JP5168566B2 - 飲料用ディスペンサ - Google Patents

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Description

本発明は、飲料を供給する飲料用ディスペンサに関するものであり、特にボトルから飲料水等を導入して飲用に供する飲料用ディスペンサに関するものである。
水道水は、河川や井戸から取水して濾過し、さらに殺菌して市民に供給されるため、飲用可能な水質を維持している。しかしながら、水道水は、殺菌に塩素を使用するため、塩素臭が残り、茶やコーヒーに使用して飲用した場合に、茶等の味や香りを損ねる。
また外国においては、河川や井戸から飲用に適する水を取水することが困難な地域もある。
そこで、いわゆる銘水や、イオン交換等によって飲用に適する様に処理した水を大型のボトルに詰めて販売する事業が近年盛んである。
大型のボトルに詰められた水は、ボトルから直接取り出して煮たき等に使用される場合もあるが、飲料用ディスペンサに直接ボトルを装着し、飲料用ディスペンサを介して飲用に供される場合も多い。
ここで飲料用ディスペンサは、内部に飲料水タンクを備えるものであり、飲料水タンク内の水を冷却し、冷水化して排出させるものや、逆に加熱して湯として排出させるものがある。また冷却機能と加熱機能の双方を備えたものもある。
ところで、ボトルに詰められた状態の飲料水は、風味を保つために殺菌剤を含有しない。そのため飲料用ディスペンサ内の飲料水タンク内で雑菌が繁殖し、飲料水が汚染される懸念がある。
即ち加熱状態で飲料水タンクに溜置かれる場合は、熱による滅菌が期待できるが、冷水状態で飲料水タンクに溜置かれる場合は、雑菌の繁殖を防ぎ得ない。
この問題を解決するために、飲料水タンク内に紫外線灯等の殺菌灯を挿入し、冷水に紫外線等を照射して滅菌する構成が特許文献1に開示されている。
特開2000−85893号公報
特許文献1に開示された飲料用ディスペンサでは、飲料水タンクの側面から紫外線灯を挿入し、飲料水タンク内の飲料水に紫外線を照射して滅菌を行っている。
しかしながら、特許文献1に記載の飲料用ディスペンサによると、例えば飲料用ディスペンサからコップに冷水を注ぐ場合、飲料用ディスペンサから排出される水のなかで初期に排出される部分については、滅菌が充分でない場合がある。
即ち特許文献1に開示された飲料用ディスペンサでは、飲料水タンクの底に出水部が設けられている。そして出水部は構造上、凹穴状とならざるを得ない。
ここで特許文献1に開示された飲料用ディスペンサでは、飲料水タンクの飲料水に均等に紫外線が照射される様に紫外線灯が配されているが、前記した様に出水部は凹穴状であってその内部が影になり易いから、紫外線の照射が充分に行われない。そのため特許文献1に開示された飲料用ディスペンサでは、出水部の近傍の殺菌が充分であるとは言えず、初期に排出される部分については、滅菌が充分でない場合がある。
また特許文献1に開示された飲料用ディスペンサは、紫外線灯の取り替えが困難であるという問題もある。
即ち紫外線灯には寿命があり、定期的に取り替える必要があるが、特許文献1に開示された飲料用ディスペンサは、飲料水タンクの側面から紫外線灯が挿入されているので、紫外線灯を取り替える際に飲料用ディスペンサの筐体の側面を開放しなければならない。
しかしながら、例えば飲料水タンクの前側(需要者が立つ位置側)の側面に紫外線灯を取り付ける場合は、電磁弁や制御盤等が邪魔になり、紫外線灯の取り替えに手間どる。
一方、左右の側面に紫外線灯を取り付ける構成を採用する場合には、紫外線灯の取り替えの際に飲料用ディスペンサの左右に作業空間を確保しなければならないという不満がある。
即ち飲料用ディスペンサを市街地の事務所等に設置する場合は、事務所内の空間を有効に活用するため、棚やキャビネットの間の隙間に飲料用ディスペンサが置かれる場合が多い。この様な場合には、飲料用ディスペンサの左右側面に棚やキャビネットが密接しており、紫外線灯の取り替えの際に飲料用ディスペンサの左右に作業空間を確保することが困難となる。
そこで本発明は、従来技術の上記した問題に注目し、注水初期においても充分に滅菌された飲料水を注水させることが可能であり、且つ殺菌灯の取り替えも容易である飲料用ディスペンサを提供することを課題とする。
上記した課題を解決すべく提供される請求項1に記載の発明は、飲料水タンクを備え、前記飲料水タンク内に殺菌灯が設けられた飲料用ディスペンサであって、飲料水タンクの上部に給水用のボトルが取り付けられ、当該ボトルは取り外し可能である飲料用ディスペンサにおいて、前記飲料水タンクの底部に出水部が設けられ、前記出水部は縦方向に下がる立ち下げ部を有し、前記殺菌灯は、飲料水タンクの上部側から飲料水タンク内に挿入され、その一端が立ち下げ部に至っていることを特徴とする飲料用ディスペンサである。
