JP5168034B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
かかる問題は、顔の表情を利用して画像検索処理を行う場合も同様となっている。
画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段と、前記特定手段により特定された前記対象物の状態と、前記レベル指定手段により指定された前記感度レベルと前記状態テーブルに対応付けられている対象物の基準状態とを比較判定する判定手段とを備え、前記変更手段は、前記判定手段により前記対象物の基準状態を超えていると判定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更し、前記状態テーブルは、複数の感度レベルの各々と複数の対象物の基準状態の各々とが対応付けられ、前記判定手段は、前記複数の感度レベルのうち、前記レベル指定手段により指定された何れか一の感度レベルと前記状態テーブルに対応付けられている対象物の基準状態と、前記特定手段により特定された前記対象物の状態とを比較判定することを特徴としている。
画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段と、前記特定手段によってこれまでに特定された前記対象物の過去状態を複数記憶する過去状態記憶手段とを備え、前記変更手段は、前記過去状態記憶手段に記憶されている複数の前記対象物の過去状態のうち、最も新しいものから所定数の前記対象物の過去状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更することを特徴としている。
画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段とを備え、前記対象物は、人物の顔であり、前記状態テーブルは、複数の感度レベルの各々と複数の対象物の基準状態の各々とが対応付けられ、前記対象物の基準状態は、前記人物の顔の表情に基づいて規定されていることを特徴としている。
画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段とを備え、前記状態テーブルは、対象物の種類に応じて複数設けられていることを特徴としている。
前記状態テーブルは、対象物の種類に応じて複数設けられていることを特徴としている。
前記対象物は、人物の顔であることを特徴としている。
前記画像関連処理は、自動撮影処理又は画像検索処理であることを特徴としている。
画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段とを備える画像処理装置のコンピュータを、新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段、前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段、前記特定手段により特定された前記対象物の状態と、前記レベル指定手段により指定された前記感度レベルと前記状態テーブルに対応付けられている対象物の基準状態とを比較判定する判定手段として機能させ、前記変更手段は、前記判定手段により前記対象物の基準状態を超えていると判定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更し、前記状態テーブルは、複数の感度レベルの各々と複数の対象物の基準状態の各々とが対応付けられ、前記判定手段は、前記複数の感度レベルのうち、前記レベル指定手段により指定された何れか一の感度レベルと前記状態テーブルに対応付けられている対象物の基準状態と、前記特定手段により特定された前記対象物の状態とを比較判定することを特徴としている。
画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段とを備える画像処理装置のコンピュータを、新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段、前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段、前記特定手段によってこれまでに特定された前記対象物の過去状態を過去状態記憶手段に記憶させる記憶制御手段として機能させ、前記変更手段は、前記過去状態記憶手段に記憶されている複数の前記対象物の過去状態のうち、最も新しいものから所定数の前記対象物の過去状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更することを特徴としている。
