JP5167661B2 - レンズ鏡筒、撮影装置およびカメラボディ - Google Patents

レンズ鏡筒、撮影装置およびカメラボディ Download PDF

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本発明は、レンズ鏡筒、撮影装置およびカメラボディに関する。
従来技術として、有害光カット絞りをイメージサークルの大きさに応じて付け替えることができるレンズ鏡筒が提案されている。しかしながら、従来のレンズ鏡筒では、バヨネットマウントに起因する反射光の影響を低減させることはできなかった(特許文献1参照)。
特開2000−121904号公報
本発明の課題は、反射光の影響を低減させることができるレンズ鏡筒、撮影装置およびカメラボディを提供することである。
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、撮像部に入射する被写体光が通過する矩形の開口部を有するカメラボディに、前記開口部と向かい合うように取り付けられるレンズ鏡筒であって、光学系を保持する鏡筒と、前記鏡筒を前記カメラボディに取り付けるための複数の鏡筒側マウント爪と、を備え、前記各鏡筒側マウント爪は、前記開口部の対角線より短い直径の円周に沿って配置されており、当該レンズ鏡筒が前記カメラボディに取り付けられた状態において、前記光学系の光軸方向から見て、前記各鏡筒側マウント爪は、前記開口部の全ての角を避け、かつ、前記開口部の辺の外側に位置すること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項2の発明は、撮像部に入射する被写体光が通過する矩形の開口部を有するカメラボディに、前記開口部と向かい合うように取り付けられるレンズ鏡筒であって、光学系を保持する鏡筒と、前記鏡筒を前記カメラボディに取り付けるための複数の鏡筒側マウント爪と、前記光学系の光軸周りの周方向に沿って備えられ、前記各鏡筒側マウント爪を保持する筒部材と、を備え、当該レンズ鏡筒が前記カメラボディに取り付けられた状態において、前記光軸方向から見て、前記筒部材は前記開口部の角の内側に位置し、前記各鏡筒側マウント爪は、前記開口部の全ての角を避け、かつ、前記開口部の辺の外側に位置すること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載されたレンズ鏡筒であって、当該レンズ鏡筒が前記カメラボディに取り付けられた状態において前記撮像部と平行となる鏡筒側取付け面を有し、前記鏡筒側マウント爪は、前記鏡筒側取付け面と平行な平面に備えられること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項4の発明は、請求項1または2に記載されたレンズ鏡筒であって、記鏡筒側マウント爪と同一平面に備えられた前記鏡筒側マウント爪を補強する補強部を有すること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項5の発明は、請求項4に記載されたレンズ鏡筒であって、前記補強部は、前記鏡筒側マウント爪と前記鏡筒側マウント爪との間に備えられていること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項6の発明は、請求項3に記載されたレンズ鏡筒であって、当該レンズ鏡筒が前記カメラボディに取り付けられた状態において、前記鏡筒側マウント爪は、前記鏡筒側取付け面と前記撮像部との間に位置すること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項の発明は、撮像部に入射する被写体光が通過する矩形の開口部を有するカメラボディに、前記開口部と向かい合うようにレンズ鏡筒が取り付けられる撮像装置であって、前記レンズ鏡筒は、光学系を保持する鏡筒と、前記鏡筒を前記カメラボディに取り付けるための複数の鏡筒側マウント爪と、を備え、前記各鏡筒側マウント爪は、前記開口部の対角線より短い直径の円周に沿って配置されており、前記レンズ鏡筒が前記カメラボディに取り付けられた状態において、前記光学系の光軸方向から見て、前記各鏡筒側マウント爪は、前記開口部の全ての角を避け、かつ、前記開口部の辺の外側に位置すること、を特徴とする撮像装置である。
