JP5167797B2 - 演奏端末コントローラ、演奏システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、演奏端末コントローラ、演奏システムおよびプログラムに関する。
電子ピアノなどの電子鍵盤楽器においては、演奏者が望む演奏を実現するため、種々の機能が提案されている。例えば、各鍵にソレノイドユニット等の押鍵機構を設け、演奏データにより特定される鍵を該押鍵機構により押下することにより自動演奏を行う機能がある(特許文献1参照)。
特開号2003−167577公報
上記の特許文献1に記載の技術によれば、演奏データに従ったタイミングで鍵が押鍵されることから、各演奏者が望む態様での演奏がなされることはなかった。また、複数のパートからなる演奏データをパートごとに読み出して再生させることができないため、複数人で合奏したいといったユーザの要望に柔軟に応えられないという問題点があった。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、複数のパートの演奏データを所望の態様で自動演奏することが可能な演奏端末コントローラ、演奏システムおよびプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る演奏端末コントローラは、特定の音高に対応付けられた第1演奏操作子と楽曲のパート毎の演奏内容を楽曲の進行に沿った時系列データとして示すパートデータの出力のタイミングを指示するための第2演奏操作子と前記第2演奏操作子の操作状況に応じた操作信号を順次出力する操作信号出力手段とを有する演奏端末から、前記操作信号を受信する受信手段と、前記パートデータを複数記憶するパートデータ記憶手段と、前記第2演奏操作子と前記パートデータとを対応付ける対応テーブルを記憶する対応テーブル記憶手段と、前記受信手段が前記演奏端末から前記操作信号を受信すると、該操作信号に対応するパートデータを、前記対応テーブルを参照して特定するパート特定手段と、前記パート特定手段により特定されたパートデータを、前記受信手段が操作信号を受信したタイミングに基づいて、前記パートデータ記憶手段から読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された前記各パートデータを出力する出力手段とを具備することを特徴とする。
本発明に係る演奏端末コントローラは、上記の構成において、記対応テーブル記憶手段内の対応テーブルは、複数の前記演奏端末の各々について前記第2演奏操作子と前記各パートデータとを対応付けるとしてもよい。
本発明に係る演奏システムは、演奏端末と演奏端末コントローラとを有する演奏システムであり、前記演奏端末は、特定の音高に対応付けられた第1演奏操作子と、楽曲のパート毎の演奏内容を楽曲の進行に沿った時系列データとして示すパートデータの出力のタイミングを指示するための第2演奏操作子と、前記第2演奏操作子の操作状況に応じた操作信号を順次出力する操作信号出力手段とを有し、前記演奏端末コントローラは、前記演奏端末から、前記操作信号を受信する受信手段と、前記パートデータを複数記憶するパートデータ記憶手段と、前記第2演奏操作子と前記パートデータとを対応付ける対応テーブルを記憶する対応テーブル記憶手段と、前記受信手段が前記演奏端末から前記操作信号を受信すると、前記操作信号に対応するパートデータを、前記対応テーブルを参照して特定するパート特定手段と、前記パート特定手段により特定されたパートデータを、前記受信手段が操作信号を受信したタイミングに基づいて、前記パートデータ記憶手段から読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された前記各パートデータを前記演奏端末に出力する出力手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る別の態様の演奏システムは、複数の演奏端末と演奏端末コントローラとを有する演奏システムであり、前記各演奏端末は、特定の音高に対応付けられた第1演奏操作子と、楽曲のパート毎の演奏内容を楽曲の進行に沿った時系列データとして示すパートデータの出力のタイミングを指示するための第2演奏操作子と、前記第2演奏操作子の操作状況に応じた操作信号を順次出力する操作信号出力手段とを有し、前記演奏端末コントローラは、前記各演奏端末から、前記操作信号を受信する受信手段と、前記パートデータを複数記憶するパートデータ記憶手段と、前記複数の演奏端末の各々について前記第2演奏操作子と前記パートデータとを対応付ける対応テーブルを記憶する対応テーブル記憶手段と、前記受信手段が前記各演奏端末から前記操作信号を受信すると、該操作信号に対応するパートデータを、前記対応テーブルを参照して特定するパート特定手段と、前記パート特定手段により特定されたパートデータを、前記受信手段が操作信号を受信したタイミングに基づいて、前記パートデータ記憶手段から読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された前記パートデータを前記各演奏端末に出力する出力手段とを有することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、特定の音高に対応付けられた第1演奏操