画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段とを備える画像処理装置のコンピュータを、新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段、前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段として機能させ、前記対象物は、人物の顔であり、前記状態テーブルは、複数の感度レベルの各々と複数の対象物の基準状態の各々とが対応付けられ、前記対象物の基準状態は、前記人物の顔の表情に基づいて規定されていることを特徴としている。
画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段とを備える画像処理装置のコンピュータを、新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段、前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段として機能させ、前記状態テーブルは、対象物の種類に応じて複数設けられていることを特徴としている。
図1は、本発明を適用した一実施形態の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
具体的には、図1に示すように、撮像装置100は、撮像部1と、記録媒体制御部2と、記録媒体3と、表示部4と、操作入力部5と、バッファメモリ6と、内蔵メモリ7と、CPU8を備えて構成されている。
そして、撮像制御部は、電子撮像部に所定の露出時間で被写体を撮像させ、当該電子撮像部の撮像領域から画像フレームを読み出す。その後、撮像制御部は、読み出した画像フレームをバッファメモリ6に転送して格納する。
そして、ユーザにより所定の動作モード(例えば、自動撮影モード等)が選択されると、当該動作モードの設定指示を入力回路(図示略)を介してCPU8に出力する。CPU8は、設定指示が入力されると、各部を制御して当該動作モードに応じた処理を行う。
感度レベルの指定方法としては、例えば、感度指定画面(図示略)に表示されたレベル1〜3のうち、何れかのレベルを指定するようにしても良いし、所望の感度レベルの数値を入力するようにしても良い。なお、感度レベルは、数値が小さい程、感度が緩くなっており、レベル1が最も感度が低く、レベル3が最も感度が高くなっている。
そして、ユーザにより所定の感度レベル(例えば、レベル1等)が選択されると、当該感度レベルの設定指示を入力回路(図示略)を介してCPU8に出力する。CPU8は、設定指示が入力されると、各部を制御して当該感度レベルに応じた処理を行う。
ここで、操作入力部5は、自動撮影処理の実行に係る感度レベルを指示するレベル指示手段を構成している。
状態テーブルT1は、図2に示すように、Aさん、Bさん、Cさん等の人物を識別するための人物IDと、各人物の顔の顔特徴データと、過去の笑顔度を数値化した笑顔度過去履歴と、現在の笑顔度をレベル毎に数値化した現笑顔度(対象物の基準状態)とを対応付けて登録するものである。現笑顔度は、内蔵メモリ7に記憶されている笑顔度判定用テンプレートT2(図3参照)を基準にして数値化したものである。ここで、笑顔度判定用テンプレートT2は、例えば、大笑いを笑顔度100として、笑い量が小さくなるに従って笑顔度が次第に小さくなるように5段階で規定されている。例えば、Aさんの場合には、レベル1が笑顔度50であり、レベル2が笑顔度70であり、レベル3が笑顔度100である。また、Bさんの場合には、レベル1が笑顔度10であり、レベル2が笑顔度30であり、レベル3が笑顔度50である。また、Cさんの場合には、レベル1が笑顔度30であり、レベル2が笑顔度50であり、レベル3が笑顔度70である。
ここで、内蔵メモリ7は、これまでに特定処理(後述)により特定された人物の顔の過去の笑顔度(対象物の過去状態)を複数記憶する過去状態記憶手段を構成している。
このプログラムは、後述する認識処理ルーチン、特定処理ルーチン、判定処理ルーチン、自動撮影制御処理ルーチン、変更処理ルーチンを含む。
ここでいうルーチンとは、コンピュータのプログラムの部分をなし、ある機能をもった一連の命令群のことである。
具体的には、この認識処理ルーチンにより、CPU8は、撮像部1により順次生成される複数の画像データの各々を新規に取得した後、当該画像データに係る画像内の人物(例えば、Aさん)の顔を検出して特定する顔認識処理を行う。
ここで、顔認識処理は、例えば、状態テーブルT1の人物IDと対応付けられている顔特徴データを参照して、目、鼻、ロなどに相当する特徴部分の位置関係や肌色領域の面積などから判定された顔サイズ等から人物を特定する。
具体的には、この特定処理ルーチンにより、CPU8は、認識処理にて認識された人物の顔の目や口等の座標の変化状態から笑顔度判定用テンプレートT2を用いて笑顔度(例えば、大笑いに対応する笑顔度100等)を特定する。