本発明の飲料用ディスペンサにおいても、飲料水タンクの底部に出水部が設けられている。そして出水部は縦方向に下がる立ち下げ部を有している。そして本発明の飲料用ディスペンサでは、殺菌灯は、飲料水タンクの上部側から飲料水タンク内に挿入し、その一端を立ち下げ部に至らしめている。そのため本発明の飲料用ディスペンサでは、殺菌灯の中間部分が飲料水タンクの本体部分にあり、端部が出水部の中に入り込んでいる。したがって殺菌灯の中間部分で飲料水タンク内の飲料水に対して滅菌光が略均等に照射され、出水部に溜まる飲料水に対しては、殺菌灯の端部によって重点的に滅菌光が照射される。
即ち飲料水タンクの出水部は、当然に本体部分に比べて断面積が小さいので、出水部にはタンクの本体部に比べて強力に滅菌光が略均等に照射され、注水直前の飲料水を強力に殺菌する。
また本発明の飲料用ディスペンサでは、殺菌灯が飲料水タンクの上部側から挿入されるので、殺菌灯の取り替えも容易である。即ち本発明の飲料用ディスペンサは、飲料水タンクの上部に給水用のボトルが取り付けられ、当該ボトルは取り外し可能なものである。従って、例えば本発明の飲料用ディスペンサを市街地の狭い事務所に設置したとしても、飲料水タンクの上に物を置くという事態は考えられない。またボトルは日常的に取り外すものであるから、殺菌灯を取り替える際にボトルは取り外すことは造作のないことである。 そして飲料用ディスペンサでは、ボトルを取り外すことによって飲料水タンクの上部に作業空間が確保され、殺菌灯を飲料水タンクの上部側から抜き出して取り替えることができる。
請求項2に記載の発明は、飲料水タンクは天面板を備え、前記天面板から前記立ち下げ部に至る保護管を有し、前記保護管の下部の周囲と立ち下げ部との間には通水空間があり、前記保護管内に前記殺菌灯が挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の飲料用ディスペンサである。
本発明の飲料用ディスペンサでは、殺菌灯が保護管によって覆われているので、殺菌灯が破損しても飲料水を汚染することはない。
また飲料用ディスペンサでは、保護管が天面板から立ち下げ部に至っているので、天面板を外すことなく殺菌灯を取り替えることができる。
請求項3に記載の発明は、排水管を有し、当該排水管は需要者に湯水を供給する注水口に連通するものであり、前記排水管は立ち下げ部から分岐され、前記殺菌灯の端部は排水管の分岐部よりも下部に至っていることを特徴とする請求項1又は2に記載の飲料用ディスペンサである。
本発明の飲料用ディスペンサでは、排水管は立ち下げ部から分岐され、殺菌灯の端部は排水管の分岐部よりも下部に至っている。これは、殺菌灯の端部は、口金や電極があり、中間部に比べて紫外線等の発光が弱いことに対応するものである。本発明の飲料用ディスペンサでは、前記した様に殺菌灯の端部は排水管の分岐部よりも下部に至っているから、排水管が分岐されている部位までに不足無く紫外線等を照射することができる。
請求項4に記載の発明は、前記殺菌灯の端部の電極部が排水管の分岐部よりも下部に至っていることを特徴とする請求項3に記載の飲料用ディスペンサである。
本発明の飲料用ディスペンサでは、殺菌灯の端部の電極部が排水管の分岐部よりも下部に至っているから、排水管が分岐されている部位までに不足無く紫外線等を照射することができる。
請求項5に記載の発明は、排水管に注出弁が設けられ、前記排水管は分岐部から注出弁に至る間が直線状であり、前記注出弁の弁体として排水管の先端を塞ぐ隔膜式の弁体が用いられることを特徴とする請求項3又は4に記載の飲料用ディスペンサである。
本発明の飲料用ディスペンサでは、分岐部から注出弁に至る間の配管が直線状である。従って殺菌灯の光が注出弁にまで至り、分岐部から注出弁に至る間が殺菌される。さらに本発明では、注出弁の弁体として隔膜式の弁体(ダイヤフラム)が用いられるので、弁体の背部に水が滞留せず、注出弁においても雑菌が発生するのを抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、保護管を有する構成であり、立ち下げ部の軸線上であって分岐部の下部側に殺菌灯端部収納部が設けられ、殺菌灯端部収納部に保護管の端部が至り、保護管と殺菌灯端部収納部との間は水密状態であって水が進入する余地がないことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の飲料用ディスペンサである。
本発明の飲料用ディスペンサでは、殺菌灯端部収納部に保護管の端部が至り、保護管と殺菌灯端部収納部との間は水密状態であって水が進入する余地がないので、保護管と殺菌灯端部収納部との間に水が滞留せず、注出弁においても雑菌が発生するのを抑制することができる。
前記した立ち下げ部は、飲料水タンクの底部に飲料水取り出し配管を接続することによって形成させてもよい(請求項7)。
また保護管は、フッ素系樹脂を素材とするものであることが推奨される(請求項8)。
本発明の飲料用ディスペンサは、注水初期においても充分に滅菌された飲料水を注水させることが可能となり、安全性が高い。また本発明の飲料用ディスペンサは、殺菌灯の取り替えも容易であり、メンテナンスに手間がかからない。