作子と楽曲のパート毎の演奏内容を楽曲の進行に沿った時系列データとして示すパートデータの出力のタイミングを指示するための第2演奏操作子と前記第2演奏操作子の操作状況に応じた操作信号を順次出力する操作信号出力手段とを有する演奏端末から、前記操作信号を受信する受信手段と、前記パートデータを複数記憶するパートデータ記憶手段と、前記第2演奏操作子と前記パートデータとを対応付ける対応テーブルを記憶する対応テーブル記憶手段と、前記受信手段が前記演奏端末から前記操作信号を受信すると、該操作信号に対応するパートデータを、前記対応テーブルを参照して特定するパート特定手段と、前記パート特定手段により特定されたパートデータを、前記受信手段が操作信号を受信したタイミングに基づいて、前記パートデータ記憶手段から読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された前記各パートデータを出力する出力手段として機能させることを特徴とする。
本発明に係る別の態様のプログラムは、特定の音高に対応付けられた第1演奏操作子と楽曲のパート毎の演奏内容を楽曲の進行に沿った時系列データとして示すパートデータの出力のタイミングを指示するための第2演奏操作子とを有する演奏端末を制御するコンピュータを、前記第2演奏操作子の操作状況に応じた操作信号を順次出力する操作信号出力手段と、前記パートデータを複数記憶するパートデータ記憶手段と、前記第2演奏操作子と前記パートデータとを対応付ける対応テーブルを記憶する対応テーブル記憶手段と、前記操作信号出力手段が前記操作信号を出力すると、該操作信号に対応するパートデータを、前記対応テーブルを参照して特定するパート特定手段と、前記パート特定手段により特定されたパートデータを、前記操作信号出力手段が操作信号を出力したタイミングに基づいて、前記パートデータ記憶手段から読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された前記各パートデータを出力する出力手段として機能させることを特徴とする。
本発明に係る演奏端末コントローラ、演奏システムおよびプログラムによれば、複数のパートの演奏データを所望の態様で自動演奏することが可能となる。
(A;実施形態の構成)
(A−1;全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る演奏システム100の構成を示すブロック図である。演奏システム100は、ピアノプレーヤ10と、演奏端末コントローラ20とにより構成される。ピアノプレーヤ10と演奏端末コントローラ20は、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)ケーブル30で接続されている。
(A−2;ピアノプレーヤ10の構成)
図2に示すように、ピアノプレーヤ10は、88の鍵(演奏操作子)で構成される鍵盤を有し7オクターブの音域の演奏が可能である。
図3は、ピアノプレーヤ10の主要部について、アコースティックピアノとしての構成(上段)と、電子ピアノとしての構成(下段)とを関連付けて示す。同図においては、上記複数の鍵1から1つの鍵に係る構成を取り出してその断面図を示している。
まず、アコースティックピアノとしての構成について説明する。ピアノプレーヤ10は、鍵1の駆動をハンマ2に伝達するアクションメカニズム3と、ハンマ2よって打撃される弦4と、弦4の振動を止めるためのダンパ6を始めとして、アコースティックピアノの基本的な構成を全て備えている。ピアノプレーヤ10におけるこれらの構成は、通常のアコースティックピアノと同様であり、ここでは詳細な説明を省略する。
次に、電子ピアノとしての構成について説明する。まず、鍵1の操作内容を表すMIDIデータを出力するための構成について説明する。
鍵センサ14は、鍵1の前端側(図の右側)に、各鍵ごとに設けられている。各鍵センサ14は、対応する鍵1の操作状態をリアルタイムに検出し、鍵1の操作状態を表す押鍵検出信号をA/D(Analog / Digital)変換器13に出力する。
A/D変換器13は、鍵センサ14から受取った押鍵検出信号をA/D変換して、デジタルデータ(押鍵検出データ)をコントローラ11に出力する。
コントローラ11は、各鍵1の操作状態を表す押鍵検出データをリアルタイムに受取り、該押鍵検出データが表す各鍵1の操作状態に対応するMIDIデータ(以下、鍵操作データ)を生成する。具体的には、どの鍵1が押下されたか(もしくは離鍵されたか)によって音高(ノートナンバ)が、またどのような強さで押下されたかによってベロシティ値が決定されることにより各イベントデータが生成される。
MIDI IF(Interface)部12は、コントローラ11により生成された鍵操作データをリアルタイムに演奏端末コントローラ20に出力する。なお、本実施形態に係るピアノプレーヤ10に設けられたチャンネル数は1であり、鍵操作データの出力には、送信チャンネル1が割り当てられる。
次に、外部から入力されたデータ(MIDIデータ)に従って発音するための構成について説明する。
上記のMIDI IF部12は、演奏端末コントローラ20から演奏データを受取る。演奏データとは、ピアノプレーヤ10において自動演奏すべき内容が書き込まれたMIDIデータである。なお、本実施形態において、ピアノプレーヤ10が受信可能なチャンネル数は1である。MIDI IF部12は、演奏端末コントローラ20から受取ったMIDIデータのチャンネル1を受信するよう設定されている。