本実施例によれば、反射光の影響を低減させることができるレンズ鏡筒、撮影装置およびカメラボディを提供することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。なお、本実施例のカメラは、例えば、一眼レフ型のスチルカメラ、コンパクト型のスチルカメラ、ビデオカメラなどとすることができるが、以下の実施例では、一眼レフ型のカメラを例にとって説明する。
(1)第1実施形態
図1は、本発明の一実施形態に係るレンズ鏡筒の側斜視図であり、図2は、本発明の一実施形態に係るカメラボディの側斜視図である。
図1および図2に示すように、一眼レフカメラに代表されるレンズ交換式の撮影機材は、一般的には、レンズ鏡筒10とカメラボディ30とを有する。レンズ鏡筒10の背面に固定してある鏡筒側取付部11と、カメラボディ30の前面に固定してあるボディ側取付部60とが着脱自在に取り付けられる。
図1に示すレンズ鏡筒10におけるバレル本体の内部には、複数の光学レンズ群(図示省略)が光軸方向に移動自在に装着してある。
図3は図1に示すレンズ鏡筒が取り付けられた図2に示すカメラボディの内部を示す光軸に沿う要部断面図であり、後述する図4に示すIII線の断面図である。図3に示すように、カメラボディ30は、ローパスフィルタ31と、撮像素子32とを備えている。撮像素子32としては、CCD以外に、CMOS等の増幅型固体撮像素子などが用いられる。
ローパスフィルタ31を設ける理由は、以下の通りである。カメラボディ30の撮像素子32では、疑色又は色モアレと呼ばれる、空間周波数の高い光が撮像素子32の単一画素に入射することで、実際とは異なる色づきが発生してしまうという現象が起こる場合がある。この現象は、撮像素子32の被写体側にローパスフィルタ31を設置することで、低減させることができる。
図3に示すように、カメラボディ30の内部には、ミラーボックス40がボディ30のボディフレーム30aおよび30bに対して位置決めされて固定される。撮像素子32およびローパスフィルタ31は、ボディフレーム30bに対して位置決めされて固定される。なお、撮像素子32の背面には、ボディフレーム30cが配置される。
ミラーボックス40の内部には、図示省略してあるミラーが内蔵してあり、撮影時以外には、光軸方向に沿って入射する被写体光を、ファインダ方向に導き、撮影時には、ミラーが移動して被写体光を撮像素子32の方向に導くようになっている。
図4は、図3に示すIVA−IVA線に沿う要部断面図である。
図3および図4に示すように、撮像素子32(図3参照)は、光軸L1(図3参照)から(図4の紙面に垂直な方向から)見て長方形状であり、ミラーボックス40の内側開口部40aの横断面は、撮像素子32の長方形よりも大きな長方形になっている。図3に示すボディフレーム30bにおける内側開口部の横断面は、ミラーボックス40の内側開口部40aの横断面と同様な長方形であるが、ボディ30における光軸方向の被写体側に位置するボディフレーム30aの内側開口部の横断面は、円形である。ボディフレーム30aの前面には、リング状のボディ側取付部60(図2参照)が取り付けられる。
図5は、図4に示すIVB−IVB線に沿う要部断面図である。
図1および図5に示すように、レンズ鏡筒10の背面側に固定してある鏡筒側取付部11は、レンズ鏡筒10の形状に合わせて、全体としてリング形状である。この鏡筒側取付部11には、光学レンズ群の光軸L1に対して略垂直な鏡筒側取付面14が形成してある。この鏡筒側取付面14は、カメラボディ30のボディ側取付部60に形成してあるボディ側取付面64に対して密着可能になっている。ボディ側取付面64もまた、光学レンズ群の光軸L1に対して略垂直である。
鏡筒側取付部11およびボディ側取付部60は、共に金属製であり、いわゆるバヨネットマウント式に着脱自在な構造となっている。すなわち、図4に示すように、鏡筒側取付部11における光軸方向の像面側には、円周方向に沿って非等間隔に3つの鏡筒側マウント爪12が形成してある。
鏡筒側マウント爪12は、図5に示すように、鏡筒側取付部11の円筒状内周面15から半径方向の外側に伸びている。図4に示すように、円周方向に沿って配置された3つの鏡筒側マウント爪12は、円筒状補強部材16により円周方向に沿って連結される。円筒状補強部材16の半径方向の厚みは、例えば、マウント爪12の半径方向の幅の約1/2以下である。
