常に容易である。
●[ロボットを用いない場合の加工システム(図8)]
以上に説明した本実施の形態では、工具ユニット50をロボット40で制御したが、工具ユニット50をマシニングセンタの主軸に取り付けて穴加工を行う加工システムとすることも可能である。
この場合の治具30の例を図8に示す。図2の左図(左側面図)に対して、ワークWの被加工個所に設けたブッシュ部15を、工具ガイドブッシュ部15Bのみに変更している。工具ガイドブッシュ部15Bには、工具ユニット50は嵌合されず、工具ガイドブッシュ部15Bの開口部に工具Mが挿通され、開口部を密閉するとともに、工具Mは工具ガイドブッシュ部15Bにて被加工個所に案内される。
なお、図8に示す治具30は、図2に対してアーム35、ワーク台33等の記載を省略しており、回収配管39は、治具30の直下に設けられた回収装置39Aまで延びている例を示している。
また、工具ガイドブッシュ部15Bを省略して、カバー部10に設けられた開口部のみで工具Mを被加工個所に案内するようにしてもよい。
本発明のロボット加工システム1は、本実施の形態で説明した外観、構成、構造等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
また、テーパ状の傾斜が形成されたブッシュ側係止部15Tとチャック側係止部50Tのテーパ面(当接面)は、非平滑な面とすれば、より大きな摩擦力で、ブッシュ側係止部15Tとチャック側係止部50Tとを係合することができる。
本発明のロボット加工システム1の全体構成の一実施の形態を説明する図である。 治具30の構造を説明する図である。 カバー部10の構造を説明する図である。 ブッシュ部15と工具ユニット50との、嵌合の前後の状態を説明する図である。 工具ユニット50をブッシュ部15の方向に移動させた状態(まだチャック側係止部50Tとブッシュ側係止部15Tとが嵌合していない状態)を示す図である。 図5に示す状態からチャック部50Aを回転させた嵌合状態(チャック側係止部50Tとブッシュ側係止部15Tとが嵌合(係合)した状態)を示す図である。 工具ユニット50のチャック部50Aをブッシュ部15に嵌合する動作を説明する斜視図である。 ロボット40を用いない場合の加工システムの例を説明する図である。 工具Mの内部に形成された流体経路RKを説明する図である。 従来のマシニングセンタ100の例を説明する図である。
1 ロボット加工システム
10 カバー部
11 カバー本体部
11A 被挟持部
12 窓部
15 ブッシュ部
15A ブッシュ本体部
15B 工具ガイドブッシュ部
15T ブッシュ側係止部
15K 開口部
30 治具
31 カバー台
32 クランプ
33 ワーク台
38 回収部材
39 回収配管
40 ロボット
50 工具ユニット
50A チャック部
50B、50Z 工具ガイドブッシュ部
50T チャック側係止部
50K 開口部
FR 反力
M 工具
RK 流体経路
W ワーク

Claims (3)