続いて、本発明の一実施形態にかかる飲料用ディスペンサ1について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の飲料用ディスペンサの正面図である。図2は、飲料用ディスペンサの上部の分解斜視図である。図3は、図1の飲料用ディスペンサの装置構成図である。図4は、図3の飲料用ディスペンサの飲料水タンク(低温タンク)の拡大図である。図5は、図1の飲料用ディスペンサで採用する冷水注出弁73の構成図である。
飲料用ディスペンサ1は、例えばミネラルウォーターのような飲料を低温状態および高温状態とし、適宜供給可能なように保温あるいは保冷しておくことができるものである。 飲料用ディスペンサ1は、図1,2の様に樹脂の薄板によって覆われた筐体2を有し、その天面部にボトル3が接続される。なお筐体2の素材は任意であり、鋼の薄板等の金属で作られていてもよい。
筐体2は、大きく、土台部5、注水部6、操作部7及びタンク内蔵部8に分かれている。注水部6は、図2の様に大きく窪んでおり、コップ等を設置する設置台10が形成されている。
注水部6には、冷水用ノズル11と熱湯用ノズル12が設けられており、冷水用ノズル11からは冷水が注水され、熱湯用ノズル12からは煮沸水が給湯される。
操作部7は、スイッチ類が取り付けられた部位であり、使用者から見やすい様に斜め上方に傾斜している。
操作部7には高温用スイッチ群15と、冷水用スイッチ群16が設けられている。高温用スイッチ群15には給湯ボタン14がある。冷水用スイッチ群16には、注水ボタン(スイッチ)20と、準備ボタン(スイッチ)21がある。また注水ボタン20の近傍には注水中であることを示す注水ランプ22があり、準備ボタン21の近傍には準備ランプ23が配されている。準備ランプ23は、注水が可能であるか否かを示すものであり、注水が可能である場合は、青色に点灯し、注水ができない場合は赤色に点灯する。準備中である場合は、青色が点滅する。
タンク内蔵部8には後記する冷温タンクと温水タンクが内蔵されている。
タンク内蔵部8の天面には図2の様に天板25があるが、天板25の中央部は大きく開口し、給水部28が露出している。給水部28は、漏斗状の凹部29を持ち、その中央部に接続筒30が立設されている。
接続筒30は、凹部29にボトル3の接続口を差し込んだ際にボトル3の内側に向けて差し込まれた状態となる部分である。また、接続筒30の上端側には、流入口24(図3)が設けられている。接続筒30の構造は公知のそれと同一であり、凹部29にボトル3の接続口を接続した時に、ボトル3内にエアが入ればボトル3内の飲料が流入口24を介して接続筒30内に流入する。
給水部28は、低温タンク(飲料水タンク)35の上部に取り付けられている。より具体的には、低温タンク35の上端部に、天面板40が装着されており、天面板40の略中央部に前記した給水部28が設けられている。
本実施形態では、給水部28は、図示しない係合部によって低温タンク35に固定され、給水部28を半回転程度回転させることによって容易に係合を解くことができ、給水部28を低温タンク35から取り外すことができる。
給水部28を取り外すと、図2の様に低温タンク35の天面板40が露出する。
本実施形態の飲料用ディスペンサ1の内部における装置構成は、図3の通りである。
即ち飲料用ディスペンサ1は、低温タンク35と高温タンク41を持つ。飲料用ディスペンサ1は、飲料を冷却するための冷却装置や、飲料を加熱するための加熱装置44も備えている。
低温タンク35は、飲料を低温状態で貯留しておくためのタンクである。低温タンク35は、天面板40を持ち、内部を略密封することができる。低温タンク35は、天面板40側から水が供給され、底面42側から水を排水するものであり、底面42に出水部50が設けられている。出水部50の構成について後述する。
低温タンク35の外周であって、底部側領域47に相当する位置には、熱交換器43が取り付けられている。熱交換器43は、図示しない冷却装置の蒸発器をなすものであり、低温タンク35内にある飲料を冷却するものである。
低温タンク35内には、仕切板45が設けられている。仕切板45は、略水平となるように設置されている。低温タンク35の内部空間は、仕切板45を境として頂部側の頂部側領域46と底部側領域47とに分かれている。仕切板45と低温タンク35の内壁49との間には連通部48があり、この連通部48を介して頂部側領域46と底部側領域47とが連通している。
頂部側領域46には、前記した給水部28の凹部29が下向きに突出し、接続筒30の内部が頂部側領域46と連通している。
仕切板45の略中央には、流出口52が設けられており、これを介して連通管51が連通している。連通管51は、低温タンク35の内部を貫通し、低温タンク35の底部から外部に突出し、高温タンク41の底部に接続されている。