具体的には、この自動撮影制御処理ルーチンにより、CPU8は、判定処理による判定結果に応じて、撮像部1により生成された画像データを自動的に記録媒体3に記録保存させるか否かを制御する。例えば、CPU8は、特定処理にて特定された人物の顔の笑顔度が、ユーザにより指定された感度レベルと状態テーブルT1に対応付けられている人物の顔の現笑顔度よりも大きいと判定された場合に、当該判定に係る画像データを取得して記録媒体3に記録保存させる一方で、特定処理にて特定された人物の顔の笑顔度が現笑顔度以下であると判定された場合に、当該判定に係る画像データの記録保存を実行制御しない。
具体的には、この変更処理ルーチンにより、CPU8は、状態テーブルT1の笑顔度過去履歴に登録されている最新の画像データの笑顔度「A」、その一つ前の画像データの笑顔度「B」、さらに一つ前の画像データの笑顔度「C」、さらに一つ前の画像データの笑顔度「D」を取得して、これら「A」〜「D」の値を重み付け平均して(例えば、0.4×A+0.3×B+0.2×C+0.1×D等)、その演算結果をレベル2の現笑顔度として上書き保存する。レベル1及び3の現笑顔度は、笑顔度判定用テンプレートT2を用いて、レベル2の笑顔度を挟む笑顔度を特定して、その特定された値をレベル1及び3の現笑顔度として上書き保存する。つまり、CPU8は、状態テーブルT1の笑顔度過去履歴に登録されている複数の笑顔度のうち、特定処理にて新規に特定された最も新しい人物の顔の笑顔度から所定数の笑顔度に基づいて、状態テーブルT1の感度レベルと現笑顔度との対応関係を変更する。
なお、笑顔度の重み付け平均の方法として上記したものは一例であって、これに限られるものではない。
図4は、撮像装置100によるメイン動作の一例を示すフローチャートである。
その後、CPU8は、ユーザによる操作入力部5の所定操作に基づいて自動撮影処理の実行が指示されると、各部を制御して自動撮影処理を行う(ステップS2;詳細後述)。
そして、自動撮影処理の終了後、CPU8は、ユーザによる操作入力部5の所定操作に基づいてテーブル更新処理の実行が指示されると、各部を制御してテーブル更新処理を行う(ステップS3;詳細後述)。
そして、テーブル更新処理が終了すると、CPU8は、ユーザによる操作入力部5の所定操作に基づいてその他の処理の実行が指示されると、その他の処理を行う(ステップS4)。
図5は、撮像装置100による自動撮影処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
ここで、自動撮影モードに設定されていると判定されると(ステップS21;YES)、CPU8は、自動撮影処理の感度レベルの変更指示が入力されているか否かを判定する(ステップS22)。そして、ステップS22にて、感度レベルの変更指示が入力されている、即ち、例えば、感度をレベル2からレベル1に変更する等の指示が入力されていると判定されると(ステップS22;YES)、CPU8は、入力された感度レベルの変更指示に応じて感度レベルを設定する処理を行う(ステップS23)。
また、ステップS22にて、感度レベルの変更指示が入力されていないと判定された場合にも(ステップS22;NO)、CPU8は、処理をステップS24に移行させる。
なお、ステップS25の個人認識において、複数の人物を認識した場合には、画像の略中心にいる人物についてのみ状態テーブルT1に登録されているか否かを判定するようにしても良いし、全ての人物について状態テーブルT1に登録されているか否かを判定するようにしても良い。
そして、状態テーブルT1に登録されていると判定されると(ステップS26;YES)、CPU8は、特定処理ルーチンにより、個人認識された人物の顔の笑顔の状態から笑顔度判定用テンプレートT2を用いて笑顔度(例えば、大笑いに対応する笑顔度100等)を判定して特定する(ステップS27)。
なお、ステップS25の個人認識において、複数の人物を認識した場合には、画像の略中心にいる人物についてのみ現笑顔度を超えたか否かを判定するようにしても良いし、全ての人物について現笑顔度を超えたか否かを判定するようにしても良い。
そして、笑顔度が現笑顔度を超えたと判定されると(ステップS28;YES)、CPU8は、自動撮影制御処理ルーチンにより、当該判定に係る画像データを取得して記録媒体3に記録保存させる(ステップS29)。
ここで、シャッターボタンが所定操作されて被写体の撮像が指示されると(ステップS2A;YES)、CPU8は、処理をステップS29に移行させて、当該判定に係る画像データを取得して記録媒体3に記録保存させる。
その後、CPU8は、処理をステップS2Aに移行させて、シャッターボタンが所定操作されたか否かを判定する。
なお、ステップS2Bにて、状態テーブルT1に未登録である旨の報知後に、当該未登録の人物のIDを新規に登録するようにしても良い。
図6は、テーブル更新処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
ここで、新規に取得したと判定されると(ステップS31;YES)、CPU8は、認識処理ルーチンにより、新規に取得した画像データに係る画像内の人物の顔を検出する。そして、CPU8は、何れかの画像から人物の顔を検出したと判定すると(ステップS32;YES)、当該顔を認識して個人(例えば、Aさん等)を特定する個人認識処理を行う(ステップS33)。