コントローラ11は、MIDI IF部12から受取った演奏データを音源17に出力する。音源17には各種の波形データが格納されており、受取った演奏データに基づいて該波形データが読み出される。波形データが種々の態様で読み出されることにより生成された音信号は放音手段18に出力される。
放音手段18は、音源17から受取った音信号に基づいて放音する。
(A−3;演奏端末コントローラ20の構成)
図4は、演奏端末コントローラ20の構成を示すブロック図である。演奏端末コントローラ20は、例えばパーソナルコンピュータなどにより構成される。
図示するCPU(Central Processing Unit)21は、RAM(Random Access Memory)23をワークエリアとしてROM(Read Only Memory)22に格納された制御プログラムを実行することにより、演奏端末コントローラ20の各部の制御を行う。
入力部24は、各種の操作子を有し、後述する各種パラメータを選択したり数値を入力したりすることができる。入力部24は、操作を受けると、該操作子の操作内容を表す操作信号をCPU21に出力する。
表示部25は、CPU21の制御下で各種の情報を表示する。
MIDI IF部27は、ピアノプレーヤ10から供給されるMIDIデータ(鍵操作データ)を受信し、CPU21に出力する。
記憶部26は、例えばHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置であり、1または複数の楽曲データを記憶している。該楽曲データは、例えばSMF(Standard MIDI File)などのMIDIデータである。本実施形態で例示する楽曲データには2つのトラック(トラック1および2)が含まれ、各トラックには、それぞれ異なる演奏データ(例えば、右手パート(演奏データ1)と左手パート(演奏データ2))が書き込まれている。
図5に示すように、各演奏データには、イベント間の時間間隔を示すタイミングデータとイベントデータとが組になり、イベントの発生順に書き込まれている。そして演奏データには、各楽音を指定するイベントデータに加えて、演奏の拍のタイミングが「拍タイミング」として書き込まれている。この「拍タイミング」は、楽音を指定するデータではないため、読み出されても発音がなされることはない。
また、記憶部26は、対応テーブルを格納している。対応テーブルとは、後述する前処理において、ピアノプレーヤ10に設定された鍵域と上記演奏データとの対応関係が書き込まれるテーブルである。図6は、対応テーブルの一例を示した図である。
MIDI IF部27は、MIDIデータを送信チャンネル1でピアノプレーヤ10に送信する。
(B;実施形態の動作)
次に、演奏システム100の動作を説明する。ピアノプレーヤ10には、2つの動作モードが設定可能である。
「手動演奏モード」においては、ピアノプレーヤ10はアコースティックピアノとして機能する。すなわち、鍵1が押下されると、所定のメカニズムにより弦4が打撃されることにより発音がなされる。
一方、「自動演奏モード」においては、鍵1の駆動を弦4の打撃に変換するメカニズム(例えば、アクションメカニズム3の構成やハンマ2と弦4との位置関係など)が変更されることにより鍵1の押下に応じて弦4は打撃されなくなり、アコースティックピアノとしての発音はなされない。
以下では、「自動演奏モード」が選択された場合の発音の仕組みについて説明する。
(B−1;前処理)
演奏者により演奏が開始される前の準備として演奏システム100において実行される前処理について説明する。図7は、前処理の流れを示すフローチャートである。
ステップSA10において、操作者により、楽曲を指定する識別子が演奏端末コントローラ20の入力部24に入力されると、該識別子を含む操作信号がCPU21に出力される。
ステップSA20において、CPU21により、該操作信号に含まれる識別子から、演奏者が演奏を希望する楽曲が特定され、該楽曲を表す楽曲データが記憶部26からRAM23に読み出される。
ステップSA30において、操作者により「スプリットポイントSP」が指定される。スプリットポイントSPとは、ピアノプレーヤ10に設けられた複数の鍵1を2つのグループ(以下、鍵域)に分割する境目を指す。例えば図2に示すように、スプリットポイントSPは白鍵と白鍵の間に設定され、該スプリットポイントSPにより鍵1は2つの鍵域に分割される。以下では、スプリットポイントSPより低音域の鍵域を鍵域Lと呼び、高音域の鍵域を鍵域Rと呼ぶ。
ステップSA30においては、CPU21は、スプリットポイントSPとして設定したい位置を入力することを演奏者に促すメッセージを表示部25に表示させる。演奏者は、スプリットポイントSPとして設定したい位置の右隣に位置する鍵1を押下することにより、前記鍵1を含めた高音域と前記鍵1を含めない低音域とに分けるスプリットポイントSPを指定する。
ステップSA30において、演奏者により特定の鍵1が操作(押鍵および離鍵)されると、該鍵1の操作内容を表す鍵操作データ(MIDIデータ)が生成され、ピアノプレーヤ10から演奏端末コントローラ20に出力される。