本実施形態で採用する低温タンク35では、殺菌装置として殺菌灯60,61が二灯使用されている。殺菌灯60,61はいずれも公知の紫外線灯であり、ガラス管62の両端に口金64がある。ガラス管62内には水銀蒸気が封入されている。ガラス管62内の両端には電極(電極部)63,65が設けられており、電極63,65の間で放電して紫外線を発生させる。
本実施形態では、殺菌灯60,61はいずれも保護管67,68内に挿入されている。即ち本実施形態では、低温タンク35内に2本の保護管67,68が設けられている。2本の保護管67,68は、いずれもフッ素系樹脂を素材とするものであり、透明であって光を透過することができる。またフッ素系樹脂を素材とする保護管67,68は、衝撃に強く、割れないので安全である。
2本の保護管67,68は、いずれも低温タンク35の天面板40側から底面42側に向かって垂下されている。
即ち一方の保護管67は、天面板40から底板に渡って垂直に設置されており、上端側は天面板40よりも上部にあって開放されている。保護管68の上部には蓋70が設けられている。蓋70の内面にはコネクタ(図示せず)が取付けられており、殺菌灯61の口金64に設けられた端子(図示せず)が接続される。
また保護管68の底は閉塞されており、もう一つのコネクタ(図示せず)が取付けられている。底側のコネクタには殺菌灯61の他端側の口金64に設けられた端子(図示せず)が接続される。
殺菌灯61は、低温タンク35の上部側から保護管68内に挿入され、下側の端子が底側のコネクタに接続され、上側の端子が蓋70側のコネクタに接続されている。
これに対してもう一つの保護管67の先端は、低温タンク35の底面42を越えて出水部50の中にまで至っている。
即ち本実施形態では、低温タンク35の底面に出水部50が設けられている。なお出水部50は、低温タンク35に対して一体的に成形されていてもよく、低温タンク35の本体に対して他の配管を接続して形成してもよい。
そして本実施形態では、出水部50は、低温タンク35の底から縦方向に下がる立ち下げ部72が設けられている。
立ち下げ部72は大きく3つの領域に分かれている。即ち低温タンク35の底面から長さLの領域は、太管部66である。太管部66の太さは、後述する排水管71よりも太く、さらに保護管67よりも太い。
Lの長さは、10mmから40mm程度である。
また最も先端の領域は、殺菌灯端部収納部76となっており、その内径が保護管67の外径と略等しい。また両者(太管部66と殺菌灯端部収納部76)を繋ぐ領域はテーパー状に縮径したテーパ部69となっている。
そして長さLの領域の最も下部の位置に分岐部75があり、当該分岐部75から排水管71が分岐されている。排水管71の先端には冷水注出弁73が設けられているが、前記した分岐部75から冷水注出弁73に至るまでの間は、直線である。またこの間の排水管71の姿勢は、水平である。言い換えるとこの間の排水管71は立ち下げ部72に対して垂直である。
そして前記した保護管67は、先に説明した保護管68と同様に天面板40から底板42に向かって垂直に設置されているが、その端部は、立ち下げ部72の最奥の位置にまで至っている。即ち保護管67の端部は、立ち下げ部72の殺菌灯端部収納部76に挿入されている。
保護管67と殺菌灯端部収納部76との間は水密状態であって水が進入する余地がない。
さらに立ち下げ部72の殺菌灯端部収納部76と保護管67の間には図示しないシールが施され、両者の間はシールで埋められている。
保護管67の上部には先と同様に蓋70が設けられている。蓋70の内面にはコネクタ(図示せず)が取付けられており、殺菌灯60の口金64に設けられた端子が接続される。
また保護管67の底は閉塞されており、もう一つのコネクタ(図示せず)が取付けられている。底側のコネクタには殺菌灯60の他端側の口金64に設けられた端子が接続される。
殺菌灯60は、低温タンク35の上部側から保護管67内に挿入され、下側の端子が底側のコネクタに接続され、上側の端子が蓋70側のコネクタに接続されている。
ここで本実施形態における殺菌灯60と低温タンク35の位置関係を説明すると次の通りである。
即ち殺菌灯60は、低温タンク35の上部側から低温タンク35内に挿入されており、その先端部分が低温タンク35の底面42を越えて出水部50に入り込んでいる。また口金64及び電極63は、殺菌灯端部収納部76及びテーパ部69にあり、少なくとも低温タンク35の底面から長さLの領域を外れている。即ち殺菌灯60の端部の電極部が排水管71の分岐部75よりも下部に至っている。
なお本実施形態では、口金64及び電極63の一部が、テーパ部69と重なっているが、口金64及び電極63とテーパ部69との重なりは、少ないほうがよい。最も望ましい態様は、口金64及び電極63の全てが殺菌灯端部収納部76内にあり、口金64等とテーパ部69との重なりが無い構成である。
一方、冷水注出弁73は、上述したとおり、排水管71の先端に設けられるが、本発明では、この冷水注出弁73において上記排水管71の先端を塞ぐ弁体として隔膜式の弁体(ダイヤフラム)74が用いられている。