続けて、CPU8は、これらの笑顔度「A」〜「D」の値を重み付け平均して、感度レベル2の現笑顔度を算出する(ステップS37)。
そして、CPU8は、笑顔度判定用テンプレートT2を用いて、感度レベル2の現笑顔度から感度レベル1及び3の現笑顔度を特定して、その特定された値を感度レベル1〜3の現笑顔度として上書きすることで、状態テーブルT1を更新する(ステップS38)。
即ち、撮像装置100は、撮像部1により撮像される人物の顔の笑顔度が、状態テーブルT1の現笑顔度を超えたと判定された場合に、当該判定に係る画像データを記録保存する自動撮影処理を実行する。そして、状態テーブルT1に登録されている、自動撮影処理にて新規に記録保存された画像データの笑顔度を含む過去の笑顔度に基づいて、状態テーブルT1の現笑顔度と感度レベルとの対応関係を更新するので、その後の自動撮影処理の実行判定において、人物の笑顔の状態を考慮して自動撮影処理を適正に行うことができる。つまり、自動撮影処理の実行判定の感度レベルを複数の感度レベルの中でユーザ所望のレベルに設定した場合に、当該感度レベルに従って実行判定が複数の人物で一律に行われるのではなく、各人物の笑顔の状態を考慮して状態テーブルT1の現笑顔度と感度レベルとの対応関係を内部的に設定し直すことができ、これにより、表情の変化の少ない人物や表情の変化の多い人物であっても、感度レベルを変更することなく各人物により適した判定基準で自動撮影条件を判定して、自動撮影処理を適正に行うことができる。
特に、状態テーブルT1の笑顔度過去履歴に登録されている最も新しいものから所定数の笑顔度、即ち、各人物の笑顔のより新しい変化状態を考慮して状態テーブルT1の現笑顔度と感度レベルとの対応関係を内部的に設定し直すので、以前は表情の変化が少ない人が最近よく笑うようになった場合に、当該人物の笑顔のより新しい変化状態を考慮して自動撮影条件を判定することができる。
このように、自動撮影処理をより適正に行うことができ、撮像装置100の使い勝手を向上させることができる。
さらに、当該被写体の撮像により新規に取得した当該画像データの笑顔度に基づいて、状態テーブルT1の現笑顔度と感度レベルの対応関係を更新することができる。即ち、自動撮影処理にて取得された画像データだけでなく、ユーザによる手動撮影指示に基づいて取得された画像データの笑顔度も考慮して、状態テーブルT1の現笑顔度と感度レベルの対応関係を更新することができるため、より使い勝手の良い撮像装置100を提供することができる。
例えば、画像関連処理として、複数の画像データの中から検索対象と類似する所望の画像データを特定する検索処理を行う場合について、以下の変形例1に説明する。
以下に、変形例1の撮像装置について、図7及び図8を参照して説明する。
なお、変形例1の撮像装置は、検索処理を行う以外の点で上記実施形態の撮像装置100と略同様の構成をなし、その説明は省略する。
画像検索処理ルーチンは、CPU8を画像検索手段として機能させるためのプログラム部分である。即ち、画像検索処理ルーチンは、記録媒体3に記憶されている複数の画像ファイルの中で所望の画像ファイルを特定する検索処理に係る機能をCPU8に実現させるための命令群を含む。
具体的には、この画像検索処理ルーチンにより、CPU8は、判定処理による判定結果に応じて、複数の画像ファイルの中の何れかの画像ファイルを所望の画像ファイルとして特定するか否かを制御する。例えば、CPU8は、特定処理にて特定された検索候補画像内の人物の顔の笑顔度が、ユーザにより指定された感度レベルと状態テーブルT1に対応付けられている人物の顔の現笑顔度よりも大きいと判定された場合に、当該判定に係る検索候補画像を所望の画像ファイルとして特定する一方で、検索候補画像の人物の顔の笑顔度が現笑顔度以下であると判定された場合に、当該判定に係る検索候補画像を所望の画像ファイルとして特定しない。
図7及び図8は、撮像装置による検索処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
ここで、検索モードに設定されていると判定されると(ステップS101;YES)、CPU8は、検索処理の感度レベルの変更指示が入力されているか否かを判定する(ステップS102)。そして、ステップS102にて、感度レベルの変更指示が入力されている、即ち、例えば、感度をレベル2からレベル1に変更する等の指示が入力されていると判定されると(ステップS102;YES)、CPU8は、入力された感度レベルの変更指示に応じて感度レベルを設定する処理を行う(ステップS103)。
そして、ステップS104にて、検索対象の変更指示が入力されていると判定されると(ステップS104;YES)、CPU8は、入力された検索対象の変更指示に応じて検索対象を設定する処理を行う(ステップS105)。