ステップSA40において、演奏端末コントローラ20のCPU21は、ピアノプレーヤ10から受信した鍵操作データにより特定されるノートナンバをRAM23に書き込む。
なお、本実施例では、ステップSA20における楽曲データの読み出しの後に、ステップSA30のスプリットポイントSPの設定を行ったが、スプリットポイントSPの設定を行った後、楽曲データの読み出しを行ってもよい。
以上で前処理が完了し、演奏可能となる。
(B−2;自動演奏処理)
図8に示すフローチャートは、ピアノプレーヤ10において実行される自動演奏処理の流れを示している。なお、以下で説明する処理は、鍵域Rと鍵域Lとで独立にかつ並行して実行される。
まず、演奏者は、ピアノプレーヤ10の鍵1をタッピング(複数回押下を繰り返すこと)する。例えば、演奏者は右手パート(演奏データ1)の自動演奏を希望しているとすると、対応テーブルにおいて演奏データ1が対応付けられている鍵域Rに含まれるいずれか1つの鍵1をタッピングする。
上記演奏者により押下された鍵1に設けられた鍵センサ14からは、押下・離鍵されたことを表す押鍵検出信号が各操作タイミングで出力される。該出力された押鍵検出信号は、A/D変換器13において押鍵検出データに変換され、コントローラ11に出力される(ステップSB10)。
コントローラ11は、受取った押鍵検出データが表す各鍵1の操作状態に対応するMIDIデータ(鍵操作データ)を生成する。すなわち、ノートナンバとベロシティとを含むノートオンメッセージまたはノートオフメッセージを生成する。そして、該鍵操作データは、MIDI IF部12を介して演奏端末コントローラ20に出力される(ステップSB20)。
以上のように、ピアノプレーヤ10から演奏端末コントローラ20に、タッピングに対応する鍵操作データ(ノートオンメッセージまたはノートオフメッセージ)がリアルタイムに出力される。
なお、異なる鍵域に属する複数の鍵1において並行して操作がなされた場合においても、各鍵操作についてそれぞれ独立して並行に鍵操作データが生成され、演奏端末コントローラ20に出力される。
また、同じ鍵域で複数の鍵が誤って押鍵される誤押鍵(チャタリング)が検出された場合には、最初に押鍵された操作に対応する処理のみが行われる。前記誤押鍵の検出アルゴリズムは別途実行されるが、本実施例では説明を省略する。
(B−3;演奏データ提供処理)
図9に示すフローチャートは、演奏端末コントローラ20において実行される演奏データ提供処理の流れを示している。
ステップSC10において、演奏端末コントローラ20は、MIDI IF部27を介してピアノプレーヤ10からタッピングに応じて生成された鍵操作データをリアルタイムに受信する。
ステップSC20において、受信された鍵操作データに含まれるメッセージの種類(ノートオン又はノートオフ)、および内容(ノートナンバ及びベロシティ情報)がRAM23に書き込まれる。
ステップSC30において、CPU21は、ステップSC20においてRAM23に書き込まれたノートナンバと、上述した前処理(ステップSA40)でRAM23に書き込まれたノートナンバとを比較し、上記イベントに対応する鍵1が鍵域R、Lのいずれに含まれるかを特定する。本実施形態においては、演奏者により押下された鍵1はスプリットポイントSPより右側の鍵1であるため、該イベントにおいては鍵域Rが特定される。
ステップSC40において、CPU21は、ステップSC30において特定された鍵域に対応するトラックの演奏データを、ROM22に格納された対応テーブルを参照して特定し、該特定した演奏データをRAM23から読み出す。図6に示すように、対応テーブルにおいては、鍵域Rは演奏データ1(右手パート)と、鍵域Lは演奏データ2(左手パート)と対応付けられている。また、ステップSC30においては鍵域Rが特定されているため、右手パートを表す演奏データ1が一拍分読み出される。
ステップSC50において、上記読み出された演奏データは、MIDI IF部27を介して送信チャンネル1でピアノプレーヤ10へ出力される。
ステップSC60において、CPU21は、残りの(演奏していない)楽曲データがあるか否か判定する。残りの楽曲データがなければ、演奏を終了し(ステップSC60;“Yes”)、CPU21は処理を終了する。残りの楽曲データがある場合(ステップSC60;“No”)は、ステップSC10以降の処理が再び実行される。すなわち、ピアノプレーヤ10から鍵操作データを受信し、楽曲の後続部分について上記の処理が繰り返し実行される。
(B−4;自動演奏処理の続き)
再び、ピアノプレーヤ10で行われる自動演奏処理について、図8に示すフローチャートを参照して説明する。ピアノプレーヤ10は、上述したステップSB20において、演奏者によりなされたタッピングに応じて鍵操作データを出力したが、続けてステップSB30以降の処理が行われる。
ステップSB30において、コントローラ11は、MIDI IF部12を介して演奏端末コントローラ20から演奏データを受信する。
コントローラ11は、該受信した演奏データ(MIDIデータ)に書き込まれた各イベントのイベント時刻を特定する。該イベント時刻が到達すると、イベント内容を音源17に出力する。
ステップSB40において、音源17は、イベントデータに含まれる音の強弱(ベロシティ)に応じた波形データからなる音信号を生成し、放音手段18に供給する。