具体的には、この冷水注出弁73は、上記排水管71の延長線上に沿って弁座77が形成され、この弁座77に当接可能にダイヤフラム74が設置される。そして、このダイヤフラム74の背部にプランジャ78が設けられ、このプランジャ78の前進によりダイヤフラム74が上記排水管71を閉止する一方、プランジャ78の後退によって排水管71の閉止状態が解除され、排水管71の飲料水が冷水用ノズル11に導入されるように構成されている。
換言すれば、本実施形態では、水平に配設された排水管71に対して直交するように隔膜式の弁体を有する冷水注出弁73が横向きに配設され、これによって、ダイヤフラム74が殺菌灯60と対面するように構成されている。なお、このダイヤフラム74はフッ素系の樹脂などの耐紫外線性の高い部材で構成され、(または、耐紫外線性を有するフッ素系の樹脂でコーティングされ)、少なくとも殺菌灯60と対面する部分が耐紫外線性を有するように構成される。
次に高温タンク41について説明する。高温タンク41は、飲料を高温状態で貯留しておくためのタンクである。高温タンク41の頂部側には、内部に貯留されている飲料を取り出すための給湯配管53が接続されている。給湯配管53には、給湯弁54が取り付けられており、これを開くことで高温タンク41内にある高温の飲料を外部に取り出すことができる。また、高温タンク41の底面には、上記した連通管51が接続されている。連通管51は、低温タンク35から直線的に垂下した直管部51aと、接続部51bとを有する。直管部51aは、低温タンク35の略中央を縦断している。接続部51bは、直管部51aに連続し、直管部51aに対して折れ曲がった部分であり、その末端部分が高温タンク41の底面に接続されている。
高温タンク41には、加熱装置44が設けられている。加熱装置44は、公知のヒーター等によって構成されており、図示しない温度センサによる検知結果に基づいて高温タンク41内にある飲料を加熱可能とされている。そのため、高温タンク41に対して連通管51を介して供給された飲料は、加熱装置44の作動に伴って加熱殺菌される。
次に本実施形態の飲料用ディスペンサ1の機能について説明する。
本実施形態の飲料用ディスペンサ1は、天面部にボトル3が接続されて使用される。即ちボトル3の接続口に飲料用ディスペンサ1の接続筒30が挿入され、ボトル3が飲料用ディスペンサ1内に導入される。そして水は低温タンク35に流れ込み、その一部が連通管51を介して高温タンク41に入る。
そして給湯ボタン14をオンすることによって給湯弁54が開き、湯が供給される。また注水ボタン20をオンすることによって冷水注出弁73が開き、冷水が供給される。
ここで本実施形態の飲料用ディスペンサ1では、低温タンク35の雑菌増殖を抑えるために、2灯、殺菌灯60,61が設けられている。
この内の一方の殺菌灯61は、定期的に一定時間点灯するものであり、他方の殺菌灯60は、給水直前に点灯されるものである。
即ち端部が低温タンク35の底近傍に或る殺菌灯61は、主として低温タンク35内の水を滅菌するものであり、飲料水の消費頻度に係わらず、一定時間ごとに一定時間づつ点灯する。例えば、2時間おきに、10分だけ点灯する。
これに対して端部が低温タンク35の出水部50に至っている殺菌灯60は、給水に先立って点灯する。逆に言えば、本実施形態の飲料用ディスペンサ1は、殺菌灯60が一定時間点灯した後でなければ注水することができない。即ち殺菌灯60が一定時間点灯した後でなければ注水ボタン20を押しても冷水注出弁73は開かず、水は出ない。
本実施形態の飲料用ディスペンサ1では、操作部7に注水ボタン20と準備ボタン21が設けられており、さらに準備ボタン21の近傍には準備ランプ23が配されている。そして注水が可能である場合は、準備ランプ23が青色に点灯し、注水ができない場合は赤色に点灯し、準備中である場合は、青色が点滅する。
本実施形態の飲料用ディスペンサ1では、通常、準備ランプ23は赤色に点灯しており、注水ができない状態で待機している。準備ランプ23は赤色に点灯している状態においては、注水ボタン20を押しても無視され、冷水注出弁73は開かない。
そして使用者が注水を希望する場合には、注水ボタン20に先立って準備ボタン21を押す。誤って先に注水ボタン20を押した場合には、文字等による表示をし、正しい操作手順を示すことが望ましい。
なお準備ボタン21は、みだりに押圧されることがないように、オンされにくい構造や回路構成とすることが望ましい。たとえば、準備ボタン21は、注水ボタン20よりも強く押す必要があったり、深く押す必要があるという様に機械的にオンされにくい構造や、一定時間押しつづけた場合にオン状態となる回路を採用することが推奨される。
準備ボタン21がオン状態となると、端部が低温タンク35の出水部50に至っている殺菌灯60が点灯する。同時に準備ランプ23が青色の点滅に変わる。
そして一定時間が経過すると、準備ランプ23が青色の連続点灯に変わり、注水可能な状態となる。そこで注水ボタン20をオンすると冷水注出弁73が開き、冷水用ノズル11から注水が行われる。