図2および図5に示すように、ボディ側取付部60の内周面には、鏡筒側マウント爪12に対応する円周方向の非等間隔位置で、ボディ側マウント爪62が形成してある。ボディ側マウント爪62の内径は、鏡筒10における円筒状補強部材16の外径と等しいか僅かに大きい程度である。鏡筒側マウント爪12の外径は、ボディ側マウント爪62が形成されていないボディ側取付部60の内径より僅かに小さい。
図1に示すレンズ鏡筒10を図2に示すカメラボディ30に対して取り付けるには、次のようにして行う。すなわち、図1に示す鏡筒側取付部11におけるマウント爪12を、図2に示すボディ側取付部60のボディ側マウント爪62が形成されていない円周方向位置で、ボディ側取付部60の内部に押し込む。
その後に、レンズ鏡筒10を、その光軸L1の回りに回転させ、鏡筒側取付部11におけるマウント爪12を、ボディ側取付部60のボディ側マウント爪62の像面側に位置させる。その位置で、レンズ鏡筒10がカメラボディ30に対してバヨネット式に取り付けられる。
図4および図5に示すように、鏡筒側取付部11における円筒状補強部材16およびマウント爪12の光軸方向の像面側には、円弧形状の電気接点保持部材70が固定してある。電気接点保持部材70は、プラスチックなどの絶縁部材で構成してあり、たとえば二以上の鏡筒側電気接点72が保持部材70の外周面に装着してある。これらの鏡筒側電気接点72は、ボディフレーム30aの内周面に具備してある各ボディ側電気接点74に対して、回転により着脱自在に接続されるようになっている。
本実施形態では、図4に示すように、電気接点保持部材70は、ミラーボックス40における断面長方形状の内側開口部40aにおける上側長辺よりも、大部分が上側に位置するように、鏡筒側取付部11に固定される。少なくとも電気接点72が断面長方形の内側開口部40aの上側長辺よりも、上に位置するように、電気接点保持部材70が鏡筒側取付部11に固定される。
また、図4に示すように、3つの鏡筒側マウント爪12は、下記の関係を満たすように、円周方向に沿って非等間隔に配置してある。すなわち、3つの鏡筒側マウント爪12のうちの一つが、断面長方形の内側開口部40aの上側長辺よりも上(外側)に位置し、他の一つのマウント爪12が内側開口部40aの右側短辺よりも外側に位置し、残りの一つのマウント爪12が、内側開口部40aの下側長辺よりも下(外側)に位置する。すなわち、開口部40aの四隅11a,11b,11c,11dでは、レンズ鏡筒10に備えられたマウント爪12は露出せず、円筒状補強部材16のみが露出する。
なお、鏡筒側マウント爪12と対になりバヨネット構造を形成するボディ側マウント爪62の周方向の配置位置は、鏡筒側マウント爪12における周方向の配置位置と同じである。
図7は、本発明の比較例に係るレンズ鏡筒が取り付けられたカメラボディの内部を示す光軸に沿う要部断面図であり、後述する図8に示すV線の断面図である。図8は、図7に示すVI−VI線に沿う要部断面図である。
図7および図8に示すように、本発明の比較例に係るレンズ鏡筒20では、鏡筒側マウント爪22の配置が、ミラーボックス40の内側開口部40aの断面形状とは関係が無く、鏡筒側取付部21に対して等間隔に3つ配置されている。このため、図8に示すように、ローパスフィルタ31からレンズ鏡筒20の方向を見ると、開口部40aの四隅21a,21b,21c,21dでは、レンズ鏡筒20に備えられたマウント爪22の一部が露出して見える。四隅の内の二つの隅部21a,21bでは、マウント爪22が露出しており、露出面積が大きい。
レンズ鏡筒20内を通過してきた光50は、ローパスフィルタ31を通過して、撮像素子32に入射するものと、ローパスフィルタ31を通過せずに、ローパスフィルタ31面で反射するものとがある。
この反射光は、通常、カメラボディ30の内面やレンズ鏡筒20内面に当たり、拡散して弱まったり、吸収されたりするが、稀に、レンズ鏡筒20に備えられたバヨネット式のマウント爪22の端面で再反射して、撮像素子32に入射することがある。この2回目の反射光は、バヨネット式のマウント爪22の端面で正反射すれば、カメラボディ30の内面に当たる可能性があるが、実際には、マウント爪12の端面は機械加工により微少な凹凸があるため、正反射しないことが多い。