ステップSB50において、放音手段18は、受取った音信号に従い音を放音する。
ステップSB60において、コントローラ11は、残りの楽曲データがあるか否か判定する。楽曲の演奏が全て終了したと判断すると(ステップSB60;“Yes”)、コントローラ11は処理を終了する。残りの楽曲データがある場合(ステップSB60;“No”)は、楽曲の後続部分について、ステップSB10以降の処理が再び実行される。
(C;動作のまとめ)
以上に説明した処理が、ピアノプレーヤ10及び演奏端末コントローラ20において繰り返されることにより、以下のような作用、効果が得られる。
ピアノプレーヤ10において演奏者によりタッピングがなされると、該操作内容に基づく鍵操作データが演奏端末コントローラ20に出力される。演奏端末コントローラ20は、ピアノプレーヤ10から鍵操作データを受取ると、タッピングされた鍵1の鍵域と対応付けられた演奏データを読み出し、ピアノプレーヤ10に供給する。そして、ピアノプレーヤ10においては、該演奏データの自動演奏がなされる。
このとき、複数の鍵域の鍵1が同時に又は並行してタッピングされた場合には、それぞれの鍵1のタッピングに応じたタイミングで演奏データが読み出され、それらの演奏データが並行してピアノプレーヤ10に出力されるため、複数の演奏者による合奏も可能となる。
なお、演奏者によるタッピングから自動演奏が行われるまでの演奏端末コントローラとピアノプレーヤによる楽音処理は十分に早く実行されることから、演奏者によるタッピングのタイミングと、自動演奏がなされる演奏データの拍との間の遅延時間は無視できるほど小さく、演奏者は拍タイミングに従って感覚的にタッピングをすれば良い。
(D;変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以下のように種々の態様で実施することができる。また、以下の変形例を適宜組み合わせてもよい。
(1)上述した実施形態においては、スプリットポイントSPを1箇所だけ設定して鍵1を2つの鍵域に分割する場合について説明したが、スプリットポイントSPを2箇所以上設定して鍵盤を3以上の鍵域に分割しても良い。その場合、演奏端末コントローラ20においては、各々の鍵域に属するノートナンバを特定すると共に、各鍵域と演奏データを対応付ける対応テーブルを記憶部26に記憶させておけば良い。
(2)上述した実施形態においては、「自動演奏モード」が選択されると、アコースティックピアノとしての発音はなされない。しかし、自動演奏モードにおいても、上述した自動演奏がなされると同時に演奏内容そのものの発音がなされるようにしても良い。しかし、そのようにすると、自動演奏をさせるために鍵1をタッピングしている場合にも、該タッピングによる鍵1の押下により弦4が打撃され発音されてしまうとの問題がある。従って、以下のようにしても良い。
ピアノプレーヤ10において、最高音および最低音に対応する鍵1(以下、それぞれ鍵1R、鍵1L)においては、弦4が設けられていないか、又は打撃されても音を発しない弦形状の構造が設けられており、鍵1Rおよび鍵1Lを押鍵してもアコースティックピアノとしての発音はなされないようにする。そして、上記実施形態においては鍵域Rおよび鍵域Lを右手および左手パートの演奏データに対応づけていたが、ここでは対応テーブルにおいて、鍵1Rおよび1Lをそれぞれ右手および左手パートの演奏データと対応付けておく。このような構成において、鍵1Rおよび1Lを除く他の鍵1を用いてアコースティックピアノとしての演奏をすると共に、該ピアノ演奏と並行して鍵1Rおよび1Lがタッピングされた場合には、上述した自動演奏処理を実行するようにしても良い。
なお、この場合、鍵1Rおよび1Lを除く他の全ての鍵1には、いずれの演奏データも対応付けられていないが、そのようにいずれの演奏データにも対応付けられない鍵1が存在しても良く、また、いずれの鍵域にも対応付けられない演奏データがあっても良い。
以上のような実施形態は、例えば左手パートの練習を望んでいる生徒が左手で通常のピアノ演奏を行い、その右横で教師が鍵1Rを適切なタイミングで押下して右手パートを自動演奏させるといった教習連弾において用いることができる。
なお、前述の鍵1Rおよび鍵1Lはそれぞれ、最高音および最低音に対応する一つの鍵を設定したが、それぞれ複数の鍵1を設定しても良い。
(3)上述した実施形態においては、MIDIデータを入出力する機能を有するピアノプレーヤ10を演奏端末コントローラ20に接続する場合について説明した。しかし、演奏内容をMIDIデータとして入出力する機能を有するMIDI機器であれは、その楽器種はピアノに限られない。
(4)上述した実施形態においては、ピアノプレーヤ10はアコースティックピアノとしての構成を有する場合について説明した。しかし、ピアノプレーヤ10は、手動演奏モードにおいても電子ピアノとしての構成を用いて発音をするようにしても良い。すなわち、演奏者により鍵1が操作されると鍵センサ14により鍵操作が検出され、コントローラ11は該演奏内容を表すMIDIデータを音源17に出力する。音源17においてMIDIデータに対応する波形データが読み出されて音信号が生成され、該音信号に基づく音が放音手段18において放音される。このような場合においても、自動演奏モードにおいては、上記実施形態と同様の処理を行えば良い。