本実施形態では、注水可能な状態となってもさらに一定時間は殺菌灯60が点灯を続ける。
また注水可能な状態は、殺菌灯60が消灯したのちも、一定時間に渡って維持される。即ち雑菌が新たに繁殖するまでの時間は注水をしても安全性が確保されるから、殺菌灯60が消灯したのちも、例えば1時間程度は注水可能となる。
図6は、注水時における一連の動作を示すフローチャートである。
即ち本実施形態の飲料用ディスペンサ1では、ステップ1で準備ボタン(スイッチ)21がオンされるのを待っており、ステップ1で準備ボタン21がオンされなければ次のステップに進まない。
そしてステップ1で準備ボタン21がオンされたことが確認されると、ステップ2に進み、タイマが計時を開始する。続いてステップ3に進み、準備ランプ23を青色点滅状態として準備中であることを使用者に報知する。なおランプの表示に代わって、「準備中」等の文字を表示したり、準備中であることを連想させる図形表示を行ってもよい。
さらにステップ4に移行して、前記した殺菌灯60を点灯する。
ここで本実施形態では、殺菌灯60は、先端部が低温タンク35の出水部50に至っている。そのため凹部たる出水部50内に紫外線が照射され、出水部50内の水が滅菌される。さらに本実施形態では、殺菌灯60の口金64及び電極63が殺菌灯端部収納部76及びテーパー部69にあり、殺菌灯60の端部の電極63が排水管71の分岐部75よりも下部に至っている。
即ち殺菌灯60の中には発光しない部位(口金64)及び発光しても紫外線が弱い部位(電極63)があるが、これらの部位は通水流路を外れた位置にあり、注水に際して水が通過する流路は全て紫外線が照射される。逆に言えば、最初に注水される水に紫外線が照射され、滅菌される。
特に本実施形態では、排水管71の分岐部75は、殺菌灯60の中間部(口金及び電極部を除く)が対向し、強い紫外線が分岐部75に照射される。さらに分岐部75から冷水注出弁73に至るまでの間は、排水管71が直線であるため、排水管71内にも紫外線が入る。加えて、排水管71の先端には冷水注出弁73が設けられているが、前記した様に冷水注出弁73は、弁体として隔膜式の弁体(ダイヤフラム)74が用いられており、水平に配設された排水管71に対して直交するように隔膜式の弁体(ダイヤフラム)74を有する冷水注出弁73が横向きに配設され、ダイヤフラム74が殺菌灯60と対面するので、ダイヤフラム74にも紫外線が当たる。そのため排水管71の内部の水や冷水注出弁73についても殺菌される。しかも、本実施形態では、排水管71の先端を塞ぐ弁体としてダイヤフラム74が用いられていることから、このダイヤフラム74の背部に水が滞留することがなく、その上、排水管71の管路内には紫外線の当たらない死角が生じないので、排水管71内の殺菌を確実に行なうことができる。
なお殺菌灯60の全長の内、多くの部分は、低温タンク35の本体部分の水に対して紫外線を照射するから、殺菌灯60を点灯することによって低温タンク35の本体部分に貯留された水も滅菌される。
そして殺菌灯60の点灯時間が一定時間を経過するのを待つ(ステップ5でノー)。この時間は、数秒から十数秒の範囲であり、低温タンク35の出水部50に溜まった水を滅菌し得る時間である。なお低温タンク35の立ち下げ部72の断面積は小さく、水が通過する流路は、立ち下げ部72の内壁と、保護管67の外壁の間であるから水は少量であり、且つ当該部位の水は、殺菌灯60に極めて近接しているから、上記した一定時間は数秒から十数秒といった短いもので足る。即ち紫外線の強度は、距離の二乗に反比例して減少するが、前記した様に、当該部位の水は、殺菌灯60に極めて近接しているから、強力な紫外線が照射されることとなる。加えて殺菌灯60の周囲に近接して立ち下げ部72の内壁があるから、立ち下げ部72の内壁によって紫外線が反射し、反射光によっても内部の水が滅菌される。
そして殺菌灯60の点灯時間が一定時間を経過すると、ステップ5がイエスとなり、ステップ6以下に進む。
即ち殺菌灯60の点灯時間が一定時間を経過すると、初期に注水されるべき水が充分に殺菌されるから、ステップ6に移行して準備ランプ23を青の点滅から青の常時点灯に切り換え、使用者に殺菌が完了したことを知らせ、ステップ7で注水ボタン20がオンされるのを待つ。
ただし本実施形態では、この段階では殺菌灯60を消灯しない。
ステップ7で注水ボタン20がオンされるとステップ8に移行し、冷水注出弁73を開く。その結果、低温タンク35から冷水用ノズル11に至る一連の流路が開き、冷水用ノズル11から低温タンク35内の冷水が排水される。
本実施形態では、この段階では、殺菌灯60の点灯状態を維持している。そのため低温タンク35内の冷水が、出水部50に入り、出水部50の立ち下げ部72を通過する際に強い紫外線を照射され、殺菌される。即ち冷水は、保護管67の下部の周囲と立ち下げ部72との間の通水空間80を通過する際に殺菌される。