2回目の反射光52b,52cが撮像素子32に入射した場合には、フレアやゴーストとなって画質を劣化させてしまう可能性がある。なお、光線50は、撮像素子32で反射することもあり、また、銀塩フィルムカメラの場合には、フィルム表面で反射することもある。鏡筒側取付部21の光軸方向の端面は、爪部22で半径方向の幅が広くなっており、より多くの反射光が当たるため、ゴーストやフレアが増長されやすい。
そこで、本実施形態では、上述したようなバヨネット式のマウント爪12および62の構造によって、上記の問題を解決している。ここで、マウント爪12の配置位置について説明する。マウント爪62は、マウント爪12と同じ配置位置なのでその説明は省略する。
図6は、レンズ鏡筒のマウント爪とカメラボディの撮像素子とを模式的に示す図である。
図6に示すように、マウント爪12は、レンズ鏡筒10から撮像素子32へ向かう光のうち、撮像素子32に入射する断面四角形の光束Lの四隅近傍11a,11b,11c,11dを避けた位置に配置されている。実際には、図4に示すように、マウント爪12は、開口部40aの四隅と重ならない位置に配置されている。そのため、マウント爪12は、ローパスフィルタ31の対角線上に配置されておらず、開口部40a内部に露出していない。
ローパスフィルタ31からレンズ鏡筒10を見ると、図4に示すように、開口部40aの四隅11a,11b,11c,11dでは、レンズ鏡筒10に備えられた鏡筒側取付部11が4箇所露出して見えるが、露出部は、マウント爪12ではないので、露出面積が小さく、再反射光の影響が小さい。
開口部40aの内側にマウント爪12が露出しなくなったことで、図3に示すように、ローパスフィルタ31からの反射光51が、マウント爪12に入射することはなくなる。したがって、マウント爪12で再反射する反射光の影響を低減させることができ、フレアやゴーストの発生を抑え、画質劣化を防止することができる。
また、レンズ鏡筒10が、例えば、光学系のF値が2.8以下の明るいレンズ鏡筒や、望遠用のレンズ鏡筒、大口径のレンズ鏡筒である場合には、鏡筒側取付部11の極近傍を光が通過するので、反射光の影響を受けやすく、マウント爪12への反射光の入射を低減させる効果が大きい。また、撮像素子が大きく(例えば、24mm×36mm以上)なった場合や、鏡筒側取付部11及びボディ側取付部60の径が小さくなった場合などのように、撮像素子とマウント爪との距離が近くなると、本実施例の効果が顕著になる。
また、レンズ鏡筒20内部のレンズ保持枠等の部品(図7、図8参照)には、反射防止のために塗料を塗ることが多い。しかし、鏡筒側取付部21の外観部は、レンズ鏡筒20とカメラボディ30とを装着するときに擦れるので、塗料を塗るとその塗料がはがれ落ち、レンズやローパスフィルタ31に付着する恐れがある。また、マウント爪22のみに、反射防止のための塗料を塗った場合、マウント爪22は突起部となっているためレンズ鏡筒20をカメラボディ30から外しているときに擦れてはがれやすい。しかし、本実施例では、塗料を塗ることなくマウント爪12および62の構造によって反射防止を実現しているので、良好な特性が得られる。
(2)第2実施形態
図9は、第2実施形態に係るレンズ鏡筒が取り付けられたカメラボディの内部を示す要部断面図である。
図9に示すように、本実施例の第2実施形態に係るレンズ鏡筒10−2では、バヨネット式マウント爪12の配置位置を、図8に示す比較例に係るマウント爪22と同様にしてある。しかしながら、本実施形態のレンズ鏡筒10−2では、ミラーボックス40の内側開口部40aを避けるように、マウント爪12aに切り欠き部13を形成してある。
本実施形態では、マウント爪12の配置位置を、円周方向に均等に配置することができるので、設計が容易であり、カメラボディ30のバヨネット式マウント爪62の基本的な形状を変更しなくて済む、という効果がある。本実施形態におけるその他の構成および作用効果は、前述した第1実施形態と同様である。
(3)第3実施形態
図10は、第3実施形態に係るレンズ鏡筒が取り付けられたカメラボディの内部を示す要部断面図である。
図10に示すように、本実施形態のレンズ鏡筒10−3では、二つのマウント爪12bを、ミラーボックス40における内側開口部40aの断面において、長辺の外側に各々位置するように配置してある。このように構成することで、内側開口部40aの内側にマウント爪12bが露出しない。本実施形態におけるその他の構成および作用効果は、前述した第1実施形態と同様である。