(5)上述した実施形態においては、演奏端末コントローラ20において、ピアノプレーヤ10から受取った鍵操作データに含まれるノートナンバから、タッピングされた鍵1がいずれの鍵域に含まれるかを判定する場合について説明した。しかし、ピアノプレーヤ10が演奏端末コントローラ20に出力する鍵操作データに、押下された鍵1の鍵域を特定するための情報(例えば、「鍵域1」など)を含ませておくようにしても良い。
(6)上述した実施形態においては、1回のタッピングにより1拍分の演奏データが読み出される場合について説明した。しかし、1回の押鍵により読み出される演奏データの量は1拍分に限られない。例えば、1小節分の演奏データが読み出されるようにしても良い。その場合、演奏データには、1拍のタイミングに代えて1小節の区切りを示す情報を含ませておけば良い。
また、例えば1回のタッピングに対して、演奏データから1つのノートオンのイベントが読み出されるようにしても良い。その場合、演奏端末コントローラ20は、鍵操作データを受取ると、特定された鍵域に対応付けられた演奏データから、「次のノートオンイベント」を読出しピアノプレーヤ10に出力する。そして、ピアノプレーヤ10は、受取ったMIDIデータに基づいて再生する。
(7)上述した実施形態においては、ピアノプレーヤ10および演奏端末コントローラ20を有する演奏システム100を本発明の実施形態として説明したが、演奏端末コントローラ20のみを本発明としても良い。すなわち、演奏端末コントローラ20に対して各種のMIDI機器を接続し、上記MIDI機器に設けられた複数の演奏操作子(例えば鍵盤)の操作内容に応じて演奏データを選択して出力し、該演奏データを上記MIDI機器に発音させれば良い。
(8)上述した実施形態においては、スプリットポイントSPにより鍵域を設定する場合について説明した。しかし、各鍵域に属する鍵1を入力部24から入力するようにしても良い。例えば、各鍵域について、含まれる最低音および最高音のノートナンバを入力するなどすれば良い。
また、上述した実施形態においては、スプリットポイントSPを指定することにより、各鍵域の範囲を指定する場合について説明した。しかし、各鍵域について、含まれる鍵1の全てを逐一押下することにより指定するようにしても良い。その場合、各鍵域に対して押下された鍵1に対応するノートナンバをRAM23に書き込んでおけば良い。
(9)上述した実施形態においては、鍵域R、Lに対して、それぞれ演奏データ1、2を対応付けておく場合について説明した。しかし、各鍵域に対応付けておく演奏データは、同じ楽器の別のパートである必要はない。例えば、鍵域Rに対しては、ピアノの演奏データを対応付けておき、鍵域Lに対しては、打楽器の演奏データを対応付けておくなどしても良い。
(10)上述した実施形態においては、タッピングにより、演奏データが拍の単位で所定のスピードで読み出される場合について説明した。すなわち、1回の押鍵がなされると、演奏データにおいて「拍タイミング」と次の「拍タイミング」とにより挟まれたイベントデータが読み出され、演奏データに含まれるタイミングデータにより規定されるスピードで各イベントが実行された。しかし、タッピングのテンポに応じて、演奏データの読出しスピードを増減するようにしても良い。例えば、あるタイミングにおける押鍵に応じて読み出される1拍分の演奏データは、該押鍵とその直前の押鍵の時間間隔によって決められるとし、該時間間隔が所定の値より短ければ、上記読み出される演奏データのタイミングデータ(時間間隔)に書き込まれたテンポより早いテンポで演奏がなされるようにし、その逆にタッピングの時間間隔が所定の値より長ければ、遅いテンポで演奏がなされるようにしても良い。なお、演奏データの読出し速度の制御は、上に記載した態様に限定されるものではなく、タッピングのテンポに応じて自動演奏のテンポが制御されるようにすれば、どのような方法を用いても良い。
(11)上述した実施形態においては、演奏端末コントローラ20に1つのピアノプレーヤ10が接続されている場合について説明した。しかし、演奏端末コントローラ20に複数のピアノプレーヤ10が接続されていても良い。その場合には、各ピアノプレーヤ10について個別に鍵域(スプリットポイントSP)を設定するなどして、演奏端末コントローラ20の記憶部26に格納された複数の演奏データを各ピアノプレーヤ10の鍵域に対して所望の対応関係で対応付けておけば良い。
例えば、その対応付けは、図10に模式的に示すようにすれば良い。図10には、複数のピアノプレーヤ10(ピアノプレーヤ10―1〜3)の各々について、設定された鍵域に対応させて演奏データを割り当てる割り当て態様が示されている。
例えば、ピアノプレーヤ10―1においては、1つ目及び2つ目の鍵域(鍵域1及び鍵域2)としてノートナンバ21〜59及び60〜108の鍵1が指定され、それぞれの鍵域には演奏データ1及び2が割り当てられている。また、ピアノプレーヤ10―2においては、鍵域1及び鍵域2としてノートナンバ21及び108の鍵1が指定され、それぞれの鍵域には演奏データ2及び3が割り当てられている。また、ピアノプレーヤ10―3においては、鍵域1、2、3、4としてそれぞれノートナンバ21〜42、43〜64、65〜86、87〜108の鍵1が指定され、それぞれの鍵域には演奏データ2、3、4、5が割り当てられている。
例示したように各ピアノプレーヤ10において個別に鍵域が設定されると共に、各鍵域に対して演奏データが対応付けられている場合のデータの流れを、図11に模式的に示す。ピアノプレーヤ10−1、10−2、および10−3は、例えば鍵がそれぞれ2つ、2つ、4つの鍵域に分割されており、各鍵域はそれぞれが記憶部26に格納された演奏データに対応付けられている。そして、各ピアノプレーヤ10においてタッピングされた鍵1から鍵域が特定され、該鍵域に対応する1または複数の演奏データが読み出され、それぞれ対応するピアノプレーヤ10に出力される。
なお、複数のピアノプレーヤ10が接続されている場合には、演奏端末コントローラ20は、受取った鍵操作データがいずれのピアノプレーヤ10から出力されたものであるかを判定することが必要となるが、各ピアノプレーヤ10から入力された鍵操作データに、該ピアノプレーヤ10を識別可能な識別子を含ませるようにし、該識別子に基づいてピアノプレーヤ10を識別しても良いし、各鍵操作データが入力された入力端子に基づいて該処理を行っても良い。
以上のように、複数のピアノプレーヤ10が演奏端末コントローラ20に接続されている場合には、各ピアノプレーヤ10において互いに異なる態様で鍵域の設定や演奏データの割り当てをしても良い。
(12)上述した実施形態においては、1つの鍵1(ノートナンバ)はいずれか1つの鍵域に含まれる場合について説明したが、複数の鍵域にまたがって対応付けられるとしても良い。
また、対応テーブルにおいて、1つの鍵域が複数の演奏データにまたがって対応付けられるとしても良い。また、1つの演奏データが、複数の鍵域1に対応付けられていても良い。これらの場合においても、上記実施形態と同様に、タッピングされた鍵1に対応付けられた演奏データが複数ある場合には、それら複数の演奏データを読出して、該読み出された演奏データを並行して出力するようにすれば良い。
(13)上述した実施形態においては、演奏システム100にピアノプレーヤ10と演奏端末コントローラ20とが別個の装置として含まれる場合について説明した。しかし、ピアノプレーヤ10と演奏端末コントローラ20の機能を併せ有する単一の装置(コントローラ付きピアノプレーヤ)として本発明を実施しても良い。
(14)上記実施形態においては、演奏端末コントローラ20に特徴的な機能を実現するための制御プログラムを、ROM22に予め書き込んでおく場合について説明したが、磁気テープ、磁気ディスクなどの磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体、RAM、ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に上記制御プログラムを記録して配布するとしても良く、インターネット網などの電気通信回線経由のダウンロードにより上記制御プログラムを配布するようにしても良い。また、上記変形例(13)に記載したコントローラ付きピアノプレーヤを制御する制御プログラムについても同様である。
演奏システム100の構成を示すブロック図である。 ピアノプレーヤ10の鍵盤(外観)を示す図である。 ピアノプレーヤ10の内部構成を示す図である。 演奏端末コントローラ20の構成を示すブロック図である。 演奏データの構成を示す図である。 対応テーブルの一例を示した図である。 前処理の流れを示すフローチャートである。 自動演奏処理の流れを示すフローチャートである。 演奏データ提供処理の流れを示すフローチャートである。 ピアノプレーヤ10ごとの鍵域設定と演奏データの割り当て態様を示した図である。 演奏端末コントローラ20に複数のピアノプレーヤ10が接続された場合のデータの流れを示した図である。
符号の説明
1…鍵、2…ハンマ、3…アクションメカニズム、4…弦、6…ダンパ、10…ピアノプレーヤ、11…コントローラ、12…MIDI IF部、13…A/D変換器、14…鍵センサ、17…音源、18…放音手段、20…演奏端末コントローラ、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…入力部、25…表示部、26…記憶部、27…MIDI IF部、30…MIDIケーブル、100…演奏システム

Claims (6)

  1. 特定の音高に対応付けられた第1演奏操作子と楽曲のパート毎の演奏内容を楽曲の進行に沿った時系列データとして示すパートデータの出力のタイミングを指示するための第2演奏操作子と前記第2演奏操作子の操作状況に応じた操作信号を順次出力する操作信号出力手段とを有する演奏端末から、前記操作信号を受信する受信手段と、
    前記パートデータを複数記憶するパートデータ記憶手段と、
    前記第2演奏操作子と前記パートデータとを対応付ける対応テーブルを記憶する対応テーブル記憶手段と、
    前記受信手段が前記演奏端末から前記操作信号を受信すると、該操作信号に対応するパートデータを、前記対応テーブルを参照して特定するパート特定手段と、
    前記パート特定手段により特定されたパートデータを、前記受信手段が操作信号を受信したタイミングに基づいて、前記パートデータ記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出された前記各パートデータを出力する出力手段と
    を具備することを特徴とする演奏端末コントローラ。