即ち本実施形態では、出水部50の立ち下げ部72の内、低温タンク35の底面から長さLの領域(太管部66)に冷水が通過するが、本実施形態では、太管部66の長さを比較的長く設計している。そのため低温タンク35内の水が排出されるまでの間に、冷水は相当の長さLに渡って、殺菌灯60に近接した流路を通過する。そのため低温タンク35内の滅菌が例え充分でなくとも、冷水用ノズル11から排出されるまでの間で充分に滅菌処理が行われる。
そしてステップ9に移行し、第2の時間が経過したか否かを判断する。この第2の時間は、殺菌灯60によって低温タンク35内の全域をある程度滅菌し得る時間である。この時間が経過すると、低温タンク35内が滅菌されているから、あえて出水部50の立ち下げ部72内で強い紫外線を照射する必要はない。
従って、ステップ9で第2の時間が経過したことが判明すれば、ステップ10に移行して殺菌灯60を消灯し、ステップ11に移行する。
またステップ9で第2の時間が経過していないならばステップ7に戻り、注水ボタン20を確認する。注水ボタン20がオンであるならば冷水注出弁73を開き続け、オフであるならば冷水注出弁73を閉じてステップ9に移行する。
また前記したステップ7で注水ボタン20がオンされることを待つが、注水ボタン20がオフであった場合は、ステップ9に移行して第2の時間が経過したか否かを判断し、第2の時間が経過していなければ、再度ステップ7に戻る。
要するに、ステップ7,8,9で注水ボタン20のオンオフ状態と、殺菌灯60の点灯時間の経過を待つこととなる。
殺菌灯60の点灯時間が経過するとステップ9がイエスとなり、ステップ10に進んで殺菌灯60を消灯する。また新たにタイマの計時を開始する。このタイマは、新たに雑菌が繁殖し得る時間を勘案して決定される。
そしてステップ11で当該タイマによる計時時間が完了したか否かを判断し、計時時間が経過していなければステップ7に戻り、注水ボタン20のオンオフ状態を確認する。要するに、殺菌灯60が消灯してから、一定の時間が経過してステップ11でタイマによる計時時間が完了したことが確認されるまでの間は、注水可能な状態が維持される。
そしてステップ11でタイマによる計時時間が完了したことが確認されればステップ12に移行して準備ランプ23を赤色の点灯に変え、ステップ1に戻る。
前記した様に、注水ボタン20のオンオフを確認するのはステップ7であり、その間にステップ1があって準備ボタン21のオンオフを確認する工程があるから、準備ボタン21を押すこと無く注水ボタン20を押しても冷水注出弁73は開かない。
以上説明した実施形態では、殺菌灯60が消灯した後、一定時間は注水が可能な状態としたが、殺菌灯60の消灯と共に注水ができない状態としてもよい。
図7は、本発明の他の実施形態における注水時における一連の動作を示すフローチャートであり、殺菌灯60の消灯と共に注水ができない構成を採用したものである。
本実施形態によると、ステップ9で第2の時間が経過したか否かを判断し、第2の時間が経過しておればステップ10に移行して殺菌灯60を消灯し、直ちに準備ランプ23を赤色の点灯に変え(ステップ11)ステップ1に戻る。
前記した様に、注水ボタン20のオンオフを確認するのはステップ7であり、その間にステップ1があって準備ボタン21のオンオフを確認する工程があるから、準備ボタン21を押すこと無く注水ボタン20を押しても冷水注出弁73は開かない。即ち本実施形態では、殺菌灯60が消灯した後は、注水することができない。
本実施形態によると、注水される水は注水直前に保護管67の下部の周囲と立ち下げ部72との間の通水空間80を通過し、注水の直前に強い紫外線が照射されるから、殺菌効果が高い。
また以上説明した実施形態では、殺菌灯60が一定時間点灯した後に注水可能とし、さらに注水可能な状況のもとで殺菌灯60の点灯を続けたが、殺菌灯60が一定時間点灯した後に消灯させ、その後に一定時間だけ注水可能とすることも考えられる。
以上説明した実施形態では、殺菌灯を二灯採用した。本実施例の様に殺菌灯を二灯使用する構成は、殺菌灯の寿命を延ばす効果があり、推奨される構成である。即ち本実施形態では、注水の直前に一方の殺菌灯を点灯させる構成であり、かつ、注水直前の水に対して重点的に紫外線が照射されるから、タンク内の水に対して行われる定期的な殺菌は、簡単なもので足る。そのため定期的に行う殺菌の点灯時間を短くしたり、点灯間隔を長くすることができる。
また本実施形態では、二灯の殺菌灯は、いずれも低温タンク35の全高に及ぶ長さを持つが、短いものであってもよい。例えば、端部が低温タンク35の出水部50に至っている殺菌灯60は、その上端が低温タンク35の中心程度の高さにあったり、あるいはより低い位置にあるものであってもよい。他方の殺菌灯についても同様である。
さらに本実施形態では、両端に口金64を有するものを採用したが、一方だけに口金64を有するものであってもよい。殺菌灯の形状は任意である。