ここで、検索開始の指示が入力されたと判定されると(ステップS106;YES)、CPU8は、認識処理ルーチンにより、記録媒体3に記憶されている複数の画像ファイルの中から何れか一の検索候補の画像ファイルを新規に取得した後、当該画像ファイルに係る検索候補画像内の人物の顔を検出する。そして、CPU8は、検索候補画像から人物の顔を検出したと判定すると(ステップS107;YES)、当該顔を認識して個人(例えば、Aさん等)を特定する個人認識処理を行う(ステップS108)。
ここで、状態テーブルT1に登録されていると判定されると(ステップS109;YES)、CPU8は、特定処理ルーチンにより、個人認識された人物の顔の笑顔の状態から笑顔度判定用テンプレートT2を用いて笑顔度を判定して特定する(ステップS10A)。
ここで、笑顔度が現笑顔度を超えたと判定されると(ステップS10B;YES)、CPU8は、画像検索処理ルーチンにより、当該判定に係る検索候補画像が検索対象と一致すると判定して、所望の画像として特定する(ステップS10C)。そして、CPU8は、当該検索結果として所望の画像を表示部4に表示させる(ステップS10D)。
つまり、検索処理の実行判定の感度レベルを複数の感度レベルの中でユーザ所望のレベルに設定した場合に、当該感度レベルに従って実行判定が複数の人物で一律に行われるのではなく、各人物の笑顔の状態を考慮して状態テーブルT1の現笑顔度と感度レベルとの対応関係を内部的に設定し直すことができ、これにより、表情の変化の少ない人物や表情の変化の多い人物であっても、感度レベルを変更することなく各人物により適した判定基準で検索条件を判定して、検索処理を適正に行うことができる。
特に、状態テーブルT1の笑顔度過去履歴に登録されている最も新しいものから所定数の笑顔度、即ち、各人物の笑顔のより新しい変化状態を考慮して状態テーブルT1の現笑顔度と感度レベルとの対応関係を内部的に設定し直すので、以前は表情の変化が少ない人が最近よく笑うようになった場合に、当該人物の笑顔のより新しい変化状態を考慮して検索条件を判定することができる。
このように、検索処理をより適正に行うことができ、撮像装置の使い勝手をより向上させることができる。
即ち、例えば、当該笑顔度の判定に係る人物の全ての画像をチェックして、目や口の座標の最大変位(差分)を算出して、変化の大きかった人を表情の豊かな人とし、変化の少なかった人を表情の乏しい人として、個別に感度レベル1〜3に対応する笑顔度を設定するようにしても良い。
また、予め各人物の笑った顔を複数撮影しておき、これらの中から基準となる画像を感度レベル1〜3と対応付けて設定するようにしても良い。
また、対象物として人物、特に、人物の顔を例示したが、これらに限られるものではない。
なお、上記の場合にあっては、対象物の種類、例えば、目や顔の向き、姿勢等に対応させて状態テーブルを各々設けるようにしても良い。これにより、人物の笑顔度、目や顔の向き、姿勢等の複数の判定条件の中で、ユーザ所望の条件に切り換えて画像関連処理を実行することができる。
さらに、画像処理装置として、撮像装置100を例示したが、これに限られるものではなく、画像関連処理を行うものであれば画像検索装置等の他の画像処理装置であっても良い。
1 撮像部
3 記録媒体
5 操作入力部
8 CPU
Claims (11)
- 画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、
前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段と、
前記特定手段により特定された前記対象物の状態と、前記レベル指定手段により指定された前記感度レベルと前記状態テーブルに対応付けられている対象物の基準状態とを比較判定する判定手段と
を備え、
前記変更手段は、前記判定手段により前記対象物の基準状態を超えていると判定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更し、
前記状態テーブルは、複数の感度レベルの各々と複数の対象物の基準状態の各々とが対応付けられ、
前記判定手段は、前記複数の感度レベルのうち、前記レベル指定手段により指定された何れか一の感度レベルと前記状態テーブルに対応付けられている対象物の基準状態と、前記特定手段により特定された前記対象物の状態とを比較判定する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、
前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段と、
前記特定手段によってこれまでに特定された前記対象物の過去状態を複数記憶する過去状態記憶手段と
を備え、
前記変更手段は、前記過去状態記憶手段に記憶されている複数の前記対象物の過去状態のうち、最も新しいものから所定数の前記対象物の過去状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、