  2. 記対応テーブル記憶手段内の対応テーブルは、複数の前記演奏端末の各々について前記第2演奏操作子と前記各パートデータとを対応付ける
    ことを特徴とする請求項1記載の演奏端末コントローラ。
  3. 演奏端末と演奏端末コントローラとを有する演奏システムであり、
    前記演奏端末は、
    特定の音高に対応付けられた第1演奏操作子と、
    楽曲のパート毎の演奏内容を楽曲の進行に沿った時系列データとして示すパートデータの出力のタイミングを指示するための第2演奏操作子と、
    前記第2演奏操作子の操作状況に応じた操作信号を順次出力する操作信号出力手段と
    を有し、
    前記演奏端末コントローラは、
    前記演奏端末から、前記操作信号を受信する受信手段と、
    前記パートデータを複数記憶するパートデータ記憶手段と、
    前記第2演奏操作子と前記パートデータとを対応付ける対応テーブルを記憶する対応テーブル記憶手段と、
    前記受信手段が前記演奏端末から前記操作信号を受信すると、前記操作信号に対応するパートデータを、前記対応テーブルを参照して特定するパート特定手段と、
    前記パート特定手段により特定されたパートデータを、前記受信手段が操作信号を受信したタイミングに基づいて、前記パートデータ記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出された前記各パートデータを前記演奏端末に出力する出力手段と
    を有する
    ことを特徴とする演奏システム。
  4. 複数の演奏端末と演奏端末コントローラとを有する演奏システムであり、
    前記各演奏端末は、
    特定の音高に対応付けられた第1演奏操作子と、
    楽曲のパート毎の演奏内容を楽曲の進行に沿った時系列データとして示すパートデータの出力のタイミングを指示するための第2演奏操作子と、
    前記第2演奏操作子の操作状況に応じた操作信号を順次出力する操作信号出力手段と
    を有し、
    前記演奏端末コントローラは、
    前記各演奏端末から、前記操作信号を受信する受信手段と、
    前記パートデータを複数記憶するパートデータ記憶手段と、
    前記複数の演奏端末の各々について前記第2演奏操作子と前記パートデータとを対応付ける対応テーブルを記憶する対応テーブル記憶手段と、
    前記受信手段が前記各演奏端末から前記操作信号を受信すると、該操作信号に対応するパートデータを、前記対応テーブルを参照して特定するパート特定手段と、
    前記パート特定手段により特定されたパートデータを、前記受信手段が操作信号を受信したタイミングに基づいて、前記パートデータ記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出された前記パートデータを前記各演奏端末に出力する出力手段と
    を有する
    ことを特徴とする演奏システム。
  5. コンピュータを、
    特定の音高に対応付けられた第1演奏操作子と楽曲のパート毎の演奏内容を楽曲の進行に沿った時系列データとして示すパートデータの出力のタイミングを指示するための第2演奏操作子と前記第2演奏操作子の操作状況に応じた操作信号を順次出力する操作信号出力手段とを有する演奏端末から、前記操作信号を受信する受信手段と、
    前記パートデータを複数記憶するパートデータ記憶手段と、
    前記第2演奏操作子と前記パートデータとを対応付ける対応テーブルを記憶する対応テーブル記憶手段と、
    前記受信手段が前記演奏端末から前記操作信号を受信すると、該操作信号に対応するパートデータを、前記対応テーブルを参照して特定するパート特定手段と、
    前記パート特定手段により特定されたパートデータを、前記受信手段が操作信号を受信したタイミングに基づいて、前記パートデータ記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出された前記各パートデータを出力する出力手段
    として機能させるためのプログラム。
  6. 特定の音高に対応付けられた第1演奏操作子と楽曲のパート毎の演奏内容を楽曲の進行に沿った時系列データとして示すパートデータの出力のタイミングを指示するための第2演奏操作子とを有する演奏端末を制御するコンピュータを、
    前記第2演奏操作子の操作状況に応じた操作信号を順次出力する操作信号出力手段と、
    前記パートデータを複数記憶するパートデータ記憶手段と、
    前記第2演奏操作子と前記パートデータとを対応付ける対応テーブルを記憶する対応テーブル記憶手段と、
    前記操作信号出力手段が前記操作信号を出力すると、該操作信号に対応するパートデータを、前記対応テーブルを参照して特定するパート特定手段と、
    前記パート特定手段により特定されたパートデータを、前記操作信号出力手段が操作信号を出力したタイミングに基づいて、前記パートデータ記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出された前記各パートデータを出力する出力手段
    として機能させるためのプログラム。
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