(4)第4実施形態
図11は、第4実施形態に係るレンズ鏡筒が取り付けられたカメラボディの内部を示す要部断面図である。
図11に示すように、本実施形態のレンズ鏡筒10−4では、鏡筒側マウント爪12cおよび円筒状補強部材16の内周面の直径を、ミラーボックス40の内側開口部40aの対角線の長さと同等以上に設計してある。しかも、内側開口部40aの内側には、鏡筒側マウント爪12cおよび円筒状補強部材16のいずれも露出しないように構成してある。本実施形態におけるその他の構成および作用効果は、前述した第1実施形態と同様である。
(5)第5実施形態
図12は、第5実施形態に係るレンズ鏡筒が取り付けられたカメラボディの内部を示す要部断面図である。
図12に示すように、本実施形態のレンズ鏡筒10−5では、鏡筒側マウント爪12の配置位置を第1実施形態と同様な配置位置としているが、二つの電気接点保持部材70a,70bを、ミラーボックス40における内側開口部40aの断面において、長辺の外側に各々位置するように配置してある。各電気接点保持部材70a,70bの外周面には、それぞれ鏡筒側電気接点群72a,72bが装着してある。
本実施形態では、レンズ鏡筒10−5とカメラボディとの間で信号などのやり取りを行うための電気接点群72a,72bが、二つに分割してあるので、各接点保持部材70a,70bに装着される電気接点群72a,72bにおける接点の数を少なくすることができる。そのため、各電気接点群72a,72bにおける円周方向の長さを小さくでき、より小さなスペースに配置することが可能になる。また、各電気接点群72a,72bの配置スペースに関する設計の自由度が高まり、各接点保持部材70a,70bをミラーボックス40における内側開口部40aを避けた位置に配置しやすくなる。
また、各電気接点群72a,72bを相互に引き離すことで、接点同士の電気的な干渉が少なくなり、S/N比が向上する。たとえば、電力供給用接点には、比較的大きな電流が流れ、電磁波が生じやすい。電力供給用接点と信号接点とを分けることにより、信号用接点の電気信号のノイズを低減することができる。本実施形態におけるその他の構成および作用効果は、前述した第1実施形態と同様である。なお、電気接点群が装着された接点保持部材は、4つに分割されて、ミラーボックス40における内側開口部40aの各4辺位置の外側にそれぞれ配置しても良い。
(6)その他の実施形態
各実施形態では、以下のように変形することも可能である。
(6−1)図6に示すように、マウント爪12は、光束Lにおける四隅11a〜11dのすべてを避けた位置に配置する例で説明したが、四隅11a〜11dの一部のみを避けた位置にマウント爪12を配置してもよい。その場合においても、反射光の影響を低減させることができる。
(6−2)図10に示す実施形態では、開口部40aの上下にマウント爪12を配置してあるが、開口部40aの左右にマウント爪12を配置してもよい。また、開口部40aの上下左右に4つの爪部12を配置してもよい。また、マウント爪12の表面に凹凸を設けて、マウント爪12での反射を更に低減させてもよい。
(6−3)上述した各実施形態は、本発明の構成をレンズ鏡筒に適用した例であるが、このようなレンズ鏡筒を備えるカメラシステムや、ビデオカメラ、TVカメラ、その他の撮影装置にも本発明を適用することができる。
なお、上述した実施形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は、以上説明した実施形態によって限定されることはない。
本発明の一実施形態に係るレンズ鏡筒の側斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカメラボディの側斜視図である。 図1に示すレンズ鏡筒が取り付けられた図2に示すカメラボディの内部を示す光軸に沿う要部断面図である。 図3に示すIVA−IVA線に沿う要部断面図である。 図4に示すIVB−IVB線に沿う要部断面図である。 レンズ鏡筒と撮像素子とを模式的に示し、マウント爪の配置位置を説明する図である。 本発明の比較例に係るレンズ鏡筒が取り付けられたカメラボディの内部を示す光軸に沿う要部断面図である。 図7に示すVI−VI線に沿う要部断面図である。 別の一実施形態に係るレンズ鏡筒が取り付けられたカメラボディの内部を示す図4に対応する要部断面図である。 別の一実施形態に係るレンズ鏡筒が取り付けられたカメラボディの内部を示す図4に対応する要部断面図である。 別の一実施形態に係るレンズ鏡筒が取り付けられたカメラボディの内部を示す図4に対応する要部断面図である。 別の一実施形態に係るレンズ鏡筒が取り付けられたカメラボディの内部を示す図4に対応する要部断面図である。
符号の説明
10 レンズ鏡筒
12 鏡筒側マウント
30 撮影装置
62 撮影装置側マウント
32 撮像部

Claims (7)

  1. 撮像部に入射する被写体光が通過する矩形の開口部を有するカメラボディに、前記開口部と向かい合うように取り付けられるレンズ鏡筒であって、
    光学系を保持する鏡筒と、
    前記鏡筒を前記カメラボディに取り付けるための複数の鏡筒側マウント爪と、を備え、
    前記各鏡筒側マウント爪は、前記開口部の対角線より短い直径の円周に沿って配置されており、
    当該レンズ鏡筒が前記カメラボディに取り付けられた状態において、前記光学系の光軸方向から見て、前記各鏡筒側マウント爪は、前記開口部の全ての角を避け、かつ、前記開口部の辺の外側に位置すること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 撮像部に入射する被写体光が通過する矩形の開口部を有するカメラボディに、前記開口部と向かい合うように取り付けられるレンズ鏡筒であって、
    光学系を保持する鏡筒と、
    前記鏡筒を前記カメラボディに取り付けるための複数の鏡筒側マウント爪と、
    前記光学系の光軸周りの周方向に沿って備えられ、前記各鏡筒側マウント爪を保持する筒部材と、を備え、
    当該レンズ鏡筒が前記カメラボディに取り付けられた状態において、前記光軸方向から見て、前記筒部材は前記開口部の角の内側に位置し、前記各鏡筒側マウント爪は、前記開口部の全ての角を避け、かつ、前記開口部の辺の外側に位置すること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 請求項1または2に記載されたレンズ鏡筒であって、
    当該レンズ鏡筒が前記カメラボディに取り付けられた状態において前記撮像部と平行となる鏡筒側取付け面を有し、
    前記鏡筒側マウント爪は、前記鏡筒側取付け面と平行な平面に備えられること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 請求項1または2に記載されたレンズ鏡筒であって、
    記鏡筒側マウント爪と同一平面に備えられた前記鏡筒側マウント爪を補強する補強部を有すること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 請求項4に記載されたレンズ鏡筒であって、
    前記補強部は、前記鏡筒側マウント爪と前記鏡筒側マウント爪との間に備えられていること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 請求項3に記載されたレンズ鏡筒であって、
    当該レンズ鏡筒が前記カメラボディに取り付けられた状態において、前記鏡筒側マウント爪は、前記鏡筒側取付け面と前記撮像部との間に位置すること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 撮像部に入射する被写体光が通過する矩形の開口部を有するカメラボディに、前記開口部と向かい合うようにレンズ鏡筒が取り付けられる撮像装置であって、
    前記レンズ鏡筒は、光学系を保持する鏡筒と、前記鏡筒を前記カメラボディに取り付けるための複数の鏡筒側マウント爪と、を備え、
    前記各鏡筒側マウント爪は、前記開口部の対角線より短い直径の円周に沿って配置されており、
    前記レンズ鏡筒が前記カメラボディに取り付けられた状態において、前記光学系の光軸方向から見て、前記各鏡筒側マウント爪は、前記開口部の全ての角を避け、かつ、前記開口部の辺の外側に位置すること、
    を特徴とする撮像装置。
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