前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段と
を備え、
前記対象物は、人物の顔であり、
前記状態テーブルは、複数の感度レベルの各々と複数の対象物の基準状態の各々とが対応付けられ、
前記対象物の基準状態は、前記人物の顔の表情に基づいて規定されている
ことを特徴とする画像処理装置。 - 画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、
前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段と
を備え、
前記状態テーブルは、対象物の種類に応じて複数設けられている
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記状態テーブルは、対象物の種類に応じて複数設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 前記対象物は、人物の顔であることを特徴とする請求項1,2,4の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 前記画像関連処理は、自動撮影処理又は画像検索処理であることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段とを備える画像処理装置のコンピュータを、
新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段、
前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段、
前記特定手段により特定された前記対象物の状態と、前記レベル指定手段により指定された前記感度レベルと前記状態テーブルに対応付けられている対象物の基準状態とを比較判定する判定手段
として機能させ、
前記変更手段は、前記判定手段により前記対象物の基準状態を超えていると判定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更し、
前記状態テーブルは、複数の感度レベルの各々と複数の対象物の基準状態の各々とが対応付けられ、
前記判定手段は、前記複数の感度レベルのうち、前記レベル指定手段により指定された何れか一の感度レベルと前記状態テーブルに対応付けられている対象物の基準状態と、前記特定手段により特定された前記対象物の状態とを比較判定する
ことを特徴とするプログラム。 - 画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段とを備える画像処理装置のコンピュータを、
新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段、
前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段、
前記特定手段によってこれまでに特定された前記対象物の過去状態を過去状態記憶手段に記憶させる記憶制御手段
として機能させ、
前記変更手段は、前記過去状態記憶手段に記憶されている複数の前記対象物の過去状態のうち、最も新しいものから所定数の前記対象物の過去状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する
ことを特徴とするプログラム。 - 画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段とを備える画像処理装置のコンピュータを、
新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段、
前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段
として機能させ、
前記対象物は、人物の顔であり、
前記状態テーブルは、複数の感度レベルの各々と複数の対象物の基準状態の各々とが対応付けられ、
前記対象物の基準状態は、前記人物の顔の表情に基づいて規定されている
ことを特徴とするプログラム。 - 画像関連処理の実行に係る感度レベルを指定するレベル指定手段と、前記画像関連処理を実行するか否かの判定基準に係る対象物の基準状態と感度レベルとが対応付けられた状態テーブルを記憶するテーブル記憶手段とを備える画像処理装置のコンピュータを、
新規に取得した画像内の対象物の状態を特定する特定手段、
前記特定手段により特定された前記対象物の状態に基づいて、前記状態テーブルの前記感度レベルと前記対象物の基準状態との対応関係を変更する変更手段
として機能させ、
前記状態テーブルは、対象物の種類に応じて複数設けられている
ことを特徴とするプログラム。
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