殺菌灯を二灯以上使用する場合であって、一方の殺菌灯を定期的に点灯させる様な場合には、定期点灯が終了した後の一定時間内に限って、準備ボタン21を押さなくても注水可能とする構成を採用してもよい。
上記した実施形態では、注水ボタン20と準備ボタン21とを別々に設けたが、一つのボタンで両者を併用してもよい。例えば注水ボタン20を一定時間押しつづけることによって殺菌灯が点灯し、その後に殺菌によって注水が可能になった状態で注水ボタン20を押すと一定量の注水が得られる構成とすることも可能である。
上記した実施形態では、冷水注出弁73を開くことによって注水が行われる構成を採用し、さらに同一の弁で一定期間注水を阻止する機能も発揮させている。これに対して注水を行う弁と、注水を阻止する弁とを別々に設けることも可能である。例えば低温タンク35の出口側に電磁弁を設け、さらに冷水用ノズル11の近傍にコック等の手動弁を設ける。そして常時は前記した電磁弁を閉じ、殺菌灯が一定時間点灯した後に電磁弁を開く。使用者は、手元のコックを操作して注水を行う。
また上記した飲料用ディスペンサ1は、殺菌灯の交換も容易である。即ち本実施形態の飲料用ディスペンサ1において、殺菌灯60,61を交換する場合は、図2の様にボトル3を外し、さらに給水部28を半回転程度回転させて給水部28を取り外す。その結果、図2の様に、低温タンク35の天面板40が露出し、保護管67,68の端部が露出する。この状態で、保護管67,68の蓋を取れば、内部の殺菌灯60,61の端部が露出し、殺菌灯60,61を抜き出すことができる。
本発明の実施形態の飲料用ディスペンサの正面図である。 飲料用ディスペンサの上部の分解斜視図である。 図1の飲料用ディスペンサの装置構成図である。 図3の飲料用ディスペンサの飲料水タンクの拡大図である。 図1の飲料用ディスペンサで採用する注水弁の構成図である。 注水時における一連の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態における注水時における一連の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 飲料用ディスペンサ
3 ボトル
35 低温タンク(飲料水タンク)
40 天面板
50 出水部
60,61 殺菌灯
63 電極(電極部)
67,68 保護管
71 排水管
72 立ち下げ部
73 冷水注出弁
74 弁体(ダイヤフラム)
75 分岐部
76 殺菌灯端部収納部
80 通水空間

Claims (8)

  1. 飲料水タンクを備え、前記飲料水タンク内に殺菌灯が設けられた飲料用ディスペンサであって、飲料水タンクの上部に給水用のボトルが取り付けられ、当該ボトルは取り外し可能である飲料用ディスペンサにおいて、前記飲料水タンクの底部に出水部が設けられ、前記出水部は縦方向に下がる立ち下げ部を有し、前記殺菌灯は、飲料水タンクの上部側から飲料水タンク内に挿入され、その一端が立ち下げ部に至っていることを特徴とする飲料用ディスペンサ。
  2. 飲料水タンクは天面板を備え、前記天面板から前記立ち下げ部に至る保護管を有し、前記保護管の下部の周囲と立ち下げ部との間には通水空間があり、前記保護管内に前記殺菌灯が挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の飲料用ディスペンサ。
  3. 排水管を有し、当該排水管は需要者に湯水を供給する注水口に連通するものであり、前記排水管は立ち下げ部から分岐され、前記殺菌灯の端部は排水管の分岐部よりも下部に至っていることを特徴とする請求項1又は2に記載の飲料用ディスペンサ。
  4. 前記殺菌灯の端部の電極部が排水管の分岐部よりも下部に至っていることを特徴とする請求項3に記載の飲料用ディスペンサ。
  5. 排水管に注出弁が設けられ、前記排水管は分岐部から注出弁に至る間が直線状であり、前記注出弁の弁体として排水管の先端を塞ぐ隔膜式の弁体が用いられることを特徴とする請求項3又は4に記載の飲料用ディスペンサ。
  6. 保護管を有する構成であり、立ち下げ部の軸線上であって分岐部の下部側に殺菌灯端部収納部が設けられ、殺菌灯端部収納部に保護管の端部が至り、保護管と殺菌灯端部収納部との間は水密状態であって水が進入する余地がないことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の飲料用ディスペンサ。
  7. 飲料水タンクの底部に飲料水取り出し配管が接続され、前記飲料水取り出し配管によって前記立ち下げ部が構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の飲料用ディスペンサ。
  8. 保護管を有し、前記保護管内に前記殺菌灯が挿入されている構成であって、前記保護管は、フッ素系樹脂を素材とするものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の飲料用ディスペンサ。
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