  1. 穴加工を行う工具を有する工具ユニットと、
    開口した底面を有し前記工具で穴加工されるワークの周囲を覆うカバー部を備えるとともに前記カバー部の内側にワークを位置決めして固定する治具と、で構成される加工システムであって、
    前記カバー部には、前記ワークの被加工個所に対応する位置に、前記工具を挿通する開口部が設けられており、
    前記工具は、前記開口部に挿通されて位置決めされ、
    前記工具には、先端部から流体を吐出可能な流体経路が内部に形成されており、
    前記流体は、前記被加工個所を穴加工する際に前記工具から吐出され、
    前記カバー部の下部には、吐出された前記流体と穴加工の際に発生した切粉とを回収する回収部材が設けられており、
    前記治具は、前記ワークの底面に設けられた穴部に嵌合する突起部を備えて前記ワークを下方から支持するワーク台と、前記ワーク台から離れて配置されて前記カバー部の底面側の縁部を固定する脚部と、を有しており、
    前記カバー部の天板の内壁には、前記ワークの上面に設けられた穴部に嵌合するピンが設けられており、
    前記脚部にて前記カバー部の底面側の縁部を位置決めして固定し、前記ワークの底面の穴部に前記突起部を嵌合させた前記ワーク台を上昇させて、前記カバー部の前記ピンに前記ワークの上面の穴部を嵌合させ、前記治具に対して前記カバー部と前記ワークを位置決めして固定する、
    加工システム。
  2. 請求項1に記載の加工システムであって、
    前記カバー部に設けられた開口部には、前記工具を挿通する開口部を備えた工具ガイドブッシュ部が設けられており、
    前記工具は、前記工具ガイドブッシュ部の開口部を密閉するように挿通されて前記工具ガイドブッシュ部に対して位置決めされる、
    加工システム。
  3. 請求項2に記載の加工システムであって、
    前記工具ユニットは、摺動可能なロボットのアームに取り付けられており、
    前記工具ユニットには、前記工具ガイドブッシュ部を備えたブッシュ部に嵌合するチャック部が設けられており、
    前記ブッシュ部と前記チャック部のそれぞれの嵌合部には、前記工具の穴加工による反力に対抗するように、前記反力の方向に向かって広がるようにテーパ状の傾斜が形成された係止部が、それぞれ設けられており、
    前記ロボットは、
    前記アームを制御して前記チャック部の前記嵌合部の位置を、前記ブッシュ部の前記嵌合部の位置に位置決めし、
    前記チャック部を制御して前記チャック部と前記ブッシュ部とを嵌合させて互いの前記係止部を係止させることで、前記ブッシュ部に対して前記工具ユニットを位置決めして固定した後、前記工具を制御して前記被加工個所に対して穴加工を行う、
    加工システム。
JP2008025055A 2008-02-05 2008-02-05 加工システム Expired - Fee Related JP5169265B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008025055A JP5169265B2 (ja) 2008-02-05 2008-02-05 加工システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008025055A JP5169265B2 (ja) 2008-02-05 2008-02-05 加工システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009184056A JP2009184056A (ja) 2009-08-20
JP5169265B2 true JP5169265B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=41067849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008025055A Expired - Fee Related JP5169265B2 (ja) 2008-02-05 2008-02-05 加工システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5169265B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5801346B2 (ja) * 2013-05-27 2015-10-28 富士重工業株式会社 穿孔装置及び穿孔方法
KR101707299B1 (ko) * 2014-02-28 2017-02-15 도시바 기카이 가부시키가이샤 공작 기계
US10035233B2 (en) * 2016-04-21 2018-07-31 Ford Motor Company Method and apparatus for manufacturing a transmission case
JP6722153B2 (ja) * 2017-07-28 2020-07-15 株式会社Subaru ドリル、穿孔ユニット及び穿孔方法
JP7207983B2 (ja) * 2018-12-10 2023-01-18 株式会社Subaru ドリル、穿孔ユニット及び被穿孔品を製作する方法
JP7267766B2 (ja) 2019-02-14 2023-05-02 株式会社Subaru 回転切削工具、回転切削ユニット及び被切削加工品を製作する方法
JP2021186914A (ja) 2020-05-27 2021-12-13 株式会社Subaru 孔の仕上げ加工工具及び孔の仕上げ加工品の製造方法
CN112652224A (zh) * 2020-12-25 2021-04-13 威海职业学院 一种便于教学用全方位机械加工装置
CN113231878B (zh) * 2021-05-26 2021-12-07 黄醒参 一种机床自动清理检测机器人及其自动清理检测方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5143985U (ja) * 1974-09-30 1976-03-31
JP2825623B2 (ja) * 1990-07-23 1998-11-18 富士重工業株式会社 組立ロボット用ドリリングユニット
DE60334813D1 (de) * 2002-09-16 2010-12-16 Novator Ab Vorrichtung zur befestigung einer tragbaren bohr- oder fräsmaschine an einer schablone zur herstellung von löchern in einem werkstück
JP2008073786A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Toyota Motor Corp 切削加工治具及び切削加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009184056A (ja) 2009-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5169265B2 (ja) 加工システム
US7485082B2 (en) Tool changer and machine tool equipped with the tool changer
US8092357B1 (en) Spindle gripping device and method
US20180104826A1 (en) Machining device
DE102018002518B4 (de) Werkzeugmaschinensystem und Bewegungsverfahren
CN105710459A (zh) 一种钻床自动加工系统
JP6694828B2 (ja) 機械加工方法及びシステム
US20130029817A1 (en) Automatic Tool Changing System for Machine Tool
CN210649840U (zh) 一种钻头研磨设备用上下料装置
JP6008487B2 (ja) 工作機械
JP6608006B1 (ja) 工作機械
CN113246219B (zh) 气夹装置、销钉定位系统、钻孔机及加工精度补偿方法
US10875136B2 (en) Machine tool system and clamping method
CN107138978A (zh) 一种方向盘压铸件自动三轴钻孔机的工件夹持平台
JP5624311B2 (ja) 生産ラインおよび工作機械
CN206066034U (zh) 一种定位对中装置及加工机床
CN213702084U (zh) 一种多工位一体化攻牙设备
CN210080732U (zh) 一种数控车床自动化上下料机构
CN210307014U (zh) 一种气门嘴加工车床
CN210703559U (zh) 六轴镗铣加工机床
JP3875615B2 (ja) 工作機械
CN110653615A (zh) 一种燃烧器分气管数控伺服加工系统
CN220718418U (zh) 一种钻铤制造用多轴联动加工设备
CN217702543U (zh) 基于单轴机器人的自动倒角设备
CN113976970B (zh) 一种高精度视觉定位数控铣床

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121009

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20121019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20121019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121217

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees