JP5164666B2 - 端子 - Google Patents
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Description
このような構成によれば、電線からの力を受けて両端子が相対的に変位しても、端子同士の接続状態を良好に保持することができる。
前記板部材のうち前記接続部が差し込まれる側の端縁部には、前記接続部を誘い込む誘い込み面が形成されているものとしてもよい。これにより、接続部がスムーズに対向壁間に差し込まれるから、端子を容易に挿入することができる。
前記接続部は、球形状をなすものとしてもよい。
前記接続部は、前記板部材に突出して形成されたものとしてもよい。これにより、板部材をプレスして接続部を形成することができるから、例えば鍛造や切削等により接続部を形成する場合に比べて、容易に端子を製造することができる。
前記孔部は、前記一対の端子の接続方向に長い略長円形状をなすものとしてもよい。このような構成によれば、接続部は、孔部の孔縁部のうち短手方向に対向する両縁に接触した状態を保持したまま、孔部の長手方向に変位することができる。したがって、例えば接続した両端子が振動した場合や、接続部と孔部との位置が相対的にずれていた場合等に、接続部と孔部とが相対的に変位することで、接続部と孔部との接触部分に応力が集中してしまうことを防止できる。
前記孔部は、前記一対の端子の接続方向に対して交差する方向に長い略長円形状をなすものとしてもよい。
前記案内溝は、前記接続方向前側の端縁から前記孔部に向かって幅広となる形状をなすものとしてもよい。これにより、接続部は孔部に近付くほど案内溝に深く嵌まり、一対の対向壁の間隔はその分小さく(対向壁の弾性変位量が小さく)なる。すなわち、接続部の挿入抵抗は、接続部が奥へ進むほど小さくなる。
前記孔部は、前記板部材に形成されて同板部材を貫通しているものとしてもよい。
前記孔部の孔縁部は、面取りされているものとしてもよい。
以下、本発明の実施形態1を図1〜図8によって説明する。
本実施形態における端子は、互いに接続可能な一対の雄端子10(本願発明の一方の端子に該当する)および雌端子20(同他方の端子に該当する)であって、それぞれ電線Wの端末部に固着されて使用される。各電線Wは動力回路に用いられるものであり、信号回路に用いられる電線Wに比べて径が太く、曲げ剛性が高いものである。各電線Wは、編組線からなるシールド部材Sにそれぞれ包囲されてシールドされている。
雄端子10は銅合金製であって、図2に示すように、全体として前後方向に長い形状をなし、後端部は電線Wに導通可能に固着される電線固着部11とされ、前端部は雌端子20と導通可能に接続される接続部12とされている。電線固着部11は、後方に開放された略円筒状をなし、その内側部分に電線Wの芯線が固着される。
雄コネクタMと雌コネクタFとを嵌合方向に向き合わせ、両コネクタM,Fを接近させる。すると、雄端子10の接続部12は、両端子10,20の位置が相対的にずれていたとしても、対向壁22の前端縁に突き当たることなく、スムーズに誘い込み面24Aに誘い込まれて対向壁22間に配される。このとき、接続部12は、誘い込み部26の案内溝27に嵌まって対向壁22の短手方向に位置決めされた状態になる。
次に、本発明の実施形態2に係る端子を図9によって説明する。
本実施形態の端子は、雌端子50の対向壁22に形成された孔部51の形状を前後方向(一対の対向壁22に対する接続部12の差し込み方向)に長い長円形状とした点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、本発明の実施形態3に係る端子を図10によって説明する。
本実施形態の端子は、雌端子60の対向壁22に形成された孔部61の形状を上下方向(一対の対向壁22に対する接続部12の差し込み方向に対して交差する方向)に長い長円形状とした点で、実施形態2とは相違する。なお、実施形態1または実施形態2と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、本発明の実施形態4に係る端子を図11〜図13によって説明する。
本実施形態の端子は、雄端子70の接続部71が雄側対向壁72(本発明の板部材に該当する)に突出して形成されたものである点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
各雌側対向壁22には、実施形態1の雌端子80と同様、雄端子70の接続部71が嵌合可能な円形状をなす孔部25が形成され、また一対の雌側対向壁22のうち前端縁部は誘い込み部26、その内側面は誘い込み面24Aとされている。
雄端子70の後端部は、電線Wに導通可能にかしめられるバレル部73とされている。このバレル部73は、雌端子80のバレル部21とほぼ等しい形状をなしている。
実施形態1と同様、雄コネクタMと雌コネクタFとを嵌合方向に向き合わせて接近させると、雄端子70の雄側対向壁72の前端部は、誘い込み面24Aに誘い込まれてスムーズに雌側対向壁22の間に差し入れられていく。
こうして、実施形態1と同様、接続部71の球面は、孔部25の孔縁に全周にわたって押し付けられた状態になり、両端子70,80が導通可能な正規の接続状態になる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)上記実施形態では、接続部12は雄端子10の前端部に設けられているが、これに限らず、例えば前後方向中間部に設けられていてもよい。
(4)上記実施形態では、一対の対向壁22の両側に誘い込み面24Aが形成されているが、片側のみに形成されていてもよい。
(6)上記実施形態では、案内溝27は、孔部25に向かって幅広となる形状をなしているが、これに限らず、例えば案内溝の幅寸法は一定とされていてもよく、また孔部に向かって幅狭とされていてもよい。
(10)上記実施形態では、孔部25の孔縁部は面取りされて接触テーパ面25Aが形成されているが、必ずしも面取りされていなくてもよい。
12,71…接続部
20,50,60,80…雌端子(他方の端子)
22…対向壁(板部材)
24A…誘い込み面
25,51,61…孔部
27,81…案内溝
72…雄側対向壁(板部材)
Claims (12)
- 互いに接続可能な一対の端子であって、そのうち一方の端子には、外周面に球面が形成された接続部が備えられ、また他方の端子には、前記接続部が嵌合可能な孔部が形成されており、
前記孔部は、前記接続部と前記孔部との嵌合方向に弾性変位可能であって、且つ互いに拡開方向に弾性変位可能な一対の板部材の少なくとも一方に形成され、
前記一対の端子を接続する際、一対の前記板部材の間に前記接続部が差し込まれると、前記接続部と前記孔部の周縁部とが接触して一対の前記板部材は前記拡開方向に弾性変位し、前記接続部が前記孔部に嵌合すると、一対の前記板部材は弾性復帰して前記接続部の球面を前記孔部の孔縁部に押し付けた状態で保持するものであって、
一対の前記板部材のうち前記接続部が差し込まれる側の端縁部には、互いに離れる方向に屈曲された形状をなす誘い込み部が形成されており、
前記誘い込み部の内側面には前記接続部を誘い込む誘い込み面が形成されており、
一対の前記板部材のうち前記孔部が形成された前記板部材には、前記誘い込み部から前記孔部まで連通されて前記接続部を案内する案内溝が形成されていることを特徴とする端子。 - 前記孔部は、前記一対の板部材の両方に設けられて互いに対向する位置に形成され、前記接続部の球面は対をなして配されていることを特徴とする請求項1に記載の端子。
- 前記接続部は、球形状をなすことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端子。
- 前記接続部は、前記板部材に突出して形成されたものであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の端子。
- 前記孔部は、その孔縁部が前記球面に全周にわたって接触可能な略円形状をなすことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の端子。
- 前記孔部は、前記一対の端子の接続方向に長い略長円形状をなすことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の端子。
- 前記孔部は、前記一対の端子の接続方向に対して交差する方向に長い略長円形状をなすことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の端子。
- 前記案内溝は、前記誘い込み部から前記孔部に向かって幅広となる形状をなすことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の端子。
- 前記案内溝は、前記板部材を板厚方向に打ち抜いたものであることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の端子。
- 前記接続部の球面と前記孔部の孔縁部とのうち少なくともいずれか一方には液体金属が塗布されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の端子。
- 前記孔部は、前記板部材に形成されて同板部材を貫通していることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の端子。
- 前記孔部の孔縁部は、面取りされていることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の端子。
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